ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2004年03月31日(水) なんとかなるもんです

本日は。えんや〜こらさ、どっこいさ〜のこらさの一日でありました。
お風呂ではハミングする前に。ぶくぶくっと泡のようなものが出たりして。
私も人間臭くてええな・・ってつくづく思ったりしたのです。

でっ・・めでたく明日も元気に明るく会社に行けるのです。
月末の荒波を乗り越えると。ほんとにほっと安堵なり。
昨日までは。今度こそダメだって言われていたのに。
なんとかなるもんです。荒波に見を任すコツとか覚えたのかもしれんね。

もうこれで一息。また明日から風任せで行こうっと帰宅して。
日本酒レンジでチンして飲んでおりました。祝い酒というか、もはや習慣だけど。
ほんのり酔いつつ包丁を振り回しております。料理にも気合いが入ってよろしい。

けど。その割りにたいした物は作らず。さっさとビール飲んだりします。
それがいちばんです。どっと疲れが出る前に陽気に笑える夕餉かな。

明日は明日の風と波を。穏やかな春の一日でありますように。

桜・・今日より明日だと思っただけで。心がぱぁっと明るくなる今宵です。



2004年03月30日(火) お風呂にはハミング

お風呂にて。よっこらせとお湯にどっぷりと浸かった時。
ふぅ・・と。その温かな心地良さに身をまかせながら。
ふいにご機嫌よろしく歌いだす時ってありますよね。
その時の歌って。特に歌おうとも思ってもみなかった歌だったりします。
そして時に。すごく懐かしい歌のサビの部分だったりしてはっとする時がある。

「あ〜なたの夢をあきらめないで〜」と今夜は歌っていました。

ほんとうに無意識にです。自分の声が浴室にこだまするのを聞いて。
びっくりしてしまったほど。ん?私って・・なんでこれ歌ってるんやろ?

それから。そうそうこの歌好きやったなあって思い出す。
今度はちょっと意識して、最初から歌ってみようと試みるけど。
どうしても最初が思い出せない。おまけに誰の歌だったかも思い出せない始末。

だからずっと「あ〜なたの夢をあきらめないで〜ふふふ〜っふふふ〜ふふふふふふ〜」

ながいこと主婦していて。ハミングは洗濯の時に使うものだと思っていたけど。
お風呂でも使えることに改めて気付いた夜であった。身も心もふんわり柔か。

そのくせまた悪い癖で。どーして『夢をあきらめないで』なのか?
もう何年も聴いたことも歌ったこともないのに。なぜ今夜歌ったのか?
無意識とは?それはいったい心のどの部分に潜み。
どんなきっかけで出てくるのか?
その時の心理状態はどうなっているのか?何か滞在意識でもそこにあるのか?

などど。パンツを履きながら考える。タオルで髪をゴシゴシしながら考える。
体重を測りながら考える。冷蔵庫のCCレモン飲みながら考える。

そうしてやっとです。まっ・・ええかの結論に辿り着いたような。
ほんまに我ながら。とことん追及したがるもんです。
そうして賢くなるならまだしも。未だにアホっぽく。そこがちょっと可愛いです。

そして実はまだ「もうええわ」と諦めきれない執念深さでもって。
サチコの部屋をノックする。そしてまた歌ってしまうところが好い。

「ねえねえ・・誰の歌やったっけ?」「オカムラタカコ!!」

はぁ・・すっきりした。これでもうほんまにええです。

岡村孝子か・・なんだかすごい懐かしいなあ・・・。



2004年03月29日(月) どんどん落ちぶれてみよう

染井吉野はまだ蕾のままですが。別の種類の桜が咲きました。
ふわふわっとした花びらの桜です。なに桜かな?わからないけど咲いたから。
嬉しいです。嬉しくて写真撮ったけどイマイチでした・・・。

このイマイチにむしゃくしゃしながら。また今夜も酔いどれています。
思うように写真が撮れない。詩がまったく書けない・・目下のこれがストレスかも。
けど。ストレスなくても酔っ払うから。まっ・・ええか。だよね。

単なる自分自身に対する『こだわり』だと思う。
どうしてそんなにこだわるんだろう・・。
もしかしたら。私って結構プライドが高い?のかな?

はぁ・・もしそうだとしたら嫌だな。
そんなプライドなんか。びりびりに引き裂いてやりたくなる。
写真家でも詩人でもないくせに。何えらそうなこと言ってるんだ!って。

ふぅ・・まぁええか。それなりに好きなことを楽しんでいればね。
そのうち気に入った写真も撮れるだろうし。詩も・・忘れた頃に書いてやる。

すごくすごく落ちぶれてみたいな・・って思う。
落ちるとこまで落ちたら。案外いい気持ちかもしれない。
そうして汚れちまったところで。新しい光を見つけたいものだ。

新鮮な何かだ・・それが何なのか今はわからないから・・面白いと思う。

こんな人生もまんざらではないよね。

おっし!どんどん落ちぶれてみよう。



2004年03月28日(日) そうしてゆっくりと夜が・・

うららかな春の一日でした。陽射しはまるで初夏のようで。
なんだか自分のカラダの中に固く冷たいものが。ずっとあったような。
それが何だったのか分からないまま。それが融けていくのを感じた。

たぶんそれは。ちっぽけなくせに頑丈な『こだわり』
そのせいで悩んだり苦しんでいたのに違いない。
まっ・・ええかって何度も思ったのに。すぐに固執してしまう悪い癖。

融けたのなら。もうカタチづけないでいようと。いま・・思っている。
消えたのじゃないけど。そこらへんで好きなように散らばっていればいいさ。


さて・・さらりさらりと日記。

今日も午後から川仕事に行った。夫君がすごく頑張ってくれて助かる。
「やればできるじゃん」っていっぱいほめてあげた。
そしたら言うことが「やるからできるんだ!」って。
そうそう。何だってやることから始めないとね。ありがたきやる気なり。
おかげで私は楽でした。疲れも程好く。ビールが美味しいくらいで。

