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2003年09月28日(日) お気に召すままに

徹夜で片付けしたはいいのですが、
昨日はそのまま学校に行く羽目になり、
眠い目をこすりこすり登校して、何とか出席を果たしました。

で、授業はD写真基礎。
学校の面白い所を見つけて撮るという、至ってシンプルな内容。
その後みんなで学内の喫茶店「シスコ」に集い、
年末の展示についての大まかな打ち合わせをしました。

広報担当でDM・ポスターは僕が作ることに以前から決まっていたんですが、
今日新たにwebデザインをどうするかという話になって、webの方もなぜか
僕が作ることになってしまいました。
「あのう、広報だけでいっぱいいっぱいです」
「大丈夫大丈夫」「えーっ」「うん、大丈夫大丈夫」。

どうなるんだろうという不安というか、
こりゃバイト辞めるしかないかなと思っています。
辞めたら生活は厳しくなるけど。楽しいからいいか。いいや。

そんでまあ話し合いが終わって、夕方からは
武道館に行き、椎名林檎ライヴを見てきました。

あんな華奢な体からどうしてと思うほど力強くて、なんとも美しいライヴでした。
照明とか演出の仕事も凄いプロがやっているんでしょう。けっこう凝った仕掛けで。

特に最後、林檎嬢の顔のホクロが消えている事に場内は騒然。
ホクロが無くなっていました。
整形したのかな。表情が柔らかくなった印象を受けました。
にしてもライヴはよかったです。
あと最後の最後にマラカスでラーメンズの舞いを披露してくれたのがウケました。
さすがラーメンズフリーク。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカ・・・・

基本的には・お前が悪い!・からんでからんでミソっかす♪


2003年09月27日(土) 発掘

カラオケに行って帰って。

午前四時から部屋の大片付けを開始したにも関わらず、片付くどころかむしろ
汚くなっていくばかりで滅入る。しかもラジカセ(死語?)の配置替えなんぞを
し始めたもんだから、もう手をつけられないようなドツボにハマって更に滅入る。

ラジカセが退いたおかげで本棚はスペースを大きく確保出来、今まで
そこいらに散らかっていたマンガの類いを一気に並べることが出来たんだが、
今度は「めぞん一刻」の五巻から七巻までが無い。どこを漁っても出てこない。
自分の勘違いでどこかに埋もれているだけかもしれない。きっとそう。
にしてもどこをどう掘っても見当たらない。日はとっくに昇り、なんだか疲れた。

しかしこうして本格的に片づけ始めると、六畳一間の我が家も何かと収納空間があるもんだ。
押し入れはまだ空きがある。本棚もまだまだ入る。台所も暗室用品を売り払ったおかげで
料理スペースが出来そうだ。(今まではお湯を沸かすのが精いっぱい)
工夫次第で一人暮らしはこんなに快適、みたいになりたい。この惨状ではほど遠いが。。

「2時間後に女の子が束になって押し掛けてくる」
と想定して始めたんだけど、なかなか片付きません。


2003年09月23日(火) 最低気温



東京、今日の最高気温は22度。最低気温は16度。

急に寒くなった気がする。一気に秋から冬の装いに衣替え。

冬は嫌いじゃない。

日が沈むのが早いのが残念だが、空気がぴんと張りつめた感がたまらなく好きだ。

チリひとつ浮かんでいない大気中に、光が飽和してゆく。

凍てつくような外に出て、たくさんの光を浴びながらカメラを取り出す。

レンズに陽光が反射し、プリズムが外界を写し出す。

冬の自分は布団からなかなか抜け出ずにいる情けない男に成り下がるが、
それでも頑張って外に出ると、大気と光の合奏に我を忘れ、ひたすらシャッターを切る。


2003年09月15日(月) お酒のこと


実家に帰った時に珍しく親がビールを飲んでいて、
それでお酒のことを日記に書こうと思っていたら、
前日に友人がガブ飲みした事を掲示板に書いていた。タイムリー。
なんだか書きにくくなってしまった。。けど。

まず。自分は元々飲む習慣が無い。
浪人時代は一人で飲んだりもしていたが、今は全然。
その上肝臓を一度患ったから、飲んだらたぶん間違いなく死ぬ。
いっぺん試してみたら赤い発疹がぶわーーっと出来て気味悪がられた。
そりゃあもう。

酒が飲めないなんて人生の半分を損しているとかなんとか。
知るかいそんなもん。
飲んだら死ぬんだから、人生の半分を損してでも生きてるだけマシだと思う。
そのこと自体に不自由も不便さも感じないのだが、お酒の苦手な所はそういう
「人生の半分を〜」みたいな妙に押し付けがましい所だ。お説教というか。

