りえるの日記

2006年07月31日(月) 女党首

食後の後にアイスコーヒーにバーボンの
ブライトンを少し入れて飲んでみた。
アルコール、樽の香りがひろがり、
飲み心地もすっきり。
読書もすすみ、気持ちいいなと思っていたら
そのまま寝てしまう。

我が家のお風呂は古いので
すぐカビがはえる。
対策として、マスクとサングラスをして
カビキラーを振りまく。
鏡で自分の顔を見ると、掃除というより
革マル派の女党首だ。



2006年07月29日(土) オゾン

フランソワ・オゾンの「まぼろし」をDVDで。
DVDだと作品紹介がおもしろい。
オゾンがシーンごとに、コメントをいう。
まず、最初のシーンは風景から

パリ 水 夏

ノートルダム大聖堂をバックに夏の乾燥した
パリのセーヌ河。

この3つの単語がオゾンの口から発せられると
なぜか詩的に聞こえる。



2006年07月27日(木) ナボコフ自伝

「ナボコフ自伝」購入。
早速読み始める。
素晴らしい文章と研ぎ澄まされた観察力。
幼少時代の場面一つ一つを
映像にしたい。きらきら輝く太陽の下で
じっくり読むと素敵。列車の旅には最適。
客観的な目を持つ幼少時代の思い出を語った文章は好き。
以前、ヴァレリー・ラルボーの「幼なごころ」を読んだ時と同じ感覚。

日経の夕刊で
経済学者が学生時代の話で、
教授に「何か手頃な参考書は?」と質問したら
「学生が手頃に勉強してどうすると」と叱られた後、
「当然マルクス、その上でスミス、リカード、マーシャル、ケインズ
これらの学者の主著を読んだら質問に来い」と言われた。
そして、この古典が思想的に冷戦の時代を生き延びる支えとなり、
色々な分野に知り合いができたと書いてあった。

確かに、古典を読むと、心の支えになるのは確か。

教養は忘れたころにやってくる。



2006年07月23日(日) ヴェルレーヌ

フランス近代詩を読むの講座に行ってきた。
今回はヴェルレーヌ。

ヴェルレーヌは甘い詩ばかり書いているのが
第1印象だったけど、
原詩を読むと、音楽のような音節の美しさがある。
それを感じるのが、原詩を読む素晴らしさ。
上田敏訳は、原詩に彼独特の美しい表現を付け加え
名調子だけれども、原詩本来のニュアンスを失っている。

詩とは、翻訳で失われるものである

と、先生は引用された。納得。



2006年07月21日(金) 蝶々夫人

プッチニーニ「蝶々夫人」を見に行った。
素晴らしかった。
舞台装置が日本情緒に溢れ、
およよ、およよと泣き崩れる昔の
日本人女性をよく演じていた思う。
桜の花がちらちら舞い、
待ち続ける蝶々夫人。健気すぎる。
対訳も美しい言葉。
言葉、、音楽、歌、舞台の美しさが見事に融合していた。
漆塗りに描かれている可憐な蝶が
ひらひらと僕の所に飛んできて
その羽を傷付けてもいいから僕のものにしたい。
オペラは愛だ。

久しぶりの生演奏でオペラの世界にはまっていきそうな予感。
仕事帰りになんとなく映画館に行って、
スクリーンの美に射止められてしまった時と同じ感覚。

それに、イタリア語も少し聞き取れて、
これからの勉強の励みにもなる。

演奏後にゆっくりシャンパンでも飲んで
余韻にひたりたかったけど
1人で行ったので我慢。

芸術は素晴らしい



2006年07月18日(火) 囚われの女

この3連休はあまりフランス語の勉強もできず、
不完全燃焼。
そのかわり本は移動時間でじっくり読めた。
プルースト「囚われの女」の間接的なエロティックな表現を
自分の頭の中で想像し、時々体がぞくぞくする。
嫉妬は知りたいという欲望。
知りたい欲望をいかにおさえるかが、大人の恋愛の一歩なんだろう。
知りすぎると嫌な気持ちになることも多いだろうから。
心地いい距離感。
全てを把握し愛し合うことが純粋の愛ではないと思う。

時々無関心を装うことは、苦しみを避けていて
ずるい生き方なのかもしれないけど



2006年07月16日(日) 面接試験

準2級面接をうけてきた。
5分程で、イラストと文章をみて答える簡単な面接。
日本人の先生で遠く離れたところから
警察に尋問されているようなシチュエーション。
つくづく、試験はコミュニケーションとはいえず
合格しても看板になるだけだと
今日思った。
話していて、全然楽しくないし。
といって、完璧な応答じゃないから
負け犬の遠吠えか。

看板と自分の知識を整理するために
秋の2級も受けるけど。

帰りにしっかりフランス語問題集を2冊買った。

若乃花のちゃんこ鍋のお店に行った。
塩鍋がこくがあっておいしかった。
おいてあるワインもきちんとしたものがある。
フルで最低ラインで3500〜5000円程。
二人でフルボトル、ビール、少し単品を頼んで
鍋とで17000円ぐらい。
おすすめ。



2006年07月15日(土) 聖書

荷風は戦争時代には殺伐とした世の中を見たくないから
フランス語の聖書を読んでいた。
クリスチャンではないが、弱者が勝つ世界を
あらためて読むと心がすがすがしくなるというような
事を言っていた。
フランス語の聖書。欲しいな.

