ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年12月30日(日) 何があるのかわからないから人生はたのしい

いかにも冬らしい冷え込みの朝。

そんなきりりっとした寒さがとても心地良い。


いよいよ今年も残り少なくなり今日は晦日。

相変わらず気の向くままにのほほんと過ごす。


娘が今年最後の仕事だったので孫たちと遊びながら

家事もそこそこに。玄関先を少し掃除をしたりして。


お昼過ぎにやっとお大師堂へ今年最後のお参りに。

先日Sさんにお正月の準備が出来ないことを伝えてあったら

立派な鏡餅をお供えしてくれていた。ほっと安堵する。

花枝を新しくして水仙の花を添えた。ほっこりと心が和む。

それからトイレ掃除を。こればかりはSさんには頼めなくて

私がしなくちゃって。川の水を汲んで来て綺麗に洗い流す。


お大師さん今年も見守ってくれてありがとうございました。

涙がほろりとこぼれるくらい感謝の気持ちが込み上げてくる。



この一年を振り返るとほんとうに色んなことがあったけれど

私はいつもすくっと前を向いていられた。

くよくよしたり嘆く時もあったけれど、すぐに立ち上がれた気がする。

そうして何よりも笑顔でいられた日がたくさんあった。

それは孫たちや家族のおかげだとつくづく思う。


何があるのかわからないから人生はたのしいと心からそう思う。

だから行ってみなくては。いのちあるかぎりまえへまえへ歩もう。





※これが今年最後の日記になりました。
 
 つまらない平凡な日々におつきあい下さった皆さま

 ほんとうにありがとうございました。

 読んで下さる皆さまのおかげで16年もの間書き続ける事が出来ました。

 どうかどうか穏やかな新年をお迎えください。



2018年12月29日(土) 気の向くままに

今朝もほぼ氷点下の冷え込み。

夜明け前の星空のなんときれいなことだろう。


日中は風が冷たかったけれど微笑んでくれるおひさま。

冬のおひさまはほんとうにありがたいものだ。



今年は喪中と言い訳しながら新年を迎える準備もおろそかに。

大掃除もしないけれど少しだけ小掃除をする。

ほんとうに気の向くままに。なんと気楽な年の瀬だろう。


保育園も今日からお休みでちょっとした冬休み。

孫たちは喧嘩もせずに姉妹仲良く遊んでくれる。

おかげでお昼からおでんを煮込むことが出来た。

ことこととゆっくりと家中にいい匂いが漂う午後のこと。


夕陽が今日もあたたかい。なんと穏やかな夕暮れ時だろう。

ありがとうございましたと手を合わせ心を和ませていた。


夕食後お風呂に入っていたら珍しくあやちゃんが入って来る。

「きょうはおばあちゃんとはいりたいきぶん」だそう。

湯船の中で背中にお湯をかけながら大きくなったなって思った。

お湯を手ですくって何度も何度も背中を撫でる。



2018年12月28日(金) 沈む夕陽に手をかざして

年末寒波の影響でぐんと冷え込みの厳しい朝。

家を出る時には晴れていたのに、山里は雪が降っていた。

例年よりずいぶんと遅い初雪だった。

みぞれのような雪で積もりはしなかったけれど

あたりの山々はあっという間に雪化粧となる。


仕事は昨日でほぼ片付いていたので事務所の掃除をしたり

雪のせいか来客もなく同僚もストーブにあたったり。

事務所は予定通り今日で仕事納め。ほっと安堵する。

同僚は急な来客に備えて明日も待機してくれることに。

この一年ほんとうに頑張ってくれたと感謝するばかり。


気になっていた母のところには義父が行ってくれることに。

新年早々にまた自動車免許の認知症検査が迫っていた。

不合格だったことをまだ知らない母に義父が伝えてくれることに。

義父がそうして動いてくれることがとてもありがたく思う。

母も義父の言う事は素直に聞いてくれるのだった。

長いこと別居をしていてもやはり夫婦なのだなと改めて思う。



4時前に帰宅。思いがけないほどに眩しい夕陽。

平野部では朝からずっと青空だったそうだ。

沈む夕陽に思わず手をかざしていた。それはとてもあたたかだった。



2018年12月27日(木) 今年も残り少なくなった

年末寒波到来で北国は猛吹雪のようだ。

西日本も明日からぐんと冷え込みそう。

今日は冬の陽射しが降り注ぎありがたいこと。

北国の人達に申し訳ないほどの暖かさだった。



年末の仕事ほぼ終了。

資金繰りが順調だったので取引先の支払いも終える。

ボーナスは無いけれど明日は同僚に寸志も渡せそう。

経営難をなんとか乗り越えて来たのだなとほっと安堵する。



母は今日も出勤して来ず、電話もなく電話もせずに。

今年が終わろうとしている事を母は知っているのだろうか。

大晦日までに一度様子を見に行くべきなのかもしれない。

日常から母を切り離そうとしている私はやはり親不孝な娘だった。



今日も4時には帰宅していて洗濯物をたたんだり。

娘と孫たちが帰って来ると笑顔で迎えるおばあちゃんだった。

