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2004年06月29日(火) プリント日和



大学の友達が、うちに
写真のプリントをしに来ました。

友達の写真は、どんどん変化します。
変化しているように思います。
プリントだけで面白い一日でした。

プリントばっかりでも飽きるので、
途中でニーダーマイヤーの写真集を見ました。
僕の、最近のお気に入り写真集です。
友達は思った以上に好反応で、いい息抜きになりました。


研究室で注文していたPhotoshopが
やっと入荷されたらしいです。夏休み前セーフ。
RAW現像を試したいけど、僕はもっぱらJPEGだし、
大学に取りに行きたいけど、僕はもっぱら貧乏です。


そろそろ、前期レポート地獄が待っています。


2004年06月28日(月) メビウス!



日曜日は何もしなかった。

スーパーで豚肉とごまだれを買って、
家で今まで聴いたことのなかった「ヤン富田」の
アルバムを流して、トイレの便座を洗濯した。

写真も撮らなかった。
最近始めたシリーズは、もしかしたら
シリーズとして撮る最初の写真かもしれないけど、
今日はそれを撮る気分じゃなかった。

そのうちWebにもアップ出来たらしよう。


なんだか昔の、ちょうど一年前くらいの
日記を読み返してるんだけど、変わってない。
就職のこととか、考えているようでどっか他人事だし。
デジカメや写真については、だいぶ楽になってきたけど。

刃向かう相手がいなくなると、ふんばる必要がないから。


2004年06月27日(日) バルス!

最近、ほんとここ2〜3日の話だけど、
なんか写真のことばかりが面白くて、他が面白くない。

他が「考えること」を起点にやってるのに、
写真は考えないことで進むというか、溜まる。
ほんと、昆虫採集に似ている気がする。

他の制作が面白くなるには、やっぱり
「考えること」にどこかで一時停止をかけて、
ただただ手を動かさないとダメなんだろう。
でもたぶん、今月は面白くなりそうなにおいがしない。
すぐに七月だけどさ。


大学のライブラリで『天空の城ラピュタ』を見た。
前日の夜更かしが祟って途中何度か寝てしまったけど、
シータのお下げが撃ち落とされた瞬間は目が覚めた。
宮崎アニメの、女性の強い部分が出るときは、
髪が肩らへんになる。んじゃないかと思った。いい。


二年生の女の子の写真を見せてもらった。
面白すぎる。コスプレ会場、レイヤーさん、カメコさん。
本人を撮って帰った。



家に着いて、Campus更新して五時間ほど寝た。
弟の電話で起きて、サッカーEURO2004と互いの近況をしゃべった。


2004年06月26日(土) LightWave



koni氏くんが来て、しりあがり寿にハマって読んでいる。


ゼミで3Dのソフトウェアが流行っていて、そこに便乗して
3D作品でも作ろうかなと考えている。今度教えてもらおう。

PhotoshopCSを注文したが、まだ納品されない。
デジタルなら、実際の写真家にもひけを取らない気がする。
機材だけは。

あと、撮る枚数も。

クオリティとかセンスは知らん。

3Dにするなら、溜まった写真をつなぎ合わせて
マッピングして、ぐりぐり動かしたい。ぺらぺらをぐりぐり。


昨日のtextで「写真は素材の一つで使用するが、メインではない」と
書いたが、出発点なのだから、作品の核といえる気がしてきた。


彼女から、スネークマンショーのCDを借りた。
深夜3時すぎ、koni氏くんと聴いている。

おなか空いてきて、コンビニで焼きそばを買った。


2004年06月25日(金) in and out

木曜はゼミの日。

いま進めている作品は、
まだ草稿段階で見せられるものではない。
模型から始めて、徐々に形作る予定だが、気が乗らない。

模型なんてまどろっこしいことじゃなく、
早く実物を作りたいという気分がある。
それは段階を無視した無謀な考えだということも
さすがに承知しているので、手をつけないとマズイ。

草案では、とてつもなく大がかりでカッコイイ作品になる予定だが、
いったい幾らかかるのか、予算もまだ組めていない。
卒制で立体物を作るなんて、一年生の頃は想像出来ただろうか。

写真は素材の一つで使用するが、メインではない。
大事な要素の一つである。ただ、デジタル故の〜とか、
銀塩の深みが〜というのとは違う。どっちがいいということではない。


一年生の頃は、写真家に憧れたりもした。
けれど、今作ろうとしているものは写真とは呼べないし、
そもそも卒業してアーティストになる予定は、今のところない。
先のことは分からんので何とも言えないけれど。

