夜になると鵜は・・...アメ

 

 

横浜に行ったのね。 - 2004年10月30日(土)

いつも地元でダラダラのわたしたちが

桜木町をあるいている

雨の日の桜木町は人が少なくて

アスファルトが光っていて


ふたりでお金を出して彼の部屋になぜかあるでかい食器棚を隠す布を買い

彼がほしいといったカエルのポストカードを買ってあげ


一年以上一緒にいてやっとつきあいはじめたわたしたち

帰りの車で

「わたしはこの一年なにをやっていたんだろう。」

「きみといつも週末を過ごしきみとやってやったときはすきといいすきといってけんかをしすきといって 彼氏ともつきあっていた。うーむ。」

「ようするに最低のクズ野郎ってことじゃない?」

「うん。そーよね。うふふ。」

彼はそのことでわたしを責めたことはないし今も笑って話をするけれど

きっとそれなりに薄ーい苦しみはあったんだろう

すこし大事にしてやろうと。

おもいます。








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スイートポテト - 2004年10月20日(水)

ななんとなんと、昨日上司のエム氏が霊にとりつかれて、お払いに行ったのをせせら笑っていたら、

わたしが昨日寝てる間中ずっと悪夢にうなされることになってしまった。

なんか青ーい顔したパーマのオバサンがわたしを恨んで何本立てもの夢に連続出演、

朝四時半にたまらず目覚めたら、ああ、ひさびさ、ひとりでトイレにゆけないかんじ。

普段は夜中何時だろうが気にしないのに、なんだかこのときばかりは世の中で起きてるのがじぶんだけのような。みなさん、あのかんじですよ。

ひゃあ、怖かった。

今夜もうなされたらどうしよう。


昨日つくった芋羊羹があんまりおいしくなかったからリベンジで今日はスイートポテトをつくる。

わたしは芋羊羹がもこもこしてあんまり好きじゃなくて、

バターの香りのするスイートポテトは唸るくらい好きで、

だから百回くらい、「芋羊羹とスイートポテトはどっちがすきか?」

と彼にきいたのに、「うーん、いもようかんのほうがすき。」

というから芋羊羹にしたのに、昨日は「いや、スイートポテトもすきだよ。」と悪びれずさらっと言うので、

とりあえずようするにばかなんだけどこいつは、

今日はこれからスイートポテト。

しかし母親に、「芋つくってて芋がくさるほどあるんだから芋は食い飽きてんじゃないの」

と言われ、「確かに。」と、

今日いちにちのうちでいちばん納得した。

しかし。そんなの関係なし。料理はノリ。いざリベンジ。



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アップルパイと芋羊羹 - 2004年10月19日(火)

いつものようにドトールでのお昼休み。

持ち込んだライ麦パンをひとかじり。コーヒー。煙草。コーヒー。煙草。

煙もくもく。文庫本読んでもくもく。

そしたら職場の変なオジサンが三階から階段をまわっておりてきて。

このひとは普通のとことはちょっと違う部署にいて裸の大将みたいな格好をしてるひとなんだけど。

テレビ見ながらダンベル体操してお金もらえてるひとなんだけど。

ようとあいさつして去ったのも束の間、

舞い戻った彼は素早くわたしのテーブルにアップル・パイをすとんとおいた。

盗んできた。と照れ隠しの真顔で言って、再び去った。

朝、焼き林檎食べたのに。

美味しかったですけど。

夜は昨日彼の家からもらってきた芋で芋羊羹をつくった。

仕事を終わってきた彼にタッパーであげたらキスされた。

今は胃の中が芋だらけ。

なんか秋秋秋秋秋!と秋の食べ物が迫ってきてる悪夢みたい。

そういや今日上司のエム氏は幽霊にとりつかれたといってお払いをしに早退してたけど。

ふつうだけど、へんないちにち。

まわりのひと、ふつうだけど、みんなへん。
みんななにかんがえてんだ。



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焼林檎 - 2004年10月18日(月)

ともだちからあたらしく恋人になったひとと過ごした週末、悪くなかった。

近所の人口湖のほとりでおいしいサンドイッチとやきとりとポップコーンをたべて、

すこし昼寝したら汗をかいて、

湖のまわりを一周歩いたあと、

彼の家でビデオを見、ごはんを食べてビールを少し飲んで。

サツマイモをお土産にもらって、家に帰ったらお母さんのつくった焼林檎が冷蔵庫にあって、

なんだか今日はまるまるいちにち秋らしいなぁと思った。

あたらしい恋人はイナカの子ってかんじで、肌が若いかんじにすべすべとしてお日様の匂いがする。

脂肪というものがまったくついていないそのひとのカラダ。

それだけが途方もなくすきで、あとはそこそこ。

このまま時間が過ぎて。

いくのかしらね。

別れた恋人がまだわたしを好きでいてくれると信じてるからこその、

日々なきがします。

ばかか。



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すこやかでおおらかなおおおんな - 2004年10月10日(日)

午前中は近所のちいさな運動会に出ました。賞品にまほう瓶をもらえた。

午後は彼氏と別れてきました。

悲しいけどしかたないねって。おいしくごはんを食べお酒をのみ。

ほんともったいないことしてるなあたし。

ほんとにね。って冗談ぽく、今までのことを話し。



店を出て別れ際、ふっと見つめ合ったら涙が出た。やっぱり結婚する?って言われて、何も言わずに泣いてしまった。

それからちと沈黙がすぎ。

今こんなことというのもなんだけど俺バイクの教習所通ってるんだ。バイクももう買ってある。ふふ。

まじでー!かなり魅力的なんだけどそれ。

まさかそれで別れないとかナシね。

と彼は言ったけど、その可能性をすこしでもみて言い出したんだろう。


それじゃ。また。



きみがどんなにわたしをだいじにしてくれたか写真をみればわかるよ
きみといるときのわたしはいつもおいしそうになにかをたべていて
わらっていて
すこやかで
おおらかな
大女

きみと違う人生を歩むこと
あんなふうにわたしにもだれかをしあわせにできると いい



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