ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2018年01月31日(水) 優しい言葉のひとつも言えずに

朝はとても冷え込んでいたけれど、日中は少し暖かくなる。

風もなく優しい陽射しが降り注ぎ、ほっと空を仰いでいた。



月末の仕事は順調に支払いを終えてほっとする。

お昼に出勤してきた母が車から降りようとせず一時間ほど。

異様な光景が気になってたまらなかったけれど

社長の義父が「そっとしておけ」と言うのでそのままに。

また痛みが辛かったのだろうと思う。無理をしてまで

どうして母が出勤してくるのか、なんとも複雑な気持ち。


私が帰ろうとしていたらやっと車から降りて来て

「ご苦労さま、ありがとうね」と声をかけてくれた。

なんだか涙が出そうになる。私は優しい言葉のひとつも言えず。



帰宅して、暖かいからお散歩をと思うだけ思って

例のごとくのコタツムリ。夕方までとろりんとうたた寝。



今夜は満月で皆既月食もあるとのこと。でも曇っていて

月は雲のお布団にすっぽりと包まれている。


孫たちがお風呂から出て階下からにぎやかな声が聞えている。

今日も平穏無事。ほっこりさんまったりさんとほろ酔ってこれを記す。



2018年01月30日(火) 鹿児島に行ってみたいな

夜明け前、西の空に沈みかけた月が見えた。

ほんのりとオレンジ色でとてもきれい。

寒さも忘れて見入る。久しぶりのお月見だった。



青空にほっとして洗濯物を干し終えてから山里の職場へ。

山道に差し掛かったあたりから雪が降り始めてびっくり。

山里も雪が舞っていてなんとも寒い一日だった。



お昼前に母が出勤して来てやはり痛いのかしんどそう。

もう何も言うまいと決めていたのでそっとしておく。

背中を老婆のように丸めて新聞を読み始めた母だった。

そんな後姿がせつない。亡き祖母にあまりにも似ている。


仕事も一段落していたので早めに終わらせてもらって帰る。

今日も怠け者。お散歩にもお大師堂にも行かずにコタツムリ。

じいちゃんと録画してあった「西郷どん」を見る。

鹿児島へ行ってみたいなと言うと「おう、行こうぜ」とじいちゃん。

いったいいつ叶うことやら。夢みたいなことだと愉快に思う。


今日も平穏無事で何より。笑顔の一日に感謝するばかり。





2018年01月29日(月) あしたの風にまかせましょうか

晴れの予報。今日は少し暖かくなりそうだったけれど

山里はお昼前まで曇っていて冷たい風が吹き荒れていた。


月曜日の仕事、5時間ほどで終われたけれど今日も忙しかった。

母が肋骨の痛みを我慢している様子。「帰って寝ていたら」と

優しく言ったつもりだったけれどまた怒られてしまった。

もう何も言うまいと思う。とにかくそっとしておくのがいちばん。

私は私なりに穏かな心を保ち続けていたいとつくづくと思った。


3時には帰宅していたけれどあまりの寒さにお散歩も行かず。

また怠け者になってしまって炬燵で横になっていた。

それから孫たちの保育園へ。こどもは風の子、とても元気なふたり。



娘がふたりの喪服にと黒いスカートとカーディガンを買って来ていて

どうかな?と着せてみたり。家族みんながもう覚悟をしていて

夕飯時もひいばあちゃんの話をしながら、それでも笑い合って。

もしかしたと希望もわいてくる。春まで持つかもしれないと。


ありがたいことに今日も平穏無事。

明日はあしたの風にまかせましょうか。



2018年01月28日(日) ほっとするような穏やかな午後

ぽつぽつと冷たい雨の日曜日。


大量の洗濯物をコインランドリーで乾かしている間に

息子のマンションへけい君を連れに行く。

そろそろ乾いたかなと一緒にランドリーへ向かう。

けい君は男の子なのに洗濯物をたたむのがとても上手。

「おてつだいする」と言ってタオルや靴下をたたんでくれた。


帰宅して今度はめいちゃんも一緒に買物へ。

手を繋いでお菓子売り場へ走る姿の微笑ましいこと。

開店したばかりのスーパーはまだ空いていて

幼い子供達を連れていても安心して買物が出来る。


そのままずっとめいちゃんと遊びたかったけい君。

でも娘たちが出掛けてしまって一人残されてしまった。

「めいちゃんかえってくる?」と寂しそうにしていた。

じいちゃん、ばあちゃんとテレビのアンパンマンを見たり

絵本を見たりしながらめいちゃんの帰りを待っていた。


お昼には帰って来てくれたけれど、家族4人で過ごしていて

なんだかけい君は邪魔者のようでとても憐れに思う。

一人っ子で、お父さんもお母さんも日曜日のお仕事。

いつもいつも寂しい思いをしていることだろうと心が痛む。


お昼寝をしようと添い寝。そのまま居眠りをしてしまったばあちゃん。

じいちゃんもうたた寝をしていたようで、よけいに寂しかった事だろう。



午後3時になって雨がやんでくれたのでお散歩に行くことに。

そうしたらやっとめいちゃんが二階から下りて来てくれた。

「おだいしさんいく」と言ってくれて3人で歩いて行く。

嬉しそうなけい君。めいちゃんと仲良く手を繋いで行った。


私もやっとお大師堂へ。お菓子もお供えして心から手を合わす。

小さな手のひらを合わすめいちゃん。

「ひいばあちゃんげんきになりますように」とつぶやいていた。


ほっとするような穏やかな午後だった。

