坂道を登って家へ帰る。人もほとんどいなくなった坂道を登る。ゆっくり、ゆっくり千鳥足で...
母から電話が来た。私が泣いている夢をみたけれど、変わりは無いかと言う。この歳になっても心配らしい。とめどもないことを話し、電話を切る。私は今、母の記憶の中で何歳になったのだろう。