スイス日記
もくじミライ


2004年06月30日(水) 突然バーベキューで悩みがふっとんだ。

昨日(本当は昨日の昨日。月曜のことです。)はとってもよいお天気で、キャロちゃんが突然夕方にバーベキューをしよう!って思い付いたらしく、夕方の5時頃バーベキューしない?というお誘いが。で、結構仕事がたくさんあったんですが、急いで終わらせて、8時頃から湖のほとりに行ってきました。バーベキューといっても、なんせ6時にスーパーが閉まってしまうスイスで5時に召集・・・(とってもキャロちゃんらしいのですが。)、みんな適当にソーセージや出来合いのポテトサラダなんかで、小さいバーベキューをしました。

美しい湖を見ながらビールを飲む、最高でした!
今の時期は、9時ぐらいまではまだ日がさんさんと照っているという感じで、でも、全然暑くなく、ここちよい25℃。日が沈みはじめたのが10時頃。ほんとに昼が長いので、すごーく楽しめます。

実は私、月曜は結構悩みモードに入ってたんですよね。なぜかって、今さらながら英語ができないことで。1年ここにいて、身に付けたのはサバイバル英語のみ。生きていけます。確かに。でも、もうちょっと友達と深い会話ができたら、もうちょっと友達とジョークを言い合えたら、もうちょっとここでのフランス人ジョークやドイツ人ジョークが理解できたらと・・・そう、それこそが人間の生活ですよね。だって、友達どおしの内輪ネタとか早口でガーってやられたら、全然会話について行けないんだもん。

で、昨日のバーベキュー。私とキャロとボリビア人の美しい女の子(ほんとに彼女、めちゃめちゃきれいなの!若い時の後藤久美子みたいな感じ?古いですね。)以外、みんなドイツ人。ドイツ人が6人。だから、ドイツ語がとびかうし、英語もところどころわかんないし、たまに私のとんちんかんな受け答えで場は白けるし。(たまに爆笑もとったけど。)

でも、でも、楽しかったー。
結論:言葉なんかどうでもいいですね。
こうやって、友達とわいわいできる場にいれてもらって、ビール飲んで、たまにちゃんと会話できて、それで十分です。ナイスタイミーング、キャロ!メッシーボク、キャロ!って感じ。
いっつもキャロに対しては、昔やった仮定法みたいな感じで、もしもっとちゃんと英語が話せたら、キャロとは親友になれるのに(でも、なれない。)、という想いをずっと抱いてました。でも、そんなの多分、あんまり気にしなくていいんですよ。きっと。言葉がちゃんと通じないって言うのは人間関係を築く上ですっごい障害であることは確かだと思うんだけど、でも、そんなこと気にしててもしょうがないし、楽しい時間を共有する、そういう関係だってきっとありだと昨日思いました。

私も今度ピクニックとか計画しようっと。
ではではみなさん、よいお仕事and夏の夜を。


2004年06月29日(火) キャロの夢

同僚のキャロちゃん、彼女はスイス人なんですが、お父さんの仕事の関係で、小学校をアメリカで過ごし、中学高校はここジュネーブ、つまりフランス語、そして、大学はチューリッヒに、つまりドイツ語という私から見たら、かなりすごい人生を歩んできた人です。ていうか、すごすぎじゃないですか?スイス人ならたいていの人が、フランス語とドイツ語とスイスドイツ語(多分、秋田弁nativeな80歳ぐらいのおばあちゃんが話す日本語と標準語ぐらいの違い?ドイツ人はスイスドイツ語をきいても何いってるのか全然わかんないけど、スイス人はドイツ語もわかるし話せるらしいということなので。)を話せるので、まあそれは当たり前なのかもしれないけど(それだけでも私にはすごいけど。)さらに英語。しかも、彼女の英語は、ここの大半の人たちのなまってるような英語ではなくて、私にはnativeにしか聞こえない英語なのです。

って、一体彼女は何語で考えて、何語で夢を見てるのか?すっごい不思議じゃないですか?

