ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2003年12月30日(火) ほわぁん・・ほわぁん

やっと仕事納めで。夜の国道ぶっちぎりで帰宅しました。がっ・・結構お疲れ。
こんな時にはクロネコヤマトです。ありがたき贈り物が玄関で「おかえりなさい」
ほんまにこれは嬉しいですね。昨日よりもっと嬉しくて。私は幸せもんです。

小学4年生の時からのペンフレンドがいてくれて。
私が観れなくてすごく悲しんでいた『Ken's Bar』の録画ビデオを送ってくれた。
今年はすっかり諦めていたから。もうもう瞳はキラキラお星様になっちゃった。
ありがたいことです。堅さまに会えることより。彼女の心遣いがすごく嬉しい。

一度も会ったことがない彼女だけど。すごくながいこと友達でいてくれて。
思春期の少女だった頃のふたりのこととか。今夜は思い出しています。
ビデオと一緒に手紙が。さっきそれを見つけてよけいに感動してしまった。
だって・・それってすごく懐かしい字。最近はずっとメールばかりだったから。
『手紙』っていいなあって思った。なんか違うんです。メールよりあたたかい。

いっぱいのあたたかさで。今夜は・・ほわぁんほわぁんになりました。

慌しかった今日一日とか。苛立っていた時間とか。どっと疲れが襲って来た事とか。
そういうのがみんなどんどん遠くなる。
ほっとする瞬間って。きっとこんな時。こんな時だからこそ安らげるもの。

こころはそうして満たされるから。たとえ些細なことであってもありがたく。
受け止める手のひらを握り締めてはいけないです。



2003年12月29日(月) はぁ・・いい気持ち

少しだけ脱力気味で。帰宅しましたところ。宅配便が届いておりました。
10月の末だったかに予約しておいた『モーツァルト夜の音楽』でして。
それは忘れた頃に届くもので。すでにあの時の衝動は何処への頃でしたが・・。

聴いてみればなかなかよろしいです。どことなく癒されつつあるところです。
なんでもこれが高周波音だとか。耳と脳の休息の音楽だとか。
部屋に流すのではなく。耳に流しておりまする。脳にも届いているのでしょうか?

『アダージョ』つうのがすごい。出だしのところなんとも言葉に出来ませぬが。
ピリピリっとします。それから指先まで何かが走るみたいな感じします。
快感と申しましょうか。なんだか遠い世界に吸い込まれそうになりまするよ。
頬杖をついて・・目を閉じて・・何もかも忘れて・・ゆらゆらしてきて。
あんなこともこんなことも。もう遠いのですから。

ああ・・すみません。聴きながら書いてるもんで。すっかり陶酔しちゃって。
そのうえ。とてもすらすらとは書けませぬ。時間が止っちゃってる感じするし。

はぁ・・いい気持ち。ありがたいです。これはとても。
恥ずかしながら指で唇を撫でておりまする。そしたらなんとも幸せなりよ。

         お願い・・見ないでね・・この姿。



2003年12月28日(日) 生まれ変った気分で

不覚にも・・昨夜は寝込んでおりました。我ながら信じられない嘔吐でした。
悪阻(つわり)かと思ったら。いきなり出血多量でして。へなへなの夜だったり。
病は気からと申しますが。嘔吐には勝てませぬ。気が酔ったのでありましょう。

でもほら。元々すごく丈夫だから。今朝は元気にお目覚めです。
洗濯いっぱい。掃除もいっぱい?しました。障子も張り替えちゃったです。
日中はぽかぽか日和。それが何よりありがたい日曜日でした。

午後は美容院へ。2か月ぶりだから。また2センチの切捨てです。
今回は何を捨てたのか?定かではありませぬが。すごく軽くなった感じ。
かなり似合ってます。鏡見ながら惚れ惚れしとりますから。んん?

美容院って好きやね。なんか・・すごく癒される。
髪なんか洗ってもらっている時。くらげみたいにふにゃふにゃになるし。
そのままシャンプー台で眠りたくなる。何もかも忘れて放心状態になる。

「痒いとこないですか?」なんて訊かれるんだけど。
それよりも気持ち良過ぎて。そんな痒いところなんか在り得ないもん。

ふぁ〜生き返ったって思う。髪はもちろん身も心も洗われる思い。
ありがたい場所です。生まれ変わった気分ですごく元気になれる場所。

おかげでこんな新鮮さでもって。新年を迎えることが出来るのです。
いろんなことありましたこの一年。それなりに乗り越えて来たけれど。
悲しいことの数よりも。嬉しいことがいっぱいだったと思える。
感激や感涙や感動がいっぱい。生かされていることをこんなに尊く感じた年って。
すごく貴重な一年だったと思う。

髪を切るように。さっぱりと。自分の中で巣くって来た『こだわり』みたいなの。
ひとつひとつ捨てることが出来たんだと思う。

でも・・まだある。これだって言えない。どうしようもない『こだわり』
それを見つけ出すまでは。生き続けなければと思ったりしている。
だからだいじょうぶ。まだまだ長生きするでしょう。

あら・・いやね。なんだかすごく年寄りみたいに。
まだまだこれからです。ゆっくりのんびりと人生を楽しませて頂きます。



2003年12月26日(金) ようやったな・・

氷雨降る夜。行って来ました金バドへ。バシバシと今年はこれにて終了なり。
ようやったな・・って気持ちです。ほんと・・これさえあれば人生バラ色かも。

好きなこと。とことんです。来年もまっしぐらでいます。
くじける日もあるのかもしれないけど。やってやれないことはないって。
いつも言える日々でいたいです。熱中出来ることがあるだけでありがたいのさ。

昼休みに・・憧れのひとにメールしました。
今年中のお礼とか。とりあえずちゃんと言わなきゃって思って。
そしたら・・よほど暇だったのか。すぐに返事が来たのです。感激なり。
「試合にもたくさん出るように。頑張って下さい」って。

うん!出る。すごくいっぱい闘志が湧いて来て。やる気満々になった。
憧れは星だなと思う。友達未満って遠い夜空の星みたいに。きらきら。
恋することなど畏れ多く。ただありがたき存在なり。
星があるから夜空を見上げるのだもの。真っ暗じゃ・・俯いてしまうから。

これでいいのさと思った。だからこれからも頑張れるよ!



