三日坊主日記
瑞樹 美霧



 ミュージカル『ラヴ・ネヴァー・ダイ』マチソワ マイ楽

 前日から2年に1回の会社の懇親会で新富士に居たので新富士から東京へ。
 普通車の予約取ろうと思ったら¥5,500位だったけど席が空いてなく。だったら乗ってみたかったグリーン車取る? ってグリーン車見たら¥7,700位で席も空いていたので初新幹線のグリーン車。
 いやー、座席すっげ―ゆったりして良いわー。
 が、泊まったホテルから新富士までタクシー呼んで貰ったんだけど、30分位で¥6,000超え(遠い目)。
 結局タクシー代と新幹線グリーン車代で新大阪→東京の新幹線のチケット代位……。
 ふ、タクシー代甘く見たわ。
 心配していた延着も3分位で済み、友人と待ち合わせて昼飯。
 今日は『ラヴ・ネヴァー・ダイ』マチソワでマイ楽。


 マチネ
     ☆ 本日のキャスト ☆
  ファントム:橋本 さとし   クリスティーヌ:笹本 玲奈
  ラウル:田代 万里生   メグ・ジリー:星風 まどか
  マダム・ジリー:香寿 たつき   グスタフ:後藤 海喜哉
 お席は1階J列30番。


 ソワレ
     ☆ 本日のキャスト ☆
  ファントム:橋本 さとし   クリスティーヌ:平原 綾香
  ラウル:加藤 和樹   メグ・ジリー:小南 満佑子
  マダム・ジリー:春野 寿美礼   グスタフ:小野 桜介
 お席は1階M列11番。

 さて、今公演初キャスティングの橋本ファントム2連荘。
 他のキャストはマチソワのお陰でフルチェンジで観れたのも嬉しい。
 ライトサイド通路脇とレフトサイド通路の両サイドから連続観れたのも良かった。

 良いわー、橋本ファントム。好き。
 他のファントムよりも大柄なせいもあるのか存在感すげー。でもラストの橋のシーンでは一寸狭そうだったけど(苦笑)。

 オープニングの『君の歌をもう一度』から「すげっ」てなった。←声出かけた
 歌も勿論巧いんだけど、低音がサイコーにいい。
 もう本当にクリスティーヌに逢いたくて仕方がなくて、クリスティーヌの歌をもう一度でいいから聞きたくて、逢ってしまったら傍に欲しくて、っていう可也激しい熱情を持ったファントムで、今までのどのファントムにもなかったようなずっと感情が駄々洩れな感じがいい。
 『月のない夜』なんかクリスティーヌとの顔の距離が今にもキスせんと言わんばかり近くてそれだけ激しい感情が見える。
 笹本クリスティーヌとのシーン観て

 一寸これは結構エロティック? いや待って、これ平原クリスティーヌだともっとエロくなる……?

 っ思ってたらソワレ、平原クリスティーヌとの『月のない夜』、マジエロい。
 平原クリスティーヌも結構感情激しいからもう相乗効果?
 『遠いあの日に』で交錯しつつもクリスティーヌの言うことも解るけど諦め切れない、的な所もいいが、グスタフを餌に脅してでも、という中にも一寸悲しさがあったり。
 『美の真実』の後のクリスティーヌに『何か言うことはないか?』というシーンでの爆発加減とか。
 『ラヴ・ネヴァー・ダイ』の途中でもクリスティーヌにアイコンタクトしつつ肯いてみたり、歌終わりでは緞帳の向こうからクリスティーヌに向かって駆け寄って来たり。
 ラストではクリスティーヌの傷口に触って掌に付いた(らしい)血に慄いたり。
 ほぼほぼ常に感情駄々洩れなファントム、新しくていい。

 さて、笹本クリスティーヌ。
 私、笹本さんのメグが結構好きだったんだけどなー。
 歌は当然巧いとして、気の強い……気丈、というべき? なクリスティーヌだねー。
 母は強し、というよりも根っから気が強そうな?

