眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
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ボーイズ漫画・ここにキスして:ヤマダサクラコ
シャレードとショコラを買ってみた。
シャレードは鳩村さんだけ読んだ。全体的に嫌いな話ではないが、駆け足っぽくて主人公の鬱屈の解消が呆気なく感じた。もうちょっとエピソードを入れてゆっくりしたテンポで書いてくれれば、もっと楽しめたと思う。とはいえ、単行本になったら一応買うつもり。しかし攻の「俺の天女」発言は恥ずかしかった。それとこの作家さんの「映画館」の最終巻は何時出るんだろう。
他は高遠さんが楽しみ。谷崎さんのパンダ航空のメモパッド、マウスパッド、携帯ストラップの全サがすごかった。まだ単行本1冊しか出ていないのに。そしてせめて、雑誌掲載している作品のノベルティを作った方が良いのではないかと思うのだが。
来月は李丘さんの読み切りと、毬谷まりの読み切りが気になる。毬谷さんはデビュー2作目の新人さんだが、前に載った話はわりと好み。
ついでに次号は全サで小冊子があるらしい。「幸せにできる」の小説と「許可証」の漫画。許可証は攻が大学の通信を受けるための勉強をする番外。このためにきっと申し込む。
ショコラは買った宣言だけ。いとうさんの話は前後編で外国人×日本人ぽい。この雑誌は割と自社の新人さんを育てている方だと思うが、あまり好みではないのよね。ただたまにツボる作品が載るので、つい買ってしまう。今回もアラビアンショコラが載っていて笑った。
ついでにパレットの夏の全サがやって来た。今度は今さんの絵柄の図書カード。送込み850円。
今さんの絵はカラーよりモノクロが好き。綺麗だとは思うのだが、カラー絵は好みからは少し外れる。でも話が好きなので、それこそデビュー前、ボーイズ黎明期の頃から本は買っている。
ボーイズ漫画・ここにキスして(花音コミック)ヤマダサクラコ
短編集。雑誌掲載5本と書き下ろし1本20Pの計6本。
絵柄は好きで気になっていた作家さんの初単行本なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
1つ目は、バスケ部の後輩×先輩。大型犬攻×襲い受のほのぼの。2つ目は、警察官×高校生の家出少年。受が逃げていたのを拾って宿を貸し…。3つ目は、謎の青年×ハッカー趣味のヒゲオヤジ会社員。謎の青年にネットストーカーされてハッキングが警察にバレ…。4つ目は、出張ホスト×少年。やってるだけ。5つ目は、気の弱いグループ会社社長×近所の高校生。会社の重圧に耐えきれず逃げた跡取りと行きずりの高校生の一夏の恋。攻は妻帯。
書き下ろしは1つ目の、バスケ部の話のその後。2、3、4は正直あまり話に内容が無い。説明不足なところが多すぎ。バスケ部の話が一番気に入っていたので、書き下ろしは嬉しかった。
Hシーンは割とノーマル。
大型犬攻と髭オヤジ受、糸を引いてそうなHシーンに萌えたのでこの感想。
全体的に雰囲気のある絵柄で淡々と進む。話と雰囲気が半々ぐらいの印象。ユキムラやちょっと違うが草間さかえが好きならそれなりに楽しめるのではないか。
この作家さんの絵柄なら、眼鏡や無精髭が似合うと思うので、実際後書きには美しいヒゲと眼鏡が描かれていたので、今度は是非この属性を入れて欲しい。次も期待。
短編集。淡々。大学生カプ。バスケ部。大型犬攻。ヒゲオヤジ受。一夏の恋。
2004年11月30日(火)
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ボーイズ小説・恋愛小説のように:春原いずみ
ボーイズ小説・恋愛小説のように(キャラ文庫)春原いずみ
