感情という乗り物...めがね

 

 

航海し続ける尼とネコ - 2010年04月17日(土)

行楽の帰りにしんどくなってベンチに座った
腐った木材が適度に湿気ていていた
森の中、霧の中、お昼過ぎなのに人気がない
暑くも寒くもないその場で、急に槍が降ってくる

一本の大きな槍

自分の真上に落ちてきて直撃したと思った瞬間、その槍はもうなかった

冷や汗が背中を伝い、無意識に背筋を伸ばしていた
頭はクラっとしたが、持ちこたえた

鳥の鳴き声が急に大きく聞こえるようになったような気がした
気がしただけかもしれない

永い眠りに落ちようと考えた3秒前の出来事


...




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