 ラウルは前3公演万里生くんだったのでソワレで初加藤ラウル。
 うん、田代ラウルより未だクリスティーヌやグスタフに対して温かいものがある。
 グスタフに当たっちゃって『あ、しまった』、ってなった後優しそうな笑みを浮かべて相手をしてあげたり、クリスティーヌに向かっても優しい顔見せたり。
 田代ラウルはどっちかっていうと終始(1幕目は特に)冷たい感じがするから加藤ラウルの『愛情はあるのね』という雰囲気はいいかな。

 前2回(&今日ソワレ)は小南メグだったので初星風メグ。
 どっちかっていうと星風メグの方が笹本メグに近いかなぁ。
 あのキャビ感がいい、というか個人的に好きなのよねー、メグって。

 マダム・ジリーはバランスよく両マダム2回ずつ観れたけど、やっぱ香寿マダムの方が迫力があって好きかなぁ。
 1幕目ラストのラスト、『あの子がいなければ』ってブチ切れる迫力が。
 怒りと絶望の強さがやっぱあれ位欲しいなぁ、と。

 グスタフは。
 今日のマチネ違う子だと思ったんだが、アレ? 後で確認して前2回観た子と同じや、ってなった。
 まあ、ソワレは変わったけど。

 そういえば、1回目は2階席だったので分からず、2回目は新幹線の延着の所為で観れてなかったのもあったけど、オープニングの『君の歌をもう一度』終わり、『コニー・アイランド・ワルツ』の時に上がって行ったファントムの乗ったゴンドラ、あんなに低かったのねー。スケルチやガングルの上に乗ったフレックが頭突きしそう、とか思っちゃったわー。

 公演が東京しかないから仕方がないけど、もっと観たかったわー。
 又5年後かなぁ。

2025年02月23日(日)



 ミュージカル『ラヴ・ネヴァー・ダイ』

 いやぁ、大変だった。
 米原で雪の所為で徐行運転。&名古屋で雪下ろし、前の列車が豊橋で雪下ろしetc.と遅れに遅れた新幹線。
 2時間13分。
 新大阪→東京を計4時間43分かけて移動……。
 遅れる可能性大とは言われてたけど、ここまでとは。新大阪←→東京出来るやん!
 開演迄2時間はあるから何とか間に合うんじゃないかなんてレベルじゃなかったよ。
 開演時間(pm12:30)には未だ新横浜とか言われた時には、絶望したね。
 せめて私が大好きなファントムがホテルの部屋にバルコニーからバーン、って現れるシーンには間に合ってくれ〜〜〜〜〜〜!!←切実
 と、着くまでは苛々するし緊張でお腹痛くなるし、な行程だった。


     ☆ 本日のキャスト ☆
  ファントム:市村 正親   クリスティーヌ:平原 綾香
  ラウル:田代 万里生   メグ・ジリー:小南 満佑子
  マダム・ジリー:香寿 たつき   グスタフ:後藤 海喜哉
 本日のお席は1階J列14番。

 東京駅に着いたのは12:50、そこからダッシュで有楽町の日生劇場へ。
 山手線は直ぐ来たので有楽町から走って劇場。
 息を切らせて入場したら係員のおねーさん達が物凄く気遣ってくれて。
 席に就けるのは歌終わりになります、と言うのに『勿論それは当然です』と答え。
 劇場内に入ったら丁度クリスティーヌとグスタフの『心で見つめて』の半ば辺り。
 何とか大好きなバルコニーからファントムが現れるシーンの前には席に着ける。
 いやー、通路脇の席で良かったわー。余り人様の迷惑にならずに済んだ。

 さて、市村ファントム。
 勿論『ラヴ・ネヴァー・ダイ』は初演から観てるけど、毎回劇団四季の『オペラ座の怪人』での初代ファントムもこんな感じなんだなー、ってしみじみしちゃう。←四季では市村ファントムだけ観たことがない
 立ち姿とかホントに綺麗で格好いい。
 ただ歌はね、やっぱ一寸メロディー無視の独特な節回しや溜があるけど(苦笑)。
 『月のない夜』での高音が一寸危険な感じになったけど、その後は喉も温まったのか危なげな部分はなくなり。
 市村ファントムはファントムのベースっていう感じがいいんだよねー。ここから其々派生していく、みたいな?