美大に入ったばかりの受が高校の頃に宿題で書いた小説が文学賞を受賞する。次の小説を依頼され、幼なじみで画家の攻に相談し小説を書き続けることにするが、受賞した作品が映画化され身の回りが急激に変化して…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は大学教授で純文学作家の父親と大きな屋敷に二人暮らし。アイドルばりの整った顔立ちで周りからも愛されている。幼なじみの攻の影響で美大を目指し一浪する。絵より小説が上手。
攻は大学教授の父親が亡くなり、父親の知り合いである受の父親に、一時世話になった。穏やかで落ち着いた雰囲気。彫刻のように端正に整った顔立ち。実力のある有名な画家になった。
端的に言うと受の自分探しの話。攻の影響で絵が描きたいと思っているが、ひょんな事で書いた小説が賞を貰い映画化までされる。やりたい絵は認められず片手間に書いた小説は驚くほど持ち上げられ、自分は何がしたいか悩む。悩んでいるうちに攻との関係も不確かになり映画の撮影を通して何かに気づき前に進む。
最初の方、映画化ぐらいまでは楽しく読んでいたのだが、段々受は何をしたいのか、何を悩んでいるのか、どんな結論を出したのかよく分からなくなってきた。客観性が薄れて独りよがりっぽくなり、説明不足のままどんどん進んでいくように見えたというか。なので折角の山場も盛り上がる受を後目においてけぼり。文章末をポエムっぽい文で締められさらに受の背中が遠くに。もうちょっと説明をいれてくれんとよう分からん。
攻キャラは好みなのだが、ずっと蚊帳の外で受が一人で誤解して悩んで解決して攻の所に行くので、あまり二人の関わり合いが読めない。どちらかというと、攻の身代わりになり受にHを教えてヤリまくっていた俳優の方がよほど攻っぽかった。その俳優や他の脇キャラもいい味出しているが、攻の良さやすごさをもう少し際だたせてくれないと、誰が相手役なのか分からなくなる。
話の設定もキャラも好きだったのに、どうも全体的にぼやけた感想。それにしてもこの作家さんも微妙なところで合わないのか。勿体ない。
また設定が合えば買ってみる。
幼なじみの画家×美大生小説家20歳ぐらい。10歳ほど離れている。成長物。初Hは攻ではない。映画。海外。絵画。小説。
2004年11月29日(月)
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ボーイズ小説・いじめられ志願:水島忍
松岡さんの血と肉の7巻を買ってきた。これも続刊なので、書くことはあまりない。ここでさらっと。
取り敢えず面白かった。今回は金髪船長の故郷に戻り初Hか?! というあおりだったけど、風呂場でいちゃいちゃしていたのは萌えた。そして主人公が航海長を庇ってスペイン貴族に連れ去られる所まで。
急展開というか美味しいところで終わっていた。7巻目で中だるみしそうかと思ったが、話は動いている。現代やタイムスリップの事も書かれていたので、こっちにきて終わりではなく、戻る可能性もあるのかも。
現代の方にもフォロー入れて、親友や家族に説明してから船長のところに戻ってきて欲しいが、そんなにほいほいタイムスリップしても、なんだかなーと思うか。
どのキャラにも好感を持っているので、納得いく形で終われるのかとても興味がある。
ボーイズ小説・いじめられ志願(花丸文庫)水島忍
両親は海外で働いているため、姉と二人マンションで過ごしてきた高校生の受。姉が結婚してその幸せを願っているが、結婚相手である義兄の弟・攻が何かと姉に文句をいうのを見て、姉の代わりに自分を苛めるよう攻に提案するが…
ずっと合わない作家さんだと思っていたのだが、最近はものとレーベルによっては読めるのではないかと思い直して、取り敢えずの新刊を買ってみた。雑誌では読んでいても、本を買ったのは数年ぶりぐらい? 感想は微妙。
受は姉思いの普通の高校生。家事は一通り出来る。性格は真っ直ぐで思いこみは激しそう。顔は整っている?
