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2006年05月31日(水) 島へ。

先週末、久しぶりに彼女に会った。

「我が輩は新人である。名刺はまだ無い」

と言っていた。


一週間が速くなっている。

気がついたら木曜で、金曜で、
この文章は水曜から書き出したのに
アップロードは金曜になってしまった。
(だから日付がおかしいのです)


速くなっているわけでは勿論なくて。
気づいたらカメラを手にしていない、
ここ一週間。


島へ行く計画を立てよう、この夏こそ。


2006年05月27日(土) KING OF POP

取材のお仕事で、
MTV VIDEO MUSIC AWARDS 2006に行ってきた。
五月雨の降る代々木第一体育館。

某アーティストのライブレポートを
書くことが今回のミッションだったが、
お目当ての方々は早々に歌い終えてしまい、
途中だけどもう帰ろうかなぁと考えていた。

そんなタイミングで司会の速水もこみち。

「伝説のアーティストに与えられる、
レジェンド・アワードを発表します!」

なんと!
マイケル・ジャクソン登場!!!!!!
なんで?!

場内は一気に最高潮。
僕は爆笑。連れは呆然。

「あれ本物?…マイコーI Love You!」
とりあえず叫んどけ、とばかりに手を振った。

マイケルは感動の余り(もしくは何かの作用で)、
涙ぐんでいた。こっちも目に違う涙が。


会場関係者の方に訊くと、
来日も出演も突然決まったことらしい。
まさにサプライズ。理由は全くもって謎。

で、何しに来たんだ?KING OF POP。


2006年05月24日(水) 「置き土産」を抱えて

俳優の渡辺謙がC型肝炎を患っていることを明かした。

白血病を克服してから仕事も人生も順風満帆に見えた渡辺だが、
その裏では人知れず病との戦いを繰り広げていた。

進行すると肝硬変や肝がんを発症する恐れのあるC型肝炎。
16年前に白血病の治療をした時の「置き土産」と自著で表現。

「輸血の中にC型肝炎ウイルスが混じっていて、
それが体内に残されてしまっていた」と明かしている。

2002年10月の「ラスト・サムライ」のクランクイン前に感染が分かった。

(スポーツニッポンより抜粋・一部改)

… … … …

昨年6月から週1回の注射と朝晩2回の
飲み薬を続けている、と記事にはある。

4年前に同じ薬剤を投下していた経験がある。
日韓共催W杯で日本が盛り上がっていた頃だ。
病名は違うが、薬の副作用から来るダメージは同じ。

自殺者が毎年報告される強い鬱症状と、脱毛、嘔吐、
発熱、筋肉痛、食欲不振…どれが来るか分からないし、
全部がいっぺんに来る場合もある。ボロボロになる。

しかも、この俳優はこれだけの副作用を及ぼす薬を
摂取しながらも、ハリウッド映画に出て、今も現役で
スクリーンで活躍している。

並の人間では到底不可能。


前々から、『明日の記憶』は見ようと思っていた。
広告代理店で働く男が若年性健忘症を患う。
主人公を演じるのは渡辺謙。

少し前から、重病で愛を叫ぶ系の邦画や韓国映画が
やたら目についてイヤになっていたが、これは見たい。

でも、見るなら上の記事は知らずにいたかったかな。

http://www.ashitanokioku.jp/


2006年05月23日(火) Nike+iPod

リンゴとスウォッシュが組んだ。


米Appleは23日(現地時間)、Nikeとの提携を発表。
NikeのランニングシューズをiPod nanoとワイヤレスで
連携可能とする「Nike+iPod Sport Kit」を発売する。
価格は29ドル。

Nike+対応シューズをiPod nanoに接続すると、
ランニングやエクササイズなどの記録をiPod nanoに保存できる。
保存できるデータは、時間や距離、消費カロリー、ペースなどの
情報で、それらをスクリーン上で確認できる。

また、ヘッドフォンからリアルタイムで
音声によるフィードバックを聞くこともできる。


http://www.apple.com/ipod/nike/


2006年05月21日(日) あめあがり

昨日の土砂降りのあとに出た虹は
国立から矢川にかけて伸びていた。
僕のアパートの方から見て。

2本、出ていた。


2006年05月18日(木) ブラック広告(改)

“ほとんどのビデオアップロードサイトが、
ポルノグラフィや法律に違反するビデオを禁じている。
しかし、先ごろeBaum's Worldで公開されたビデオには、
凍結した路上で複数の自動車が衝突するシーンが映っていた。