ただ、何をやるにしても、昔から
人を驚かせるのが大好きだった。びっくりさせるのが。
子供みたいだけど、そういうことを続けたいと思う。

写真を撮っていると、自分でびっくりすることが多い。
先日の多摩川で見た波の動きも、単純だがかなり驚いた。
(6/15日記参照)
静止画では、あの波を撮影したところで驚きの記録には
なり得ないのだが、写真をやっていたからこそ気づけたことだ。


大好きな漫画家に高野文子という人が
いるんだけど、その人の作品はトーンが大人しい。
とても安穏としていて、一見、涼しげな短編が並ぶ。

だけど、時折、針で刺したような(刺すって好きだな)、
ぴんと張りつめた空気が走るコマがある。
穏やかな話なのに、はっとさせられることがある。

それは「びっくり」とは少し違うんだけど、そういう
鋭敏な心の動きを読む者に与えてくれるのは流石だと思う。
びっくり箱的なものじゃない、静かな発見。その波紋。

そんな驚きを、僕なりの作品で。
アウトプットはインスタレーションでも、写真でも。何でも。

やっぱ、模型から作ろう。


2004年06月24日(木) すけべな女の子

5.1チャンネルで
くるりの「すけべな女の子」を聴いている。

うちのオーディオは、スピーカーが五本、
部屋の四隅とフロントにある。
なので、それでCDをかけると、ヴォーカルはフロント、
ギター、ベースはサイド、ドラムはリアで音が出る。

オートサラウンドが上手く振り分けられると、音で
部屋が包み込まれる。普通には聞こえなかった音も、
これで聴くと確かに感じられたりして、楽しい。



最近は学校で写真を撮るのが面白くて、
何でこんなに知らないことが多いんだろうと思うほど、
知らない場所や場面に遭遇する。

それは今までにも遭遇していたはずの場所で、
きっと見過ごしていただけなんだろう。
カメラあってこその世界が、知らない間に
フレーム越しに広がっていた。それが不思議で面白い。

学校以外でも撮っているけど、
テイストが変わってしまうのがまた面白い。
同じ自分なのに、違う人のような気もする。

装置と気分が変わるだけで。
耳も、眼も。


作家性に欠けるとか、視点がバラバラだとか言われても
返す言葉はないのだが、それでいいと思っている。
作家ではないし、ぼくは浮気性なんだと思うし。


2004年06月22日(火) 鋭利な人

昨日、アヴリル・ラヴィーンについて
魅力をちょっと書いたので、その続きというか
好みの女性について書こうと思います。

この話は、浪人時代から友達などには
しつこく熱弁してきたのですが、ぼくは、
シャーペンの芯のような女性が好きです。

シャーペンって、あの、シャープペンシルです。
あれの芯のような人です。
どういうことかというと、まず、
シャー芯を思い出してください。

あれを先端どうしで、人差し指と親指でつまみます。
すると、先っちょが指に刺さって痛いですよね。
どっちの指も、優しく支えないと先端が食い込んできます。

だけど、その状態で横からデコピンすると、
どうでしょう。脆くも折れてしまいます。
ポキンと、簡単に。
でも、先端を支えている状態では指が痛いだけです。

そういうのがいいなぁと思うのです。
強さと脆さを兼ね備えたような。

べつに、女性を横から折りたいと思っているわけじゃないです。
支えている指に美学を感じるわけでもないです。
あと、支えるというのはシャー芯に例えたからで、
ぼくが女性を支えるといえるほどの甲斐性はない。

話を戻します。
芯はあるけど、弱さも持った、雪のようなシャー芯のような人が
美しいと思うし、先行きが気になってしまいます。

強気だけど病弱とか、そういうステレオタイプなのとも違います。
それはひとつの形としてあるかもしれないけど、もっと内面の、
人間の表裏一体な部分に惚れるんだと思います。ぼくは。

