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2005年04月30日(土) 不満を持つ俺が悪いのか?


相手にはじめて腹をたてています。

最近そこそこ会おうという話が出ています。
○日に会いたいと指定してくるのはいつも向こうの方。
俺は大学と試験とバイトと実験と病院通いでいっぱいいっぱいなので簡単に時間が作れない。
実験や試験勉強やバイトの準備とかを会う日の前日と翌日にまわしてなんとか時間を作るわけです。
これが本当にしんどい。
例えば夕方会うとしたらお昼を食べる時間を惜しんで頑張ります。
前日にほとんど寝ないでバイトの準備をしたこともあります。
それでもやっぱり会いたいと思うから頑張っているわけです。

でそうやって時間を作っているのにドタキャンしてくるわけです。
それも直前にです。
直前に断ってくるのは実験が終わらないからというのは理解はできます。
悪いと思ってはいるみたいなのもわかります。
それでもって次の会う日を指定してくる。
俺はそれに向けてまた努力する。
でまたドタキャン。
俺の努力はどうなるのと腹が立つわけです。
俺も実験しているから彼女の立場はよくわかります。
俺は努力して彼女にあわせています。
彼女は・・・
要するに俺はすごく軽く見られている気がします。

やっと会えるにしても最近はいつも約束の時間に遅れます。
10分や20分ならかまわない。
平気で2時間とか遅れてくる。
その間俺は貴重な2時間を無駄にするわけです。

俺はよほどのことがない限り遅れたりドタキャンしたりはしない。
そういうのって相手に失礼だと思うから。
俺間違っていますか?

彼女は俺がどれだけ大変な思いをして時間を作っているのかわかっていません。
説明しない俺も悪いのかもしれないけどでもそんなこと言えないし。

自分でもホントよく辛抱しているなぁと思います。
俺の中でそろそろ我慢も限界にきています。

ちなみに俺達はつきあっているわけじゃない。
彼女がそう思っているからそういうことなんです。

もうなんかね。
彼女に会うのが大変すぎてもう会わなくてもいいかなぁと。
そういうふうに思ってしまうのです。

2005年04月28日(木) 病院の悲しい光景

70は越えているように見えるおばあさんは華奢で上品で優しそうです。
いつも息子さんの車椅子を押しています。
車椅子の息子さんは身体のみならず心も病んでいるようにみえます。

おばあさんはそんな息子さんにいつも優しく接しています。
いらいらすることも疲れきってしまうこともあるでしょうにA君は一度もそういう場面を見たことがありません。
診察室に入る時も車椅子を押すのに難儀しながらも笑顔をたやしません。
部屋を出る時も同様です。

おばあさんの笑顔を悲しいと思います。
おばあさんの笑顔の裏にひっそり隠されている悲しみや不安、心配、あきらめがA君にはみえるような気がするのです。

2005年04月27日(水) 人に会いたくない


A君はA君の意向に関係なく自分のしたいことをする人と一緒に遊ぶのが好きです。
遠慮深い人と一緒にいるといろいろ考えてしまってかえってしんどいのです。
一緒にいる時楽しんでくれているのがわかるととても嬉しくなります。
普段自分が決してやらないことをやって案外楽しいというおまけがつくこともあります。

ただいくら気はつかわないといっても人と長時間一緒にいるだけでだんだん疲れてきます。
A君は疲れてくるとだんだん不注意になってきます。

A君は実は毒舌家です。
A君の言葉は相手の急所をついてしまうのです。
だからA君とごくごく近しい人の中にはA君のことを恐いと思っている人もいます。
A君もわかっているので普段は心に浮かんでも口にはしません。
ただ身体が疲れてくるとだんだん注意力が散漫になって思ったことが思わず口をついて出てくることもあります。
これがとても危険なのです。
たまにですがひどいことを言ってしまうのです。

当然言ったあとは凹みます。
その夜は身体は疲れているのに言った言葉が気になって眠れないなんてことになってしまいます。
相手はA君が思うほど気にしていないのかもしれません。
いや、心に残っているとは思います。
A君の言葉は鋭利な刃物のようなところがありますから。
そんなことを言っても変わらず友達でいてくれるのはきっとA君に悪気がないということをわかってくれているからです。
でもそれとこれとは別なのです。
A君はそういう言葉を口にした場面を何度も何度も思い出してしまうのです。

失言ばかりではありません。
ずっと相手の話を聞いていると疲れてきます。
ついつい態度にでてしまいます。
敏感な相手は気付きます。
自分の話に夢中で気付かない人ももちろんいます。
気付かれても気付かれなくてもA君はそういう自分も許せません。

眠れないベッドの中でA君はいろいろ思いめぐらし最終的にはいつも会わなければよかったと後悔します。
そういった理由で友達にはめぐまれているA君なのに人に会いたくなくなるのです。
一人でいると淋しいけれども人といるよりはましだと(相手がどんなにいい人でも)思うA君はもっと強くならないといけないんだろうなぁ。

2005年04月26日(火) どこまで言うか


相手のためだと、本当にそうなのかどうかはわからないけど少なくともそう信じて言う言葉。
それが相手の心をひどく傷つけるとわかっていてそれでもどうしても言わなくてはいけないと貴方が判断したとして。
貴方はそれが言えますか?

