雑記帖
ayu。



 考えてみた。

昔はほんまにツイてなかったと思う。
人も、環境も言い方悪いけど、劣悪やった。

けどさ、今現在はそうじゃない。
ツイてる人間の部類に入ると思う。
助けてくれる人、支えてくれる人がいる。
おねぇ・おにぃ・友達・同僚、なんだかんだ言うても結構恵まれてる。
家族にしても、母親は置いといて(笑)、親父も多少は理解しようとしてくれてる。
まぁ〜親父の動きや言動はかなり間違ってるかとは思うけど、それでも自分に寄り添おうとしてくれてるだけで感謝すべきやと思うねん。
世の中、もっと酷い親なんて腐るほどいると思うからさ。

人の汚さはよく知ってる。
逆に人の美しさもよく知ってる。

病気患ったからこそ、見えたモノってあると思う。
普通の人間とは違う感覚で生きてきたから。
やからさ、今なら病気もそんなに悪くないんじゃないかって思える。
確かに嫌やし、普通の人間になりたいと思うよ。
けど、病気治った時にさ、あたしは多分他の人よりも、もっと普通である事の幸せがわかるんじゃないかって思う。
普通の人にとっては普通な事・些細な事でも今のあたしには厳しい事、沢山ある。
今はできひん事の方が多い。
それが自分が人間じゃない、化け物だって思う理由。
でもな、化け物やから普通の人なら気にも留めない事ですら、感謝の気持ち、幸せ、感じられるねん。

今は病気な自分と、病気じゃない自分が別れて暮らしてる状態。
けど、時々混じってどっちかわからなくなる。
少し前は病気が治れば病気の時にあった感性がなくなるんじゃないかって不安で仕方なかった。
だから混じる事が怖かった。
けど、今は多分、大丈夫じゃないかって思う。
両方あたしで、混じったところで今のあたしなら受け入れられる。多分。
混じって昇華されるだけの事、やと思う。
だから感性は消えない。
そういう小さい事でも感謝できる、その感覚は病気が消えてもちゃんと残ってると思う。
記憶喪失になるんとちゃうねんから。苦笑

まだしばらくは病気に苦しむと思う。
罪悪感感じながら生きてかなアカンと思う。
後悔したくない生き方望んでも後悔すると思う。
18年間抱えてたモノが突然なくなるはずがない。
けど、おねぇが言うてた通り、そう長くはないと思う。
普通の人間に戻る事は。
だから今は逆に病気である事を認めようと思う。
過去を穿り返して病気の原因探れば治ると思ってた。
けど、それは多分、間違い。

過去は過去として受け入れて、持っておきたい。
ろくなもんじゃなかったけど、それでも大事にしたい。
あたしの基礎がそこにあったんやから。
でも過去を見るばっかりじゃなくて、そろそろ前見てもいいと思う。

じっちゃんが気づかせてくれたように思う。
じっちゃん本人かってこんな早く死ぬと思ってなかったやろ。
泣いても、もぅじっちゃんは帰ってこない。
あたしに出来る事で、じっちゃんが喜んでくれる事・あたしがすべき事はあたしがちゃんと前見て歩く事やんな。
あゆ、今幸せだよって思えるようになる事やんな。
だから、仕事も治療も頑張りたい。

多分、病気じゃなかったら気づけなかった。
じっちゃんが最後に教えてくれた事、大切に胸にしまって生きていきたい。

2013年05月23日(木)



 お参り

じっちゃんのお参り行ってきた。
行くまで不安やったけど奥さんにも暖かく迎えてもらった。
部屋通してもらって、親父がお線香あげて、うちの番になって、お骨になったじっちゃんと向かい合った。
泣かんとこうって思ってたのに、涙こみあげて来て泣いちゃった。
小さくなったじっちゃん見て、半分は理解して、半分は理解できなくて、理解した半分で何で死んじゃったの?って思った。
遺影の写真はきっとこんな事になるなんて誰も思ってなかったから急に用意しはったんやろな。
絵の粗い写真やった。
それでも、じっちゃんは笑ってた。
いつもの笑顔で。
それ見たらまた涙が出た。

お参り終わって、奥さんとお話した。
何年も前のバレンタインでじっちゃんにチョコあげた事、makoと結婚した事、じっちゃん家族に話してくれてたみたい。
会社の皆の話も。

