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犬だけ見せろ↓(AIR掲載の犬系日記集)
- 2003年07月31日(木) ∨前の日記--∧次の日記
- 死後に人気の「Mac CUBE」。

(昨日のヤフーニュースです。)


YAHOO JAPAN NEWS
コンピュータニュース - 7月30日(水)17時0分




アップルの『キューブ』、
生産中止から2年たっても根強い人気









若くして非業の死を遂げたポップスターにも似て、
米アップルコンピュータ社の『パワーマックG4キューブ』は、
生産されていない今も高い人気を保っている。





製造が中止されて2年経ったにもかかわらず、
キューブは今も根強い――ほとんど狂信的な――支持者を集めている。




中古マシンはオークションサイトで高値を付け、アップグレード部品などの二次市場も活況だ。
熱心なユーザーは、愛機を現役マシンにふさわしい性能に保つため、
過剰なまでの精力を傾けている。





まもなくサードパーティから発売される
キューブ用プロセッサー・アップグレードカードを搭載すれば、
市場で最高速のマックG4になるだろう。
そして、ハイデザインのハイテク機器に特化したショップも最近、
アップグレードしたキューブの製品ラインを富裕顧客層向けに売り出したばかりだ。








洗練されたサブノートパソコン等の機器をネット上で販売している
米ケンプラー社は最近、アップグレードしたキューブの製品ラインを販売開始した。

「驚異的な反応が続いている」と、

同社の販売責任者を務めるセイジ・ウォーター氏は語る。

「顧客がこのキューブに関心を寄せる理由は、キューブそのものにある。

デザインだけを武器に購買意欲をかき立てる唯一のコンピューターだ。

だが、現役のマシンとして維持するためには、アップグレードする必要がある」








日本でも、複数の企業がキューブ専用のアップグレード部品を販売している。
キューブは専有面積が少ないおかげで、日本で根強い支持を保っている。








キューブ用の1.4GHz版G4プロセッサー、およびデュアル1.6GHz版プロセッサーの
アップグレードカード発売を予定しているのは、米パワーロジックス社。

価格は約1000ドルとなっているこのアップグレードカードを設置すれば、
近くアップル社が発売する最新プロセッサー搭載の『G5』より高速になる可能性もあると、
パワーロジックス社のロバート・ジャギッチ社長は話す。

同社長は、キューブ・ユーザーの思い入れの強さに感銘を受けたと語る。

「本当に驚くべきことだ。
3年も前に製造されたモデルなのに、今もこれほど根強い支持があるとは」


一方で

「しかし、多くのキューブ・ユーザーにとっては、
アップグレードするか、さもなくばお払い箱かという、二者択一の状況だ」

ともコメント。






**************************************





・・・という記事を読みました。



「死後」にその価値を認められたPC、「Power Mac G4 CUBE」。

ん〜いいマシンです・・・。










俺のキューブ













もう使ってない俺のキューブ、
どうしよっかなー。



いまや、i-Bookの外付けHDDとしてしか、稼動してません。





ちなみにSofmap.comでは、CUBEの買取価格が、こんな感じで・・・。
しかも、俺のはDVDドライブで、256MBメモリなので、もうちょい高く売れるのではないかと・・・。



ちなみにヤフオクでは、CUBEが、こんな価格や、またはこ〜んな価格で
売り出されております。






ん〜ど〜しよ〜かな〜。
俺もデザインに惚れ込んで買ったけど、使うには古いからね〜・・・。






皆さん、結構欲しかったりする、これ?




ブローカーのアニキ
どう思う?



030731
t a i c h i






...
- 2003年07月29日(火) ∨前の日記--∧次の日記
- 犬め。










初めて犬なるものを飼い始めて、はや1年だが、

こんなにウザ・・いや人懐っこい生き物だとは思わんかった。












我々人間さまが飯を食べるときは、かならず




この「棚からぼた餅」ポジションに入って、
クレクレ光線や、こぼせこぼせビームを上目に放って
待ち伏せている。






なんて卑しい生き物だ笑!!








************************************







普段遊んでやるのだが、

忙しくて手が離せない時、放置プレイすると、






という態度をとる始末・・・。




こういう態度をとっている時、ふと、ダイニングの床を見ると、
おしっこの水溜まりが出来ていたりするのだ。

トイレのトレイの目の前に。






そう、お気づきだろうが、
ウチのクソ犬は、おしっこをするべき場所をしっかり分かっていて、
確信犯でおもらしするのである。てめーがムカついた時に。




それ以外の時は、まずトイレのトレイ以外のところにおもらししない。



怒られるのを分かっていて、突っ伏しているのだ。




そうしながら無言で、
「あなたがたが遊んでくれないなら、
わたくしは、このような態度にでちゃいますけど、何か?」

と訴えている。






・・・キィー!ムカツク犬!






*********************************






その態度にムカついて、このように




お仕置きしてやると、ちょっと放心状態・・・。






*********************************





まーそんなクソ犬でも、





寝られたら、その姿は
悔しいが、かわいい〜。
ええもう親バカと呼んでいただいて結構です笑。








あと、クルマに乗せると、






髪の毛を風になびかせて、
さわやか野郎気取りですよ・・・。



全くもってナマイキである。








ちょっと驚いたのが、
この前の島旅行で、試しに海に入れたら




いきなり40mぐらいのロング犬かきをかましやがりまして、びっくりしました。
ええ、初めての海です。プールも含めて。


こいつには、あらかじめ
犬掻きソフトがインストール済みだったとは〜。









てなわけで、
ウチの犬のナマイキっぷりをご覧いただけましたでしょうか?

