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日々闇雲日記。

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2006年01月31日(火)
その報酬は無形だった



※前回までのあらすじ※
 某広告制作会社に事務(正社員)として転職したMは「性格の不一致」という理由にて勤続半年でクビを食らい、いじめられっ子小学生のように泣き泣き家に帰ってくる。
 ファッキン。

 む・な・く・そ・わ・り――――――――――――――――!!!!

 はい。
 1週間、ファー様(出典:神聖モテモテ王国)よろしく「バンカラビーム」の閃光を四方八方に飛散させ、本社のあるところと職場のあるところをそれぞれ跡形もなく消滅させたい(仮想現実)管理人です。
 子リスなんかどうでもいい事でもばしばしメール返事出してきたのに、今やこっちから業務連絡してもシカトだぜ。職場で話しかけても来ないぜ。どう思う。むかつくからネットで書いちゃう。←こんなコトしているから心の偏差値低いんです私
 何をやっても没法子な人生についに途方に暮れ、

「ケッ当たるもんかボゲッ!!」

 と鼻でハナハナ笑っていた細木数子の『○星人の運命』をついに買ってしまいましてよ。
 ついに寒さに耐えかねてババシャツを着てしまったような、あるいは、ジーパンの下にストッキングを穿いてしまったような、なんか、すっごい、自分に負けた感じですことよ。
 ちなみにそれによると、今年は大殺界のどんづまりですってよ奥さん。

 今年いっぱい続くんかい。まだこれが。

 そんな時に救われるのが、こんな時のこんな私にもいただける人様のはげまし。
 家族とか友達とか皆さん、ありがとう。まじでまじでね。
 人の情けが身にしみるるる。

 会社のやり方は、汚い。
 言いたいことは、山ほどある。
 正直、最初の1日は線路に飛び込みたい衝動に駆られた(それ言ったら皆にものすごく怒られた。当たり前だけど。ってか、言うなよ自分)。
 法を盾に居座ることも、批判することも責めることも出来る。
 でも、忘れる。
 私も悪い事は山ほど思い当たるし、人様に好かれる人間になる要素が足りなさすぎたし、知らなさすぎた。
 この会社が求めていたのは、「事務」じゃなくて「職場や皆に義務を超えて尽くすことが苦痛でなく、みんなが居心地よくなれるように気配りが出来る人」「皆に好かれるものを持っている人」だったのだ。
 そんな会社から見れば、ネジが抜けてて気配りの出来ない私は、さぞかし厚かましく、自己中心的で、世間知らずな鼻持ちならない女に映ったことだろう。会社は「事務員としての私」ではなく、「人間としての私」を拒否したのだ。
 勿論、人の一生を左右する雇用の問題で、企業がそんな事をしていいはずはない。
 それは採用した会社の人を見る目がない、我が儘というものだろう。
 だけど、小さな会社の5人しかいない職場のこと。一人だけ異物が入り込んだことで、売上の主力である支社長がイライラして効率が落ちれば、もしかして業績や売上まで左右するとしたら、どうだろう?何もかも承知の上で、というか何があってもそうしたい一心で、異物を取り除く判断を下すんじゃないか?
 ・・・・・・・・・でもまあ、だからといって、今の私に、この会社が求めるものはないわけだし。
 それは私が事務の仕事より知らないことで、苦手なことで、孤独になりたくなければ、これから頭を使って鍛えていかなければいけないことだから。

 前任の女の子が羨ましかった。
 彼女は仕事が出来る人で、よく言えばヒューマンスキルの高い、悪く言えば要領のいい人だった。プロに徹し、皆が気持ちよく仕事をするため、職場のためなら時に義務以上の事も辞さない、会社と職場のために尽くせる人だった。職場に気を配り、目上の人を立て、自分は一歩引いて振る舞える人だった。
 そして、ほとんど初対面の私にも驕らない。
 一言で言うなら、できる人だった。
 子リスに「○○さんはああだったんですよ」「○○さんはこうだったんですよ」と教えられるたびに、職場にとけ込みたかっただけに私は彼女と比べられ、彼女のした通りにしなければならないような気がしていた。
 だけど、なれなかった(当たり前だが)。
 できないとわかって来ると、私はいまだに職場でそれほどの影響力を持つ彼女に嫉妬さえした。
 羨んだのは、彼女がとても幸せに見えたからだ。
 だけど私は(たぶん制作職は知らないだろうが)、引き継ぎを通して彼女の仕事ぶりを見て、知っている。
 彼女が仕事以外の局面でも、特に人間面でとても努力をしていた事を。
 それが私の人生で全くしてこなかった、考えたこともなかった事だったのだと。
 彼女の善意と犠牲を当然と勘違いして甘受していた職場に、私みたいな気の回らぬ女は異物以外の何者でもないだろうし、そして彼らの内なる要望と不満を「勘違い」と言い切る私には、所詮水と油だったのだ。
 それでも今回は、私は自分にも原因がある事を認め、そして変わりたいと思う。

 自分の内面を磨こう。
 要領よくといかないまでも、成長しよう。
 これが決めたことのひとつ。

 客観的に見れば「解雇」なわけだから、別にムカつかないわけじゃない。
 いきなり路頭に迷わされるわけだし、再就職しようにも履歴書に傷は付いたと思っていいみたいだし(←面接で早速訊かれた)、しかも理由も理由だから、どーしたもんかと頭抱えてるし。
 だけど、いつまでも自分を可哀想がっても、別に首が繋がるわけでもなし、繋がったところで私がこの会社を嫌になっているし、そんな暇とカネがない。
 それに、こんな目に遭っても、あのまま前の会社に居座るよりずっと良かった気がする。
 前の会社にいたら、私は大手にあぐらをかいてたくさんの人に埋もれて機械的に仕事をして、自分の人間的な欠陥に気づく機会さえ与えられずに一生を終えていたかもしれないのだ。
 それが拒絶された事で、自分に足りないものをたくさん、具体的に自覚できただけでも凄い進歩であって、それだけでも賃金以上の価値がある。
 もう会社に未練はない。
 後はもう国から貰えるものを貰えたらおさらばさらば、それでいい。

 今は難しく考え込まず、時間をやり過ごす事。
 とにかく前へ前へと頭を動かし、手足を動かす事。
 金のあるうちに美味いものをたらふく食え。
 そして出来るだけ眠る事。

 ・・・・・・・・・・ん、いや、結局、こーなったからには早急に飯の種を見つけなければ、ってとこなんですけどね。
 貯金はないし退職金は出ないし、失業保険も3ヶ月待たなければいけないかもしれないけど、とにかく親への生活費と生きていく日銭だけでも確保できたら、まあ生命の危機には直結しないわけだし、しばしの間は休みたいですよ。