夕飯の支度をめいちゃんが手伝ってくれる。

エプロン姿でそれは可愛らしくてお料理好きの女の子になりそうだ。



2018年12月26日(水) 私のこころは歌い出す

ぽっとんぽっとん雨だれの音。

それは空が懐かしい曲を奏でているよう。

思い出せないもどかしさ。けれども冬の雨も良いものだ。



いつものように孫たちを保育園へ。

可愛らしい傘がふたつ並んで門をくぐって行く。



仕事はとんとん拍子。毎年年末はばたばたしていたのが嘘のよう。

ひとつひとつクリアしていくとなんともいえない達成感がある。


お昼前に母から電話があった。昨日よりもずいぶんと元気そう。

「今日は会社お休みよね」と言うので思わず「そうよ」と応える。

違うよと言って正すよりその方が良いのかもしれない。

仕事を終えてから様子を見に行くつもりだったけれどもうやめておく。



4時には帰宅。ひと休みしていたら娘と孫たちが帰って来る。

雨だれの音と孫たちのはしゃぎ声と私のこころは歌い出す。



2018年12月25日(火) 今年最後の暖かさなのか

今朝はぐんと冷え込み氷点下近くまで気温が下がる。

日中は穏やかな冬晴れ。今年最後の暖かさだそう

年末には大寒波が来るらしく初雪も降るかもしれない。


クリスマスなのにもう忘れてしまっていつもの日常。

孫たちを保育園に送り届けて山里の職場に向かう朝。


山里はいちめんの霜で田畑も真っ白になっていた。

一本杉が空に向かって真っすぐと枝を伸ばしている。

まるで絵のような風景に心がとても清々しくなる。



仕事は忙しさの峠を越えてしまったのか慌ただしさもなく

このままの状態が続けば28日で仕事納めが出来そう。

たまにはこんな年末もあって良いだろうと思う。


母は出勤して来ず。またどこかへ出掛けたのかと思っていたら

夜になり電話があり少し風邪気味のようだった。

熱はないようだけれど明日は様子を見に行ったほうが良さそう。

暴言を吐いているかと思えば弱音を吐く母に戸惑う。

本音を言ってしまえば私はほんとうに親不孝な娘である。


母を心から切り離すようにして隣室の孫たちのはしゃぎ声を聴いている。





2018年12月24日(月) サンタさんとおだいしさんと

冬晴れの穏やかな一日。ほぼ平年並みの気温になる。


夜明け前から孫たちが目を覚ましそれはにぎやか。

サンタさんからのプレゼントを抱えて大喜びしていた。

純真な子供心がとても微笑ましくてならない朝。


保育園がお休みだったのでけい君も遊びに来てくれる。

すぐに帰る息子にそっと母の「気持ち」を渡す。

結婚前にはいつも助けてくれていた息子に、少しでも恩返しがしたい。

父も母も元気に長生きをしなければと改めて思う。



娘がお休みだったのでお散歩がてらみんなでお大師堂へ。

冬の陽射しをいっぱいに浴びながら歩くのがとても気持ち良い。

銀杏の葉がたくさん落ちていて掃き掃除もした。

めいちゃんとけい君が箒の取り合い。またまた泣き叫ぶめいちゃん。

「おだいしさんがみているよ」ふたりはすぐに仲直り。





2018年12月23日(日) あわてんぼうのサンタさんが来るよ

晴れのち曇り、日中は20℃を越えとても12月とは思えない。

天気予報では次第に冬型の気圧配置が戻って来るとのこと。

そんな冬らしさを待っている。肌を刺すような冷たい北風。

だからこそ冬のおひさまがありがたい。陽だまりが嬉しくなる。



川仕事ついに最終日。昨日頑張ったおかげでずいぶんと楽だった。

最後の15枚を張り終えてじいちゃんと「やったね」と微笑み合う。

なんと心地よい達成感だろう。やはり天職なのだなとつくづく思う。

後は来春の収穫を待つばかり。どうかどうか順調に育ってくれますように。



娘が仕事だったので午後は孫たちとにぎやかに過ごす。

仲良く遊んでいるかと思えば取っ組み合いの喧嘩を始めたり。

例のごとく泣き叫ぶめいちゃん。これこれと止めに入るじいちゃん。

私は寝転んでうとうとしていたら「おばあちゃんはいつもねてる」と

あやちゃんに怒られてしまう。もっと一緒に遊んであげなければね。


4時過ぎには娘が帰って来てくれて「おかーさん」と喜ぶ孫たち。

我が家は一日早く今夜サンタさんが来るのだそうだ。

玩具もちゃんと片づけておかないとサンタさんが来ないよと娘。

ふたりとも真剣な顔をしておかたづけしている姿が微笑ましい。


満月の夜にトナカイに乗って空からサンタさんが来てくれるの。

いいね。ほんとうにいいね。私もふっと幼い頃を思い出す。



2018年12月22日(土) 月日は流れるばかりなり

最高気温が20℃近くまであがり12月とは思えない暖かさ。

過ごしやすいけれどやはり冬らしい寒さのほうが落ち着く。


川仕事も汗ばむほどで吹く風がとてもありがたかった。

今日はいつもより頑張り25枚の網を張り終える。

午後からの仕事が休みだったので、やれるだけやろうと。

おかげで後15枚、明日には終われそうでゴールが見えた。