雨雲をかき分けるように西の空におひさまがほっこり。







2018年01月27日(土) おひさまありがとう

日中は良く晴れて少しだけ暖かくなる。おひさまありがとう。


急ぎの仕事があり今日も山里の職場へ。

母の机の上にそっと新聞を置いておく。

その作戦が大成功。今日は喧嘩をせずに済んだ。


お昼過ぎには仕事が片付き早めに帰路に着く。

そのまま姑さんの入院している病院へ行っていた。

義妹以外は家族でも面会禁止になっていたのが

昨日から面会が許され一人ずつ来てくださいとの事。

昨日はじいちゃんが行っていたので今日は私が。


幸いまだ意識はあるのだけれどほぼ危篤状態になっており

病院側も家族の面会を許してくれたのだそうだ。

なんとも心が痛む。けれども精一杯の笑顔で面会。

薄っすらと目を開けてくれた姑に話しかけると

一生懸命に声を出そうとしていてとても苦しそう。

ほんとは5分で退室しなければいけなかったのを

あまりにも憐れで15分ほどそばにいることが出来た。

目を閉じて眠り始めた姑にもう声はかけずそっと病室を出る。


やはり覚悟をしなければ。現実を受け止めなければいけない。



元気な頃には毎朝お大師堂に行くのを日課にしていた姑に

「私がちゃんとお参りしているよ」と言ったのに

今日も行けなかった。姑に嘘をついてしまったような心苦しさ。

少し横になって休んでから行こうと思っていたのに

そのまま炬燵で夕方まで寝入ってしまっていた。

明日こそはと今日も思う。怠け者の私をどうかお許し下さい。



孫たちは下田のおばあちゃんにお世話になっていて

夕方にぎやかに元気に帰って来てくれた。

夕食後、めいちゃんが一緒にお風呂に入ってくれたけれど

突然「いたい〜」と言い出して大泣きになる。

転んで擦りむいていた手にお湯が浸みて痛かったようだ。

身体も洗えず泣きながらお風呂を出てしまう。

今はもうケロッとしていてあやちゃんとにぎやかに遊んでいるところ。



今日もそれなりに平穏無事。ありがたいことである。

先ほど息子からヘルプ。明日はけい君とたくさん遊べそうだ。






2018年01月26日(金) そのまんまでいいさ

今朝もかなりの冷え込み。でも昨日ほどではなかったような。

8時の気温が1℃だった。青空に朝陽がまぶしい。


孫たちが今日も「おばあちゃんといく」と言ってくれて

今朝もたくさんの元気を分けてもらって山里の職場へ向かう。


いつもの伊豆田トンネルを抜けると昨夜降ったのか少しだけ雪が。

おや?と思いつつそのまま山道へと走ると道路が真っ白に凍っていた。

引き返すわけにもいかずハンドルを握りしめておそるおそる走る。

峠道はさすがに怖かった。そんな時のラジオの声がとてもありがたい。

おかげで無事に職場に着く。山里には雪のかけらもなかった。



ぼちぼちと仕事。そろそろ母が来るかなと緊張感が頭をよぎる。

そして母の顔を見るなり久しぶりの口喧嘩となった。

私の優しさにトゲがあるのだと言う。反論をすればするほど

声を荒げて怒鳴り散らす母。すぐにでも逃げ帰りたい気分。

お互い言いたいことを言い尽くして、ふっと愉快な気持ちになった。

母もすぐにケロッとして一気に穏やかになる。

母の笑顔が好きだ。母もきっと私の笑顔が好きなのだろう。



午後も少しだけ仕事をしてから早めに帰らせてもらう。

今日も寒さに負けてお大師堂へ行けなかった。

Sさんが毎日行ってくれているだろうと頼るばかり。

明日こそはと思う。お供えのお菓子を持って行きたい。



寒い夜空にかすかに星が見えている。

頭のなかを空っぽにしてしまいたいけれどうまくいかない。

うまくいかないときはそのまんまでいいさ。



2018年01月25日(木) あれこれと考えるのはもうよそう

全国的に冷え込みの厳しい朝だったよう。

東京では平成になって一番の寒さだったそうで

四国でもそうではないかと思うほどの厳しい寒さだった。


幸い昨夜のうちに雪は降っておらず、道路の凍結もなかった。

夜が明けると青空が見えてほんとうにほっとする。

今朝は久しぶりに孫たちを保育園へ送って行った。

氷点下の朝でもとても元気な孫たちに元気を分けてもらう。


仕事は特に急いだ仕事もなくぼちぼちと出来る事だけ。

お昼前に弟から電話があって母が電話に出ないとの事。

もしかしたら倒れているかもしれないと言うので心配になる。

お昼過ぎにおそるおそる母に電話をしてみたらすぐに出て

弟からの着信はないと言い張る。おまけに職場に向かっていると。

「来ても何もする仕事はないよ」と言うと怒って声を荒げる始末。

「じゃあ好きなようにすれば」と少しも優しくなれない私だった。

やれやれと気分が沈む。母が到着する前に職場を逃げ出していた。

気丈で強気で頑固な母との闘いがまた始まったようだ。



帰宅してあまりの寒さに散歩もお大師堂も断念。

保育園のお迎えの時間までコタツムリしながらとろりんと過ごす。

あれこれと考えるのはもうよそう。のほほんとしているのが一番。


今日は保育園で「コマまわし大会」があったそうで

あやちゃん準優勝してとても嬉しそうな得意顔だった。

みんなでいっぱいほめてあげたら照れくさそうに喜んでいた。


今日も平穏無事。ほんとうにありがたいこと。



2018年01月24日(水) こころはほっこりとあたたかい

夜明け前に降り始めた雪があっという間に積もってしまう。