ちなみに、いじめられたい願望でもありません。
強さの矛先が男に向かう必要もなく、主従関係を築きたいわけでもない。

シャー芯に例えるからダメなんですね。
雪の方がやっぱきれいだし、分かりやすいかもなぁ。
でも、あの痛さと脆さを同時に持ったフォルムはすごくエロいと思う。


この辺でやめておきます。
今日は台風一過で天気いいな。


2004年06月21日(月) がらんどう

昨夜。
bikiとkoniとるみねーと、ちゃんこを食べにいった。

しかし、お目当てのビル六階にあるちゃんこ屋は、もうなかった。
ただのがらんどう。テナントが撤退したあとの、コンクリート打ちっ放し。

代わりに下の階で回転寿司を食って、久しぶりにいろいろ喋った。
喋ったはずだけど、何を話したかも覚えていないような、そんな。

がらんどうのビルが面白すぎた。
真っ暗で、何もない。
酸素が薄くて、ムシムシする。

写真を撮った。



夜半。
bikiがうちに来て、明け方まで「白い巨塔」DVDを見た。

第一部を見終えていない彼と、第二部に行きたい自分。
ドラマの先行きを喋ってしまいそうで、ぐっとこらえる。

昨夜に買ったアヴリル・ラヴィーンのCDをiPodに転送。
大阪に行ったときに、弟が同じのを持っていたのでコピーしたかったけど、
PCを持って行ってなかったし、今さら目覚めたので仕方ない。

やっぱかわいいと思う。小柄で華奢な身体。必要以上に尖った犬歯。
洋楽女性ヴォーカルの購入理由は、だいたい見た目の美しさで決めている気がする。
もちろん歌も上手いし、それも見た目に繋がっていると思う。

朝。
台風の接近を不穏に感じつつ、新橋に向かった。
午前中まるまる新橋で、いよいよ雨が降りそうだったので
どこにも寄り道せず帰宅した。JAGDA展とか見たかったけど。


昼から夕方にかけて暴風雨だった。時々、部屋が揺れる。
従兄弟からのメールでは、実家(四国!)の中学は休校だったらしい。


そして今夜。
くるりライヴで一緒だっただけの彼女と会う予定だったが、
台風で流れた。もうずいぶんとゆっくり会っていない。


ニュースで、高波にさらわれた男性のスクープ映像が流れていた。
黒い点のようなものが男性で、おぼれてカメラから消えていった。
未だ不明らしい。それを僕は、部屋でアヴちゃんを聴きながら見ていた。


2004年06月20日(日) textを替えた

体育、テーマソングは「カントリーロード」。

午前中の授業を終えて、学食で友達とめし食って帰った。


あっけない一日。


日記のページを替えてみた(コレね)。

馴れない部分も多いけど、まー続けてみよう。

よろしくお願いします。




昨日のくるりライヴで、ヴォーカルの岸田君が言っていた言葉が妙に印象的だった。


「こんなに感慨深いのは四年前の大阪のクラブクワトロ以来です、
今まで緊張せずにツアーやってきたのに、武道館は初めて緊張しました」


こんな感じのことを喋っていたと思うが、あれほどのプロでもそんなこと思うんだ!
と、ちょっとびっくりした。

それほど彼等の立ち姿は存在感があったし、
「ちびりそう」なんて風にはいっさい見えなかったから。


記憶に刻まれることを提示できる人にもいろんな種類があると思うけど、
あそこまで到達出来たらなぁ・・・と、ただただうらやましかった。
(ミュージシャンを目指してるわけではありません。)


2004年06月19日(土) くるり



すごいぞ、くるり。


武道館ライヴに行ってきた。

すごかった・・・!!!!


ワールズエンド・スーパーノヴァ。すけべな女の子。
ワンゲル。ばらの花。ハイウェイ。ロックンロール。街。
Morning Paper。花の水鉄砲。東京!