帰宅後。サチコと買い物。今夜は焼肉にしたから、これも楽ちんなり。
それから花屋さんの店先で見てるだけしました。
ピンクのマーガレットが可愛かった。それから星型の花びらの珍しいゼラニウム。
すごく買いたかったです。けど・・お肉買った後やったから。財布の中が・・。

今度ね。今度ねと言いながら。今度は近くのホームセンターへ行った。
そこでは花木蓮の植木がいっぱい。今にも咲きそうな蕾が嬉しくてたまらない。
「土の庭があればね・・」とサチコもすごく欲しそうでした。

それには今度がないもんだから。愛犬が亡くなったら土の庭を作ろうって。
不謹慎な母と娘です。今・・犬小屋のあるところのセメンを砕こう!と。
ついでにブロック塀も壊そう!と。フェンスにして蔦のような植物を植えたい。
あれこれ思いを馳せて。目を輝かせていました。

「けど・・あんず、長生きしそうやね」そこまで言うかの母と娘。
どんなに花や植木をしても。あんずがいなくなると寂しいのに違いないよね。

そして夕食後。私は大変なことに気付いた。
昨夜・・あんずに晩御飯やるの忘れてる。疲れたしんどい言いながらそのままやった。
一日一食なので。一昨日の夜から何も食べさせていないのやった・・・。
ああ・・なんて薄情なことを。ごめんよ・・ほんまにごめんなさい。

焼肉の残りとドックフードを混ぜて。「すまぬ〜」と犬小屋へ。
そしたら。あんずが飛び掛って来て。私の顔をペロペロ舐めました。
何にも悪いことしてないのになんでやろう・・って思っていたのかもしれない。
必死でご機嫌をとろうとしているのがわかって。私はいっぱい反省です。

そうしてゆっくりとまた夜が。ツバメ達のために玄関の明かりを早目に消す。

家族はみんなひっそりです。物音ひとつ聞こえない静かな夜です。



2004年03月27日(土) だらだら・・ららら

無気力なりに歌っているような春の宵なり。
しんどいです。なんでか知らんけどすごくだらけたい気分です。

まだ今9時になったばかりで。これからという土曜の夜なのに。
やたらと眠くていけません。頭はすでに眠っているみたいです・・。

今夜こそと思い。何やら書き始めたものの。
やっぱこんな夜は休んだほうがええみたいやね。
自分の中の『義務』みたいなこだわり。思い切って捨てないと・・と思う。

きちんきちんと。そんな事この際やから。どーでも良いことにしたいな。
さらりさらりか・・それもあまりこだわり過ぎるとわざとらしくていけない。

うん・・そうや。ええことやと思って頑張ることはないかもと思う。
好きなようにしたらええのに違いない。

その瞬間。その時・・それが自然で。刻々と流れるものを感じながら。
あーだらこーだら色んなこと考えてみたり。時に妄想に走ったり。
行き着くとこまで行くのがいいな・・。

そして。さぁ・・今日はもうお終いって。自分に言って頭撫でるみたいに。
よしよしと宥めて。そしてぎゅっと抱きしめてやって。

ぐっすりぐっすり。眠るのがいちばん。

ふぁ・・眠いよぅ・・・・・・。



2004年03月25日(木) まぁるくなった本音

昨夜の日記を消してしまい。なんとなく後味の悪さを感じています。
本音イコール真実だとは限らないかもしれない。
けど・・それを公開することって。やはり配慮が必要ではないか・・と思った。
私にも毒はあります。欲だってきっとたくさんある。
我慢していたことが爆発することも。そして不信感でいっぱいになることも。

けど・・それをどうやって『自分のカタチ』にして。
まぁるくまぁるく宥めていくか。それが今までもこれからもそうでありたいです。
嘘偽りではないところの『まぁるくなった本音』かもしれないですね・・。

さらりさらりと流れたいなら。そうなるように努めてみます。
気持ち良く生きていきたいです。どろどろを見ても。まぁ・・いいかの精神で。

弱音もたまには吐きましょう。涙もたまには流しましょう。
けど。それもさらさらっとです。「今泣いたカラスが笑う」ように。

そのために書くのです。書き出さなければ何も始まらない気がするし。
書けばきっと楽になります。気持ち良くなります。まぁるくなったなって。
ほっとして眠ります。今日のことは今日のこと。昨日は・・もう過去。

ふぅ・・今夜もちょっとしんどいな・・と思いながら。
いま。そっと胸に手をあててみれば。小さいなりにまぁるい心が。

「おっし!おっし!」と声をあげていて。
なんだか真面目腐ったこと書いてやんのって。可笑しくて笑ってしまいました。



2004年03月23日(火) さぼたーじゅな日

午前中は結構元気だったけど。午後からダメでした・・。
ふぅ・・の感じです。原因はわかりません。
そんなわからないことのためにため息をついたり。
そのわからないことを突き詰めたりするのも。疲れるのでやめにしました。

はぁ・・まぁええかと何度も呟いている夜です。
だからといって。あっけらかんと出来ない夜です。

タベンダーのお香を焚いて。すぅはぁすうはぁ大きく息をしていると。
結構ましになってくる。単なる肉体疲労かもしれないな・・とか思う。


午後から仕事を休ませてもらったので。ほんとにズルイ奴だけど
別に逃げてるんじゃないもんねとか。自分を正当化してみる。
けど・・「そんなに帰りたければ帰れば!」とオババが言ったので悲しかった。
パートとはいえ甘え過ぎているなと思う。済まないけど・・私は帰りたい。

気分転換。うんうん・・いつものホームセンターに行ってみる。
チューリップとか。マーガレットとか。今月はもう買えないから見てるだけ。
花を見ているとほんとうに心が和む。ほっと穏やかな気分になる。

そうそう。サチコが言ってた。「花とか若い男とかに癒されるのはもう年だね」
そう言うサチコだって。最近そうらしくて。「はぁ・・私も年だね・・」と言う。
花と・・若い男・・共通点は何だろうね?見ているだけでいいわぁ・・てとこ?