できることならきつい言葉なんて言わずにすませたい。
相手に嫌な思いなんてさせたくない。
でもそうとばかりも言ってられない、そういう時もあるんだなぁって最近思います。

思い切って言ったとして相手が怒って傷ついてそれを見て言ったことを後悔する。
一時はどうなることかと思ったけど。
なんとかいい方向に進んでいってくれているみたいです。
思い切って言ってよかった・・・

2005年04月25日(月) ささいなこと


ささいなことで落ち込んでいる自分に気付いてまた落ち込んでしまう。
生きて生活して人と接していればいろんなことがあるのは当たり前のこと。
全部いいことなわけないのも当たり前のこと。
嫌なことがあるけどいいことだってあるわけで。
どうして俺はいいことはさっさと忘れてしまって嫌なことばかり何度も思い返すのだろう。

反省することは大切なことだ。
いろんなことを思い返して反省することは決して悪いことではない。
相手がそういう態度に出るのは自分も悪い場合ももちろんあるわけで。
だから反省することは必要なことだと思う。
でも俺の場合思い返してその度に自分の心に自分で針をちくちくと刺しているだけのような気がする。
なんて意味のない行為だろう。
馬鹿げている(`´)

俺はいろんな意味でめぐまれているからあまり嫌な目にあったことがない。
だからささいなことでも大袈裟に考えてしまうんだろうなぁ。
この性格どうやったら改善できるのだろう。

2005年04月24日(日) 病院での心あたたまる光景・・・その2


A君が通院している病院はとても混んでいる上に検査の関係もあって朝から行っても診察が午後になることもしばしばです。
一応予約制なのですが予約なんてちっともあてになりません。
いつ呼ばれるか見当もつかないのでトイレに行くのも気をつかいます。
当然お昼なんて食べにいけません。
A君のように若くて元気な?患者さんはそれでも平気ですが体調が悪い人や高齢の人にはこたえます。

A君の隣にいた何も食べられなくて点滴をしてもらっていた車椅子のおばあさんもとてもしんどそうでした。
冷たい点滴をすると寒くなります。
「寒い。」というおばあさんのために付き添いのおじいさんが毛布を借りにいきました。
看護婦さんは毛布をひざにかけてあげたついでに無造作にコートを肩にかけるとさっさと行ってしまいました。
とても忙しそうなので仕方ないのかもしれません。
「きちんと着たほうがあたたかいよね。」と言いながらおじいさんが片手ずつ袖をとおしてあげました。

お2人とも80は超えていると思います。
おじいさんはおばあさんの隣に座ってポケットからメモ帳を取り出してなにやら熱心に書いています。
ときおりおばあさんが何かいうと書く手をとめて優しく返答しています。
そんななんてことない光景にA君は心惹かれました。
おじいさんのおばあさんを大切に思う気持ちがA君にも伝わってくるからかもしれません。

時間は午後の2時頃でした。
点滴は終わったらすぐ帰れるようお会計だけ先にすませたほうがいいと看護婦さんが特別に会計書をもってやってきました。
おじいさんはおばあさんを看護婦さんにお願いして急いで会計に向かいました。
看護婦さんとおばあさんの会話を聞くともなしに聞いていたA君です。
ウィダーやカロリーメイトやエンシュアリキッドなど食べられない時の食事について看護婦さんが説明しています。
カロリーメイトを今日病院の売店で買ってためしに飲んでみたおばあさんはとても気に入ったみたいでそれがどこに売っているのかとかいろいろ質問していました。
ちょうどそこへおじいさんが会計を終えて帰ってきました。
看護婦さんがふっと気がついて「おじいさんはお昼は召し上がったのですか?」と聞きました。
おじいさんは「いやわしは・・・」と言葉を濁していました。

ここからはA君の想像です。
おじいさんはおばあさんの車椅子を押して売店まで行って教えてもらったカロリーメイトを買っておばあさんに飲ませたんだろうなぁと。
おじいさんはお腹すかなかったのかなぁと。
おだやかなおじいさんの笑顔を思い浮かべながらなんだか悲しい気がするA君でした。