娘がお休みだったので孫たちの心配もなく

午後はゆっくりのんびりと過ごすことが出来た。

ふと思い立ち白髪を染める。我ながらいい感じになる。


今年は喪中なので新年を迎える準備はしないことに。

大掃除もしないことに決めてずいぶんと気楽。

ただ大晦日に家族で忘年会をすることになっている。


春に姑さんが亡くなってからあっという間に月日が流れた。

日にち薬と言うけれどそれはほんとうにそうなのだなと思う。

天国から家族みんなを見守ってくれていることだろう。



2018年12月21日(金) サンタさんを待っています

雨の一日。12月の雨にしてはずいぶんとあたたかい。


今朝は潮待ちをしていて時間があり、久しぶりに保育園へ。

ふたりとも早く行きたかったのか大喜びしていた。


8時から川仕事へ。今日も順調に網を張り終え残りは40枚。

予定通りに日曜日にはすべての網を張り終える事が出来そうだ。


川の中で作業をしていると小鴨の群れがすいっとすいっと

それは可愛らしく川面を泳いでいて思わず微笑まずにいられない。

鴨は海苔を啄むけれど、どうして憎むことが出来ようか。



11時には作業を終えて帰宅。早目の昼食を終えて山里へ向かう。

今日もする仕事がたくさんあって嬉しい悲鳴をあげていた。

それがなんとも心地良い。仕事がたのしくてたまらなかった。


母は今日も出勤して来ず。夕方やっと電話があって

昨日は美容院へ。今日は歯医者さんに行っていたとの事。

「生きてますよ」とおどけた声でほっと笑わせてくれた。




クリスマスも近くなり孫たちはサンタさんが来てくれるのを

とても楽しみにしている。

保育園でクリスマス会があったそうで可愛らしい帽子をかぶり

娘が写真を撮ってパソコンに送ってくれていた。

めいちゃんがなんだかヤンキーみたいな顔をしていて愉快。

ふたりともおりこうさん。サンタさんきっと来てくれるよ。




2018年12月20日(木) 元気な自分が嬉しくて

曇り日。気温が高くなりほこほこと暖かくなる。


川仕事は今日も順調にはかどる。

毎日少しずつだけれど心地よい達成感があった。

明日も頑張ろうと思う。じいちゃんと二人三脚だ。



山里の職場に向かう前に近くのスーパーへお歳暮を買いに走る。

午後からお得意さんの建設会社へ集金に行くのに手ぶらでは行けない。

毎年早めに買って準備していたのに今年はすっかり忘れていた。


今日はどうしたことか母が出勤して来ず少し心配だったけれど

集金先のすぐ隣が母のアパートなので行ってみたら

駐車場に車がなかった。いったい何処へ行ったのやら。


お昼に免許センターから電話あって、先日の認知症検査の結果が

やはり不合格だったとのこと。まだ母はそのことを知らない。

義父がとりあえず再検査の予約をしたのだけれど

何度やっても結果は同じなのではないだろうかと思う。

母が知ったらどんなにか嘆くことだろう。複雑なきもち。

最終的には専門病院の判定が必要らしい。

とても素直に病院へ行くような母ではないのだけれど。


私から話せばまたきっと暴言の嵐になりそうなので

この件は義父にすべて任すことにした。

高齢者の事故が多い昨今、母は大きな岐路に立っているのだと思う。



集金を終えてしっかりとお歳暮も渡して帰路につく。

ラジオで宝くじが明日までだと知ってミニを10枚だけ買う。

当たるはずはないけれど買わないと夢も見ることが出来ない。

売上の収益金は被災地の義援金になるらしくやはり買わなければ。



ハードな日々が続いているけれど不思議と疲れを感じず

とても元気な自分が嬉しかった。晩ご飯のしたくもそれなりに。

みんなの美味しい顔がいちばんのご馳走に思える。


今日も穏やかに暮れていく。こころのおひさまが微笑んでいるよう。



2018年12月19日(水) こころにおひさまが

今朝はこの冬いちばんの冷え込みだったようだ。

車のフロントガラスが真っ白に凍っていた。


川仕事は寒いでしょうと気遣ってくれる人が多いけれど

暖かいほど辛くて寒いほど楽なのだった。

今朝も薄手のヤッケでじゅうぶん。後は胸まである胴長靴をはく。


夜明けを待って川船に乗れば燃えているように赤い朝陽が見える。

川面には煙のように靄が立ち込めなんとも幻想的な景色。

そんな景色に心を和ませながら今日も精一杯がんばる。

今日も20枚の海苔網を張る。順調に行けば日曜日で終えられそう。



早めに昼食を終えていつもの山道を職場に向かう。

急ぎの仕事だけ済ませて今日は早仕舞い。

そうそう毎日娘がいてくれるわけでもなくて

4時には帰宅してぼちぼちと家事をする。

今日は娘が遅くなる番で手抜き料理になってしまったけれど

6時前には家族みなそろっていつものようににぎやかな夕食。


夕陽をあおぐ時間もなかったけれど

なんだかこころにおひさまがいてくれるようにほっこりと。

今日も穏やかな一日をありがとうございました。



2018年12月18日(火) ほんとうの「がんばり」