日中も雪が降ったりやんだりでとても冷たい一日だった。


幸い道路凍結はなく今日も山里の職場へ。

お昼にあまりにも雪が降るので少し早目に帰らせてもらった。

常連のお客様が大根を持って来てくれて嬉しい。

今度はじゃが芋を持って来てくれるそうだ。ありがたいこと。


弟から電話があり退院した母を車で送ってくれることになった。

さすがに列車に乗って帰るのはとても無理な様子。

母からも電話があって「すごい雪やね」と元気そうな声。

高知市内は快晴だったそうでびっくりしたことだろう。

どうかしばらくは安静にしていてほしい。そればかりを願う。



早目に帰宅出来たのでコタツムリをしながら「西郷どん」を見る。

孫たちを迎えに行く頃にはもう雪がやんでいてほっとした。

冷たい風の中「こどもは風の子」と言わんばかりに元気な孫たち。



寒い一日だったけれど、こころはほっこりとあたたかい。

今日も平穏無事をありがとうございました。



2018年01月23日(火) オリンピックの選手みたいね

おひさまが精一杯に微笑んでくれたけれど

北風さんもすごい頑張って寒い一日になった。

関東の大雪警報は昨夜のうちに解除されていてほっとする。

今朝はどんなにか道路が凍っていたことだろう。



仕事が忙しく今日は6時間ほど。少し遅くなってしまったけれど

今日こそはと眼科へ寄っていた。ずっと眼が辛いのを我慢していたから。

やはりドライアイと疲れ目。市販の目薬がもう効かなくなっていた。

目薬を処方してもらって「ああこれで楽になる」とほっと嬉しい。

カルテを見ていたお医者様が笑いながら「4年ぶりね」って言って

「オリンピックの選手みたいね」と大いに笑わせてくれた。


帰宅が遅くなってしまったけれど、娘が手際よく手伝ってくれて

いつもと同じ時間に夕食を食べることが出来た。ありがたいこと。

あやちゃんもめいちゃんもいっぱい食べてくれて嬉しかった。


今日も平穏無事。笑顔のままで暮れていく。

いつものようにほっこりとほろ酔ってこれを記す。


母は明日退院できることになった。



2018年01月22日(月) 冷たい雨の一日に

朝の気温より昼間の気温が低くなり、冷たい雨の一日。

夕方のニュースでは、関東、甲信越の大雪のニュースが流れる。

こちらは雨で済んで幸いだったけれど、とても他人事ではなかった。

家に帰れずに困っている人も多いだろう。はらはらとするばかり。




昼間、久しぶりに母から電話があって

明日の検査次第で退院が出来そうとのこと。

でもまだ仕事をさせるわけにはいかない。

退院してもしばらくは安静にするように言って聞かせる。


午後、母のアパートの近くで集金があったので

鍵のかかっていない母の部屋をそっと覗いてみた。

案の定、テーブルの上には食べかけの食料。

冷蔵庫に入れずにそのままにしてある食料もあって

そのどれもにことごとく半額シールが貼ってあった。

なんともせつない。なぜか涙があふれそうになる。

母は母なりに必死の思いで節約をしていたのだろう。

「無駄遣いをしないで!」と声を荒げていた自分が情けない。

涙を堪えながらそれらをゴミ袋に詰めて持ち帰って来た。


母が帰って来る。ほっとしながらも複雑な思いが頭をよぎる。




同じく入院中の姑さんは、いまだ小康状態が続いていて

肺炎はほぼ完治したものの食事を摂ることが出来ないでいる。

「娘さんなら」と今日は面会を許されて義妹が行っていたけれど

お茶さえも飲みこむことが出来なくなっているようだった。

点滴だけでいつまで持ちこたえられるのか。今はただ見守るだけ。

やはり覚悟はしていたほうが良いだろうと、今日は話し合った。



母の事、姑の事、綴れば重い日記になってしまうので

自分なりに控えていたけれど今日は記しておくことにした。




今夜もめいちゃんと一緒にお風呂。とても楽しかった。





2018年01月21日(日) おんせん おんせん

小春日和も今日までのよう。明日は雨の予報でまた寒波がやって来る。


午前中にお大師堂へ。今日は「初大師」の日だった。

まだSさんが来てなかったようで日捲りの暦を今日にする。

ゆっくりと手を合わせて感謝をしながら平穏無事を祈る。


さらさらと流れる川面を見ながら川辺の道をしばらく歩く。

今日も河川敷には青海苔が干してあった。鮮やかな緑が

青空に映えてまさに冬の風物詩だった。ああ綺麗だなと思う。






我が家も昔は青海苔漁をしていたけれど、もう今はやめている。

私が仕事を辞められたら再開できるものをと、無理なことを思ったり

でも希少な天然青海苔を競い合って採るのをじいちゃんは苦手のよう。

「採りたい人がとればいい」と、のほほんと構えている。



午後は3時を過ぎてから、娘と孫たちと近くの「いやしの湯」へ。

先週から約束していたのがやっと行けて嬉しかった。

孫たちも「おんせん、おんせん」と大喜びだった。

私のお風呂恐怖症も少しだけ治まり海水露天風呂を楽しむ。

一人ではとても無理だったろう。娘と孫たちに感謝だった。

「いやしの湯」だけあってとても癒される。

孫たちとまた来ようねと約束。私もなんとしても温泉好きになりたい。


今日も平穏無事。笑顔の一日をありがとうございます。

リフレッシュもしてまた明日からぼちぼち頑張ろうと思う。



2018年01月20日(土) 笑顔の一日に感謝

