ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年10月31日(木) 気分転換したいね

閉めきった部屋でお香を焚いていたら・・なんか匂いにむせて頭が痛くなった。
酸欠みたいな感じ。ああ・・美味しい空気が吸いたい。
少しだけ窓を開けてみた。ああ・・雨の匂いがする。今夜はあまり寒くないや・・。

なんとなく気分転換したくてたまらない。いつもじゃなくて別の時間・・はっとするような。
なんかないかな〜ってずっと考えているけど、何も思い浮かばない。
仕方ないので・・また飲んでいる。ああ・・お湯割りも飽きたなあ・・。


そうだった!今夜は久しぶりに家族四人でご飯を食べたのだった。
娘が・・竹輪の磯辺揚げ作ってくれた。からりと揚がってて美味しかった。
小麦粉を買い忘れていたので、お好み焼きの粉で作ってた。
これはいいなと思った。これから天ぷらなんかにも絶対これが良いと思う。
山芋入りとか書いてあるけど・・たぶんそれが美味しい元に違いない。

私はじゃが芋のきんぴらを作った。ほんとはポテトサラダするつもりで買ったじゃが芋。
北海道産のやつで・・肉じゃがも良いなと思ったけど・・なぜかきんぴらにした。
ちりめん雑魚と一緒に炒めて唐辛子も入れた。ピリリっと美味しく出来て大成功。
ご飯がご飯がすすむ君になる。娘が・・大盛りご飯食べるとこ久しぶりに見た。

せっかくみんなで美味しく食べているのに、夫が・・ちょっと娘にお小言を言う。
たまに父親の権威とか見せておこうと思う・・その気持ちはよく分かる。
しかし・・今夜はやめておこうよお父さん!私は・・そんな気持ちでいっぱい。

ついつい娘を庇ってしまって・・お父さんは母娘に負けた。
そうそう・・それで良いのよ。静かに食べなさい。おかわりは?

すぐにもとの明るい家族に戻れてほっとした。
娘のことは・・出来れば私に任せておいて欲しいと思う。
気に入らないこともあると思うけど・・信じてやって欲しいと思う。

あっ・・それから姑さんのこと。夕方様子を見に行ったら少し元気になってた。
相変わらず起きられないけど、寝返りもうてるし自分でオムツも替えたって。
トイレに行けないのはほんとに辛いと思うけど、オムツにするのにも慣れたって。
もう少しの辛抱だと思う。眩暈さえなくなくなったらすぐに起きられるから。


なんか一気に書いてたら・・結構気分がよくなった。
いつもと同じように流れている時間だけど、決して毎日同じ出来事はない。
どこかが少しだけ変っている。似ていても違うそれが“日常”だと思う。

木曜日・・そうだった。織田君に会えるんだ。
あと30分・・何をして過ごそうか?今・・私は何をしたいのかな・・?



2002年10月30日(水) 元気がイチバン

まだ8時過ぎだというのに・・夫のイビキがすごい。
ガォ〜ガォ〜と獣が吠えてるみたいに聞こえる。
でも・・テレビはちゃんと観ているから不思議。
さっき西武がホームランで同点になった時「おお〜!」と吠えたから。
疲れているんだよね・・。それと晩酌飲み過ぎる。また血圧上がるかも・・。

姑さんが、昨日から寝込んでいる。何度か様子を見に行ったけど・・
相変わらず起きられなくて、トイレも行けないそうだ。
義妹が仕方なく紙おむつをしたって・・。なんか・・哀れでショック・・。
でも姑はちゃんと話せるので、「小はしても大は絶対にせんからね」と言っている。
寝たままご飯も食べられるようで・・ちょっと安心した。

とにかくすごい眩暈で頭を上げたら吐き気がするらしい。
義妹が主治医から点滴とか薬とか指示をもらって、しばらく自宅で治療するそうだ。
入院とかは・・しなくても良いらしい。動いたらいけないのだって・・。
義妹が看護婦さんで良かった。私だったら救急車呼んでいたと思う。
まわりが心配すると病人の気が滅入るので、あまり過剰に心配しない方が良いよって言われた。
でも・・何が原因でどうしてそんなになるのか・・やっぱ・・私は心配だ。
少しずつ起きられるようになればいいな。また明日の朝・・様子見に行こう。

あっ・・姑さんの畑で大根がもう食べられるようになったって。
寝込んでても「もう買わなくてもいいからね」なんて言うので、ちょっと嬉しかった。
無農薬の野菜がいっぱい。ほんとにいつも助けてもらっている。
大根は豚バラ肉と煮付けたら美味しいな・・なんて今思っているとこだ。

急に寒くなったりしたので・・いろいろ病気とか気を付けなくちゃいけない。
家族みんなが健康なのがイチバン幸せなことだなって・・最近つくづく思う。

私も風邪ひかないように・・。それからお酒は程ほどにしなくちゃね・・(笑)



2002年10月29日(火) 『今日』という日

お風呂から出たら・・なんだか恐ろしげなドラマをやっていた。
窪塚君が手首に蛇みたいな腕輪してて、いきなり呻き声を上げ出して驚いた。
そして彼の爪が伸びてきて口から牙が出てきて・・ああびっくりした。
狼男なのか?なんなんだこれは!しばらく固まってしまった私・・・。

夫が夢中になって観ていたので・・おとなしくしてあげた。
でもほんとは・・聞きたかった。あれは・・何だったんだろう?

洗濯中だったので・・それっきり。後は夜空の星を見上げながら洗濯物を干した。
最初から観ればよかったなあ・・とか今になって思っている。


今日は少しだけ暖かな一日で嬉しかった。なんか色々考えた一日。
頭の中が一日中“書いてる”状態だった。どんな感じかと言うと・・・
「今事務所の電話がなった。そして私はひとつだけ咳払いをして話し始める。
毎度ありがとうございます〜いつもお世話になります・・と可愛く言った」とか

なにもかもすることなすこと全部・・頭の中で書いてしまう状態。
ついにオカシクなったかと思った。もしかしたら日記中毒かもしれない・・(笑)
ちょっと異常かもしれないので・・さっきリセットした。
空っぽになろう・・空っぽになりたい・・って真面目に願った。

でも最後にどうしても書いておきたいことがある。
それはお昼休みのこと。とてもひどい目にあった。

いつものようにクルマの中で本を読んでいると・・・何かゴソゴソ動く人影を感じた。
私は・・傍に人が居るだけで本を読めない。まして話し声なんかするとアウトになる。
イライラして気が散ってしょうがない。すごい自分勝手だけど・・。

窓の外を見ると、専務オババが庭掃除を始めていた。いつもお昼は一時からなので・・。
今日に限って・・なんで私のクルマの周りを掃除するのか・・その訳が聞きたかった。
それに今日はサーモンピンクの洋服を着ていたので、非常に目障り・・。
まっ・・いいかと思い、なるべく見えないように綿シャツでカーテンをした。
見えなくなってほっとして、また本を読み始める。どんどん深みにハマっていく。

しかし・・それからすぐ・・今度はやたらと煙たくてしょうがない。
息も苦しくなるくらい・・真っ白な煙が窓から忍び込んで来た。
オババが・・オババが・・枯草を集め焚き火を始めていた。ゲホゲホ!咳き込んでいる私。

もう堪忍袋の尾が切れた。ぶりぶりブルルンとエンジンをかけて・・とび逃げる。
その時・・「くそ〜あの女・・なんなんだ!!」と暴言を吐いてしまった。
そして・・どうしてあんな無神経な女から・・私が生まれたんだと悲しかった。

だけど・・午後からそれが笑い話になる。
庭掃除に夢中になった彼女は・・すっかり私の存在を忘れていたのだそうだ。
だからエンジンの音が聞こえて初めて気が付いたそうだ。
おまけに私のことを・・「狸を燻り出してやった〜」と言った。・・のです!

何かに夢中になると・・まわりが見えなくなるとこ・・似てるなと思った。
私も知らない間に・・誰かに迷惑かけているのもしれないな・・って思った。

そんなことをずっと頭の中で書き続けた・・“今日”という日。



2002年10月28日(月) 今はぬくぬくしている

具沢山の豚汁を作った。
大根・ごぼう・もやし・白菜・しめじ・京ねぎ・豆腐・うどん・・とか。

お豆腐・・間違えて絹ごし買って来てしまった。崩れないようにそっと入れた。
おうどんは最初から入れるのが好き。家族は皆、うどんから食べる。
後・・食べる時、白菜キムチ入れた。韓国のお土産に貰ったやつ。
思いつきで韓国味噌も入れた。これは最高にいい味が出た。美味しかった〜
いつもの豚汁・・韓国風鍋物に・・なった!

