ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年03月31日(日) 貧乏暇なしを絵に描いたような

夜明け前から強い北風が吹き荒れていた。

弥生三月も最後の日にこんなに寒くなるなんて思いがけないほど。


早朝からの川仕事も今朝は風がとても冷たかった。

それでもやれるだけのことをと今日もがんばる。

一番海苔の収穫が終わり二番海苔の収穫を始めている。

今のところは順調だけれど来月いっぱいの命だろうか。

一生懸命に生きている海苔をありがたく収穫するばかり。


午後は孫たちの心配もなく箱詰め作業に精を出す。

おや?孫たちの声がするなと外を見たら

娘達がみんなそろって遊びに来てくれていた。

めいちゃんが野の花を摘んでは持って来てくれる。

「おばあちゃんかわいいおはな」小さな花束に心が和む。


3時には作業を終えて夕方までゆっくりと休むことが出来た。

もう10日以上も休んでいない。ふたりとも疲れがピークに。

まさに貧乏暇なしを絵に描いたような日々が続いている。

そもそも働きもせずに楽な暮らしが出来る訳もなく

あと10年か20年かとじいちゃんと苦笑いをするばかり。

それも愉しい。長生きをする張り合いがあるというもの。



夕食は日曜日恒例の鉄板焼きを。みんなでわいわいと楽しかった。







2019年03月30日(土) ありがとうとごめんなさいの日

曇り日。にわか雨もぽつりぽつり。

そんなお天気のほうが桜はピンク色に見えるのだそうだ。

だからなのか今日はいちだんと綺麗に見えて美しかった。



今朝はひと騒動。めいちゃんは保育園に行けるけれど

あやちゃんはもう行けなくなって娘夫婦はお仕事。

早朝から川仕事に行って娘が出掛ける前に帰る段取りをしていた。


でもめいちゃんが「おねえちゃんがいかないのならいや」と泣いたそう。

困り果てた娘があやちゃんも一緒に連れてやっと保育園まで。

そうしたら保育士さんが「あやちゃんも居ていいよ」と助け船。

ほんとうに助かった。おかげでお昼前まで二人を預かってもらう。


午後は箱詰め作業が休めず二人を作業場で遊ばすつもりだったけれど

あやちゃんがお留守番をしたいと言い出す。もちろんめいちゃんも。

しばらく迷ったけれどいちかばちかで試してみることにした。

作業場はすぐ近くで何かあったら電話をするように言って聞かせ

私のケイタイ番号を紙に書いてあやちゃんに渡して出掛ける。


でもやっぱり気になって作業の手を休めては様子を見に家に帰る。

とうとうじいちゃんが「今日はもうやめよう」と言ってくれて

3時間ほどで「はじめてのお留守番」を無事に終える事が出来た。


帰宅した娘には「何かあってからでは遅いでしょ」と叱られてしまった。

ほんとうにそう。忙しいからと孫たちをほったらかして深く反省。


でもあやちゃんもめいちゃんもおりこうさんで頑張ってくれた。

ほんとうにえらかったと思う。ありがとうとごめんなさいの日。



2019年03月29日(金) 今夜も焼酎が美味し

暖かな曇り日。それは花曇りと言うのだろう。

桜の季節ならではの日本の言葉がとても好きだなと思う。



あやちゃんとうとう最後の登園日となる。

保育園へ送って行きたかったけれど今朝も川仕事で残念。

4年間通った保育園とお別れ。子供心にどんなふうに映るのか。




川仕事を終えて山里の職場に向かっていたら

国道を歩くお遍路さんの多さにおどろく。

桜遍路さんと勝手に名付けてひとりふたりと数えていたら

なんと12名ほど。なんだかとても嬉しくてならなかった。



月末の仕事を無事に終える。資金繰りも順調だった。

ほっと肩の荷がおりて心地よい達成感で満たされていた。

今日も自分をほめよう。よくやったえらかったよ自分。


今夜も焼酎が美味し。例のごとくほろ酔ってこれを記す。



2019年03月28日(木) 自分をほめるのも大切

にわか雨が降ったり不安定な空模様だった。

午後には晴れて20℃を超えとても暖かくなる。



潮が小潮になったので早朝からの川仕事だった。

しばらくは朝早くから動き出さなくてはいけない。

作業が終わり次第に山里の職場に駆けつける。

こちらも仕事が忙しくてんてこ舞いをしていた。


老体にムチを打つのにも限界があり

今日はひどくつかれてしまってくたくたになって帰宅。

けれども弱音を吐いている場合ではない。

なんとしても乗り越えなくてはと強く思う。

やれば出来たではないかと自分をほめるのも大切。

そうして一日のつかれを翌日に持ち越さないことだ。

しっかりと食べてとにかくぐっすりと眠る。

今夜も早めに床につくようにしようと思っている。




義父が昨夜も母を見舞ってくれたとのこと。

病院にいるあいだは安心だぞと言うので本当にその通りだと思う。

今の病院は救急病院なのでもう転院の話が出ているそうで

それも義父が段取りをしてくれていてとても助かっている。

その後は施設の入居をと母を説得してくれるそうだ。

もう独り暮らしは無理だと思う。母もきっと覚悟してくれるだろう。


めまぐるしいほどの日々のことに母のことも重なり

どうしてもいっぱいいっぱいの気持ちになってしまうけれど

私は自分に与えられている日々を全うしたいと強く思う。



職場からの帰り道、桜並木に赤いぼんぼりがいっぱい吊るしてあって

ああお花見の季節なんだなとほっと心を和ませていた。

母の病室からも桜が見えていたらいいな。



2019年03月27日(水) つばめさんがかえってきたよ

花冷えの朝が続いている。それもまたよし。

東京ではもう桜が満開になったそうだ。

四万十の桜はまだぽつぽつで今年は少し遅れているよう。


今朝はあやちゃんが大きな声で「つばめさんがかえってきたよ」と

知らせてくれた。我が家の玄関先にも春が訪れる。




昨夜、母がまた救急搬送された。

