手帖...ハタノアツコ

 

 

音楽と移動 - 2006年08月22日(火)

帰国して数日が経過しています。

、、、元気になってる。pianaという音楽家と二人ライブで台北、香港、マカオを回ってきたんですが。出国したときに比べ気力が倍ほど元気になっている。

昨夜、大阪の恵比須町付近(新世界や電器屋街)を自転車で走りながら気づいた事がひとつあって。
路地の浮浪者たちの異臭、奇声を発して全裸で歩くおじさん、異常なまでにクラクションを鳴らし散らす車、歩道に向かって車道から立ちションをしているお兄さん、ギラギラしたネオンのスーパー玉出付近の嫌な空気、そういった風景に出会う事に最近、滅入った気持ちになりやすかったんだけど昨夜は、それを楽しんで見ていた。

どうも一週間あまりのアジアツアーで猥雑とした町並みを歩き回り、エネルギーを感じ、写真に撮り。そうやって時間を過ごしていた癖のまま、大阪を同じ視線で見ているようだ。香港や台北と同じくらい大阪は外国、改めて思う。だったらこの町をもっと楽しんでやろう、そんな気分に今、なっている。

わたしは生まれてから今まで15回以上の引っ越しを繰り返している。広島、福岡、東京、仙台、奈良、大阪。子供の頃は父親の転勤が理由だったが二十歳を過ぎてからは誰に頼まれる訳でもなく自ら大阪の中を動き回っている。これも、もう、癖なんだろう。約三年に一度がサイクルになって引っ越しはしているが大阪という街には住んでもう8年になる。。。。出たい。違う町へ移りたい、数年前からふつふつと湧いてきている思い。

でも住む場所など、どこでも良いのかもしれない。住居の移動というよりは自分自身の肉体の移動が必要なのか、と気づいてきた。きっとどこに住んでも肉体が移動していないとわたしは滅入る。じっとしていれない性格。環境の変化により湧いてくるなぞの力。

子供の頃の体験はいまにこれほど影響するんだ、とよくこの30年を振り返る。音楽(バイオリン)も移動(引っ越し)も三歳から始まっている。バイオリンをしょって単車で走るわたしの姿は当然の結果か。

小さい頃に住んだ各都市を回りたいと思う。九州から東北まで、単車とバイオリンで巡ろうかな。


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不在。 - 2006年08月08日(火)

明日から17日まで海外出張です。

どんな風景や人に出会うのやら、写真いっぱいとってきます!

今日、屋上からオレンジと水色の2色にクッキリ分かれた夕暮れの空をうちの屋上から眺めていました。台風の影響でとんでもない空に遭遇、これも写真におさめました。フィルムがまだまだ残っているのでそのまま台北につづく!






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