聴きたいのが全部生で聴けた。
2002年5月のライヴ以来だったけど、あれの比じゃない。

Zeppのもっくんも素敵(目の前だったし)だけど、
クリストファーのドラムは天才的だった。
鳥肌立って、とても人間の腕じゃないと思うほど。


4500円のライヴだったが倍以上のお返しをしてもらえた気がする。

改めて日本語っていいなぁと思ったし、照明の美しさにも度肝を抜かれた。

岸田の声は枯れんばかりで、
でも最後の「東京」まで淀みなく歌い上げて、壮絶だった。
こんなに興奮したのも久しぶりで。

四月に見たRADIOHEADと肩を並べる、最高のライヴだった。


2004年06月18日(金) Let It Flow Again

夜中に来た友達bikiが「初メロンパン」を果たして、それを何枚か撮った。

メロンパンを食ったことがないなんて・・・「でも、メロンも食べたことないから比較出来ない」

メロンパンはメロン味じゃないぞ!!・・・「え、そうなの?じゃー詐欺じゃん」

ていうかメロンも食べたことないんだ・・・「ないよ。」


食べてみて。どう?味は。おいしい?・・・「歯にくっつくね、もういらないや」


メロンパンを持つクリームパン(みたいな手)。





その後、サウンドアートの池田亮司?のDVDを見せてくれて、パチパチ光る画面に
ポケモン状態(てんかん)になりそうなほどだった。かっこいい。

足が臭かったんで、無理矢理お風呂を勧めた。彼はメロンパンを勧めてくれた。

CDを十枚以上コピーさせてもらった。ていうか勝手に入れてくれた。

音楽だけで6ギガ来た。一晩で100曲増えていた。ほとんど聴いたことない・・・。


2004年06月17日(木) BBB

デッサン室で友達ふたりとあーでもなくこーでもなくお喋りしていたら、

僕を入れて三人とも同じケータイを使っていてびびった。三色の同じ型。




しかも、三人ともB型で更にびびった。だからとりとめのない話が終わらないのか。




シムがG5でDVDを焼いたら、もののすぐに出来てびびった。速すぎ。あー欲しい。





デッサン室では、就活の話から親のこと、顔の造形のこと、剣道部のこと、篠山紀信のこと。


午後九時、一旦終了。帰宅。デッサンは進まず。


2004年06月16日(水) ディスタンス

英語版のサイトを立てた。

立てたといっても、基本は今までのと変わりない。

大きく違うのはプロフィールだけで、それも正しい表記なのか自信はない。
エキサイト翻訳がどこまで賢いのかは疑問が残るけれど、まぁ、いい。


それと、いちいち言語が違うだけで管理も二倍になるのは困ったもので、
それを避けるという意味で、過去のコンテンツを復活させた。「校区外-間隔」。
基本的に更新の必要がない。さらに、手直しをしてみると、意外と面白い。



あまりネタバラシをすると面白味に欠けてしまうのだが、左右対称の画像を所々に混ぜ、
それがくっついておかしな画像になる。コラージュのように。


「間隔」を訳すのに「distance」としたが、それも正しいかは疑問。


間隔という言葉には、他にもintarvalやspace、separationなどがある。
どれも時間的な間隔と空間的間隔を分けた概念の言葉で、僕のいう間隔は
そのどちらの意味でもあるので、ぴったり来る言葉が見あたらない。

英語には、いくつもの意味を重ねにくいという欠点があるように思えてならない。


「間隔の感覚」というダジャレでもあるので、もともと合う言葉などないのだが。


2004年06月15日(火) ナミカゼ

田園調布から川崎へ向かう橋の下、多摩川でぼーっとした。


川べりで何を見るでもなく、ぬぼーっと。水面のビニール袋がブカブカ。

その、川下へ流れてゆく袋を何枚か撮った。たまに、鵜(う)が、にゅっと首を出す。
のどかだな…って思って、足下のコンクリに打ち付ける弱々しい波を見る。

ちゃぷん、ちゃぷん。…ん?

波の方向を凝視すると、おかしいな、と思った。ビニールの流れゆく向きと逆なのだ。
川(とビニール)は右から左へ流れている。なのに、波は、左から右に流れている。

なんなんじゃーこれは?と、5分くらいずーっとその光景を見ていた。

すると。川の向こうの草が目に入って、謎が解けた。

草は波と同じ方向に、波と同じように揺らめいていた。つまり、波の正体は風だった。
風が波を作っていた。だいたい、川に波が起こってることから疑えばよかったのだ。


そう分かったときに、捨てられたペットボトルが川下から上流に向かって流れていた。

さっきの、水に半分以上浸かっているビニール袋は、川そのものの水の流れに従っている。
けど、浮かんでいるペットボトルは水面に置いたような状態なので、水の流れに影響されにくい。
それよりも、風の力と水面の作る波に影響されてしまうのだ。力の関わりが、実は違う。


川下へ流れゆくビニールと、川上へ流れゆくペットボトル。
それは、水と風が交差していたから。


文章にすると「へぇ」でおしまいだけど、
実際に見ていると、けっこう長い間いないと気づかない。


同じ川でも、水の中と上とでは、全然違う。それは、ただ見ていたら分からない。

その向こうの草を見れば一発で分かるようなことだが、それがなんか面白いなぁと思った。


2004年06月14日(月) 大根boy(ToT)

すごい天気だった。
暑くもなく、風は少しで、ただただ明るい。


今日は授業もなく、田園調布から川崎まで歩いて、300枚撮影。





電車に乗って渋谷で降りて、夕方の渋谷を撮って帰宅。2ギガ満タン。



商店街の八百屋で、大根を嬉しげに持つ白人少年を発見。



あの少年は、男性の部分を日本語で男根と呼ぶことを知っていたのだろうか。







ナイスガイ。





OC、二日目は学校に行かなかった。



てか、行けなかった。
出かけていたから。


夜になって友達から電話があり、
学生相談のところに僕を訪ねた人がいたと教えてくれた。



分かっていることは、



・その人らは複数。三人だった。

・「伊藤拓郎さんはいますか?」と聞いてきた。

・「今日は来てません」と答えたら、名前も告げずに行ってしまった。

・その三人は、女の子だった。



・その三人は、女の子だった。

・その三人は、女の子だった。

・その三人は、女の子だった。




!?