夕方ちかく。久しぶりに愛犬あんずとお散歩に行った。
嬉しいのかウンチ我慢してるのか知らんけど。やたらとぐいぐい先に歩くのでしんどい。
「もう!お母さんしんどいんだからね!」思わず手が出る。ひすてりっくなり。

あぅ・・怒られちゃったとしょぼくれて。私の顔色ばかり窺っているあんず。
ごめんごめん・・の気持ちなり。ゆっくり歩こう。お願いだから。

つくしん坊が。もうスギナになりにけり。いつのまにかおっきくなって。
あらら驚き。もう野アザミが咲いている。たんぽぽの綿毛。紫の野すみれ。

仕事サボッて良かったなって思う。おかげであんずとお散歩行けたし。
こんなにいっぱい春を感じることが出来て。今度は桜ね。もう少しだね。



2004年03月22日(月) いい日でよかった

今日はとてもいいことがありました。けど・・秘密です。
すんまんせん。最近こんな感じで。あやふやにごまかしながら生きておりまする。

職場でもいいことがありました。工場長が有給休暇です。
どうやら高知競馬に行ったもよう。ハルウララに武豊が乗る日です。
おかげで朝から緊張感がまるでなく。みんなみんなまったりです。

専務オババも。普段はガミガミ煩いのやけど。今日はやけに穏やかだった。
応接室に置いてあるテレビで。昼ドラ観てました。
私にもそれを強要するものだから。観たこともないドラマを観ました。
オババの解説付きです。最初からのあらすじをべらべら話してくれたりして。
へぇ〜とか。なるほどとか言いながら。すっかりオサボリです。

たまにね。こんな日もあってもいいなと思う。
田舎の自動車修理工場の穏やかな一日。

そして。仕事を終えていつものお店で買い物をしていたら。
この前デートしたばかりの元彼女に会った。
やっと新居が見つかったとのこと。あれこれ慌しくしている様子。
「病院の帰り・・」って言うので。彼女が流産したことを知った。
この前あった時は。まだ間もない時だったらしくて。言えなかった・・って。

うんうん。あの日は楽しかったもんね。気付いてやれなくてごめんよ。
そう云えば顔色が悪かったな・・とか。けどすごい食欲やったね・・とか。
そんな話を微笑みながら話せるようになって。よかった・・って思う。

また会う約束をして別れる。これもまたいい日のひとつ。



2004年03月21日(日) よろしく日曜日

今日も午前中は。ちょこっと川仕事でした。
まぁ・・別にどうってことないかなと思うことにしました。
当たり前のことをしているだけだもんね。
それで疲れたとかそれでしんどいとか言いたければいっぱい言えばいいし。
その後、寝たければ寝るもよし。好きなように流れていればよろしいです。

でっ・・今日は午後からサチコと買い物に行ったのでありんす。
その前に。まぁるく掃除もしときました。テキトウがよろしいです。

またまた新しく出来た100均のお店へ。偵察がてらです。
ほんまにこの手のお店があり過ぎるほど出来てしまって。
だからサチコの勤めているお店がやばくなってると思われまする・・・。

偵察に行った時は。隅々まで見てまわり。買わなくても手にとってみたり。
たまに買ったりもするけど。それはサチコのところに売ってない品で。
そしていつも思うのは。ただ広ければいいのか?品数が多ければいいのか?

私はサチコのお店がイチバン好きです。小さいなりにすごく工夫をしてある。
特にこれはいいなあって思うのは。手描きのポスターがいっぱいあるところ。
たとえば。「これはこうして使ってね」って親切にイラストにしてあるところ。
すごい親ばかだと思うけど。それが全部サチコが描いたものだからです。

たまにこっそり行きます。レジに居る時のサチコの声が好きで。
声が裏返っていて。まるで別人のようなんだけど。確かにサチコに違いない。
我が子が働いているところを見ている時の親って。なんともいえない気持ちです。

ずっとこの店で働かせてあげたいな・・といつも思います。



2004年03月20日(土) だらだらだら・・

てへへ・・と笑う余裕が少々。今夜はちょっとくたばっています。
ばたんきゅの気持ち大なり。特に元気出す必要もないのがありがたく。
煙を吸ったり吐いたりしながら。またもやアルコールの海にいて・・。
だらしないくせに。美しく決めようとしている。「ええかっこし」かもしれん。

まぁ・・ええか。これが自分のカタチなら・・・・・。

本日は曇天なり。雨近し風の匂いに誘われて。野良仕事ならぬ川仕事に行く。
我ながら勇ましき姿なり。気がつけば20年以上も励み続けた家業なり。
継続はチカラであろうか。ほんまにほんまにそうやろか?

午後1時15分帰宅。手伝ってくれたサチコと昼めし。
すまんのぉ・・サチコ。なんぼかお腹が空いたやろ。おかげで助かったよ。
サチコいんすたんとラーメン。母『イカナゴのくぎ煮』白いご飯にのっけて満足。

そして炬燵でうとうとする。寝てるような起きてるようなぼんやりとした時間。
雨・・降ってないやろね・・洗濯物大丈夫かな・・とか思いながら。
気がつけばもう4時で。ああ・・買い物も行かないと・・と思いながら。
時計は見えているのに目が完全に覚めない。ちょっと金縛り状態になる。
「せぇの!」と目を覚まそうとするけど。また眠気に吸い込まれてしまう。
これって・・すごいしんどいよね。ちっとも寝てないみたいだよね。

ふぁ・・ほんまに疲れた。もう買い物なんて行く気しない。
そこでラッキーなことに、うちのすぐ近くに最近コンビニが出来たよ。
なんでもいいから買って来てとサチコに行ってもらった。
それが。ボンカレーと野菜サラダ。母には生クリームの載ったプリン。
ボンカレーって。パッケージが変ったんだね。なんか高級感があったよ。
手抜きばんざい。コンビニありがとう。

やっとまぁまぁ元気なり。無理することないって。うんとだらけてもええって。



2004年03月19日(金) 今日の出来事

今朝のこと。慌しく玄関を出たところ。そこにツバメさんがいました。
目が合って。すごく嬉しい気分で。「おお・・お帰りなさい!」って言ったら。
彼だか彼女だかのツバメさんが。こっくりとうなずいたのです。
玄関の扉のちょうど真上です。巣は去年のまんま。だからきみらの家だよ。