2006年01月28日(土)
間違っても不幸なんかじゃない



 どうも。
 ようやく半年前に某広告制作会社の事務(正社員)という安息の場を見つけたと思ったら、いきなりクビ事態発生人生エマージェンシー、その転落振りも我ながらアクロバティックと思った管理人です。
 またも根無し草人生に逆戻り。
 いくら会社が会社だからって、ついてねー。
 怒ったり励ましてくれたり慰めてくれたりしてくれた家族と知人友人様がた、この場を借りて感謝。
 何とか立ち直れそうなので、本当は書いていいのかもわからず、また正直書きたくないのだが、経緯の覚え書き。

 昨日の午後イチ、職場近くの喫茶店で、上司と私が差しで向かい合ったと思し召せ。

「業務上の失敗ではない、一生懸命やってくれているのはわかる」
「仕事で迷惑を掛けられた覚えもないし、会社が不利益や不名誉を被ったわけではない。引き継ぎ3日で仕事を始めて貰って、大変なのは分かっている」
「ただ細かいところで、当社からの要望に応えられないのではないか」
「長く勤めようという意思を聞いて、むしろ不安になった」
「今でさえ無理してもらっているのに、これから会社が大きくなろうという時に、これ以上Mさんに無理をかける訳にはいかない」

 解雇じゃん。思いっきり不当解雇じゃん。

 思い当たる事もないではない。
 朝から直行で営業外回りしてから会社に出てくるなら「帰社」と言うべき所を、電話口で「出社」と言ってしまうとか。
 本社に領収書をそのまま1枚ずつFAXして、社長の前で紙を無駄遣いしてしまうとか。宅急便を「間に合わない」という理由で、受付時間が遅いとはいえ高いサービスで送ってしまい、
「翌日でよかったのに何で経費の無駄遣いするの!」
 と本社経理のおばちゃんに怒られたりとか。
 つまりはそういう1回や2回なら見逃せる細かいポカでも、何度も何度も重なってしまい、私から与えられる不安が累積してだんだん許せなくなり、ついにはどうしても耐えきれなくなったんだろう。
 確かに、納期ギリギリでこれでもかとテンパっている時に、

「先月締めの請求書が今頃来ているんですが、どうしたらいいですか?」

 などと私に助けを求めてこられて、「今更払えない」という本社のキッツイおばちゃん相手と「払え」と言うエキセントリック爺さんとの折衝役に駆り出され、自分の仕事以外の時間を使わされれば、そりゃあイライラもしたろうさ。
 あまりの要領の悪さに、

「いい加減にしてくれ」

 とも思ったろうさ。
「だけど、引き継ぎ3日、教えてくれる人間ゼロ、期間半年足らずで満足に出来るわけないだろう!」
 とか、
「前任者のように、法務関係の契約書サインから飲み会の手配まで、いたれりつくせり痒いところに手が届いて、いちいち職人たちの顔色窺って機嫌を取れる事務ばっかとは限らないだろ!」
 とか、
「指示はろくにしないくせに曖昧でイメージのいい言葉ばっか連発しやがって、臨機応変てなんじゃコラ!」
 とか、
「イライラさせているのは私のせいだけじゃないんじゃない。あんた含めて本社や他の人の色んな思惑が絡んで皆が好き勝手言った結果、しわ寄せが私に来て私が右往左往するしかなかったんじゃボケ!!」
 とか、
「私に不満があって解雇するぐらいなら、何故今まで注意や訓戒もしなかったのか?どんなにソリが合わなくても、上司ならそういう努力を放棄していいのか?」
 とか、
「雇用契約書のない契約といいサービス残業といい賞与でない賞与といい経理の抜け穴の数々といい、グレーゾーン多すぎだけど、そこまで滅茶苦茶していいのか?」
 とか、
「いわゆる「性格の不一致」とか「適性」とかの問題は、入社選考の時点で吟味されるべきであり、3ヶ月の試用期間もとーっくに過ぎている今、簡単に労働者を解雇していいという話にはならんだろ?」
 とか、
「無論、当人に黙って後釜の応募をかけていいという話にもならんですよ。何のための試用期間であり、何のための正社員(終身雇用)なのか?」

 とか、そりゃーもー言いたいことは色々あるが、今ここに書いただけで全部胸にしまって去る。
 助けを求めた訳じゃないけど話を聞いた会社の人は、

「この会社は結構人が辞めさせられていく会社だし、私も似たような経験はある」
「けど、私はここの会社に雇われているから、そのやり方を『ひどい』とは言えないし、出来ることは関わらずに黙って見ている事だけ」

 私が彼女でも同じ返答をしたかもしれない。
 いや、したと思う。
 むしろ彼女は(少し)泣いてくれただけ(そう思う私はとてもお人好しかもしれないが)、思っていたよりずっと善良だったのかもしれない。
 そう、私はツイてないかもしれないけど不幸なもんか。
 身体だって五体満足だし、まだ若い。明日から収入がなくなる訳じゃない。
 怒ってくれる家族だって励ましてくれる友達だっている。背負うものもない。
 もう経理のおばちゃんに怒鳴られたり、「私は悪くない」と思いながら本社と爺さんの板挟みになったり、子リスの思いつく我が儘や、爺さんのエキセントリックぶりに振り回されなくてもいいんだ。
 もう「これはどうやるべきなのか」「これは私がやるべき事なのか」「それはどういう事なんだ、あの人は何をどうして貰いたいんだ」と、毎日毎日、地雷原を踏むような思いで迷ったりしなくていいんだ。
 今、私の身の上に起きていることは、許される事ではないけれど、実はよくある事なのは認めざるを得ない。
 だけど、それがさも自分が世の中で一番不幸みたいなしゃっ面をして立ち止まり、時間を無為に空費するほど暇でもなければ、前の会社の並み居る慰留を蹴ってまでその会社を選んで、今日まで「この会社で長く働こう」と思って働いていたのはまぎれもなく自分であるわけで、拒まれた瞬間から掌返したように罵倒の限りを尽くし、自分を腐らせていいのか?
 全ては自分のため。

「業務は一生懸命やらせていただきましたし、残業も頑張らせていただいたつもりですが、その上で会社としての判断が今回のような事であれば、もう私にはどうしようもありません」
「どうぞ今回の応募から、会社の要望に合う方をお探し下さい」

 言ってやったわよ!!
 ああ、涙ながらに言ってやったわよ!!それ以上何を言えっていうの!!
 前妻恋しさに後添いが見劣りして見える心理で、お前が私の前任みたいな「託児所のお姉さん」「気配り屋さん」「オールラウンダー」「菩薩の慈悲心とカミソリの有能さを兼ね備えた事務」を求めている事ぐらいわかってるんだよ、だけどその彼女の話をすると誰もが言うんだよ、

「そんなん滅多にいない」
「そんな仕事までするのって、事務?」
「だから彼女、辞めたんじゃない?」

 と!!
 だったら気の済むまでお気に入りの事務をお探しやがれ!!何なら前任に帰ってきて貰えば?!「お前はもういらない」と言われた以上、そっから先は私の知った事じゃねえし引き継ぎもしねぇ!!
 そしたら野郎、