2003年12月25日(木) サンタさんが来たよ

仕事から帰る時。ラジオのお兄さんが「今日ですよ!今日がクリスマスです」って。
何度も言うのが可笑しかった。そうそう・・確かに今日なんだよねって。

ちょっと残業でした。対向車のライトが眩しく帰宅。
そしたらポストにおっきめの封筒が入っていて。おおっ・・サンタさんや〜。
古い友人からでした。私の父と同じ年くらいの方です。
仁成の『サヨナライツカ』と『そこに僕はいた』を贈って下さって。
どちらも手持ちだったけど。なんだか新鮮で。嬉しくて感動しました。
でも・・お礼の手紙が出せないのです。

「決して手紙はよこさないで下さい」と書いてあるから・・・。
涙がぽろぽろ零れてしまう。ありがたいひとです。ずっとこれからも。
どうか・・長生きして欲しいです。父のようにあっけなく逝かないで。

ひとの存在というもの。私も彼のように在りたいな・・と、ふと思った。
巡り逢った縁をずっと忘れずにいて。時々・・そっと手を差し伸べてくれる。
真心を届けてくれるんです。待ち望んではいない隙を不意打ちするように。
それは突然で。はっと心を束縛されるように。ぎゅっと抱きしめるように。

愛したいなと思う。巡り逢ったひとたちを・・・。



2003年12月24日(水) もう思い残すことないです

チーズケーキの上に生クリームがふわふわっとなってるのを食べました。
満足なり。こんなもんです。クリスマスイヴは。

そしていつもの水バドに行きました。今夜も気合入れて。
今年最後の水バドです。いい汗かかせて頂いて。ほんとに満足なり。

そして帰ってから。またケーキ食べました。もう思い残すことないです。

今は・・ぼんやりとしています。もう・・眠くなりました。
部屋中ラベンダーの香りで。二杯目の焼酎飲んでるとこです。

バドをした夜は、一気に酔いがまわっていけないのか。いいのか。
どうでもいいけど。結構投げ遣りになります。

たとえば・・浜省の歌みたいに。
「アノヒトノコトナドモウワスレタイヨ」みたいに。
それ以上がなくて。そこまででよくて。何も望めないみたいな。

想うことさえ嫌になる。いったい何を求めていたのだろう?って思う。
疲れちゃったよ・・ほんと・・もうどうでもいいよ。

         もう思い残すこと・・・・・・ないです。



2003年12月23日(火) なによりの優しさ

今夜は『ken's Bar』の生中継があるので。毎年すごく楽しみにしていて。
カレンダーに印つけてずっと待ってた。聴くのはもちろん。会えるのが嬉しい。
関西弁のトークとか。すごい好きで。惚れ直すというか、元々惚れてて。

でも・・仕事から帰るなり大ショックなり。
「おかぁ!受信料払ってるのか!」って息子君が茶の間で怒鳴っているの。
かなり焦った。もしかして残高不足だったかも。確かめてなかったし・・。
でも、昨夜まではちゃんと受信出来てたらしくて。何がなにやらパニック状態。

洗濯物も取り入れないでワオワオに電話した。6時までになんとかしなくちゃ。
オペレーターの女性がすごく親切で。優しく「すみません・・」って言うし。
でも・・まっいいかっていうわけにはいかんのです。これだけは我慢できない。
サポートセンターが混雑していて。今日中の対応は無理ですと言われた・・・。

「そんな・・あほな・・」すごく悲しいよ。
どうして?どうして・・今日に限って壊れちゃうの?

しょんぼりと食事の支度。悔しくてコップ酒。とりの唐揚げ揚げながら食べて。
少しずつ・・観念する。まぁ・・いいか。来年もあるし・・・。

そしたら息子君が。どうしたわけかすごく熱心に気遣ってくれた。
途中からでも観れるかもしれんぞ。とか言って。なんとかしようと言って。

同じ症状がないか調べるんや!ってネットで検索しまくる。
こういう時は2ちゃんねるや!情報早いぞ。他にも観れないひと居るかもしれん。

ああ・・ありがたや。ごめんね。ゆっくり晩御飯食べたらいいのに。
ありました〜過去ログやけど。急に受信出来なくなったひとが結構たくさん。

でっ・・今度は息子君が受信機を直してやるって言う。
コードの接触不良とかあれこれ。あまりの熱心さに母は恐縮なり。
ほんとにほんとにもういいよ。観なくてもいいよって思う。

夫君いわく「おまえも・・我儘いいかげんにせんとな」
うん・・そうかも。いくら観たくても観れない時もあるんや・・。

堅さまの歌声よりもっとありがたいものがあった。
いっつも私を怒ってばかりいる息子君が。すごく優しかったから嬉しかったよ。



2003年12月22日(月) わけわかんないじゃん・・ね

ラーメンと焼きそば。どっちをとるかといえばラーメンです。
たこ焼きとお好み焼きなら。お好み焼きをとります。
煙草と焼酎なら。焼酎を。仕事と家庭なら。家庭を。
ネットとバドミントンなら。バドミントンを。
書くことと読むことなら。読むことをとります。