いつもより5分遅くなり。またクルマをぶっ飛ばす。
ながいながいトンネルがあって。そこは制限速度50Kなんだけど。
私はいつも80キロくらいで突き抜けるように走る。
だいじょうぶ。免許取って25年。違反はゼロだから。ちょっとえっへんなりよ。

それから山道に入り。山里の田畑の脇を縫うように走る。
そこに。この前ちらっと写真を撮った菜の花畑がありまする。
毎日そこを通るのがほんとに嬉しくて。すごくいい気持ちになれる場所。
だんだん近づいて来たらわくわくするような。気分も穏やかにスピードも落として。

でも・・今朝は大ショックだった。ない・・ない・・昨日まであったのにない。
それは見事に切り倒されていました。思わずブレーキを踏み悲痛の思いなり。
咲きながらも地べたに転がる黄色の頭たち。それを踏みつけている農家の小父さん。

悲しみもつかの間。咲いたままではいられないのだよ・・と現実を知る思い。
そうして人の手により。また土に還ることを当たり前のように受け止め。
地のための肥やしになる。今度ここで育つもののために埋れゆく菜の花。

そんなこともあった一日が暮れて。
帰宅したら。ツバメさんが「おかえり〜」と言ってくれて。
玄関のポストには。とても楽しみにしていたものが届いていて。

今日はとてもいい日だなあって思った。



2004年03月18日(木) 自分のカタチ

今夜もさらりさらりです。この穏やかな流れを堰き止めないでいたい。

たまに強がりやね私。けど・・それは嘘つきじゃない。
そうやって自分の心根を叩いているのかもしれん。
痛い痛い言いながら。それでも叩き続けているから。

きっと・・誰かに止めて欲しいと思っているのかもしれん。
けど。「大丈夫!」と言う。たまには「そっとしといて」とも言うし。

ほんとはこんなこと全部。休みたい・・と思う時がある。
けど休もうとしない。嘘つきじゃないよね?これは嘘じゃないよね?

もしかしたら。自分はこうあるべきだと。それにこだわり過ぎている?
理想の自分?自分のカタチ?それってただのきれい事?

もしそうだとしたら。それはいつか壊れる?
そんなに私は脆い?少しくらいのヒビで粉々になってしまう?

たまにね。すごく何かに誰かに。よりかかりたくなるよ。
寂しい時もいっぱいある。人恋しくてたまらない時も。
悲しくて泣くことはあまりないけど。遣り切れなくて泣くことはある。
それから嬉しくて泣く時も。ほっと安堵して泣くこともある。
結構・・泣き虫かもしれんね。けど涙が出ると・・なぜか心が元気になる。
そうそう笑い過ぎても涙が出るよね。あれってすごい不思議だね。

いまふっとひらめいた。涙って。心の接着剤かもしれん。
ゆっくりくっ付くボンドやったり。すぐにくっ付いちゃう瞬間接着剤だったり。

だから・・少しくらいのヒビで私は壊れない。

けど。泣くにも泣けない時は。すごく疲れているのかもしれない。
無気力で情けないけど。涙も出ない時あるよね。
周りのものがすべてウザイ時も。逃げ出しくなるような時も。

私は泣けない・・・・。

だからそんな時こそ。休みたいな・・と思う。
逃げも隠れもしないけど。自分の全てが横たわれるような。
そんな空間が欲しいなと思う。

ひだまりで風の匂いと草まくら寝返り打てば明日がまたくる



2004年03月17日(水) まあ・・ええわ

今夜はバドの練習日やったけど。うっかり夕方ビール飲んでしもうたけん。
そんで。「あっ!ばったり〜」とすぐに気がついたけど。続きを飲んだ。

まぁ・・ええわと思って。晩御飯もお腹一杯食べた。
食後に別腹で。チョコレートのケーキも食べた。
ちょっと甘過ぎた。けど・・まぁええわの気持ち。

それから食器も洗わんと。しばらく自分の部屋でぼんやりしよった。
ぼんやりしよったら煙草ばかり吸うけん、いかんな〜と反省せんといかんけど。
まぁ・・ええかと思った。

いつの間にか時間が経っちょって。おお!これはやばいと食器を洗った。
なんかお弁当箱洗うが嫌いや。お皿だけなら楽やのにな・・と思った。
それからお米を研ぐのも嫌いや。ややこしいなあと思う。
朝起きたら勝手に焚けちょうお米があれば嬉しい。
前に。そう思って洗わんでもええお米を買ったけど。なんか不味かった・・。

やっと台所から解放されて。大好きなお風呂に入った。
脱衣所に洗濯物がいっぱいで。見るたびにうんざりする。
前は夜のうちに洗って干しよったけど、最近はそれがしんどくてたまらんけん。
いっつも朝するようになった。そしたら朝がすごい忙しいけん。それも嫌や・・。
けんど・・青空の時はちょっと嬉しいけん。まぁ・・ええわと思う。

それからサチコが帰って来て。心がバラ色になった。
食堂のちいちゃいテレビで『歌の大辞典』かな?一緒に観た。
西条秀樹が若かった。YMCAを踊って見せちゃったら。知らんわ〜言うて。
けんど私は踊り続けたけん。アホみたいやったけど楽しかった。

それから独りの時間。PCの前で・・またしばらく考える。
まぁ・・ええかとはどうしても思えん事。なんで・・私はこうなんやと反省ばかり。
けんど・・これでもええのかもしれんとやっと思えるようになる。

日記を書く気にならず。少し調べものなどしながら。つい今しがたまで。
ひとつのことにこだわると。とことんやらんと気が済まんのも悪い癖かもしれん。

けんど・・ええやん。気がつけば何やらうだうだ書いてるし。
こんな夜があっても。まぁ・・ええわ。



2004年03月15日(月) 抱っこして

どうしてひとは・・寂しさを感じる時があるんだろうと。
そもそも寂しさとは何だろう?と思ったりしました。

書いてあるところを見つけたら
なんかほっとして。なんだ・・そうかとか思って。

特に。そのルーツにはっとしたりしました。
母親のお腹の中から出た瞬間。母親から分離したという『寂しさ』
だから。赤ちゃんはあんなに大きな声で泣くのだろうか・・と思った。