小春日和の穏やかな一日。「大寒」だというのにありがたいこと。

来週にはまた大寒波とのこと。少し身構えるような気持ち。



娘夫婦、息子夫婦も仕事のため、お昼前に保育園のかけもち。

先にけい君を迎えに行って一緒にあやちゃん達を迎えに行く。

そのまま家には帰らず近くの公園へ遊びに行っていた。


まるで子猿のような孫たち。あやちゃんはもうしっかししているけれど

けい君とめいちゃんはまだ目が離せずあっちへ行ったりこっちへ行ったり。


さすがに疲れてしまってじいちゃんにヘルプの電話をしてしまった。

ぶつぶつ文句を言いながらも駆けつけて来てくれてありがたいこと。


一時間ほど遊んでやっと帰宅。そのままお昼寝をしてくれて大助かり。

私も添い寝。とろりんとろりんと心地よいひと時だった。



仕事を終えた息子が来てくれて、機嫌よく帰って行ったけい君。

「また来てね」って言ったら「うん、また来るけんね」って笑顔で。


今日も「いい日」でした。平穏無事が何よりに思う。






2018年01月19日(金) 平凡こそが幸せにおもう

朝の冷え込みも緩み春のような暖かさが続いている。

来週にはまた大寒波到来とか、本物の春はまだまだ遠い。



5時間ほどの仕事を終えて今日も早めに帰宅。

幸い昨年末のような気忙しさはなくずいぶんと楽だった。

特に急ぎの仕事もないので明日はお休みをいただく。


娘が遅番だったので孫たちを迎えに保育園へ。

ふたりとも笑顔で跳び出して来るのが嬉しい。

あやちゃんは帰宅するなりまたタブレット。

めいちゃんは「おだいしさんいく」と言ってくれて

お散歩をしながらお参りに行っていた。

お散歩と言っても今日はお気に入りの自転車で。

土手の道をびゅんびゅん飛ばしていくので駆け足で追いかける。

まだ補助輪付きだけれど自転車に乗るのがとても上手になった。


お大師堂ではちょこんと正座して小さな手を合わす。

なんとも微笑ましい光景。ごほうびにお供えのお菓子をいただく。

お堂の傍らに咲く水仙の花を見て「おはながわらっているね」って

こどもってなんて純真なのだろうとほっこりと微笑む。


今日も穏やかで「いい日」でした。

とてもとても平凡なのだけれど、そんな平凡こそが幸せに思う。





2018年01月18日(木) ほらねやればできるんだよ

快晴。日中は昨日よりも暖かくなりすっかり春の陽気。

週末は「大寒」まだまだ油断は出来ないけれど

たとえつかの間でも春を感じられた一日に感謝。



急ぎの仕事だけを済ませて今日も早めに帰宅。

先日から家族がみな「カレーが食べたい」と言っていて

時間に余裕がある時にと久しぶりに作ってみた。

ことことと煮込みながら味見。うん我ながら美味しいこと。



娘と孫たちが帰って来て今日も夕散歩に行っていた。

みんなでお大師堂へ。なむだいしへんじょうこんごう。

それから土手でそり遊びをした。枯草の上をそりで滑る。

急こう配なのでちょっと怖いけれど楽しそうに歓声をあげていた。

あやちゃん着地したらひっくり返って草もつれになったり。

めいちゃんは怖がって一人では滑れなかったのだけど

何度も挑戦して最後にやっと一人で滑ることが出来た。

みんなで大拍手。ほらねやればできるんだよってほめる。


川面にはきらきらの夕陽。土手を見あげれば真っ青な空だった。

今日も笑顔で穏かな一日をありがとうございます。








2018年01月17日(水) こころにも花が咲いて

夜明け前には雨。耳に心地よい雨音だった。

幸い優しい雨のまま、午後には少しだけ青空が見える。

まるで春のような暖かさ。梅の蕾もふくらみそうな。



仕事が一段落したので早目の帰宅。

臨機応変にこれからもそう出来たらなと思う。

同僚に留守番を頼んで申し訳ないけれど。

一時間でも時間の余裕が欲しくてならない。


おかげで定時に孫たちの保育園へお迎えに。

それからめいちゃんと夕散歩に行っていた。

あやちゃんは帰宅するなりタブレットに夢中。


お大師堂にお参りをしてから川辺の道を歩く。

この道がとても好きだ。まるで我が家の庭のように思う。








それから土手の道に上がったら、遅咲きの山茶花の花を見つける。

冬に咲く花のなんとあたたかいこと。ほっこりとこころが和む。

めいちゃんが「おばあちゃんかわいいお花ね」って言って

座りこんで眺める横顔におばあちゃんの心にも花が咲いたような。


穏かな「いい日」でした。今日もありがとうございます。





2018年01月16日(火) ちゃんとうごく。ちゃんとやすむ。

晴れのち曇り。今夜遅くには雨になりそう。

日中は昨日よりも暖かくなりふと春を感じる。


帰宅したらじいちゃんが洗濯物を入れてくれていたけれど

残念ながら生乾き。それをそのままどさっと放り込んであった。

あらまあと愉快。じいちゃんなりのお留守番。今日もありがとう。


体調は良かったけれど少しだけコタツムリ。

娘と孫たちが帰って来てお散歩に誘われたけれど

行きたい気持ちはあるのに起き出すことが出来ず。

年のせいもあるだろうけれどずいぶんと怠け者になった。

休める時はとにかくやすむ。動く時はちゃんとうごく。


夕食後、めいちゃんを誘わずに先にお風呂に入ってしまったところ

「おばあちゃんだいきらい」と後からぷんぷんと怒られる。

温泉シリーズの入浴剤を自分で入れたかったのだそうだ。