以上・・両方は駄目だよともし言われたら。迷わず選ぶだろうな・・と思うこと。

たまに欲ばりになることあるでしょ。あれもこれも欲しいとか。
実際それは『もの』ではないのだけど・・私の場合は。

欲望などというものが・・一切なくなってしまったらどうなるんだろう?
ふと・・そんなことを真面目に考えています。

ラーメンな気持ちもお好み焼きな気持ちも、それが欲望だとしたらです。
それさえあればすごく満たされるとして。それさえも望まなくなったら。
なんだか腑抜けてしまいそうで。怖いです・・。

その怖さは・・淋しさに似ていて。たった独りきりの夜道のように怖い。
ああ・・明かりが欲しい。せめて月がとか。きっと望んでしまいそう。

その月が。葛藤かもしれない。欲しがってはいけないと言うもう一人の自分。
真っ暗でもそのうち目が慣れてくる。だから月なんて要らないと。
思えればいいのだろうか?遠くに街の明かりが。ああそれだけで充分だと。
一歩一歩進んでいる。ちゃんと歩けてると喜ぶこと。それが大切なことかも。
しれないな・・と思う。

自分にとって必要なこと。自分のすごく好きなこと。かけがえのないもの。
それがいつも思いのままとは限らない。見失うことだってあるから。
見失ったらどうする?探したい?欲しいのそんなに?

問い詰めてみる自分に。それがないからってどうってことないじゃんとか言って。
宥めてみる自分を。これでもかこれでもかと追い詰めながら抱きしめる。

抱きしめると痛いんだよ。どこだかわからないところがすごく苦しい。
わかる?ねえ・・誰かこんなのわかるひといる?

はぁ・・空っぽになりたいな。

わからないよ・・いま自分が何を欲しがっているのか。
たぶんそれは・・すごく欲しがっちゃいけないものなんだろうな・・・。

ラーメンとかお好み焼きとか。焼酎とかバドとか。
そんなふうにカタチあるものならいいな・・・と思った。

まっ・・いいか。そんなことどうだって。なんとかなってるから・・いいか。

               もう・・この話。お終い・・・。



2003年12月21日(日) 捨てた日のこと

昨日の雪が嘘のように。今日は風もなく暖かな一日。
午前中・・ちらっと川仕事に行ったけど。
今年は海苔の育ちがとても悪くて。収獲できるのかどうだか・・。
おまけに鴨がいっぱい飛んで来て悪さをしているようです。

『おどし』っていうのか。海苔網の上に鴨よけのキラキラ光るロープを張ったり。
まるでお百姓さんが稲穂を護るみたいに。さすがに案山子はないけれどね。
ながいこと海苔養殖をしてきたけど、こんな光景は初めて見ました。
なんか・・前途多難気味です。鴨がすいすい水辺で戯れているのって可愛いけどね。

私は『おどし』はしませんでした。食べたければ食べなさいって気持ちとか。
まっ・・いいかって思うし。それでも収獲できればありがたいことだし。
家業を捨てるわけにもいかず。ただ・・やれるだけやるだけです。

ふと・・川にいて思ったこと。少しも・・しんんどくないなって。
だから多分、骨折り損のくたびれ儲けとか。それはないだろうなって思った。


お腹ぺこぺこで家に帰り。無性にお好み焼きが食べたくなった。
材料の買い置きがないのと。めんどくさいのとが一緒になって。
また・・近くのお店に電話です。今日は5人分注文しました。
息子君の友達が遊びに来ていたから。たまにはご馳走してあげようと。
焼けた頃、お店に取りに行けばいい。すごく楽ちん。すごく美味しい。


午後は・・暖かさに機嫌よく。また掃除です。
自分の部屋を集中的にしました。捨てても良いものがいっぱいあって。
机の引き出しから懐かしい物も出てきたり。
これは捨てられない物だったんだけど。だから大切にしまってあったんだけど。

2001年5月のチャット全会話です。プリントして保存してたのね。
時々引っ張り出しては読み返してました。なんという執着心でしょう・・。
思い出というか・・完全に心が束縛されていた頃。どうしても離れられない心で。
「僕は悪魔だよ」とか言って現れたひとで。「また明日来るよ」なんて帰って。
そしてまた同じ時間に来て。顔も見えないくせに「泣かないで・・」って言うから。
だから・・いっぱい泣いたこともあった・・。

でも・・今日それを捨てた。なんか・・すごく遠い日になって。

         さっぱりしました。やっと本当のさよならが言えた・・。



2003年12月20日(土) ほのぼのと暖かでいて

目覚めると真っ先に積雪を確かめる。大げさに歓声をあげたりする。
こういうところは子供の時から変わらないです。雪が大好きや。

9歳まで山間部で育ったんだけど。南国とはいえ冬はちょっとした雪国だった。
雪合戦はもちろん。橇遊びもしました。ツララ食べたりもしました。
『かまくら』に憧れていたんだけど。おっきいお兄ちゃん達が作っていて。
「女は・・入ったらいかん!」と言われて泣いたこともあります。
弟は入れてもらって喜んでいたから。よけいに悔しくてたまらなかった。
その時のこと今でもすごく憶えていて。やはりそれは今も憧れです。

でっ・・それはほんとにガキの頃。
いま住んでいる町は海も近く温暖そうなんだけど。結構・・寒いところ。
毎年何度かは雪が積もる。川風というか北西の風が冷たいです。
まっ・・これは南国なのにってことで。冬なんだからあたりまえやね。

職場は標高どれくらいか知らないけど。高原みたいな山村です。
四国八十八ヶ所の遍路道になってるところ。ありがたい村かもしれないや。
でね・・ここはもっと寒いところなんよ。なんせ周りは山ばかりだし。