様子を見に行ってくれていた義父が救急車を呼んでくれて

そのまま入院となる。今度は肋骨が折れていたらしい。

やはり独り暮らしの限界を感じずにいられない出来事だった。


母のことはすべて義父にまかせて今日も川仕事に精を出す。

そうするようにと義父が言ってくれて救われるような思いだった。


なんと薄情な娘だと我ながら思う。

母もきっとそう思っている事だろう。それでいい本当の事だ。



作業を終えたのは3時前。もう職場どころではなくて

母の病院へ行くのもやめてじいちゃんと骨休みをする。

無理はしない。ありのままで良いではないかと開き直っていた。


複雑な思いを押し殺すようにしながら

家族と笑顔で過ごす夜。それがどうして不謹慎なことだろうか。



2019年03月26日(火) 家族の笑顔が何よりのごちそう

眠っているあいだに雨が降っていたようだ。

なごりの雨がしずくのようにぽたんぽたんと落ちる夜明け前。

日中は風が強かったけれど晴れて春らしい暖かさとなる。



今朝も孫たちを送り届けてから潮待ち。

大潮から中潮になったけれど潮が引くのを待ちかねる。

やっと船を出す頃にはもう11時前になっていた。

腹が減っては戦が出来ぬとじいちゃんとパンをかじってから収穫。


今日もたくさんの収穫で嬉しい悲鳴をあげていた。

そのぶん後の作業が大変だけれど少しも苦にはならない。


2時に作業を終えてまた山里の職場に走った。

急ぎの仕事が毎日のようにある。やればできると言い聞かすばかり。

弱音を吐けばへこたれるのがわかっているから決して吐かない。

けれども身体はとても正直で時々悲鳴をあげそうになる。

もうじゅうぶんに頑張っているから、頑張れとは自分に言わない。


5時前に帰宅。ほんの少しだけ横になり休むことが出来た。

「おい、もう5時だぞ」じいちゃんの声でのらりくらりと動きだす。

娘と肩を並べて夕飯の仕度。鶏と茄子を揚げて南蛮漬けにしてみた。


私には家族の笑顔が何よりのごちそうに思える。

お腹一杯の幸せを今夜もいただきました。



2019年03月25日(月) 家族ってほんとうにありがたい

朝はまだひんやりと肌寒い。

「花冷え」という言葉が好きだけれどなんだかせつなくなる。



卒園式を終えたけれど29日まではまだ登園が可能で

あやちゃんもめいちゃんと一緒に保育園へ。

ふたり一緒もあと少しになった。めいちゃん寂しくなるかな。


今朝も潮待ちの間に箱詰め作業を。

じいちゃんとあれこれおしゃべりをしながら手を動かす。

そろそろ潮が引いたかな。10時になりやっと川仕事へ。

今日もやれるだけのことを精一杯にがんばる。



午後は遅くなったけれど先週やり残した仕事があり山里へ走る。

義父や同僚のおかげでなんとか終えることが出来た。

帰宅が5時を過ぎてしまったけれど、娘が夕食の支度を。

おかげで美味しい「あんかけ豆腐」を食べることが出来た。

娘の協力がなかったら私はとっくにへこたれていたことだろう。


夕食後の食器を洗っていたら「代わろうか」と言ってくれる。

おかげで早めにお風呂に入ることも出来た。とてもいい湯。

パンパンに張った背中にはじいちゃんがサロンパスを貼ってくれた。


家族ってほんとうにありがたい。私はほんとうに幸せ者だ。



2019年03月24日(日) なんとありがたいことだろう

冬の名残。今朝もひんやりの空をあたためるように月。

夜が明けて青空にそれは浮かびまるでレモンのようだった。


潮待ちをしている間に海苔の箱詰め作業を少し。

まだ次の出荷日は決まっていないけれど

いつでも出荷できるように準備をしている。


9時半、やっと潮が引き始めて川仕事へ。

船着き場でお仲間さん達と一緒になって漁場へ向かう。

今日も収穫量多し。海苔は順調に生育している。

自然の恵みのなんとありがたいことだろう。



午後、まだ作業が終わらないうちに母から着信あり。

また「すぐに来て」と言われるような気がして電話に出なかった。

しばらくしてまた着信。複雑な思いが込み上げてくる。

結局二度目も電話を無視してしまってなんとも後味が悪い。



夕方、やっと落ち着いたので電話してみたら

「もうだいじょうぶ」と。義父が今夜来てくれるそうだ。

今日はなんとかなったけれどこの先どうなることやら。

義父とゆっくり相談する時間もなく日々が流れていくばかり。





夕食は家族そろってにぎやかに鉄板焼き。

お肉大好きのあやちゃんが今夜もごはんのおかわりをする。

私は家族に恵まれてなんと幸せなことだろう。



2019年03月23日(土) あやちゃん卒園おめでとう

桜便りが届いたかと思えば今日は花冷え。

全国的に冬型の気圧配置になったようだ。



今日はあやちゃんの卒園式。娘夫婦にくっつくようにして出掛ける。

「おばあちゃんは川へ行けば」と意地悪なことを言う娘だった。

じいちゃんが「俺ひとりで行くぞ」と言ってくれて助かった。

卒園式には毎年出席していて、今年はいよいよあやちゃんの番。

これが行かずに済むものか。川仕事どころではないではないか。



それはそれは感動的な卒園式だった。

あんなに小さかったあやちゃんがこんなに大きくなって

赤ちゃんだった時のことを思い出せば目頭が熱くなるばかり。

母娘で声を掛け合ってハグする場面では涙がぽろぽろあふれた。

娘も泣いていた。あやちゃんはとても恥ずかしそうに微笑んで。


あやちゃん卒園おめでとう。いっぱいいっぱい頑張ったね。

これからの成長がまたとても楽しみでならない。





2019年03月22日(金) 一日のつかれも何処へやら

薄曇りの一日。ぼんやりと春らしい陽射しがかすかにふりそそぐ。

高知城の桜が開花したようだ。ラジオからほっと嬉しい開花宣言。


四万十はもう少し。わくわくと桜の季節が待ち遠しくてならない。



午前中は川仕事。午後から山里の職場へと走る。

なんとなくいっぱいいっぱいの気持ちだったけれど