正確にはお酒が苦手なんじゃなくて酔っ払いが苦手という話。
こっちはどうしたってシラフなので、一緒に道頓堀川に飛び込むつもりは無い。

酒でバカになるのは楽しい。
バカの相手するのは楽しくない。

北海道のビール園で飲ませてもらった生ビールは
自分でも不思議と赤くもならずに美味しく飲めた。
普段は味わえないほろ酔い気分を満喫した。

嬉しい時に飲むお酒。辛い時に飲むお酒。なにげに飲むお酒。
色んな日があるだろう。でも、だらしないのは駄目。
べろべろでもシラフの人を巻き添えにしてはいかん。

と思うのです。
言っても通じないけど。


2003年09月14日(日) 茜色



高校時代の友達と会った。
彼女はこの夏、入院していた。

退院後、北海道・東北を回って、
そのまま東京まで来たんだと言う。

そんなことして大丈夫なん?と聞いても
平気そうに笑うだけで、少し安心した。

久々のおしゃべりは互いの進路や闘病生活の話で盛り上がった。

彼女は、神戸の大学院を出たら
とにかく家庭を築きたいと言っていた。
仕事はその次だそうだ。
少なからず入院という経験が思考にも影響して、
今の「家庭第一」に落ち着いたんだと話してくれた。

僕も昨年の闘病生活はモノの考え方にすごく影響を及ぼしたが、
とりあえずは死なない程度に好きなことをやっていたいだけだ。

コドモだと思う。
けど、管に巻かれて好きなことも出来ず、寝返りも打てない
生活を一か月も経験すると、あながちコドモとも言い切れない。

あの時の苦しみは、大袈裟だけど今を生きるためにあったんだと思う。
二十日間の意識不明から甦ったんだから、
今はたくさん本を読んで、旅行をして、写真を撮りたい。
就職とか考える時期だし、人生は甘くないけども。

例えば、海外旅行を自由に出来るのは今だけだよ、
と言う彼女の言葉は本当だと思うし、彼女が今回の北海道東北旅行を
からだのことを(ある意味)無視して決行した気持ちがよくわかる。

忙しいって連発する人はかっこわるいよね、とか、
建築という仕事の話、写真のコト、いろいろ。
次に会った時、同じ話題を話すか。どう話すか。
ちょっと楽しみ。


2003年09月13日(土) 吉祥寺



学校はお休み。

手ぶらで吉祥寺に行った。友達の展示がある。
吉祥寺パルコの向かい側、その名も吉祥寺ギャラリー。
そこで久々の再会。ひととおり鑑賞し、近くで喫茶。



展示としては少し場所を持て余している感もあり、そこは不満だった。
けど、男女四人の展示は女の子が圧倒的に元気で、ふっきれている。

浪人時代の戦友。いい感じになりつつある。


2003年09月12日(金) 進級制作



武蔵野美術大学映像学科三年・進級制作展。

打ち合わせは午後十時まで及んだ。ケンケンガクガク、ああでもなくこうでもなく。

結果としていい話し合いになったと思う。秋の第一段展覧会。よい感じである。

インスタレーション。僕は写真を一辺2メートルに引き伸ばす。

10/20〜10/25・武蔵野美術大学映像学科三年・進級制作展。

小平の田舎で会いましょう。


2003年09月11日(木) Deep River





中秋の名月。


2003年09月10日(水) 銀ブラ

授業が午前中で終わったので、銀座を徘徊することにした。

進級制作展の準備で京橋の堀内カラーに用があったのと、
たまには息抜きも必要という大義とで、特に予定も予算も決めず電車に乗り込んだ。

堀内カラーでは営業担当の有田さんとデジタルプリントの話をし、
彼女曰く「お安くさせて頂きます」との事。うわーなんていい人。

用件を終えて、さて。
ちょっと銀座のギャラリーでも見るか。
ん?
藤幡正樹展。この人は確か友人の大学の先生だ。
入ってみる。と、がらんとした白いスペースに、
筒のような映像が投射してあるだけだった。

なんだこりゃ。

よく見ると、なんと自分が映っている!しかもこれは、この部屋のパノラマ!




ぐるぐる。ぐるぐる。…面白い!

すっかり楽しんで、その後有楽町無印へ。
てきとーに見て、ソフマップで日記更新。
立川に、こないだ大学を辞めた友人が来ているという。
一緒にお茶でもどう?とのことだが、どうにも間に合いそうに無い。
悪いけどゴメンと返信してそのまま新宿東急ハンズに向かう。

紀伊國屋書店へ。
芥川賞受賞の本に目が止まる。山田詠美推薦。ほぉ。
柳美里の『交換日記』に目がゆく。面白そう。買おう。
浦沢直樹の『20世紀少年』。面白そう!買おう。

三冊購入。
村山由佳の『星々の舟』を読み始めてまだ日が浅いが、まぁいい。読書の秋ですから。

帰宅ラッシュに挟まれて、午後九時帰還。了。


2003年09月08日(月) 再会 始業

母が、安藤忠雄のことを安藤広重と言っていた。
…江戸か!