今A君は思います。
このおばあさんは体調が悪くて辛いでしょうが優しいおじいさんが隣にいるという意味では幸せです。
おじいさんがこんなふうにおばあさんを大切に思うのはきっとおばあさんとおじいさんのこれまでの関係がよかったからなのでしょう。
おじいさんもこんなに大切に思える人がいるという意味では幸せなのかもしれません。
年をとった時こういう関係でいられる夫婦が何組いるのでしょうか?
どんなところでもどんな場合でも一番大切なのは心なのかもしれません。

2005年04月22日(金) もとにもどれなくて当たり前


電話をもらった。
俺達の間ではメールはともかく電話は珍しい。
辛いことがあって落ち込んだみたいでね。
その直後に電話くれたんだ。

ちょっと嬉しかったな、俺としては。
落ち込んだ時真っ先に俺に聞いて欲しいって思ったわけだろ?
そうだとしたら嬉しい。

彼女は落ち込んでいたけど俺からみれば落ち込む必要なんかないって思えた。
話をしているうちに暗かった声がだんだん明るくなっていくみたいでよかったなぁ。

まぁ彼女の都合だけで一方的に電話してくるわけだけど。
便利な男ってことかなぁとも思うけどそれでもいいや。

俺達ってホントいろいろあった。
一時はメールすらしない険悪な間柄だった。
やっとここまでもどれた。
もちろんもとどおりってわけじゃないけどね。

もとにはもどれないのかもなぁ。
俺も昔の俺じゃないし彼女も昔の彼女じゃないからね。
人間はやっぱり時間とともに外見も中身も少しずつ変わっていくものだよね。
だからもとにもどれなくて当たり前なのかも。
新しくいい関係を築いていけたらそれでよしと前向きに考えることにしよう。

俺達がいい関係を築いていくにはどうしても乗り越えなきゃいけないことがあるんだ。
とてもとても大変なことだ。
おまけに彼女次第ってところがあるのが俺としてはね。
でも考えても仕方ない。
俺は俺のできることをコツコツこなしていくことにするよ。

2005年04月21日(木) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その4


A君がネクタイを選んでいるところに割り込んできた50過ぎのおじさんはよくみるとこのお店のネクタイをしていました。
グレーのスーツにピンクのネクタイです。

お店の人はすかさずA君が手にもっていたのと似たようなネクタイを下から出してきました。
それも素敵なネクタイでした。

A君がお店の人はさすがだなあと思ったのは別にピンク系のネクタイを2本下の引き出しからだしてきたところでした。
おじさんは3つのネクタイを前にして悩んでいます。
お店の人はにこやかに「お似合いですよ。」とおじさんが一番気に入ってそうなネクタイを褒めていました。

A君は取り替えるために住所と名前を書かされてそのあとかなり待たされました。
落ち着かないので早く店から逃げ出したいと思っているA君にとってはとても長い時間でした。

やっと現れたお店の人はちょっと申し訳なさそうに「こういうスタンプを押させてもらいました。」といいながらA君に一枚の紙を渡しました。
その紙の下の方に「もう今後お取替えは御容赦願います。」と大きく赤字でスタンプが押されていました。
それを見た時A君はその場で自分の顔が赤くなるのがわかりました。
お店の出口までネクタイを運んできてくれた店員さんと(A君は受け取ろうとしたのですがお運びしますと言って荷物を渡してくれないのです)別れてドアから出た時A君ははじめて自分がとても緊張していたことに気付きました。

取り替えてもらったネクタイは今までのA君のネクタイと違ってしわになりにくく締めた感じもどっしりとしています。
ただ普通のネクタイの何倍ものお金を払ってまで買う価値があるのかと聞かれるとA君の答えはノーです。






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いや、それでもA君は嬉しいことは嬉しかったんだけどね。

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2005年04月20日(水) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その3

A君はネクタイを取り替えるという行為が気がひけてまっすぐ店員さんの顔がみられませんでした。
うつむきながらごそごそとネクタイを箱ごと取り出して「すみません、このネクタイもらったのですが使わないので別のネクタイと取り替えていただけるでしょうか?」と勇気をふり絞ってあらかじめ決めていた言葉を口にしました。
「お店はどこのお店で買われましたか?」と言う店員さんの声はA君にはとても迷惑そうに聞こえました。
その時の店員さんの心模様が手にとるようにわかるような気がしてA君は「来なきゃよかったなぁ。」と後悔しました。

ネクタイの箱の中にはそのお店で購入したというカードが入っていました。
それを見て気をとりなおしたように見える店員さんが「どれとお取替えしましょうか?」と聞いてくれました。
「これと。もしお金が足りないようなら足します。」
「ここにあるのはほとんどどれも同じ値段ですから。このグリーンはお客様には地味なように思います。」
「これやこれはいかがですか?」と並んでいるネクタイをすすめられました。
「僕は黒かグレーが好きなのですが。」