 安定の平原クリスティーヌ。
 もうこの安心感は半端ないな。一寸お茶目な所もあって、結構激情派なのが好き。
 そして母は強し。
 で、やっぱり田代ラウルは……クズなDV男……(苦笑)。

 香寿マダム。
 やっぱりこれ位泊力が欲しいわー。
 特に1幕終わりのプチ切れシーン。


 帰路の新幹線も遅れる覚悟をしていたけど、まあ、帰りは夕方だし、ぶっちゃけ2時間とか遅れたとしても家には帰れるので落ち着いていたら……、延着15分。
 せめて往復で足して2で割る位の遅れにしてくれれば、と思わなくもないが、そうなると行きの新幹線特急代金の返金(¥5,600程)はなかったか。←後で聞いた所によると2時間以上遅れたら返って来るそうだ

2025年02月08日(土)



 あ やべ

 唯一持ってた おかんから誕生日に貰った純プラチナのネックレス、持ってかれたか?

 いや、部屋内某所を片付けたら、100本位出て来たネックレス。
 姪っ子に時間のある時見に来て好きなものを持ってっていいよ、と言っていたのだが。
 昨夜っつか夜中に姪っ子がやって来たので『見ていったら?』と水を向け、譲ってもいいようなもの(基本それ程高くない)を片付けたアクセサリーボックス示して「テキトーに好きなもの持って行っていいよ」と。
 それなりに高いものとか未だ使ってるものとかは別のケースに片付けてあったので何も確認せず勧めた訳だが。
 別の所に片付けたつもりでもあったし。
 数本持って行ったのは知ってるけど、何持って行ったのかまで確認してない、が。
 さっき「そういえば昨夜姪っ子と話してる時に『この中のは未だ使ってるしねー』って見せたケースの中に純プラチナのネックレスなかった気が」と思い至り、今全部確認したら。

 ねぇな。プラチナ。

 他のケースも確認したけど、やっぱ見当たらない。
 ぐはぁ、失敗した。もう使ってなかったし、その存在を忘れがちでもあったが。
 すっげー軽いけど、純プラチナそこそこいい値段だぞ、今。

 姪っ子の好みじゃなさそうなすっげーシンプルな奴だったんだが。

 まあ、しゃーない。
 姪っ子に見せる前に再確認しなかった私のミスだ。

 ……でも一寸心残り……(苦笑)。

2025年02月03日(月)



