ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2004年09月30日(木) ぐっどもーにんぐ

もーにんぐもーにんぐ。きみの朝だよ〜

ちょっと昔そんな歌があって。好きだったなあって思い出す。


久しぶりの青空。ひんやりとして清々しくて。
なにもなにも。哀しいことなどなかったんだと風が微笑んでいるような。

濁流の大河にあって。堤の茅は折れることもなくしなやかに揺れている。

いつものトンビが「ぴーひょろろ ぴーひょろろ」と二度鳴いて。

今日は今日の空を。きみらしく飛んで行くんだね。

「行ってらっしゃい」  「行ってきます」



2004年09月29日(水) 十六夜

荒れ狂うものが過ぎ去った後というものは。
ほっとするのと。どこかこころの一部分が洗い流されたような。

ひゅるひゅるとその名残の声の向こう側に。ぽっかりと十六夜の月。
思いがけない光というものは。こんなにも心を和ますものらしい。









2004年09月27日(月) だい好きだよ

ケチャップの海から生還すれば。そこはもう大好きなオムライスな一日。

きっと誰だってどろどろで。自分がいったい何処にいるのかわからなく。

そんな時があるのだろう。もがき苦しんで泣き叫びたくなる時がきっと。


オムライスな一日は。半熟の卵に似合う。そうしてまあるく包み込んで。

ぼくが知らなかったきみのことや。きみが訊かなかったぼくのこととか。

時を許しあうようにとろけてしまうんだね。ぼくはきみの美味しい顔が。


          とても すごく だい好きだよ。





2004年09月26日(日) 遠い場所で

5時間もお昼寝をした。くたくたとだらだらとどこか遠い場所へ行く。

そこは血の海のようなところで。他にも誰か仲間がいて見知らぬひとと。

どろどろになって色んな物を掬いあげていた。本やら・・ぬいぐるみや。

思うように進めなくて時々どぼんと顔からつまずくように転んだりした。

そのひとが笑った。私の映像は真っ赤で。そのひとの手も顔も服も真紅。

これってケチャップじゃんって言うから。舐めたらほんとうにそれらしく。

気がつけばふたりきり。面白おかしくあてもなくその海を漂っていた。


目が覚めて思った。そのひとがいてくれてよかったって。

だって・・もし独りきりだったなら。私は血まみれになるところだった。

きっとすごく怖くて。どうしてこんなことにと遣り切れなかっただろう。



2004年09月25日(土) りりんりりん

いらいら虫が。鈴虫に姿を変えたのか。りりんりりんと響きたる。


その揺さぶられた果てに独り。ぽつんと在る心根を折って。そっと。

夜の闇に葬れば。あとは雲間に月の光を。望むこともせず。沈黙と。

鼓動と。髪と。指と。吐息と。きみを。確かめてみたくなりにけり。



2004年09月23日(木) 結果

心地良いくらいボロボロに負けて。特に悔しくもなく。
まっ・・こんなもんだろうと。まぁまぁと元気なり。

もしやまだ向上心なるものがあるのなら。
出来ることから始めたいし。出来ないことを嘆かないでいたいと思う。

かつてトップクラスだった人のプレーを観戦した。
頂点からゆっくりと下っていくこと。それを楽しみに変える勇気。
悔しくて遣り切れない時もあったろうにと。心中を察する思いなり。

私には頂点らしきものがなく。ずっとなだらかなままどこかへ下るのか?
弱音を吐きながら。時に口笛を吹けるように下って行きたいものだ。


仲間達と帰り道。国道沿いのラーメンさんに寄った。
この前から食べたくてたまらなかった塩バターラーメンと餃子を食べる。
美味しくてお腹がいっぱいになった。

ヨハカナリマンゾクナリ。こんな一日をほんまにありがとう。



2004年09月22日(水) 精いっぱい

穏やかでいたいのに。なんでかな?イライラ虫がぶ〜んと飛んでくる。
ぐるぐる回転しているような思考。回しているのは自分自身だととっくに。
気付いているのだけれど・・・・。壊しちゃうぞおまえ!いいのか?