やるっきゃないと思えば自然と気力がわいてくる。


急ぎの仕事が一件。なんとか終えたかったけれど

少しトラブルがあり思うようにいかなかった。

自分一人ではどうしようも出来ないこともあるもの。

仕方ないな。今日はなんだか不完全燃焼だった。

まあどんな日もあるさと気を取り直して帰路に着く。


帰宅が遅くなったけれど、今日は娘が買物をして帰ってくれていた。

私は帰り道の良心市で「たらの芽」を買って帰る。

山道の途中の集落に最近出来たばかりの良心市。

大きな看板に「たらの芽あります」と書いてあって嬉しかった。


初物の「たらの芽の天ぷら」季節の物はほんとうに美味しい。

娘が買って来てくれた長芋はとろろにしてじいちゃんの大好物。

うまいうまいの声が飛び交う。一日の疲れも吹っ飛んでいた。



2019年03月21日(木) とにかく元気にしています

春分の日。夜明け前からぽつぽつと雨が降り始める。



今日こそはと川仕事へ。

幸い小雨のままでいてくれてとても助かる。

大潮なのですごい勢いで潮が引いて行くので

水があるうちにと精一杯がんばる。

暖かさにうっすらと汗が。それも心地よい疲れとなった。


お昼過ぎには作業を終えて午後はゆっくりと休む。

孫たちの声を聴きながらうとうととしばらく眠っていた。



午後三時、「そろそろ起きないか」とじいちゃんの声。

まだ買い物に行かなくては。コインランドリーにも。

娘に頼んでおけば良かったのに時はすでに遅し。



雨があがり孫たちは庭でままごと遊びをしていた。

それを見守る娘。ほのぼのと微笑ましい光景。



夕飯は八宝菜と麻婆豆腐にした。

一杯目は中華丼、二杯目は麻婆丼と我ながらすごい食欲。

いっぱい働いていっぱい食べていっぱい寝る。

それが健康の秘訣と思うことにしている。


からだが資本の毎日。わたしはとにかく元気にしています。



2019年03月20日(水) あやちゃんの絵。めいちゃんの絵

昨日の雨が嘘のように青空が広がる。

気温もぐんぐんと高くなり4月並みの暖かさだった。

桜のつぼみも一気に膨らんだことだろう。



じいちゃん定期の通院日で川仕事はお休み。

なんだかんだと三日連続で休んでしまった。

「やる時はやるぞ」と言うじいちゃんの言葉に思わず笑ってしまう。


でもほんとにそう。やる時にはしっかりとやろうと思う。



山里の職場がとても忙しく朝から集中出来て良かった。

隣町まで集金に行っていて母の様子も見て来た。

開口一番に「何をしに来た」と憎まれ口をたたく母。

炬燵の上には義父が買って来た食料がたくさんあったのでほっとする。

「近くまで来たから寄っただけ」そう言い残してすぐに帰る。


母と穏やかに会話が出来る日もきっとくるだろう。

そうするようにしなくてはと帰りながら思った。



午後も仕事がたくさんあってすっかり遅くなる。

なんのこれしきと思っても歳には勝てずぐったりとつかれて帰宅。

娘がお休みだったので洗濯物をたたんでくれていた。

台所もきれいに片づけてくれていてほんとうに助かる。



保育園から帰っていた孫たちのにぎやかなこと。

最近お絵描きにはまっていてふたり競い合うように描いている。


あやちゃんの絵






めいちゃんの絵




2019年03月19日(火) 春の雨は優しいはずなのに

夜明け前は静かな雨だったけれどやがて本降りに。

春の雨は優しいはずなのに。そんな歌が昔あったっけ。



あまりの雨に川仕事はお休みにする。

昨日も休んでいるけれど「まあいいか」とじいちゃん。

かと言って家でのんびりしているわけにもいかず

孫たちを保育園に送り届け山里の職場に向かった。


雨遍路さんが多い山道。雨合羽を着ていても足元はずぶ濡れだろう。

ひとりひとり追い抜きながら頭が下がるような思いだった。

雨の日も風の日もひたすら歩き続ける姿には感動を覚える。




午前中、義父が母の様子を見に行ってくれていた。

施設入居の話を持ち出すと怒り狂っていたらしい。

昔のように義父と同居が出来ればいちばんなのだけれど

長いこと別居しており今更はふたりとも抵抗があるようだ。

名ばかりの夫婦なのかもしれないけれど

義父も頭を悩ませているのがとてもよく伝わって来る。


私は少し距離を置いてあくまでも義父の相談相手でありたい。

薄情な娘だと思われてもいい。ただ母と縁を切れない事実がくるしい。


どうしてこのひとが私の母なのかと思う時がある。

時おり子供の頃の母だったひとを思い出すけれど

あまりにも遠い記憶で涙も出て来なかった。

懐かしいとか愛しいとか。そんな気持ちも薄れるばかり。



これ以上は何も言うまい。




帰宅すると孫たちの笑顔。私はとてもとても幸せだった。





2019年03月18日(月) なるようになるだろうしなんとかなるだろう

彼岸の入り。今朝はまたぐんと冷え込む。

暑さ寒さも彼岸までと言うけれど冬はまだ去りたくはないのだろう。

そう思うと切なくもあり急がずとも良いと声をかけたくなる。



海苔の初出荷のため川仕事はお休みにした。

久しぶりに孫たちと保育園へ。ふたりとも喜んで登園する。

今週末にはあやちゃんの卒園式。保育園ももう少しになった。


お弁当を持参で職場に行くのも久しぶりのことで

朝から仕事をこつこつと頑張る。そしてお弁当も楽しみ。


お昼前に母から電話がありまたアクシデントあり。

義父が留守をしていたので私が駆けつける事になった。

「仕事なんかどうでもいいからすぐに来て」と身勝手な母だった。


ついに独り暮らしの限界が来てしまったのかもしれない。

義父と相談して今後の事を真剣に考えようと思う。


さらりさらり。深刻に考えれば身も心も持たない。

なるようになるだろうしなんとかなるだろう。


もう何も考えずに今夜はぐっすりと眠りたい。



2019年03月17日(日) 未来って何ですか?