 うなずきやがった。こっくりと。

 ばーか!ばーか!!
 お前は厭味を言われている事にも気づかないのかばーか!!お前なんか、お前なんか、さっさと深夜の仕事場で血反吐吐いて過労死しちまえうん○たれ――――――――!!!
 そこで実は涙は引いたのだが、場も持たない事だし言葉は続かないしで、とりあえず泣き続ける私に、上司もさすがに気まずくなった(というか邪魔くさくなったと見た)らしく、

「今日はもう帰っていいから」

 と言って逃げたので、帰り道に途中下車してミナミに寄り『パイファクトリー』でケーキ2個をガツガツ食って、

「どんなに悲しい時でも、うまいものはうまい」
「うまいものは人を幸せにする」

 とあらためて確信し、ネットで場所を調べておいた大手派遣会社に登録に行き、「まだ(私が働ける時期からの)仕事が来ていないので、3月に来てください」と言われて帰る。
 さらに電車に乗って再度途中下車したところの職安に寄って求人を見て、でかい本屋をハシゴしながら夕方までブーラブラ。その時この5ヶ月、本をほとんど読んでいなかった自分に気づき、本の匂いに安堵する。
 そこでたまたま平積みから手に取ったこんな本にいたく感銘を受けて買い、喫茶店でまるまる1冊読破してかなり元気づけられて、帰宅。
 事の顛末を話した家族が全員、「金なんて何とかなるからそんなクソ会社こっちから辞めっちまえ!!!」と笛吹ケトルのように耳から「ピー」と煙を出して怒ってくれたのに元気づけられる。

 そして決めた事がある。

 つづく。







2006年01月26日(木)
マジですかクビですかNEETですか


 どうも。
 職場で何気なく愛すべき上司の机を見たら、明日面接予定のグラフィックデザイナー採用関係の書類があったので、「そういえば私、この人らの住所知らなかったな。履歴書返す時の為に確認しとかなきゃ」と目を配ってみたところ、

「御社の事務に応募しました」

 と書いてある書類が数部見つかる。
 なになに?「経理事務の経験あります」?「前職で培ったスキルを生かして御社の業務に貢献したいと思います」?「3月から働けますよろしくお願いします」?

 ・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・はて。
 この人たちの応募してきている仕事は、今のところ私の担当なのだが。・・・・・・・・・・・
 いくら最近の本社が人員補充に血道を上げているとはいえ、今のところ常勤5人の職場で2人も事務を養うほどの余裕は、さすがに当オフィスにはないはず。というか、事務1人(私)が午前中から暇で今日もネットサーフィンぶっこいてる現状、新たに人員を雇い入れる必要は、ちょっと考えにくい事態なんじゃないかと?
 勿論私はそんな話はちょっこらちょいとも聞いていない。
 でも聞いていないがゆえに、

「・・・・・・・・・あやしい」

 とすっげえ嫌な予感がした私、(さすがに少しは悪いと思ったがそんなに遠慮している場合でもない、むしろ一刻を争う事態と勝手に判断し)上司のマックを立ち上げて、本社からの採用担当からのメールを覗いてみる。
 おお。あったあった。

「先週、社長から大阪の事務の募集を掛けるように指示がありました」
「Mさんの事は存じ上げなかったのですが、内緒で書類送ります」

 ・・・・・・・・・・・・・。

 ク、ク、ク、クビですか俺様――――――――――――!?!

 ・・・・・・・・・・・とまぁ、久々に自分の人生にファッキンでブラッディでデンジャラスな臭いを嗅いで、へーろへろのへーまへまのこの日記の管理人です。
 本日記始まって以来、最強の体当たり&命懸けの前振りですね。ブエノス・ノーチェス。
 何ですよ私に内緒って。
 ただの人員補充なら私に内緒にする必要ってあるのかね。
 ていうか社長、アンタ、

「経理は難しい事を考えず本社に任せろ」

 とか何とか去年の年末、大阪に来たとき言っていたんじゃないのかね。なんです1ヶ月足らずでその変貌振りは。私何かしましたか。年賀状も送りましたよ。
 うーん。
 わからん。
 何をどう何遍考えても、理由がわからん。
 何で試用期間もとっくに過ぎて仕事も慣れてきた今?
 まぁ、当人には見えない大人の事情もあるのが世の中で、「私は頑張っているよ」と言うのは容易いが、仕事で頑張るのはある意味当たり前で、人は思ったよりわかっちゃくれないし、期待もしちゃいけないって事くらいは弁えてるつもりだけどさ。
 だけどさ。
 だけどよ。
 これだけ頑張ってこの結果なら、会社に言いたいことは大いにあるぞ私は。
 まず私のスキルの現状がそれほど不服なら、他にも応募者はいただろうに、何故引き継ぎ期間3日しか取れない人間と知っていて雇ったのか(しかも採用概要には、「1ヶ月の引き継ぎ期間あり」とか書いておきながら)?
 今も、私がやっている仕事を、新しく来るどっかのどいつにやらせるとしたら私はお払い箱、つまり、

『会社都合による解雇』

 って事になると思うんだが、私はそうなっても仕方がないような事態、たとえば犯罪を犯したわけでも企業信用を失墜させたわけでも、会社の利益に重大な損害を被らせた訳でもなければ、無断欠勤を繰り返すなど、社会人としてのルールを破ったわけでもないと思うんだが?
 これは証言が取れるが、勤務態度は4年以上勤めた前の会社同様、極めて普通だったはずなんだが(実際、あまりの事によろれりと放心状態になり、つい側にいたデザイナーチーフの女の人に右から左へ言ってしまったのだが、その人曰く「なんで?」「Mさん普通でよくやっているのに、信じられない」と驚かれた)。
 確かに、

「社長が大阪経理のへまぶりに陰で怒っている」

 との話は聞いていたが、本社経理を毎月騒がせている張本人、本社が取り込もうとしてうちに今在籍して貰っている、元某制作会社のおっさん67歳のクライアントとの摩擦問題だって、先月の請求書とか忘れた頃に持って来たりするおっさんが悪いのであって、私の仕事能力の問題ではないと思うぞ?おっさんの言う事拒否したり嫌な顔をすれば「職場の雰囲気がどーたらこーたら」と怒られるの私なんだぞ?
 引き継ぎ3日。
 自分以外にその業務に携わる者なし。知識全くなし。
 教えてくれる人間は、たまに電話が掛かってくる本社経理だけ。
 そんな状態で半年以内で前任者同様に仕事がこなせると期待していたとでも?
 全く今の会社の仕事を知らない、(5ヶ月前の私と同じ)新人を入れて私が引き継ぎをすれば、今慣れかけている私以上の仕事が出来ると思っているのだろうか?
 5ヶ月前の私と同じ事が起きるだけではないだろうか?
 私がおっちゃんとの間で、