今日なんか大雪だそうで。職場は臨時休業だもんね。
おまけに途中の道なんか通行止めなんだから。行きたくても行けないじゃん。

思いがけずというか期待どうりなのか。今日は一日ありがたい休日でした。
のんびりともいかず・・ひたすら掃除をしてました。
毎年・・大掃除とかまともに出来ないまま新年を迎えるから。よかったです。

「休めば・・」と言っても無理して仕事に行った夫君も。4時半に帰宅。
今夜は会社の忘年会だったけど。体調悪く欠席です。

サチコが『ポンチョ』を買って来てくれて。父親は大喜びです。
それが青地の毛布みたいなのに、雪の結晶ともみの木とトナカイの絵があって。
あまりの可愛さにウケまくりました。ほのぼのと笑顔の夜です。

今日は・・なんだかとてもいい一日でした。



2003年12月19日(金) 雪の夜・・私は眠い

今日は・・初雪が降りました。今もずっと初雪模様なのです。
昼間はコロコロと転がっていた雪。今は・・ひたすら降り積もっておりまする。
なんか・・どきどきします。雪が降ると胸騒ぎがするのは私だけでしょうか?

悪天候もなんのその。懲りずに金バドに行っていました。
寒い寒い・・と言いながら、みんな来るから。
そのうち半袖Tシャツになります。冷たいドリンクも飲みます。
休むと一気に身体が冷たくなるから。ひっきりなしでハードにやります。
やりがいがあるというか。みんなで燃えれば寒くないってことかな。

帰るとき雪がすごくて。それは白い花火みたいにフロントガラスから。
ライトアップして見る雪ってとても綺麗で。はらはらとしてしまうんです。
ぶつかってくる雪に逆らわずに走る。それは怖いようでいて爽快です。

帰宅したら・・真っ先に夫君の様子を。
か弱いのね彼。寒いとすぐ熱出ちゃうし。
仕事中に具合が悪くなったようで、夕方からずっと寝ています。
湯たんぽを貸してあげたら、「ぬくぬくや」と喜んでました。

でね・・さっきそれを返してくれたから。ひとつしかないもんね・・。
私に気を遣っているのかな?と思ったけど。そうじゃなくて。
「暑くてたまらん」そうです。汗かいて熱も微熱になっていたし。

私は・・今夜は我慢しようと決めていたから。思いがけずよかった・・って思う。
おかげで今夜もぬくぬくでぐっすり眠れそうです。

バドの程好い疲れと・・いつもの寝酒の酔いと。
一気に押し寄せて来ていて・・もうダメの感じ。

しんどいです。眠いです。おやすみなさいです。。。。



2003年12月18日(木) ほっかほかだよ

100円ショップのあったか靴下。サチコの今日のお土産です。
赤いのと焦げ茶のとどっちがええ?って言うから、もちろん赤いの頂きました。
そしたら・・サチコ。「じゃあ・・私がババ色かよ・・」だって。

さっそく履いてます。とても100円とは思えない暖かさ。
これ履いたまま寝ます。あと・・湯たんぽと愛し合ったりもします。

湯たんぽを入れ始めたら・・春までずっと。
終いには蹴り飛ばすまで一緒に寝ています。
この湯たんぽ。長男が生まれた年に買った物で、もう・・24年?

そうそう・・あの頃は初めての子育てで。とにかく冬は湯たんぽだった。
でも・・赤ちゃんはほんとはすごく暑がりなんだよね。
汗かいて寝ている我が子にはっとしたことでした。

そんな思い出深い湯たんぽ。このままおばあちゃんになるまで使えそう。
冷えるんです。足が冷たいと眠れないし。夜中にトイレ行きたくなるし。

ほんとは人肌がよろしいのでしょうね。でも・・それはちょっとね・・。
一人で伸び伸びと眠りたいから。要らないです。人肌なんて。

さて・・今夜もそろそろ。お布団が恋しくなってきました。
明日はぐんと寒くなるそうです。平野部でも雪の確率50%だって。
ほんとに降るのかな・・雪。嬉しいけど怖いような雪です。

でも・・それは明日になってみないと。雪なら雪。雨なら・・雨です。

今は・・ただひたすら眠りたいから。ぬくぬくでぐっすりと。

温かいものって嬉しいよね。身も心も幸せにしてくれるありがたいものです。



2003年12月17日(水) とことんやりますから

北風びゅんびゅん突っ切って、やる気で水バドに行ってました。
最近すごく燃えてます。燃え尽きるまでやりますとも!

自分の弱点とか。悪い癖とかいっぱいあって。
それを積極的に教えてもらうようにしてます。
プライドとか・・ないです。前はあったかもしれないけど・・・。
だから誰も教えようとしなかったのかもしれない。と・・今になって気付いてる。
そうなんだ・・だから上達しないまま今まで来てしまったんだんだね。

おまけに人一倍ながくやってるみたいなキャリアっていうの?
「あのひとはキャリアながいけど・・下手だよね」っていうレッテル。
そういうのを剥がしたいです。焦らずに少しずつ克服したいな・・と思う。

すごくすごく年下の仲間に・・「それダメですよ!」とか言ってもらう。
「じゃあ・・どうすればええの?」って頭を下げて教えてもらう。
そんなふうにして、どんどん悪いところを指摘して欲しい気持ちでいっぱい。
真剣に教えてくれるのがありがたくてたまらない。ほんとうに・・感謝。

遅すぎるってことはないんだと思う。何ごとも・・努力次第だし。
やってやれないことはないと思うから。頑張ります。力尽きるまでやりたい。

でね・・案の定というか。帰ってお風呂から出ると・・もうくたくたです。
そのままばたんきゅとお布団にもぐりこみたいです。

寝酒なんて飲まなくてもぐっすり眠れそうなんだけど・・
これも悪い癖というか・・習慣とはなかなか吹っ切れないもんですね。

ただ・・そうすることで気分がすごく落ち着くのです。
燃えていた火が・・か弱く消えそうになって。ああ・・もうお終いとか思って。

あとはひたすら眠るだけです。

そして次回は金曜日。また燃えますから。とことんやりますから。

                    こんな自分・・結構好きです。



2003年12月16日(火) これでよろしいかな?

