僕と君と世界の距離を

2010年03月18日(木) 時間よ

過ぎてかないで!

というわけでさすが年度末?というべきか、
あんまり関係ないかもしれませんが、
なんだかバタバタした日々です。

猫につられて遅刻してる場合じゃないよ!
でも、あんなふわふわしたあったかい物体が
顔とかお腹とかにモフリと横たわっていたら…
そら眠くなるよ!(逆ギレか)

土をもらったので、土を畑に移す作業(※仕事です)
をしている時に、どんな仕事が自分に合っているか、
という話になり
「カイさん(仮名)は…猫専門ペットショップとか…?」
猫カフェとか?と言われてしまう私。
え…それ、今の仕事に全く関係ないですけど!?

マジでか。私、そんなアレか。
そんな向いてないですか。
もしくはそんなに猫好きですか?!

たしかに今一番読みたい本は
「我輩は猫である」ですけども?!

やはしあれか、「さあ、才能に目覚めよう」テストやるか。
自分にどんな能力有るか、知ってみるか。

同じ事務所の人に訳が劇的にダサいとこき下ろされていた
でもけっこう信頼できるテストらしいです。



2010年03月13日(土) ただ一切は過ぎていきます

土曜日はニテさんと久しぶりに会う。

ニテさん、15分ほど遅刻したが
その遅刻の理由がすごかった。

「家出るときに布団がふっとんじゃゃってさ〜(半泣き笑い)」

さすがだよ、ニテさん!

中々ふとん、ふっとばないよ。

竿は大家の庭に突き刺さり、ニテさんは
「終わった…(友好な大家との関係性)」
と思ったそうです。終わんなくて良かったね!

このネタはきっとニテさんのブログに
アップされないんだろうな、と思い、
私の方でアップしておきました(余計なお世話)

そんなニテさんと「人間失格」「ウルトラピュア」
の二本立てしてきました。濃い〜。
よくよく考えるとジャニーズデイですね。
(よくよく考えなくてもそう)

以下、感想。
ネタバレしてそう。お気をつけて!


+++++++++++++++++++++++


「人間失格」

原作を読んだことはありますが、
どうも太宰をイマイチ理解できない。
それは私の太宰への解釈が定まらない
と言う意味で理解できていない。
どんな人なのか、カテゴライズできない。

そういう意味では
映画も本質がなんなのかわからぬまま、
なんとなく流れるように観てしまいました。

しかし、大庭葉蔵演じた生田斗真くん。
なんて説得力のある男前なんでしょうか。
この映画で意外と重要なのは
「女子が次々とこうなってしまうのはしょうがない」
と思わされる葉蔵の魅力ですが、それ、ちゃんとあったね。

あんな整ったお顔をして、ほんのりはにかみながら
「ありがとう」なんて言われたら
そらーほとんどのおなごは恋に落ちます。
そこに対する説得力たるや。

大場葉蔵の心情とかさっっっぱり!
わからないのですが、女にもてるのは実によくわかた。

よく、太宰は「破滅型」とか「自意識過剰」とか
がキーワードになりますが、生田くんが演じると
妙にそこは調和されて、嫌な感じがしませんでした。
たぶん西島秀俊(大好き)とかやるとダメ男全開になり、
ギリギリアウトの嫌な感じになると思う(それはそれで正解)

「過剰さ」が無い、と言う意味では
物足りない感もいなめませんが、寂しげな肩とか、
幸薄い背中とか、ツルツルな膝とか、そういうのに
この映画の価値を感じたなあ。
それは「バスケットボールダイアリーズ」のディカプリオや、
「花とアリス」の鈴木杏と蒼井優、
「リリィ・シュシュのすべて」の市川隼人に
感じる気持ちと同じで、この時期、この時に、
この映画が残る良さといいましょうか。

こういう柔らかい時期の映像と言うのは
内容に関係なく無条件に良いものです。

女優陣は大楠道代が…!!
女子としては、将来是非こうなりたいですが、
根本的に生き物として違う感あります。諦めろ…。


後は、やはり森田剛の確かさについて触れたい。

演技する森田さんの良さがなんという良さなのか、
未だうまく言えないです。

とにかくいいんだなあ。
昔、もんちゃんが「森田さんは画面に対して自然」
という表現をしとりましたが、わかる。

不自然さがない。
かつ、非常に劇的なのです。

華もあり、声の男くささもいい。
あと、とにかく目に力がありますね。

しかし中也登場のシーンではブフー!となりました。
チ、チンピラ?チンピラ??中原中也なのに?