「それではこれかこれかこれあたりはいかがですか?」
店員さんはケースの下の引き出しから新しいネクタイを3本だしてくれました。
1本はこのお店のブランドのマークがこれでもかと並んでいるネクタイでした。
いろんな考え方があるでしょうがA君はそういうのは嫌いです。
もう1本はなかなか素敵な柄でした。
そしてもう1本はもしA君にお金に余裕があるなら是非ほしいと思うような柄でした。
瞬時にA君の好みを見分ける店員さんはさすがプロです。

こういう高級ブランド店でネクタイを選ぶ時は陳列してあるネクタイの中から選ぶべきではないと思いました。
そこになくても下の引き出しのほうに好みのネクタイがしまわれているようです。

気に入ったものがあると決断の早いA君です。
「これにしよう。」と決めて店員さんに伝えようとした時このお店のかばんを持った50ぐらいのおじさんのお客さんがA君が気に入ったネクタイをみて「こういう柄もいいねぇ。」と・・・


2005年04月19日(火) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・裏事情


ネクタイを取り替えるなんてプレゼントした女の子の気持ちを思うと悲しくなるというメールをいただきました。
当然のご指摘です。
悲しくなるような不快な日記を書いたことをまずお詫びしますm(__)m
他にも同じように感じられた方がいるのではと思い裏事情をつけ加えたいと思います。

A君は自惚れの強い男なので最初プレゼントをもらった時は相手の女の子がA君のことを好きなのかなぁと誤解しました。
だからこそとても嬉しかったのです。
使わないネクタイでもずっと記念にとっておこうと思いました。

ただその後ある事実が判明してそのネクタイは単なる御礼だということがわかりました。
それがわかった時A君はとてもがっかりしました。
と当時にずっととっておくのもなぁと思い始めたわけです。
そのあたりのA君ががっかりしたいきさつは日記のネタとしてはとてもおもしろいものですが相手の女の子が万が一この日記を目にして「あっ、これ私のことじゃない?」と思ったとしたらと思うとWEB日記には書けない気がします。
ネクタイがぼろぼろになったのもありますがA君が半ばやけくそ気味に高級ブランド店に乗り込んだのにはそういう裏事情もあるのです。

2005年04月18日(月) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その2


お店の床は大理石でつるつるでした。
ここでころんだら恥ずかしいだろうなぁと思ったA君はついつい足にも力が入ります。
お店の右手には5人並んで手をつないであがれるような立派な階段がありました。
「えっ、上もあるの?」
ここまでで気疲れしてしまって上にあがる元気のなかったA君はこの階にネクタイがあることを願いました。

お店にはA君も見たことがある高級バッグがディスプレイされていました。
一つ一つが宝物のように空間を贅沢にとって展示されています。
ちょうど美術館の彫刻の展示のような感じです。
この展示の仕方は素敵です。

ただこんなことを言ったら「おまえに何がわかる。」といわれそうですが。
そこのバッグはA君には素敵なように思えませんでした。
第一色合いがよくありません。
まぁこれはあくまでもA君の考えです。

お店にはお客さんはA君を含めて4組だけでした。
一人は50過ぎのおじさんでこのお店のバッグを持っていました。
店員さんが一人つきっきりでにこやかに応対しています。
きっとお得意さんなのでしょう。

もう1組は上品な感じの女の人の二人連れです。
こちらも店員さんがつきっきりで応対しています。

A君と同時にお店に入ったA君と同じような格好をした若い男女の2人組みには店員さんはついていませんでした。
女の子の方は軽い興奮状態で「あれかわいい〜。」「これもかわいい〜。」とだいぶ離れたところにいるA君にも聞こえるような大声で話しています。
ただし残念なことに眺めるだけで実際手にとることはできません。
バッグは全部高い棚におさめられていて店員さんに頼まないと実際に手にとることはできないし財布等もガラスケースの中だからです。
店員さんは白手袋をしてうやうやしく品物を出してきます。
まぁ素手で何度もさわっていたらン十万のバッグが汚れてしまいますから無理もないのでしょうが。

お店の中には店員さんは5人ぐらいいたでしょうか?
A君や若い2人組みは店員さん達からみると透明人間だったようです。
「ただの冷やかしだから放っておこう。」と思ったのでしょうか?
あるいは「せめてゆっくりウィンドウショッピングぐらいさせてあげよう。」という優しい気持ちかもしれません。