そして抱っこされてすやすやと眠ったり。目が覚めてその存在を探し。
また泣き出してしまうのかなって。そこにぬくもりがないと寂しい。
寂しいのは心細くて。不安でたまらない。
「抱っこしてお母さん」って言えないから。ただ泣くばかり。

けど。最初は抱っこばかりしていたお母さんも。
少しずつ抱っこしてくれなくなる。
そのかわりに赤ちゃんは目が見えるようになる。
はっきり見えなくてもお母さんの気配がする。お母さんの声も分かるようになる。

そして安心することを覚えていくのだろうな。
けど。気配がしない。声も聞こえない。となると・・また寂しくてたまらない。

どんなに成長して。ちゃんと「お母さん」って呼べるようになっても。
家に帰った時。お母さんがいないと寂しい。泣かないけど寂しい。

『寂しさ』のルーツは。母と子であるらしい・・・。

やがてどんどん大人になって。恋をするようになっても寂しい。
いつもその存在を感じていたい。そばにいてくれても寂しい時があるのが不思議。
『感じる』のもいろいろあるんだなと思う。

いてくれるだけじゃ足りない何か。その何かがあるから・・寂しい。
『感じる』って感情かな?それってどうすればいっぱい感じられる?

そもそも。『いっぱい』ってどれほど?少しじゃいけないのかな?
少しだから寂しいのかな?その少しでは満たされないもの?

『満たされる』ってどんなこと?ほっとすること?安心すること?

満たされないと・・・寂しいのかなぁ・・・・。



2004年03月14日(日) 好きなだけ飲んでよし

さらりさらりや・・と呟きながら。今夜も焼酎飲んでます。

夕方『笑点』観ていて。今週と来週は高知で録画したやつなのです。
それで大喜利の時。お酒のネタのをやっていてちょっと面白かった。
高知イコール酒って。結構有名なんだなって。なんか嬉しいような。
うんうん。いくらでも飲みなさいって感じで。誰に遠慮することもなしで。

だから決して。私はアル中ではないのです。軽く依存症かもしれないけど。
別に気にすることはないと思う。その日一日ようやったなのご褒美にしよう。
うんうん。好きなように飲みたいだけ飲んだらええのです。


今日からまた家業の川仕事を始めました。
例年なら。1月の下旬からやるのだけど、今年は海苔の生育がすごく悪くて。
もうだめかもしれんねって諦めていたけど。ちょっとだけ育ってくれたから。
育ったものは収獲してあげないといけない。ほったらかしには出来ないです。

毎年すごく寒い時から始めるけど。今年はすっかり暖かくなって。
川の中とはいえ汗ばむほどの陽気でした。寒い方がずっと楽だなと思った。
汗をかくとちょっとしんどい。のども渇く。よけいにだるくなる。

養殖している海苔は『青さ海苔』というやつで。
主に佃煮の原料になります。「ごはんですよ〜〜」とか色々。
あと高知の料理屋さんでは。『青さ海苔の天ぷら』とか一品料理であって。
磯の香りが香ばしくてとても美味しいです。ちょっとお高いのですが。
ご飯のおかずに。お酒のつまみにと。結構活躍しておりまするよ。えっへん!

と・・いうわけでして。しばらくの間。休日はこれを頑張ります。
寒いあいだのんびり休ませてもらったから。ありがたく思っておりまする。

がっ・・内心は。はぁ・・ついに来る時が来たか・・なんてね。

やらなければいけないことを。「やろう!」と思えるようになるまでは。
そのスイッチを自分で入れないと。前へ進めないってことで。
入れてしまえば。後はどうってことないかも・・と思ったりしています。



2004年03月13日(土) 心・・ここにあらず

さりげなく日常を語ることの・・難しさよ。
なんてことをほざきながら。生理休暇願いを破いて捨てる思いで。
気を取り直して。曲がった部分を修正しながら。今夜も酔いつつあるところです。
もうすぐ潰れます。まことにみっともないことであいすいません。

そのわりにすごくセーブしている心の内とか。
そのベールを引き千切ってみたいものです。
裸の心でありたい。けどなれない。けどなりたい。けどいけない。

こんな葛藤でもって。ほんまに90歳まで書けるんやろか・・と思う。
けどまだ若いから。これからやと思って。こんな日もあってよかろうと思う。


先日。同人誌のお仲間さんから。素敵な女性の存在を教えて頂いた。
なんと95歳の今でも素晴らしい詩を書き。見事な絵を書き続けている方。
無知だったとはいえ。私にとってこんな新鮮な出会いはなかったです。
素直に。ほんとうにさりげなく『言葉』をとても大切にしていらして。
ほのぼのと暖かく。少しお茶目な感じもあり。親近感でいっぱいになった。

会ってみたいな・・と今すごく思っています。
年に何回か『お茶会』と称して、お仲間さん達とお酒や食事をするそうで。
私にも参加しませんか?とそのお仲間さんが誘ってくれました。
行きたいな・・って思う。日帰りはちょっときつそうだけど。行ってみたいなと。
「おばあちゃん」なんてとんでもないです。95歳の素敵な女性。

そんなことを夢みながら。自分もやれば出来るんだと思いながら。
あんまし活力がありません。どうしてだか・・抜け出せないところにいて。
ほんとうに才能がないのだと思うし。これ以上は無理だとも思う。
けど。それなりに書けることを書いていきたいなと思う気持ちで。
毎日。時にはさぼりながら・・ここにへばりついている有り様です。

心穏やかになれない日。すごく逃げ出したい気分の日。
どうしようもなく塞ぎこんでいる日。そしてたまに心ここにあらずの日。

その心ここにあらずの日が。たとえば今日なら・・・
どうしてそうなのか?いったいその心はどこにいるのか?
全部曝け出して書いてしまえと。自分を叱咤するのですが・・
自分は書きません。自分は・・どうしてもそれを書くことが出来ません。