また第2弾、お送りします。















030728
t a i c h i
...
- 2003年07月28日(月) ∨前の日記--∧次の日記
- 沖縄ロック全盛。

(旅シリーズ、その5)







いまやメジャー登竜門として全国的注目を集める
沖縄ロック・夏の最大イベント

ピースフルラブ
ロックフェスティバル


この前の旅行の最中に行ってきました。










7月1〜2日、沖縄・慶良間・阿嘉島。7月3〜4日、沖縄・慶良間・座間味島。
離島での海モード4日間を終え、5日の午前に慶良間から沖縄本島・那覇へ戻り、
港からバスで1時間半かけてコザ(沖縄市)へ。
宿へ荷物を置いてすぐに会場の沖縄市運動公園野外ステージへ向かう。







ところで、
ピースフルラブ・ロックフェスティバルって何?っていう人は、
手っ取り早くまず下記へアクセス。



初日の状況を伝える琉球新報の記事

主催のサウンドパッケージ(ブロードバンド限定らしい)







開催は2日間。

1日目・7月5日(土)は、若手インディバンド〜全国区のメジャーバンドが出演。
2日目・7月6日(日)は、沖縄ロックを支えてきた味のあるベテランバンド中心。

俺らは観たのは5日のみ。








まずはビッグネーム下記3バンドの模様から。

モンゴル800
昨年発売した「MESSAGE」が大ブレイクし、昨年度売上は宇多田に次ぐ2位。
なんといっても、俺が昨年から沖縄ロックに惹かれるきっかけとなったバンド。
うれしかったのが新曲4曲も聞けたっつーこと!全然次の情報が無かったんでよかったー。
準備してるぞ新しいアルバム!超期待!


ロード・オブ・メジャー
昨年夏メジャーデビュー。シングル「大切なもの」が超ロングブレイク!こちらも新曲披露。


FLOW
ちょうど今、新曲「ブラスター」でメジャーデビューしたばかり。
アップテンポが多かったけど良かったよ。帰京してからCD買ってしまった。








あと印象にのこったあたりは、


オレンジレンジ
こちらもメジャーデビューしたて!いかにもヤンチャそーな面の沖縄出身10代6人のバンド。
まーヤンチャそーな女の子には、ウケるのではないかと。


耳切坊主
メジャーデビューはしてないが、インディランキング上位常連の人気バンド。
今回初めて聞いて、帰京してからCD探しているが、まだ見つからず・・・。


零戦
圧倒された・・・の一言。ジャンル的にはカルトメタル的な絶叫系。
CD買って音だけ楽しむのは俺的にありえ無い。これはライブで「体験」しなければ駄目。
どこから声出してんだ?と唖然としてしまう、色白で細身のボーカルのパフォーマンスが見物。











***********************************






炎天下スタンド!

酸欠のアリーナ!













とにかくですね、
夏真っ只中の沖縄の、真っ昼間13時から、
野外ステージでの開催なだけにですね、




暑いのなんのって・・・。





島で散々いじめてきた赤い肌に、
陽が痛いんですよ、刺すんですよ。




そんな中、タオルかぶりつつスタンドにて観戦。
上記の大御所どころが出てき始めた後半にアリーナへと降りたわけです。




さすがに涼しくはなったのですが、
そのかわり、アリーナは無間地獄の密集酸欠状態。
特にR.O.M.、FLOW、MONGOL800あたりがステージの時には
密集スーパーハイの危険状態。




野郎どもが色んなとこから音に合わせて
横から飛んでくる、上から降ってくる。









そんな中、当たるもの皆突き飛ばしてやるといわんばかりに、
ジャンプしながら近づいてきたガキがいた。
ガツガツとあたり、かなりムカついたのだが、そこはまぁソフトに対応。

3? に な っ た ば か り の オ ト ナ で す の で・・・

あくまで「音に合わせて縦ノリしてますよ〜」というマイルドな動きで、
あくまでそっと触れて、さりげなく気づかせてあげたら、
その少年は、ちょっとバランスをくずしてしまったらしく、
倒れてしまって人波の中に 見 え な く な っ て し ま い ま し た 。







ちなみに
そんなこんなで酸欠しながら、撮影したのが、
一番最後のモンパチの写真です。











********************************








「昨年から様相が一変した」。

2日間の2つの違う「ピースフル」。











「昨年から様相が一変した」。
総合プロデューサーとして長くフェスティバルを支えている
サウンドパッケージの徳山義広さんは驚く。
沖縄のインディーズが全国的に火がついて若者であふれ返っているからだ。
MONGOL800、HY、オレンジレンジらの目を見張る活躍。
HYは北海道ツアーと重なり、今回出場はかなわなかったが、
磨けば光る「原石」を求めて会場ではスカウトの目が光る。

<沖縄タイムス/03年7月6日 朝刊 コラム【大弦小弦】一部抜粋>








地元の新聞等で、
長くこのロックフェスティバルを観てきた記者の記事を読むと、
第1回が開催された当時、このイベントは観客の大半が米兵であり、
彼らを相手に、沖縄人がロックを手段に己の魂をぶつける場所であったらしい。


1972年5月15日に沖縄が日本に返還されてから31年、
今年21回目のピースフルは、沖縄人のアイデンティティ再構築の歴史そのもの。


復帰したとはいえ、
未だ広大な「米領土」の存在を受け入れなければならない県、沖縄。
返還後、受け入れて共存の上での独自文化を作り上げてきたのは、
ひとえに沖縄人の平和的な暖かい県民性であるが故であろう。










しかし、受け入れなければいけなかったからこそ、
沖縄人は主張しつづけなければならなかった。
ウチナー文化という表現手段で。






エイサーであり沖縄民謡であり、琉球ロックなのである。
内地とは全く独自路線で自分たちのロックで戦ってきた沖縄。








当時のピースフルは、
そういう表現の場であったらしい。












しかしそれも、時代とともに変わっていった。
ここ2年、特に様相が一変したという。









まず米兵の数が全然少なくなり「米兵VS沖縄ロック」という構図は完全に消えた。
そして大きいのが、沖縄ロックそのものが全国区となったことである。
内地(本土)の方が沖縄を見るようになって、
米兵が相手でなく、金の卵を探しに来る内地の人間が相手となった。






まさに「全国のインディバンドにとってのメジャー登竜門」となり
全国から客を集めるようになった「ピースフル」。






これが、俺が観た、「初日のピースフルラブロックフェスティバル」である。
つまり、『昔と変わった』ピースフル。








これに対して、
俺は観なかったが、(観てみたかったと今少し思っているが・・・)
2日目のピースフル、それが『昔から変わらない』ピースフルなのではないか?
米兵相手に戦って、沖縄ロックの源流を築いてきたベテランバンドたちの、
沖縄の魂がこもった演奏・・・。








先日の日記で紹介した、この時の宿泊地「ごーやー荘」のマスターは、

『僕はあえて2日目の方に行きたいですね〜』

と云ってたので、おそらくそういうことなのだろう。










「全国若手の登竜門」・・・変わりゆくピースフルと、
「琉球魂の表現舞台」・・・変わらないピースフル。












*******************************






せっかく全国に認められた沖縄ロックは、

どこへ行くのか?
商業主義化していくのか?



















