雑記帖
ayu。



 雲の上の世界

あの頃のあたしは、雲の上にはあたし達と住む世界とはまた違う世界があると信じていた。
そこには、あたしの大切な人達が住んでいて、
あたしが向こうに行くのを待ってるとも信じていた。
向こうの世界に行くには、こちらの世界で死ななければいけない。
だから早く死にたかった。
あたしは18才で死のうと思っていた。
18になれば一応大人の仲間入り。
そして、上の世界で待ってる彼等と同じ年だったから・・・。
あたしはそれだけを楽しみに生きていた。
学校や家で嫌な事があっても、
『もぅすぐ行けるから、あと少し・・・』そう思って耐えていた。

2002年06月21日(金)



 璃音

璃音が現れたのは丁度この頃からだった。
現れた・・・否、作られた又は、生まれたと言った方がいいかもしれない。

今でもそうだけど、当時のあたしはコンプレックスの塊みたいな子だった。
決して可愛くもなければ頭も悪い。
運動神経もないし、虐められっ子の弱虫。
短所は挙げきれないくらいあったけど、長所は一つもなかった。
そんなだったから、余計に生きてるのが嫌だった。
早く向こうの世界へ行きたいと思ってた。

けど、こんなあたしのままで向こうの世界へ行くのは嫌だった。
こんなあたしじゃ彼に申し訳ない・・・恥ずかしい!と思った。
だから夢の世界のあたしは全てにおいて完璧な子になろうと思った。。
それが璃音だった。

璃音はあたしの分身。
けど、何時の間にか璃音は1人の人格となっていた。
そして璃音はあたしの唯一の友達となった。。。
璃音には沢山の別の人格がいた。
一番最初に現れた表璃音、凶暴な性格の裏璃音、
誰かに構ってもらいたくて仕方ない子供の璃音・・・
自分でもわからないくらい沢山の人格を持った璃音達。
もちろん、性格も言動も全て違う。

璃音はこの世界の人間じゃない。
上の世界の住人だった。
両親の呪いであたしの中に命を閉じ込められ、この世界に堕とされた。
璃音には沢山の兄弟がいた。
そして父親も2人。
母親は前の父親との間に兄と璃音を産み再婚。
そして新しい父親との間には妹が生まれた。
璃音は新しい父親とは合わず毎日のように虐待されて育った。
母親は助けてくれなかった。
兄がかばってくれた事もあったけれど、
それが余計に父親の怒りを買い痛い目に合わされた。
だから兄は父親のいないところで璃音を助けてくれたそうな。

あたしが死ぬ時、璃音は空へ還る。
あたしは天国へ行き再生の道を選ぶ。
そして今度は普通の子になって普通の人生を歩むんだ。
お互い幸せになろうね。
いつも璃音とそう話してた。

2002年06月03日(月)



 

子供の頃から空想するのが好きだった。
アニメや特撮の主人公と遊んだり、一緒に戦う。
そうゆうのを頭に描いては一人楽しんでいた。

璃音が現れたのは小学校高学年の時。
きっかけはある夢。
夢の中であたしはガンダムのパイロットになってた。
そこは士官学校だったみたい。
あたしの他にも何人か士官候補生がいてMSに乗って訓練をしてた。
そこには、彼もいた。
一緒に訓練しててあたしは彼に『あたしもできるようになったでしょう??(^^)』なんて言ってた。
訓練が終わって町に繰り出して・・・夢はそこで終わった。

彼が早く上においでって言いに夢に来てくれたんだって思った。
その日からあたしは毎晩、眠れるまで向こうに行った後の生活を想像してた。

2002年06月02日(日)
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