で、きいてみました。答えはよくわからーん。でした。その時々の状況や、周りが何語で話してるかとかでころころと変わるらしいです。彼女曰く、全部の言葉がパーフェクトではないそうです。英語は小学校で止まってるから、発音とか普段の会話とかは全然OKだけど、難しい語彙はあまりしらないし、文法も自信がないそうです。しいて言えば、10代を過ごしたフランス語が一番考えるのにはラクなんだそうですが、それも、周りの状況で変わるようです。で、英語しゃべってても、ドイツ語しゃべってて、フランス語しゃべってても、周りの人に、あんたは一体どこの生まれなの?ってきかれてしまうそうです。うーん、日本人なら誰もがうらやむトリリンガル(テトラリンガル?)の彼女。でも、それはそれで結構大変なんですね。でも、うらやましいけど・・・。せめて英語だけでもなんとかならんものかと思うけど・・・。

って、書いてたら(@まだ仕事中)、キャロが私のところに来て、何してるのー?って話しかけてきました。だから、今、キャロのことを書いてて、Webに公開するのっていったら、いっつも私のことスパイしてるでしょ!って言ってました・・・。この文章、読みたいそうです。英語で書け!って言われたけど、残念ながら、こんない長い文章英語で書く英語力がないです。すみません。日本語覚えて。
ではではみなさん、明日もよい一日を。


2004年06月28日(月) 大人の男のおもちゃ

今日は、ハイキングに行ってきましたー。スイスの日曜は昨日も書いた通り、買い物もできないので、仕事以外なあーんにもすることがないんです。で、近くの公園にござ引いて寝そべったり、バイキング(サイクリングのことです。こっちではなぜかみんなバイキングって言うの。これってほんとの英語なのー?ってまたしても???な日々。)にいったり、近くのフランスの小さい街にドライブにいったり(ジュネーブはフランスと隣接していて、隣接しているフランス地域はすっごい田舎なのでほんとにのんびりしてて、すごーくいいところです。)、近くの岩場にクライミングにいったりといったような生活をみんな送っています。スイスって、物価はすごーい高いけど、遊ぶのにお金がかからないので、なんか結局日本にいる時よりリッチな生活(まあ精神的にも含めて)をしているような気がします。

で、今日ですが、フレディー・マーキュリーがいえーいってしてる(熱唱してる?)像があることで有名なレマン湖畔の街モントルーに電車で行って(ジュネーブから大体一時間半ぐらいです。)、MOB鉄道っていう別の私鉄?に乗り換えて、レザヴァンまでいってそこからケーブルカーでソンルーという何にもない山の上みたいなところに行ってきました。で、私が持ってた日本のガイドブックでは、ソンルーからレザヴァンまで戻るハイキングコースがあって所要時間2時間ってあったので、時間もちょうどよいしということでそこを目指したのですが、ソンルーに着いてもどこがハイキングコースかわからない!!これ、単なる道?って感じ。しかも、標識にはここからレザヴァンまで30分って。確かに、ケーブルカーに5分しかのってないので、迂回して降りたとしても30分。確かにとってもリーズナブル。

って、ど、どうするのー。山道入って、日本人山道で迷ってスイスで遭難!とか超はずかしーやん。でも、ここはやっぱり行っとかなあかんやろーということで、山道行ってみました。で、普通の道路に出たり、また山道に入ったり、ただの民家の庭ちゃうん?とかいうところを通ったり、4車線の道路がでてきたり、とわけがわからない道を行きながらも、とりあえず、登ったんだからおりればいいのよーということでずんずんずんずん降りて、無事3時間ぐらいでモントルーまで戻ってきました。って、モントルー?あれ、モントルーまで歩けるんやん!じゃあ、モントルーから30分も乗った私鉄の意味はいったいどこに・・・。