気温はさほど低くないのになぜか寒さを感じる。

それも冬の名残か。別れを惜しむひとのように。

もう少し寒の別れの向こう岸。そんな一句が浮かんだ朝。



じいちゃん少し二日酔いで川仕事はお手柔らかに。

いつもより少な目の収穫で後の作業も楽だった。


明日が初出荷のため午後は箱詰め作業に精を出す。

目標量をずいぶんと越えてほんとによく頑張ったと思う。

積み上げられた箱の数を何度も数えてみたりして

捕らぬ狸の皮算用をしてはじいちゃんに笑われていた。

高値を期待する私とは裏腹にじいちゃんは安くても良い派。

その方ががっくりとしなくて良いのだそうだ。なるほど。




じいちゃん67歳の誕生日。

今夜は手作り餃子を作る。孫たちもそれぞれにいろんな形の餃子。

わいわいと楽しい夕食になった。ワインも飲んで酔っぱらう。


あやちゃんが「みらい」ってなに?といきなり問うので

みんなで口々に未来について語り合った。

あやちゃんがけっこんしてあかちゃんがうまれるのって私が言うと

「えーそれはありえない」と言うのでみんなで大笑いした。


おじいちゃんもおばあちゃんも長生きをしてひ孫を抱きたいです。




2019年03月16日(土) おやすみなさいませまたあした

別れ寒と言うのだろうか。春彼岸を目前にして今日も冷え込む。

北西の風が強く吹き荒れていっそう寒さを感じた。



今朝も夜明けを待って川仕事へ。

風の冷たさを忘れたようにせっせと収穫に精を出す。

今日は今期でいちばん多い収穫で思わず「やったね」と声が。

やったらやっただけのことはある。きっと報われるだろう。



山里の職場はお休みを頂いていたのでとても気が楽。

作業を終えてから久しぶりにのんびりと過ごしていた。

じいちゃんと義妹と三人でお墓参りにも行っていた。

お墓の周りには枯れ葉がうず高く積もっていて掃除が大変。

来月には姑さんの一周忌を控えていてまた来るからと程々に。


ふと今後の事を考える。私たちがお墓に眠るようになっても

息子や娘たちにお墓参りを強いるのはよそうと思う。

仏壇に手を合わせてくれるだけでじゅうぶんではないかと思った。




夕方、じいちゃんが消防団の祝い事があって出掛ける。

市長さんも来てくれるそうで少し緊張していたけれど

分団長としての最後の務めだった。挨拶を頑張ってと送り出す。

「じゃあ行って来るぞ」スーツ姿のじいちゃんも見納めかもしれない。

じいちゃん、ながいことほんとうにご苦労さまでした。




娘がお休みだったので夕飯の買い物をしてくれていて大助かり。

豚しゃぶだったけれど私はむしょうに炭水化物が食べたくて

ラーメンライスを食べる。異常なほどに白米が食べたかった。

自覚症状はないけれど身体が疲れているのかもしれない。


今夜も早めにお布団に入ろう。おやすみなさいませまたあした。







2019年03月15日(金) ぐっすりと眠ろう

まだまだ寒の戻りが続いていて今朝もぐんと冷え込む。

川仕事で寒いと感じた日はなかったけれど今朝は指先が冷たかった。

朝陽が射し始めるとほっと嬉しい。おひさまのなんとありがたいこと。



8時には収穫を終えて二時間ほどの作業。

今日もたくさんの海苔を天日干しにすることが出来た。

じいちゃんが「こどもの声がするぞ」と教えてくれて

道路まで出てみると保育園のお散歩だったようで

あやちゃん達が小さなクラスの子供達と手を繋いで歩いていた。

「あやちゃんのおばあちゃん」みんなが声をかけてくれて嬉しい。

ちびっ子パワーをたくさんもらって微笑みながらの作業だった。



早目に昼食を済ませて山里の職場へ。

今日中に済まさなければいけない急ぎの仕事があった。

焦る事もなくこつこつと頑張る。マイペースがいちばんに思う。

おかげで3時には片付く。心地よい達成感のまま帰路に着いた。


ハードな一日だったけれど少しも苦にはならず。

やればできるんだなと自分をほめてあげたかった。


体調の変化も今のところなくて元気溌剌ではないけれど

「けんき」くらいのぼちぼちの感じが心地良い。


今日も早めにお布団に入ろう。そうしてぐっすりと眠ろう。



2019年03月14日(木) ただ出来る事を精一杯に

吹き荒れていた風がおさまり静かな朝をむかえる。

気温は低目だったけれどさほど寒さを感じなかった。



夜が明け次第に川仕事へ。6時にはもう家を出ていた。

潮の満ち引きに左右される仕事なのでしばらくは朝早い。

保育園にも行けないので昨夜あやちゃんに話したら

口をふくらませて残念そうな顔をしていた。

おばあちゃんもほんとうは保育園に行きたいのだけれど

川仕事いっしょうけんめい頑張っているから我慢していてね。



川仕事を終えるなり山里の職場へと走る。

春遍路さんがずいぶんと多くなった。

今日は団体のお遍路さんに会ってなんだかわくわくと嬉しい。

バスツアーだろうか、県外ナンバーのバスが待機していた。

私もきっと行こうと夢がふくらむ光景だった。



仕事は山積みになっていてなんとも忙しい。

4時前まで頑張ってやっと一段落する。

晩ごはんは何にしようかなと考えながら帰路についた。