そして今夜は熱燗。白鹿の“しぼりたて吟醸”というのを買って来た。
ちびりちびり飲んでると・・ああ秋も深くなったなあなんて・・ふと熱いため息が漏れそう。

今は・・お風呂上りで“いつものやつ”飲んでいる。
でも・・ホントは間違えて日本酒のお湯割り作ってしまった。
ひと口飲んで・・なんか変な味だった。もったいないことをしてしまった・・。
やっぱ日本酒は一升瓶のほうが趣きがあっていいなと思う。いつも間違えるし・・。

部屋がとても寒いので、去年買ったポンチョを着てみた。
クマさんの絵柄の可愛いやつで、毛布みたいな生地でぬくぬくしてる。
これ着ると・・夫がくすくす笑う。私も・・鏡見て・・笑った。
でもすごい暖かい。お気に入りのポンチョだもんね。

夜になって・・やっと気分がいい感じ。昼間はちょっと鬱々してた。
後・・イライラとくよくよと・・ああ・・いやな感じだった。
でも今は・・とてもいい感じなので・・もう忘れよう。

今夢中で読んでいる本、銀色夏生の“気分よく流れる”のなかで好きな言葉があった。
黄色の蛍光ペンでつつつぅ〜と線引きしてある。それは・・・

“人が自分の本当の姿をだんだんと他の誰かに伝えていくことは、
 人が生まれてきた大きな目的のひとつなのではないか”

なんかとても助けられたような言葉で・・すごい嬉しい気持ちになった。

こうして日記とか・・たまに詩とか書いていると、すごい自信のなくなる時がある。
この前もある人に「毎晩よく書けるね・・」と言われて、なんかショックで・・。
そんなつもりで書いてるんじゃないって、言い訳めいたこと言ってる自分が情けなかった。

これが私なのに・・といつも思う。
だから伝わらないのは・・悲しいなと思った。

これが私なのにこれが私なのに・・いつか認めてもらえたらいいなと思う。



2002年10月27日(日) なんだかね・・

晩秋の色濃く・・ふと風は木枯らしの真似をして・・ちと寒し。

目覚めた朝には真っ青な青空。一気に主婦の心が蘇って来た。
洗わなくちゃ干さなくちゃあれもこれもと、目を輝かせていたのです。

しかし・・いつの間にか黒雲が空を覆い、なんだか時雨れそうに暗くなる。
もう洗っちゃったから干す。でも目が離せないのでした。

家事が終わったら久しぶりにドライブに行く予定だった。
ずっと夫が待っていてくれて、いつになく頑張ってトイレ掃除までしちゃった。
おまけに拭き掃除まで・・やりだしたらどこもかも汚れていたから。

なんだかわざと時間稼ぎしているみたいで、ちょっと気が咎めてしまう。
でも・・シーツも洗って干したし、雨降ると困るし・・とかなんとか言って
結局キャンセルしてしまった。ごめん・・ほんとは家でのんびりしたかった。

時すでに遅し、夫も「今日は・・寒いからやめよ」と言い出す。
そしてラーメン作ってふたりで食べた。私は午後から本が読める〜と嬉しかった。

なんでもコスモスがいっぱい咲いている場所を見つけたらしい。
だからそこに連れて行ってあげたかったって言ってた。ああ・・ありがとう。
来週まで・・咲いてるといいね。今度は絶対に行くからね。


私は結構幸せなんだ・・と思いながら、こころはどんどん遠い所に行こうとする。
本を読んでいても・・ふと他のことを考えてしまい、ページがめくれなくなる。
なんか変だ・・どうしたんだ?と自問自答を繰り返す午後だった。

今・・私の中で・・自分ではどうすることもできないことが進行しているみたい。
また新たな妄想が繰り返されて・・たぶんまた戻れなくなりそう。

私はどうして哀しいことを欲しがるのだろうか・・・・。


               わからないことがありすぎて哀しいよ〜


                        私のバカ・・。



2002年10月26日(土) 出来心かな秋深し

眠い眠い一日。午後は暖かくぽぁんとんとするような風が吹く。
で・・お昼休みの後、仕事を休んでしまいました。ごめんなさい・・。

そしてそのまま帰宅途中のダムサイト公園まで行き、そこでシートを倒しお昼寝です。
週末なのに人影もなく、ただ鳥の声がいい感じに聞こえました。
“ピィ〜ピピピピピ〜イピピ”目を閉じて聞いているとすぅっと気が遠くなる程です。
我ながら贅沢な時間を過ごしているなと思った。ああ・・サボッて良かったって思った。


昨夜は午前1時過ぎに帰宅。これは結構早い時間でした。
いつもは2時とかが当たり前です。飲みながらおしゃべりしてると少しも眠くならない。

韓国風の鍋物とか鶏の甘酢あんかけとか、エビチリ、チンゲン菜のスープとか
最後にサイコロステーキを食べました。あと・・鍋の残りスープで雑炊です。
食べるのに一生懸命でお酒は控えめ。最初の生ビールは最高に美味しかった。
料理は・・やっぱ最後の雑炊。帰る時にも残ってて、ああもったいないなあ〜と後ろ髪を引かれる思い。

それからいつもの店で二次会。誰一人マイクも持たず、ひたすら語り合う夜でした。
自然と会話が分かれていって、片や・・何を話し込んでいるのやら?
私達数人は・・際どい話で盛り上がってしまった。どんなってそれはもう・・。

最後には・・“恋なくして抱き合えるか?”そのテーマで熱くなってしまう。
ひとりは「絶対に出来ない・・」と呟き、ひとりは「小心者だから・・」と呟く。
ただふたりきり・・「出来る!」と自信を持って宣言する者・・ひとりは私。

ふたりの意見は・・こう。
その瞬間に恋をしてしまう可能性が大である。
しかし継続すべきでない恋なら、その場限りで燃え尽きるべし。
お互いを責めるべからず・・ただその瞬間を抱き合えればいい。
そしてそれからその恋は・・跡形もなく消え失せるべし・・・。

まあ・・こんな感じ・これでふたりが意気投合してもしょうもないことだけど・・
それは決して過ちではない!と言うのがふたりの意見。


とぼとぼと帰り道。な〜んかお腹が空いたなと思った。
いつものラーメン屋さんに寄らないで仲間と別れてしまったので・・残念だった。
そしてこれはほんと・・ここだけの話だけど・・
私はお腹だけじゃなくて・・なんかこころの中の一部分が空いているような気がしてならなかった。

                    
                  
                  出来心で恋がしたいよ秋の夜・・かな。



2002年10月24日(木) 音符の似合う夜

お風呂から出たら、夫が“子連れ狼”を観ていた。
なんか懐かしくてしばし見入ってしまう。北大路さんが“ちゃん”だった。
で・・顔の手入れとか踵の手入れとかしながら、べらべらしゃべりまくっていたら
また「うっさい〜」と笑いながら怒られた。笑っていたからお礼を言うの忘れた。

私が話していたのは“木枯らし紋次郎”も始まったら面白いのに〜とか
やっぱ主役は渋い男が良いよね〜とか・・ねえねえ誰が似合いそう?とかだった。
仲村トオルとか若すぎるかなぁ・・やっぱダメかな。と言う前に怒られた。

「へいへいどうもお邪魔さま〜」あっかんべ〜して二階に駆け上がって来た。
その前に台所に寄って、ちゃんとお湯割り作って持って来た。いつものやつ・・。
そして今・・やっぱ独りがいいなぁ・・とか思っている。静かだし・・。

お湯割を一口飲んだら、誰かが階段を上がってくる気配がした。
ん?誰?まさかあいつ?ちょっとドキドキしてしまう。
そしていきなりノックもせずにドアが開き・・そこには笑顔の娘が立っていた。
「おひさ〜♪」と音譜声で娘が言うのでつられて「ひちゃぶり〜♪」と答えてしまう。
今夜は音譜が似合う夜だ。娘とは二日ぶりに会ったので、ちょっと懐かしい感じ。