「○○さん、伝票書いてください」

 と言ったらすぐさま書いてくれる関係になる、「Mさんこれ」と今月の売上予定を自分から書いて出してくれる、そんなちょっとだけ気遣いを見せするようになるまで、どれだけ苦労したと思っている?何のために来る日も来る日もタダ残業して、経理のおばちゃんに怒られながら仕事覚えたんだ?
 ようやく「落ち着いたかな」って頃にいきなり不意打ちくらわしやがって、何のための試用期間なんだ?
 この5ヶ月のすべては何だったんだ?
 ていうかさ、

 そんな人を見る目のない会社、こちとらから辞めてくれるわボケがッ!!!ケッ!!!
 ばーかばーか社長死ね!経理のおばちゃんも過労死しろ!ついでに会社も潰れちまえー!!仕入売上額、支払先行ばっかで今月もかつかつのくせにー!!←あっ

 よし。
 悔しいからめそめそ泣いてなどやるものか。私、元気。
 極力冷静になって考えるに、もはや本社、しかも最強のポストがそこまで勝手に決めてしまっている以上、私がどうこう言って通る問題でもなければ、今回は万一交渉で回避できたとしても、この先長くはなかろう。
 となると、後腐れ無くどれだけこっちの言い分を通して、そしていかほど頂くか。そしてさっさと再就職先を見つける、だな。
 それが難しいとも言えるんだが、時間は残されているのだから、何とかなるべ。





2006年01月21日(土)
お前が悪い。お前が悪い。何から何までお前が悪い。

 
 どうも。
 携帯の利用コースを替える事にし、ついでに前々からの懸案であった携帯の機種変更もこの際やっちゃえーいとおもーい腰を上げ、26ヶ月目にして自分の携帯の利用明細を初めて見た、この日記の管理人Mです。
 今月の通話料合計、374円だって。
 それだけ使ってない、携帯が必要ない生活をしているって事だけど、機種変更どころか、携帯持つ事自体に意味があんのか疑わしくなる金額やね。利用価値において石鹸箱以下だわ。
 こないだも身内が電話を掛けても私が着メロオフにしたまんま着信チェックもしないから繋がらず、翌日に怒られてやっと気づいた案配だし、子リスからはほぼ毎日毎日、

「積雪で電車が遅れているので5分ほど遅刻します」

 とか携帯にメールが来るのはいいけれど、無視するのも向こうが出社するまで安心できないだろうと思って、「わかりました」とか一言的な内容を、(笑うべき事に)内心ヒーコラ言いながら打って送信し、ほっと一息つくのもつかの間、その半分以下の速さで返信が返ってきて、なんだか携帯の画面見ながらキリキリ胃が痛くなってくるし。
 ケータイって、何であんな入力に時間かかるし変換はばかなの。
 いっそのことノートパソコン起動してメーラーで送った方が絶対速いってば。うざったい。←あっ
 ていうかさ、制作職は別に時間が決まっているわけじゃないんだから、5分や10分の遅刻ごときは本人次第というか、極端に言えば私のあずかり知った事ではないわけで、毎日ケータイで謝って来られてもって感じで、しまいには、

「毎日その可能性があってそれほど気になるならさ、今の季節だけでも5分早く家を出りゃいいんでは?」

 なんて思ってしまうのは私が意地悪でも向こうの気遣いがわからないからでもなく、ひとえに携帯メールという代物が面倒くさいから。たぶん。きっと。めいびー。
 ああ、面倒。
 今回の狙いは携帯そのものというより、ムラマサ(ノートパソコン)のデータ受信(モバイルインターネット開通)であって、ネットで探したところ、格安と巷で噂のウィ○コムの通話定額プランを見つける。
 エリアや送受信は特に問題なさそうだし、見れば手頃な値段のデータ定額オプションもあってなかなか良かったのだが、今の携帯が身内との家族割引が適用されている為、相談数秒後に却下される。
 ああ、面倒。
 「家族割引」って、その携帯に満足しているうちはいいけれど、本当は他社のサービスに移りたくなってもその家族と良好な関係を壊したくなければ、一生入り続けなければならないって事で、無理を通したければ、家族喧嘩から家族会議にまで発展するのを覚悟しなければならないケースもあるかもしれない、いいやないとは言わせないっていう、ある意味罪作りなサービス。
 誰が考えついたのか日本人の「協調性」と「家族主義」を巧みに突いた商法とも言え、「一人の住所が変わっても変わらず適用されます」ってのは「一度入れば死ぬまで離しません」みたいで、ある意味恐ろしい。
 でもさ、

「私、お前に勧められて今の携帯入る時、本当はボー○フォンが良かったんだけど、喧嘩沙汰になって私が折れたんだよな?」
「お前はこの前、家族割引適用のスポーツジム、勝手に辞めたよなぁ?」


 というツッコミも妹は頭の中で鎌首をもたげたよお姉ちゃん。ウィル○ムは諦めてあげるけど、結構癪に障ったからネットでこっそり書いちゃうわ。
 てなわけで気を取り直した私は、今の携帯会社のWEBとカタログ冊子を調べたが、

 なに書いてあるか全然わかんないんですが。

 だから私の知りたいのは、どの程度のHPをどの程度閲覧した時に通信料月額がだいたい幾らで済むか!!!あるいは、電話機を使ったデータ通信で2000円以下の定額コースはないのかって事!!!!
 何なのあの、迷路に入り込んだみたいなサイトの構成は!!意味不明の語句の洪水は!!説明もなく何度も押しつけられる情報は溢れかえるほどあっても、求めている情報がなかったら何の訴求力もないじゃない!!
 なんであんなケータイごときで、わざわざ金払ってまでテレビとか音楽とかインターネットとか見なきゃならない、っていうか何で頼みもしないのになにクリックしてもそんなコーナーばっか出てくるんだ!?加入者が飽和状態で、それでも利潤は今まで以上に叩き出さなきゃならない、携帯電話会社のもうけ主義丸出しにしか見えないのは私のひが目だとは思うけど(一応一歩引いておく)、商品知識のないバカにでも商品の特徴を理解させるのが、販促ツールってもんじゃないの!!!??
 はーはー。
 なんて疲れさせるサイトなの。おまけに何一つ有用な情報は得られないし。
 しまいに諦めてブラウザ閉じる時には、

「ああきっとこの会社は、大河ドラマでお忙しい仲間由○恵様にギャラ出し過ぎて広告代理店に制作費出せなくて、コンペの時に値段だけでWEB制作会社選んだのだな」

 と悪態ついて無理矢理自分を慰める。
 私は悪くない。ウィ○コムはHP見ても何が書かれてて何を売っているのかちゃんとわかったから。ケータイは電話とデータ通信だけできればいいもん。ついでだから機種変更もと思っただけだもん。ていうかケータイだけならかんたんケータイでいいもん。もん。もん。悶々悶々。
 と思ってカタログめくって「かんたんケータイ」を見たら、

「・・・・・・・・・・・・」

 違う!
 私が求めているのは小林桂樹と藤村俊二が持ってるような、テレビのリモコンみたいなやつ!
 番号以外はボタンが3つだか4つだかしかないやつ!!
 メールなんか打ちようも受信のしようもないやつ!!
 私が王様なら、「ケータイに通話以外の機能つけた奴は死刑」って法律作るね!!変じゃないねおかしくないね、電話なんかしょせん電話なんだからみんなあんなんでいいもんね!!
 メールなんかパソコンで十分だもんね、パソコン買えない資本主義の弱者は我慢しろって感じだもんね!