なんとかなだめて明日のお風呂をゆびきりげんまんする。


今夜はやっと髪を洗えた。昨夜の不調が嘘のように心地良いお風呂。

お風呂イコール死のイメージがいつまでたっても消えない。

なんと情けない事か。しっかりしろや!と自分に喝を入れたくなる。

薬ばかりに頼らずに自分で克服したいといつもいつも思う。


めいちゃんはお母さんと。あやちゃんはお父さんとお風呂に入る。

あやちゃんが「おばあちゃんでだよ〜」とバスタオルにくるまって

まるで赤ちゃんみたいにしているのがとても微笑ましい。

濡れた髪をタオルでごしごし。思わずぎゅっとしたくなる。


穏かな夜。いつものようにほっこりとほろ酔ってこれを記す。



2018年01月15日(月) 日向ぼっこをしたよ

やっと寒気が緩み日中はとても暖かくなった。

まだまだ春は遠いけれど北風さんもひとやすみ。

仕事の手を休めて少しだけ日向ぼっこをする。

深呼吸をして青空に手を伸ばしてみたり。


仕事は忙しかったけれど、少し早目に終わらせてもらった。

娘が遅番だったので保育園に延長保育をお願いしていたけれど

少しでも早めに迎えに行ってあげたいなと思って。

「あっ、おばあちゃんだ〜」と笑顔で跳び出して来る孫たち。

それだけでああ今日も「いい日」だなって思える。

仕事の疲れも何処へやら。ほんにありがたいこと。



例のごとく手抜きの晩ご飯。いつも手伝ってくれる娘が居ないと

ついついお惣菜を買って来てしまったり怠け者のおばあちゃんだった。

それでも誰も文句を言わず美味しそうに食べてくれて嬉しい。

あやちゃんもめいちゃんもたくさん食べてくれた。

めいちゃんがマカロニサラダのマカロニをお箸に刺して愉快。


さあお風呂。今夜もめいちゃんが一緒に入ってくれた。

おばあちゃんはのぼせちゃったのか少しくらくら。

いかん、いかん、ここで倒れるわけにはとなんとか入浴。

少しの体調の変化が大きな不安になるのがなんとも情けない。

血圧は正常。大丈夫、気のせいだったことにしておこう。


いつものように焼酎を飲み始めるとゲンキンなもので

あれは何だったのだろうと今は思える。

今夜も早めに床につこう。ぐっすり眠ってまたあしたも元気。



2018年01月14日(日) 懐かしいと思えることが今は愛しい

少しだけ寒気が緩んだかなと思ってもやはり寒い一日。

おひさまもかくれんぼをしてみたり「もういいかい、まあだだよ」


昨夜は珍しく孫たちが布団にもぐり込んできてくれて

じいちゃんがめいちゃんと。私はあやちゃんと一緒に眠る。

孫たちは実は本気ではなかったようなのだけど

お昼寝をしていなかったのでそのまま寝入ってしまったようだった。

でもおじいちゃんもおばあちゃんもほっこりと嬉しかったよ。



今日は午後から近くの温泉に行く約束をしていたのだけれど

あやちゃんがお腹が痛いと言って少し下痢気味になっていた。

温泉で温まったら治るかもと思ったけれど、今日は諦めることに。

来週こそは行こうねとまたゆびきりげんまん。うんきっと行こうね。



朝のうちに一人で川辺をお散歩。お大師堂にも行って手を合わす。

昨日のお遍路さんは無事に旅立った様子。またきっと会えるだろう。

ペットボトルの水がすっかり無くなっていて補給する。

水道があればといつも思う。お遍路さんもどんなにか助かることか。


河川敷を歩いて帰っていたら近所の人が青海苔を干していた。

今年も少しだけれど天然青海苔が採れるようになったようだ。

昔を思えば今は希少な青海苔。ふと遠い昔のことを懐かしく思い出す。


息子がまだお腹の中にいた時も家族総出で手伝ったこと。

そうして生まれた息子を背中に負ぶって一生懸命手伝ったこと。

まだ20代の始めだった私には「どうしてこんなことを」と

葛藤ばかりでどうしても受け止められなかった日々が今は懐かしい。


ずいぶんと歳月が流れた。懐かしいと思えることが今は愛しい。







2018年01月13日(土) 今日も平穏無事で何より

遠峯の雪のせいかとても冷たい風。

精一杯に微笑んでくれるおひさまのなんとありがたいこと。


娘夫婦が仕事のため孫たちをダシにして山里の仕事をおさぼり。

保育園のお迎えはじいちゃんが行ってくれるし

ふたりともおりこうさんで遊んでくれるのでお守りも楽なのだけれど。

仕事も一段落していたのでついついさぼりたくなってしまった。

同僚にごめんなさいの気持ち。おかげでゆっくりと骨休みが出来た。


入院中の母。もう帰りたくてたまらない様子。

まだ手術も終わっていないのに「もう終わった」と言ったり。

仮退院は出来てもまたすぐに戻らなくてはいけないだろう。

母の事は弟に任せっぱなし。その弟も忙しくて毎日の見舞いは無理とか。



一週間前に入院した姑は、小康状態が続いていてしばし様子見。

インフルエンザが大流行で、家族の面会も禁止になってしまった。

義妹が病棟に電話をしたけれど、貧血がひどく輸血をしているとのこと。

貧血の原因もまだ分からずなんとも不安で心配でならない。



あれこれと心配事は尽きないけれど、今日も平穏無事で何より。

午前中に久しぶりのお大師堂で顔なじみのお遍路さんと再会。

夕方少しだけ食料の差し入れ。ささやかなことなのに

深々と頭を下げてくれて私に手を合わせてくれた。

こころがとても清々しくほっこりとあたたかくなった。

