ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2015年08月31日(月) さらば夏よ

今朝はどしゃ降りの雨。一日中降ったりやんだりだった。

そうしてとうとう八月も最後の日。夏よさらばの気持ち。



仕事のストレスが半端じゃない。月末は特にそれがひどい。

親孝行の気持ちもどこへやら。今日は本気で辞めたいと思った。

と、ぶちまけてみる。私だってたまにはそんな時がある。


けれどもなんとかかんとか月末のやり繰りを乗り越えてみると

まあ良かったじゃないかと思えるゲンキンさもそなえている。

苦労をぜんぶ母に押し付けるわけにはいかない。

ふっと弱音をはく母のそばにいてあげるだけでも良いのかもしれない。



家に帰るとどっと肩の力が抜けて今にも崩れ落ちそうだった。

夫が愚痴を聞いてくれる。「そうか、そうか」となんとも癒される。

綾菜を保育園にお迎えに行ったら「おばあちゃんのながぐつは?」

そうだった。今朝の大雨に私が長靴を履いていないのを気にしていた。

「お迎えの時はちゃんと履いてくるね」って約束していたのだった。

忘れん坊のおばあちゃんと長靴をはいた綾ちゃんが手をつないで帰る。


娘と芽奈が帰って来ると我が家はまるで「ひまわり畑」のよう。

今日は芽奈が「わんわん」って初めて言った。

私が犬の真似をしてじゃれると「わんわん、わんわん」って。

そうして大はしゃぎて「きゃっきゃっ」と声を出して笑ってくれる。


どんな日があっても何があっても、そうして癒されていく日々。


今日もありがとうございました。私はこんなに幸せです。









2015年08月30日(日) 避難訓練

雨のち曇り。朝方は雷を伴い激しく降る。

そんな悪天候のなか今日は津波の避難訓練があった。

午前9時、サイレンが鳴り響き避難を開始する。

訓練だとわかっていてもなんとも不安なものだ。

もしも現実ならばちゃんと逃げられるだろうかと思った。

それは今夜かもしれない明日かもしれないのだもの。

家族がみんな一緒に居るとは限らない。

いろんな不安が押し寄せて来てとても怖かった。



だからこそ平穏無事がどんなにありがたいことか。

今日は特にそう思った。身に沁みるような穏やかさ。

もっともっと日々を愛しみ大切に過ごしていきたいと心に誓う。


ありがとうございました。手を合わせば家族みんなの笑顔が浮かぶ。





2015年08月29日(土) 白い花火

曇りのち雨。ずいぶんと涼しい。

今夜は花火大会だったけれどこの雨では無理だろうか。

延期の情報も入らないまま夜になってしまった。

雨音を聴きながら、もしかしたらと花火の音を待っている。


花火か、もう何年も見ていない気がする。

白い花火がすごい好きだった。雪のように散る花火だ。

まだ私にも「せつない」と言う気持ちが残っていた頃。

若かったのだと思う。あのせつなさが今では懐かしい。



昨夜はなぜか眠れなくて怖い夢ばかり見ていた。

こころはこんなに穏やかなのにいったいどうしたことだろう。

今夜はぐっすり眠りたい。ふかくふかく沈みこむように。



2015年08月28日(金) 今日も「いい日」

日に日に朝晩が涼しくなってきている。八月も残り少なくなった。


今日は海苔の漁場を個人別に分ける仕事があって久しぶりに川へ。

撤収作業から三ヶ月ほど、もう次の準備が始まったのだ。

早いものだなとつくづく思う。背中を押されているように日々が巡る。

人手が少し足らなくてお仲間さんの従兄弟の手伝いもした。

そうしたら夕方ビールが届く。思いがけずにとても嬉しかった。

みんなで助け合う気持ち。ほんとに当たり前の事をしただけなのだけれど。




綾菜が帰って来てから一緒にテレビを見ていた。

