ことばとこたまてばこ
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2007年05月31日(木) ---------

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2007年05月30日(水) また愚かなことを

曼珠沙華の咲き乱れるニッポンの片隅でおれとおめえは凶暴な野犬と見つめ合った
犬が野蛮に吠えて歯をがっちゃがちゃらと鳴らせて虚空に噛みつきおれとおめえのふたりを威嚇していた
足がすくんでしまってまるで動けなかったおれはついついあの鋭い牙で噛み砕かれた黄色い頭蓋骨がぬらりと牙に貼り付く様を想った
おめえの横顔へ素早く眼を走らせると、おめえは眼を大きく見張って薄く微笑んでたぜ
でもおれもきっとおめえと同じ様に口角ひらりと持ち上げて微笑んでた 
ゆるやかな表情はある役目を果たすのだ、安心、安堵、安寧それは夢うつつへ潜り込む表情



しかしそれにしても歯を剥き白い泡混じりの涎を滴らせて唸る野犬は
単なる狂犬と呼ぶには何かためらわされる深い眼をしていた




眼は閉じた方が良い、とふと思った
おれとおめえと犬の3人の眼ですべては一点に戻っている、と思った
眼でなにもかもがごまかされきっている、と思った


つむった瞼に広がるのは暗黒のそれだけ


ぎぎり ぎり ぎりぎりぎり
雨が吹く 霧がけぶる 喉が裂かれる
曼珠沙華の色がより映えて

痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い


2007年05月25日(金) ぶつ切り言葉

気づけば目の前に広がるあの荒野の底に男が立っていた。


死がそこにいます。



始まりと終わりの色は、白。



横たわり、散らばる、肉。



時の流れの実感は、夜にこそ映える。



きわめて野蛮に求めて飛び出て。



あの眼はまるで今にも挑みかかってきそうだ。



墓は草木に埋もれるくらいが一番良い。



椅子に座らず土に尻をつける。何故か。それは土が暖かいから。



いのちを保存。



排泄物の残る汚れたトイレで夢現フェラチオ。



笑ったよヤアヤアヤアヘイヘイヘイヘイイェイイェイイェイ。



巨人は小人を持ち上げて肩にかついだ。
小人煙草を喫んでステキににやにやしてる。
巨人屁をこいて金髪美女の尻を眺めてる。




布の中身は単なる、ぬけがら。




空気、水、火、土。





眼鏡が吹き飛ばされそうなのにおめえは気づいていない。


2007年05月24日(木) 光の感触ときたら

おめえは
おめえは
おめえは
おめえは

あの壊れている時計が最後に示した時刻を知っていたか?

そう、知らなかった

もはや車がどの方向へと走っているのかも判らない

雪だるまのように白く丸く柔らかく儚い光が

光が

光がぬめり落ちてゆく

光が滴る

今にも光が吹き飛ばされる



光がただ霧散する
そんな悲しい音なんて
けっして聞かせないでくれ


2007年05月23日(水) おたけびの正体

何十人もの敵に囲まれて絶命の淵へと追われた侍、
敵を見据え、生命を吐露するかのような表情で口を一杯にひろげて刀を構えた。
「あの怖いお口が開いたら、あんなにたくさんいるみんなが怖がったよ。どうして?」
生まれつき声を聞いたことのないちっちゃな音無し子が問うた。


ちっとおっきい音無し子は少し考え、答えた。
「命の詰まった声で、刀よりもみんなの心を切り刻むことができたからなんだ」


2007年05月11日(金) ロッキー・ザ・ファイナルの台詞個人的メモ

オリーブオイルを塗ると強い子が生まれる


大丈夫じゃない、リトル・マリー



時々息が苦しくなる
激しい思いを抑えられない
こんなに辛いとは
こんなに苦しむとは



夢を追い求める権利があるならそれを尊重すべきだ




倒されると覚悟で復帰するのは根性無しだ
お前ならやれる

なぜだ?

内に秘めた思いさ





好きなことに挑戦しないでいるよりは
醜態をさらして挑戦するほうがいい





信じないだろうが
子供のお前をこの手でもちあげて母に言った
この子は世界一の子になると


世の中バラ色じゃない
人生ほど重いパンチはない
だが大事なのは
それをうけても
こらえて立ち上がるんだ
そうすれば勝てる


自分を信じなきゃ人生じゃないぞ




墓参りしろよ





きれいな花だ





墓の中の先祖もぶっ飛ばすパンチだ



怖いときこそ強気に出ろ
俺はそれでうまくいった



心は年をとらないと証明してみせて



ロック 話がある
内に秘めた思いをすべて吐き出せ
今夜その思いを完全熱消させるんだ
今夜を限りにな

愛してるぜ






ナメてかかると骨を砕かれるぞ!
敬意を払え!






父さん!誰も笑ってない
やっつけて!





人生最後のラウンドだ
最後だぞ!




ジイさん

お前もそうなる
























本当のボクシングを教わったな























君がいてくれたおかげだ

やったよ エイドリアン

君と2人で












2007年05月10日(木) 木と人の違い

物言わぬ木であるはずなのに、ああ、生きている、
と思わしめる骨太い力はどこから来ているのか


それは、やっぱり、佇まい、だと思った


佇まいだけなら、どうして無数に存在する
人間は木のように感ぜられないのか、とも思った


それは、やっぱり、時間感覚の差、だと思った


2007年05月09日(水) 剣という名の子

剣(つるぎ)という名の子、齢50越して
なまくら刀のようなおちぶれた人生だった

だからやはりその名は、より映えた

善し悪しでは計れない、
名は体を表す、とうことただそれだけ


2007年05月05日(土) 移ル微笑

深い木々の緑に埋って昼間も薄暗い山林のある場所におわす地蔵尊

微笑んでいる地蔵尊の唇を凝っと見る


ほんのりと朱色で柔らかくふくらんでいる唇を凝っと見た




わたしの唇にも同じ微笑が残った



その微笑はずいぶん長いあいだ、残った


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