私の中の中原中也像とはまた違った趣でしたが、
でも日本のランポーだと思えば、このイメージもありか。

葉蔵の中也を慕う感じとか、
堀木(伊勢谷)との愛憎関係とか
非常にボラ感も端々と感じました。
いいね!良いボラだね!



2010年03月11日(木) 人間は自分が欲するものを、他者に贈ることによってしか手にいれることができない

内田樹×平川克美
「東京ファイティングキッズ・リターン」
を読んでます。

最近、私の周りで内田さんの名前を
良く聞くので、割と読みやすそうなものから
読み始めてみた。読むと、意外とスルスルと。
でもまだ最初の方までしか読めてませんけど。
共同体とか第三者とか対幻想とか共同幻想とか。
とかとか。最近こういう本を読んでいなかったため
脳みそが中々ピーンとこないんですけど(笑)
徐々にで。

「日本辺境論」も読みたくなってきました。

日々を生きていると、目の前にある問題
(仕事やプライベート…個人的な問題)
についてしか考える機会がなくなります。

それはある意味では健康的な状態だとも思いますが
ふと、そうじゃない目線が欲しくなります。
自分が感じている世界が全てじゃない、という
ことを無性に確認したくなるのです。

人と自分は違う。
それを確認したい欲求がある。



本の話に戻りますが、
端々に現れる言葉の選択が素敵です。

「情報は伝達される時に必ず汚れる」

汚れるっていうのが、いい。



2010年03月04日(木) ようやっと親孝行

終えました!

かわいい慎吾舞台を母親と観に行き、
ルミネザ吉本を父親と観に行き、
箱根でたっかいランチを食べ、
ロープウェイに乗り、長寿卵を食べ、
温泉に入り、お酒飲み、倒れるように眠る、
という親孝行。

自分仕切りで両親と一緒に旅行すると
ものすごい疲れることが判明。

楽しんでもらいたい気持ちが
先走り過ぎてうまくいかないようだ。
親孝行、難しい。慣れですかね。
慣れるくらい親孝行しよう。

品川まで見送った後、
久しぶりに自分の時間がぽかっと取れたので
本屋へ向かいマンガと小説を物色。
帰宅して猫と一日半ぶりに再開しました。
私の膝の上に重なりあうように乗っかりながら
一時間ぐらい喉を鳴らしっぱなしの二匹に
鼻血吹きそうでした…かわいすぎる。
猫ってかわいすぎる。足しびれたけど。

猫をひとしきりかわいがった後、読書タイム。

以下、雁須磨子さんの新刊二冊。
どちらも素晴らしく良かった〜(大満足)

『猫が箱の中』

松井が昔飼ってる猫が
ものすごい不細工で良かったです。
先輩がエロい。どエロい。
小学生かわかっこいい。
割愛された先輩とのドロドロな三年間(だっけ?)
も気になります。良い(?)話なんだろうな…。

『こめかみひょうひょう』

良い…。なんて良い話!橘高くんのネガティブさ
胸キュンです。かわいそかわいいは基本です(私の)
幸せの次に来る不幸を考えちゃう子ってかわいそうだなー。
あはは。

リーマンと高校生の話も好きです。
好きなものの話ししたい2人とか。かわいい。
お互いのこと好きすぎる感じとか
しかもそれはこっそり自分の中だけで
行われていたりとか、でも相手にばれちゃったりとか
そういう不器用そうなの好きです。


以下、元町夏央さん『あねおと(1)』感想。

面白いね!絵が好きな感じです。
思春期のこってり感にあってる。
女の子も男の子もかわいい。続き読みたい。
萌ちゃんと喜一くんは最終的にくっつかないのが
素敵かもな!家族でなっていって欲しいな。
子供にまず必要なものってやはり親だったり
家族だったりするんじゃないだろうか。

以下、辻村深月さんの小説
『子どもたちは夜と遊ぶ(上)』

まだ途中までしか読んでないですが、
秋先生は『ぼくのメジャースプーン』で
出てきたなと。素敵先生。
辻村さんは『スロウハイツの神様』が
ものすごく胸に迫り、後半は電車の中で
かなり涙ぐみました。感想を書きたいのだが
中々まだ書けない状況。


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かい [MAIL]

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