おじいちゃんのお膝が大好き。いつも抱っこしてもらってテレビを見る。

芽奈が帰って来るとふたりでおじいちゃんの取り合いっこをする。

微笑ましいことがたくさんあってほんとに幸せだなと思う。


同居を始めて今日で一年。ほんとにあっという間の一年だった。

もうすぐ一歳になる芽奈が今夜は初めて歩いた。

ふたりの孫の成長をこうして毎日見ていられることのありがたさ。

おじいちゃんもおばあちゃんもぜったいに長生きをするね。


穏やかなまま今日という日を胸にしまう。

明日もきっときっと「いい日」になりますように。



2015年08月27日(木) いっぱいいっぱい

今日も爽やかな晴天。暑さもそれほど気にならなかった。

朝の山道に栗が落ちていた。ちいさな秋を見つけた気分。



母の通院日。遠路はるばる高知市内の病院まで行く。

社長も同僚も稲刈りで工場は開店休業だった。

一人で留守番。早弁をしたりしてのんびりと仕事。


午後、社長から急な仕事を頼まれて一気に忙しくなる。

定時には帰れそうになかった。念のために保育園に電話する。

延長保育をしてくれるとのこと。ほっとひと安心して仕事をこなす。


いつもより一時間ほど遅くなり帰宅。すぐに保育園に向かった。

綾菜はもっともっと遊びたいモードで帰りたくないと駄々をこねる。

ブランコ、滑り台と走り回ってやっとクルマに乗ってくれた。


娘も遅番だったので晩御飯の支度も忙しい。

けれどもそんな忙しさを楽しんでいる自分がいた。

いっぱいいっぱいなのだけれど不思議と意欲がわいてくるのだった。


同居を始めてから明日でもう一年。母さんでもあるばあちゃんはすごい頑張った。

走り抜けたような一年を胸にぎゅっとしてまた歩み始めようと思う。





2015年08月26日(水) 秋の空

台風一過の爽やかな青空。空も風も一気に秋らしくなった。

冬が終わる時は嬉しいけれど夏が終わるのはなんだか淋しい。

ラジオからそんな声が聴こえて来た。ほんとにそうだと思う。



朝の道で昨日のお遍路さん、常連さんの青年とばったり会った。

お賽銭を早目に回収しといてねと言って笑顔で去って行く。

仕事を終えていつものようにお大師堂へお参りに行くと

なんと百円玉が五個も入っていた。お大師堂にとっては大金である。

二人の青年が入れてくれたのだろう。なんとありがたいことだろう。

なんのお接待も出来なかったことが少し悔やまれる。

もっともっと自分に出来ることがあったはずなのだけれど。


お賽銭を回収しながら手を合わせた。なんとも清々しい気持ちである。

気がつけば先日の「残念な事」などもうすっかり忘れている自分がいた。

二人の青年遍路さんと一緒にお大師さんが居てくれたような気がする。





2015年08月25日(火) 母のこころ

幸いなことに台風の直撃は免れたけれど

九州や山口ではかなりの被害があったようで心を痛めている。

とても他人事ではなかった。いつだって明日は我が身である。


仕事は休みになり自宅待機、雨はそれほどではなかったが風がとても強い。

孫たちの保育園も出来るだけ家庭保育をと連絡があったけれど

綾菜がどうしても行きたがり強風の中を連れて行く。

芽奈はお休みしてじじばばと一日を過ごしていた。

目が離せないけれど一人遊びが出来るようになったのでずいぶん助かる。



午後、雨もやんでいたのでお大師堂へ。

昨日のお遍路さんのことがとても気になっていた。

悪天候の中を無理して旅立ったのではないかと。

よかった。ちゃんといてくれた。笑顔で再会する。

もう一人、常連さんのお遍路さんも一緒にいて話がはずむ。

徳島で私とそっくりな人に会ったとか思わず笑ってしまった。


二人ともまだ若いお遍路さん。まるで息子のような二人だった。