会社の皆がじっちゃんを愛してたように、じっちゃんも会社の皆を愛してくれてた。
そんな事聞いたら、耐えられへんかった。
奥さんと親父と3人で泣いた。
何でこんな早く逝ってしまったんやろうね、って。

ほんまに死んじゃうの早すぎ。
じっちゃんにはもっといっぱい野菜の事聞きたかった。
今年は実家のイチゴが豊作でさ、けど、全然甘くないのもあってさ、何でかじっちゃんに教えてもらいたかった。
これから、うちらは誰に相談すればいいのよ?って思ってるよ。
そりゃネットで調べたら出てくるよ。
けど、ちゃうやん。
じっちゃんが作ったキュウリのアーチ見たかったよ。

じっちゃん亡くなってから、あたしのとこ来てくれたやん?
もう泣かんといてくれ!
makoちゃんと幸せになるんやで!わし、ちゃんと見といたるからな。
そう言うてくれたけど、確かにじっちゃんがうちの傍に居てくれてるの、感じるけど、違う。
やっぱり、生きてて欲しかった。
あたしが病気治してさ、子供出来たらじっちゃんに見て欲しかった。
あたしにとって、じっちゃんはおじいちゃんやったから。

これからじっちゃんの居ない繁忙期が来る。
最初はできひん、もぅやだって思ってた。
けど、頑張るよ。
凹んだままじゃ、じっちゃん悲しむから。
悲しいし、嫌やけど、傍に居てくれてるのはわかってる。
だから、見てて。
治療も、仕事も頑張るから。

2013年05月21日(火)



 永遠のお別れ

会社で働いてたおじいちゃんが亡くなったらしい。
いつも優しくて、野菜作りの話でいつも盛り上がってて、野菜作りで困った時はいつもそのおじいちゃんに相談してた。
唯一うちのこと、ayuちゃんって名前で呼んでくれるおじいちゃんやった。
結婚した事、じっちゃんに話したらきっと喜んでくれると思って、親父に会社の人に報告するの許してって頼んで許可もらって、旦那が先に報告したんやけど、その後じっちゃんと会うた時すごい喜んでくれた。
おめでとう!!って。
めっちゃ嬉しかった。
あたし、おじいちゃんいいひんから、おじいちゃんってこんな感じかな?って、自分のおじいちゃんみたいに思ってた。
こんな事になるんやったら寝込んでんと会社出ればよかった。
最後に会うたんいつやったっけ?
未だに信じられへん。
実感ないよ?
またいつもみたいに事務所の階段上ってきて『おぉ?ayuちゃん!!何してたんやぁ〜?顔も見せんと。わし、どうしてるんやろな?って心配しとったわ〜』って笑顔で声かけてくれるんじゃないか…って。
この前野菜の苗買ったばっかりやから、またじっちゃんに相談しようと思ってたのに…
ほんまに実感がない。
けど、どこかで亡くなった事認めてる自分もいて、すごい後悔してる。
無理してでも会社行ってれば良かったって。
旦那もびっくりしてた。
さっきメールで報告したら『嘘やん。』って返事来てた。
病気なってから、これ以上後悔するような生き方したくないって思って、ある程度自分で責任取れるようになってからは、その気持ちに基づいて行動してきた。
やのに、後悔してる。
じっちゃんにもう会えへん。
あの笑顔、もう見れへん。
去年チラシまきしてたらじっちゃんに会うて、横乗せてもらって地図みながら道教えてもらった事があった。
あの時、チラシまきするの嫌っていうか、心折れちゃってもぅ逃げたいって思ったけど、じっちゃんの笑顔とじっちゃんからお褒めの言葉貰って癒された。
もぅ、できないんやね。
じっちゃん、ごめん。
こんな事になるなら、もっといっぱいお手伝いすればよかったね。
あたし、もっと野菜の話したかったよ。
ayuちゃんって名前で呼んでもらった時、すごい嬉しかった。
いつも頑張って偉いな、って褒めてもらった時、頑張ろうって気持ちになれた。
じっちゃんに褒めてもらうと、認められたって思えてさ、それが繁忙期のあたしの原動力やった。
もう会えへんなんて嫌やわ。
会社の皆も信じられへんって言うてるよ?
ほんまに、もう一回、会いたかった。

2013年05月08日(水)
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