娘は気が付かなかったけど、娘が寝巻きにしているズボンを穿いていた。
やっぱ・・ちゃんと報告しとこうと思って、娘の部屋へ行って来た。
そしたら・・「あげるよ〜」って。やったぁ・・ラッキ〜
柔らかい綿の水色のズボン。気に入ってたので嬉しい。

そして・・すぐまた娘は出て行った。なんか着替えを取りに帰ってたみたい。
どっちが家なのか分からない状態が・・多分これからも続くのだろう。
なんとしても早まった結婚だけは阻止せねばなるまい。しばらくは泳がしておこう。

私の考え・・。
恋は障害が多いほど燃えるものだと思うので、なるべく障害を作らない。
一緒に居たい時は自由にそうさせる。逢いたい時に逢いに行けばいい。
そうしてながく付き合って、たまに暮らしの真似事もしてみて・・それから
一生暮らしていけるのかを判断して欲しいと思う。
お互いの癖や好みや・・価値観や・・嫌な部分も受け入れられる心のゆとり・・
そしてなによりも“恋人時代”を謳歌して欲しい。二度と戻れない時間だから。

なんか・・若いっていいなとつくづく思う。キラキラしてて眩しい若さ。
私はふと・・どうして自分が歳をとってしまったのか分からなくなる。
こんなにいっぱい季節を乗り越えて来たのに、いつもあの頃のことを忘れない。
ずっとこんな気持ちのままで“おばあちゃん”になるのもいいかな・・とも思う。

秋には秋の自分がいて・・いつも夢のように手探りで感じる風。
その風がたまらなく懐かしかったり、思いがけず嬉しかったり
そして哀しい時も切ない時も・・変らない“こころ”があること。

それって私の宝物だな・・って思うから、これからも大切にしたいなと思う。









・・・伝言・・・

明日は飲み会で、夜の街を彷徨います。帰りはたぶん明後日です。(笑)
ほんと・・こんな変ちくりんな日記を、いつも読んで頂いてありがとうございます。
毎日欠かさず見てくれる方が居てくれる・・それがイチバンの励みです。
明日の夜は羽根をいっぱいに広げて飛びまわって来ますね〜(笑)



                       おやすみなさい^^

         
               あっ・・今夜は織田君のドラマ観ます!



2002年10月23日(水) 感謝の気持ちを忘れずに

夜風がぴたっと息を潜めて・・とても静かな夜。ぽつりとさっき雨が降った。
今日は一日曇っていて肌寒く、朝はクルマのヒーターをつけて走る。

仕事は、ぼちぼちな感じ・・。
専務オババが昨日から旅行に行っているので、忙しくても楽に思える。
お昼休みにお客さんが来ると嫌だな・・と思っていたけど、誰も来なくてほっとした。
少し肌寒いクルマの中で・・のんびりと本が読めた。とても幸せな気分だった。

今日来たお客さんのひとりで、75歳だというおばさんと話し込んでしまう。
なんか・・とてもしんどそうな感じ。すぐにお茶を出したら丁寧にお礼を言われて恐縮した。
当たり前のことをしただけだけど・・きっと肌寒かったからお茶が飲みたかったのだろう。

最初は世間話から始まって・・それからおばさんの家庭の話になった。
実の娘さんがとても気性が激しくて、いつも怒られてばかりで辛いと言う。
「あんな娘に育てたつもりはない・・」と肩を落として言うので、とても複雑な気分になった。
聞けば・・随分前に離婚して実家に帰って来たのだそうだ。
きっと・・たくさんのストレスを抱えて今まで暮らして来たのだと思う。
誰かにぶつかりたくて母親にぶつかっているのかな・・なんて勝手に想像した。

でも・・おばさんは、もう我慢が出来ないのだそうだ。
「早く死んでしまいたい・・」と言い出して焦った。
宥める言葉が見つからなくて・・ただ「うん・・うん・・」と相槌を打つばかり。

それから堰を切ったようにいろんな不満を吐き出すおばさん。
「そうだね・・それはしんどいね」私はただそればかり・・。

やがて一時間が経過。おばさんは時計を見ると、すくっと背筋を伸ばした。
「さあ・・お昼のおかずでも買って帰ろう!」そう言うとにっこり微笑んでくれた。

なんか・・私はとてもほっとした。そして一気にお腹が空いてきた。(笑)
そしておばさんに良いことをひとつ教えてあげることにした。

それは専務オババの受けうりで・・怒られた時の“最高の対処法”なるもの。
“怒られた時は感謝しよう!”自分の悪い所を見つけてくれてありがとうって言うこと。
なんだかふざけているようにも思えるけど、これは効くな・・と私も思っている。

おばさんが・・くすくす笑いながら帰って・・なんかとても嬉しかった。


さて・・そして夕暮れ。今日はお惣菜コーナーで“コロッケ”を買ってしまった私。
案の定・・嬉しいことに息子に怒られてしまった。「やる気あるのか〜」っていつものやつ。

「どうもありがとうございます。やる気のない私を叱ってくれて嬉しいです〜」
少し演技を混ぜて、手を合わせ拝むように言ってみた。
夫がくすくす笑ってる。息子は呆気にとられて・・なんだこれはの顔をしている。

私はとても愉快だった。これならいくら怒られても平気だもんね。



2002年10月22日(火) 気になる月

今さっき洗濯物を干していたら、お向かいの屋根の向こう側に月が見えそうだった。
わっ・・明るいと思ったけど背伸びしても見えない。堤防へ上がれば見えそう・・。
でもお風呂上りで湯冷めしそうだから止めてしまった。なんか気になる今夜の月。

で・・今この部屋に来てからも気になったので、窓を開けて覗いてみた。
でも・・今度は自分ちの屋根が邪魔をしている。ああ・・悔しいくらい。

いつのまにか月のコースが変更になっている。いつのまにか季節が変ってる。
私だって・・いろいろ変った。月と関係ないけど・・そう思う。きっと良いコース・・。

ある意味で・・私はとても冷めている。なんか・・今日はそう思った。
感情の刃物を振り回すのをやめた。今はそれを放り投げて・・傷口を舐めている。
だって・・誰のせいでもなくて自分で自分を切り刻んでしまったみたいだから。
たぶん痛い目にあいたかったのかも。ああ・・ほんとにバカだったと思う。


あっ・・また遠い世界に行こうとしている。いつも突然こうなってしまう。
ほんとは他に書きたいことがいっぱいあったのに、なんか気が抜けてしまった。
そうして唖然としてしまい・・先に進めなくなって苦笑いをしている。

たぶん今は・・日常ではないのかもしれない。
自分だけの世界で・・うっとりしているのかもしれない。

日常は明日もある。たまにはこうして考えてみたい。
今の自分がどんな私なのか・・確かめてから前に進みたいと思う・・・・。


     
 
          もっと冷たくなってもいいから・・これから月を見に行く。


追記・・今夜の月はまんまるで・・私には笑っているように見えたよ。



2002年10月21日(月) 母さんパニックになる

ふう・・やっと今日の家事が終わった。
さっきまで台所でパニックしていたけど、最後は漫才みたいになって愉快だった。
今夜はチャーハンだったけど、息子が残業だったので帰ってから一人分作ることにしていた。
で・・娘のことをすっかり忘れていたら、突然帰って来ちゃった。

娘は・・チャ−ハン嫌だと言って、急遽パスタを湯掻き始めた。
なんか特製ソースだとか言いながら市販のミートソースとチーズで作ってた。
「う〜ん!んまい〜」って食べ始めた時に、息子がへなへなで帰って来たから大変。
自分のパスタがないと言って大暴れ。まるで・・幼児だ。お腹空いてるとコワイ。

それから冷蔵庫のなかを引っ掻きまわし・・“こてっちゃん”を見つけられてしまう。
明日のお弁当用なのに。食べたらいかんのに。ああ・・もう遅かった。
「もうやめて〜母さんパニックになる〜」叫びながらこてっちゃんを炒める私。
チャーハン・・チャーハンと心で呟いているのに・・私の声なんて届かないのね。
息子に餌を与えてから、今度はパスタを湯掻いた。なんか湯掻き時間が長く感じる。
チャーハンならすぐ出来るのに・・すでに息子はご飯を掻き込んでいた。