なんのお接待も出来なかったけれど「母のこころ」が届けばいいな。

とても清々しい気持ちで二人と別れる。どうかどうか無事でと願いながら。


濁流が渦巻く大河もすぐに穏やかな流れを取り戻すだろう。

さらりさらりと水に流す。いつだってそうでありたいものだ。



2015年08月24日(月) 私の宝物

晴れのちくもり、夕方から雨がぽつぽつ降り始める。

大きな台風が不気味に近づいていて身構えるような気持ちだ。



仕事を少し早目に終わらせてもらって警察署へ。

昨日の被害届に不備があったとのこと連絡がある。

実はお賽銭が無くなったと思われる夜に泊まっていたお遍路さんがいた。

私は会っていないのだけれどお参り仲間のSさんが夕方会っていた。

そのことで刑事さんと少し話をする。

もしそのお遍路さんなら「お接待」と思っても良い。

所持金が底をつき魔が差したのだとしても許してあげたい。

けれどもどうかこれ以上の罪を犯さないで欲しい。

なんとしても改心して清々しくお遍路を続けて欲しいと願う。


なんだか涙が溢れそうになった。真実はお大師さんだけが知っていることだ。




綾菜を保育園にお迎えに行って帰りにコンビニにチョコを買いに行く。

ぽつぽつと雨が降る中、コンビニのベンチぽつんと座るお遍路さんと会った。

訊けばこれから野宿をするのだと言う。30歳くらいの青年遍路さんだった。

近くに泊まれるお大師堂があることを知らなかったそうで

おしえてあげたら満面の笑顔で喜んでくれた。

綾菜と二人で案内する。「おへんろさんおだいしさんいくがね」と綾菜。

何度も振り向いて頭を下げるお遍路さんに綾菜と二人で手を振る。


今日はほんとに「いい日」だったなと思った。

こんな穏やかさが私の宝物だ。



2015年08月23日(日) 朝の騒動

猛暑の日曜日。朝の涼しいうちに綾菜とお大師堂へ。

そうしたらびっくり。お供え物はすべて無くなっていて

お賽銭箱の中も空っぽになっていた。

どうしたことかと気をもみながらお参りを済ます。

「おばあちゃんお菓子がないね」と綾菜もさびしそう。

その足でお参り仲間のいとこのところに相談に行っていた。

やはり賽銭泥棒か、とりあえず駐在さんに報せた方が良いと言うことに。

それからが大変だった。駐在さんが警察署の刑事さんを呼んでくれたり

地区長さんにも来てもらってそれからお参り仲間の人達にも。

わずかな金額のお賽銭だけれどとても大がかりな事になってしまった。

私も指紋の採取、お賽銭箱に付いている指紋と照合するのだそうだ。

いつもは静かなお大師堂も今朝ばかりは大変な騒ぎになっていた。


悔やまれるのはお賽銭の回収を怠っていたこと。

月末まで置いていても良いかなとそれほど気にしていなかったこと。

まさかこんなことになるとは夢にも思っていなかった。

生まれて初めて「被害届」と言うものを書いて出すはめになる。


大変な出来事になってしまったけれど良い経験だったと思うことに。

これからはもっとこまめに回収して管理に気を遣わなければと肝に命ずる。


10円玉5円玉、そんなわずかなお金にも困っている人がいる。

そんな現実はなんともわびしくてやるせない気持ちにもなった。


新しく買って来たお菓子。それから伊予柑をお供えして手を合わした。



2015年08月22日(土) おひさまばんざい

よく晴れて残暑の厳しい一日。おひさまばんざいの気持ち。

プール大会はとても楽しかった。

おどろいたのは綾菜が水中に潜って泳いでいたこと。

まだ三歳なのにすごいなと大拍手したのだった。

泳ぎ終ってから先生からメダルをもらって大喜びの綾菜。

ささやかなことだけれどそれが自信につながって大きく成長してほしい。

ばあちゃんもすごい嬉しかった。ありがとうね綾菜。よく頑張ったね。



今夜は芽奈の保育園の夏祭りもあって夕方からみんなで出掛けて行った。

