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2006年09月30日(土) utility

休日らしい土曜日。

買ったばかりの自転車で渋谷まで飛ばし、
原宿の青山ブックセンターで立ち読みに興じ、
新宿のTSUTAYAでコーネリアスの新譜を借りて、
帰ったら23時59分。1分後は10月。

早いねー、2006年。

11月開催のグループ展は広告制作が日程的に
ピンチで、予定よりかなり遅れて進行している。
僕のスケジュール調整とコピーライティングが遅れたせい。
それでも絶対どうにかなると、根拠のない自信もある…
んだけど。早いねー、2006年は。

肝心の展示作品にはまったく手をつけず、
もう広告だけにこの身を捧げさせてくださいと思ったり。
だけど作品のタイトルだけは次々に浮かぶ。

自転車に乗っていると考えが整理される。
その効用(utility)は学生時代から変わらない。


2006年09月29日(金) 彼岸花


立川でも見なかった彼岸花を見つける。

渋谷の民家に咲く彼岸花は、田舎で見る整然と並んだ姿じゃなく
竹藪とフェンスから必死で顔を出し、まるで満員電車の乗客だ。

東京だからだろうか。


2006年09月28日(木) JunkSite

サイトを立ち上げて、もうずいぶん経つ
ように思う(と書いた時点で指折り数え…)。

2年と9ヶ月。
たいしたことないか。

で、そんな半端な年数を経て思うのは、
写真のカテゴライズをどうにかしたいなぁ、と。

と思いつつも、時間がなくて手が回らない。

大学も卒業したし、いつまでも「Campus」って
手前に載せるのもどうかと思うし、他のページは
どんな意図で棲み分けがされているのかハナから
謎のまま来てしまっているし…(自覚アリ)。
なんとなく気分で分けてはいるのだけど。
(あー気分って書いてしまった)

どうしたものかと思いつつ、
中身の写真だけは地味に更新中です。

いっそのこと、画角で分けちゃおうか。
「4:3」とか「16:9」とか。数字のボタンがあって。

とか、考えたり。


健康診断で「中性脂肪・基準値オーバー」と出た。
やば。


2006年09月24日(日) 東京“カワイイ”戦争

NHKスペシャル 「東京“カワイイ”戦争」。
面白かった。

東京のファッションを巡る戦争。

ターゲットの若い女性の意見をダイレクトに取り入れる
渋谷109の二十歳のデザイナーと、徹底的に自分の美意識に
こだわる“ベテラン”デザイナー・コシノジュンコ。

この2組の考え方が全く相反するもので、
「マーケティング優先」か「アイデア主導」かの違いに見えた。

109では、1週間も経てば「今」のトレンドは古くなっているらしい。
たった1週間で消費され、新しい「今コレ」に容赦なく移り変わる。

二十歳の、お客と変わらないギャル風のデザイナーは、
渋谷の女の子たちから意見を集めて速攻で韓国の工場に発注。
そして出来上がったサンプルに対して
「もっとかわいいボタンがあるから今から替えたい」と言った。
が、オーナーから「そんな時間はない」と一蹴され、
そのまま5日後には店頭に並ぶことに。


「マーケティング重視でただただコピーするだけのデザインが
ビジネスでは成り立つんでしょうけど、絶対に続きはしないです」
と、コシノジュンコは今のファッション業界に警鐘を鳴らす。
コシノ氏なら、ボタンひとつにも徹底的にこだわり抜くだろう。
そのために1週間、1ヶ月、1年を費やしてでも。

だけど、今いちばん元気なのはパリでもN.Yでもなく
東京の女の子たちで、109的なスピード感も無視できるものではない。
リアルな服は、ショーではなく街を歩くものだから。

すでに闘いの舞台は店舗からケータイへと移りつつある。
大きなうねりの中で、服のボタン1個にこだわることがどれだけの
意味を持つのか。そのこだわりを見失う作り手はきっと多いと思う。
でも。

何かをつくる人間が隙あらばこだわるのは当然のスタンスで、
さらにスキマを見つけて、それを実現可能なカタチで入れ込む。
じゃないと持たない。自分が。

あの二十歳のデザイナー自体がただ消費されて終わるのか、
それとも過酷な戦場で生き延びるのか。がんばってほしい。


2006年09月23日(土) 休日らしい土曜日

新宿で自転車を買って、
コーネリアスの新譜を2回試聴して、
渋谷でAppleストアのお兄さんにiPodを修理してもらう。

修理はプログラムの復元に10分かかっただけだった。
僕は黒の半袖シャツに黒のパンツ、
首にはBOSEのヘッドフォンという出で立ちで、
それはAppleストアの店員と同じコーディネートで
勝手に恥ずかしくなって早々にパルコへ退散した。


再び新宿に戻り、彼女と友達(女)に会う。
ふたりはミロードで買い物していたそうで、
靴下マニアの彼女は“大漁”だったらしく、満足げ。

夜9時、三人で焼き肉を食べる。
よく食べる女ふたりに、トングで焼く役の男ひとり。
友達は職場で恋(!)をしているそうだが、大学の頃と違って
僕は相手の男のことを何一つ知らないので、鈍い反応を返すばかり。


国分寺へ帰るふたりと別れ、家でスピーカーを繋げる。
5.1ch環境のチェックに『AKIRA』を再生し、そのまま就寝。
案の定、案の定な夢を見るはめに。


2006年09月20日(水) Day Away


先週、写真の更新が出来なかったのは
カメラの充電器がなくなったからです。

まだないです。


2006年09月18日(月) 牛をたずねて三千里

3連休の最終日。

近所の吉野家へ、
2年半ぶりに復活した牛丼を食べに行く。

15時という半端な時間に長蛇の列。
お祭みたいだなぁと思いながら最後尾に並んだら、
まん丸の女性店員がまゆをハの字にしてやって来た。

「すみませ〜ん、手前のお客様で終了なんですぅー」

えぇ!?
なんだよ、そんなに人気??
しかも一人差!?