やっと娘と同じものを与え一息。鍋とかフライパンとか洗い始めたけど・・
食事をしているひとの傍で・・食器とか洗ったらいけないんだよね。
昔・・よく父親に怒られた。案の定・・息子も「落ち着いて喰えないじゃないか!」と怒る。

だって・・後から後から汚すから・・母さんパニックになるし・・とか言ってみる。
娘が「私もパニックになる〜」と真似る。息子も「腹減ってパニックだし〜」と笑う。

娘いわく・・「あんね・・汚れ物はいっぱい溜めといて一気に洗うと楽なんだよ」
「わかった?おとなしく待ってなさい!」

私は・・ふたりの姿を見ながらおとなしく待ってた。
ずっと昔・・“おいしい顔ってどんな顔?”ってCMがあったけど、そんな感じ。
こんなパニックは・・ほのぼのと嬉しいなと思った。

あっ・・でも、明日のお弁当のおかず一品なくなった・・・。
また明日の朝もパニックしようかなぁ・・・。



2002年10月20日(日) 雨の一日

曇り日の朝・・どうか雨が降りませんようにと願っていたのに・・すぐに雨になった。
残念ながら秋祭りの御神輿も神社から出られず・・濡らしたらいけないのだって。

そして楽しみにしていた太刀踊りは、小学校の体育館ですることになった。
とても残念・・私は宴会の準備係りだったので少し離れた場所に居たから。
観たいけど行けないのは悔しい。なんかそわそわと落ち着かない時を過ごしてしまう。

でも・・午後の後片付けが終わってから、ちょっとだけ観に行けた。
息子はもう踊り疲れて汗びっしょりになってた。なんか・・別人みたいだった。
幼い子供なら傍へ寄って汗など拭いてあげたいところだけど、手も足も出ない。
カメラを構えてみたけど、遠すぎて上手く写せなかった。ああ・・残念。

踊りが終了してからの・・息子の笑顔が印象的だった。
なんかすごいほっとした顔をしていて、仲間の人達に肩を叩かれたりしてた。
あの子なりの責任感とか・・大人の自覚とか・・それを目にすることが出来て嬉しかった。


家に帰り着いたらもう夕暮れ。買い物に行かなくちゃと思いながら寝入ってしまう。
うとうとしていたら台所で夫が叫んでいた。「お〜い!ラーメン食うか〜?」
聞こえているけど起きられなくて・・ずっとうとうとしてしまった。
こんなふうに思いがけずお炊事を免れるなんて・・夢みたいだ。

お風呂に入ってしゃんとしてから、独りで晩御飯を食べる。
昨夜の残りのキムチ鍋が、真っ赤になっててピリピリと美味しい。

息子は祭りの“飲み会”に行った。
娘はさっき帰って来て“笑う犬”を観ながらキムチ鍋を食べてる。
夫は・・茶の間のテレビを修理に出したので、寝室でゲームをしている。

私は・・もう三杯目の焼酎のお湯割り。
なんか結構・・今日は“いい日”だったなと思いながら飲んでいる。



2002年10月19日(土) 秋の雨

朝から静かに秋の雨。しとしとと濡れるもの哀しさ・・こんな雨が好き。

今日は秋祭りの準備があって、朝から出掛けていた。
傘を差すほどでもなく髪の毛がしっとりと濡れる。なんだか・・これも好き。

ご近所の皆さんとおしゃべりをしながら、せっせと動くのもまたいい。
おしゃべりは気分転換になるし、冗談を言ったりして笑い合うのも楽しい。

明日・・息子が青年団の一員として“踊り大将”というのに任命された。
なんかすごい勇ましい衣装を持ち帰り、師匠みたいな父親が顔を綻ばせている。
初めて太刀踊りに参加出来たのが9歳の時だった。居間にその時の写真を飾ってある。
大きくなったもんだ・・なんて言いながら、おじさん化しつつある息子をからかっていた。

明日は晴れるといいな。写真をいっぱい撮ってやろう。そして・・こっそりHPに。
そんなことを考えながら・・わくわくしている母でした。


午後は雨の音を聞きながら・・のんびりと読書。でも・・いつの間にか眠っていた。
2時頃電気屋さんがテレビデオを見にくる予定だった。ビデオが壊れてしまったので。
だから・・ぐっすり眠っちゃいけないって気になっていたのだと思う。

案の定・・うなされてしまった。目を覚ましたくてたまらないのに起きられない。
誰だってこんな経験があると思うけど、頭は起きてるのに身体が逆らう状態。
それで・・もがき苦しんでしまうの。ちょっと金縛り状態に似ている。

私はいつもそんな時、「お父さ〜ん、お父さ〜ん!」って呼ぶのです。
そうしたらいつもお父さんが起こしてくれます。
でも自分ではちゃんと呼んでいるつもりでも、それはすごいうめき声なのだそうです。
結婚してから・・初めてそれを聞いた夫が、「気持ち悪い・・・」と呟いてました。

今日もお父さんを呼びました。助けて欲しくて何度も呼びました。
でも・・お父さんはそばにいない。お父さんはどこへ行ったんだ・・と思った。

やっと自力で目を覚ましてから、お父さんを捜しに行った。
そしたら・・茶の間でふんぞり返ってテレビを観てた。
「なんで起こしてくれんかったんよ〜」と・・ちょっと怒ってしまった。

そして・・ちょっと反省して“お父さん”を考えてみた。
いつのまにか夫が・・お父さんになっっているんだな・・。
声を嗄らして呼んでいる時は・・確かに私のお父さんなのに・・。

暮らすことって・・たぶんこういうことなんだなって改めて思った午後だった。



2002年10月18日(金) 大切なこと

ちょっとだけバドミントンに行ってて帰って来たら、夫が狸いっぱいの映画を観てた。
ああ・・これはあれだ。あれだよ〜と思ったけど、題名が思い出せない。
「ねぇ面白い?」と訊いても返事がなくて、ん?と顔を覗いたらもう寝ていた。
そっとリモコンを手にとりスイッチを切ってあげた。たぶん始まる前から寝てたんだ。

お風呂がいい気持ちだった。そろそろ新しい入浴剤を買わなきゃ・・。
今度は牛乳シリーズにしよう。今のやつは気持ちいいけど香りがキツイから。
ああ・・今書いててちょっと思った。こんなことどうでもいいじゃんって・・。

焼酎のお湯割を一杯だけ飲んだ。なんか・・急にしんどくなった。
それから今は、レモネードの熱いの飲んでる。頭がスカッとしてきた。
もう今夜はお酒はやめておこう。いっつも飲んでるし・・みっともないし。

あっ・・今日は通院日だった。昨日から悩んでいたことが解決した。
「たとえどんな結果になっても・・それはあなたのせいやないよ」と言ってくれた。
だから・・すごいほっとした。あとは静かにそっと待つこと・・・。
ごめんね・・なんか意味不明なこと書いて。大切な友達のことです・・・。

それから・・計画していた旅行は・・延期にしました。
やめるんじゃなくて・・ちょっと延期です。必ず行きます。
用意していたお金は貯金しました。絶対に引き出したりしません。

なんかあえて書かなかったことが・・重かったです。
重いってことはとても大切なことだからと思うのです・・・。

今夜は何も考えずにぐっすり眠りたいです。

あっ・・もしかしたら嘘ついちゃったかも。
またお湯割り作って来てしまったのです〜


               意思が弱いな・・私。



2002年10月17日(木) それぞれの秋

なんかいろいろ・・それぞれの秋があるよね。
いえ・・別に意味はないのです。ちょっと言ってみたかっただけ・・。

今日もゆるやかに時が流れ・・静かな夜がやって来たな・・とか思ってる。
相変わらずお風呂上りのアルコールはよく効きます。陽気に酔いたいもんです。

とはいえ・・たまに気分の乗らない夜とかもあるのです。
どんなふうかと訊ねてみれば・・こんなんですと答える私・・。
ああ・・意味不明・・。自分でも分からないです。可笑しくて気が変になりそう。

少し・・気分転換に織田君と逢って来ます。
最近の私は彼のことだけ考えていたいと切に思っているのでした。




あっ・・最後にひとつだけ・・今日ちょっと見つけた素敵な言葉を・・

“大切なひとを守るためには、女は母になり姉になり妹になり・・
そして時には空気になりなさい”

