言葉綴り

2005年12月03日(土) 旅路

旅をしたいと

思うときがある

誰にも言わず

家族に嘘をついて

ひとり旅をした

自分を変えたくて

誰もいない

シーズンオフの道を

歩いた

今は、その時の

情熱はないけれど

旅をすることは

何気ない景色であっても

心の洗濯になるから

旅路の果てに

何かを求めて

私は、黙って

歩き続ける…



2005年12月02日(金) ひとりぼっちの遊園地

ひとりで歩いてみた遊園地

人影もまばらな真冬の遊園地

華やかな飾りつけとは裏腹に

止まったままのメリーゴーランドが

いやに寂しかった…

座る人もいない白いベンチ

ひとりで腰掛けてぼんやり見てた風景

肩を寄せ合って歩く恋人同士

楽しそうな笑い声をあげている家族

私には過去にも未来にも

すべて無縁の風景でしかない

ひとりでいることに慣れている

ひとりでいることが寂しいから

あえて感じなくなるようにしている

だから私の遊園地は、ひとりぼっち



2005年12月01日(木) 冬の昼下がり…

ふと時間が止まった

冬の昼下がり

私の身体の中にある

時計という感覚もうすれ

考えることも忘れて

ただ、ぼんやりと

窓から差し込んできた

儚い冬の陽射見ている

そのまま時間が止まればいい

これ以上

未来に行きたくない私の願い

どうぞこのままでいさせて

冬の昼下がり…


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朱夏

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