俺がモンパチファンになったのは、
この歌↓がきっかけだった。





わすれるな琉球の心、武力つかわず、自然を愛する、

すべての国よ、うわべだけの、つきあいやめて










去年の3月にJ−WAVEで、沖縄出身のジョン・カビラが絶賛しながら
己の番組「GOOD MORNING TOKIO」でかけていた
「琉球愛歌」。
他にも「小さな恋の歌」「あなたに」とか、いい曲いっぱいあるが・・・、






沖縄出身の人間が歌う、沖縄人でしか書けないこの歌詞の、この歌を、
沖縄の土地で、生で聞いて、本当に鳥肌が立った。
沖縄ロックの良さを再確認した思いであった。








ベテランだろうと、若手だろうと、インディだろうと、メジャーだろうと、
沖縄出身バンドには、琉球魂をずっと忘れないでほしい。
その他のバンドにも、この魂を汲み取ってほしい、と思った。






また、来年も行きます。







030728
t a i c h i
...
- 2003年07月27日(日) ∨前の日記--∧次の日記
- 世界新樹立!北島康介の商品価値は?

(記事・データ参考/先週の日刊スポーツよりつまみ食い)


7月21日
世界水泳100m平泳ぎ
1着/北島康介(日本)59秒78[世界新]


これまでの世界記録はロシアのスロードノフが持つ59秒94。
前半50mを英のギブソンが27秒86の1位で折り返す。 北島は6位の28秒61。
1位と0秒75の差、体半分遅れてのターン。
観ている側はハラハラしたが、北島は冷静そのものであったという。
前半飛ばす「逃げ馬」のギブソンは行かせて、好位でついて行く作戦だったのだ。
競馬でいう一番人気馬の「好位差し」、いわば横綱相撲のレース。
そして後半、逃げ馬・先行馬たちをマクリ始める北島。

そんな北島も実は「逃げ馬」(前半型)であった。
足首やキック力が強く、力にまかせて「逃げて」いたのである。
これまでの世界戦では、その展開で確実にゴール前で差されていた。
北島は、キック力以上の宝である己の柔らかい足関節を十分に活かしきれていなかったのだ。
ここ1年、北島の感覚がやっと見つけた答えは「大きな泳ぎ」。
柔らかな足関節による可動範囲の広さを活かして、パワーに任せたピッチ泳法より、
1かきで大きく進むストロークの少ない泳ぎをトレーニングした。
平泳ぎは四肢を縮める時に泳ぎが止まる瞬間がある。つまりピッチ泳法にすると、
止まる瞬間も増えることになり、3歩進んで2歩下がる状態になる。
北島がマスターしたストローク泳法は、最も平泳ぎの理に適った泳ぎなのである。
今回の後半のストローク数は、4月の日本選手権よりも4回も少ない21回。
4年前と比べれば、実に6回以上少ない。1かきで2.5mも進む大きな泳ぎであった。

北島の表情は自信にみなぎっていた。後半、掻けども進まない他の「逃げ馬」たちを、
伸びやかなストロークで詰め寄り、残り15mで差し切ってチギリ切った。
後半の上がりを31秒17の自己最速で追い込み、59秒78の世界レコードでゴール。



7月23日
200m平泳ぎ
1着/北島康介(日本)2分9秒42[世界新]


世界記録はロシアのコモルニコフが持つ2分9秒52。
このコモルニコフに抜かれる前の世界記録が、北島が保持していた2分9秒73。
北島は、この記録を奪い返すために今回の大会に出てきたようなものである。
しかし、この世界記録保持者コモルニコフは今回出場していない。
北島にとってはまさに「記録との戦い」となるレースであった。

平泳ぎの100mと200mは、水泳界では全く別の種目といわれる。
速いピッチでスピード系の100mと、キックの伸びが重要となる持久系の200m。
強力な足首とキックを持った北島は、100mの方が得意だったわけである。
いかに100mと200mを共通の泳ぎが出来るかが、今大会の課題であった。

しかしピッチが早い100mでも、練習を積んできた「ゆったりとした大きな泳ぎ」が、
結果としてはそれが活きて、世界記録樹立へとつながったわけである。
そのトレーニングがさらに活きてくるのが、この200m。
100mの時よりさらに大きい、1かき最大3m進む大きなストロークで雄大に進む北島。
残り50mで米のハンセンを引き離した後は「記録との戦い」。
コモルニコフの記録を0秒10更新する2分9秒42の世界記録を樹立し。
100m200mの世界記録を持つ、正真正銘の平泳ぎ世界王者となった。




***************************************









中田英寿。イチロー。高橋尚子。








ご存じ、世界に誇る日本のトップアスリート
ビッグネームの3人。








広告屋の値踏みでいうところの、
日本のプロアスリートの「Sランク」は上記3名であるとのこと。

CM契約料8000万円〜1億円クラス。













田村亮子。中村俊輔。小野伸二
そして松井秀喜。




ちなみに、私が思うSの1つ下「Aランク」のプロアスリートは
この辺だろうか・・・。

(例えば、清水宏保とかは世界レベルのスーパーアスリートだが、
 広告屋的観点でみるとまず「プロ」であることが前提であるので除外。)












さて、今、
広告屋が大急ぎでその価値を値踏みをしているのが、

バルセロナで先週、連続世界新記録を樹立し、
世界のトップアスリートに仲間入りした、


日本の水泳界のエース、
北島 康介(20)










彼は、今年6月に事実上の
「プロ宣言」をした。
つまり、JOCの肖像権一括管理から外れる「特別認定選手」に申請中である。
さらには、あの
中田英寿と同じPR会社「サニーサイドアップ」と
マネジメント契約を結んで、支援を受けるスポンサー企業と交渉中である。







北島がプロ宣言をした理由の1つが、
子供達に夢を与えることだと云う。
(ま、ありきたりだが、大事な理由だな。)