誰?見当つかない。
高校生?に知り合いはいない。ムサビ生?も違う気がする。
友達のウソか?とも思ったけど、嘘なら意味が分からないし、
本当でも意味不明。



行けばよかった…。



後悔しつつ、スチャダラパーを聴いている。(TOT)はオススメ名曲。


2004年06月13日(日) baseCamp




オープンキャンパス初日の昨日、かなり面白かったです。


オハラさんから「とりあえず座ってて」と言われ、なぜか学生相談のとこに座ってました。

バイト代は出るのかなぁとか思っていたら、悩める現役高校生(しかも女子ばっか)が

「あのぉ」と来るではありませんか。姉妹で、親子で、友達同士で。


映像学科ってどんなところ?受験には何が必要?就職したいなら?実技は何をするの?...etc


答えながら自分も気づくような、そんな感じでばっちり相談員ぽく喋ってきました。
「予備校に行けばいいってもんじゃない」「英語は一ヶ月で何とかなる」「ゼミは変えられる」。
まぁ、ちゃんと話しました。友達と一緒に。正直に、学科の良さも不満も。



相談に来てくれた女の子によっては87年生まれとかもいて、すごい。若い。7歳年下。
辻ちゃん加護ちゃんの世界だよなぁと。…歳とか聞いてる場合じゃないよなぁ。。。



久しぶりにのりお先生とか永沼さんたちにも会えて、おなかいっぱいの一日でした。


男子はなかなか相談とか来ないですね。「トイレどこっすか?」だけ。


まぁ、女の子も半分は村西くんのキャッチだけど。「ねぇねぇ、相談してみない?」。


2004年06月12日(土) Open Campus

昨日の土砂降りは僕の身体をずぶ濡れにしてくれました。

夜九時過ぎまで、学校でオープンキャンパスの準備を手伝っていました。



というわけで、今日から明日まで、ムサビはオープンキャンパスです。


どなたでも見学できるよう、様々なイベントや展示を催しています。


僕はゼミが変わったので出していませんが、横浜赤レンガでやったPlus/Minus展も
9号館地下大展示室で再現されています。見応えのある写真に出会えるでしょう。



自分のことで強いていえば、そのPlus/Minus展の広報デザイン(告知ポスター)が
再び出力されて貼られていることぐらいでしょうか。反省点もありますが、やってよかった。



それと、映像学科のパンフレットが配布されています。

その中に僕が写っています。僕が撮った展覧会写真も三枚くらい使われています。
天下のシムに至っては、表紙で使われています。篠ゼミ発、表紙を飾れる男です。





今日から二日間です。ムサビに興味のある若人は、ぜひ。



制服のある女子は、必ずそれを着用の上、ご来校下さい。



お待ちしております。


2004年06月11日(金) 校舎裏




アイスコーヒーのうまい淹れ方を教わった。


ゼミで、額縁について浅い持論を話した。

フレームが持つ意味とか、写真が額縁を嫌うようになってきたんじゃないか?
とか、そういうことが卒制のテーマに繋がっていくように思う。一部だけど。


具体的なことは後で触れるかもしれないのでハショるけど、
どうしたって画面というもので世界を切り取る以上、それが
フレーム=額として機能するんじゃないか。


例えば。
PCにアップする画像は額がないようでいて、
画像が四角いフォルムの時点で額を内包している。
(外枠であるはずの額を「内包している」って変な表現だけど、意味としてね)
それより何より、PCのモニターが額としての機能を果たしちゃってるように思う。



最近の写真の展示は流行として、アクリル板に挟み込み額縁のない提示をしたがっている。
それがダメというつもりはなくて、そうしたところで
人は額を感じ取っているんじゃないかと、どこかで思うのだ。
隅の方はアクリルの厚みで光が屈曲し、それだけでフレームにも見える。


