遠雷

bluelotus【MAIL

義務
2006年01月29日(日)

親に心配をかけたくないと思っているのに、できないのです。別に何をしたというわけでもないのですが、仕事で気を張っているせいか、家にいると何もできなくなって、そして反抗的になってしまいます。そのことで小さな諍いを繰り返し、ついに母親と大げんかしてしまいました。売り言葉に買い言葉で、「出て行け」「出て行く」と。

一度くらい一人暮らしをしてみたいとかねてから思っていたのに(Hの部屋のそばに部屋を借りようかという計画もありました)家の事情やその他でタイミングをずっと外していたので、ちょうど良いとばかりにそのまま出て行ってホテルかウィークリーマンションにでも泊まって部屋探しをしようかと考えましたが、仕事の都合でどうしても家からでなくてはならない週で諦めました。それでも意地を張って、帰りが深夜なのをいいことに顔を会わさずお風呂トイレ以外は部屋から出ず、食事も外で済ますということをしばらく続けました。数日経ってみかねた父親から連絡があり、先日話し合いをして、とりあえずすぐには出ないで、どうしても一人暮らしをしたいならわたしがもう一度病院に行って解決をしてからということになりました。

わたしは、やはり親にも甘えているのでしょう。とりあえず仕事で気を紛らわせているかわりに仕事のストレスも積み重なると、家での生活がおかしくなります。親は親なりに腫れ物にさわるように気を使っているのもわかっていましたし、割と高齢なので勿論心配もかけたくない気持ちもありました。その気持ちが行動として現れていないわたしに母親もストレスを感じて、不安定になっているのもまたわかっていました。でも、いたわることや家のことをすることが以前より確実にできなくなっている、それもわかっていました。そしてそのことが私以上に両親には感じられていたのでした。わたしがやはりおかしいのだと。

もう、普通に生活できているとどこかで思っています。そうそう泣きもしない。仕事も続けている。以前に薬を飲んでいた時に息苦しくなる喉の異物感もほとんど解消したから大丈夫。そう考えて、ただ引きずっているだけだと、もうわたしは普通なのだと思おうとしていました。時々息苦しくなるのは、少しぐらいはまあ仕方ないと。以前から何度も、病院にもう一度行けと、せめてカウンセリングにでもいったらどうだと言われ続けてきましたが、大丈夫だからと突っぱね続けていました。Hには、病院に行けとあれほど言ったというのに、わたしが同じようになっているのに行かないということも重々分かっていながら、そのことを「わたしは苦しまなくてはならないのだから」と心の中で勝手な言い訳をつけて、ごまかしていました。でも、今日、とある映画を見ていたら身につまされ辛くて、呼吸が荒く具合が悪くなった自分にはじめて、納得しました。わたしはまだ全然変わっていないのでした。

明日、(行かないといけないので)母親と一緒に行ってきます。こんどは職場からも近い通いやすいところに予約したので、自分が楽になりたいというよりは、それが少しでも前述のような親への気づかいになるならば、それが自己満足かもしれなくても通うならちゃんと通おうと思います。問題も異常もなければそれに越したこともないですし。


可愛気
2006年01月26日(木)

可愛げがないなんて男の人に言われても、可愛いと思われなくっていいのだから構いません。
一応女ですから、そういわれれば多少むっとするところがないでもありません。
でも一生分の「かわいい」はもうHに言ってもらっているから、もうこれ以上無くても私は大丈夫です。

こんな「だから大丈夫」なんて言ってしまう意地っ張りの私なのに、Hは可愛い可愛いと伝え続けてくれていたのに、わたしは好きと言う言葉すらろくにに言いもせずに。
本当に甘えていたのは、私でした。



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