夜明けを待って川仕事へ。

早起きをしていたあやちゃんが泣きそうな顔をして

「おばあちゃんとほいくえんいきたかった」と。

少しでも早く行ってお友達と遊びたかったようだ。

なんだか後ろ髪をひかれるようにせつなくなった朝のこと。



海苔はやはり網の中央部分が変色していたけれど

今年は例年になく生育が良く網がずっしりと重くなっていた。

5枚ずつ重ねて張ってあるのでよけいに重みが負担になったのか。

とにかく1枚ずつにして漁場に張り巡らす作業に精を出す。

海苔の赤ちゃんが息苦しがっているのがわかる。

じいちゃんと一生懸命に頑張ったけれど今日は20枚が精一杯。

あと100枚、なんとしても今週末にはすべて張り終えたいと思う。



早めに昼食を終えて山里の職場に向かった。

「忙しい」と自分に言い聞かさないよう心がける。

それはほんとうに心を亡くしてしまうような気がする。

ゆったりとした気持ちでぼちぼちと出来ることを。

それがほんとうの「がんばり」ではないだろうか。


帰宅がすっかり遅くなってしまったけれど

今日は娘が休みだったので買い物を頼んであった。

晩ご飯は何かなって考えながら帰るのもとても楽しいものだ。

わくわくしながら帰った。なんだかとても「いい日」







2018年12月17日(月) やってやれないことはない

ぽつんぽつんと星が輝く夜明け前。

寝ても寝ても眠くってぼんやりと空を仰ぐ。

「過眠症」と言う病気があるそうだけど

まさかねって可笑しくなってふふっと笑った。


「おばあちゃん、はやくはやく」今朝も孫たちに急かされて保育園へ。

お家にめいちゃんの上履きが無くて土曜日に忘れたのかなと

保育士さんに伝えたけれどどこにも見当たらないとのこと。

困り顔のめいちゃん。もう一度家で探してみようと車に乗ったら

保育士さんが走って駆け付けて来てくれて「見つかりましたよ」と。

ほっと安堵して山里の職場に向かった朝のこと。



仕事は面白いほど忙しくて嬉しい悲鳴をあげていた。

そんな時に突然じいちゃんから電話があって

明日の朝から急きょ川仕事を始めたいとのこと。

週末の3連休にと予定していたので寝耳に水のような。

暖冬の影響だろうか緑だった海苔が茶色く変色しているらしい。

一日でも早く救ってあげなくては大変なことになるかもしれない。

身体はひとつきりだけれど今週はかけもちを頑張ってみようと思う。

だいじょうぶ。やってやれないことはないと立ち向かう気持ち。

何事も気の持ちようだ。重荷に思えば重くなるばかりだもの。

荷物は半分に分けて両手で持ったほうがずっと楽。



帰宅すると一足先に娘が帰って来てくれていて

洗濯物をたたんでくれていた。ありがたやありがたや。


それから孫たちが保育園から帰って来て、めいちゃんが苦手だった

コマ回しが出来るようになったとのこと。すごいすごいがんばったね。

上機嫌のめいちゃん、どんなにか嬉しかったことだろう。



2018年12月16日(日) おそるべし味噌カツラーメン

お昼頃からぽつぽつと静かに雨が降り始める。

さほど冷たくもなくなんだか春先の雨のようにやさしい。



昨夜はけい君を抱きかかえるようにして眠った。

ちいさな寝息のなんと愛しいことだろう。

あどけない寝顔は目に入れても痛くない。


孫たちを起こさないようこっそりと布団から抜け出す夜明け前。

6時半にはあやちゃんとけい君が目を覚まして早目の朝ごはん。

それからとてもにぎやかになって家族みんなが早起きの日曜日。


マンションまで送り届けるつもりだったけれど息子夫婦が迎えに来る。

「はじめてのおとまりえらかったね」っていっぱいほめてもらった。

母親に抱かれて赤ちゃんみたいに甘えるけい君が微笑ましくて

「またおとまりする」ってすっかり自信がついたよう。

こうしてまたひとつ成長したのだなと感慨深く思った朝のこと。



地区の年末総会があってじいちゃんが出席する。

Sさんが来年も引き続き地区長さんをしてくれることになったそう。

お大師堂の管理も任せられてほっと安堵した。


総会が早めに終わったのでじいちゃんと「ラーメン食べに行こう」と

ドライブがてら四万十町の「豚太郎」まで行っていた。

ケンミンショーでも紹介された「味噌カツラーメン」が有名で

一度食べてみたいねとやっと念願が叶ったのだけれど

お腹があまりにも空いていて先におでんを食べてしまった。

ラーメンが出来る前に半チャーハンも平らげてしまって

最後にやっと味噌カツラーメンはちょっとお腹に厳しかった。

美味しかったけれどあまりのボリュームに食べきれず

じいちゃんとふたりふうふう言いながらなんとか食べ終る。

私はカツを少し残してしまった。お店の人に申し訳ない気持ち。


はちきれそうなお腹をかかえて帰宅するなり夕方まで寝ていた。

コタツムリの似合う雨の午後のこと。



2018年12月15日(土) けい君はじめてのお泊り

穏やかな冬晴れ。日中は暖かくなり随分と過ごしやすかった。