明日・・またバドの大会があって出てみることになった。
春にも行った県の大会で二度目だと言うのに・・なんでかしらんけどやたらと。
落ち着かず。実は・・すごく不安だ。

やってみなければわからないのに・・なんでこんなに怖いくらいに。
結果ばかり気になっているのかわからん。自信はまったくゼロに等しい。
勝負うんぬんよりも・・体力が持たないような気がしてならない。

しんどい・・今夜もやたらとしんどくてダルい。
こんなんで全力を尽くすって。こんなんで精一杯って。どんなの?って思う。

寝酒を飲みながら。う〜む・・と考える。酔ってくると少し活き活きしてくる。

先日、NHKで高齢者の特集みたいなのやってたのを見た。なんか泣けた。
103歳のおじいちゃまがマラソン大会に出ていたのとか。
レポーターのひとが「よく頑張りましたね〜」と言ったら。
そのおじいちゃま。「走ったってもんじゃないよ。歩いたんじゃ」って言って。
すごく嬉しそうに笑っていたっけ。あの笑顔に最高に感動したんやけど。

自分が好きなこと。ただそれを続けているだけで幸せだそうな。

うん・・そうや。私だって好きやから・・これまでずっと続けられた。

どうかな?自分?好きなことが出来るのに・・なんで不安なん?

はぁ・・そうやね。そういえばそうやね。

『精』とは。もしかしたら『こころ』のことなのかな?

じゃあ・・それをいっぱいにして頑張ろう!




2004年09月20日(月) グレーでいて

久しぶりに砂浜を歩いた。さらさらとした心地良さとぬくもりと。

薄曇の空に似て海はグレー。波と波が交差する場所に佇んでいると。

むなしいと感じていたことも。どうして?と問いたかったことも。

みんな波音に浚われるように消えて行くのだった。どこへ?

もう何も知る必要はないのかもしれない。そっとしておいてあげるね。





2004年09月18日(土) 静止

ほんとにこれでいいのかと気が咎めるくらい。一日中だらだらと過ごす。

生あくびと。ぼんやりと。特に意味もない溜息ばかり。

かといって不機嫌ではなく。ただ無気力を愉しんでいたように思う。

ふらりっと。あてもなく歩いてみたいような気分になった。

誰かとではなく。たった独りがよくて。薄曇の空や。生暖かい風や。

名も知らぬ鳥の声や。道端の草花や。通りすがりの猫や。

出会うものすべてにほっとして立ち竦む。静止画像のような自分になりたい。






2004年09月17日(金) 自分らしく

今日も一日。喜怒哀楽の『怒』だけは感じず。
それなりに穏やかな時を過ごす。

まったりといい感じの夜で。ちびっと日本酒を飲んでいるところ。
このちびっとがとてもお肌に良いらしくて。
朝の化粧が一段と映えるのだから。明日がとても楽しみであるぞ。

しいて欲を言えば・・お腹が空いた。
塩ラーメンが食べたい。バターとコーンたっぷりのやつを。

学生時代によく行った『サッポロ一番館』の塩ラーメンが美味しかった。
スープも残さず平らげたっけ。ああ・・あれや・・あの味や。

ふぁ・・しょうもない。ないものねだりはあきまへん。


今日は嬉しいことが三つもあった。それは哀しいことを忘れるくらい。
嬉しくて涙が出るのは。ほんまに人間ってええもんやなと思う。

明日もぼちぼちやね。しょうもないことはどうでもええから。
自分らしく自分がいちばん好きなカタチで。

まあるくなっていたいなあと思う。




2004年09月16日(木) せいりせいとん

相変わらず冷めた気持ちでいて。
そうして少し考える時間を頂いて。
せいりせいとんしている日々が続いている。

以前ならきっとあれこれ書き綴っていただろうことを。
あえて書かないということで。こんなに楽になれるらしくて。
のほほんと自分を休ませているように思う。

そうしたら。不思議と日常が充実しているように思える。
ほんとうにそれは平々凡々と流れているのだけれど。

一日の終わりにスイッチは要らない。
ごく自然にさりげなく。明日のために眠ることだけでいい。

せいりせいとんはきちんとはしない。
気の向くままに。あれはここが好きだなとか思って。
さかさまでも曲がっていてもいい。
汚れていても。それがそこに落ち着けばほっとする。