じいちゃんと二人きり、なんとも静かな夕暮れ時である。

ツクツクボウシが声を限りに鳴いていて西の空が茜色に染まっている。

まったりと焼酎タイム。こんな夏の夜もまた良いものだ。


今日も笑顔で穏やかな一日。ありがとさんっていっぱい叫んでいるよ。




2015年08月21日(金) 夏の後姿

昨夜の雨の名残があったけれどすぐに晴れて残暑が厳しくなる。

台風も近づいていて来週には影響が出そうだと言うこと。

つかの間の青空かもしれない。ふと夏の後姿を垣間見る。


今週は仕事が忙しくてやっとやっとの金曜日だった。

夜になるとなんだかふにゃふにゃになって肩の力が抜けたよう。

孫たちのお風呂騒動が終わってほっと焼酎を飲み始める。


明日は綾菜の保育園のプール大会があるのだけれど

「おばあちゃんは来んでもええけん」と綾菜。

お父さんもお母さんも仕事が休めないので不憫であった。

綾菜に怒られてしまいそうだけれどおばあちゃんは行くけんね。


そんな明日を楽しみに今夜もぐっすりと眠りたいと思う。

今日も穏やかな一日だった。ありがとうございました。



2015年08月20日(木) ほっとする瞬間

雨の日が続いていたけれどやっと青空。

晴れたらまだ残暑が厳しいけれど残り少ない夏を楽しむ。

今日は旧暦の七夕とのこと。夜空を見上げる余裕もないのだけれど。

相変わらずの忙しさ。何かとても大切なことを忘れているような気がする。


それでも毎日をとんとんとんと過ごしながら

ほっとする瞬間もちゃんとあってそれなりに有意義なのかもしれない。



お大師堂にお参りに行くと、お堂の片隅にお遍路さんの荷物があった。

到着したばかりのようで晩御飯の買い出しに行っているようだった。

会えなくて残念だったけれど久しぶりのお遍路さんが嬉しかった。

お菓子をお供えしてろうそくも新しくして帰路に着く。

ささやかなことだけれど歓迎の気持ちを込めて。


帰宅するともう綾菜のお迎えの時間だった。

流れる汗に首にタオルを巻いて保育園へ向かう。

小麦色に日焼けした綾菜が飛び出してくるとぎゅっとしたくなる。

開口一番に「ばんごはんはなあに?」それも愉快なことだった。


今日もいつもと変わらない。どんなに忙しくても穏やかなままで

一日が暮れて行くとほんとにほっとするのだった。

「ありがとうございました」今夜も手を合わせてぐっすりと眠ろう。



2015年08月19日(水) さるすべり咲いて

雨のち晴れ。気温はそれほど高くないけれどとても蒸し暑かった。

百日紅の花が今が盛りと咲いている。毎朝保育園に向かう道にも。

「さるすべり」綾菜におしえたら毎朝「さるすべりやね」って。

「おサルさんがすべるがよ」って言うと「キリンさんは?」と問う。

そんな会話ににっこりと微笑みながら一日が始まるのだった。



今日も穏やかなまま時が流れる。ほんにありがたいことだ。

いつもと変わらないこと。平凡を絵に描いたような一日。

その絵にはぽっかりとふわふわの雲が空に浮かんでいる。

今はもうそんな雲にのりたいと思うこともなくなった。

ただ見ているだけでいい。そんな空が愛しくてならない。


私は今日も生きていました。そんな歌があったのを思い出している夜。



2015年08月18日(火) 娘が生まれた日

曇りのち雨。今はやんでいて秋の虫たちがにぎやかに鳴いている。


34年前のちょうど今頃だったと思う。

娘が生まれた日。ずいぶんと歳月が流れてしまったけれど

とても鮮やかな記憶になって今でも忘れることが出来ない。

生まれてすぐに産声をあげなかった。「泣いて、泣いて」と叫んだこと。

助産師さんが娘を逆さまにしてお尻をぱんぱん叩いてやっと元気な産声。

ほっとしたのと嬉しいのと感動で涙があふれ出た夜だった。