私は今すぐ空気になりたいです・・・・・・。



                 ぐっすりとおやすみなさい



2002年10月16日(水) 明るい秋の日

なんか秋なんだけど夏の終わりみたいな一日・・・。
半袖でもぜんぜん大丈夫。咳も鼻水も治まって体調はいい感じ。

仕事はずっと忙しい。車検の予約がいっぱい。なんか信じられない。
忙しいと退屈しなくていいなと思う。午後も眠くならないし・・とてもいい。

昨日から帰りの道が工事で通行止めになった。50分待てば通れるらしいけど・・。
そんなに待てないので、仕方なく国道から帰っている。
緑がいっぱいで大好きな道なので・・早く工事が終わればいいなと思う。
でも朝は工事前にぶっ飛ばすから大丈夫。今朝は危機一髪で通してくれた。
でも対向車がダンプカーとか何台も来て、ちょっと焦るけど・・好きな道だから。

国道の一部が新しくなって“自動車専用道路”が出来ている。
制限速度70キロだから・・飛ばせる。おまけに無料開放で嬉しい。
昨日はクルマが空いていたので100キロ近く飛ばしてしまった。
なんか・・スリルがあって面白い。でも・・すぐ前のクルマに追いついてしまった。
今日は・・最悪。前のクルマが70キロで走るので・・対面通行で追い越し禁止。
なんか・・今日もやるぞ〜と期待していたのに、残念だった。
走っていてもつんのめる感じ。あれって・・ちょっとイライラする。

街中を走っていると、つい寄り道したくなるので帰るのが遅くなる。
今日は・・駅の“旅行センター”へ寄ってしまった。
親切に色々調べてくれてとても助かった。行く・・行く・・絶対に行くから。

晩御飯は、昨日“郵パック”で届いた“黒豚の味噌漬け”どこ産だか忘れた。
それと“キツネうどん”作った。とろろ昆布好きなのでいっぱいのっけて食べた。
息子が「おかみさん!生卵一丁〜」と言うので「あいよ〜」とふざけたりした。
家族のご機嫌が最高潮の時・・ちらっと旅に出る話をしてみる。
夫が「来月の第二土曜日ならいいぞ」と言ってくれた。わぉ〜お星様がきらり☆
行き先を聞かれたので・・“城之崎温泉”にしておいた。まだ未定だけど・・。

冬から春にかけて・・一年でイチバン忙しくて・・私はパニックになるので
だからそれまでに・・思い残すことがないように行動したいなと思う。
なんか・・不思議だけど、気分的にとても焦っている。
今までの秋とどこが違うのが分からないけど・・なんか切羽詰ってる感じがする。

気のせいだと思うけど・・たぶん今まで生きてきて・・もうこれっきりの秋だと
勘違いしているだけかなと思う。ああ・・なんでそう思うんだろう・・。

なんか可笑しい。最後の秋だなんて・・そんなことあり得ない。
何が押し寄せて来ているのか分からないけど・・もう決めたから行きたい。
もしかしたら来年も行けるかもしれないと思ったら・・明るいよね希望みたいな秋。



2002年10月15日(火) 考えたらいいこと

昨日・・考えなくてもいいことをいっぱい考えてしまったので・・
今日は・・考えたらいいことをいっぱい考えていた。

たとえば・・旅に出ること。とても具体的に思案してみた。
何年か前・・丹後のとある温泉に行った時、朝目覚めて・・独りで足湯を浴びた。
あの時はほんとにいい気持ちだったなあ・・と思い出した。
すごく賑やかな旅だったので、それなりに楽しかったけど・・
独りでのんびり出来たら・・もっとよかったなあ・・なんて思った。

また行けるような気分になって来たので・・行こうとか思った。
すごい金欠だけど・・行ける所まで行くのもいいな・・なんて。
それから駅に電話して、列車の運賃とか聞いて・・なんとかなりそうって思った。
あと・・思うだけじゃ悲しいから、実現しよう!とか感嘆符がキラリと見えた。

いろんなことから・・少し遠くへ離れてみたいな・・ってそれが本音。
今じゃないとそんな気分になれないと思うから・・行ける時に行きたい。
いつか・・では遠すぎて・・たぶん夢に終わると思うから・・。

なんかそんなこと・・今日はずっと考えていた。
だから・・目の前がキラキラ輝いていて、とても嬉しくてたまらない。



2002年10月14日(月) 私を好きでいてください

今日は久しぶりに海へ行った。
午前中から太陽が夏みたいに眩しくて、そのくせ風は秋の匂いがする。
誰もいない海が好き。人目を気にせず放心状態になって酔ってしまうから。

波がどどど〜っと押し寄せて来る。わわぁ〜と後ず去りしたりして楽しい。
波の交差点は異世界のよう。ふと逃げ出すのを躊躇う。さらわれてもいいような気になる。

風邪のせいか気分が落ち込み気味。情けないけどウジウジしていた。
気分転換しなくちゃ・・悪い事ばかり考えてしまう。
海に行けば海に逢えたら海ならば海だから・・そんな感情が波立っていた。

私は・・たぶんいつも・・求め過ぎるのだと思う。
思うようにならないと・・感情の行き場所がなくなる。
それからいっぱいの自己嫌悪。それから・・ああそれから何だろう・・。

とにかくこんな私は・・嫌い。嫌いだと思われていると感じるから・・キライ。
どうしてそんな風に考える?そんなこと・・どうだって良いじゃないかって思いたい。
思える思える・・きっと思える。今・・平手打ちでぶっているところ。痛い・・。

あと2時間したら・・夕陽を見に行こう。
そうして今日を脱ぎ捨てて・・オレンジ色の川へ流そう。
あと少しの辛抱。だからちょっとだけ・・私を好きでいて下さい。



2002年10月13日(日) 熱っぽく揺れてしまった〜

ちょっと熱っぽい夕暮れです。
暑くもないのに汗が出て、やたらとくしゃみが出てしまう。

午後は殆ど寝ていました。でもなんか・・うたた寝で半分起きてる状態。
向かいの家の奥様の声・・すごい甲高くて耳に付きます。
ずっと庭で何かをしていて、ずっと誰かとしゃべっているんです。
相手の声は殆ど聞こえないのに・・私の頭の中パニックになってしまった。
ごめんなさい・・こんなこと言ってはいけないけど・・煩かったので・・。

4時に起きて買い物に行きました。途中の川沿いの道からいいものを見ました。
今日は市内の大きな神社の秋祭りだったのです。
神様と神様が婚礼をあげる、伝統的なお祭りです。
男神が神社で待っていて、女神が船に乗って嫁いでいくの・・。
そして男神輿と女神輿が3回ごっつんこしてキスをする。
そんなにぶつかったら唇が切れちゃう・・みたいな激しいキスをします。

子供が小さい頃には毎年見に行ってました。いつから行かなくなったんだろう。
それに今日はすっかり忘れていたので、思いがけず嬉しい光景でした。
婚礼を終えた女神が・・船に揺られて帰るところです。
綺麗にお化粧したお神輿が、夕陽を背に川を下って来たところでした。
あっ・・と急いでクルマを停めたけど、写真は間に合わなかった。
来年はちゃんと忘れないでいて、カメラに納めたいなと思った。

なんかね・・毎年結婚式するなんて新鮮でいいな・・なんて思う。
キスだけしてお別れなんていうのも・・それなりにいいなと思う。
一緒には暮らせない・・男神と女神・・永遠に求め合うなんて・・感動です。



わぉ〜なんかうっとりして書いてたら、今部屋中が揺れ出した〜
何?これ?もしかしたら地震だ〜〜




2002年10月12日(土) 消えてもいい日

今・・笑っているのです。
だって間違えて消しちゃったんだもん。
せっかくいい気分で書いたのに・・。

同じことなんて書けないです。シラけちゃうじゃないですか〜

たまにはこんなチョンボも良いでしょうかね・・。
結構・・くだらないことばっか書いてるし、消えても別にいい日もあるし。

ちょっと夕方から胃が痛かったんです。
でも横になって“めちゃイケ”観てたら治った・・とかです。
それから晩御飯“和風ハンバーグ”作った・・とかです。
娘からメールが来て「お母様ごめんなさい。今夜もご飯いりません」とか・・です。
え〜と・・それから何だっけ??