ビミョーに吹っ切れてます。って言いたいところなのですが・・・。
なんか・・心に魚の骨が引っ掛かっているような夜でありまする。
おいおい・・どうしたんだ?昨夜の意気込みは?なんてね・・・。

こんな時こそ「まっ・・いいか」です。深く追求せんでもよろしい。(笑)
そうそう・・笑ってごまかしておけばよろしいのでございまするよ〜

よっし!テンション上がって来ました。今夜もぶっ飛ばすぞ〜〜
ありがたき焼酎なり?いやん・・バレバレやん・・。

えっへん!気を取り直して真面目に行かせてもらいまする。

実はですね。ここ数日私の部屋の雰囲気というか。なんか変で。
いつも独りの静かな部屋で・・それはそれは居心地がよろしいのですが・・。
誰かの視線を感じるのであります。背中・・じっと見られてるような。
まっ・・いいかっていうわけにはいかないのです。落ち着けなくていけない。

どうやら・・亡き父の写真です。ちょうど私の真後ろの本棚に置いてあって。
遺影というか・・葬儀の時に使った写真のミニサイズのものを。
日曜日が30日の祭事だったので、弟の家から貰って来たのでした。

迷いました。いったいどこに置くべきかと。だって・・嫁の立場とかあるし。
遠慮するべきところ多々あり。結局・・ひっそりと私の部屋に置くことにして。
昨日も今日も「行ってくるね」とか語り掛けて仕事行ったりしてたけど。

お父ちゃんってね。私が高校の時・・勝手に私の部屋に忍び込んだりしたのです。
そして・・日記とか・・詩のノートとか見てたんだよ。
知ってたけど・・何も文句言えなかった。ただ・・私は無口になっただけ・・。

そうしてお父ちゃんは・・私にすごく気を遣ってくれたから。
今思えば・・それが父の精一杯の愛情だったんだと思うのだけど。

で・・どう?その頃と全然変わってないでしょ?ははは・・実はそうなんよ。
こっそり見るのなら許してあげたい。でも・・まともに見ないでって言いたくて。
だって・・あまりにも恥ずかし過ぎまする。いい年して・・こんなんじゃ・・。

今夜は決心して写真を他の場所に移そうとしたのです。
胸に抱いてあちこちしてました。が・・そうしてることがすごく心苦しくなって。
家中うろうろしながら謝っていました。やっぱ・・私と一緒に居ようね・・。

つうわけでして・・今は寝てもらっています。
だって年寄りは9時には寝ないとね・・朝は早いし・・(笑)
だいじょうぶだよ。私が寝る時には起こして、ちゃんと手を合わせるからね。

何気にちょいと愉快なり。
この年になって・・父親に監視されるなんて思いもしなかったわよ〜



2003年12月15日(月) 遠いところにいるのかな

ずっとずっと・・こだわり続けていたことがあったような気がする。
それが忽然と消えた気がするのです。気のせいかもしれないけど。
今はそれが無色透明。不思議な心境でもって・・すごく安らいでいて。

たぶん・・それって。求めないふりをしながら求めていたものかも。
しれないなって思う。無意識に欲しがっていたものがあったんだと思う。

わけわかんないね。これじゃあまるで。思い出すことも出来ないもの。
ただ・・それが消えたってことで、こんなに満たされていいのかしら?
欲しいものを見失ったんだよ。いいの?探さなくても?そんな感じなんだ・・。

私はたぶん嘘つきだったんだと思う。ごまかし続けて来たことがあって。
それを認めることに罪悪感があったのかもしれない。
いい子ちゃんぶって嫌だね。偉そうな事言ったって・・真実はこれだもんな。
なんて後ろ指さしたい時がいっぱいあったから。今思えば・・そうなんだよ。
カッコつけてるんじゃないよ!なんて思ったりもしたよ。

迷路みたいなところにいたよ。それなのに穏やかに笑顔を振りまいていたかも。
あっちこっち出口を探していたよ。出たくないくせに探すふりをしていたんだ。
そうして真っ直ぐな心に鎖をかけてみたりして。もがいたり叫んだりして。

でも・・それって今は違う。もう・・出てる。
とっくに見つけていた出口。こんなに明るくて爽やかな場所へ。
そして深呼吸しているところなんだ。たぶん今は・・そこに居る。

手離してこそ満たされる・・って。きっとこういうことなんだなと思う。
どうしても捨てられなかったものって。すごく重かったんだね・・・。

重いくせに・・こんなふうに消えちゃって。
そのカタチさえ思い出せないくらい。私は・・遠いところにいるのかな・・。




2003年12月13日(土) まっ・・いいか

身の程知らずなんだけど・・まっ・・そこが私のいいところかもしれない。
と、思ったりしています。今夜は。

あっけらかんと生きてみたいです。深刻ぶるのもいいかんげにして。
こだわり過ぎるんだ。問い詰めて追い詰めて答えを出そうとするところとか。
もっとあっさりとしていていいのではないかと。思っているわけです。

ふぁ・・いったい何のことやら書いてる私にも分からなくなってますが。
たとえば・・この件をとことん突き詰めること自体がねちっこいのですね。(笑)
笑ってごまかせることでよろしい。それが今の・・結論です。

でもさ。私って学習能力があんましないところとかあるから。
また・・そのうちねちっこくなっちゃうかもしれません。
ねばねばしてるの嫌ね。嫌なんだけど絡み付いちゃう。納豆みたいな感情でもって。
かき混ぜれば混ぜるほど粘っちゃうのです。だから・・かき混ぜないで下さい。