いろんな意見があるでしょうがあそこでほうっておいてもらえたことはA君にとってはありがたいことでした。
情けないA君はあそこで店員さんに話しかけられると一目散にドアに突進して逃げ出してしまっていたことでしょう。

視界の端にネクタイ売り場をみつけたA君はまっすぐそこへ向かいました。
ネクタイは全部で100本ぐらい並んでいたと思います。
A君がもらったネクタイの色違いもありました。
その100本近いネクタイのどれもそんなに好きではありませんでした。
中にはタダでくれると言っても断りたいのもありました。
A君はとてもこだわりがあるのです。

でもこの中で選ぶしかありません。
A君はちょっと地味ではありますが、グリーンのネクタイに交換してもらうことにしました。
Gパンのブルー以外は黒を基本にグレー、白ぐらいしか色を使わないA君なのですが最近濃い目のグリーンもあわせるようになってきました。
そうしないといつも同じような感じになってしまうからです。
A君がそう決めて顔をあげた時遠くでこちらをじっと見ていた店員さんと目が合いました。
A君は透明人間ではなかったようです。

2005年04月17日(日) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その1


可愛い女の子に高級ブランドのネクタイをプレゼントされたA君は奇跡に近い経験だったこともあって幸せをかみしめていました。
ただ「ネクタイ是非つかってください☆」というメッセージを眺める度に
このネクタイはA君の手持ちのスーツには合わないからなぁと残念に思っていました。
A君は服には頑固なこだわりがあって譲れないのです。

ある日そういうネクタイは買ったお店に持っていけばレシートがなくても交換してくれるという話を聞きました。
せっかくもらったのだからこのまま記念にとっておきたいし取り替えたら贈ってくれた相手に申し訳ないという気持ちと自分の好みのネクタイがほしいしクローゼットに永遠にしまっておくのももったいないという気持ちの間でA君は揺れていました。

2本しか持っていないネクタイの1本がよれよれで新しく買わねばと思った時倹約家のケチなA君は取替えにいくことにしました。
Gパンにスニーカーというラフな貧乏くさい格好で電車にのって高級ブランド店の前にきた時A君はもう少しましな格好をしてくればよかったなぁととても後悔しました。
店の前を行き交う人もみんなお金持ちそうです。
金ぴかのお店のドアはとても重そうで入り口には警備の人まで立っています。
気後れしてしまったA君はお店の前を行ったり来たりしていました。






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おかげでA君もお店の中に入ることはできました。

2005年04月16日(土) 珍しく政治の話・・中国のデモ・・教育は恐いね


連日報道されている記事だけ読んでいるとどうしてこんなに日本が嫌われなきゃいけないんだろうって思うよね。
俺は何人か中国人を知っているけど普通の人達だ。
少なくとも日本の過去云々で大使館に投石したりする人達ではない。
まぁみんなアメリカに住んでいる中国人だけどね。

2004年の8月のサッカーの試合で中国人が暴動を起こしたあたりから中国はなんだか物騒な国になったなぁって思っていた。

あまり知られてないけど江沢民元国家主席は10年の在任期間の間に徹底した反日教育をやったんだよね。
江沢民としてみれば中国政府への不満をそらす意図があったんだろう。
中国はこの10年の間にめざましい進歩を遂げたけどみんな一律に豊かになったわけではない。
一部の超リッチな人達と大勢のとても貧しい人達ができあがったわけだ。
そういうことに不満をもつ人は多い。
その不満が中国政府にむいたのでは困るから日本にむけたというわけ。
こういうことはよくあるよね。

10年反日をたたきこまれた若者が今20前後に成長しサッカーで暴動を起こしデモをするということなんだろうなぁと俺は思っている。

反日といえば北朝鮮の教育もひどいなぁ。
日本人を殺すことが名誉みたいな教育だからね。
戦前の日本の教育に似ている気がする。
っていうか多分もっとひどい。

教育って恐いよね。
小さい頃にたたきこまれたものはその人の一部になってしまう。
子供は純粋だから疑わない。
おまけにその誤解はとくのが大変難しい。

中国はこれからも発展していくと思う。
日本の経済にとって重要な国だ。
中国との関係はある程度良好な関係は保たなければいけない。
第一関係が悪くなったら危険だ。
日本人が願っているように世界のみんなが平和を願っていると思ったら大間違いだから。

もちろん抗議するべきところは今回のようにきちんと抗議しなくてはいけない。
こんなふうに言うと相手が気を悪くするのではと思って黙っているのは日本人のいいところだが外国には通じない。
外国では言わなきゃいけない。
にしても歴史問題や油田、反日感情等問題山積みだから実際対処する日本政府も日本企業も大変だな。