午前中にお大師堂へ。久しぶりに川辺の散歩もたのしむ。

冬の川辺も良いものだ。枯れ尾花が陽射しを浴びてきらきらときれい。

栴檀の実は落ち始めていたけれど木を仰げば青空によく映える。

川の水はさらさら。ただただ清らかに海へ向かって流れていく。



お昼前に孫たちをお迎えに行ってその足で息子のマンションへ。

今夜は息子夫婦が友人と忘年会なのでけい君を預かることに。

2歳くらいの時に一度だけ泊まったことがあったけれど

けい君はもちろん憶えていなくて初めてのお泊りだった。

昼間はめいちゃんとよく遊ぶ。おじいちゃんとお風呂にも入った。

けれどもパジャマを着たがらない。「おとまりはいや」と言って。


娘がサンタさんに電話をしてやっとパジャマを着てくれる。

あやちゃんが一緒に寝ようねと言ってくれて

やっとお泊りの覚悟が出来たようだ。朝まできっと大丈夫。


「はじめて」を経験してこそ子供は成長するのだと思う。

私に似て心配性の息子に「だいじょうぶよ」っていまメールしたところ。



2018年12月14日(金) けっこんしてキスをするって

晴れの予報だったけれど雲が多く

時おりおひさまがかくれんぼをしてしまって寒さを感じる。


今朝は保育園に向かう車中でなんとも微笑ましい会話。

めいちゃんがお友達のR君と「けっこんしてキスをする」のだそう。

4歳にしてなんとおませなことか。この先どうなることでしょう。

おばあちゃんは長生きをして見届けなければいけませんね。



山里の職場に向かっていたら母から着信アリ。

昨夜私が電話していたのを今朝になり気づいたようだ。

叔父の命日だったことを話すとやはり忘れていたようで

「お母さんはなにもかも忘れるようになったね」と少し嘆く。

その声がせつなかった。母を責める気持ちは微塵もない。


今日は午後から自動車免許更新の認知症検査があった母。

「どこかでお昼ご飯を食べてから行ったらいいよ」と言うと

「うん、そうする」と今日はもう出勤しないことになった。

そんな母を認知症だと決めつけるのはあまりにも可哀想で

検査の結果次第で今後の事を考えようと思う。



それなりに仕事を終えて定時で帰らせてもらった。

私は整備士ではないので忙しい同僚を手伝うことも出来ず。

申し訳ないけれどまた土日の休みをいただく。


帰宅したらひと足先に娘が帰って来てくれていて

洗濯物をたたんでくれていたり、早めにシチューを作ってくれたり。

持つべきものは娘かな。今日はいつも以上にありがたく感じた。



2018年12月13日(木) 「こんにちは」と応える

今朝は冬らしい冷え込み。もう少しで氷点下だったようだ。

そんな寒さにも慣れて来たのか少しも苦にはならず。

可愛い靴下をはいた孫たちと元気に保育園へ向かった。



山里は平野部より気温が低い。それでも霜は降りておらず。

しんしんとした寒さが雀色の田んぼによく似合う。


お昼前に「こんにちは」と母が出勤して来て

私も「こんにちは」と応える。今日の会話はそれひとつのみ。

ただする仕事がたくさんあって黙々と励んでいた。

時おり聴こえる母の大きなため息に少し心が痛んだ。

する仕事がないことはとてもさびしいことなのだ。



帰宅してはっと思い出す。今日は叔父の命日だったこと。

母の弟で子供の頃にはとても可愛がってもらった。

毎年忘れている母に思い出させてあげるのが私の役目だったのに

なんということだろう。母と話す事さえ疎かにしていた。

明日でも良いのだろうか。今日でなくてはいけなかったのでは。

なんとも複雑な思いが込み上げてくる。どうかゆるしてください。




あやちゃんが寝る前にまたお話してねって約束。

昨夜から即興の「ボンビーサンタ」のお話が始まっていた。

今夜はその続きをちゃんと話してあげないといけない。

完結にはまだ早過ぎるので物語の構想を練っているところ。

さてボンビーサンタさん今夜は何をするのでしょう。

あやちゃんがほっとしてぐっすり眠れますように。



2018年12月12日(水) 嬉しいことを数えながら

今朝はさほど寒さを感じず。夜明け前には強い風が吹いていたけれど

それは雨雲を追い払ってくれていたようだ。ぽつんぽつんと星。



いつもより薄着の孫たちを保育園に送り届けて山里の職場へ。

12月に入ってから一気にお遍路さんを見かけなくなった山道。

木々の紅葉も終わりあたり一面が冬枯れの景色だった。



仕事は今日も活気があってとても遣り甲斐を感じる。

朝一から自動車保険の新規契約があったり

車検の予約もいっぱいのところにまた予約が入ったり。

みんなで嬉しい悲鳴をあげていた。お客様はほんとうに神様。



午後、社長である義父に来客がありとても大切な話をしている最中

母が突然暴言を吐く。「お金がない、どこに隠したんだ!」と。

年金はとっくに使い果たしていて私が少しずつ生活費を渡していた。

そのお金もすぐに使い果たしてしまってパニック状態になったよう。

まるで鬼のような顔をして睨み付ける母がとても悲しかった。