 『古代エジプト展』&ミュージカル『ラヴ・ネヴァー・ダイ』

 今日はソワレなのでpm3:00位まで時間があり、だったら上野動物園でパンダでも見るか、とか思ってたけど知人に聞いたら平日でも待ち時間4〜50分だから土・日・祝だと見終わるまで2時間はかかるかも、と言われ断念。
 した処でXに六本木ヒルズで『古代エジプト展』があるという情報が流れて来て、
 ……いや、これは運命……?
 と『古代エジプト展』のチケットを取ることに。予約制だったのでpm12:00で取ったものの、会場に着いたらam11:30位。
 予約時間まで待て、と言われてミュージアムショップとかで時間潰した上、大きめの荷物をロッカーにぶち込む。
 展示会だと何時もなら2〜3時間かけて観るんだけど、いや、もう、余りにも人が多くて。人の後ろの隙間から覗く、位しか出来ない。
 おまけに(私は撮らないけど)写真撮影OKだったので、何時までも人が退かない。
 そして撮る人間は全展示品を角度を変えて数枚撮る、っていうことをするから兎に角毎度毎度毎同じ人間が邪魔になる。その人が撮ってるから別の角度から見ようと思ったら撮り終わってそこへ来るし。別の物先に見ようと移動したら撮り終わって来るし。
 結局ゆっくり満足に見ることも出来ず、もうどうせ図録買うし、と適度に流し見たら30分程で全展示品制覇してしまう始末。
 えー、友人と待ち合わせpm3:00位って話になってたんだけど。
 展示品見終わってミュージアムショップで物色購入し終わっても未だpm1:00過ぎ。仕方がないから茶店見付けてそこでコーヒー飲みつつ時間潰すことに。
 そうこうしていたらpm2:30頃友人から『早目に着いた』と連絡があり、慌てて有楽町へ。
 pm3:00位に合流して食事(新幹線の中でam10:00位に駅弁食べただけだったので)に行き、pm5:00前劇場へ。


     ☆ 本日のキャスト ☆
  ファントム:石丸 幹二   クリスティーヌ:真彩 希帆
  ラウル:田代 万里生   メグ・ジリー:小南 満佑子
  マダム・ジリー:春野 寿美礼   グスタフ:後藤 海喜哉
 本日のお席は2階D列44番。

 石丸ファントム。
 ああ、うん、幹二さんだなぁ、と。いい意味で。
 前回(再演時)よりも人間臭く……というか感情が表に出るようになったような気が。
 石丸ファントムに関しても劇団四季『オペラ座の怪人』の20年近く前に大阪公演が始まる、って時に『きっとファントムにキャスティングされるんだろうな』って期待していたら退団しちゃった、という見損ねたファントム。
 とはいえ前回の『ラヴ・ネヴァー・ダイ』再演時にはキャスティングされたから市村ファントムに引き続き、観たかったファントム。
 あ、上にも書いてるけど、前回公演時ちゃんと観てるよ。
 うん、で、前回よりも薄っすら感情的になってる感じがする。個人的にはもっと感情的でもいいんだけど、やっぱり全体的に冷静というか理性の人というか。
 市村ファントムの派生バージョン、だよね。←真似、という意味ではない
 いや、冷静、其れもいいんだ。そして、丁寧。

 真彩クリスティーヌ。
 高音綺麗だなぁ。
 ファンの方には申し訳ないが一寸やっぱり未だ『ヅカの娘役』って感じがする。
 何だろう、もう少し貫禄? みたいなのが欲しいかも。後、色んな意味でのクリスティーヌの強さも。

 田代ラウル。
 ……クズだな……。そしてDV男……。
 って思わせる演技力、すげー。
 1幕なんてクリスティーヌやグスタフに対する愛情も見え無さ過ぎる。
 いやまあ、BDとかの海外版『ラヴ・ネヴァー・ダイ』のラウルにより近いっちゃあ近い。

 小南メグ。
 可愛い。しかし、笹本メグ好きな私的にはもう少しキャビ感が欲しい。
 春野マダム。
 んー、いいんだが。
 も少し迫力欲しいなぁ。特に1幕ラストの叫びには。怒りと絶望の『あの子さえいなければ』。
 後藤グスタフ。
 やっぱ子役の子は可愛い。可愛いは正義。ボーイソプラノも綺麗だし。周りの大人達に負けてないのもいい。


 しかし『ラヴ・ネヴァー・ダイ』観る度に思うんだが、マダム・ジリーがファントムに、その音楽に心酔しているのは解る。が。メグがここまで思い入れるというか惚れ込むのが解らないんだよね。
 いやまぁ、10年経ってる訳だしその間何等かあったのかもと言ってしまえばそれまでなんだが、でも流れ的にファントムからは何の動きも見せてないし、何ならその存在を気にも留めてなかった感じなのに。

2025年02月02日(日)
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