2005年04月14日(木) 人の悲しみがすけて見える


最近人の悲しみがすけて見えるような気がするんだ。
明るく振舞っていたり笑っている人の心の奥にそっと隠している悲しみや淋しさがふとしたはずみに見えてしまう。
見えてしまう気がするだけかもしれないけどね。

2005年04月13日(水) A君酔っ払って大木に登る


桜は大好きなA君ですが3回もしんどいお花見にいったせいでもうしばらく桜は見なくてもいいかなと思っていたりします。
今年は大きな公園にシートをしいて酔っ払うというお花見も初体験しました。

ビールにワインに焼酎とちゃんぽんで飲んでいるうちに気の小さいA君もだんだん気が大きくなってきます。
お酒の勢いでなんでもできるように思ってしまうのはA君の悪い癖です。

その公園には大きな木が何本もありました。
友達のB君がやっぱり酔っ払って木に登ろうとしたけど登れません。
木に抱きついているだけです。

それをみてA君も登りはじめました。
頭にかろうじて残っていた理性が「ここで落ちたら少なくとも骨折は避けられないぞ。」とA君に忠告しますが何しろ酔っていますので気が大きくなっています。
どんどん登ってふっと下をみると竦んでしまいました。
つかまっている枝も細くてかなり軽めのA君の体重でも折れそうです。
結局木にしがみつきながらなんとか下に降りてくることはできましたが手足は擦り傷だらけになりました。

普段のA君はとても用心深い性格です。
お酒って怖いなぁとしみじみ思うA君でした。

いやーマジで某大学学生のA君が酔って公園の木から落下して死亡なんてことにならなくてよかった...と思います。

2005年04月12日(火) A君女生徒を泣かしてしまう?


A君は塾でバイトをしています。
お金ももらえてピチピチの女子高生とお知り合いになれるというオイシイ仕事です。
好きな女の人がいるA君ですが別に他の女の子が嫌いというわけではないのです。

新学期ということで新しいクラスです。
「可愛い女の子がいると一年間楽しいんだけどなぁ。」と密かに期待していたA君は多分普通です。

C子さんは以前に少しだけ教えたことのある生徒でした。
A君は久しぶりにC子さんに再会したわけですがC子さんと認識できませんでした。
とても感じが変わっていたからです。

先生に忘れられてしまったと思ったC子さんはとてもショックを受けたようでした。
ずっとうつむいておまけに見ようによっては泣いているようにも見えました。
↑女子校なので反応が極端なのです。
ここでプレーボーイの友達のように「あまりに綺麗になっていたからわからなかったよ。」なんて歯の浮くようなことが言えるA君ではありません。
内心おろおろするだけで結局何のフォローもできませんでした。
後味の悪さが今でもA君の中に残っています。

で肝心のクラスの女の子ですが。
講師3年目のA君ですがいまだに女の子の顔はちらっとしか見れないのです。
おまけにそういうことがあったので気もそぞろでした。
はたしてクラスにかわいい女の子はいたのだろうかとあやふやな記憶を何度もたぐりよせてみるものの結局わからないA君でした。

2005年04月11日(月) 夜桜とか


桜の名所と呼ばれているところはとてもとても混んでいた。
でも君が楽しんでくれたからそれでよし。
たくさんたくさん歩いたから足が棒みたいになったけどまぁいいよ。

「フランス料理って服はこんな感じでよかったかなぁ?」ってちょっと心配気な君がとってもかわいいなぁって思ったよ。

真っ暗な中はじめてのお店だろう?
事前に調べておいたけど実際お店をみるまでは内心どきどきだった。
お店がみつかった時はほっとしたよ。
君には気づかれなかったと思うけどね。

右隣は若い男の二人組み。
ちらちら君に送る視線が気になって仕方なかった。
左隣は30過ぎの女の人二人組み。
なんだか仕事の愚痴ばかり。
居心地が悪い席だなぁと思ったのは俺だけ?

前菜とかデザートとか「お2人でシェアーしてください。」だって。
それって俺達が恋人どうしに見えたってこと?
恋人じゃないのにそれでも嬉しかった俺は真性の馬鹿だね。

いろんな話をしたよね。
「私のことそこまでわかってくれてるんだ。」って君は驚いていたけど当たり前だろう。
7年間君ばかりみてきたんだからね。

でも新たな発見もあったよ。
全然飲めないと思っていたからね。
ワイン一杯でほんのり赤くなった君はとっても色っぽかった。
そんな君をみたのは初めてだ。

お会計が2万2千円って聞いて君が少しパニクっていた。
割り勘にするつもりだったみたいだけどそんなにお金をもってなかったってそんな感じ。
それでもできるだけ払おうとした君。
「恋人じゃないからおごってもらうわけにはいかない。」っていうならちょっと悲しい。
でもおごってもらって当然って感じじゃないところはやっぱり好感がもてるよなぁ。