 メール送受信が出来るなんてかんたんケータイ、かんたんケータイじゃないもんね!!

 ・・・・・・・・・・・はい。
 そんな感じで全然収拾がつかないのですが、今回『ムラマサネット開通計画』に動いてみて、今のところ重い腰がますます漬け物石のように重くなったのを感じつつ、一人でにえにえと怒っておりました(それも、なんだかウィ○コムの回し者みたいな事まで書いて)。
 続くかもしれませんが、なにしろ気が重いので、数ヶ月様子見て忘れてそのままかもしれませぬ。
 誰が悪い?a○だよね?
 
 長々とつまんない話ですいません。



2006年01月19日(木)
好き?


 どうも。
 おひさです。
 アクセス解析を見るとグーグルだのヤフーだのの検索から当日記にお越しになる方が、最近ブックマークの方並みに増えておりまして、しかもその方々の9割(どんぶり勘定で推定)が同一のキーワードで検索をかけられている事に気づいた管理人です。
 何でウチなのか?
 そのキーワードを扱ったサイトは他に数もあろうに、その事について書いたのはたったの1回で、しかも大した事を書いた訳ではないのに、全員違う人だし。
 この前なんか、違う人が3日連続で一人ずつ、そのキーワードで検索していらっしゃったのにはビックリしたが、その数瞬後に、

「これだけの人が割とマイナーと思われるこの言葉を毎日こんなに検索しているのか。・・・・・・・・・・・」

 とか思い至り、別の意味で軽い感動さえ覚えてしまいましたよ。
 そんなみんなの熱い関心を集めるキーワードとは、

 「吸いたくなるマン」

 いや、別に、いいんだけど、何で?
 皆さん、そんなにお好きなんですか?
 あの着ぐるみの彼。

 さて久々の日記更新。
 その間、「お部屋模様替えフェスティバル」一人開催中で、特に私をパソコンに向かわせるほどの事はなかったんですが、

「ロフトのイエローバザーにあのケッタイな店内のテーマソングを覚えるまで通い詰めて散財」
「部屋でアロマキャンドルを燃やしていたら、キャンドルを置いた棚まで燃やしてしまいあわや火事寸前」
「某出版社におもっくそ遅れた年賀状の返事を出すが、その直後に寒中見舞いの存在を知り、あの時期にはもう賀状は非常識と知って頭を抱える」

 ぐらいな感じで、まったくしょうもない日々。
 年明けから仕事も暇。
 特に今週は簡単な仕事ばかりでほぼ給料ドロ状態続く。
 まあやらねばならない時は否応なくぶりばり働かざるを得ないのだし、私一人肩で力んで両腕をぐるぐる空回りさせても仕方がないのだから、忙しいときに残業代も出ない代わりぐらいに思っとけばいいんだけど。
 制作職が毎日夜遅くまで忙しい(商品を作っている)時が、わしの暇なとき。
 制作職が仕事を終えてやっと暇になった時が、わしの忙しいとき(出来上がった商品の請求を上げなければいけないから)。 
 だから忙しい日はそう遠くなく来る。
 ・・・・・・・・・なんて言い訳を心の中でしつつ、本日も午後からは会社でララーとネットサーフィン三昧。
 本日、職場の近くで小粋でお洒落なブックカフェを見つけ、あまりに良かったので、ラララーと会社に帰ってネットでそのお店のHPを見つけ、電話番と来客応対とかメール処理とかしながら、読み応えのある店主日記を定時まで読みふける。
 その店は、デザイナーズのシックな内装はよし、置いてある本や雑貨のセンスよし、何よりいいのは、オフィス街のあの界隈で信じられないほど静かな店内。
 あの静けさと清潔さは何とも言えないなあ。
 週替わりのトマトスープも、オーダーした時は足りないかなと思ったが、意外となかなかのボリュームで、厚切りトーストのシンプルさと丁度合っててウマ。自家製ブイヨンということだが少々強めの塩っ気が、ご家庭の味って感じ。
 最高だ。
 おなかはいっぱい、頭の中は空っぽに出来て、リフレッシュ。あー、人間、本とか雑貨とか好きなものに囲まれていると、なんて癒やされるんざんしょ。
 こういう利益追求より店主の趣味優先、っていうか丸出しで、店自体がアートなのに自己満足に終始せず、お客がゆったりできる店って、資金繰りとか運営とかも難しいかも知れないけど、もっと増えて欲しいなー。
 そのHPを私はここにリンクを貼り、

「ねっ!?いかすでしょ!?」

 と全世界に発信したくてたまらないのだが、いくら閑古鳥日記ったってそれでは職場の所在がバレバレなのと、やはし私の秘密の隠れ家にしておきたくなったので、思わせぶりだが貼らない。
 ちなみに漫画喫茶ではありません。念のため。

 最近の音楽はエヴァネッセンスの『フォールン』。
 「どの曲もハードでドラマティカルでメロディックで綺麗に作られていて、どの曲も印象に残らない」1枚。
 どれもこれも同じ調子なので、1曲ツボに入れば全曲中のヒット率は自動的に8割から9割に跳ね上がるという、ある意味1粒でなんとやらのおいしい一枚。
 弱点は、どれも同じ調子なのでヘビーローテーションで聴き込むと飽きるのが早いこと。
 3日聴くとさすがに飽いたなり。

 こんな感じであります。
 禁煙以来、頭はようやく創作分野でもフル稼働開始。
 さてさて効果のほどはどうかしら。←半ばアテにしてない




2006年01月08日(日)
1ヶ月後には食う


 どうも。
 2年振りぐらいにポルノグラフィティなどをレンタルして聴いている管理人です。
 どういう風の吹き回しか、葉加瀬太郎と喜多郎と姫神なんてのも借りちゃった、って、ほんとにどんな風だ。アメリカあたりで吹き荒れたら女の名前つけられるに違いないほど珍しい。