もう34年。ずっとずっと私の娘でいてくれてありがとう。

そうして可愛い二人の孫を授けてくれたことにほんとうに感謝している。


夏に生まれた娘はおひさまのにおいがする。

そうしてまるでひまわりのような笑顔に母さんはどんなに助けられたことか。


母さんも長生きをするからこれからもずっとそばにいてね。

「おばあちゃん」ってずっとずっと呼んで良いからね。



2015年08月17日(月) 焼酎タイムなう

曇り日、時おりぽつぽつと小粒の雨が降る。

猛暑は峠を越えたようだけれど蒸し暑い一日だった。



お盆明けの仕事の忙しいこと。そんな忙しさを楽しんでいた。

活気があるのはほんとにありがたいことだと思う。

ずっとずっとこんな日が続けば良いなと思った。

心配していた母の体調も少しずつ良くなっているようだ。

お盆のあいだに久しぶりにビールを飲んだと喜んでいた。



少し残業になりいつもよりも遅く帰路に着く。

大急ぎで買い物を済ませてその足で綾菜の保育園へ。

お大師堂には行けなかったけれど明日があるさと諦める。

最近の綾菜はすっかりお大師さんを忘れているようだ。

またある日突然に思い出してくれる日もあるだろう。



晩御飯の支度、食べ終れば後片付け、休む間もなくお風呂騒動。

いつもと変わらない忙しさを「ほいほい」と楽しんでいた。

そんな一日をかみしめるように今はほっこりと焼酎タイムなう。



2015年08月16日(日) せつない送り火

ぽつぽつと小雨の降るなか送り火を焚いてお盆が終わる。

ふっと寂しさが心をよぎる。送り火はなんてせつないのだろうか。



昨夜は姑さん宅に身内が集まりにぎやかに飲み明かす。

お酒の好きだった亡き舅もどんなにか嬉しかったことだろう。

お盆ならではのこと。亡き人が家族みんなを呼び寄せてくれるのだ。

息子たちや娘、そうして孫たちやひ孫までみんなの姿を見てくれただろうか。

どんなに歳月が流れても生きていてくれたらといつも思ってしまう。




雨が降ったりやんだりの一日だった。

そうして一雨ごとに秋の気配を感じるようになるのだろう。

今夜は秋の虫たちが鳴いていちだんと秋を感じている。

まったりと飲む焼酎が美味し。今夜もぐっすりと眠れそうだ。



2015年08月14日(金) お盆の風

最高気温は33℃だったけれどずいぶんと涼しく感じる。

吹き抜ける風の心地よいこと。今は夜風を楽しんでいるところ。



朝のうちに地区の初盆のお宅をまわってお供えを届ける。

今年は四軒で一軒は近所の伯母の家だった。

「おばちゃん、帰ってきちょるかね」声をかけて手を合わせる。

微笑む伯母の遺影を見ているとまだ死んだことが信じられなかった。


お大師堂に伯母が来ているような気がしてならない。

そこでも伯母に声をかけた。「おばちゃん一緒にお参りしょうね」

なんとなくいつもとは違う雰囲気のお大師堂。

きっと伯母が来ていたのだと信じて微笑みながら家に帰る。



午後はのんびりと過ごして洗濯物をたたんだり綾菜をお迎えに行ったり

そうして穏やかに暮れていく一日のなんとありがたいことだろう。

そうそう、芽奈は今日で生後11ヶ月になった。ほんとに早いものだ。


明日の夜は姑さんと義妹が晩御飯をご馳走してくれるとのこと。

家族みんなで押しかけることに。にぎやかで楽しいお盆の夜になりそうだ。



2015年08月13日(木) 迎え火

昨日の雨のせいかほんの少し猛暑が和らぐ。

今日からお盆休み、つかの間の夏休みを楽しみたいと思う。



昨夜は娘が同窓会で出掛けていたので芽奈のお守りを任される。

9時になっても娘が帰らずじいちゃんと二人がかりで

自分たちの寝室に芽奈を寝かしつけたりして忙しかった。

夜中には足元に芽奈が転がっていたりで愉快なり。