そんなこともあったりで帰宅がいつもより遅くなる。

とにかく家路を急ぎ近くのコンビニでレトルトのカレーを買った。

そうしたら保育園の昼食もカレーだったと孫たちからブーイング。

買い置きのミートソースがあったので急いでパスタを湯がいた。

あやちゃんの大好物でそれは美味しそうに食べてくれる。

ありあわせの夕食でもみんなの笑顔がいちばんのごちそう。


嫌なことのひとつくらいあってもよい。

それよりも嬉しいことがいっぱいあった一日に感謝しよう。

「いい日」でした。ありがとうございました。














2018年12月11日(火) サンタさんが見ていますよ

少し冷たい雨になる。そんな冬らしい雨もよし。


今朝も「はやくはやく」と孫たち。

先に車に乗ったのは良かったけれど

車の中で喧嘩を始めてめいちゃんが大泣きになる。

そんな時はサンタさんに電話をするのが良いみたい。

「もしもしサンタさんですか。ふたりがケンカしていますよ」

すぐに泣きやむめいちゃん。あやちゃんもしんけんな顔。

保育園にはクリスマスツリー。ふたりともとても楽しみにしている。



今日の仕事は順調にはかどる。義父とあれこれ仕事の段取り。

年内に片づけなければいけない仕事がたくさんあって

ホワイトボードにお客様の名前を書き込んでいく。

飛び入りのお客さんも多いので予定通りにはいかないかもしれないけれど

みんなで力を合わせて一年の締めくくりをしたいものだ。



少しだけ早めに終わらせてもらって病院へ走る。

今朝でお薬を切らしてしまって今夜の分がもう無かった。

病院で偶然友達に会えて嬉しかった。みんな持病をかかえている。

自分が病気だとは思わない事だ。ただお薬に頼っている日々。



晩ご飯のしたく。めいちゃんがエプロン姿でお手伝いをしてくれた。

初めての包丁を持たしてみたらそれは上手にソーセージを切る。

娘がよほどひやひやしたのだろう。きゃあきゃあ言いながら見守る。

私はなんでもやらせてみようと思う。やればできるめいちゃん。





2018年12月10日(月) ゆびきりげんまん

曇り日、時おり雲の合間から陽射しがこぼれる。

それは手のひらで受け止めたくなるようなあたたかさだった。



今朝も孫たちに「はやくはやく」と急かされて

8時前にはもう保育園に着いていた。

寒い朝だったのに孫たちの元気なこと。

おばちゃんの丸まった背中もすくっと伸びる。



仕事は思うように捗らずどうしようもなくて

焦ってもしょうがないと明日に残して帰路につく。

同僚とふたり一生懸命にがんばってみたけれど

肝心の義父が留守で連絡も取れなかった。

母はただぼんやりと新聞を読み続けるばかり。



帰宅すると一足先に娘が帰って来ていて

少し生乾きの洗濯物をエアコンを点けて乾かしてくれていた。

おかげでコインランドリーへ行かずに済みとても助かる。


夕飯の支度も殆ど娘がしてくれる。

巨大なオムライスだった。娘の提案で6人分を大皿に盛り

バイキングみたいにしてそれぞれが小皿に取って食べる。

これは孫たちに大好評で「またつくってね」と大喜び。

娘がクリスマスイブにまた作ろうねとゆびきりげんまん。


笑顔いっぱいで穏やかなまま一日が暮れる。



2018年12月09日(日) なんとも平和な日曜日

今朝も厳しい冷え込み。とは言っても室温9℃。

まだまだ序の口の寒さなのだろう。

昨日は吹き荒れていた風もおさまり静かな朝になる。


寒空に洗濯物を干しながらふと昔、北国の人に言われたことを思い出す。

屋外に洗濯物を干せるだけでも恵まれているのだろうと思う。

各地から雪のニュース。青森では120センチも積もったそうだ。



特に予定もない日曜日。じいちゃんとのんびりと炬燵のお守り。

テレビを見ながらとろとろとうたた寝もしたり。

娘たちも出掛けていたので静か過ぎるほどの午後だった。



夕食は手作り餃子。娘夫婦と一緒に60個ほど作る。

娘はとても上手に包むけれど私と娘むこの餃子はなんとも愉快。

食べながら「これは誰のだ」と言い合って楽しい夕食だった。


なんとも平和。寒さも忘れてほっこりとあたたかい我が家。



2018年12月08日(土) はっけよいのこったのこった

氷点下にこそならなかったけれど冷え込みの厳しい朝。

北西の風がとても強く吹いていて窓ガラスをたたく。



土曜日も保育園を楽しみにしている孫たち。

今朝も「はやくはやく」と寒がりもせずにとても元気に登園。


娘夫婦が仕事なので山里の職場は休ませてもらっていた。

母の事で気掛かりな事もあったけれど、なるようにしかならない。

案の定、同僚から電話があってちょっと困ったこともあったり。

母は母なりに独りで事務所の留守番を頑張ってくれていたのだろう。




午前中に買物に行ったりしているうちにあっという間。

もう保育園のお迎えの時間になっていて急いで出掛ける。

あやちゃんのお友達が「きょうもあそんだらだめ?」と訊く。