 さて。 
 先日、ド○ールの禁煙席でミラノサンドBセットを食い終わった時、自分のトレイの上に乗っている灰皿を見て、無意識に取ったらしい自分に苦笑しながら愕然とし、喫煙者でも非喫煙者でもない、何とも言えない心情を味わったので、今回は久々に禁煙の話を、覚え書き的に。
 2ヶ月経つ。
 疲れた時、眠い時、仕事で頭の中を整理したい(と思うような混迷状態)時、食後など、自分がいつも吸っていた時に何となく吸いたくなることがあるが、他人の煙を見ても吸いたいと思わないし、むしろ吸わないでいるのは今のところ別に苦痛ではない。
 歯切れの悪い言い方ではあるが、私にとって「煙草を吸わない」というのは、

「もう吸わなくていいんだよ」←この偽善に満ちたっぽい言い回しがポイント

 という軽い暗示を自分に行って、その後、煙草のことを意識しないようにする、ちょっとした心理操作であり、そんな事が必要である以上、それは身体にとってはまだまだ「いつもと違うこと」「今までして来たのと違うこと」なんだろーなと思うからであり。
 うーむ。
 もう辛くはないけど、ニコチン依存、なかなか頑固。
 あとの変化といえば、

 ・肩こり、だるさの改善
 ・煙草の煙や臭いを「臭い」「煙い」と感じるようになった(お約束)
 ・いつでもどこでも喫茶店に立ち寄れる(喫煙席のある店を探す必要がなくなった、禁煙タイムを気にする必要がなくなった)
 ・ライターと煙草を持ち歩く手間が掛からなくなった
 ・だから外を歩くのが気楽になった
 ・アロマテラピーが部屋でおおっぴらに出来るようになった(部屋に煙草の臭いが混じらないので、母親に「臭い」と言われない)

 まあ、幸か不幸か、身体の変化は禁煙前と比べてさほど感じないが、やはり生活上の変化が大きいですわな。
 ちなみに、すっかりヤニ色の斑模様に染め上げられた自宅部屋の壁は、現在、目隠しの為、ミュシャのポスターを格安で数枚アメリカから直輸入して到着待ち。早く届かねえかな、わくわく。
 禁煙して「良くない」と思ったことは、

 ・口がさみしいので間食が増えた
 ・行きつけの鍼灸医に「今すぐ体重計乗って現実見や」と突っ込まれるほど太った(当然の結果)。

 よく禁煙関係のサイトやリーフレットで必ずと言っていいほど書かれている、

「煙草をやめると食事がおいしく感じます」

 って、こちとら煙草を辞めようが辞めまいが、なに食っても美味いんですよどうしてくれる!正月も自分の危機感を無駄に煽りつつ食いまくったし、どうにかしなければ、などとキーを叩きつつ、夜の12時に「かっぱえびせん黒こしょう味」食ってる私はまさにやめられない止まらない!
「今ダイエット始めたら、ストレス溜まってまた煙草吸うから」
「今は自分を甘やかしているだけで、そのうちやるから」
「毎日の通勤と寄り道で、運動量は前の会社にいた頃よりは上がっているし、1日2リットルの水飲みで代謝量も上がっているはずで、やる気になれば大丈夫だから」
 なんてああ、みんな自己管理が出来ない大人の逃げ口上!わかってるのよ!プチ断食なんてしている自体、過食で胃腸が弱っている証拠だってばよ!!
 ・・・・・・・・・・いかん。
 あと1ヶ月で一通りの目安である禁煙3ヶ月なので、遅くてもそれ過ぎたら冗談抜きで痩せに掛からねば。・・・・・・・・・
 あー、駅前のスポーツジムに期間限定で再入会でもしようかなあ。・・・・・・・・・・以前、そこにアホほど通って有酸素運動と筋トレして、体脂肪7%ほど落としたし。・・・・・・・・・・・いやそれとも、今回は陰陽座のうどん王子も体脂肪を落としたと言う、階段昇降に挑戦するか?食事制限も組み合わせるとなると、時間の捻出という問題と一緒に、やっぱ残業がネックだから、運動はおうちで出来る方法にした方が。・・・・・・・・・いやいや、ジムのサウナは捨てがたいし。・・・・・・・・ぶつぶつぶつ。

 ・・・・・・・・・話が脱線した。
 しかし、前は離脱症状から気を紛らわす為に書いていたものが、今や自然と別の話に流れていくのも、吸っていた頃は煙草のない生活など想像できなかったのに、ないならないなりに結構楽しんでいるように、これもまた心身からニコが薄れている証拠なんだろーなー、と前向きに考えてみる。
 そういや、3ヶ月禁煙成功したら、支社長がミルフィーユだったかミルクレープだったかを買って来てくれるそーな。
 京都でおいしい所があるんだそーな。・・・・・・・・・って、

 また太るじゃねぇか。

 ・・・・・・・・・・・いや、食べますよそりゃ。私へのお祝いですもの。せっかくのご厚意を無下にしちゃ悪いですもの。って、実はまだまだ油断大敵火がぽっぽーだということに今気づいたが、「食う」と決めつけた以上、食うよそりゃ。
 ではでは。



2006年01月05日(木)
おのれ化物いやあんたが。


 どうも。
 正月時代劇『里見八犬伝』後編を見て、「時代劇の京本政樹は私の中でまだまだイケている」と思い、「でもこれは誰にも言わない方が良さそうだな」と何となく判断したものの、日記には書き残してみた管理人です。
 いや、
「あたしねー、この前、京本政樹って結構まだまだかっこいいと思ったんだけどー」
 って、何となく言いづらくないですか?考えすぎですか。ああそうですかい。
 しかし、京本政樹、ドーラン塗ってるとはいえ年の割に肌綺麗すぎる。なに食ったらあの若さが保てるのか。謎。

 しかし先日も書いたがこのドラマの出来は「娯楽大作としてはおおむね良かった」として、「悪が弱すぎてつまらない」という点で、あの悪女玉梓の描かれ方は、
「理由があれば」
「同情に値する経緯があれば」
「時代背景が悲惨なら」
 個人的になにをやっても救いを受けられるのか許されるのか?それは殺伐たる時代背景の所為に出来るとでもいうのか?という疑問が(まあ全年齢層向けの娯楽大作だからと言ってしまえば完全にそれまでだが)頭を離れない。
 八犬士や里見家の面々がいわば「完全たる善」「完璧なヒーロー」なのに対し、玉梓にしろ本作もう一人の悪女船虫にしろ、原作ではどちらも対極に位置する「純然たる悪」「究極の悪」なる存在だが、このドラマではどちらも「所詮女は男の欲望の犠牲→絶望から悪に走る→善による滅亡と救済」という描かれ方をされていて、一言で言わせて貰うとありえねーって感じだろう。
 とか書くと、掲示板で議論吹っかけられたりするかもしれないから、これ以上はやめとくが、やっぱ玉梓は夏木マリを(もういいよ)。・・・・・・・・・って、あ、そういえば掲示板撤去したんだったヨ。
 そうそう、業務連絡。
 先日やっとHPの方を更新しまして、もうコンテンツはトップと口上と日記とリンクしかないという、いよいよもってやる気なし蔵サイトになりました。
 いやー、無精ですいません。
 あまりの無精振りに本当はサイト自体、今月のサーバーの契約期間切れを待って消滅させようかとも思ったのですが、それもどうかと思いとどまり、今はとりあえずサイトとして最低限の機能だけは残してありますので、ブックマーク貼ってくださる方は、ここでもトップでもお好きな方をどうぞ。
 あと、主要コンテンツを日記だけにしたのと、アクセス解析を1年間観察した結果、