今日は夕方、みんなで迎え火を焚いた。

「ひいじいちゃんかえってきてね」綾菜も小さな手を合わす。

ああ、お盆なのだなとあらためて思った。とても清々しい気持ち。

亡き父を想う。亡き祖父母を想う。みんなみんな帰って来て欲しい。


迎え火の炎が消えるまでずっとずっと見ていた。

「お空から帰って来るがよ」って綾菜におしえる。



2015年08月11日(火) おつかれさんとありがとさん

日中の最高気温が37℃。素晴らしいほどの猛暑であった。

けれどもそよ吹く風が心地よくほんの少し秋を感じる。



山里の母、また少し体調が悪し。顔色も悪く心配だった。

睡眠不足と食欲不振がずっと続いているようで

おまけにこの猛暑、心臓に負担がかかっているのかもしれない。

明後日からお盆休みだけれどゆっくり休んで欲しいと願うばかり。

「無理をしたらいかんよ」と言えば「無理してないよ」と応える母。



そんな母を事務所に残して定時で帰路に着く。

あまりの暑さにお大師堂のお参りをおさぼりしてしまった。

どんな日もあって良しと、とても身勝手なのだけれど。


汗をかきかき洗濯物をたたんで綾菜をお迎えに行く。

毎日プール遊びをしているので日に日に小麦色になる綾菜。

今日も元気、だからばあちゃんも元気になれる気がする。


おつかれさんとありがとさん。今日も穏やかに暮れて行った。



2015年08月10日(月) 平凡こそが幸せなり

ほんの少し夕暮れも早くなってツクツクボウシの初音を聴く。

相変わらずの忙しい時間だったけれど、なんだかほっとその声を聴いた。



月曜日の仕事も忙しかった。13日からお盆休みの予定だけれど

修理工場は故障車でいっぱいで社長も同僚もてんてこ舞いしている。

エアコンの効いた事務所で母とおしゃべりするのも心苦しいことだった。


工場が気になりながらも定時で帰路に着く。

今日は娘がお休みなので時間を気にせずゆっくりと買い物。

帰宅したら娘が洗濯物をたたんでくれていたのでとても助かった。


保育園のお迎えも娘が行ってくれて綾菜と芽奈が元気に帰って来る。

そうして茶の間でどんちゃん騒ぎが始まるのだけれどそれも楽しい。

「きょうのばんごはんはなあに?」それはもう綾菜の口癖。


みんなでわいわいと晩御飯を食べて今日も穏やかに暮れて行く。

変わり映えのしない平凡な一日だけれどこうして綴るのが私の日課であった。


ありがとうございました。今夜も手を合わせてぐっすりと眠ろう。



2015年08月09日(日) 焼酎グラスを傾けながら

ほんの少し夜明けが遅くなったような。

まだまだ残暑は厳しいけれど少しずつ秋が近づいているようだ。



お盆も近くなり今日はお墓の掃除とお参りに行って来た。

夏草が生い茂り草引きも大変だったけれど

綺麗になったお墓を見るととても気持ちの良いものだ。

「お盆には帰って来てね」と手を合わす。

もう33年目の夏なのか、ずいぶんと歳月が流れたものだ。

後はお盆を待つばかり、きっときっと帰って来てくれることだろう。




娘たちは一家で川遊びに行っていた。

綾菜が川にもぐって蛙のように泳いだとのこと、びっくりだった。

芽奈も生まれて初めての川遊びに夢中になっていたそうだ。

ばあちゃんも見たかったなと思う。楽しさが目に浮かぶようだった。


そうして今日も穏やかなまま暮れて行く。

綾菜と芽奈のお風呂騒動も賑やかでふうふう言っているばあちゃんも

それを楽しみにかえて微笑んでいられるのだった。


焼酎グラスを傾けながら明日を待っているしあわせな夜だ。



2015年08月08日(土) 立秋に

立秋、暦の上ではもう秋なのだった。

相変わらずの猛暑だけれどもうしばらくの辛抱だと思う。



朝の涼しいうちにお大師堂へ。

お盆も近くなったので花枝を新しくする。