そして、
クルマが次々にぶつかり合うなかで表示されたバナー広告は、
ブリジストンタイヤのものだった。”

CNET記事
「広告メディアにはまだ早い?−YouTubeの魅力と危うさ」より抜粋。


仕事で、ビデオ投稿について考える日々。
記事の内容が直接役に立つことはないが、
個人的には複数の点でとても興味深い。
… … … …

例えば、記事の本題とは若干ズレますが、
先日のアイフルの業務停止命令ニュースに関連し、
消費者金融の実態を批判する記事を某サイトで読みました。
そのページで表示されたバナーは某消費者金融のものでした。

逆タイアップか!自虐か!と驚きましたが、
もちろん、ただの偶然です。広告主にしてみれば事故です。


今のところ、あまたのポータルサイト(Yahoo!、Excite等)は
記事内容を選別して広告を個別に打ち出すようにはしていません。
動画配信サイトも然りです。

しかし、検索技術が今以上に向上すれば、
ページ内容と連動した広告を自動的に打ち出すことが
可能になるでしょう。

(ここでいう検索技術は、ユーザーには見えない、
 バックグラウンドで働く機能として想像してください)

でも、それを検閲というんじゃないか、とも思ったり。
逆に記事の中身が広告に擦り寄ることも考えられます。
雑誌メディアではすでにやられている手法です。
いかにも記事のようでいて、実際は広告という。


広告なんて無い方がいい。
知りたいこと、欲しいものは自分で調べるから。
YouTubeの頭に15秒もCMが入ったら魅力がなくなる。

そんな気分に、どう広告してゆくか。
もっと俯瞰的な目が必要なんだと思います。
広告を考える側として。


例えば。
自動車事故の投稿ビデオにブリジストンが
スタッドレスタイヤの広告を流していれば、
不謹慎かもしれないけれど強いメッセージになりえたかもしれません。
これも中身に合わせた表現ではありますが。

ブラックかな、やっぱり。
でも、Webって本来的にブラックなんだと思います。


2006年05月15日(月) 運転免許証更新所

先日、免許証の更新に行った。
晴れてゴールド免許である。

警察署の免許更新所に並び
視力検査、顔写真撮影をし、
最後に30分ほどのビデオ講習を受ける。

悲惨な事故現場の模様や
マネキンを使った危険運転実験から
自動車事故の恐怖と安全運転の必要性を
淡々と見せられるわけだが、ひとつだけ
僕には気になって仕方ないことがあった。

それは、映像のショック度に比して
やたら平坦な喋りのナレーションではなく、
僕の目の前に座っていたツルっ禿げのじいさんである。

70代そこそこの、このじいさん、
さっきから、マネキンがはねられたり
子供がクルマの前に飛び出したりする度に
「くっくっく」と肩を揺らしながら笑っている。

一応ギリギリのところで堪えているが、その努力が
いっそう彼に笑いをもたらしているかのようだった。


何があったんだろ、人生で。


2006年05月14日(日) 偶有性の海

午後7時〜、新宿紀伊國屋書店にて
脳科学者・茂木健一郎氏の講演会に出席。

「CreativityとCommunication」
「不確実性と偶有性」
「ひらめきは0.1秒」
「欲望のエデュケーション」
「欲望×体験」

言葉がぽんぽん出てくる。
2時間立ちっぱなしでマシンガントークの
茂木さんを生で見られただけでじゅうぶん。
そんな状況に、これもひとつの話芸だ!と思った。
脳落語。脳漫談。