さりげなく・・日常を。さらりさらりと流れていきたいものです。



2004年03月11日(木) さりげなく生きること

やわらかな優しい雨が降りました。濡れたくなるような雨でした。

お昼休み。そんな雨がフロントガラスをとろとろっと流れているのを。
見ていると。それがなんだか空ではなくてどこか遠い世界から落ちてきた
ちいさな生き物のように思えて。ふと胸が熱くなり。愛しく思ったり。
それからなぜか。淋しくてたまらなくなった・・・。

あらいやだ・・どうかしていると思うように努力して。
昨日買った銀色さんの本を少しだけ読んでみる。
読む・・というよりながめる。ながめるというよりお家に忍び込んだような。

『家ができました』ほんとに素敵なお部屋がいっぱいで。
ほのぼのと目を細めたり。うっとりとしたり。
特に私がこれは最高!と思ったのは。家中の内壁に小さな石や貝殻や。
職人さんが塗った後すぐに、それを埋め込んであるところ。
銀色さんは。壁が乾かないうちにそれをあちこちペタペタしたんだなって。
そのユニークさ。その素早さに。めいいっぱい彼女らしさを感じた。

ほんとに。ほんとに。大好きなひとです。無理だけど友達になりたい気分。

子供達も嬉しそうに居間のハンモックで遊んでいて。
ずっと赤ちゃんの時から日記を読んでいたから。すごく愛着がある。
ちょっと見ないうちにおっきくなったなぁとか。ほのぼの度100%になる。

宮崎にあるそのお家。決して誰も探さないで・・とファンに願う気持ち。
すごくわかります。ひっそりとそこにいて欲しいなと思う。
そしてそこが原点。またそこで日々を綴り。素敵な詩を書いて欲しいです。
それから写真も。ママチャリでお買い物に行く途中とか。
きっと見つけるのです。はっとするような風景や。ちっちゃな花や。

私は・・そんなふうにさりげなく生きている彼女をすごく尊敬していて。
ほぼ同年代としてこんなに励みになることはありません。
私も。そうでありたいと願う気持ち。だいそれたことだけどそう思ったりします。

ただ・・私は。ひっそりし過ぎているかも。その前に才能がありません。
目標としては。90歳くらいまで。この日記を書きたいです!



2004年03月10日(水) しんどいけど・・書く

なんだかやたらとハードな一日でした。
けど暇なのよりいいかなと思う。すぐに夜が来て嬉しい。

夜は夜で。もっとハードでいたくて。がむしゃらにバドを頑張る。
けどその気合いがあだになり。お仲間さんにきついことを言ってしまった。
なんとなく苛々している自分。文句ばかり言って自分勝手。
すぐに言えばよかった「ごめんなさい」を。言えずに家路に着く。

帰宅後。お風呂で深く反省なり。今日は・・きっとどうかしてたんだと思う。

それから。久しぶりにビールを飲んだ。そしたら一気に酔いがまわった。
だから。今・・すごくしんどい。もう日記なんてどうだっていいやとか思う。
けど・・書く。


今日買ったもの。久しぶりに銀色さんの本。『家ができました』
殆ど写真なんだけど。その新しい家の中を隅から隅まで見せてくれてるみたい。
明日お昼休みにゆっくり見ます。今・・読んでる本はちょっと気が重くなって。
だから・・仕事の帰りに本屋さんに寄りました。

それから。Every Little Thing の今日発売のアルバムも買った。
『ソラアイ』がすごく好きで。詩がいいなあ・・と思っていたから。
何よりもサチコが欲しがっていたから。今夜はサチコが聴いています。
明日・・うん明日は私も聴けると思う。今夜は・・もういいや。

じゃあ・・もうしんどくて無理だから寝るね。

最近ずっと寝る前に『養命酒』をきゅっと飲んでいます。
臭くて不味いけど。ぐっすり眠れます。



2004年03月09日(火) たわごと

ふと襲って来た気だるさを。ちょっとだけ愉しんでいる夜です。
こんなときは。鍵をかけたくなります。独りぼっちが好きになる。

そして足がふらつくほど酔っ払ってしまう。
このだらしなさ。この悪態でもって己をけなして。ぎゃふんと言わせて。
泣かせて苦しめて。どうだまいったかとか言いながら。あとは寝るだけです。

変わり者だと思います。けど・・決して嫌いではないです。

すごく暗そう。だけど・・ちっとも暗い気分ではないから。
そうそう。誰だってこんな時あるのではないですか?

部屋の電気を消して。音も消して。ちょっとだけ心細くなってみる。
そうすれば。たったひとりきりの自分が見えてくる。
息してる。想ってる。何か・・それはとんでもないことのようなそれで。

そのために涙を流したりしながら。また息をする。また想う。
まるで与えられた特権のように。自分を確かめてみる時がある。

やがて。ふわふわと宙を彷徨っているような。つかみどころのない心が。
これ以上飛べなくて。かと言って行き場所もなくて。落ちてゆく。

その瞬間を愉しんでいるのです・・・・。



2004年03月08日(月) それぞれのおとなたち

夕食後。いつも私の部屋でたむろしている息子くんが。
今夜から居なくなって。なんとなく物足らないような午後7時でした。
あっ・・そうか。もう来る必要がなくなったんだとか思いながら。
おもむろに煙草に火を点け。ぼんやりとPC画面を見ていた。

そしたらいきなりです。「ここで煙草吸おう!」と入ってきたからびっくり。
それなのに居心地が悪そうで。さっさと息を吐き終わり。また出ていった。

ついについに。この4畳半の小部屋が。自分だけのお城になったのか・・・。
乱入者というより。ちょっとした仲間だった奴が。
逃げるように出て行く姿は。ちょっとだけ淋しい。

またいつでも来ればいい。せめて煙草を吸いに来ればいい。

午後8時半。サチコ帰宅のクラクションが2回鳴る。
はっとして母の顔で階段を駆け下りて行く。
わざと甘ったるい声を出す。そういつも「サチコちゃ〜んお帰りなさ〜い」

「ねっねっお弁当美味しかった?」とか聞きながら。うん!と応えるのが嬉しくて。
実は今日からです。サチコもお弁当持参で仕事に行くことになって。
夜のバイトもしているとはいえ。最近のサチコはちょっと金欠病なのです。
月1万くらいは助かるみたいで。母も作りがいがあるというもの。