写真が四角いことと額縁の問題は別かもしれないが、
今は切り離して考えることは出来ない。
一度、それぞれ別に考えてみたい。参考作品は何なのか、それも探そう。



先日ICCに行ったときにインテリアのお店で見た苔のミニチュア日本庭園、
あれは砂利を木枠で囲んでいたからこそ全体が締まって見え、緊張感が醸し出されていた。
さらに、囲んだことで不思議な奥行きを感じ取れた。締まりが広がりに繋がっていた。


フレームから自由になろうとする運動(反動?)は風潮として
あると思うし、それは写真の憧れとも言える。

けど苔を見て、上手く使えばそこから出てくる広がりや自由度もあるんだと気づかされた。


額から飛び出ようとするのはポーズであって、
それを志向するには内容とか全体の見せ方・編集がキーになる
と考えている。要は切り口でしかないのだ。

切り口って言葉もまた、フレームだよなぁ。


今月のテーマは、上手くフレームを使えないか。
そのためにはどういう装置がいいか?ということ。


2004年06月10日(木) おnew

パッと見で新しいというのもいいのだけれど、よくよく見ると
ちょっと新しくなってるんじゃない?っていうのも美しいと思う。



そんな感じで、ちょっとだけサイトの工事をしようと思う。

頭の中にあるイメージではかなり見やすくなるんじゃないかと
思っているんだけど、それも家と大学の往復でチェックしつつ進めるしかない。
Windows機がないのと、あとはモニター解像度で見え方が左右されてしまうため。


今のサイトは1024×768のサイズに最適化されて作っているつもりで、それでは
1280以上のモニター解像度ではちょっどダサくなってしまうのが難点だと思っている。
そこをどうにかしたいなというのがあって、いろいろいじってみようと。



と、ゼミ室でこれを書いてるんだけど、チャイムが鳴ったのでこの辺で。


やっぱ、要は自分にとって何がどう新しいか、だよなぁ…と、G5で日記更新。


欲しい・・・。


2004年06月09日(水) 雲行き アイス ブラ



昨日は雨が降りそうで降らなくて、
雲だけがどんより黒い、変な天気だった。
たまに来る晴れ間は強烈で。



大学に彼女が来て、一緒に途中まで帰った。

上水公園で自転車を止めて、ベンチでアイスを食べた。
ウェブデザインの話とか、RIKACOのモノマネをする若手芸人の話とか、
長崎の女児の話とか、けっこう長い間しゃべっていた気がする。



公園の遊具は、まるで鼓膜のように見えた。耳の中で遊ぶ子供。




立川に着いて、家の前の道で女性ものの下着が落ちているのを発見した。


紫のブラジャー。が、なぜか夕刻の道ばたに捨てられていた。

捨てられているのか、風で飛ばされて落ちているだけなのか、判別はつかない。
面白いなぁと思ってちょっと触って、うわぁ変態みたいだ、とゆう感じで
放置して家に入った。あぁ、写真に撮っておこう。と思って再び外に出ると、

もうそこには何もなかった。誰かの懐に入ったか。




日が暮れて。



吉野家で角煮きのこ丼を食べて、養老孟司の本を読んでいたら眠くなって
Macをスリープさせて自分も寝た。消えたブラの行方が気になりつつ。


2004年06月08日(火) 空白

長崎県佐世保市の大久保小6年御手洗怜美(みたらいさとみ)さん(12)を

殺害した同級生の女児(11)が県警佐世保署の調べに対し、



「切り付けた後、学習ルームで怜美さんが死ぬのを待っていた」



と供述していたことが7日、わかった。



昨日の夕刊より。





切り付けてから15分間の空白。死を確信するまでの間。そこに立つ子供。



死ぬのを待つって…虫になら、あり得たけれど。


2004年06月07日(月) n_ext

大学のイメージライブラリーで、ビデオ三昧。


NHKスペシャル「驚異の小宇宙・人体2 脳と心〜人はなぜ恋をするのか〜」


黒沢誠人「モダンズ」


NHK「養老孟司の虫眼鏡」


???「東京外人」


どれも面白かった。同じゼミの黒沢君の作品は初めて見るので、ライブラリーで
こうしてチェックできてよかったと思う。そう考えると、動画系の人はちゃんと
DVD化されて学内に保管されるのだからうらやましい。静止画ではまずあり得ない。