可哀想だったけれど「またこんどね」って笑顔で別れて来た。


午後は退屈でたまらない孫たち。寒くて公園にも行けない。

お相撲をしようと畳の土俵で「はっけよいのこった」

めいちゃんの土俵入りはテレビで覚えたのかなかなか上手。

何度も何度も取り組みをして「めいのやまのかち」

そして今度はあやのやまと対決。ふたりとも真剣にぶつかる。

そうしてめいのやまは惜しくも負けてしまったのでした。

よほど悔しかったのだろう大声で泣きわめき畳の土俵を叩く。

それは昔見た幼い頃の「卓球の愛ちゃん」みたいだった。

めいちゃん将来は大物になるかもしれませんね。





2018年12月07日(金) こころにおひさま

二十四節気の「大雪」あまりにも暖かい日が続いていたのだろう。

空がやっと冬を思い出したように午後から冷え込み始めた。

明日の朝はぐんと寒くなりそう。氷点下になるかもしれない。



あやちゃん今日は「市民の森」へ山登り。

年長組さんの体力作りが目的のようだ。

寒くないかな、山道を歩けるかな、そんな心配をよそに

とても楽しみにしている様子で元気に保育園へ。


今朝も「おばあちゃんはやく」とふたりとも先に車へ。

孫たちに元気をもらって「よっし!」と山里の職場に向かう。




今日はとても穏やかな一日だった。

私もこころから母に優しくなれたように思う。

これでいい、これでいいのだと自分をほめてあげたかった。



北風がひゅるひゅる。冬将軍がお馬に乗ってやってくる。

おひさまかくれんぼの一日だったけれどこころはほっこりとあたたかい。



2018年12月06日(木) 明日も笑顔でいきまっしょい

ぼんやりとした曇り日、夕方から風が出て来て冷え始めた。

明日の朝は冬らしくなりそう。だいじょぶ今は冬なのだもの。



急ぎの仕事がありいつもより早めに家を出る。

あやちゃんもめいちゃんもそれに合わせてくれて

「おばあちゃんはやく」と先に車に乗っていてびっくり。

おかげで順調に仕事がはかどりお昼にほっとひとやすみ。


「こんにちは」と母が出勤して来る。

優しく接したつもりだったけれど何がいけなかったのか

怒鳴り声が返って来る。もうどうしたら良いのかわからない。

とにかく一言も会話をしてはいけないようだ。


それなのに少し時間が経つと何もなかったように話しかけて来る。

どうして無視ができようか。それなりに相槌を打つばかり。

昨日とは打って変わってどっと気疲れしてしまった午後のこと。


帰り道に考える。母を変えることは絶対に無理なのだろう。

ならば自分が変わるしかないのだと閃くように思った。

「こんにちは」と母が言えば「こんにちは」と応えれば良い。



帰宅するとじいちゃんが「今日はどうだった?」と気遣ってくれる。

私の愚痴をいつも聞いてくれてほんとうにありがたいこと。

じいちゃんが居てくれなかったら私は壊れてしまうかもしれない。



みんなで夕飯の時、めいちゃんがとても可愛らしくて

「おばあちゃんのおかおがすき」と言ってくれて嬉しかった。

そうね。おばあちゃんいつもにこにこしているもんね。


明日も笑顔でいきまっしょい。何があってもおばあちゃんは泣かない。









2018年12月05日(水) エプロン姿のめいちゃん

今日も最高気温が20℃を越え異常なほどの暖かさになる。

天気予報によると週末には強い寒気が南下して来るとの事。

身体がついていけるのかふと不安な気持ちになる。

けれどもそれでこそ「冬らしさ」と受け止める気持ちにもなる。

不思議なものだ。不安はいったいどこから生まれてくるのだろう。



孫たちは薄着で保育園へ。あやちゃんはなんと半袖だった。

今朝もウサギさんみたいに跳びはねながら門をくぐる。

そんな孫たちに元気をもらって笑顔のまま職場に向かう朝。



母がいつ出勤して来ても良いように机の上にそっと新聞を置く。

なんとしても穏やかな一日にしたい。そればかりを願いつつ。

それが自分次第なのだとどれほど言い聞かしたことだろう。


そのかいがあって今日は苛立つこともなく母もずっと笑顔だった。

会話は最小限に。口は災いの素とはよく言ったものだ。

ちょっとした一言で逆鱗に触れることはよくあること。


帰り道、不思議と気疲れもなくなんだかとても清々しい気持ち。

「この調子、この調子」と自分をほめていた。



家に帰ればまるで別世界のよう。

保育園から帰った孫たちとふれあうのが何よりも楽しい。

今夜はめいちゃんがエプロンをして夕飯の支度を手伝ってくれた。

4歳児とは思えないほどの手際の良さに

「めいちゃんは使えるね」と娘と笑い合ったことだった。

いつもよりずっとずっと美味しいチキンカツ。



2018年12月04日(火) 今日はお誕生日やね

朝霧が晴れてつかのまの青空。

またぽつぽつと雨が降り始めてどんよりと重くなる空。

気温は異常ではないかと思うほど高くなり

10月並みの気温だったことを後から知った。



お昼前に母が突然出勤して来ておどろく。

数日前から車の運転を再開していて