「子供達にスイマーの夢を持ってもらうには、速くてカッコイイことが大事」
と語る彼は、普段から高級ブランドを身につけ、練習用水着はルイ・ヴィトン。
(何かアサハカな気もするが、まー子供がどう思うかだから的を得ているかも・・・)

大会前に「世界新記録を出して、金メダルをとる」と宣言して
有言実行する爽やかさ。この普段のキャラクターに加えて今大会の2冠が、
北島のプロスイマーとしての「商品価値」を高めている。

広告代理店関係者は、
「スタイル、マスクもいいし、性格も好感が持てる。
金メダル、世界新記録でさらにイメージが高まる。」
と分析する。



(ちなみに私も広告屋だが、4年前の世界水泳福岡大会での北島康介(16)を
TVで観た会社の後輩の女の子が、興奮した様子で
「北島クンってカッコイイ!ルックスもまあカッコイイけど、
 たまらないのがカラダよ!カラダ!もう添い寝してスリスリした〜い!」

・・・とまくし立てていたのが印象的で、今でも覚えている。
彼女のような若年層への訴求には抜群ではないか?と思うのはアサハカか?・・・)





まさに登り竜のごときアスリート、
北島 康介、今が旬。






さて彼は、

HOW MUCH?

















しかし、




北島は、
世界新連発にもかかわらず、
商品価値的には、

中田やQちゃんと
肩をならべるのはまだ早い。

との見方が強い。











サッカーはワールドカップ。野球はメジャーリーグ。

上記2つ以外のスポーツ選手が、
世界レベルのアスリートブランドを手に出来るのは、やはり、











「オリンピックの金メダル」。












これである。




野球・サッカー以外は、
これがあってこそ、
世間の認知度がナンボなのである。


これを獲得してこそ、
Qちゃんと肩を並べられる
のだと、と広告関係者は云うのである。



これが無かったがために、
ルックスと実力を兼ね備えたスイマー

千葉すずは、
広告屋的商品価値の評価が
上がらなかったのだ。







ちなみにQちゃん=高橋尚子は、
シドニー五輪金メダル獲得後にプロ転向。
大手企業8社とスポンサー契約をして、
現在年間で3億円以上の収入を得ている。

水泳選手では云わずもがな有名なのが、
豪のイアン・ソープ(20)。
前回の世界水泳福岡大会6冠のソープは五輪で金メダル獲得。
現在4億円以上の年収を誇る。










イアン・ソープと、
共に20歳の天才プロスイマーとして、同じ位置に立つには、


中田・イチロー・Qちゃんと共に、
日本を代表するトッププロアスリートと呼ばれるためには、


アテネ五輪で、
金メダルをゲッツしろ
と、
広告屋は云わんとしているらしい。


そうしたら、CM契約料8000万円以上、
年収3〜4億円のアスリートの仲間入りだ。













しかし、アスリートとしての実力以上に
メンタル部分がしっかりしていないと、
思わぬ罠が待っている。












世間やマスコミにもてはやされて、
肝心の本業が沈んでいくアスリートのケースは少なくはない。






中田・イチロー・高橋尚子
この3人に共通しているのは、
己をしっかりと律することの出来る精神力をもった
アスリートであるということだ。

(Qちゃんの場合は、小出監督がいてこその精神力かもしれんが・・・)



「そういえば、その3人には同じ空気を感じるかも・・・」と思う人も多いというが、
どんなに周囲が騒いでも、彼らが今の地位に君臨し続けている理由は、そこにある。





北島は、20歳ながら、しっかりしたメンタルを持っているという。
実力は十分。奢らず普通にトレーニングを積めばアテネでも金メダルを獲るだろう。




今後の彼に期待するのは、
狡賢く計算高いマスコミ・広告屋たちに負けない
精神力の更なる成長である。




トップアスリートになったからには、有名タレントと同様に
皆がその姿を拝もうとし、その言葉を待つようになる。
スイマーを夢見る子供達へ、言葉を残さなければならない役目を背負ったのだ。
自らの想いや感覚を言葉にしてほしいという要望が、
ファンからはもちろん世間から寄せられることになる。
それにしっかりと応えることが、彼に出来るだろうか?






彼のポテンシャルはまだまだ打ち止めではない。
僕はおおいに今後に期待しています。





030727
t a i c h i
...
- 2003年07月25日(金) ∨前の日記--∧次の日記
- 祝!禁煙3ヶ月記念。【2】 喫煙誘惑ベスト10!



祝・禁煙3ヶ月記念

昨日に引き続き第2弾!題して、






禁煙3ヶ月で分かった


喫煙誘惑
シチュエーション
ベスト10!












第10位





朝起きて気付けの一発

(1週間で克服)



















第9位





喫煙者たちに呼ばれて囲まれ、
煙責めにされている時。


(イジメです。ここまでされると絶対屈してたまるかという内なるパワーが漲ってくる)






















第8位





深夜、息を整えながら(ハァハァ)、
ベッドから起きて汗を拭き(フゥーッ)、
服を着る前に(スフゥゥゥ・・・)笑。




















第7位




出社して席に鞄を置いた瞬間。

(すぐに喫煙室に行って、
朝仕事前の一服したい衝動がっ!…1ヶ月で克服)



















第6位




プレゼン等の難題をクリアして一仕事終え、
帰社するタクシーの後部座席に座った時。


(電車でなくタクシーを選ぶこと自体が移動中も喫煙したい欲求の現れだ、
とか云って自己洗脳して喫煙してしまうパターンが、過去にどれだけあったか…。)



















第5位

仕事の企画を練ったり、
イラストやエッセイのネタを考えたり、
作業をしている時など、
アルファ波垂れ流しの最中。


(一服やると、頭の中で感性の渋滞がほどけて収束していく感じなんだよね〜
…我慢中・未克服)


















第4位


彼女と喧嘩!
核を突きつけ合う
冷戦の真っ最中に。


(イライラしてどうしようもなく吸いたいっ!…我慢するけど。)
























いよいよ第3位!








昼食の後。

同席する会社同僚上司後輩が皆、
スファ〜とうまそ〜にふかす時、
俺の目の前でな。



(これも「食後の後の一服は必要!」という固定観念を強く自己洗脳していたためであり、
なかなか離れなくて、いまだに結構つらい・・・)




















そして第2位!