悔しくて、新宿まで歩きながら別の吉野家を探した。
結局、南口の新宿駅前店まで来てしまい、ダメ元で並ぶ。

初台でダメだったんだから新宿なんて即売り切れだろう
と高をくくっていたので、意外にもふつうに席に座れて
ふつうに牛丼・並が出てきたのには拍子抜けした。

食べた。

こんなもんか、ってのが、正直な感想。
牛丼がなくなったことにすっかり慣れている自分を
再確認しただけで、それが寂しかった。


2006年09月17日(日) 広報MTG


小雨の降る3連休。

浪人時代からの友人Koni氏くんと
高校のセンパイちくりんに来てもらい、
土曜夜から日曜朝まで、11月にやるグループ展の
広報関係を話し合った。重い腰を上げて。

ちくりんはムサビを出てから2年半、
デザイン事務所でデザイナーをやっていて、
今回はギャラを払えないので仕事じゃないけど
ぼくらの依頼で広報周りを考えてもらっている。

考えてもらっている図。


朝5時、「6時から野球部の試合に行くんよね」と言って
何枚かのラフスケッチを手にし、彼はマンションを出た。

おねむの僕は、小西くんの恋愛談義に感嘆しながら
気がついたら2人とも昼過ぎまで爆睡していた。
都心に引っ越したはずなのに、ここが立川のような気分。


2006年09月14日(木) 道具と玩具

いいなぁ。
▼new iPod Shuffle
http://www.apple.com/jp/ipodshuffle/

「一目見ただけでは、本物の
音楽プレーヤーだと信じるのは難しいでしょう」



日本語に正式対応。
▼Google Earth
http://earth.google.co.jp/

「日本国内の衛星画像データも多くの地域で2006年撮影のものが
使用されており、これまで以上に最新の状況を確認できる。
その上、日本全国の建物の3D表示が可能」


うちの近辺も3D。


どちらも作ったのはアメリカの企業だけど、
道具とおもちゃの境界があいまいな感じがするのがいい。
すごくハイテクで役立つ道具ともいえるし、いじって楽しい
玩具ともいえる。使う人の目的や気分によって、どちらにも。

とても2006年っぽい感じがする。


2006年09月09日(土) UTADA UNITED 2006

午後6時〜、宇多田ヒカルのライヴを観る。
代々木第一体育館。

4時半に彼女と原宿駅で待ち合わせ。
休日の原宿は人人人。

肝心のライヴは、あっという間の2時間だった。

いきなり「Passion」から「This is Love」へと
繋ぎ、聴きたかった「Traveling」「Keep Tryin'」、
そして高校卒業から浪人生活へ突入のしょっぱい時期を
超個人的に思い出させる「Automatic」、そして最後に
「光」を歌い上げ…って、すごい端折って書いてるけど、
実際、ものすごく早く感じた。

シングル曲が多くて聴きやすかったし、
時折マイクを握ったまま天を仰ぐ姿がとてもかっこいい。
汗で髪が重たくなっていて、色気があった。

背中で流れるLEDスクリーンは角度が悪くて見えなかった。
それだけが残念といえば残念。


新宿で彼女とパスタを食べて、駅で別れた。


2006年09月08日(金) まんま

『さんまのまんま』で、
ゲストとのトークが終わって
さんまがベランダに出るとき、
必要以上にまんまを疎ましそうに扱うさんま。

「なんやぁ? 今日は何やるねん」

ダルそう。
いつものパターン。
誰かに似ている。

と思ったら、そうだ、
こういう女性と付き合ってた。


2006年09月05日(火) 管理不行き届き



引っ越しに伴い、立川のプロバイダーを
契約解除したため、数年前の写真が一部
削除されてしまいました。大量に。

うぎゃー

復旧できるものはします。
できないものはソース上からもタグを消します。


2006年09月04日(月) インド哲学・略してイン哲

日曜日、新居にインターネットが開通した。

光回線になって快適ネットライフの始まり。
宇多田ヒカルのライヴチケットをネットで購入。

今週末、場所は代々木第一体育館。
マイケル・ジャクソンを見た所でUtadaを見る。
自転車で行けるのが嬉しい。
自転車持ってないけれど。


同じく日曜日、幼稚園から中学までの同級生で
東大の院に行っている友人と1年ぶりの再会 in 初台。

面白いのは、やはり彼が取り組んでいるインド哲学の
研究の長さで、一朝一夕にはどうしようもできるわけがなく、
大学教授くらいしか真っ当な道のなくなってきた彼の研究計画が
すでに人生設計に直結していることだろう。

「大学教授くらいしか」という言葉がすでにおかしい。
彼らしいといえば、本当に彼らしい。

この先、博士課程に進んで研究し、何歳くらいで助教授になって、
何十年後に教授に就いて…というスパンが世の中にはあるのだ。
本郷辺りに。

そういう人生を忘れていた。


2006年09月03日(日) 新旧

旧居



新居




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