まだ遠乗りはしてはいけないと言い聞かしていたのだけれど

元々運転には自信があった母のことそれは止めても無駄だったのだろう。

また大きな心配が増える。そうして仕事のことも

案の定あれこれと口出しを始めて手に負えず苛立ちがつのるばかり。

困ったことになったとついつい思わずにいられなかった。


事務所に母を残して逃げるように家路を急いでいた。

帰りながらやっと冷静になりとにかく受け止めなければと

自分が優しく穏やかでいなければますます苦しくなるばかり。

この一年自分なりに精一杯会社を切り盛りしてきた。

その努力を無駄にするわけにはいかない。

これからのことも自分次第できっと良い方向に向かうだろうと思う。


「今日はお誕生日やね」と微笑みかけてくれた母。

ありがとうの一言も言えずにしかめっ面をしていてごめんなさい。



帰宅して孫たちから思いがけない花束のプレゼント。

インフルエンザの予防注射の後に花屋さんに寄ってくれたのだそうだ。

あやちゃんの好きな花とめいちゃんの好きな花が違って

花屋さんで喧嘩になってめいちゃんが大泣きしたらしい。

お注射では泣かなかったけど花屋さんで泣いたと報告してくれた。

可愛いお花をありがとう。おばあちゃんは涙が出るほど嬉しかったよ。




2018年12月03日(月) 巳の日正月を無事に終えて

ぽつぽつと小雨の降る朝。20℃近くあり暖かい。


まだ夜が明ける前から親戚の人達がお墓参りに行ってくれる。

死者のお正月なので人目につかないように暗いうちにするのが習わし。

墓前で大きなお餅を切り分けて皆で一口づつ食べる。

本来は藁で焼いて食べるのだけれど、今は火気は禁じられている。

それでも古くからのしきたりは最小限に守られている。


お墓参りを終えると皆が家に来てくれて朝ご飯を食べる。

それは土佐で言う「お客」で皿鉢料理の準備をしていた。

早朝の事なのに仕出し店を営んでいる従姉妹が作って届けてくれて

ほんとうに助かった。おかげで皆に喜んで食べてもらえた。


8時にはお開きになり孫たちも保育園に行く時間。

私も仕事が休めず後片付けは娘と義妹に頼んで家を出る。

娘は今日のために仕事を休んでくれていて大助かりだった。



やるべきことをやり遂げてほっと安堵するばかり。

肩の力が抜けたようになりふにゃふにゃと仕事をしていた。




気がつけば61歳最後の日。「巳の日正月」を終えるまではと

そればかり考えていたのでやっと自分の事を思えるようになる。

本物の人生は60を越えてからが始まりだそうだ。

この先どんな人生が待っていてくれるのだろうか。



2018年12月02日(日) ど〜んとかまえていましょう

どんよりとした曇り日。夜になりぽつぽつと雨が降り始める。

気温はさほど低くはなかったけれど少し肌寒く感じた。

おひさまのありがたさをつくづく感じた一日。



今日は明日の「巳の日正月」の準備をする。

今年亡くなった仏さんのお正月をする行事で

全国的には珍しく四国地方に古くからある風習のようだ。

12月の最初の巳の日。それが明日になっていた。

古くからの風習で「今どき」と疎かにも出来ず

お餅の準備をしたりお墓にしめ縄を飾ったりする。

明日は親戚の人達が朝ごはんを食べに来てくれるので

皿鉢料理の手配も。あれやこれやとなんとか準備が整う。

亡き姑さんが喜んでくれるような賑やかなお正月になりそう。



午後はぐったりと寝入っていて孫たちの声を夢うつつで聴く。

もう起きなくちゃって思うのだけれど身体が言う事をきかない。

「せーの、せーの」と自分に声をかけつつやっと目を覚ました。

それがとても愉快で思わず笑ってしまった午後のこと。



明日のことはあしたと今夜ものほほんと焼酎をあおっている。

ど〜んとかまえていましょう。そしてぐっすりと眠りましょう。



2018年12月01日(土) ひだまりの笑顔

師走らしく冷え込みの厳しい朝。

そんな寒さもつかの間、日中は風もなくぽかぽかと暖かい。


お昼前に保育園へお迎え。ひだまりの笑顔が嬉しい。

あやちゃんが先日遊びに来てくれた仲良しのお友達と

とても名残惜しそうで「きょうもあそびたい」と言って。

ふたりがしばし抱き合うようにして離れなかった。

お友達のお父さんと一緒にふたりを宥めてやっと帰宅。


幼友達、微笑ましいなと思う。ずっと仲良しでいてほしい。




早朝から落ち鮎漁に行っていた娘むこが大漁で帰って来た午後。

鮎が大好きな娘とじいちゃんが歓声をあげて喜ぶ。

娘むこはどうしたわけか鮎が苦手で食べられない。

自分は食べないのに釣るのはとても楽しいのだそう。


産卵を終えて弱りはてた鮎。残りわずかの「いのち」を今夜はいただく。

それはとても美味しかったけれど感慨深いものがふと込み上げる。




穏やかな夕暮れ時だった。彩雲というのだろうか雲と夕陽がきれい。




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