攻はホテル経営の一族。他人に厳しく口うるさいが自分も律する。文句を言っただけのことは出来る。愛想が悪い。尊大な態度。言っていることはまとも。顔は良い。
話は、姉がいなくなったマンションに攻が押し掛けてきて、受は小言を聞きながら家事をして宥め賺されHされ、段々好きになるという普通(普通なのか)の話だが、キャラにどうも好感がもてない。
攻の小言も本当に小姑くさく、あまり器の大きい性格には見えない。まあこれはべつに、そんな描写は無かったので、本当にただの口うるさい男なのかもしれないが。それは別にして、もう少し攻の格好良さを見せて欲しかった。ついでに受が庇う姉も、人は良さそうだが頭は軽そうな感じで、なんで姉の家出で攻と受の関係が危うくなるのか。一応は書いてあるが切迫した感じがしない。
多分この作家さんは、キャラの言動で引っかかる事が多いかも。合う作家さんと合わない作家さんの境界線の上に存在していそうで、また何か目に付いたら試しに買ってみる。
ホテル経営社長30代前後×高校生17歳ぐらい? 一種の家政婦物。
2004年11月28日(日)
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ボーイズ小説・躰だけじゃたりねえよ。:ふゆの仁子
今日は結婚式後のお披露目会みたいなのに行ってきた。10名ほどだったのに、女性はその嫁と私の2人だけ。相変わらず女性率が低い。
セックスピストルズのドラマCDを買ってみた。
少しつらい。受が叫んでエコーがかかってフェードアウトという場面変更は何とかならんものか。確か「お手討ち覚悟」の時もこんな演出だったような。ものすごくつらい。ノリ夫の声がイメージと違う。これで喘いだらどうなるのか。他の声は気にならなかった。話はノリ夫と国政がくっつくまで。なのでまだそれっぽい雰囲気になるがHはしていない。
どうでも良いことだが、「先祖返り」は「せんぞがえり」だと思っていた。どう聴いても「せんぞかえり」に聞こえる。
個人的に熊先輩は絵柄に合った声だったが、この男臭い声の喘ぎなら聴いてみたいと思った。乙女チックに喘いでくれ。
次は米国と委員長カプの第二弾が出るようだ。きっと買う。多分。
パレットの夏の全サがやって来た。雪舟さんの絵柄の図書カード。送込み850円。
この手のテレカや図書カードは、面白かった小説&漫画で、好きなレーターさんの気に入った挿し絵のものを選ぶ。
小説挿し絵の場合は、まず作品が気に入ったかどうか。読んでいない小説の表紙絵はどんなに綺麗でもあまり食指は動かない。そういう点で、私の蒐集の基準はあくまで「話」中心。
円陣さんのボイスオアノイズの2巻が出ていたので買ってみた。あらすじを書く気になれないのでここでちょろっと。
主人公の高校生は助教授に告白するが、助教授は3年ほど海外に行くので、その間に本当に好きか再考してみればーで終わる。帰ってきたら付き合うんじゃないかというニュアンスのままキス止まり。
後書きでも謎が未消化だけど、これが今の精一杯とか書かれていた。何だかな。話としてはまだ続くらしい。いつか描くかもしれないようだが、ここまでくればちゃんと描いて、未消化な部分をすっきりさせて欲しい。
書き下ろしは7Pと書きかけたが、確か最終回は書き下ろしなので、…何ページになるんだっけ?