これが第1位候補と思いきや、
まさかの2位!それは・・・!


















酒 の 席 。





こういう席で「聞き手キャラ」になる俺には
か〜な〜り必要なのだが〜っ・・・。





(なんとか、代替策でしのいでます。たとえば、
産業機械のような手の動作でひたすらおつまみを食べつづけるとか・・・ええ、太るでしょうね〜苦笑。)


















では、
酒の席より喫煙を誘惑するという
第1位とは?!




















客先での
放置プレイ中・・・。







(状況解説)




仕事の打ち合わせで客先を訪問したが、
担当者の急用で、
放置プレイを強要される。
(=仕方なく待たされる。)
客先の待合室なので、完全に自由になれないが、
机の上にはどうぞと云わんばかりに灰皿があり、
煙草を吸うぐらいの適度な自由は与えられている状況。








(どうこれ?もう喫煙するしかないじゃんという状況でしょ?
酒の席なら幾らでも代替策はある。好きなことする自由があるからね。
でも、この席はどうしようもない。
リラックスできるかといったら逆で、 客との打合せ前だから適度に緊張もしている。
その解消のためにも一本・・・な〜んて、
幾重もの喫煙事由がその空間に存在するわけである。

・・・というわけで未克服。最近そういうシチュエーションが無いからいいけど・・・)

















どうですか?

これから禁煙しようと思っている方、

上記の誘惑に勝てますか?

どうぞ参考にしてください。
















ちなみに、実は、厳密には
この3ヶ月の間、1本も吸っていないと云ったら
そうでは無いんです。

実験のために、2本吸いました。





1本は、禁煙1週間目に。


もう1本は、禁煙2ヶ月目に。




1本目の時は、その1本をきっかけに、
キレて、再び常習してしまうかどうか?を
試したのですが、クリアしました。


2本目の時は、吸ったときの身体の反応がどうかを試しました。
見事に咳き込み、気管まで煙を通せませんでした。
喫煙できない身体づくりが進行している証拠です。



だけども、身体づくりは出来てきていても、
「吸いたい」という気持ちは未だにあります。
特に上記ランキングの上位シチュエーションになると・・・。






「吸わないようにしている」人から、
「吸わなくてもいい」人になるよう、
がんばろうかなと思います。







030725
t a i c h i

...
- 2003年07月24日(木) ∨前の日記--∧次の日記
- 祝!禁煙3ヶ月記念。【1】



祝!

この度、先週末7月20日で、
禁煙して3ヶ月となった。












覚えやすい日付ということで
今年の4月20日より始めたわけだが、
当時は周囲から一様に「何故?」と聞かれたものだ。
無理もない。何しろかつて俺は、
一日40本(2箱)以上のヘビスモ人間だったのだ。











止めた理由は単純である。










去る4月11日、
この日記でも既報しているが、オヤジが亡くなった。
オヤジはタバコも酒も大好きだった、さすがに近年は控えていたが・・・。
それはいいとして、
その際に目の当たりにしたオフクロの姿がまず一因としてある。





「最愛の人に先立たれた妻」としてのオフクロの姿・・・。
傍目に気丈に見えるオフクロであるが、見ていてイタイものがあった。
実家に帰省中、俺を「お父さん」と何度も呼び間違えるオフクロ。
すべての判断を自分で出来なくなってしまったオフクロ。
大事な人を残して先立つことは絶対に出来ない
と、つくづく思ってしまったわけである。





だから健康のために禁煙?単純に健康が理由と云うなら、
心掛けなければいけないことは禁煙以外に山ほどあるわけだが、
自分の決意をしっかり自分で意識する意味で、
己の決意の広告塔として、まずは禁煙に着手したというわけだ。




健康というより、決意としての禁煙。











あとはお金の問題。

7月から煙草が増税されたが、1本吸うためにかかるお金はどんどん増え続けている。
一方で俺自身、少しでも切り詰めていかなければいけない環境に追い込まれつつある。
しかし、こういった状況を分かっているのに俺は、
「切り詰めるべきものリスト」に煙草を入れることができないでいた。





親父の喪中の間、焼香のために実家に来た高校の友達が何人かいた。
その中の1人、超ヘビー愛煙家だった友達の話がかなり俺には効いた。







「結婚してから煙草やめたよ、きつかったけど。
喫煙なんてしてたらとても生計やっていけないから。
それだけだよ、煙草やめた理由は。
きつくなかったかって?
俺が止めたんだぜ?禁煙は気持ちひとつだよ。」








と、アッサリ言ってのけた。








3日間食べず風呂入らずの状態で、
300円しか手元なかったとしても、俺は絶対に煙草を買う!

と豪語していたあの友達が、あんなことを云いやがった…。



これは刺激的だった。










禁煙した友達
「タバコやめたわけ?…金かかるし…」



「え…それだけ?それだけで止める決意したの?」

















…と思う
俺の方がおかしいことに
徐々に気付きはじめた。








理由としてはそれだけで十分なはずだ。
それだけで十分なのに、
そう思わないようにしている自分がいた。










まるで自分が喫煙しているのは
何かの重大な使命があってのことで、
それを止めさすには、
その使命の重さに見合う確固たる理由が必要なのだ!


自己洗脳している自分に気付いた。















こうして4月20日に
実家から東京へ戻ってすぐに、
彼女に「禁煙宣言」をして、
私の葛藤が始まったわけである。






それからというもの、
この「自己洗脳」という喫煙要因が、
俺の中でかなり大きなウエイトをしめていたことに、
禁煙を始めてからどんどん気づかされることになった。


というわけで、明日は
その点について取り上げてみたく・・・、





3ヶ月我慢で分かった、
喫煙を強力に誘う、
苦悶シチュエーション
ベスト10!






をお送りします。お楽しみに!






030724
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...
- 2003年07月23日(水) ∨前の日記--∧次の日記
- 島で民宿やりますか?

