旅をしたいと
思うときがある
誰にも言わず
家族に嘘をついて
ひとり旅をした
自分を変えたくて
誰もいない
シーズンオフの道を
歩いた
今は、その時の
情熱はないけれど
旅をすることは
何気ない景色であっても
心の洗濯になるから
旅路の果てに
何かを求めて
私は、黙って
歩き続ける…
2005年12月02日(金) |
ひとりぼっちの遊園地 |
ひとりで歩いてみた遊園地
人影もまばらな真冬の遊園地
華やかな飾りつけとは裏腹に
止まったままのメリーゴーランドが
いやに寂しかった… 座る人もいない白いベンチ ひとりで腰掛けてぼんやり見てた風景 肩を寄せ合って歩く恋人同士 楽しそうな笑い声をあげている家族
私には過去にも未来にも
すべて無縁の風景でしかない
ひとりでいることに慣れている ひとりでいることが寂しいから
あえて感じなくなるようにしている
だから私の遊園地は、ひとりぼっち
ふと時間が止まった
冬の昼下がり
私の身体の中にある
時計という感覚もうすれ
考えることも忘れて
ただ、ぼんやりと
窓から差し込んできた
儚い冬の陽射見ている
そのまま時間が止まればいい
これ以上
未来に行きたくない私の願い
どうぞこのままでいさせて
冬の昼下がり…
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