ボーイズ小説・躰だけじゃたりねえよ。(ダリアノベル)ふゆの仁子
新宿で一番勢いのあるヤクザの跡目である攻と密かに付き合う受は、日々、住む世界の違いを痛感している。ある時、攻の組の男に別れるよう脅され監禁されるが…
「愛しかいらねえよ。」の続編。前作が気に入っていたので続きを買ってみた。悪くない。
受は優秀な銀行員。顔立ちは整い人付き合いも良い。真面目で大人しいがヤクザの攻と付き合っているうちに肝は据わった。
攻は大きな組の跡継ぎ。高校の頃から受が好き。整った精悍な顔立ち。鍛えられた体。健康そうな小麦色の肌。眼光鋭い瞳。すらりとした長身。風格がある。
前作は、受は高校生の頃攻と出会い一度駆け落ちしかけたが攻のために断念。8年後再会し最初は脅されて無理矢理抱かれるが、最終的に攻とくっつく。高校の時のエピソードが半分くらい入っている。今回はその半年後の話。
今回はしっかり出来上がっているところからはじまっている。この作家さんの作風では、長くHしていてもこゆい感じはしない。最終的にはやはり受が攻の方へ歩み寄るしかないのだろうか。大概のヤクザ×一般人のラストはこうなるな。
受はわりと男前に立ち回り、攻もあまりひどくない。何がどうという変わったエピソードはないのだが、なかなか楽しめた。
もうちょっと攻と付き合う事のリスクとかを書いて欲しかったけれど、事件が起こるのであまりページはさけないか。鉄板焼き屋で攻と仕事中の受が出会うシーンは好き。
この作品で100冊目らしい。また設定が合えば買ってみる。
社会人物。組の抗争。ヤクザの跡取り×銀行員。高校からの同級生。26、7歳同級カプ。元鞘。受の監禁。他の男への奉仕。
2004年11月27日(土)
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11月の青田買い
「800」という小説を読んでみた。
スポーツ小説が読みたくなったので、平積みされていたのを何げに買ったのだが、設定などは好みだったが、最後の方は人間関係がぐだぐだしていたような。陸上の800を走る高校生二人の一人称が交互に出てくる。
一人はそこそこ良い家庭で暮らし頭も悪くない。流されやすい。一人称が僕。もう一人は実家がヤクザで下町育ち。不良っぽく寮住まい。一人称は俺。対照的な二人が陸上を通じて知り合ってみたいな話。僕が尊敬する男の先輩とHしていたのには驚いた。
昔つづき春の中編で、陸上選手の天才と言われていた高校生がライバルが欲しくて、手を抜いて走っていた補欠選手にこなをかけて本気にさせ、最後は大会の決勝で競うみたいな話があったが、あれは好きな話だった。手を抜いていた選手は本当は陸上が好きなのだが、本気になって高みを目指すと苦しくつらいことが分かっているので、敢えて手を抜いていた実は実力のある選手。最後のシーンで走り終わった後、ライバルになった選手が、天才に「本気にさせて…恨むぞ」(意訳)という台詞には萌えた。天才もにやりと笑って応えていた。普通の少女漫画だったが、あの後の二人が見たかった。
今の小技の効かせた作風も嫌いでないが、このころのつづき春の漫画はとても好き。
キャラの全プレがやって来た。「ヤバイ気持ち」と「幻惑」「ボイスオアノイズ」の番外が目当て。それなりに面白かった。かな。ボイスはまだ完結巻を買っていないので、先にネタばれを見た事になるのか。8人分の漫画と2人の小説が載って80P。これで送込み800円。みんな番外としてはそれなりに読み応えがある。
それにしても全プレは当たりはずれがあるのな。
今月の青田買い
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
コバルト(リンクス12月号)栗城偲
第3回新人大賞ピックアップ。後日。
指先の魔法(リンクス12月号) 冴島久美
音大生の受はコンクールでピアノを調律してくれた調律師・攻の調律が気に入り、連絡先を調べ自宅のピアノも調律して貰えるよう頼み…みたいな話。調律師20半ば×大学生。