(旅シリーズ、その4)




沖縄・座間味島、島旅4日目の夜だった−−−。


その晩は、民宿の食堂にて魚料理をご馳走になり、
食後に一服がてら、そのまま食堂でTVを観ていた。




すっと、民宿の主人が食堂に顔を出した。




この宿最終日の2泊目、

それまでずっと無口だった主人が、
はにかみながらも、少しばかり苦味のある表情を見せて、
食堂の座敷でTVを観ていた僕たちにこう云った。














「ねぁ〜お客さん、
 この民宿やってくれっ人、
 誰か居ねぇ〜かなぇ〜?」







****************************


宿のオヤジから苦渋の告白を受ける前、


僕は、同じ慶良間諸島の隣島である阿嘉島の民宿に泊った。
浅黒肌に濃い目鼻、典型的な「ウチナー顔」の主人は、
エネルギッシュで陽気なキャラだった。

昼間は自ら漁に出向き、夕方その収穫物をさばく。
積極的に宿泊者とコミュニケーションをとるなど、宿のムードメーカー的な存在。
島宿を切り盛りする毎日を主自身が謳歌し、
自らの充実したテンションを、疲れた都会の客に分け与えているかのようだった。












それから、座間味島のこの宿に来た。
ここの老夫婦と会ったときから、
阿嘉の宿の夫婦とは対照的に、何かしらの覇気の無さを感じた。

夫婦とも結構年をとっていて、両人とも無口であった。
しかも、奥さんはどうやら足の具合が悪いらしく、それほど動けないとのこと。

事前の宿探しでも、この宿はほとんど広告を出していなかった。
宿泊協会WEBへのTEL番号表示のみ。我々が泊った2日間は、他の客は無し。


こういった事実以上に、
この宿には別のネガティブな何かが訴えていた。何だろう?


前の阿嘉のオヤジのテンションが、あまりに高すぎたからか?・・・

たんなる思い過ごしか?・・・














やはり、予感は当たっていたのだ・・・。









「ウチのおかぁも足悪ぅて動けなくて〜、
 もうつらくてせぁ〜誰か居ねぇかね〜、
やってくれっ人〜?」






・・・

無口な御主人とって、
おそらく相当の勇気を振り絞って、
我々に打ち明けたのだろう。







「え、ええ〜っ?どうしたの〜?バイトとか、募集しないの〜?」


「や〜、いんままでずっと、2人でやってきて、バイトは無ぇな〜。」


「そ、そうなんだ〜・・・」









あまりに重くてウエットな告白だったので、
普段気さくな僕らも、リアクションに困ってしまった・・・。
















僕らは、都市に従属する疲れたサラリーマン。
多忙で徹夜するときには必ず、あるトリップ映像を脳内に流してきた。
それは・・・

















「牧場」「農家」「海の家」といった環境で働く、
己の姿の映像を。








・・・そんな僕らは、


食堂から部屋へ戻ると、












主の云ったことを、か〜な〜りプチ本気で考えた。

その宿をやってみるかどうか、ということより、

島での生活について・・・。










利便を捨て、刺激を捨て、従属を捨て、

簡潔を得て、平穏を得て、自由を得る。



物理的な気楽さと、精神的な気楽。







しかし、島での生活に思いを馳せる一方で、

島宿の老夫婦の現状を垣間見たショックも、

隠せずにいた。




・・・







*********************************************************



翌朝、宿を去る時が来た。

宿の主人に激励の言葉をかけた。
来年、この宿はどうなっているのだろうか?


・・・
刹那な想いを残し、次の目的地へと旅立った。








次の宿というのは、
7/18の日記で紹介した、沖縄市(コザ)の「ごーやー荘」という宿。

ここのマスターは、この3月まで東京でサラリーマンをしていて、
脱サラして沖縄で宿を立ち上げた人である。

んでもって僕は、
そのマスターに、その経緯の話を聞いてしまったりする。






あー何だか、

見えないナニカに

シ ク マ レ テ イ ル ヨ ウ ナ ・・・












030723
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...
- 2003年07月22日(火) ∨前の日記--∧次の日記
- 「踊る大捜査線2」でムカツキました。

(島旅ネタはおやすみ)




昨日、
19 日(土)より封切られたばかりの映画、

踊る大捜査線 THE MOVIE 2
〜レインボーブリッジを封鎖せよ〜


を見に行ってきた。



この感想を一言で述べさせていただくと、












目の前の客に、
もぉー苛立って腹立って席立って、
頭カチ割ったろかっ!キィー!!



という衝動を抑えるのがせいいっぱいでした・・・という感想。











まー、とにかく、その、
頭カチ割りたかったその客についての話を聞いてくれ。




















「うひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ・・・」






笑 う の で あ る 。
と 〜 に 〜 か 〜 く 笑う!






しかも男のくせに、
年増のオバサンの馬鹿笑いのような、
横隔膜壊れちゃったの?みたいな笑い声。






名付けて「痙攣笑い」



それを放ちまくる、かなりむやみに。





どのくらいむやみかというと、
全然笑うところでないシーンで笑う。



湾岸署長役の北村総一朗が「はぁ?」 と云っただけで笑うのだ。



青島刑事役の織田裕二が「へ?」 ととぼけただけで笑うのだ。




会場内でただ一人、
目の前のそいつだけが笑っているのだ。

何ぁ〜故笑う?しかも痙攣笑いで。











かなりのマニアではなかろうか。

「踊る・・・」の中に仕組まれた、ありとあらゆる仕掛けに引っ掛かることはもちろん、
おそらくフジテレビにとっても意図しないところで引っ掛かってくれる。

そばに居るものにとっては、話しをじっくり聞きたいところで、
そいつがうひゃうひゃ笑うので、聞き取れなかったりして、
マナー的にも生理的にも不快極まりない。






もう〜駄目!。

最初に気づいたのは隣に座っていた彼女だが、
彼女の苛立ち痙攣と同様に、俺も腹の虫をガマンするのが苦しかった。

どうやら、俺らの両隣のカップルも、
目の前のうひゃひゃ野郎に対してかなり苛立っているようだった。










実は、
俺は途中、映画のストーリーを覚えていない箇所がある。

何故ならば、その時俺は、目の前のそいつを
























どう葬り去ってやろうか、
その手口を熟考していたのだ。
















とんとんと、背中を叩き、

「貴方の笑い声、皆迷惑してますよ。気づいてますか?
そもそも今のどこが可笑しいんですか?とにかく少し控えてください。」


と、あくまでジェントルに忠告するべきか・・・。











もしくは、

肘掛けのホルダーにある空のペットボトルをつかみ、

目の前で痙攣している後頭部めがけ
ひとおもいに振り下ろしたろかーっ!!!。






と、ワナワナしているうちに、画面では・・・

















あーっ、す、すみれさんがーっ!!!