下さい。って・・自分にです。自分でやってるのやから。あほやね・・・。

この件・・さらりとお茶漬けにしたいです。なのに・・懲りずにかき混ぜている。
納豆ご飯のお茶漬けなんて、きっと不味いに決まっているのに。
それでも・・食べるというのですか?ほんまに・・呆れたお人やこと。
ああ・・でも、もしやそれってイケるの?ふと・・興味湧いてきたりして(笑)

ふぁ・・また収拾が付かなくなってきた感じ。まっ・・いいかこれで。

そうそう。最近は特にこれが気に入ってます。

           まっ・・いいかで終ることです。

諦めでも投げ遣りでもないのだと思うから。
だって・・どうしようも出来ないことあるから。
そんなことに絡み付いていては・・前に進めないもんね。。



2003年12月11日(木) しんどいね・・いっぱい

自分の進む道に迷って・・どん底の気持ちで何もかも嫌になって
泣いて泣いてばかりいるひとを救うには・・。

考えています今夜は。自信満々で手を差し出すことをしてしまった後で。
このように自信がなくなりそうな時があります。
果たしてこれで良かったのかとか。よけいに迷わす結果になりはしないかとか。
冷静なつもりが・・実はすごく感情的になっていたような・・そんな不安に。

「さあ・・歩きなさい」とは言えない。歩けるんだよと教えてあげただけ。
でも・・それが伝わっているかどうか今は分からないから・・。
見えないし。何も聞こえない。確かめたいと焦る気持ちになってしまう。

ちくたくと時間だけが進む。気を刻むように平静を待っている。
そしてそれが自分に出来る精一杯のことだという事に気付きたい。
手を差し出したのではない。少しだけ光をあててあげただけだと思う。
か弱いスポットライト。進む道を照らすよりその人だけを照らす光。

そろそろ泣きやむだろうか・・。泣いている自分を見つめているだろうか。
どうして泣いているんだとその理由に気が付く頃なのではないか。
涙を拭いている姿が見えてくる。ぼんやりと霞むその中で立ち上がる影ぼうし。

そうして感じる。そうして信じる。歩けるんだよ・・もう大丈夫だよと。
伝えたい思いでいっぱいになる。

埋められない距離にあって、どれだけ近くに在り続けられるか。
最近はそればかり考えていた。笑顔の日もある。そして涙の日もいっぱいある。
縁あって巡り会えたものとして。自分の在るべき姿をかたちづける日々とか。

私は・・泣きごとを言わない。弱音を吐かない。そして甘えない。
そうすることに決めたから。でないと・・ひとりのただの女になってしまう。
女ではいられない。人としてそこに在り続けたいと思った。


冷たい雨が降っているよ。寒いね・・・。そしてすごく疲れたね・・。
しんどいね・・いっぱいしんどいよね。



2003年12月09日(火) お父ちゃんありがとう

最近・・痛いのはココロくらいで、他はどこも痛くなくてよろしい。
ココロだってすごく癒されているのだから。痛いなんて言ったら罰があたりそう。

病院・・そうそう確かにずっと通っていたけど。
父の葬儀の後、行く気にならなくてキャンセルしたのだった。
口の渇きとか胃痛とか・・今思えばそれは本当にどうってことないやって感じするし。
それよりも父を病院へ連れて行けなかったことが悔やまれるこの頃なのです。

再発していた右肘の痛みとか。それも今では忘れておりまする。
痛くないです。いくらバドを張り切ってやっても全然平気なんです。
嘘みたいに楽になってる。多分もう再発はしないと思う。

それはいつから?ふと・・今日それを思い起こしていて。
それが・・父の葬儀の後からだったと気付いた。
お通夜の晩、親戚の叔母ちゃんとかが父に頼んでいたっけ。
「痛いところを持って行ってや」とか。叔母ちゃん足が悪くて・・。
でも・・私はそれがすごく嫌だった。あの世でお父ちゃんが歩けなくなりそう。
とか思うとすごく心配になったし。

だから頼まなかったのに・・・・。

そんな話を今日仕事しながら専務オババに話してた。
オババは父の元妻だけど・・今はすごく父を哀れんでいるのであった。
「それは・・きっとお父ちゃんが持って行ってくれたんだ」って言う。
肘の痛みだけじゃない。胃の痛みも。おまけに肩の凝りも。
「あんたが我慢しているから不憫に思ったのに違いない・・」とまで言うし。

魂とはそういうもんだよ・・と言う。
それがひとの心っていうもんだよと。

そして涙ぐむオババ。「おお・・なんとありがたいことを」って。
そして言う。「私には罰が当たるね きっと怨まれているし・・」

そんなことないよと私は言う。
「あいつは気は強かったけど・・ええ女やった」って言ってたらしいよって。
それは嘘ではなかった。生前・・父がそう言っていたと弟が教えてくれたから。
私はそのことを聞いてすごく嬉しかった。母を許してあげたんだ・・って。

そして私も恵まれた。こんなふうに元気で。こんなふうに健康で。
辛いことは何もない。思い悩むこともすっかり消え失せている。

ただ・・ココロ。この痛みは・・きっとそう。
もっと人を思い遣りなさいと父が言っているのだと思う。
思い遣りが足らないから・・迷う心があるのかもしれない。
迷う心は人をも迷わす。嘆けば人をも嘆かすのではないのだろうか・・。
ふらふらしてちゃいけないんだ。もっと真っ直ぐに愛さなくては。

大切なことがしっかりと見えてくる。感じている確かなことを。
魂は愛されて育つ。ひとを愛するのはココロじゃない。
私にも魂がある。それは死んでもひとを愛せる魂だと思う。