そうそう・・最近の私のこととか・・でした。

このところずっとあくせくして焦ったりしてないこと。
秋の夜長を自分なりに楽しんでいること。
たまに妄想に耽っていることとかです。

私の妄想は・・果てしない夢のようなものです。とても儚いもの・・。
そして絶対にあり得ないことだけど・・とてもリアルに見えるものです。
そこにはいつも逢いたい人がいます。手のひらを重ねたりも出来る。
何もセリフはなかったりします。重なった中指のあたりが熱いだけかも・・。
指先で語りあったことがありますか?私は一度だけあります・・(笑)

それもこれも・・みんな夢。秋はこころを熱くします。
あいたい人に逢いましょう・・・・・・。

消えてもいい日・・でも忘れない日もあって欲しいよね。




2002年10月11日(金) ちょっと酔った

今日もとても爽やかな秋空。朝は少し寒いくらいでした。
今夜から長袖のTシャツに替えました。まだ靴下は履いていません。

私は・・パジャマとか着ないひとなので、いつも古びたTシャツで寝ています。
下はキュロットみたいなものとか、冬は裏毛のスエットパンツです。
あんまり色気がないです。冷え性なので冬は靴下を履いて寝ます。
お布団は・・今はまだ肌布団の厚めのやつ。もうすぐ分厚いのに替えます。
ダブルのお布団でひとりで寝ます。別に・・寝相が悪いことはないけど・・。
たまにうなされて暴れます。たまに宙に浮いたりして、自分の寝顔も見ます。

さてと・・今夜はいつものバドミントンの日なのだけど・・行けなかった。
秋祭りの話し合いとかがあって、ご近所の皆さんと出掛けてた。
終わったのが8時だったので、残念ながら諦めた・・。

なんかだからそれで・・からだがムズムズしている。ああ・・行きたかった。
汗をいっぱいかいて頑張りたい気分。ああ・・不完全燃焼の夜・・。

仕方ないので飲んでます。いつもだけど・・今夜はやけ酒気分です。
すでに酔っ払って・・なんか何書いてるのか分からない状態・・かも。

あっ・・昨夜のドラマのこと、ちょっと書き残しておきたい。
あのね・・織田裕二・・めちゃクールだった。ドキドキ爆発するくらい。
なんか・・今まで逢ったことがない彼みたいで、さらに惚れた感じする。

ほんとは笑顔が好きなんです、でも・・最後まで笑わないひとだった。
あのほら・・ちょっと色黒で歯が白くて・・いいよね。笑顔・・。
でも・・ちょっと怪しく微笑むところがあって、またそれが・・新鮮な感じ。
すごく影のある役なんです。知りたいです。それをとても・・。

知りたいと思うこと。もっとすべてを知りたいと思うこと。
それが恋の始まりだと思うんです。私は・・そうです。

ただ・・私の場合・・度が過ぎることがあって、ストーカーみたいになる。
今更ながら後悔しているけど、知りすぎることは・・哀しいことかもしれません。
知らないほうが・・ずっと楽です。たぶん・・・・・。



2002年10月10日(木) 秋の空おんな心を埋め尽くせ

今日も爽やかな秋晴れ。雲がぽこんぽこんと浮かんでて見ていると嬉しくなる。
青いから白くて白いから青くて・・そんな空にこころを奪われるのも・・秋だから。

なんかハートがポエムちゃんです。ちょっとうっとりしています。
すごいキショイひとかもしれない。でも書いちゃったものはしょうがない・・。

あっ・・さっき娘がまた帰って来ました。
今夜は酢豚を作ったので、うはうは言って食べてました。
なんか玉ねぎが少なくてタケノコと人参がいっぱいのやつで・・
自分ではイマイチだなと思ったけど、娘が「美味しい〜」って言ってくれて嬉しかった。
最近の私は・・やれば出来る!から、晩御飯は真面目に作ることにしている。

今夜はそれとラーメンを作った。麺がホンモノぽくって美味しかった。
チャーシューとかメンマとかもちゃんとのっけて、モヤシと葱をたっぷりのせて。
息子がちょっと感動してた。「おっ!やる気出したな〜」と褒めてくれた。
褒めてくれる息子は大好き。笑顔の晩御飯は・・かなり幸せだと思った。

それから・・娘と一緒に“うたばん”の総集編みたいなのを観た。
藤井隆がめちゃ面白くて、ふたりで大声で笑ってしまった。
なんか・・娘と一緒にテレビ観るのがイチバン楽しい。

今夜は10時から新しいドラマが始まる。織田裕二のやつ・・。
今朝から番宣してて・・なんか観たくてたまらなくなった。
私は・・他の俳優さん見てもあまりドキドキしないけど、織田裕二はする!
たとえば木村拓哉だと顔がほころぶ程度だけど・・彼だと胸が熱くなる。
どうしてだか分からないけどどこかが違うんだと思う。

私は・・あまり芸能人にのめり込まないひとで、熱烈にファンだとかそういうことがない。
いつも広く浅くその都度好きだったり、見なくても別によかったりする。
でも・・なんか今夜は胸騒ぎがしちゃって・・どうしようもないです。

今ふと思ったんだけど・・もしかしたら・・
誰かを好きでいたい自分とか、執着したい自分とか・・そういうもんかもしれない。

こころのなかが空っぽなんだ。きっと恋がしたいのだ・・と思う。



2002年10月09日(水) ムスメカエルハハウレシ

爽やかな秋の一日。雨の後の空は透き通るように青くて大好き。
しゃんとしていく自分を楽しむ。目に見えない何かで満たされていくのが嬉しい。
誰にだって・・こんな日があるはず。あっ・・今生きてる〜なんて感動する日。

格好つけてる場合です。何事も気分次第・・そういうことが大切です。

さて・・今夜は久しぶりに娘が帰って来ました。
洗濯物干してたら、クルマのライトが見えたので・・ちょっと演技を開始。
私は怒るのがとても上手。もちろん泣くのも上手です。
でも・・今夜はちと「カット〜!」でした。なんせ感情昂ぶりすぎて失敗です。

娘から“カエルメール”があった時点で、すでに歓迎ムードになっちゃって
娘の好きなものばっか作ってしまった。
“麻婆豆腐”“サーモンのお刺身”“牡蠣フライ”あと野菜サラダ・・

喜ぶ顔が見たかった。だって会いたかったし好きだし・・ずっと待っていたし。
“好きなひと”って毎日会うより・・こうしてたまに会うと喜び倍増するのね。
ちょっと拗ねてたりしていたいけど、顔を見ると何もかも忘れちゃう。
なんか駆け寄って抱きついてしまいたい衝動に駆られる。
そして感動で目頭が熱くなる。そんな恋みたいな・・最愛の娘でした。

私は・・とても不思議なんだけど、娘の顔を見ただけで元気になる。
うちの男達の顔ばっか見てると・・悪いけどイライラしてしまう。
なんか四六時中急かされてる気分だし、あれこれ口煩くてたまらない。
もう慣れてるけど・・たまにすごいしんどくなる。

でも・・いつまでもそんなこと言ってもいられないなって思うとちょっとパニック。
最近やたらと幼い頃のこといっぱい思い出してしまう。
たまに古いアルバムを開いては・・涙ぐんでしまう時もある。

行かないで欲しいけど行ってしまう・・そんな現実をもっと受け止めなければ・・。

        イケナイノダネ・・・・。




2002年10月08日(火) おいおい大丈夫か?