てなことに・・・。















・・・

ま、とりあえず、映画終了まで

込み上げるものは、

何とか抑えました。





・・・オトナなので。







****************************************************

ちなみに、映画はというと、ストーリー自体は普通。
ハラハラドキドキは無い。あっと驚く仕掛けもどんでん返しも無い。
しかし、シリーズものの強みで、
映画のハナから、我々観客が各登場キャラを熟知していることと、
個々のキャラクターの完成度が高いこと、
そして、「所轄 VS 本庁」という本シリーズの変らぬ図式が与える、
「絶対にスカッとさせてくれる」というストーリーへの安心感が、
客の足を運ばせるのではなかろうか、・・・と感じた。





広告屋でもあるハラ的には、
東芝・日産・ライフ・ローソンが協賛企業ということで、
どのくらい映画内に協賛企業の商品が出てくるだろうと思って観ていた。

一番目立ったのは日産。
警察車両ではマーチのミニパト、Zの覆面パト、サファリの特殊作業車。
公道シーンでは、キューブを始めとする日産車がさりげに走っていた。
(しかし、おそらくノーマークのエキストラ車だとは思うが、
我が愛車トヨタ・ハリアーが堂々と映って走り去って行ったシーンもある)

事件特別本部を会議室に設けているシーンでは、
東芝の新型ダイナブックがずらーりと並んでいた。

皆さんにとっては別にどうでもいいシーンで、
フムフムしていたハラでした。





030722
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...
- 2003年07月18日(金) ∨前の日記--∧次の日記
- 琉球きたならドミトリー。






(旅シリーズ、その3)





旅の目的は人それぞれ。
それに応じて宿や行き先の選択がある。
俺が云いたいのは





「わざわざ琉球の旅を選んでおいて、
ホテルに泊まってどうするん?」



てこと。







琉球を選んだ目的は何?食、人、文化、そして棲み家。

島に来たなら、島んちゅにならんと!








というわけで、
沖縄はコザでチョイスした宿が此処。


(↓クリックしたら飛びます)





「ごーやー荘」


昔ながらの沖縄民家風味の、ドミトリー形式ゲストハウス。



ちなみに・・・
【ドミトリーとは?】
dormitory:相部屋、寮のこと。沖縄では 部屋に2段ベッドを置いたり、
いわゆる雑魚寝で宿泊する部屋や施設のことをこう呼んでいます。
【ゲストハウスとは?】
今沖縄で人気の宿泊施設。沖縄のドミトリーの多くは、単に寝泊まりするだけでなく
宿泊者どうしの交流スペースを設けていて、次の目的地への情報交換や、 人生のあり方を考える、
といった人のふれ合いを大切にした運営がされています。










寝る時のみ障子で区切られるが、
昼間や就寝まで夜は、基本的には一つの大きな広間で、
皆酒を交わしつつコミュニケーションが取れるようになっている。


安いから仕方ないじゃないっ!
琉球に来たなら、あ〜え〜て〜こういうところを選んでほしい。



マスター秀さんの話はおもろいし、
フリーの冷たいさんぴん茶(ジャスミン茶)が常備されているし、
布団は超ふかふかだし、家の中は渋い風味を醸し出しているし、
何といっても、泊まりに来ている見知らぬ方々が、
ことごとく一癖あって面白い。






一ヶ月以上泊まり続けている沖縄の旅行代理店の添乗員。(家みつけろ〜!)

外に居た俺の犬と、酔って小一時間添い寝をしていた、放浪の旅を続ける男。(寝るな〜!)

海外で偶然友達になり、この宿で久々に再会したという関西と千葉の女2人組。



・・・他にもいろいろ。






共通なのは皆、この琉球の旅の目的が単なるリゾートではなく、

何とかして怪しいことを見つけようとしているのだ。

だから誰ひとり、まともな観光スポットに行こうとしない。

(ていうか、このコザという街周辺の観光スポット自体が怪しいとこしかないのだが…、だからこそ良いのだが・・・)









ちなみに・・・

【コザとは?】

沖縄本島中央部にある街。那覇からバスで1時間〜1時間半。
現在、「コザ」という地名は地図上に存在しない。昔の「コザ市」が今では「沖縄市」となっている。

しかし沖縄の人々の中で実際に生きている地名は「コザ」。

バス行先表示も「コザ」、
公共機関の支店名も「コザ支店」。


ここが琉球人の気質、かなり笑える。


※ごーやー荘周辺の写真。クリック→(
中央パークアベニュー農連市場














さて、夜になるとオンナたちは「米兵狩り。」(お〜い!)

前述の関西と千葉の2人組はウチの彼女と、ゲートアベニューのライブハウスへ。







オンナどもを見送り、残った男たちはマターリ「島時間。」
縁側で、飲んで語って楽器弾いてユラユラと。







突然、バースデーサプライズイベントが始まる。
宿泊している他の女のコがケーキを持って現れる。
前述の放浪君が誕生日ということで、前夜皆でひそかに相談していたイベントだ。
これもドミトリーならでは。





酔いがまわって手に取った楽器は、
この宿に置かれているサンシンという民族楽器だ。
指で弾くと、これまた「らしい音」を奏でる。何故か「島唄」を弾いてみたくなる。
楽譜片手に、酔いに任せて狂ったように練習する。
メロディにならない音しか出せていないのに、実に気持ちいい。







帰り際、マスターは

「いってらっしゃい」

と云って、宿泊客を送り出す。
実にいい。

今にでも「ただいま」と、戻りたくなる。






ここには「島時間」が流れている。


「島人(しまんちゅ)」になりきることを
琉球旅行の目的としている人は、是非ここに泊ってみてほしい。








030718
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...
- 2003年07月17日(木) ∨前の日記--∧次の日記
- 幾千の魚と、幾千の星と。

(旅シリーズ その2)




