りえるの日記

2006年10月29日(日) 石田衣良

石田衣良がNHKのアナウンサー3人に
インタビューされていた。
彼は、前から多弁で独特の抜け感がある人だと思っていた。
アナウンサー達より、1枚も2枚も上手で
どっちがインタビューアーか分からなかった。
「うーん、なるほどね」と石田氏に言われると、
私の話を真剣に聞いてくれているという喜びが
湧き上がってくる感じ。
印象に残った言葉は
「セックスなんて10年後に初めて素晴らしいものになる」
という内容の言葉。
大人だね。一生懸命が似合わない男、石田さん。



2006年10月28日(土) イタリアワイン

ドイツワイン講座のワインはエレガントさがあまりなかった。
今日はイタリアワイン。
増殖するDOCGを覚えるのはゾッとするが、
地図をみながら、ワインを飲むと楽しい。
北の産地であってもどことなく太陽を感じさせるような
華やかさがある。渋味が若干土着っぽい感じもするが、
たくさん飲んでないからどうだろう。
BARBERA d'ASTI 03/BRAIDA
BAROLO(00)/GIORDANO
BAROLO Case Nere (01)/ENZO BOGLIETTI
これらのワインは好きだった
シチュエーションで色々セレクトしたくなる。
先生が時々、これは葉巻と飲むとおいしいと言われる。
この感覚は葉巻未経験者は謎。



2006年10月27日(金) 折り合い

「折り合いをつける」という言葉を聞くと
「年を重ねることは、人生に折り合いをつけること」
と年上の方に言われたのを思い出した。
20代だった私には、その言葉が
大人のようで素敵に聞こえた。

最近、気になる本。
「テヘランでロリータを読む」(白水社)。
イラン革命後の、イスラムの戒律が厳しくなったテヘランで、
志ある女学生を集めてロリータをテキストとして輪読会をしていた人の記録。
小説を読むということはどういうことなのか、
芸術作品が私たちをいかに励ましてくれるのかを教えてくれる本らしい。

白水社はいい本をだす。



2006年10月26日(木) 伴奏者

歌曲は素晴らしいと感じさせてくれた
大好きな映画「伴奏者」のサントラを聴く。

子守唄(シュトラウス)
荘厳な夕べの祈り「主をたたえよ」K339(モーツアルト)
ミサ・ソレムニス K139
「主だけが神聖であって」(モーツアルト)

数十曲ある中で、この3曲は特に好き。
モーツアルトの宗教音楽はいい。



2006年10月24日(火) 美輪語

「未成年」中巻になると、人間関係が明白になり
面白くなってきた。

テレビで美輪明弘が、「愛の讃歌」を
フランス語で歌っていた。
彼の歌声はフランス語というより、美輪語だった。
独特の魔力がある。
でも、一番美しい時代は三島との共演の「黒蜥蜴」だ。
黒蜥蜴の女主人と、イメージがピッタリ。



2006年10月22日(日) キングス&クイーン

「キングス&クイーン」という映画をみてきた。

トリュフォーの再来といわれている監督。
いい作品だった。迷わずパンフレット購入。
いいセリフがたくさんあった。
がん末期でなくなった父が娘に残した遺言。
「私のかわいい娘へ。お前はエゴイストだ。
今の私は静められないお前への怒りで一杯だ。」
というような残酷なメッセージ。

デプレシャン監督は、このシーンをとりながら
カフカ「判決」を思い出したと言っている。
カフカはその短編で父親の息子に対する
気狂いじみた呪いを描写していると。

「判決」読みたくなる。





2006年10月12日(木) 冷血

「カポーティ」は、「冷血」の為の長いプロローグの様な作品だった。
あの映画を見ると、「冷血」は読みたくなる。
少し立ち読みしてみると、そこまで、心に迫るものはなかった。
いい作品は、2、3行読むと、惹きこまれていくはず。
全部読まないと批評はできないが。

今日ワインの授業だった。
シラーがあまり好きではないと言うと
先生は、少し驚きの表情。後期は、おいしいシラーを
知ってもらうを目標にしようとの事だ。
AC Pauillac (01)Chateau Mouton Rothschild
授業でテイスティングしたワイン。少し冷えすぎて
充分な香りがでていないが、渋味も上品で
おいしかった。値段も高いので当たり前か。
AC Sauternes95 Chateau de Myrat
貴腐ワインの心地いい余韻がうっとりさせてくれる。
でも、この後にMoutonを飲むと、おいしさ半減。
飲み物、食べ物は順番は大切だ。



2006年10月08日(日) 牛肉

「誰も知るように、栄光の味は苦い」
(午後の曳航より)

ハンバーグを作った。
残った肉汁、赤ワイン、ケッチャップ、おたふくソース、
ウスターソースを混ぜて、火をとおして
ソースを作る。
赤ワインを煮込むことで
甘く、濃厚でおいしい肉汁ができる。
それと、ハンバーグのお肉を牛肉にすると、
肉汁の油がとてもおいしい。

牛肉は偉い。



2006年10月07日(土) 午後の曳航

「午後の曳航」読了。
有閑階級の恋愛物かと思って手にとったのが
思わぬ展開だった。
社会に迎合する大人たちを嫌悪する少年。
そんな堕落した存在になる自分を大人の血で
清めようとする矛盾した姿。
三島お得意の流血する赤い血で終わる最期。
流血といえば、三島「憂国」。この作品の自決のシーンは、
文章から本物の血の匂いを感じる程迫力がある。
三島はかっと輝く太陽と切腹という描写が好きだ。
「春の雪」四部作でも「奔馬」の最後のシーンで
見事な切腹のシーンがある。

三島の技をみせられた作品だった。

読書は素晴らしい。18世紀か19世紀だったかのイギリスの文人が、
古代アテネ人が知らなかった楽しみとして、喫煙と読書をあげている。
またヴァレリー・ラルボーの有名な言葉に、読書・罰せられざる悪徳、というのもあるそうだ。

読書の会。別名「悪徳の会」
いい響き。


 < 過去  INDEX  未来 >


りえる [MAIL]

My追加