けろよんの日記
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2011年05月27日(金) めざせ蒼玉使い!

のうだま ーやる気の秘密ー
上大岡トメ&池谷祐二 幻冬社

人間はあきっぽくできている!
「やる気」は迎えにいくもの
続けるコツは脳をだまして蒼い玉(淡蒼玉)をうごかすこと。


B カラダを動かす
E いつもと違うことをする
R ごほうびをあげる
I なりきる

がこつだそうです。
そして、上の4つのスイッチがひとつでも入れば
淡蒼球が動いてやる気が出る。
その繰り返しが「めんどくさい」という気持ちがマンネリ化して
消えて習慣の和ができると。

まずは20回。
3日で高級ケーキ、
7日でDVD買う、
14日つづいたらマッサージ
20日で、うーん。一泊旅行?!

いいかも。。


2011年05月26日(木) 六条御息所 源氏がたり 一、光の章

  六条御息所 源氏がたり 
一、光の章 林真理子 小学館

  世に物語は数あれど、 
  書かれても書かれても次々に小説家や漫画家が
  新解釈や切り口でチャレンジする物語は他にないだろう。

  大和和紀、田辺聖子、瀬戸内寂聴、、、。
  あたりがお気に入りなんですけれども、
  とうとう林真理子参入です。

   亡霊となった六条御息所が時空と場所を超え
  行き来し語る。という形式。
 
   なるほど、、巧い。
  そして、女の同士の嫉妬やランク付、
  美しい男の傲慢さやわがまま身勝手を書かせたら
  右にでるものはいない名手。
  
  なぜ今まで書かなかったんだろう
  というくらいの。
  
   宮廷の内部の空気や使用人たちの待遇。
    大和源氏や田辺源氏では
  あからさまには書かれなかったヒロインたち以外との
  あれこれ、、(含む小君!!!)

  藤壺の宮、源典侍と通じた(新解釈の)理由

   など、予想以上の新鮮な切り口で十分に楽しめた。
  あとの2冊が楽しみ。

   少々不満な点、
  ・帝の妃たちを「キサキ」と表現すること。
   なんだか軽々しい。王朝の雅には違和感。

  ・六条の御息所
    確かに嫉妬深く、気位が高ったのは間違いないのだけど、
   この国で最高の貴婦人になるべくして育ったという
   地位とはちょっとそぐわない語り。
    本当に最高の貴婦人であれば、そんなに繰り返し繰り返し
   そのことに対して言及するだろうか。
   
    あるいは、自分が本来到達するべき頂点に登れなかった
   時点でうっくつするものを抱えてしまい、
   皇子でありながら後ろ盾がないばかりに臣籍降下した源氏と
   相通じるものがあったのか。

   なんだか悲しい点。
  ・女房たちの扱われ方。
   いや、そんなもんだっんだろうねえ。
   荒海を渡りきる才気がなければ、
   自分で納得できなければ市井に生きてる方が
   なんぼか幸せですね。
  
  


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