サラリーマンは島へいけ。









沖縄・ケラマ、座間味島。
港から、無人島の海へ。



港からボートで渡ったその島は、白い砂と碧い海のコントラスト。
シュノーケルを着け、その海へスキンダイビングを試みる。








身体が青に溶けていく―――。

ホワイトアウトならぬ、
「ブルーアウト」








※無人島近海にて、一面を青に囲まれた視界のイメージ図↓








一面、
永遠に続きそうな純度の高い青。
その青いっぱいに、まるで幾何学模様の絵柄のような
エメラルド色の幾千の魚たち・・・


その領域とは別の場所では、
華やかな珊瑚と、艶やかな魚のポップアート展示コーナー。
それは確かに素晴らしく、美しく楽しかった。


しかし、
エメラルド柄の一面の青の中にただ漂い、存在し、
その青に囲まれ、その青とシンクロし、

やがてそれにとり込まれ、
同化してもいいとさえ思えてくる
此の感覚は、

真夏の都心のスーツ族に、
あまりに甘美で危険な誘い。

ボンベ背負ってのフルダイブなら、
俺は逝っただろう。


















沖縄・ケラマ、阿嘉島
新月の夜、浜へ。




砂浜に寝ころんで、
その星空に我が身を捧げてみる。









星天浴――。

天体観測というよりも、しっくりくる。







ダイナミックなまでのさそり座が、
ハサミの手からカギ型のシッポの先まで、
心臓に赤く輝くアンタレスを中心に、目の前に広がる。




新月の夜―――、


王様不在の夜だけに、
一つ一つの星たちが己を主張して止まない。
6等星ぐらいまで完璧に見えるだろうか・・・。
(北極星が5〜6等星。都心では殆ど見えない。)

織姫星(ベガ)と牽牛星(アルタイル)を分かつ天の川も
恐ろしくはっきりと見える。





都心では、
プラネタリウムでしかお目にかかれない、満点の星。
――こう表現してみて、この表現自体がおかしいことに気づかない
都心に従属する労働者の俺・・・少し悲しくなる。


寝ころんで見上げているため、視界には星空しか見えない。
まるで我が身が、宇宙に投げ出されてしまったかのよう・・・。
宇宙という大いなる存在の中で、俺は完全に裸になってしまった。

















海、そして宇宙。



逃げも隠れも出来ない空間の中で、
裸にされ、心の中まで何もかも見透かされ・・・、
悲しさ空しさ、愛しさ優しさ、全てを分かったうえで、
包み込んでくれる、大いなる空間、その空気。


そんなAIRが、島にはある。






都会のサラリーマンよ、
渇き切る前に、島へ行け。
鬱になる前に、島へいけ。






030717
t a i c h i



...
- 2003年07月16日(水) ∨前の日記--∧次の日記
- 人1万円、犬7千円也。


(旅ネタシリーズ、その1)





10日間におよぶ島への旅でしたが、
実は、犬と一緒に行ってきたんです。




ん、犬?




あ、俺、犬かってます。
云ってませんでしたっけ?
WEB上では云ってないって? あ、そう。




かってるんですよ。ダックスの小さいやつ(→このワンコロ)。
で、連れてったんです。島まで。




東京から沖縄まで、当然飛行機なわけです。
で、犬はどうするか?




当然一緒に機内に入れるはずもなく、
「手荷物」として荷物と一緒の倉庫で運ばれるわけです。
航空会社専用の檻に入れて。









この「ペット運賃」が、
羽田のお姉さん曰く、7000円だと・・・。









ちなみに人間様の東京→沖縄通常航空運賃は3万円以上。
これを出来るだけ安く済ませるべく、使ったんですよ!
俺を夏に生んでくれた親に感謝の必殺技、バースデー割引!




誕生日から前後7日間、全国どこでも1万円!同行者3名までもが1万円!
5月末に手配して、チケットレス決済とか何とかやって、何とかゲットしました。








この苦労の上ゲットしたオトクプレミアム感にひたってしまったばかりに、


思ってしまったわけですよ、















やっとの思いで
人間1名様10000円にしたのに、
犬1匹
(→こいつごときに7000円も・・・

(↑通常30000円に対しての7000円と思えば妥当なのに・・・)















人10000円 vs 犬(→この犬!7000円!・・・

(↑ムキになんなよ!)













俺様70kg : ワンコロ4kg = 10 : 7 !

(↑意味あんのかよ!)








と思ったとしても仕方がありません。



もしくは












犬もバースデー割引の同行者(犬)として
割引きさ・・・


(もうイイよ!7000円がそんなにヤなのか?!)








******************************


那覇空港に到着後、手荷物受取所で檻を受取り、ふたを開けてみた。
よっぽどヒドイ目にあったのか
か 〜 な 〜 り 〜 ブルブルと震えていました。
そんな目にあったのに7000円?(←もういいって!だったら連れていくなよ!)












030716
t a i c h i

...
- 2003年07月14日(月) ∨前の日記--∧次の日記
- 島から帰京。


社会不適応人間。







・・・
そういうレッテルを貼っていただいて結構です。







旅から帰って休み明け、
いきなり寝坊しました。




いや、
僕の理性以外の部分にとっては、
確信犯の遅刻だったのでしょう。


10時自宅発→11時会社着。
ラッシュアワーどこ吹く風の
超オフピーク通勤。


2週間も休みを頂戴しておいて、
一般リーマンが羨む長旅をしておいて、
その間皆に仕事を押しつけておいて、
休日明けいきなり遅刻する僕・・・














そ れ が 何 か ?。















だって、
ラッシュアワーの電車なんか
乗れないも〜ん。














・・・というのは冗談です。
あくまで、ネタとしての文章です。訂正します。
会社の皆様、休み中は大変ご迷惑おかけしました。
休み明け早々遅刻スミマセンスミマセン。
(っと云っても誰も見てないだろうけど・・・)





戻ってきてしまいました、
この東京の生活に。





もう僕には、空気の味が合いません。
もう僕には、時の流れが合いません。






7月10日に旅から帰ってきて、
現実に適応する余裕を3日間とっておいたのですが、
















(-.-)y-oo0 スフゥゥ・・・











無理でした。




未だ、社会不適応・・・。








というわけで、旅の話は明日以降で。






030714
t a i c h i





p.s.「甘ったれるな」という社会の声が・・・





...
- 2003年07月01日(火) ∨前の日記--∧次の日記
- あの島へ。




...
    

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