「じゃあ私のお誕生日祝いと新学期祝いとなんとか祝いとなんとか祝いってことで。」って必死で考えた君の言い訳。
別に何でもいいんだ。
俺は君が喜んでくれさえしたら何でもいいんだけどね。

君さえよかったらまた行こう。
残念ながらそんなにしょっちゅうってわけにはいかないけどね。

2005年04月10日(日) 病院での心あたたまる光景


待合室には人がたくさんいてA君の順番はまだまだです。
分厚い医学書を眺めるのに疲れたA君はぼんやりと窓の外に目をやりました。
外の春のあたたかな陽射しは小さな不安といらだちを抱えたA君の心までは届きませんでした。

小さくため息をついてもう一度窓の外に目を移すと痩せた小さなおじいさんと若い男の介護士さんが散歩していました。
おじいさんはやや足元があぶないような感じで介護士さんは緊張した面持ちです。
それでも時折介護士さんは何かおじいさんに優しく話しかけていました。

突然介護士さんがまぶしそうに目を細めました。
右手はおじいさんの背中のすぐ後ろでいつでも支えられるようふさがっていましたのであいている左手でおじいさんの顔にひさしを作りました。
おじいさんを大切に思う優しい気持ちがガラス越しにA君にも伝わってくるようでした。

庭には他に誰もいなかったしまさかA君がながめているなんて気がついていなかったと思います。
仕事だから当たり前と言えば当たり前なのでしょう。
それでも陰日向なく働いている介護士さんというよりも介護士さんの人間的な優しさは不思議なことにA君の沈んだ気分をも明るくしてくれたのでした。

2005年04月09日(土) こういうのって変じゃない?


例えばA君とB君は友達でよく一緒に遊びにいったりするとして。
でモテルB君はC子さんとつきあっていたけど別れてすぐにD子さんとつきあったとする。
このD子さんにA君はちょっと迷惑していたりする。
でもそういうのって仕方ないよね。
A君もそれぐらいはわかっているから我慢していた。

B君がA君に聞くんだよね。
「おまえは俺がC子さんとつきあうのとD子さんとつきあうのとどっちがいいと思う?」ってさ。
あるいは「C子さんとD子さん、おまえならどちらとつきあう?」って。

そういうのって答えられないよね。
でもしつこくしつこく聞かれて酔っていたりするとつい本音とか言っちゃったりして。
「C子さんかなぁ。」ってね。

でそれから1週間ぐらいして「そろそろD子と別れるから。」とか言われると
A君は困ってしまってさ。
ホント困ってしまって。
そういうのって変じゃないってA君は思っているんだけどどうなのかなぁ?

2005年04月07日(木) 哀れなA君


3ヶ月先まで予約でいっぱいと言われているフランス料理店があります。
だめもとで予約の電話をいれてみたところ予約がとれてしまいました。
ディナーコースで1人8000円か10000円なので2人分だとサービス料などをいれると大体2万円。
普段のA君の20日分ぐらいの食費ですがA君はそんなことは少しも気にならないようです。

美味しいものが大好きなB子さんが喜んでくれるだろうなぁと思うと自然と顔がほころんできてしまいます。
予約がとれたことに運命的なものまで感じてしまっているA君は傍からみるとやっぱり哀れです。

〜〜〜〜〜〜〜〜
私信です。
Tさんへ、おかげさまで見つかりました(^^)v

2005年04月06日(水) A君とフランス料理


A君とB子さんは元カレ、元カノの関係です。
一時期はメールもしないぐらい疎遠でしたが最近は月に2回ぐらい会っています。

今週も桜を観に行く予定です。
会うのはたいてい昼間なのですが今回は夜桜がみたいというB子さんの希望によりめずらしく夜会うことになりました。
ついでに夕食も一緒に食べようということになり今A君は素敵なレストラン捜しに躍起になっています。

女の子が喜ぶレストラン=フランス料理という単純な発想がA君にはあるのですが美味しくて雰囲気があって桜の名所から近くて値段もそこそこというようなお店はなかなか見つかりません。
でもB子さんの喜ぶ顔がみたい一心で頑張って頑張ってさがしているA君は傍から見るとちょっと哀れです。

本当のことを言うとA君はフランス料理が大の苦手なんです。
高級なフランス料理が体にあわないのかあの雰囲気に飲み込まれてしまうのかわからないのですがフランス料理には苦い思い出しかありません。
普段は「痩せの大食い」と言われているA君なのですがフランス料理になると極端に少食になってしまって前菜,スープあたりでおなかがいっぱいになってしまうのです。
でも連れて行ってもらっている手前残すわけにもいかないので無理に食べてお腹が痛くなって汚い話なのですが嘔吐という最悪の結末をむかえてしまうのでした。
フランス料理のような高級料理には無縁のA君ですがたまたま連れて行ってもらった2回とも同じ結果になってしまったことからA君はフランス料理を少し恐れてさえいるのです。