「ま、この閑古鳥振りと更新率の低さでは、変な奴はそんなに来ねえだろう」

 という結論に達しましたので、リンクフリーにしました。
 なので、リンクご希望の方はご勝手にどうぞ。ちなみにバナーはありません。作り方も知らないですし覚える暇もその気もないっつー程度の、ぬるーい情熱でやっております閑古鳥サイトで、あえて語弊を恐れず言いますと、インターネットが生活の一部になるほど打ち込む暇があるならば、他に現実世界でやる事とやりたい事が今年も盛りだくさんですので。
 最近の日記の更新率を鰻登りにした理由、「禁煙」も、さすがに2ヶ月も経てば駄文を書き連ねて気を紛らわせる必要もなくなろうというもので、色々やりたい事もそろそろ再開するので、更新率も徐々に落ちると思います。
 すいませんね。
 今書いたとおり掲示板も撤去しましたので、なんぞ御用の方は口上かトップからメールでよろしこです。

 後は、最近見た映画の感想を独断と偏見でどーっと。

『僕の彼女を紹介します』
 面白くもなくつまらなくもなく、普通。
 いや、普通だろ。普通だよこの映画。別に泣きもしないし凄くもないって。
 前半は結構面白かったけど、泣ける?どこらへんが?

『エターナル・サンシャイン』
 ああいう構成で終わり方だとは思わなかったが、記憶消す業者(名前忘れた)の人々がどいつもこいつも自分勝手に描かれていて見事なまでに許し難くて、最後は自業自得でザマァミロ。中でも事務のねえちゃんは性格がアレで、顔がむちゃむちゃ可愛かったらイライジャ・ウッド以上に、恐らく本編中最も許し難かったろーが、キルスティン・ダンストだから許す。

『マリー・アントワネットの首飾り』
 何でこんな恐ろしく読みが甘い陰謀を「はず」という言葉だけで押し進めて、しかも図々しくも成功すると思うかなこの女は、と思いつつ、『ミリオンダラー・ベイビー』と言い、「神に与えられしものを持たざるが故に足掻く薄幸の女」を演じれば右に出る者の存在を許さないヒラリー・スワンクは、その浅はかささえイノセントに見せる。うっまいよなー。
 確かベルばらにも出てたよね。この話。

『リーグ・オブ・レジェンド』
 この映画の最大の敗因は、『水木しげるの妖怪大戦争』や『魔界転生』をまんま公開しても、ヨーロッパ人にはでんでんわかんないのと一緒だと思う。ていうか、「特殊能力で戦う人たちの超絶バトル」なら、『少年ジャ○プ』『少年サ○デー』とかでその手の話に毎週鍛えられた大人や子供がごろごろいて、その源流でこの映画より全然凄いしはじけてる「フータロー・ニンポーチョー」みたいなもんが半世紀ほど前に書かれて今でも売れてるオタク帝国ニッポンでは、そりゃSちゃん、受けないと思うよー。
 この映画が悪いんじゃないとは思うけど。

 うーむ。
 やはり、仕事納めの日ギリギリの、もうめぼしい作品は借りまくられた時に店に行って、しかも目についたもんをがーっと手に取ってレジに持っていったせいか、何となく私のツボと合わぬ映画ばかり借りてしまった気がしておりやんしたが、案の定でしたのう。
 とりあえず今回レンタルした中で一番は『SAMURAI7』と、CDではAUNの『E.A.S.T.』。CDは大した期待をせずして(失礼)借りたのですが、意外に拾い物でした。
 最近、自分の中で三味線だの太鼓だのの邦楽ブームが再燃。

 ああ、てな事書いてたら夜の2時、今日から仕事始めか。・・・・・・・・・がっくり。
 そりゃあできることなら働きたくないですが、働かなければ生きてはいけません事ですし、忙しいはずなのでそろそろ寝ます。
 明日から私の中では『トゥルー・コーリング』祭りです。
 ではでは。





2006年01月02日(月)
で?夏木マリはいつ出てくんの?


 どうも。
 正月時代劇『里見八犬伝』のタッキーの前髪が観ていて鬱陶しくて鬱陶しくて、首切り族よろしくハサミ片手に画面に躍りかかりたくなる管理人です。
 ああ、もう、奴が振り返るたび「ばっさー」「ばっさー」と髪が画面一杯顔に掛かって、イライライライライラ。・・・・・・・・・・・・

 さて『里見八犬伝』。
 管理人、普段からテレビをあんまり観ないし、正月も観たい番組が特になかったので、今日もレンタルしてきた映画ばかり観ていたのですが、これだけは身内が買ったテレビ雑誌から見つけた時、伝奇時代物大好きっ子としては、「観なきゃあかんでしょーイェッフー!」という事で、がっつりテレビの前に陣取って観ました。
 ちなみに管理人の妄想の原点と言える作品の一つには、鎌田敏夫の『新・里見八犬伝』小説版(角川文庫版上下巻)がありまして、当時は原作の世界など知る事もなく、また私が何度も何度も読み返してそのイメージをあまりに強く焼き付けてしまったため、私の中で『八犬伝』と言うと、今でも(恐ろしいことに)曲亭馬琴の原作さえすっ飛ばして、まずそれ。
 それ以来、八犬伝を題材にしたどの作品を読んでも、伏姫や八犬士は出てくるのに(当たり前だが)、静姫が全然出てこないのにすげー違和感を感じる羽目になり、蟇田素藤がわりとチョイ役だと知ったときと言い、親兵衛が一匹狼の精悍な青年どころかお子様だと知った時と言い、原作の世界を知れば知るほど衝撃と抵抗があったほどでして。あんまり嵌りすぎて、当時出ていたファミコンゲーム版(RPG)まで買ってレベル50ぐらいまでやり込んでたから、刷り込み効果倍率ドンだったし。何も知らずにやったら多分クソゲーだと思っただろーが、萌えの前にシステムも内容も関係なし。
 いやいやまったく思春期の刷り込み、恐ろしやー。
 ・・・・・・・・・・まぁそんな青春の1ページを持っているだけに、『八犬伝』と名のつく物に関してはそーとー歪んだフィルタが掛かっている管理人アイズでしたが、さすがに歳経た今は、原作の筋立てと世界観は知っているわ他のも幾つか読んだわで、原作の設定にも免疫がついておりました。
 角川版では犬塚信乃役で、