まあ、いろいろありましたが、まだ足が笑っていますが、森林のきれいな空気を吸ったり、花を愛でたり楽しいハイキングでした。で、相方ですが、彼はビクトリノックスっていうスイスのなんかごちゃごちゃいっぱいついてるナイフが大好きで(って、男の人でこれ嫌いな人見たことないですよね。外人のおじさんもよくビクトリノックスのお店のウインドーにおでこをくっつけて30分ぐらい眺めてます。)、今日は彼が昨日焼いたケーキと先週イボワールというフランスの小さい街に行って買ってきたサラミとパンとチーズをこうビクトリノックスで切り分けて山で食べる!そう、これこそ男のロマン、というのをできてかなり満足げでした。彼曰く、今日はビクトリノックスを使うために山にいってんからねー。って、あんた、そうだったの・・・。だから、私がおにぎり作ってもってこっかなーとかいうと、俺はパンを食べるよって冷たく言い放ったのね。

彼は他にも、チーズを削る道具とか山に持って行くためだけのアルミの水筒とか、iPodを持ってるのにiPod miniとか、それ、買ってもほとんどつかわへんやろ!ていうような物ばっかり欲しがります。こういう話を職場の女だけで話してると、イギリスにはこういう有名なジョークがあるのよーって一人のおばちゃんが教えてくれました。
男の子のおもちゃと大人の男のおもちゃの違いは何か?こたえ:値段が違うだけ。
どこの国の男もくだらない役に立たないおもちゃを欲しがるものなんですねー。
ではではみなさん、明日もよい一日を。








2004年06月27日(日) スイスの土曜日

早速一日ずれですけど、今日(土曜日)はだらだらしちゃいました。と、いうのも相方が朝の5時頃まで仕事をしていて、私もあんまり眠れなかったんです。で、二人で一日眠くて、本当はハイキングに行こうーとか言ってたんですが、それもフェードアウトしてしまいました。

と、いっても、スイスの土曜日はめちゃくちゃ忙しいので、それなりに働きました。なんて言ったって、ここにはコンビニもないし、日曜になるとレストランとかカフェ以外のお店、スーパーとか全部しまっちゃうんです。ほんとに困ったものです。と、いうことで今日は食料の買い出しをしたり、髪を切りに行ったり、そうじしたりというような一日でした。あー眠い。あやうく3日持たずに日記挫折かーっていう感じでした。

さっきまでEuro2004のスウェーデン対オランダ戦を見てたんですけど、これは日本サッカーか?って思うぐらい展開の遅い試合でまたまた眠気が襲ってきたのでとりあえず日記を書いてみました。
それにしても、サッカーすごいですね。ここはスイスなのに、イングランド戦がある時にはどこからともなくわらわらとイングランド人が集まってきて、みんなで大騒ぎ。すごかったです。スイスはあんまり強くないのでみんな大人しく(小さくなってる?)しているようです。それにしても、イングランドもフランスも負けちゃって、ギリシャ対チェコで決勝とかそういうのになっちゃうかもしれないですねー。
眠いので今日はここまで。それではみなさん、よい一日を。


2004年06月26日(土) 始まりー(その2)

昨日(金曜)の夕方、初めて日記を書いたわけですよ。そうしたらいつまでたっても新着にあがってこなくて、でも、さっきは7時頃からごはんを食べに行ったので、とりあえず終了。で、さっきQ&Aのところ見てたら、日記を書いた日にちより新しい日にちの日記がある時には新着にアップされませんって。そんなー、こっちは7時間も時差があるのに、仕事が終わって日記を書こうかっていう時間には日本は日にち変わってるじゃん!と、いうことで今日(その2)を書いてみました。これからは一日ずれで日記を書く予定。それにしても、初日に2つの日記・・・すぐに飽きて挫折っていう道筋まっしぐらですね。私の人生そのものだ。

それにしても、毎回ながら、幸せな金曜の夕方でした。ほんとにスイスって気候が良くて、大好きなんですが、今はサマータイムで大体夜の10時頃まで明るいんです。それで、今の季節にはどこのお店でも道に勝手にいすとかテーブルとか出して、街中オープンカフェだらけになるんですが、夜の8時頃、まだ日が明るい中、外でビールを飲んでご飯を食べて、本当に最高です!って、外人さんはもうバケーションタイムだし、みんな金曜ともなると4時とか5時にはさっと職場からいなくなっちゃって、夜の7時とかまでうだうだやってるのは日本人だけっていうパターンなんですけどね。まあ私も日記書いてたわけだからあんまり変わんないか。ではでは良い週末を。