スイッチは壊した。そして捨てた。





2004年09月12日(日) さらりさらり

なんだか熱くなれなくて。冷めて思えば・・自分は水のようなもの。

流れることはとても簡単。どうせなら・・さらりさらりと流れたい。



どしゃぶりの雨の中。髪を切りに行く。
迷わず3センチのつもりが4センチくらい切った。
もう束ねる髪がない。思い切るの『切る』の気持ち。


きっかけはいつもそんなふうでありたい。



2004年09月09日(木) 声にならない声

逃避している何かから。なんとなく嫌だなと感じる何か。

まるで夏のあいだのあの灼熱と。逃れきれなかったあの場所と。

その溜息の数だけ一歩また一歩と。どこかへ踏み出しているような。



夜になると。放心する。あてもないけれど迷うことはしないで。

込みあげてくるものもなく。思い詰めることもない。

そうしてふわふわと宙を彷徨っているような時が愛しい。


そのくせ満ちている。すごくいっぱいの何かが溢れそうで。

思わず抱きしめてしまいそうになる。感情の抜け殻なのか。

その脱ぎ捨てられた衣を羽織って。深く眠ってしまいたい。


目覚めれば明日。声にならない声のようにきみを愛したい。      
    







2004年09月08日(水) あっちかな?

贈り物みたいな爽やかな朝。

きりりっとした空気を深く吸って。

こころのありかを確かめているよ。


今朝もね。またあのトンビが居る。

おんなじ場所で。今朝はお尻を向けている。

川をじっと見つめているみたいだ。


今日はあっちかな?いいことがあるかも。

とにかく飛んでみようっと。









2004年09月06日(月)

どんよりと曇った空と。濡れているような南風。

窓の高さに見える堤防の緑が。撫でられるように揺れて。

一羽のトンビがそこにいる。じっと動かずに見つめている何か。

嵐の気配。風のゆくえ。今日どこを飛んだっていいのだから。

ゆっくりと動き出す空気。誰もきみを試したりはしない。


あっ・・・飛んだ。いまトンビが舞い上がって羽ばたいて行ったよ。

ぐるりぐるり。今日がどんな日だろうと。空はどこまでも続いているね。



2004年09月04日(土) 花火

九月の花火。台風で延期になっていたのが今夜になった。
実は知らないでいて。なんか微かに音がするので、ん?っとそれに気付く。

ああ・・花火なのかと無関心でいて。やっぱ見ときたいなと思う。
急いでクルマを走らせて。行ける所まで行ってみた。
少し遠いけれど。それなりに花火。綺麗だなあと嬉しくて。

夏のとどめ。白い花火と紫の花火がはらはらと夜空に散るのを。
きゅんとする想いで眺めていると。終るということも美しいものだなと思う。


最近・・いろいろ。自分の中で区切りたいことがあって。
迷わずそれをしてみると。すごく気分が良くなった。
身勝手だとか己を責めることもせずに。この清々しさはきっと癖になる。

何もかも割り切って。すべてを受け入れるのはしんどい。
だけどちゃんとしなくちゃと自分に課してきたことが。限界になったから。
ここまでは良いけど。ここからは嫌だよと意思表示してみる。

好きなように流れたい。気ままでもっと気楽に。
始めるのも終るのも。自分次第でいたいし。決める時はきっぱりとして。


花火が終ると。ただただ鈴虫が鳴いて。それさえも待ち望んだ静けさになる。



2004年09月03日(金) 爽快

体調まぁまぁの感じで。軽く身体を動かしに行った。
少しだけ臆病になっている。身体はとても正直に出来ているらしくて。

歳を重ねることは素敵なことだと思うようにしているが。
時々それがすごく悲しいことのように思ってしまう時がある。

気力に似合うだけの体力がない。焦ることはしたくないくせに焦るし。
まぁこんなもんだろうと思いながらも。なんでこうなんだろうと思うし。

溌剌としていたいなといつも思う。こんちくしょうと呟きながら。
やってやれないことはないといつも思う。でもやればしんどい時もある。

そうして・・はぁはぁ汗をかき。限界を知り。その維持に尽くすのみ。
諦めたらそれでお終いなのだから。とにかく続けなければと思う。


夜風がすっかり秋の空気。クルマの窓を開けて飛ばせばすっきりと爽快。
10年前も15年前もそうだったのだから。この心地良さを忘れない。

気合い入れなくてもいいんだ。やれるだけやればいいんだよね。



2004年09月02日(木)

嵐だったことをすっかり忘れている空にいて


カレンダーをめくればそこは一面の彼岸花で

その紅にどきどきしながら胸がきゅんと泣き

踏み込めないであろう場所に独り立っていた


淋しくもなく辛くもなく苦しくもなく悲しくもなくて

なのにどうして涙は出たがるんだろう?



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