連日の暑さで萎れていたのですっきりと清々しくなった。

「竹島大師堂」は供養塔でもあった。

明治時代に渡し船が転覆して大勢のお遍路さんが亡くなったとのこと。

その供養のために地元民がお大師さんをお祀りしたのだそうだ。

さらさらと何事もなかったように流れる川にもそんな悲しい出来事があった。




午後、孫たちが庭で水遊び。暑さも忘れてふたりの姿に微笑んでいた。

なんて平和なのだろうとつくづく思う。

この平和がどうかずっとずっと続きますように。


もっともっと何かが欲しいと思うことが今は何ひとつなかった。

それよりも恵まれ過ぎているのではないかと心苦しく思うことが多い。

ただただ感謝するばかり。それ以外の何が出来ようか。



2015年08月07日(金) やっとこさ金曜日

やっとこさ金曜日。なんだか肩の力が抜けたような夜になる。

明日はもう立秋、猛暑も峠を越えてくれただろうか。



多忙だった仕事を終えて帰路に着く。母も疲れたことだろう。

昨夜も殆ど眠れなかったと言いつつ今日も頑張る母だった。

少しでも助けてあげたい気持ち。母に届いているのだろうか。



帰宅して綾菜を保育園にお迎えに行ったのだけれど

まだ帰りたくないと言って駄々をこねる。

園庭の鉄棒にぶら下がって「ねえ、おばあちゃんもして」などと

「おばあちゃんはデブいけんできんよ」と言うと

機嫌をそこねてしまってまた大泣きになる始末。


そうそう、おばあちゃんは一年生の時に誰よりも早く逆上がりが出来たの。

そんな大昔の事を話しても綾菜に伝わるわけもなかった。

ずいぶんと遠いところに来てしまったものだ。なんて感慨にひたるばかり。

綾菜を泣かせる前にちょっとだけ鉄棒をしてあげたら良かったのに。


泣かせたり笑わせたり、それでもばあちゃんライフを楽しんでいる日々。

それがどんなにありがたいことなのか私がいちばん知っている。


今日もみんな平穏無事、ありがとうございました。



2015年08月06日(木) ばあちゃんライフ

猛暑日の一歩手前。風がよく吹いてくれたので暑さも気にならなかった。

稲刈りが始まってほんのりと藁の匂いが漂う。その匂いが好きだ。



仕事を終えて帰宅。すぐにお大師堂へお参りに行く。

日捲りの暦は昨日のままで自分の役目のように思って千切る。

最近はお遍路さんも少なくてひっそりと寂しさを感じる。

常連さんのお遍路さんたち元気にしているかしらと

再会を楽しみにただただ毎日お参りを欠かさずにいる。



午後4時、いつものように綾菜を保育園にお迎えに。

仲良しのお友達と一緒に門を出てからちょっとしたことで大泣きに。

道に座り込んでしばらく泣き続ける。やれやれ困ったことだ。

泣いたり笑ったり、そうして成長していくのだなと思ったり。


午後5時を過ぎても娘と芽奈が帰って来ない。

娘が遅番だったことをすっかり忘れていたのだった。

さあ夕食の支度が大変。またまた血圧が上がりそうになる。

同居を始めてから手抜き料理がまったく出来ないのだった。


娘たちがやっと帰って来たらすぐに娘婿も帰って来た。

男たちがビールを飲んでいる間にやっと夕食の準備が出来る。

「お母さん大丈夫?血圧上がってない?」優しい娘にありがとさん。


食後もばたばたと忙しかったけれど、そんな忙しさも楽しかった。

今日もそうして平穏無事に暮れて行く。苦に思うことなんてひとつもない。





2015年08月05日(水) それでもちゃんと朝が来る

猛暑もやっと峠を越えたのか、今日の最高気温は34℃。

わずか2℃下がっただけでもずいぶんと過ごしやすく感じる。



昨日は不覚にも夕方から体調が悪くなりダウンしていた。

自分なりに夏を楽しんでいるつもりなのだけれど

猛暑には勝てない年頃になったのかなと感じたり。