2004年06月25日(金) スイス日記はじまりー。

はじめまして。
人生で初めて、日記というものを書こうって思い立ち、始めました。よく漫画とかで、お正月とかに今年から日記を書きはじめるぞ!とかそういうエピソードってありますよね。私の場合、どうせ私のこと、続くわけがない、と今までずっとやる前からあきらめていました。2週間したらお金を振り込むかどうかの選択(って900円ですけど。)をしなくちゃいけないんですが、それまで続くかなあ・・・と早くも不安。お試し期間で日記挫折ってなんだかちょっと暗い過去持ちになっちゃいますよね。

スイスの生活を始めて約一年、それまで海外で生活したことなどもちろんなく、今とっても人生で貴重な経験をしているのではないか、と毎日思う今日この頃。生活も落ち着いてきたし、この足跡を残せたら、そんな思いで始めます。

ここまで書いて、日本語かなりおかしくなってるかもー、とちょっと思っちゃいました。昔はこれでも文章書くの得意だったんです。ヘレンケラーの読書感想文が学校代表に選ばれたこともあるし(小学校一年生の時だけど。)。今、なかなか日本の本が手に入らないので、去年一年で読んだ本は20冊ぐらい?あと、日本語を読むのはネットぐらい。だめですねー。海外に暮らすと、英語は全然うまくならないのに、日本語はどんどん下手になってる気がする。この前、船っていう漢字書けなかったし。私の住んでる、ここスイスのジュネーブはフランス語圏なんですが、普段仕事は英語。でも、みんなフランス語訛りの英語をしゃべるので、本当にこの英語でいいのか?って毎日思いながら、nativeがきいたら絶対に違うよーっていう英語もどきをしゃべっています。(実際、アメリカ人やカナダ人の同僚はここの英語はテリブルだよーとかいっつも言ってます。)そんなわけで、英語も全くうまくならず、ただ堂々とフランス語英語をしゃべるフランス人を横目で見ながら、こっちも負けずに堂々と日本語英語を話せるようになったので、度胸だけはついたかも。なんせ、possibleがフランス語英語ではポセーブルですからね!!フランス人に何その発音?ジャパニーズアクセントが強すぎて全然わかないよーって言われても、へっちゃらへっちゃら。

フランス人で思い出したんですが、なんかフランス人andフランス語圏のスイス人はやたらとRの発音にこだわるんですよね。それも、英語のRではなくて、聞き取れないR。正しくは、うがいをする時のガラガラっていう音がRらしくて、ありがとうのメルシーは私にはRの音が聞き取れずほとんどメッシー!って聞こえる感じ。それで、それはどうでもいいのですが、友達にシルビアというスペイン人の女の子がいて、自転車で10分ぐらい離れた別のところで働いてるんですが、彼女の職場に行って、シルビアいる?って、何人かの人にきくと、そんな人ここにはいないよー。って言われて・・・。スペイン人の女の子なんだけどー、って言っても、そんな名前の人はここにはいないよーって言われて・・・。大抵、本人が現れてから、周りの人が、あ、シルビアのこと言ってたのね!って気付いて、ていうかーさっきからシルビアシルビアゆってるやん!
そんなことがかれこれ3回ぐらい続き、かなりショックで落ち込み、ここの同僚のオーストリア人とかデンマーク人などにねえねえ、私のシルビアっていう発音わからない?ってきいたら、普通だよ、シルビアのことでしょってすぐにわかってくれたので、とりあえず一安心。と思ったら、ここの同僚のフランス人とシルビアの話をいろいろとしてて、ずーーっと彼女がわからない顔してるなーって思ってたら、最後に彼女、ああ、シルビアのこと話してたのねー、ってあんたやっぱりわからんのかい。

全然日記じゃないですねー、でも日本語書くの久しぶりだからこれでいっか。最初の日記始めピュアな気持ちが3行しか続いてないところがとっても私らしい。がんばろうっと。では、みなさんよい週末を。


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