帰宅したらもう5時。先に帰っているはずの娘たちが帰っていなくて

がっくりと肩を落とす。洗濯物をたたまなくてはいけない。

それよりも10分で良いから横になりたかった。

じいちゃんが「ゆっくりでいいぞ」と言ってくれてとてもありがたい。

急がなくても良いのだと思うとふにゃふにゃと肩の力が抜ける。


いつもより遅い夕食になってしまったけれど

手抜き料理でもみんなで食べるととても美味しかった。

あやちゃんがご飯のおかわり。その食べっぷりにみんなで微笑む。



一日を振り返ると決して張り切ってはいなかった。

ただ出来る事を精一杯にやり遂げられてよかったと思う。


午後8時を過ぎた。そろそろお布団に入りましょう。



2019年03月13日(水) 天の恵みをありがたく

寒の戻り。北西の風が強く吹き荒れる。

だからこそ青空がありがたくてならない。


今朝もふたり仲良く保育園へ。

三つ編みのあやちゃん。ポニーテールのめいちゃん。

後姿がほっこりと微笑ましくてならない朝のこと。



今日も山里の職場を休ませてもらって川仕事のみに専念する。

早めに昼食を済ませ11時には収穫を始めていた。

とにかく風が強い。川面には白波が立っていた。

川船も恐ろしいほどで船にしがみつくようにして帰る。


海苔は順調に生育しており今のところ豊漁と言えそう。

毎日ありがたく収穫している。天の恵みそのものである。



2時には作業を終えて帰宅。また地震のニュースが飛び込んできた。

今度は紀伊水道が震源地。紀伊半島、四国東部が揺れたようだ。

はらはらと不安がよぎる。大地震の前触れではないかと怖くなる。

幸い津波はなかったけれど、わずかの津波でも海苔は全滅する。

8年前の経験が頭をよぎった。あの年も豊漁の年だった。

でももし大地震が起きれば海苔どころではないのだ。

何もかも津波に飲み込まれてしまう。考えただけで怖ろしくてならない。



そう思うと平穏無事のなんとありがたいことだろう。

お風呂上がりの孫たちのはしゃぎ声を聴きながら

この平和がいつまでも続きますようにと祈りつつこれを記す。



2019年03月12日(火) こころにいっぱいの春

吹き荒れていた風がおさまり穏やかな朝。

少し春霞の空だったけれど日中はとても暖かくなる。



今朝はめいちゃん機嫌よく久しぶりにふたりそろって保育園へ。

クルマから降りるなりふたり競い合うように駆けて門をくぐった。


今日は川仕事のみ。午前中は潮待ちをしながら買い物に行ったり

11時頃にはやっと潮が引き始めて順調に収穫が出来る。

潮は小潮。大潮のようにぐんぐんとは引かずゆっくりと引いていく。


作業場まで戻り天日干しの作業。春の陽射しのなんとありがたいこと。

緑の海苔がいっそう濃い緑になり表面があっという間に乾き始める。

それがとても嬉しくてせっせと干場に運ぶのが楽しい。


2時過ぎには作業を終えて休む間もなくかかりつけの病院へ。

お薬が今朝で切れていた。無いとやっぱり不安になるものだ。

診察なしで医師との面会のみで処方箋をもらい薬局へ。

袋にいっぱいのお薬を宝物みたいにしてほっと安心するばかり。



帰り道にふっと思い立って近くの河川敷に菜の花を見に行っていた。

先日「菜の花まつり」があってとても気になっていたから。

病院のすぐ近くで良かった。いちめんの菜の花にこころが和む。

菜の花の香りは言葉にできない。甘いようなせつないような香り。


しばし立ち竦むように眺めていた。こころにいっぱいの春だった。




2019年03月11日(月) ふつうにしていればいいよ

雨はあがり昨日の風の名残あり。

ひゅるひゅると叫ぶ風を抱きしめてあげたいほどに。


東日本大震災から8年。複雑な思いが込み上げてくるけれど

あの時「ふつうにしていればいいよ」と言ってくれた友の言葉を

思い出しながら今夜も日常のことを書き記しておきたいと思う。



今日は川仕事をお休みして山里の職場へ。

じいちゃんは消防団の役員会があって出掛ける。

急ぎの仕事がたくさんあった。あれもこれもと気忙しかったけれど

お昼前にいつも遊びに来てくれるお客さんが

「出来ることだけでええぞ」と言ってくれてとてもほっとした。

「まあぼちぼちやれや」とそれが何よりも励みに思う。



6時間のパート仕事を終えて帰宅。

お休みで留守番をしていた娘がぶるぶる震えながら二階から下りて来て

直前に地震があったことを知る。運転中で全く気づかなかった。

幸い大きな地震ではなかったけれどとても怖かったようだ。

どうしてそれが今日なのか。いつ大地震が起きても不思議ではない。

明日は我が身だとあらためて思い知らされる出来事だった。



夕食のしたく。めいちゃんが娘にしがみついて離れない。

娘が叱ったらテーブルに並べていたお皿を床に投げつける。

思わず手をあげそうになった。いけないことはいけないと。

じいちゃんが助け舟を出してくれて赤ちゃんみたいに抱っこする。

やっと落ち着いためいちゃん。出来ていた鯵のお刺身を食べ始めた。


長いこと熱で保育園をお休みしていたので

少し情緒不安定になっているのではないかと思われる。

