幽玄に沈む庭
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2004年09月26日(日)
finale

随分と時が経ったものだ

私が教えた可愛い子達もすっかり大人になってしまって

凄く上手くなったなぁ、と


3人共、それぞれのカラーが強かった

優しい音が持ち味の子

正確な音程にダイナミックな演奏の子

正統のど真ん中を行く作曲者の意図を最も忠実に表現する子

強過ぎて単独で聴くと素晴らしいけどアンサンブルは苦手だった

でもそれはそれで良いと思ってた

最後の演奏を聴いた時、

「嗚呼この子達の音は変わらないな」と思った

妙な安心感と暖かな気持ちになった

でも彼女達の演奏を聞けるのはこれで最後だった




遅刻して新講堂に駆け込んで、

中に入ったのは1楽章が4分の1ほど終わった時だった

私の中のおぼろげな記憶と無意識に比較しながら聞いていた

あの時は私の耳はそこまで鋭敏ではなかったけど、

それを差し引いても、素晴らしい演奏だった

何回背筋が震えたか分からない

何回涙が出そうになったか分からない

一つ確信して言えることは、

あのような素晴らしい演奏で引退できることは

この上ない幸せだということ



我が弟子達よ

君達は私の誇りです


2004年09月24日(金)
crying heart

ずっとずっと耐えてきた

だんだん止んだ顔になってきているのにも敢えて目をつぶり

ずっとつっぱって

ずっと頑張って

ずっと笑って

ずっと軽口を叩いて

ずっとキレないで

ずっとやってきた


それでもやはり、無理はし続けてた様で

ストレスが溜まり過ぎない様に

発散させようと色々やっていたけど

“余り”は

少しずつ

少しずつ

私の物凄く深いところに溜まっていく

駄目だ

もう溢れそう

自分の闇に溺れそうで

自分の病みに溺れそうで

嗚呼、厭だ厭だ

逃げてしまいたい











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