昨夜このことを決めた時。子供みたいにはしゃいでいました。
「なんか・・明日から一年生みたいやね〜」とか言って。
ふたりで台所で「ピッカピッカの〜いちねんせい」とかポーズとってみたり。

私も気分的にすごく助かります。やる気が出て来て。作りたいと思える。
明日も頑張るけん!の気持ち。いつまで続くやらですが続きそうな予感するし。
いま思えば。もっと早くそうしてあげたらよかった。
「私は要らないよ」と言ったのではなく。サチコは言ってくれたんだと思う。
そのぶん母は楽していたのだから。今度は恩返ししなくちゃね。

午後10時。みんなひっそりと静か。
家族という名のそれぞれの大人たちが。自分だけの時間を楽しんでいる頃。

私は母だけど女で。せつなく想うこともあり・・そのどうしようも出来ないことに。
浸りながら溺れながら・・それでもすくっと真っ直ぐな心で。

身の程を知り。それが痛くもあり。その傷口のような。ぽっかりと開いたところに。

流し込むように酒を注いでいる・・・。



2004年03月07日(日) ついにやったからね

今朝は窓の外を見て。思わず「おおっ〜」と叫んでしまいました。
春の雪なんだけど。しっかりと降り積もってみたかった雪でした。
そして陽が昇ればあっけなく。ああ・・ごめん春だったねと言わんばかりに。
それは解けていきます。あとかたもなく消えていきました。


さて今日は。ちょっとした秘密の大作戦強行突破が我が家でありました。
そんな大げさなことではないかもしれないけど。今日を逃せば後がないかもで。

息子君が新しいPCを欲しがっていて。でも父親がすごく怒って反対していて。
実は・・息子君のPCを私がずっと使っているのが気に入らないみたいです。
この前ちょっとそのことでもめて。それ以来そのことは禁句になっていたけど。
今まで通りでええわ・・と言いながら。身勝手な母に味方してくれていたけど。
私はずっと複雑な気分のままでした。済まないなあ・・って思いながら。

お金はあるんだけどね。って息子君はいつも言ってて。
でも父親は断固として「一軒の家に一台あればええがや!」って言うし。

でね・・とうとう。それって買ったことがわからなければええのじゃない?
そういうことに決まりました。ちょっと後ろめたいけど・・それしかないって。

だから今日です。午後から父親が出掛けるので。その間に買って来たのです。
後は部屋に勝手に入らないことを祈るだけですが・・
たまにゲームソフトとか取りに行くことがあるので。要注意やね・・とか言って。

新しいPCはすごいです。テレビも観られるし。画面がすごく綺麗やし。
秘密でなければもっと嬉しいところなんだけど・・。

もし見つかった時のことも考えておこうとふたりで相談もしたり。
「俺の金で買ったもんや。文句あるか!」って言うか?

うん・・そうしよう。もう買ったもんだから・・きっと何も言えないよね。
すごくすごく後ろめたい気持ちと。「ついにやったからね」の爽快な気分と。
板ばさみなんだけど。どちらかといえば爽快が勝っているように思う。

結局は私の身勝手が原因のことです。
息子に2台もPCを買わせて。とうとう古いのを自分のものにしてしまった。

なんて・・甘えてる母だろうと思ったりしています。
ごめんなさい。ほんとうにごめんなさい。



2004年03月06日(土) あの時僕は・・僕だった

今日も冬だったんだけど。僕は、素晴らしくほっかほかでした。

実は先日。街角というか田舎の細道で元彼女と会ったのです。
ちょうど一年前に会ったきりやったから。ほわんとして嬉しかったのなんの。

そんでね。彼女の口からこぼれた言葉が「ついに結婚するから・・」
うんうん。それはすごくほっとする報せやった。ずっと気にかけていたから。

「近いうちに飯でも食いにいくか?」と言えば。すぐに「おっけい!」というとろ。
昔とちっとも変らない。意気投合するところ。さっぱりと素直な感じが好きで。

でね。それが今日だったから。午後から仕事休むことにしました。
特別というか。こんな約束が出来るひとがいてくれる。それは結構幸せな気分なり。
かと言って。普段からべたべたしない関係。たまに会って。一気に深くなれるひと。

その深いところで。包み隠さず打ち明けてくれることとか。
聴きながら頷き目頭が熱くなったり。そしてそれが何よりも嬉しかったり。

幸せにカタチなんてないのだな・・と思った。
『結婚』は『安心』に他ならず。今の安堵に心満たされていれば『幸せ』
すごくながい道のりを乗り越えて来たふたりだから。きっとだいじょうぶ。

実はもう。姓が変っていました。ほんとにびっくりさせる。
披露宴もしないからお金助かるでしょ!なんて笑っていました。


そしてそれから。少し思い出話とかして。
これは僕的にとても懐かしい場面だった。
ふたりで酔っ払って深夜の街を走ったこと。その時急に雨が降り出して。
ぜぇぜぇ言いながら駆け込んだところが、お蕎麦屋さんやって。
なんでラーメン屋さんじゃないのって言いながら。仕方なく食べた『たぬき蕎麦』
けどそれがめちゃ美味しかったよね。ぜんぜんお上品じゃなくてズルズル食べた。

それから。きみの誕生日。あの時きみはいったい幾つになったんだっけ?
酒場のカウンターでふたり並んで。へろへろに酔っ払っていたね。
それでも僕はずっと時計を気にしていたのだった。
そして日付が変ったその時。僕はマイクを握り締め凛々しく立ち上がったんだ。