今朝も「行きたくない」と言うのを娘が無理やり連れて行ったそうだ。

しばらくはそんな日が続くかもしれないけれど気長に付き合おう。



ずいぶんと日が長くなって夕食後に茜色の空が見えた。

平和だなと思う。この平和がどうかいつまでも続きますように。


8年前の夜、東北は満天の星空だったそうだ。

被災されたたくさんの人達はどんな思いで夜空を見上げた事だろう。



2019年03月10日(日) 春の嵐の日曜日

雨と風も強く春の嵐となる。まるで空が泣き叫んでいるよう。

今朝はまだ小雨だったので川仕事に行くつもりだったけれど

潮待ちをしている間に風が強くなり断念せざるを得なかった。

川船に風はとても危険で以前にも怖い思いをしたことが何度も。

じいちゃんと顔を見合わせて「休めるな」と実は休みたかったふたり。


午前中に一時間ほど箱詰め作業をして後はゆっくりと休む。

テレビっ子のじいちゃん。私はごろごろと寝てばかりいた。

娘夫婦も二日酔いだと言って寝ていたのか二階はひっそり。

孫たちも階下には下りて来ずなんとも静かな日曜日だった。



夕飯には家族みな顔をそろえてやっとにぎやかになる。

ひゅるひゅると風の音。雨もまだ降り続いている。


少しだけ物思い。雨の夜にはこころに水溜りが出来る。



2019年03月09日(土) めいちゃんやっと元気になりました

今朝はいちだんと冷え込み真冬並みの寒さだった。

冬があがきながら去ろうとしているのがわかる。

どうしようもなく春になるのを受け止められずに。



心配の種だっためいちゃん。今朝はやっと平熱になる。

みんなで口々に「保育園へ行けるね」と喜んだのがいけなかったのか

かんしゃく虫を起こしてしまって朝から大暴れする。

宥めても泣きわめきもう手の付けられないありさま。


とりあえず先にあやちゃんを送って行って様子見。

娘も出勤時間になり苛立っているようだった。

それでもなんとか娘の車に乗ってくれてやっと保育園へ。


やれやれと一安心して今日も無事に川仕事へ行けた。

お昼前には保育園へお迎えに行かなくてはいけなくて

じいちゃんとふたり急ピッチで収穫を済ます。


保育園に迎えに行くと上機嫌のめいちゃん。今朝の嵐がうそのよう。

あやちゃんとふたり仲良く作業場で遊んでくれてとても助かる。

帰宅してすぐにめいちゃんはお昼寝。なんとも穏やかな寝顔。


あやちゃんと久しぶりに一緒にお大師堂へ行っていた。

「おばあちゃんはあしがいたいけんクルマでいこうよ」と優しい。

土手には土筆の坊やが可愛らしくあちらこちらに伸びていて

帰り道は一人で歩いて帰るあやちゃん。手には土筆がいっぱい。

ゆっくりとクルマを走らせながら絵のようなあやちゃんを見ていた。




今夜は娘夫婦が飲み会で留守。孫たちはお婿さんの実家でお泊り。

じいちゃんとふたりきりでなんとも静かな夜になった。

たまにはふたりきりも良いなとじいちゃんは言うけれど

私はやっぱり孫たちの声が聴こえないとちょっとさびしいです。



2019年03月08日(金) 明日のことはまたあしたにしよう

寒の戻りだろうかひんやりとした朝。

そんなきりりっとした寒さが心地良い。

冬と春がおしくらまんじゅうをしているようだ。



今日こそはとみんなで信じていたけれど

めいちゃん今朝も39℃近い熱。

昨夜は食欲もありあんなに元気だったのに

キツネにつままれたような朝だった。


娘は2連休の後でもう休めないと肩を落とす

そうしたら娘むこが休めるかもしれないと。

すぐに段取りをしてくれて休みをとってくれた。

私たちが川仕事の最盛期なので気を遣ってくれたのだろう。

おかげで今日も順調に収穫を終える事が出来た。


昼間は熱が下がっていて元気なめいちゃん。

お父さんとお昼寝もして機嫌も良く夕飯もちゃんと食べられる。

それにしてもこんなに熱が続いたのは生まれて初めてのようだ。

これも成長の過程かと思う。めいちゃんなりに試練と闘っている。

そんなめいちゃんを家族みんなで応援しているのだった。


焦ってもしょうばない。明日のことはまたあしたにしよう。

お風呂が気持ち良かったのか鼻歌を歌っているめいちゃん。

その歌声がとても可愛らしく思わず微笑まずにいられない夜。



2019年03月07日(木) めいちゃん晩ご飯をいっぱい食べる

雨があがり夜明け前には星が見えていた。

うなるような風の声がなんだか演歌のように聴こえる。



めいちゃん今朝も39℃近い熱。

熱のわりに元気だったけれどあまりに長引いているので

念のために他の小児科でもう一度診てもらうことに。

娘が今日もお休みだったので午前中に病院へ連れて行った。


私たちは相変わらずの川仕事。今日も順調に収穫する。

自然の恩恵をいただいていてほんとうにありがたいこと。

緑の海苔が愛しい。その気持ちを大切にしたいと思う。



作業を始める前にいったん帰宅。めいちゃんが気がかりだった。

やはり別の病院へ行って良かった。扁桃炎が悪化していたようだ。

でももう峠を越えているとの事。明日にはもう熱が下がるでしょうと。

その言葉通り夕方には平熱になり晩ご飯もしっかりと食べられる。