やっぱし、映像学科自体がNHKの人が作ったというのもあるだろう。
そういう事情とは無関係に、彼の作品に触れて、他の友達の収蔵作品も見たくなった。




雨の日曜日、午後から新宿に出て、ICCでやってるメディアアートの展覧会
「n_ext:メディア・アートの新世代」展に行ってきた。


一言で言うと、疲れたけどよかった。

予想したほど大がかりな展示はないものの、中居伊織さんの作品にハマりました。

白い地図のうえの線をなぞると、ヘッドフォンからその現場の生音が。
車の横切る音、パチンコ屋の音、人の歩く音。曲がり角で変わる音、音、音。



机に収まる小さな作品が、音だけで広い空間や生活感を感じさせる。


あとは橋本さんの「ゼログラフ」。など。
全体的に予算のなさは感じますが、個々の作品は見るべきものがあったように思います。



帰りに新宿駅ルミネの本屋で「弥次喜多 in Deep」を二冊買って、西武線の彼女と別れた。
キオスクの新聞たちは「窪塚転落」「レーガン元大統領死去」。




梅雨の季節。今年はアパートのあじさいが刈られてしまって、味気ない。


2004年06月06日(日) 入梅

関東甲信越でも梅雨入りしたらしい。



テレビでは相変わらず、
ネット社会のバーチャルリアリティが
子供を歪めるとか言っている。



雨は嫌いじゃないが、バス通学になるのがかなりの痛手になる。

金銭的にも、時間的にも。








タバコにカメラのレンズで火がつけられるか?







最近は、学校に12時間いる。


2004年06月05日(土) 陸亀

体長30メートルはあるリクガメに遭遇する夢。



いとこが再び上京して、大学で授業を受けていた僕は、
彼と大学周辺で待ち合わせをすることになった。
そしたら、教務の方から紙切れを渡され、その中には


「北朝鮮の拉致被害者、曽我ひとみさんが上京したが
政府関係者とはぐれてしまったので、見つけ出してほしい」


と書かれてあった。何で僕が?と思ったがあっさりと
大学構内で曽我さんを発見し、一緒にエレベーターを降りた。

「ダメじゃないですか曽我さん」「ごごめんなさい」

大学は何故かざわついていた。事件でもあったような。


その後いとこと無事に会い、うちの家族も全員いて、じゃあ
みんなでごはんでも食べに行こうかとゆうことになった。
どこかのリゾートホテルの、池がある中庭を抜けようと歩いて
いたら、池の中には大量のアマガエルが棲んでいた。


大のカエル嫌いな弟がなぜか夢の中ではカエル大好き少年になっていて、
あり得ない程喜んでいた。池をもっと見てみよう、ということになった。
水面から出っ張った泥の山を足がかりに、池の中心へと恐る恐る歩く。


そこに。居た。リクガメが。ネバーエンディング・ストーリーで見た、
あの巨大なリクガメに間違いない。一番感動していたのは父だった。


その時、突然リクガメが立ち上がった。巨体が池に大きな波を作った。
その波を全身に浴びた僕らは、ひいひい言いながら陸を目指して走った。
が、父だけ遅れた。「どうしたん?!」と聞くと、泥の上でズボンを見せ
一言。「亀の糞を踏んだ」。

どうせ裾は泥まみれなのだ。変わりはしないのに!
だけど父の落胆は相当のものだった。30メートルはある亀の糞なので、
それを踏んだということは確かにショックかもしれないな、と思った。


それでもリクガメはこっちに向かってのっそりと歩いてくる。
よく見ると、足が不自然に長くて恐竜のようだった。
首から甲羅、しっぽにかけて、背びれのようなものまで見えた。


落胆の父の背中を押して、僕らはどうにか池のふちに辿りついた。


おしまい。


2004年06月04日(金) 媒体

今度はテレビかよ。

「小6同級生殺害/事件前夜のTVドラマで実行決意」by毎日新聞

サスペンスドラマに限らず、これからまた締め付けが厳しくなって
表現に対する制限がかけられることになりそう。一時的に。


テレビのせいにすんなよ。


きっかけのひとつにはなったのかもしれないけど、
その前から殺すことは決めていたんだろうし、
テレビがヒントになったとしても原因だったとは言えない。

暴力描写を規制しても、親がチャンネル権を堅持しても、
彼女は相手を殺しただろう。何らかの方法で。

それでもきっと、残忍なシーンのあるテレビを放送するのはダメだとか、
番組を見せた親に問題があるとか、そういうことを言う輩が出てくるだろう。


事件の当事者には何も言えないし、ただ行方を見てゆきたいんだけど、
その周縁で、必要以上に子供を取り巻くメディアを批判するのはお手軽すぎる。


あと、犯行前のシグナルを察知できなかったのか?というハナシ。
そんなこと分かるか。仮に分かったとしても、まさかカッターで
友達を刺し殺すことまでは察知できるわけないじゃん。