三週間ぶりに会った。

相変わらず、何と言うかしかめっ面だった。フキゲンなのではない。
と知っているので何も言わない。

「実家で南国少年パプワ君を読んで泣いたわー」
と言っていた。


今日からまた学校が始まる。

始まる事自体は何でもないのだけど、
最初の授業が…例のゼミなので、ちょい憂鬱。

勝手気ままに。てきとー騙し討ち。


2003年09月07日(日) ハイスクール

田舎に帰っている時、ふらっと母校へ立ち寄ってみた。

うちの高校は全国的にも珍しい城跡に建てられた学校で、
お堀が校舎を囲む、一風変わった建物をしている。
…で、正門の前まで来たのはいいものの、
今となってはいかにも部外者なので、どうにも困ってしまった。

困ったどうしよう?というメールを、
たまたま同じく田舎に帰っていた友人・花ちゃんに送ってみた。
ほどなくして返信メールが到着。
「じゃあ今からそっち行こうか?」 やったね。
というわけで、二人なら恐くないとばかりに約五年ぶりの高校を訪ねてみる。



日が沈んだあとの学校は廃墟のように暗い。(写真は夕方に撮影)
懐かしの美術部に辿り着くと、女の子が一人で絵を描いていた。
聞けば受験生だという。
顧問の先生も異動で変わり、昔の煩雑な美術部とは違っていた。

が、それでもここの空気は変わらない。
テレピンオイルのツンとするにおい。油絵のにおい。
ここで僕たちは絵を描き、写真を撮り、閉門時間までおしゃべりをした。
高校時代の思い出はどれもろくなものは無いし、
正直つまらない日々でしかなかったけど、この部屋だけは別だった。
ここに来れば誰かがいた。

…美術部が世界だった。


2003年09月06日(土) 君に胸キュン




2003年09月05日(金) 逃避行

この夏は逃げた。

世間の疎ましい生活から逃げるべく、
北海道をぐるり。実家でゆるり。岡山をするり。

おかげでいい休息になったと
満足して新幹線に乗り込んだが、
無理なスケジュールがたたって、
岡山駅から新宿のバイト先まで直行するハメになった。
このままバイトとは!

先のことを考えるのも憂鬱なので、車内で小説でも読もうと試みた。
が。

最近のというか最新の新幹線と違って、
ひかりの車体は不規則に揺れ、とうとう電車酔いしてしまった。

岡山で浸かった温泉の安らぎも霞むようなせわしい駅に降り立ち、
そのまま中央線へ。
田舎と都会の差異を目の当たりにし、
早くもげんなりしてしまった。

とは言えやはり東京は便利だ。
あっというまに新宿に着く。交通網は呆れるほど正確だ。




秋が足踏みしつつこちらの顔色を窺っている。
まだ来なくていいよ、と言いたいが、
夏からも人ごみからも逃げきったばかりで、
次の季節が楽しみでもあったりする。

というわけで、今日は秋らしくしっとり書いてみた。


2003年09月04日(木) in Okayama




来ちゃいました岡山。
迎えに来て!小西くん!!!


2003年09月01日(月) 長月

九月です。

夏休みもあと一週間。

うちの大学は試験の関係で、春休みが三ヶ月ほどあります。
一月の初めに少し出席したら、あとは四月の始業までずっとお休み。
なので、そのぶん夏休みはそれほど長くありません。

今日も、実家の愛媛県某市から更新中。




唯一の兄弟、たか君は大学受験を控え、今も下宿先で生活しています。
というわけで会っていません。元気にしているのだろーか。

弟は大阪か京都辺りの大学に行きたいとか言っているらしい。
兄としては東京に来てくれると面白いかなあと思うのだけど、
京都か大阪に住んでくれると遊びに行けるということも
考えられるので、それはそれでいいかも。
この夏の北海道旅行で、旅の味を占めました。

今年、この夏の締めくくりは岡山旅行にしようかと考えています。

まだ返事はないけど、岡山の友達の家に押しかけようかと。
まあ本人はいなくても、彼の家は喫茶店とのことなので、客として行こうと思います。
一泊旅行ですが、それでも立派な一人旅です。
そのあと新幹線でバイト先に直行ですが。

天気が良いことを祈ります。

病院の天井ばかり眺めていた去年の夏が嘘のよう。




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