「はぴばぁすで〜つ〜ゆ〜」と唄った僕は。我ながらかっこよかったなあ。
そしてきみはえらく感動してしまって。目にいっぱい涙を溜めていたよね・・。

ああ・・あの時僕はほんとうに僕だったんだ・・。



2004年03月04日(木) めぐる季節のはざまで

ぶるぶるっと寒い朝だなと思っていたら。午後から雪が降りました。
風にのってひゅんひゅんと降る雪で。やたらとはしゃいでいるような雪でした。

あっ・・『春の雪』いつもHPに来てくれる。Tさんの詩を思い出す。
冬が忘れないでと降らした雪。ひともまた・・自分を忘れて欲しくなくて。
わかって欲しくて降る雪。それが春の雪。

ああ・・でも。どうしてそんなにおまえははしゃいでいるの?って思った。
なんだか空がちぎれてしまいそう。まっぷたつに。

寒の別れやね・・。ちょうどその時いらしてたご年配のお客様と話す。
だから空がちぎれるのか。あっち側とこっち側とに。別れる時が来たのか。

そのはざまにいるわたしたち。めぐる季節があるから踏み出せるのかもしれない。
お別れなんかじゃないんだ。すべてはそうして巡り巡るものだから。

悲しくて降る雪じゃない。旅立つのか?嬉しいのか?だからはしゃぐのか?
きっと冬は。春に会いたくてたまらないのだね。
すぐそこにある笑顔に惚れているのかもしれない。
おいでおいでと手を振っているような冬。手を伸ばせば届く春。

そしてつかのまの合体や〜おおお!やったね〜

冬は幸せなんだなって思う。だって春にふれたらすごく優しくて嬉しかったから。
ほっとして。泣いたんだ。雨じゃないよ。僕は雪だったんだよ。

はしゃいだあとは淋しいね。どうしてだかこんなに心細く不安になる。

忘れないでね。また会えるから。僕はきみを濡らす雨になれない。



2004年03月03日(水) 気がつけば花が咲く頃

梅の花ばかりではありません。一面の菜の花や彼岸桜や。桃の花も咲き始めました。
気温は低めでちょっと冬っぽいけれど。そんな花たちを見つけると春だなって思うね。

通勤途中の山道をうんぐりかんぐり峠を越すと。山里ののどかな朝の風景です。
結構幸せもんだなって思う。こんな自然の恵みをいっぱい頂いて。
ああ・・しんどいなって思いながら家を出ても。そこが春だから嬉しくて。

そしてケセラセラで仕事をします。相変わらず経営状態が緊迫してるんだけど。
そんな苦さえも最近は面白いなって思えるようになった。
よくもまあこんな状態で。「おまえもやるじゃん」の気持ち。

私はとりあえず経理で。それからフロント係りで。自動車保険の係りです。
たまに営業もします。あと・・お客さんと雑談もします。

毎日必ず遊びに来るお客さんがいて。「いちごのおんちゃん」と呼んでいます。
ハウスでいちごを作っているので。時々お土産にいちごを持って来てくれたり。
この「おんちゃん」夏になったら「ゴーヤのおんちゃん」に変身します。
毎日のようにゴーヤを持って来てくれるんです。

この前「ほら見てみろ」と言って。ゴーヤの種を見せてくれました。
今年も蒔くから楽しみにしていろって言って。
市場へ出すのじゃなくて。おまえ達に食べさせたいから作るんだぞって言って。

うんうん。今年も夏が楽しみやね。そっか・・もう種まきの時期なんだね。
にこにこ笑顔で頷きながら。内心は・・うむ・・毎日ゴーヤだ・・なんて。
今年はゴーヤ茶なるものを作ってみようかなとか思う。
去年は。ほんとうに済まないと思いながら。随分腐らせてしまったから。
スライスして天日干しにしたら簡単に出来そうな気がする。
うん・・夏になってから試してみよう。とにかく腐らせないようにしなくちゃ。

こんな感じで。お客さんとのふれあいが日々の心の糧になり。
どーにかこーにか乗り越えていけます。夏になっても職場に行けそうな予感なり。
経営難など。ほんとうにケセラセラです。誠心誠意尽くしていれば実がなると思う。
こうなったら。日々が種まきですよね。心を込めて種を蒔くようにしなくちゃ。

気がつけば花が咲き。そして実がなるような日々を送りたいです。
あっ・・ゴーヤの花って。どんなだろう?今年はこの目で見てみたいなあ・・。



2004年03月01日(月) 弥生三月花一輪

ちょいとリフレッシュな月曜日でした。あっけらかんとして元気なり。
昨日いっぱい寝たのが良かったのか。それとも涙出るほど笑ったのが良かったのか。
とにかく。あーだらこーだらなんてどうでもいいさと思えるようになった。

こんな調子だから。仕事も苦にならず。銀行的月末の今日を頑張ってみた。
例のごとく3時ギリギリまで銀行に居て。窓口のRちゃんに見とれていた僕。
色白で目元が切れ長で。アイシャドーがよく似合うのです。
そして何より声が可愛い。だから僕は他の窓口を避けていつもRちゃんのところに行く。
そうして。ドキドキしながら順番を待つ。週刊誌を見るふりをしてRちゃんを観察する。

そしてやっと。Rちゃんが呼んでくれる。会社の名前じゃなくて「みかさん」って。
それが何よりも嬉しい。顔見知りの特権というか。特別だい!って自慢したい。
それでね。通帳を渡す時のRちゃんは。ちょっと首を横に傾けるようにして。
「お待たせしましたぁ」っておじぎをするんだけど。それがまた最高にええのです!

はぁ・・今日もええ日やった。心に一輪の花が咲いた弥生三月なのです。


僕的に思うに。僕はたぶん・・間違って女に生まれたのかもしれん。
でも誤解しないで。とことん女っぽい時もあるから。
ただ・・肉体的に胸とかやたらと小さいので。ふと・・そう思う時がある。
神様が迷っているうちに。胸に肉を付け忘れたのかもしれん。
どーしょーかなと思っているうちに。もう手遅れになってしまったんだ。
慌ててくっ付けたけど。もたもたしていたに違いない。
もしくは手元が滑ったか。ああ・・なんてヘマをしてくれたんだ〜

けど。神様は命を下さったから。こうして生かせてくれているから。
僕は花を見つけられるし。私だって花になれるかもしれない。

まだまだ人生これからだもん。千切られてもむしられても咲ける花でありたい。


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