「はまじィィィィ――――!!!はまじィィィィ――――――――!!!」

 とか叫んでた京本正樹が、足利公方として悪役やってるのには、さすがに時の流れを感じ遠い目をしたりもしましたが、話としては、適度に原作のエッセンスとオリジナル要素を切り貼りして綺麗にまとめた感じで、またあんなきれいどころばっか役者揃えりゃ、新春を言祝ぐ為の華麗なおとぎ絵巻としては、そこそこ楽しめるのではないかとゆー気がしました。

 やっぱ玉梓は夏木マリという点を除けば。

 菅野美穂は演技巧いし、正直あそこまでやってくれると思わなかったが、正直、あの厚化粧とどっピンクとシャンデリアみたいな髪型の醸し出す、ねっとりとした妖艶かつ邪悪かつ、たまに周囲を呑み込むような凄みのあるオーラは、さすが夏木、あなた様は悪女妖婦のパイオニアと痛感いたしました。
 カンノが悪いんじゃない。君は頑張っている。ただ先人があまりにも凄すぎるだけなんだ。
 ・・・・・・・・・・・・ああ、でも、あのクリーンで爽やかで、私には物足りない(←あっ)八犬伝には逆に夏木マリみたいのは濃すぎるって見方もあるよな。映画もそうだが、最近の実写時代劇、毒がなさ過ぎてつまんないネ。
 殺伐としたり不安を煽るような描写は神経質なまでに排除し、「希望」とか「命を大切に」とか(大人子供も含めた)お子様を意識した空虚なメッセージが不必要に濫発されるのも、まあご時世だから否定はしないが、その逆である悪を描いて恐怖や因果応報の理を教えなくていいんだろうか?
 逆に殺伐とした「毒」だけはてんこ盛りでも、単に作品の軽佻浮薄さに刺激を加味しよう、質の悪さを誤魔化そうという意図だけで出したもので、それが社会から見れば問答無用の「悪」なんだ、だから犯した者は報いを受けなければならないのだ、と厭味も説教臭くもなく説得力を持たせる事が出来る、それもキャラクターの個性を出せる時代活劇の書き手がいない気がする。
 力量の問題なのか何か他に制約があるのかはわからないが。
 世に送り出される作品は「毒」と「人畜無害」の二極分解で、どちらも極端であるがゆえに、どちらも「深い」とは言えない世界が展開される。だから話的にはよく出来ていても、「面白い」と言う事が出来ない自分に今気づく。
 ああ、そうか。
 だからこそ現代の玉梓は夏木みたいな「そこにいるだけで妖婦」なタイプじゃなくて、「技巧さえ凝らせるならば」あの可憐で妖精のようなカンノでもいいんだな。なんか今、意味もなく無理矢理自分を納得させているみたいなんで本音を言わせて貰えば、それでもせめて米倉涼子とかにして欲しかったが。
 ・・・・・・・・・・ところで後編はやっぱ素藤出るのかな?

 ところで近頃、医療保険を替える+増やそうと何となく検討中(はっきり決めた訳ではないが)。
 特に今必要な訳ではないけれど、まぁ良性ながら腫瘍も見つかった事だし、やはりこの先を考えると、今ぐらいからこれから一人で生きることになるかも知れない事も視野に入れて、それなりにお金を掛けておいた方がいいかと。
 管理人は会社員なので、定年まで働き続ければ厚生年金が出るんですが、金額を概算してみるとやはり心許ない事だし、そろそろ前から考えていた個人年金も入っておこうかといいのを探しております。
 去年はだいぶ散財したので、貯金もやり直したいしね。
 毎日アホな事言ってますが、ついに私も老後と保障を考える歳です。
 さーて、どーしょっかな。



2006年01月01日(日)
新年から舌打ち



 どうも、あけましておめでとうございます。
 年末ジャンボも行きつけの雑貨屋の福袋3150円も、ものの見事に外して「やっぱり人間、運に頼らず日々地道な努力あるのみよね」と年始から殊勝に覚った管理人です。
 ・・・・・・・・・・・・チッ。・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・宝くじは2枚しか買わなかったんだからまあ期待するのも図々しいとして、どうするんだ、あの福袋に入ってた気色悪い絵柄と色のマグカップ。おかんが「使う」とか言ってましたが、いくら中身が見えないのが醍醐味ったってね、食卓でおとーちゃん(クラッシャー)の手元あたりをチラチラ見ながら「うっかり何かの拍子で割っちまえ」とか8割5分ぐらい本気で客に念じさせるようなもん売んなよな――――。もう。
 ボディショップの福袋にしときゃよかったかなあ。・・・・・・・・・・・(懲りない)

 さて、誰が何と言おうが忙しい年末は終わって正月ですので、こちとら予告通り「食う」「寝る」「観る」を波状ループで繰り返す、昼夜逆転人間失格、怠惰にして贅沢、後の体重計が怖い生活を始めさせていただきました。
 その甲斐あって(ろくでもねー甲斐だ)約6時間使い、大人借りした『SAMURAI7』をやっと全巻観終わりましたでげす。
 おもろかった。素直におもろかった。
 管理人、漫画は普通に好きだがアニメファンという訳じゃないので、ここ10年ほど『バジリスク』以外はアニメをほとんど観なかったのだが、毎回毎回面白く観られて、これだけ色々と考え事を巡らせられるアニメは久々の儲け物であったよ。アニメと言うとレンタル屋やネットでジャケットや評判を見て、あまりのオタ臭にドン引きするものも結構あるが、だからと言ってそのジャンル全てに背を向けていると、実は結構損をしている事にさえ気づかないわけですね。いかんですたい。
 しかしこれでツタヤに寄る楽しみがなくなってしまったので、次は『SAMURAI7』の隣にあって前々から気になっていた『サムライ・チャンプルー』と、噂の『トゥルー・コーリング』でも観ることにします。『トゥルー・コーリング』、おもろい。ああ、『巌窟王』も観たいなぁ。・・・・・・・・・あの観ているだけで気の狂いそうな色彩がなかなかそそられる。
 ・・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・しかし私、この年でこんな、映画と漫画の事と買い物の事しか考えていなくていいんだろか。
 いやまぁ相変わらずおもっくそ目ぇ背けてる事もあるのはわかっちゃいるが、まぁそれも今はともかくと言いますか、勿体なくもいまだに構ってくださる方にはさぞかし甲斐のない人間ですみませんけど、他にやる事は結構あるし、自分とゆっくり相談しながらのろのろのたのた生きていくことにしましたので、どうぞお構いなく。

 ・・・・・・・・・こんなお気楽といえばお気楽、ろくでもないと言えばろくでもない、不器用といえば不器用な感じですが、またしても新しい年が始まってしまいました。
 なにとぞ皆様、本年もよろしくお願いします。
 ではでは。


 そのうち買う物覚え書き。
 ・免震バンド(もしくはワイヤー)
 ・額縁
 ・パヒューム
 ・キャスターのストッパー(あれば)