すごく情けないような気分になって落ち込むばかり。

早々と床についたものの意識がなくなりそうで怖かった。


それでもちゃんと朝が来る。それがどんなにありがたいことか。

いつものように芽奈に朝ごはんを食べさせて着替えをさせる。

あどけない笑顔にどれほど励まされていることだろう。


そうしていつものように綾菜を保育園に送り届けて職場に向かう。

いつもと変わらない朝。だいじょうぶ私は元気なんだと思った。


まあどんな時もあってよし。気楽に日々を乗り越えていきたいものだ。

夏を楽しむ気持ちは変わらない。だって夏が大好きなのだもの。



2015年08月03日(月) 蝉しぐれ

相変わらずの猛暑日。蝉のように元気に過ごす。

自分がこんなに暑さに強かったのかと不思議なくらい。



朝から仕事でトラブってしまってばたばたしていたけれど

そんな忙しさも楽しく思えた。「おっし!」と気合が入る。

以前の私ならばパニックになっていたことだろう。

強くなったようには思えないけれど何事も経験なのかもしれない。



午後、母が病院へ。退院後の経過を診てもらうためだった。

猛暑の中を自分で運転して行く母をはらはらしながら見送る。

「頑張らないで」といつも思う。弱音を吐いても良いのだから。



定時に帰宅。洗濯物をたたんでからお大師堂へ。

蝉しぐれが耳に心地よい。その声を浴びるようにお参りを済ます。

そうして急いで綾菜の保育園へ。汗がぽたぽたと落ちる。


忙しい一日だったけれど今日も平穏無事。

お疲れさんの焼酎が美味し。今夜もぐっすりと眠れそうだ。



2015年08月02日(日) 猛暑に負けず

今日も猛暑日。なんだかもうすっかり慣れてしまった。

暑さがとても心地よく感じる。これでこそ夏だと思ったり。



早朝から海苔網を重ねる作業をしていた。

先週洗って乾かした網を5枚ずつ重ねて行く。

そうして秋の種付けの準備が終わる。

単調な作業だけれどひとつひとつが収穫につながるのだ。


作業を終えて後はのんびり出来るかなと思っていたけれど

芽奈を残して娘たちが出掛けて行った。

活発に動き回る芽奈にふうふう言っていたところ

今度は息子が圭人を連れて遊びに来てくれた。

我が家はまるで保育園のようになって嬉しい悲鳴をあげるばかり。

お昼ご飯の準備もままならず、息子がコンビニでお弁当を買って来てくれた。



忙しい日曜日だったけれどそんな忙しさも楽しく感じる。

みんなが元気で笑顔でいられるのがいちばんの幸せに思えた。

「ありがとうございました」今夜も手を合わせてぐっすりと眠りたい。





2015年08月01日(土) 葉月に

早朝から蝉の声。カレンダーをめくると真っ青な海が見えた。

いよいよ8月。暑さに負けずに元気に過ごしたいと思う。



午前中に買い物。お大師堂にもお参りに行く。

日めくりの暦もしっかりと8月になる。

一日遅れたけれどお賽銭も回収し地区長さんに届ける。


首にタオルをかけて汗をふきふき掃除などしているうちに

もう綾菜のお迎えの時間になっていた。

冷たく冷やしたミカンの缶詰を「うまいね」と言って食べてくれる。

お昼寝も二時間ほどしてくれてばあちゃんもちょっとうたた寝。


夕方になり電器屋さんがエアコンの取り付けに来てくれる。

連日の猛暑に耐えかねてついに我が家の食堂にもエアコンを。

おかげで涼しい場所で夕食を食べることが出来た。

二人暮らしなら節約も我慢も出来るけれど今はそれが出来ない。

まあなんとかなるだろうと思って買ってしまったのだけれど。



穏やかな夕暮れ、しばらくは猛暑が続きそうだけれど

みんなが元気でいてくれるのが何よりの幸せだと思う。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加