ありがとうございました。情けは人の為ならずとはまさにこのことか。



2018年01月12日(金) おかげさまという名のかみさま

午前三時、あまりの寒さに目覚めて二度寝出来ず。

四時前にこっそり起きだしてそっと窓をあけてみた。

やはり雪だった。窓から見える限りの銀世界。


五時過ぎ、燃えるごみの日だったのでじいちゃんが持って行ってくれる。

その時にはまだ凍結していなかった道路が六時にはバリバリに凍る。


ついついいつもの怠け者になってしまって、自宅待機を目論む。

夜が明ければ青空。それでもまだぐずぐずとしていたけれど

孫たちも保育園へ。娘夫婦も出勤して行ったらなんとも落ち着かず。


いつもの山道はさすがに怖くて西回りの国道から行くことにした。

おそるおそる。もう交通量も多くなっていて道路は大丈夫。

一時間遅れで山里の職場に着く。「来たか!」と笑う同僚。

同僚一人に忙しい目に合わせていた。ほんとうに申し訳ない気持ち。



帰り道のスーパーで買物をしながらふと思った。

仕事をしてくれている人達のおかげで日常が成り立っているのだなと。

非常勤だとか、雪だから自宅待機だとか自分がとても恥ずかしい。

「おかげさま」の日々なのだなとあらためて思った。

いつもいつもおかげさまで生きていることを忘れてはいけない。



2018年01月11日(木) 雪の日もあってよし

午前四時、目覚めた時には降っていなかった雪が

夜明け近くなってからどかどかと降り始める。

あっという間に一面の銀世界になってしまった。


幸い道路は凍結しておらず、いつも通りに山里の職場へ。

日中も雪が降ったりやんだり、なんとも冷たい雪風だった。

雪雲をかき分けるようにおひさまが。それもつかの間のこと。


午後宿毛市まで行って急ぎの仕事を済ませそのまま帰路に着く。

帰り道のスーパーのレジで店員さんと少しおしゃべり。

明日道路が凍結していて車が無理なら歩いて来いと

上司から言われているそう。それが仕事と言うものかと

少し複雑な気持ちになった。「休みたいね」とうなずき合いながら。

私は遅刻しても大丈夫。なんと恵まれていることだろう。

南国土佐に雪。みんなみんな大変なことだろう。



夕飯は鍋物しか思いつかず「ちゃんこ鍋」にした。

鏡開きの日だったのでお供えしていたお餅も入れて食べる。

今夜はどうかもう雪が降りませんように。







2018年01月10日(水) しっかりしなさい

雪になるかもと覚悟していたけれど幸い降らずに済む。

夕方のニュースで九州各地の雪の様子におどろく。

高知にも大雪注意報が出たようだ。明日こそ雪だろうか。



夕方からまた吐き気。夕食も殆ど食べられず。

肩こりがひどく血圧も異常に高くなっていた。

じいちゃんが肩と背中にサロンパスを貼ってくれてありがたい。

おかげで吐き気が治まった。お風呂にも入ることが出来た。


これくらいのことでといつも思う。しっかりしなさいと喝を入れる。

こうして日記など書かずに早く寝てしまいなさいと思いつつ

いつもいつも最後かもしれないと思ってしまう拘りを捨てられず。


きっと明日になればケロリンとしていることでしょう。

どんな日もあってよし。空元気は嫌いなのでありのままの自分を

ここに残しておく。だいじょうぶ、だいじょうぶ、生きています。



2018年01月09日(火) 書き残すことの大切さ

雨あがりの強い風。もわんと生暖かい夜明け前だった。

4時前にこっそり起床。いつものように穏やかな時間をたのしむ。

昨日友人から手渡されたエッセイを読む。原稿用紙7枚ほど。

幼馴染の友を亡くしたことを書いてあった。

どんなにか辛くさびしい思いをしたことだろうと心が痛む。

私も昨年同じように幼馴染の友を亡くしたから気持ちがよくわかる。


でも不思議だった。読み終わっても涙が出て来ない。

どうしてだろうとなんだかはがゆいような気持ち。

「また感想を聞かせてね」と友人は言っていたけれど

正直に言って良いものか。いや言えばどんなにか傷つけてしまうだろう。


ただ書き残すことの大切さ。それを教えてくれたようなエッセィだった。





朝の暖かさが嘘のように昼間は一気に真冬の冷え込みとなる。

山里は時雨れて今にも雪に変わりそうな空模様だった。

おお寒いと遅めの帰宅。「おばあちゃんおかえりなさい」とめいちゃん。

その一言でほっこりと疲れが吹き飛ぶようだった。

ありがとうね。おかげで元気なおばあちゃんでいられます。



2018年01月08日(月) 出来る事に誇りをもって

まるで春先のように暖かな雨。しっとりと潤い恵みの雨かな。


今日は自分の時間をいただけて

友人と久しぶりにランチ。美味しいパスタを食べてからのおしゃべり。

退職後のスローライフを謳歌している友がやはりまぶしくてならず

ふと、ああ自分とはまったく違う世界の人なのだなと思ってみたり。

でも決して嘆いてはいけない。羨んでもいけないのだと思う。

出来ないことは出来なくていい。出来る事にもっと誇りを持ちたい。

そうしてこうして自分に刺激を与えてくれる友の存在に感謝する。


気分一新でまた明日からの日常を全うしよう。

こころにゆとりを持って与えられた日々を受け止めようと思う。



年末年始を大分で過ごした友から入浴剤のお土産。

「別府温泉」めいちゃんと一緒にお風呂に入ってぽっかぽかになった。



2018年01月07日(日) 日曜日らしい日曜日