その後渋谷へ行き、友だちのライヴを見る。
まったりノイジーで低音がずんずん響く。


帰りの終電で偶有性を持った女性を目撃。
とんでもない状況に、友人Kと目を澄ました。
毛が見えてるって、気づいてないのかな。

水平線に沈む太陽のようだねと言ったら、
Kは爆笑とも苦笑ともつかない笑いをした。


家に帰って
『耳をすませば』を途中まで見て寝た。


2006年05月13日(土) 水溶性写真

お湯に溶ける写真、
というものがあるとして。


そういうのがいいなぁ
と思うんだけど、デジタルだったら
やっぱり溶け方は粒々がしゅわーっと?
入浴剤みたいな感じに溶けるんでしょうか。


とても感覚的なお話。
ま、そういう写真がいいなぁと思っている。


2006年05月11日(木) ダメ、ゼッタイ

あー新しいカメラがほしい。

切に。

と思って銀行の残高を見ると、
悲しくなる数字。

さらにビックカメラに行くと、
売り切れのシール。


買うな、ってことだな。


2006年05月07日(日) 六本木の傘屋さん



高校の頃の同級生に会う。

「六本木で傘が買いたい」と言うので、
夕刻、六本木ヒルズで待ち合わせて傘屋へ行った。

ヒルズの中にある傘屋には、
作りもいいが値段もいい傘が整然と並んでいた。

神戸に住んでいる彼女曰く、
ここでしか売っていないものらしい。
彼女は男性用と自分用の二本を買って、その間、
僕は彼女と自分のビニール傘を隠し持っていた。

エレベーターを探していたら、ふかわりょうを発見した。
髪がサラサラで、同級生は笑いを堪えるのに必死だった。

52階の展望室まで昇り、
お互いの近況やら周辺の出来事を喋りあった。
雲が目の前を通過してゆく。恐ろしいほど速い。

こんな話はしなかったけれど、
考えてみれば、高校一年で知り合って
それぞれ神戸と東京の大学へ進学し、今に至る。
16歳から26歳。10年、面白いほど速い。


今日以前
2003.9.14...etc


2006年05月06日(土) スキャナ事始め

部屋の片付けが終わらない。


仕事で人物イラストを使うため、
イラストレーターを起動して格闘するも
円と四角しか描けない…。

じゃあ自分で描こう!と、
紙とペンで下手くそな人物画を描いた。
あとは友達の家に行ってスキャナを借りて…

が、どこも出かけていたり
諸般の事情ってやつで借りられず。
仕方がないので新しいのを買った。

(スキャナ自体は以前に友達からタダで
譲り受けたものがあったが、古くて使えなかった。
スカジーって懐かしい)

夕食の冷凍チャーハンを食べ終え、
置き場を作るのに1時間。設置に20分。
足回りのゴチャゴチャを片付けるのに?時間。

まだ終わらない。
昔買ったコマフォトが出てきて
読み返したりホコリを吸い込んだり、
そんなことをした揚げ句Webの更新。


電気ポットのクエン酸洗浄もやった。
麦茶も淹れてみた。
そうめんを茹でるにはまだ早すぎるか。

他にやることはないか。


2006年05月04日(木) Broken Flowers

レイトショーで
『ブロークン・フラワーズ』を見た。

http://www.brokenflowers.jp/

ピンクの手紙、
ピンクのタイプライター、
ピンクの女。

主人公の視線がイイ。
舐めるような視線がイイ。


ちょっと前の『ジャーヘッド』以来、
ド派手アクションじゃない方のハリウッドが
面白い。じわじわと来る感じ。

あと、レイトショーは安くてイイ。


2006年05月03日(水) May Be

ゴールデンウィークがやってきた!YAH!YAH!YAH!

と、ひとりで興奮したら鼻血が出た。


旅先で、夜、泊まるところもなく、
男の連れとうらぶれた街をさまよっていた。

なんで旅行で連れが男なんだ、
とは、お互い様なので口にしない。

一軒の雑貨屋のシャッターが開いていた。
中に入り、レジにいる女に宿泊を願い出た。
女はなぜか藍色の着物を着ていた。

我々の顔も見ずに、女は言った。

「もう閉店です」

「今夜だけ、泊めてくれませんか?」

「厭です、厭なものは厭です」

電気の落ちた暗く狭い店内で
店員の女はよく見ると柴咲コウだった。
先日見た『メゾン・ド・ヒミコ』のせいかもしれない。
我々を恐れているのか、疎んじているのか、表情は硬い。

我々と店員の女に、異様な空気が流れた。
右にも左にも流れない、よどみきった空気。
女は困っている。我々も困っている。


女の口がぽかんと開いたままで、
僕は躊躇することなくその口に自分の人差し指を入れた。
そうすることが当然だと思えた。

舌の感触が異様に柔らかく、温かい。
直接、内蔵に突っ込んでしまったかのようだった。

不意に、女が渾身の力で口を閉じた。
がぶりと噛まれ、僕の指はウィンナーのようにちぎれた。


そんな、中学生が見るような夢を見て
目が覚めたら午後1時で、あ、今日から
ゴールデンウィークだ!YAH!YAH!YAH!

と思ったら鼻から血が出た。
でも、最近は止まるのも早い。




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