夕方までずっと雨。一気に肌寒くなったみたい。もう半袖では風邪を引きそう。

今日のお昼休みはとてもいい気持ちだった。
最近ずっと夢中になって本ばかり読んでいるけど・・雨だったから・・
クルマの窓を締め切っていると、うっとりうとうとしてしまう。
こっくりこくこくしている時って、ちょっと愉快。
うっかり本を落としてしまって慌てて読みかけのページを探したりする。
しおりを挟んだらほっとする。安心してまた眠くなる。
今日は携帯のアラームが一曲演奏するまで、眠り込んでしまった。
ああ・・この曲いいなぁ。どこから流れているんだろう・・なんて夢の中だった。

少し胃の痛みが薄れて来たので、自然とイライラもむしゃくしゃも薄れた。
もしかしたらその反対で神経性の胃炎だったのかもしれないけど・・。
季節の変わり目だから・・いろいろある。からだのイチバン弱いところが疼く。
私はおつむと胃が弱いから・・おつむの中パニックで胃がしくしくするのかな。
あっ・・ほら今も、おつむをおむつって打ち間違えて直したばかり。
おつむがおむつして泣いている。赤ちゃんみたいに泣いている。

で・・だからどうした?って自分につこんで自分で笑って、なんか楽しい。
おいおい大丈夫か?って自分を心配したりして・・なんかそっとしておきたい夜。


      ほらほら

  おつむがおむつして泣いている
  赤ちゃんみたいに泣いている
  母さんが抱っこしてあげるから
  ほらほら濡れてるもうだめよ

  おつむのおむつをとりかえて
  やわらかふんわりいい気持ち
  母さんがほうずりしてあげるから
  ほらほら笑ってにっこりと

  おつむのおむつが笑ってる
  いないいないばあして笑ってる


                   
                   なんか変ちくりんな詩が出来た・・・。 
  
  



2002年10月07日(月) 好きだけど嫌い

午前中は青空が見えたのに、午後からまた曇り空。星ひとつ見えない夜。
私は相変わらず胃痛で・・アルコール浴びれないから・・性格暗い。
なんかご飯もロクに食べてないのに、お腹がぷわ〜んと膨らんでる。
夫が・・「ガスや!ガスが溜まってるんや!」と可笑しそうに言うので・・悔しい。

昨夜はとうとう娘に会えなかった。今夜も帰らなかったら・・もう口聞いてやらない。
好きだけど嫌いになりたい。そんな気分の時もある。今がその時・・。
多分それって・・すごく求めているのに思い通りにならないから。
だからそれは・・私の“欲”で我儘で身勝手なこころのイチバン悪いところ。


昨夜・・夫と“ウルルン”みてて、なんかやたらと怒られた。ので・・辛かった。
だって可笑しかったら笑いたい。なのに、「やかましい!静かに見ろ!」って言う。
それから懐かしい場面とかいっぱいあったので、「あっ〜これ覚えてる?」って訊くと
「やかましい!静かに見ろ!」って・・怒った。
それからイモムシ食べてるところがあって、「わぉ〜いやぁ〜」って声をあげたら
「やかましい!静かに見ろ!」って・・また怒った。

どうして声をあげたり話し掛けたりしたらいけないのか分からない。
一緒に笑ったり、ちゃんと答えてもらったり、そういうの私もしたいなと思った。

なんか私はいっつも空振りしてる・・・・。



2002年10月06日(日) ビッタレな休日

午後から雨が降り始めた。この雨が上がれば一気に秋が深まりそうな予感がする。
今は半袖Tシャツだけど、今に靴下を履いて寝るようになるなぁ・・。

午前中は、ちょっとだけ川仕事に行った。朝から思いがけず汗をかいてしまう。
ほんの一時間だったのに・・やけにお疲れになった。しんどかった・・。
夫は「じゃあ頼むよ!」と言って喫茶店に行ったりしてズルイ。
姑に言いつけてやったら、「まぁ甘えちょるね〜ビッタレな男や!」と苦笑していた。
ビッタレとはここいらの方言で弱音はくヒジョーに情けないひとのこと。
あっ・・私もたまにビッタレになるので・・ごめんなさい悪口言って・・。
それに川の中で倒れられたら困るから・・無理しなくても良いから・・。

午後は雨の音を聞きながら・・またもやぼんやりふわふわと過ごす。
ごろりと横になって本を読んでいたら、すぐに眠くなってしまった。
でも・・うとうとしたかと思うとすぐに目が覚めてしまって、かったるくてしょうがない。
もしかしたら寒いのかなと肌布団にくるまったらとてもいい気持ちで眠れた。
夢も見た。なんか嬉しい夢だったのに・・目が覚めたら忘れてしまって残念。

買い物に行って・・なんとなくホームセンターで花を眺めたくなる。
いつもは見ているだけだけど、今日はひとつ鉢植えを買った。
“プレクトランサス”外国の野草とか。ちょっとラベンダーの花に似ている。
淡いブルーにとても惹かれた。なんだか眺めているとほっとする花。
ついでにベトナム製の植木鉢も買った。花より高かったけど・・気に入ったから。
ちょっと衝動買い。でも欲しいものを手に入れたら幸せな気分で嬉しくなる。

晩御飯は・・無性に生姜の煮たのが食べたくなった。
だから“赤魚”という冷凍のお魚を買った。お豆腐と煮付けたら美味しい。
生姜をたっぷりスライスして甘辛く煮付ける。生姜の匂いがたまらない。

あと・・アスパラベーコン作った。娘が昨夜・・食べたいなと言っていたから。
帰ったら喜ぶだろうなと・・今も待っている際中。

でも息子はご機嫌斜めで、ふりかけご飯していた。
文句があるなら言いなさい!と言えばいっぱい文句を言うので・・無視する。
夫は・・豆腐が旨いと喜んでいた。ビッタレだけど・・こういうとこ好き。

私は・・食後胃痛になった。今も・・ちょっと痛過ぎる。
生姜は健胃作用があるらしいのに、なんで痛いのか分からない。
ビッタレしたら楽になるかもしれないけど・・しばらくはそれはしない。

早く娘が帰って来るといいな・・って待っている。
私の頭を撫でてくれるのは娘だけだから・・とても恋しくてたまらない。
こっそり内緒でビッタレしたい。

さっちん・・早く帰って来て〜〜〜〜お母さんしんどいよ〜〜〜



2002年10月05日(土) ふわふわぼんやり

夏の陽射しを思い出すような一日。暑くてちょっとしんどかった。

今朝・・出勤途中に桜の花が咲いているのを発見した。うそ?と我が目を疑う。
そう云えば昨日も国道沿いで椿の花が咲いているのを見た。なんかとても不思議。
今咲いて秋が深まり寒い冬が来て・・春になったらまた咲けるんだろうか?ちょっと心配。
でも満開のコスモスや金木犀の香り漂う秋の一日に、桜に会えるなんて夢みたいだと思う。

今日は一日ふわふわぼんやりしていた。やっぱ土曜日は疲れが押し寄せて来る。
午後から仕事休んじゃおうとか思いながら、結局いつも通りに退社した。
帰り道はいつもの山道。木陰が涼しくて・・ちょっとうたた寝したい気分になる。
峠を越えている時電話が鳴ったけど、すぐに圏外になって出られないままだった。
早くアンテナ三本にならないかなぁとびゅんびゅん山道を下って行った。

国道が見えるあたりでクルマを停めて急いで電話をかけてみる。
そしたら東京の友人達、高いビルの一角でワインを飲んでいるそうだ。
私はすんごい山奥でその光景を思い浮かべ、ああ・・はるか遠いなぁって思った。
でも電話はそんな距離を縮めてくれるので、嬉しいもんだとつくづく思った。

帰宅したら娘がクルマを磨いていた。「お帰り〜」って言ってもらって嬉しい。
今夜は一緒に晩御飯を作った。ほんとに久しぶりに肩を並べて。
私はカツオのお刺身を。娘はとりの唐揚げを手伝ってくれた。
男達は上機嫌でお客様している。夫は・・あんなに病気ぶっていたのに1リットルも飲む。
なんだかもう心配しなくても・・ずっとこんな感じで行けそうな気がする。
ちょっと悪い夢を見ていただけかも・・なんて今更ながら思ったりする。

お風呂から出たらとても眠くなってしまった。
さっきまで丸くなって寝ていた。目が覚めてもふわふわぼんやりしている。
でも土曜の夜だもの・・秋の夜長を楽しまなくちゃもったいないな・・なんて思う。

このままふわふわぼんやりと彷徨っていたい。
なにも考えずにだた・・流されるような夜が好き。







2002年10月04日(金) ときどきはどきどきしよう

金曜日はリフレッシュする日・・いつの間にかそう決めている。
いつもは仕事から帰るとすぐに冷蔵庫を開けて、シュワ〜としたのを飲むけど、
金曜日はそれをぐっと我慢する。今日はちょっと暑かったので・・飲みたかったけど。