実家に帰ると、母がゲーテ詩集の格言を壁に貼っていたから
笑った。近所の歯医者さんに書いてあって、
いい言葉だからメモして、自分で筆で書いたらしい。
未来のことは神にまかせて、前向きに生きようという
内容だったと思う。
年寄りは変なことをする。



2006年07月14日(金) 準2級

準2級1次の合格通知が届いた
79点で基準点は65点合格率55%
まさか合格するとは思わなかった。
日曜日に2次試験の面接がある。5分程。
自分の得意な内容だったらいいのだが。



2006年07月13日(木) ナボコフ自伝

ナボコフ自伝をどうしても読んでみたくなり
本屋に行く。
噂どおり、詩的な文章。
ジャコメッティ「エクリ」も読んでみた。
これはすごい。私の好きな世界の凝縮版。
表紙の写真のジャコメッティのかっこいいこと。
色々本があったけど、ジャコメッティは「エクリ」を
読まないと始まらないと思った。
候補の本がまた増える。

荷風の断腸亭日乗も下巻になるとだんだん
面白くなってきた。荷風の美意識を大切に
野卑な日本人にならないことを心に誓う。



2006年07月08日(土) ワイン会

今日はワイン会。
ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、
カベルネ・ソーヴィニヨンは
なんとなくブラインドで分かるようになったつもり。
基礎の基礎だけど。
どこにでもマニアな男性がいて、
1つ質問すると10ぐらい答えが返ってくる。
マニア好きな私としては非常に興味深い内容。
そこまで知識を深めるには莫大な時間とお金と根気がいるものね。
時間の蓄積をお金儲けを関係なくしている人は好き。
そして、一つ大切なことは、俺が俺がをださないで
控えめに詳しい。これがポイント。



2006年07月06日(木)


「ルー・サロメ」感想続編。
ニーチェの情けなく精神が破壊して行く様が
面白かった。
主人公のルー・サロメ演じるドミニク・サンダの
冷たくて高貴な美しさが素敵。
衣装も素敵だと思ったらヴィスコンティの映画も
手がけた人だった。納得。

ニーチェもいずれ読もうと思っていた。
梅毒になったニーチェを見ると、
偉大な哲学者でも人間なんだと思って親近感が湧いた。

こういう映画はなんで、神戸で上映されないんだろう。
頽廃、放蕩、耽美。私の好きな言葉満載の映画。



2006年07月05日(水) 蝶と花

フォーレの歌曲を聴いていて、1枚目の1曲目がとても
可愛らしい曲。

題名がLe Papillon et la fleur(蝶と花)

小さくてみすぼらしい花が華やかな蝶を思う
恋の歌。
私の根を取り去って、君のような羽を私におくれ。
君が飛んでいる空まで私の香りよとどけ。

ユゴーがこんなに可愛らしい詩を書くとは知らなかった。

それに、仏検2級の勉強では決してでてこない
綺麗な単語達。想像力をかきたてる言葉達。
美しい言葉。日本、フランスでもいつも綺麗な言葉に
触れていかなければならないと痛感。



2006年07月03日(月) ルー・サロメ

「ルー・サロメ」を見た。
最初はワイルドのサロメの話かと勘違いしていた。
ドミニク・サンダは高貴で美しい。
頽廃は、男同士の同性愛が最も朽ちゆく様を表現できるのだろう。
ニーチェの破壊ぶりも面白い。
なぜか「昼顔」のマゾの大学教授を思い出す。
映像は冬の香りがした。
衣装もクラシカルな魅力があり素敵。
最後の馬車の中で葉巻を取り出すシーンは好きだ。
葉巻を入れているケースの革が上質そう。
頽廃、放蕩。芸術には欠かせないエッセンス。



2006年07月02日(日) つるまない男 荷風

「断腸亭日乗」永井荷風を読み始める。
決してつるまない荷風の日記の抜粋。
全部だと3000ページにもなるらしい。
孤民の清絶を喜ぶが、色事は好き。
自分の日常の部屋に他人が入ってきて
静謐な世界を崩されるのを嫌う。
そんな中での蜀山人の引用。
人生に三楽あり。
一には読書、二には好色、三には飲酒。

勉学も放蕩も蓄妾も独居のわびしさも捨てがたき楽しみだと。

孤独を愛することは、放蕩につながるのかもしれない。
頑固そうな荷風に愛されてみたい。

放蕩といえば、リバティーンは人の通称かとずっと思っていたら
放蕩=リバティーンという意味らしい。



2006年07月01日(土) シンプル

フォーレ歌曲集。
シンプルは素敵だ。
聴いていると、自然と姿勢がのび、踊り子に
なった気分。
もしくは、朝靄の森の中を散歩している心地。
詩はユゴー、ボードレール等
歌詞を見ながら、聴く楽しみもある。

先日のワインの授業はチーズとの組み合わせのお話。
山羊、青カビ、ウオッシュ、カマンベール。
やはり、私は山羊チーズが好き。
あの独特の臭さがたまらない。山羊は酸が多く、ぱらぱらとしているのが
特徴。山羊チーズは、ロワールの白ワイン、貴腐ワインに合わせるのが
代表的。
赤でも白でも、チーズとワインはシンプルで最高の組み合わせ。


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