   お父ちゃん・・いっぱい愛してくれてほんとにありがとう。。。



2003年12月08日(月) せつなさの訳

夕暮れ時の月がとても綺麗だった。夕焼けと向かい合うようにしてくっきり。
まんまるでその紅が不思議な色合いで。ちょっと切ないような月でした・・。

ちょうどその時ラジオから・・ミスチルの『くるみ』が流れ始めて
思わず・・おお・・と声をあげ。スピードを落としてゆっくり帰る川辺の道。
久々のロマンティックなり。なぜにわらわはおとめではないのかと・・ふと。
帰るべき家を思った。

家に帰れば灯りがともりぬくぬくと光さす玄関のあたり。
サチコの黒いクルマにはっとしてほっとするひと時なり。
そしてドアには『メリークリスマス』だもんね。感動するわらわは母なり。

ふんふんと鼻歌で主婦になる。鶏ゴボウに鯵の塩焼きとか作り。
どっぷりと所帯に浸かる。もはや・・あの月さえも遠くなりにけり。

汚れた食器を洗いながら・・あのひとを想う。
どうしてあのひとはあんなふうに泣いたのだろうと・・・。
スポンジをぎゅっと握り締めてガラスコップの奥のほうをこれでもか。
これでもかと洗いながら涙がこぼれそうになるのであった。

かくかくしかじか・・。

「昨夜はひどくうなされていて参ったよ」と夫君が言う。
はっ?うそ?と我が身を疑う。ぐっすり眠った。それは確かにそうだったのに。
「何度も起こしたのに起きないから首締めて殺そうかと思ったぞ!」と笑う。

漠然と・・それを思い出す。人影が・・見えた。あれは誰だったんだろう?と。
何かを言いたそうにしてじっと私を見つめていたひとが・・確かにいた。
名前を呼んだような気がしたけど・・それに答える声がなかったのだった。

夢のなか・・うっすらと靄が掛かったようなその白くてぼんやりとした空間。
それはあのひとではなかった。かたちが違っていた。気配も違っていた。
じゃあ・・誰?

私は・・ガラスコップを割りたくなる。指を切ってしまいたい衝動に駆られる。

その狂ったような迷いを。その切なさが波のように押し寄せて来て。
いったいどこに流れていけばいいのかと・・・そればかりに苦しみ。

明日のためのお米を研ぐ。タイマーのスイッチを入れて

                   台所の明かりを消した・・。



2003年12月07日(日) 人間どうし

『いい日旅立ち』歌いました。昨夜の忘年会・・ちょっと酔ってた。


言いたいことちゃんと言おうよ。って一次会はそればかりだった。
みんなすごく我慢してることいっぱいあって。
わきあいあいと楽しんでいるようで、実は・・ってところがあるんだな。
参加者が少なかったせいでそういうことになってしまったけど。
多少・・来ていない人の悪口とか。それも仕方ないことだし。
じゃあ・・どうすればみんなが楽しくやれるんだろう?って話し合う。
にんげんどうしはややこしい。でもみんな仲間。それなりにいくしかないのか。

私も・・相槌を打ってばかりじゃいられなくなった。
すごく我慢してることあったし。八方美人じゃいけないよ!とか言われて。
ついに言った。なんか・・それが気持ち良かった。けど・・後でちょっと後悔した。
誰にも嫌われたくない・・という思いが強い。それが私の・・短所かもしれない。

でっ・・すごくみんなで暴言を吐ききって。二次会は・・ケロリとして。
歌いまくりました。楽しかったです。だから・・満足なり。


なんだか昨日という日は・・他にもいろいろあって。
結局最後は『いい日旅立ち』で終れたからよかったなって思う。

そのいろいろを・・すごく暴露したいです。
でも・・相手のあることなので躊躇しています。
書いて気が済むのは自分だけだと思うから。やはり書くべきではないと思ったり。
そこのところがイマイチです。燃やしたいのに火を点けられないもので。

ただ・・にんげんどうし。たとえ・・一度も会ったことがなくても。
この愛しさは何だろう・・?と思うことです。



2003年12月04日(木) ありがたき命だから

日が暮れて・・また訃報が。
夫君の親友が亡くなったと知らせがあった。
すぐに行ってあげたらと言っても、いや・・今夜は行かないと言って肩を落とす。
そしてご飯を食べながら泣き出してしまう。眼鏡を外して涙を拭う。

ほら・・早く行ってと言えない。どうしていいのかわからなくなった。
そしたらやっと席を立って、「行く!行って確かめてくる」って出掛けた。

送り出す時・・玄関のポストに何か入っているのに気が付いた。
手紙ではなくて、それはちょっと分厚い封筒だった。
見覚えのある字にはっとして急いで中身を確かめる。

『てのひら般若心経』という本だった。
そして手紙。「お誕生日おめでとう。しんどい時もあるけどそればかりに囚われないで
本来の実香のまま。笑顔の素敵な実香でいてください」って。

嬉しさとありがたさで・・泣き崩れてしまった。
中学からの親友。今年の春に再会してから・・会えないままでいた。
泣き声のまま電話をかける。父が死んだことも知らせないでいた・・。
彼女も一緒に泣き出してしまう。ありがたい友だった。ほんとうに尊い友。

その本には石仏の写真がいっぱいで。
それをどうしても私に見せたかったそうだ。
どんな優しい言葉よりも癒されるんだよって言って。
頬杖をついている姿。頭を抱えている姿。あっかんべしている姿もあった。

ひとはいつか死ぬから。でも生きて悩み苦しみそして開き直ることも。
何よりも宇宙にあり自然の恵みによって生かされているのだと思う。
それはこの一年・・私なりに学び。感じ・・感謝してきた最大の幸であった。
友も・・同じ喜びを感じていたのかと思うと、まるで同士のようにありがたく思う。