明日は保育園に行けそうねとみんなで微笑み合った。



めいちゃんの熱で始まった今週も明日はもう金曜日。

何事もなく平穏無事なのが何よりもありがたいことだとつくづく思う。



2019年03月06日(水) 雨だれの音が耳に心地よい

つかの間の曇り空。すぐに雨が降り始める。

それは濡れると思いがけずに冷たかった。


めいちゃん今朝もまだ微熱があり保育園お休み。

今日は娘がお休みだったのでお家で安静にすることに。

どうか熱が上がりませんようにとただただ祈るばかり。



じいちゃんと川仕事。雨が降り出す前に収穫を終える。

今日も収穫が多くお昼前にやっと作業を終えた。

初出荷の日取りも決まりとても張り合いがある。


昼食を終えてひと休みしたかったけれど

横になってしまえば起きられなくなりそうで

そのまま山里の職場に向かった。

急ぎの仕事がありそれだけはなんとしてもと思う。

でも3時間が限度だった。夕食の買い物もしなくては。

往復一時間の距離が少し苦になる。

せめて市内ならばと考えても仕方がないことだけれど。



帰宅したらまためいちゃんの熱が上がっていた。

今日で三日目。そろそろ峠かもしれない。

がんばれめいちゃん。お熱をやっつけようね。


昨夜はぐったりとしていたけれど今夜は熱のわりに元気。

熱さましの薬も飲まずにあやちゃんと遊んでいる。


ぽとんぽとんと雨も小降りになった。

雨だれの音が耳に心地よい。いつものようにほろ酔ってこれを記す。





2019年03月05日(火) めいちゃん頑張りすぎちゃった

ぽかぽかと暖かく春らしい一日。

あちらこちらの畑に菜の花が満開。

青空によく映えて見ているだけで心が和む。



めいちゃん熱が下がったり上がったり。

今日も保育園には行けそうになかった。

娘は今日も仕事が休めず仕方なく

川へ行っている間の2時間ほど義妹に見てもらう。

おかげでたくさん収穫が出来た。ほんとうに助かる。


日中は熱もなく元気ないつものめいちゃんだった。

作業場でお絵描きをしたりして機嫌よく遊ぶ。

食欲もあって好物の苺もぺろりと平らげる。


午後は箱詰め作業があったので職場は休ませてもらっていた。

めいちゃんもお手伝いしてくれて海苔を箱に入れてくれる。

幼心に私たちの忙しさを感じているのか少しも嫌がらなかった。

ふと幼い頃の息子と娘を思い出す。作業場がいつも遊び場だった。


ずっと平熱だったのでもう大丈夫と過信していたのだと思う。

夕方から急に機嫌が悪くなりまたぐんと熱が出てしまった。

お昼寝もさせてあげられなくて無理をさせてしまったのだろう。

お家で安静にしていたら熱も出なかったのではと悔やまれる。

おばあちゃん達の忙しさに付き合わさせてしまってごめんね。


晩ご飯も食べられずほっぺを真っ赤にして寝ているめいちゃん。

気になって何度も様子を見に行っていたら娘に叱られてしまった。


昼間のめいちゃんの健気な姿にほろりほろりと涙が出そうな夜だ。



2019年03月04日(月) どんな日もあってよし

夜明け前にはぽつぽつと雨が降っていたけれど

夜が明けると青空が見えていてほっと空を仰ぐ。


今日は保育園の「お別れ遠足」の日。

娘が早起きをして可愛らしいお弁当を作っていた。

晴れて良かったねとじいちゃんと川仕事に出ようとしていたら

娘が大きな声で「おばあちゃん大変!」と叫んでいる。

何と言う事だろう。あんなに遠足を楽しみにしていたのに

めいちゃんが発熱でぐったりして娘に抱かれていた。


娘はどうしても仕事が休めず、私が病院へ連れて行く事に。

「こんな時もあるさ」とじいちゃんは一人で川仕事へ。


娘が出掛ける前にあやちゃんを保育園へ送って行く。

保育園最後の遠足。いっぱい楽しんでいらっしゃい。

めいはだいじょうぶかなと少し心配顔のあやちゃんだった。


娘を送り出してからなんとか車に乗せて病院へ連れて行く。

抱っこ抱っこと最初は甘えていたけれど

看護師さんに名前を呼ばれるとしっかりとした足取りで診察室へ。

インフルエンザと溶連菌の検査をしたけれどどちらも大丈夫。

風邪の症状も見られず熱さましだけの処方だった。


帰宅して薬を飲ませると一気に元気になって

リュックと水筒を提げておじいちゃんのところに遠足に行くと言う。

おかげで作業を手伝うことが出来た。作業場でお弁当も食べる。

お友達とお弁当を食べたかったね。がまんしてえらかったね。



午後はじいちゃんに任せて私は山里の職場へ。

4時間ほどだったけれど急ぎの仕事だけは片づける事が出来た。

慌ただしさに負けてはいけないとつよく思う。

どんな日もあってよしと受け止める気持ちを大切にしたいものだ。






2019年03月03日(日) あかりをつけましょ我が家に

小雨のち曇りそしてまた小雨。絹のようにやわらかな雨だ。

一雨ごとに春が息吹くことだろう。春の雨はとてもやさしい。



じいちゃんが「火災予防パレード」のため川仕事はお休み。

今月いっぱいで消防団を退職するので最後のパレードになる。

三十年以上も務めてきて感慨深いものがあるようだ。

「行ってらっしゃい」と送り出す。「おお!」と元気な声。