それにしても落ち着いた子だと思う。殺害後に教室に戻ってるなんて。
本能のままに行動したというよりは、理性の暴走みたいな。…推測だが。


2004年06月03日(木) 行方

さて。佐世保の女児殺害事件は波紋を広げているんだなぁと
思いながらニュースを見ています。何かイヤな予感がする…。


と思ったら早速。
「ネット利用「負」の側面に注意を…文科省が指導強化へ」by読売新聞


こういうことひとつで全てを見改めるのはホドホドにしてほしい。
何でもすぐに非難したりダメダメと蓋を閉めるのは、それこそ短絡的犯行。
本質とズレたところでのバカな判断はやめてほしい。


それに今回の事件は、
「なぜ人を殺してはいけないの?」とか「いたずらしたかった」という
男の子にありがちな動機とは全然違います。まず、殺意ありき。



昨年長崎で起こった「しゅんちゃん殺害事件」は、大人にばれそうになって、
とっさにビルから男児を突き飛ばしたという内容だったと思いますが、あれに関して
「突き落としたら死んでしまうことを想像できなかったのかな」と思いました。

想像力が欠如しまくりだなぁと。思考停止状態のような。


で、この佐世保の事件を見ていると、「死んでしまった」じゃなく
「殺したかった」から実行に移したってことでしょう。たぶん。

そのこと自体をインターネットのせいにするのも、想像力の欠如です。


2004年06月02日(水) 動機

長崎で起こった女児殺害事件で持ちきり。


まず、カッターで切り殺された女の子も
加害者の女の子も12歳であること。

そして、二人とも自分のHPを
持っているとかいないとか。

チャット(掲示板?)でムカつくことを書かれ、
殺すつもりで刺したということ。


一連のニュースを聞いて思ったのは、女の情念みたいなものと、
現代っ子のネット浸透率が深いんだということ。


12歳の子供が子供を殺すという事件は
そういえば去年も同じ長崎であったけど、
あれは男の子が自分の性的倒錯を満足させるべくやった部分があって、
そこが男女のちがいかなぁと思った。

例えば神戸の少年Aにしても、被害者少年の首を切断するときや
猫を殺すときに言いしれぬ興奮を覚えたというし、偏ったフェチズム、
性的衝動が原動力になるんじゃないか。男の子の場合は。


だけど、今回の事件は女の子同士の言葉のトラブルに端を発している。
口論から殺人へ。

よくあるサスペンスじゃないかと思ってしまう。
殺人の動機として非常に大人びた、「恨み」でやってるのが
逆に落ち着いている。興奮状態で殺害に及んでいる男に対して、
今回のはそうではない。おなじ子供でも。

殺害そのものを目的に行動・実行している。
これを男女の差というのは大雑把なのかな。


正直、まだよく分からない部分も多い。
けれど、事の引き金がHP上で起きていることにも驚くし、
大人が集う某巨大掲示板でも、こんな事はなかったと思う。


殺された子は分からないけど、加害者の女の子にとって
12歳という年齢はただの数字でしかなかったんだろうか。

その時ばかりは子供でいられないような殺意が生まれたのかもしれない。
短絡的すぎるけど、あり得ない話と言い切ることも出来ない。


普通なら、けんかで終わるんだけどな。
絶交で終わること。関係を殺せばいいだけなのに。


2004年06月01日(火) ピンポン

彼女と会った。
わりといろんなことが一気に話せた。

猿の脳にはスイカにだけ反応するスイカ細胞があるとか、
ハイパーメディアクリエイターってどんな職業だよ?とか、
自分に肩書きがもらえるならどんなのがいい?とか、

皇帝・ミハエル=シューマッハみたいなのがいいとか。
近況とか。



土曜体育、今年は卓球。

なんと先生が入院していて、生徒だけでダラダラピンポン。

誰かが持ってきたCDラジカセで、誰かが持ってきた宇多田ヒカルの
シングルコレクションをかけて、何もしなくても居心地はよかった。

この暑さで高校時代の夏の体操服を着た人も多く、いい風景。

これで小西君がいたらなぁ…。
ヨロコビを共有できる人は必要だから。


CDが「Traveling」になった時、
試合中の女の子のスイングが宇多田の動きになった。

PVに出てくる卓球シーンのマネ。
それでラリーが続くわけないんだけど。


六月一日。
今日は、校区外一周年、そして閉鎖。




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