生を尽くすこと。それは死に至ることかもしれないが・・
与えられた命を最大限に生かすことが「生きる」ことではないだろうか・・。
無念もあろう。でも・・それがやれるだけやった命の行き着くところだと思う。
その時が来れば・・潔く逝きます。私だって・・死ぬ時は死にます。


電話を終えて・・娘とふたりで誕生日のケーキを食べた。
「死ぬ時って・・どんなだろうね」とか。
「すぅ〜と抜けていくのかな・・」とか。
「その抜ける時、引き返せないのかな・・」とか。娘と・・語る。

そして夫君が帰って来た。
「やっぱ死んでた・・」と言って。
でも・・あいつすごい生きてる顔してたぞって。
青白くもなんともなくて、酒に酔ったみたいなピンク色だったって。
でも・・死んだんだな・・と。また泣き出してしまった・・。

電話が鳴る。みんなでびくっとしてしまう。
ほら・・毎年あったから。

「おお!みか・・誕生日おめでとう!なんぼになった?」って。

          お父ちゃんから・・・。



2003年12月03日(水) 二十歳の頃

私が二十歳の時って・・今朝からずっと懐かしく思い出しているんだけど。

それはそれは過激というか。過酷というか。
まっ・・いわば人生の別れ道だったのですわね。

速水ちゃんという彼と暮していました。名前・・とても好きでした。はやみ。
同棲じゃないです。結婚してました。一応・・ちゃんと式も挙げたし。
優しいひとでした。怒るとすごい怖いけど根はとても優しいひと。

なのに私はいつも怒らせてばかりいたから。ごめんね・・。
どうして悪いことばかりしてたんだろう・・って思うよ。
真っ直ぐに向き合ってなかったのかな?よそ見ばかりしてたのかもしれない。
結局・・逃げ出してしまったんだ。辛い思いをいっぱいさせてしまった。

家裁で再会したね。もう春になっていた。
その時、速水ちゃん言ったんだ。「もう・・どうでもいいよ・・」って。
それからアパートに行ったんだ。「全部・・持って行け!」って言った。

アルバム・・どうする?って訊いたら・・それは置いとけと言った。
俺が焼き捨てるって。言った・・。

そして私は帰った。父の家じゃなくて・・母の家へ。

しばらくして小さな荷物が届いた。速水ちゃんから・・。
それは私がいつも使っていたナイトクリームだった。
忘れ物・・って紙切れに書いてあった。

そしたら涙がいっぱい出て来て。ごめんね・・ごめんね・・って。
「みかちゃんそれ塗らないと顔が突っ張るよ」って言っているみたいで。
こんなもん捨てちゃえばいいのにって思いながら、すごく嬉しかった。

夏が来て・・秋が来て・・もう忘れた。

私はこんなふうにして人を傷つけ。こんなふうにしたたかに生きてきた。

          たぶん・・ずっとまだ・・生きる。



2003年12月02日(火) 猫になれますように

ひたすら穏やかな一日。波風の立たない日っていうのはほんとにありがたい。
暖かな陽射しを浴びていると・・ふと猫になりたくなりますね。

みんなみんな・・そうきみもあのひともあなたも。
猫になってまあるくなって。よりそってあくびして陽だまりで・・恋をするかい?

ただ・・そんな気持ち。のほほんとしているんです。緩やかな気の流れ。

例のひと。突然ここに書かれてしまったひと。
決して穏やかな一日ではなかったかもしれないけど・・。
昨日よりは元気だったような気がするから。少しほっとしている。

男だから泣いちゃいけないとか。そんなことは決してないと思う。
男のくせに・・ってよく世間は言うけど、私は言わない。
ただ・・そんな自分に負けないでいて欲しいと思う。
自分の脆さや弱さを・・そうして受け入れて欲しいと思う。

すごく情けない気持ちになるかもしれないけど・・。
それを認めるってことは。よけいに辛いことかもしれないけど。
認めないと進めないです。だから強くなろうと気付かなくては。

強くなりたいのではなくて。強くなるんです。なれますきっと。

とっ・・伝えたいなと思った。

私はこうして穏やかな時を過ごし。少しだけ後ろめたさを感じていますが・・。
だからと言って、私まで一緒に泣くわけにはいかないのです。

私はいつも凛としていて、絶えず見守るという姿勢を崩さないでいたい。
限界というものはないに等しく。彼の未来をしっかりと見届けるだけです。


       もう・・明日から彼のことは書きません。

           いつかきっと・・彼も猫になれますように。。。



2003年12月01日(月) ずっと・・・

それは昨日の今日でした・・。
距離をおくなんて考えなきゃよかったとふと思ったりしたのです。
意識的にするそれは・・結構酷です。
なんだか避けてるみたいだもん。苛めてるようにも思うし。

もし・・その相手が自分だったらと思うと・・
めちゃ淋しいや。いつもと違う事を察してすごく不安になりそう・・。

そんな不安を与えるの?と自問すれば自ずと答えが出ちゃうんだ。
そう・・不安を与えるより安心を与えるべきです。

たとえばさ・・すごくしんどいマラソンとか走ってて
ふらふらになってやっとゴールに辿り着いた時。
駆け寄って抱いてくれる人がいて欲しいよね。
もしさ・・誰も見てる人がいなくなってたらどう?
めちゃ悲しくないですか?私なら・・その場で倒れて泣いちゃうよ。

「えらかったね〜最後までよく頑張ったね」って言ってあげないと。
ずっと見てたよって。応援してたよって言いたいよ。

だからそれが・・見守るってことでしょう。
距離をおいちゃいけないんだ。ちゃんと存在してないとダメなんだ。

とっ・・思った。だからずっとそばにいてあげたいです。

恋とか・・友情とかじゃなく。ともに今を歩むべきひとだと思うのだ・・。


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