川仕事がお休みで良かった。ちょうど息子からヘルプがあって

久しぶりにけい君を預かることに。にこにこと嬉しそうなけい君。

めいちゃんも大喜びで二人を連れてコインランドリーと買物へ。

まるで兄と妹のよう。ふたりはとても仲良しだった。


ランドリーでは乾いた洗濯物をたたむのを手伝ってくれる。

ふたりでタオルを全部たたんでくれた。ふっかふかだねって言って。

スーパーでは苺を買う。めいちゃんもけい君も苺が大好き。


午後はあやちゃんも一緒にゲームをしたりして仲良く遊ぶ。

娘が二階で見てくれていたので私は炬燵で少しお昼寝。

目覚めて二階に様子を見に行ったら娘が心配顔で

けい君がしきりに目をかゆがってこすっていると言う。

アトピーがあるのでそのせいかなと思っていたけれど

息子に電話したらまだ小さいのに花粉症なのだそう。

病院で目薬をもらっているので早めに息子が迎えに来てくれた。


雨の日は花粉もマシかなと思うけれど晴れたらどんなにか辛いだろう。

小さい体で花粉と闘っているけい君がなんとも可哀想でならない。

迎えに来た息子はケロッとしている。目薬があるから大丈夫って。

ああ父親なのだと思う。あまり心配し過ぎてもいけないようだ。




夜はささやかに「おひな祭り」孫たちには大好物のイクラのお寿司。

今年はひいばあちゃんの一周忌が近いのでお雛様を飾らなかった。

そんなことに拘らずに飾ってあげたら良かったと少し悔やまれる。

それでも孫たちは何も言わずに桃の節句をたのしんでくれた。






2019年03月02日(土) ほのぼのとした気持ちでこれを記す

曇り日。日が暮れてからぽつぽつと雨が降り始めた。

春に三日の日和なしと言うけれどいかにも春らしいなと思う。



潮も春の潮になったのか海苔の生育がとても良くなる。

今朝も多目の収穫で嬉しい悲鳴をあげていた。

収穫が多いほど後の作業も大変だけれど

少しも苦にはならずむしろたのしいと思える。


娘がお休みだったので孫たちの心配もなく

午後から箱詰め作業が出来たのだけれど

じいちゃんが「ゆっくり休もうや」と言ってくれた。

お昼にまたチキンラーメンを食べて炬燵にもぐり込む。

とろりんとろりんと気持ち良い。二時間ほどお昼寝。

めいちゃんも眠かったのかじいちゃんのお腹の上で眠っていた。

身動き出来ないとじいちゃん。そっと抱き上げて横に寝かす。

なんとあどけない寝顔だろう。目に入れても痛くないとはこのこと。



夕飯は娘の提案でお好み焼きにする。

材料の買い置きがあったので買い物にも行かずに済んだ。

粉に青さ海苔を混ぜ込んで焼いたのでとても美味しかった。



あやちゃんが少し風邪気味。こんこんと咳が出ていたので

早目にお風呂に入ろうかと誘ったら即答で断られてしまう。

おばあちゃんと入ったらお風呂が狭くなるのだそう。

みんなで大笑い。それはあやちゃんのせいでしょうと。



笑顔の絶えない穏やかな一日だった。しあわせだなとおもう。


雨だれの音。孫たちの声。ほのぼのとした気持ちでこれを記す。



2019年03月01日(金) 弥生やさしい風

さほど寒さを感じない朝。カレンダーを三月にした。

菜の花と桜の花にほっこりとこころが和む。

弥生というひびきが好きだ。新鮮な春を感じる。


日中も暖かくなり優しい春風がそよ吹く。

川仕事も順調で今朝はいつもより多くの収穫。

緑の海苔が愛しい。ほんとうに天の恵みだと思う。


可愛らしい小鴨が群れになって海苔をついばんでいた。

「美味いだろう」とじいちゃんと声をかける。

鴨を追い払おうとする人もいるけれど私たちはそれをしない。



10時過ぎには作業を終えて家に帰っていた。

じいちゃんと録画してあった朝ドラを見るのがもう日課。

むしょうに「まんぷくラーメン」が食べたくなって

昼食はチキンラーメン。毎日でも食べたいくらい美味しい。


いつもならそれから山里の職場に向かうのだけれど

同僚に電話をしてみたら「今日は暇だぞ」と言うので

たまには休むのも良いだろうとずる休みをしてしまった。

平日にゆっくりする時間があるのはほんとうにありがたい。


洗濯物をたたんでいたら母から電話があった。

無事に退院してもう落ち着いた知らせだったけれど

また食料をたくさん買い込んでいる様子だったので

食べ物を決して粗末にしないように言って聞かす。

「わかった」と母。それ以上は私も何も言わない。

退院前に義父が台所の片づけに行ってくれて

腐ってしまった大量の食料をごみ袋に三つも捨てたこと。





4時には天日干しをしてあった海苔を乾燥機に入れる。

明日の朝にはもう製品になる。乾燥機のおかげでとても助かっている。

高価な乾燥機だったけれど無理をして購入して本当に良かった。



孫たちが保育園から帰って来てめいちゃんが着物を着たがる。

今日は保育園でお雛祭りの行事があったのだそう。

いちばん好きな男の子とふたり並んで写真も撮ったようだ。

「めいはRくんとけっこんするの」となんとも微笑ましいこと。




 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加