お天気は下り坂。午後から一気に曇ってくる。

でも気温は高めで風もなくずいぶんと暖かい日曜日だった。


じいちゃん消防の出初式。団長さんの制服がとても凛々しかった。

もう最後になるだろうと記念撮影をしてから出掛ける。


娘夫婦、息子夫婦も仕事で今日は一人で三人の孫のお守り。

娘が出勤する前に大急ぎでけい君を連れに行ったり大忙しの朝。


みんなで早めに買物を済ませてから、ひいばあちゃんの病院へ。

マスクの着用が義務付けられていて孫たちもしっかりマスクをする。

良かった、ひいばあちゃん薄っすらと目を開けていて嬉しそうな様子。

点滴と酸素マスクで昨日よりも少し楽になったようだった。

しばらくは小康状態が続くかも。奇跡が起きるかもと希望も湧いてくる。

みんなで「がんばって」と声をかけて病室を出た。


それから消防の出初式へ。消防車の市内パレードはもう終わっていて残念。

でも最後の一斉放水を見ることが出来た。沢山の消防車に歓声をあげる。

「おしっこ」とけい君。けい君も草むらに放水して愉快。


まだまだ帰りたくないと孫たち。近くの公園でしばらく遊ぶ。

まるで子猿のように走り回る孫たちを、ベンチに座って見守っていた。


笑顔で穏やかでとても「いい日」だなあってつくづく思った。












2018年01月06日(土) がんばれ、がんばれ、ひいばあちゃん

夜明け前、ふっくらと美味しそうなどら焼きみたいな月。


娘夫婦がお仕事だったのでいつもと変わらない朝。

お弁当用の卵焼きを作ったりウィンナーを焼いたり。



姑さんが昨夜から様子が変なので、じいちゃんと義妹が病院へ。

痰が喉につかえているようで自力ではもう吐き出せなくなっていた。

食事はもちろんのこと水分補給も出来ずひどく衰弱していた。

車椅子に座ることも出来なくて、じいちゃんが抱いてなんとか車へ。


私も一緒に行きたかったけれど、保育園がお昼までなので留守番。

じいちゃんからの電話をはらはらしながら待ち続ける。

お昼前にやっと電話。なんと肺炎になっていたそうで即入院となった。

それもかなり重症との事。もっと早くに気づいていればと悔やまれる。

でも一昨日の夜までは笑顔も見せて話も出来ていたから思いもしなかった。


お医者様から「会わせたい人がいたら早めに」と言われたそうで

家族みなが覚悟を決めるしかなかった。なんとも突然のことで

ざわざわと落ち着かないまま夜を迎えたところ。


平穏無事のありがたさをつくづくと感じた一日になった。

あどけない笑顔のめいちゃんにどれほど元気をもらったことだろう。

あやちゃんもプチ旅からさっき帰って来てくれて、ぎゅっとハグする。


最後の最後まであきらめてはいけない。

がんばれ、がんばれ、ひいばあちゃん。







2018年01月05日(金) 雨上がりの散歩道

二十四節気の「小寒」ついに寒の入りとなる。

そんな寒の入りを待ちかねていたような氷雨。

山間部では積雪のニュースも流れる。


職場のある山里では幸い雨で済んだけれど

遠峯は薄っすらと雪化粧していた。



仕事は特に急いだこともなくそれなりにぼちぼち。

法務局へ行かなければいけなくて早めに帰路についた。

法務局の近くのスーパーでゆっくり買物をして帰宅。

寒くてたまらなくて少しだけコタツムリをする。


娘がお休みだったのでとても助かりまったりの気分だった。

大量の洗濯物もランドリーでふかふかに乾かしてくれていた。


午後四時には雨がやんで一気に晴れる。陽射しがとても嬉しい。

保育園から帰っためいちゃんをお散歩に誘ったけれど断られて

独りで夕散歩に出掛けた。雨上がりの散歩道の心地よいこと。

お大師堂でお参りをしてきらきらとまぶしい夕陽をしばし眺める。

その夕陽がそのまま陽だまりになってなんとも暖かなお堂だった。

おひさまがからだにもこころにも沁みこむようにほっこりと。


ああ、今日も「いい日」だったなあって思う。



2018年01月04日(木) ぼちぼちを心がけながら

午前四時、夜明け前の月を寒さも忘れてほっこりと仰ぐ。


お正月気分もあっという間。また日常がかえって来た。

ふたふたと落ち着かない気分をなだめるように

夜明け前の穏やかな時間をたのしんでいた。


仕事始め。保育園も今日からだけれどあやちゃんは旅に出たまま。

寂しそうなめいちゃんは「おかあさんといく」って。



いつもの山道をゆっくりと職場に向かう。

人里離れた遍路道にはっとするような祠を見つけた。

今までずっと通っている道なのにどうして気づかなかったのだろう。

苔むした石の上に小さな祠があってお餅をお供えしてあった。

たぶんずっと昔に行き倒れたお遍路さんの無縁仏さんではないだろうか。

朽ちて荒れ果てていたのを誰かがきれいにお祀りしてくれたのだろう。

これもご縁とありがたく、車から降りてそっと手を合わせる。


とても清々しい朝だった。おかげで気持ちよく仕事始めが出来た。

幸い年末のような気忙しさはなくゆっくりと仕事をこなす。

今年もできるだけぼちぼちを心がけようと肝に命じる。



帰宅すると、先に帰っていた娘が洗濯物をたたんでくれていた。

それがどれほどありがたいことか。大助かりの母だった。

夕食の支度も手際よく手伝ってくれる。ありがたや。ありがたや。


あやちゃんがいないとさびしいねって言いながら夕食。