普段はケチなA君ですが大好きなB子さんのためなら散財する覚悟です。
B子さんの喜ぶ顔が見られるならバイトで稼いだお金をつぎこんでも惜しくないとは思っています。

ただ女の人にしては珍しくよく食べるB子さんと同じコースを注文したとしてはたしてそれをA君が食べきれるのかとか。
散歩の好きなB子さんにつきあって散々歩いた後に食事する元気が残っているのかとか。
フランス料理の最中に何度もトイレにかけこむことになったらどうしようとか。
前回のように話ができないぐらいお腹が痛くなったらどうしようとか。

いろいろ考えると不安でいっぱいになるA君でした。

2005年04月04日(月) 生きる意味とか


ここのところずっと俺は何で生きているんだろうって考えていた。
どうしようもないマイナス思考で自分や自分のまわりのあらゆるものを否定していた。
ふとしたはずみに意味もなく泣きそうになって懸命にこらえたことも1回や2回じゃない。
まぁなんと弱い情けない人間だろう。
自分でもあきれかえってしまうが俺はそういう人間なのだ。

俺は何で生きているんだろう。
俺に生きている価値なんてあるんだろうか。
考えれば考えるほど自分が無価値でつまらない人間に思えた。

無価値でつまらない人間でもやれることはある。
くだらないことでもやらねばならないこともある。
なら文句も言わずに黙々とやらねばならないことをやっていこう。
使い捨ての歯車でいい。
そう思いこもうとしたこともあった。

でもそれは違うんじゃないかなぁって。
確かに俺は無価値でつまらない人間かもしれないけどそれでもいいんじゃないかなぁって。
俺は少なくとも今この瞬間を生きることを許されているのだから。

俺は生かされているんだ。
生かされている間は逃げ出したりしないで少なくともそこにとどまっていたい。
生かされている人間に生きている意味なんてわからなくてもいいんだ。
わからないのが当たり前。
わからないんじゃなくて俺なんかに生きている意味なんてないのだろう。
でもそれでいいじゃないか。

情けなくてもいい。
みっともなくてもいい。
少なくとも生かされている間はここにとどまっていよう。
で休んだらまた立ち上がろう。
生かされている間はゆっくりでもいいから前に進んでいこう。
俺に与えられた義務を果たそう。
そう思えるようになったんだ。

2005年04月03日(日) A君のとるべき行動は?


この前A君はかわいい女の子に超高級ブランドのネクタイをもらいました。
「使ってくださいね。」というメッセージつきです。

こんなことはもちろん生まれてはじめてでこれからも絶対ありえないと思ったA君は躍り上がらんばかりに喜びました。
ブランドものを彼氏におねだりする女の子の気持ちがわかったような気さえしました。

ただそのネクタイはA君の一着しかない背広にはあわないものでした。
おまけにA君はかたよった趣味の持ち主なのでもう一着背広を買うとしても同じような色になってしまいそうなのです。

つまりその超高級ブランドのネクタイは永遠にクローゼットの中で眠ってしまうことになってしまうのでした。
それでもいいやと思っていたA君ですが最近取り替えてもらえると言う話を聞きました。

ただそれでは贈ってくれた女の子に申し訳ない気もします。
それに場違いなブランド店にいって「取り替えてください。」というのはとても勇気のいることです。
このまま記念としてしまっておこうかそれとも思い切って取り替えてもらおうかとネクタイの高級な箱を眺めながらいつまでも迷っているA君でした。

2005年04月02日(土) A君の不安


桜が大好きなB子さんとB子さんを大好きなA君が桜をみに行くことになりました。

はりきってネットで調べたA君がB子さんにメールします。
「○○○の桜や○○の桜が綺麗みたいだよ。どちらにしようか?」
B子さんの返事は「(A君の)実験とかが忙しくないなら両方みたいなぁ。」というものでした。

みかけ通り体力のないA君と違ってB子さんはみかけによらずとても元気な人です。
休みなしでおまけに早足で2時間や3時間ぐらいなら平気で歩いてしまう人です。
そしてそれを楽しいと思う人です。

地図で見る限り○○○と○○の距離は歩いて歩けない距離ではないような?
当日どれだけ歩かされるのだろうと怯える情けないA君でした。

【同盟《日記×日記》】ままにょにょ窟Lv10,000をまだ目指すしあわせ日記