バドミントンへ行くと、なんかとても溌剌とした気分になれて嬉しい。
それなりにコミュニケーションも出来るし、おしゃべりするのって楽しい。

でも今夜はちょっとだけビビってしまって緊張した。
他のクラブの人達が団体で押しかけてきたので・・みんなで焦りまくった。
元々は一つのクラブだったけど、楽しみたいメンバーと上達したいメンバーが分かれた。
だから・・みんな元はお仲間で顔見知りばかりなんだけど、なんか違和感がある。
嫌な顔しちゃいけないよね・・なんて内緒話とかしながら・・結局歓迎ムードになった。

私は・・あんまり頑張りたくない人だけど、どうしても見栄を張ってしまうひと。
だからホントは笑いながらゲームしたいけど、今夜は顔が引きつってしまった。
負けたら「すみません・・すみません」って謝って、勝ったらとてもほっとする。

ひとつだけ楽しかったのは、お仲間のY君のこと・・。
冗談言って笑わせてくれたので、なんかとても嬉しかった。
今月最後の金曜日は、国体のレスリングの選手が体育館を使うのでお休みになるそうだ。
そしたらY君が「ねっねっ!ふたりきりでレスリングしようか?」なんて・・・
私の耳元で囁いたりするの。(笑)思わず「うん!しよう!」と感嘆符で答えてしまう。
面白い冗談を言うひとだ。投げ飛ばしてやりたくなった。羽交い絞めとかもしたい。

Y君はいつもひょうきんなひとで、たまに真面目な顔をすると・・ドキッとする。
私は・・こんなひとだから・・そのドキドキを楽しんでしまう。

いけないことかもしれないけど・・どきどきはときどき・・こころを満たすことがある。



2002年10月03日(木) 真っ赤な太陽

仕事帰り・・いつもよりゆっくり買い物をし過ぎてちょっと帰るのが遅くなった。
ドラッグで入浴剤を見ていたら色んなのがあって、ちょっと迷ってしまった。
“温泉シリーズ”と“牛乳シリーズ”とかあって、どっちも欲しくなる。
両方買っちゃえば良いのに、お給料日前なので節約しなきゃ・・とか思った。
しばし迷った末“薬泉めぐり”というのを買った。十勝川温泉に惹かれたから。

それから食料品を買いに行ったら、衣料品コーナーで“パンツ詰め放題”してた。
いっぱい人が群がっていると絶対に買わないけど、誰も見てなかったのでつい行ってしまう。
それで欲張って10枚も選んでしまってから、袋に押し込もうとしたら袋が小さ過ぎ・・。
なんかとても恥ずかしくなって、ちらっと人目を気にしながら元に戻してしまった。
顔がぽっと赤くなったような気がした。すぐ近くに酒屋のお兄さんが居たのでドキッとした。

何食わぬ顔をしてお隣りの酒屋さんコーナーで発泡酒を買う。
なんか一部始終を見られていたような気がして、まともに顔が見られない。
もうパンツ詰め放題はやめとく。そのつど気に入ったパンツを買いたい。

外に出たらすっかり陽が落ちかかり太陽が真っ赤になっていた。
今日はちょっと雲っていたせいだろうか、あんなに赤い太陽はめったに見えない。
しばらく放心状態で眺めていた。ああ・・今日が終わる・・ちょっと心がきゅんとした。

十勝川温泉は乳藤色のお湯だった。お肌がツルツルしてとてもいい気持ち。
あっ・・昨夜思ってたラベンダーとミルクを混ぜたやつ・・まさにそんな感じ。
知らないで買ったのに偶然とはいえ嬉しかった。迷ったかいがあったのかもしれない。

お風呂で“お風呂まくら”をして、目を閉じて物思いしていた。
なんとなくこころに秋風が吹く季節になって来たな・・とか思う。

ひとのこころって測り知れないことがいっぱいある。
伝えられたことも時が経てば・・嘘みたいに儚くなる。
その儚さを時が蝕んで行くのが・・痛くてたまらない。

ああ・・そしてまた・・見知らぬ秋が流れていくのね・・。




2002年10月02日(水) じゃあまた明日

お風呂に入っている時間がとても嬉しい季節になった。
そろそろ“温泉シリーズ”の入浴剤が欲しいなと思う。明日・・買って来よう。
私はミルク色のお湯が好き。緑色のやつはあまり好きじゃない。
ずっと前に北海道のお土産でもらったラベンダーのは、とても気に入ってた。
ラベンダーとミルクを混ぜたみたいな入浴剤があればいいなと思う。

お風呂上り・・久しぶりに堂々とビールを飲んでいる。
あっ・・違った。発泡酒だった。アサヒ本生の赤い缶のやつ。
あんまり苦くないので麦茶みたい。ごくごく飲み干してしまいそう。
今夜はちょっとむし暑いのかな。窓を開けているけど風もなくてとても静かだ。

遠くから秋祭りの太鼓の音が聞こえている。
もうすぐ本番なので子供達が太刀踊りの練習をしているのだ。
青年団が教えてあげないといけないので、息子も出掛けて行った。
いつも酔っ払って帰って来る。行きたくないな・・と言いながらなぜか行く。
夫も30歳まで青年団を辞めなかった。秋祭りが大好きなひとだ。


なんか今日は気が抜けたように平凡な一日だった。
何事も起こらないこんな静かな一日もいいなと思う。
私はほろ酔いであくびばっかりしている。もう飲み干してしまった・・。

でもまだ眠るわけにはいかない。今から“陰陽師”を観ることにした。
最近ちょっとだけテレビっ子になっている。
それはとてもいいことだな・・なんて思ったりしている。

なんか書き足りない感じもするけど、もう始まっちゃうので・・行くね。
じゃあまた明日・・。



2002年10月01日(火) 大好きな神様

風がとても爽やかで秋らしい一日。

今日は嬉しいことがいっぱいあった。
何から書けばいいのか分からないくらい今・・ちょっと慌てん坊してる。

夫の血液検査の結果がやっと出た。ああ・・ガン細胞はどこにも見つからなかった。
悪いことばかりいっぱい考えてしまってごめんなさい。
弟のことがあるのでバンザイとは言えないけど、お兄ちゃんはなんとか元気でいられそう。
血圧かなり高めだけど、ちゃんと仕事も続けられる。良かった・・とても安心。

夫・・今日久しぶりに仕事に行ったら、現場が変っていたらしい。
上司の方の計らいで少しでも楽な現場に変えてくれていたそうだ。
なんか・・職場の人達にも心配してもらってとてもありがたいと思った。
この先迷惑かけることもあるかもしれないけど、親身になってくれる会社で頑張れそう。

今日は帰り道・・いつもの山の緑を眺めながら、なんて空気が美味しいんだろうと嬉しかった。
窓をいっぱいに開けて森林浴してるみたいで、心がどんどん澄んでいくようだった。
ラジオから“ALONE AGAIN”が流れ出して、懐かしくてとても嬉しかった。
歌詞が唄えないので一緒にハミングしながら山道を下った。とてもいい気分・・。

ちょうど曲が終わりかけた頃に携帯が鳴り出した。
今は浜田省吾の“片想い”にしている。めったに鳴らないので鳴るととても嬉しい。
それがまあ・・なんととても懐かしい声だった。たぶん7ヶ月ぶりくらい・・。
ちょっと深刻な話だったので喜ぶのは不謹慎かなと思うけど・・嬉しくてごめん。
いくら遠ざかっていても消えない信頼関係・・それはこれからも大切にしたいと思う。

帰宅したらポストになんか良さそうなものが入っていた。
この前久しぶりにデートしたMちゃんが本を送って来てくれた。
私が本屋さんもブックマーケットも探して見つからなかった本を探してくれた。
中里恒子“時雨の記”という本。吉永さゆりと渡哲也で映画化になったやつ。
“美しい未亡人と熱烈な恋に落ち、仕事も家庭も捨てて、彼女と一緒になろうとする男”
そういうのにめちゃ弱いのでした。ああ・・なんかごめんなさい。


こんなふうに嬉しいことが・・またまた目白押しの一日だった。
なんか人生ってとても不思議。困った事や悩む事がいっぱいあっても・・
ちゃんと嬉しいことをいっぱい授けてくれるから。

私がずっと信じている神様は、大酒飲みで悪ふざけが大好きで・・
おっちょこちょいでかなり意地悪だけど・・
ほんとは気が優しくて思いやりがあって、いつも私を助けてくれる神様なんだ。






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