めいちゃんはちょっと一人天下になっていつもよりすごい食欲。

ご飯もおかわりして「めいちゃん、すごいね」とみんなで拍手。




2018年01月03日(水) ちいさな手のひらほっこりと

スーパームーンが満月かなと思っていたらそうではなかった。

昨夜が満月でまんまるお月さまをほっこりと仰ぐ夜明け前。

体内時計は順調のようで今朝も4時にはっと目覚める。



今日はじいちゃんが「初詣に行くか」と言ってくれて嬉しい。

娘が仕事だったのでめいちゃんも一緒に行く事になった。

四万十町窪川の「岩本寺」まで。一時間ほどのドライブ。

あやちゃんは下田のおばあちゃんと南国市までプチ旅。

お姉ちゃんがいないとちょっと寂しそうなめいちゃんだった。


岩本寺、何年ぶりだろうか。とても好きなお寺だった。

天井絵もきれい。お遍路さんの姿もちらほら。

読経の声がこだまするように響いていた。

めいちゃんが小さな手のひらを合わせてそっと目を閉じる。

「なむだいしへんじょうこんごう」ちゃんと言えてえらかったね。

お寺の鐘もつく。とてもいい音がこころに沁みるようだった。

もっともっとゆっくりとしていたかったけれど

例のごとくでさっさと帰りたがるじいちゃんだった。

でも連れて来てくれてほんとにありがとう。



帰り道の国道沿いにヒッチハイクのお遍路さん。

「中村方面」と書いたボードを持っていたのに

さっさと通り過ぎてしまうじいちゃん。

「乗せてあげて」と頼んだけれど「もう通り過ぎたぞ」と無視。

まあそれもじいちゃんらしいかなと苦笑いの出来事だった。

「ヒッチハイクせずに歩けや」と暴言も吐いたり。

「足を痛めていたのかもしれないでしょ」と私も負けずに反論。

新年早々の口論はいけないと、この話はそれでお終い。



帰宅してコタツムリ。夕方までひたすら眠る。

娘が早めに帰って来ていてめいちゃんはいつのまにかお出掛け。



今夜はじいちゃん中学の同窓会で今頃は楽しく飲んでいる事だろう。

生きているうちに会える人には会っておかないといけないよって

ずっと言って聞かせていたの。やっとわかってくれて良かった。

「初恋のひとも来てくれるかな」って言ったら

「そんなこと知るか」って実は楽しみな様子のじいちゃんが愉快なり。






2018年01月02日(火) 新年早々の厄落としかな

午前二時、はっとおどろくほどの月明かりで目覚める。

じいちゃんと連れション。「まだ二時だぞ」と再び眠る。


四時にはまた目が覚めてしまって例のごとくの早起きさん。

そっと窓をあけて月を仰いだ。寒さも忘れるほどのきれいな月。


ゆっくりと夜明けを待つ。いつもと変わらない穏やかな朝。


今日は寝正月と決めつけていたけれど

お大師堂に初詣がてら久しぶりに川辺の道を散歩する。

今年は立派な鏡餅をSさんが供えてくれていた。

ゆっくりと手を合わせとても清々しい気持ちになった。

きらきらの川面。冬枯れた景色も良いもので枯れすすきもまたよし。

「昭和枯れすすき」の歌をふと思い出し口ずさみながら歩く。

貧しさに負けた。いえ世間に負けたと歌うのも愉快だった。



帰宅してちょっと息子のマンションへ。昨日息子たちが帰ってから

叔父さん達がけい君にとお年玉を届けて来てくれていたのを持って行く。

息子夫婦もお休みでけい君もとても嬉しそうに跳び出して来た。

次の日曜日のお守りを頼まれて了解とこころよく引き受ける。

それからマンションの駐車場をバックで出ようとしていたところ

ガツンと大きな音が。なんと大変、ガードレールに車をぶつけてしまった。

幸いガードレールは無事だったものの、車はかなりへこんでしまった。

私もへこむ。新年早々なんというドジなことをしてしまったのか。


へこんだ車のまま家の近くのローソンに寄ったら、店長さんが笑って

「厄落としが出来たんじゃないの」って言ってくれた。

「そっか、そうだね」と私もやっと微笑むことが出来た。

気の持ちようでもうこれで悪い事は起きないような気がする。

もう何だって来いと開き直るような出来事だった。


笑い話のようなこと。これでこそどんな日もあってよし。





2018年01月01日(月) 家族の笑顔がたからもの

穏やかに元旦。家族がみな揃って笑顔の花がたくさん咲く。

そんな笑顔がたからもの。なんとしても守りたいとつくづくと思う。


大晦日の昨日は不覚にも夕方から寝込んでしまっていた。

昆布巻きを作り終えるなりのことで、どっと疲れが出たのか。

めまいと吐き気で起き上がれずなんとも情けないありさま。

精一杯やれるだけのことを頑張った結果がこれなのかと

やはり限界を感じずにいられない出来事だった。

けれども弱音を吐けばどんどん落ち込むばかり。

だいじょぶ、だいじょぶと自分に言い聞かせながら新年を迎える。



いつものように午前3時過ぎには起き出して綺麗な月を仰ぐ。

いつもと変わらない自分にどれほど安堵したことだろう。

元気に新年を迎えられてほんとうにありがたいこと。


ゆっくりゆっくりと今年も歩みだして行こうと心に誓う。

歳に勝とうと思わないこと。それなりに老いと向き合って生きたい。

どんな時もあってよし。ありのままの自分を受け止めてあげたい。


家族にかこまれてとても「いい日」でした。ただただ感謝の元旦のこと。



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