可もなく不可もなく。ここで書くのは2回目。音楽ものは好きなのでそれなりに楽しめた。受は相変わらずうじうじしているタイプだが、今回の受は気にならない。もう一つぐらい山場が欲しかった。文章の印象は前より多少明るくなったが、やはりペシミスティックな作風っぽい。
あなたが作る幸せ(リンクス12月号) 大鳥香弥
新人の受は仕事の出来る先輩・攻に絡まれているが、気にする内に好きになり、ある時別の先輩の結婚式で同じホテルに泊まり…という話。会社の先輩×後輩。
デビュー作らしい。悪くない。文章は書き慣れていた。ところどころキャラの行動が唐突に見える。カタツムリの比喩は、もうちょっと話のエピソードに馴染ませてくれないと浮いて見えた。受は割と前向き。Hシーンにこだわりが見える。一応ストーカーは撃退したが、匿名でたれ込まれたらどうにもならんのではないかと思うのだが。どうか。
次の作品も読んでみたい。
アイム・ノット・イン・ラブ(小説ビーボーイ12月号)志野原ケイ
高校生である受は電車の中で痴漢に遭い攻に助けて貰う。攻は悪い噂のある有名人で地味で静かに過ごしたい受には近づきがたい存在。それなのに学校で話すようになり…みたいな話。高校生同士カプ。
可もなく不可もなく。全体的にセンシティブで好みな雰囲気なのだが、受の一人称で進むため、攻側の事情が不鮮明。二人で語って情報を交換してくれればいいのだが、攻は無口で勝手に解決するタイプなので、一体その時がどういう状態なのかさっぱり。受が一人で悩み決めてまた迷っている間に、攻が表れたり居なくなったりで、たまには全体を見せてくれないと蚊帳の外のままでつまらない。ついでに受の心情が続くのは良いが、最初から最後まで一定の長さで出てきて独りよがりというか。もっとメリハリをつけて欲しかった。クライマックスで待っているばかりだった受が自分で行動し、攻にどういうこと? と聞きに行き、説明前に最後のHをはじめたので、よし、終わったらようやくオチが読めるーと思っていたのに、そのまま話が終わってしまい、えええーっと思った。攻の状況を説明してくれ…。
最後まで蚊帳の外だった印象。前作とこちらでは、前作の方が「話」になっていたような。後、海賊とか仮面などの単語が微妙にこっぱずかしい。
こちゃこちゃ書いているが、好き系なので次も楽しみ。
1/2の足枷(小説キャラ11号) 佐倉あずき
老舗旅館の長男・受は、幼い頃母親が亡くなり、1つ違いの父親が愛人と再婚し片方だけ血の繋がりのある弟・攻が出来る。最初は受に兄として慕っていた攻だが、次第に恋心をつのらせていくのを知り…みたいな話。大学生カプ。
投稿デビュー作らしい。キャラでは珍しい。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。片親繋がりの近○そー姦設定で好みの内容だったため、その分では楽しめた。文章は書き慣れているっぽい。
小さい頃から大学まで出来の良い弟にコンプレックスを持ちつつ、好意を持たれて困惑する受の心情が書かれていく。後半部分、攻がついに押し切る部分の切れるエピソードが弱いように見えた。受が受け入れた理由もぴんとこないというか。何故そのタイミングでなのかみたいなものが、もう少しドラマチック(?)に書いて貰えればもっと楽しめたかも。
今回は好み設定でこう見えたのかもしれないので、次もまた読んでみたい。
2004年11月26日(金)
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ボーイズ漫画・災厄のてびき:草間さかえ
ルチルの7号を買ってみた。
基本的に富士山さんや星野さん、高永さん、つづきさんなど、好きな作家さんが載っているので買っているはずなのだが、どうもどの作家さんの作品もぱっとしない。今号も一応流して読んだが、印象が薄い。どうでもいいことだが、ルチルとディアプラの雰囲気がかぶる。
「そこのアンタ、メガネ好きだろ?」という眼鏡総受アンソロを買ってみた。流石マニアックな隙間産業の松文社。予告でこのタイトルを見た時から、その意気よや良しと爆笑し、多少合わなくても買おうと思っていたのだが。タイトルの強烈さが一番印象に残る内容。
半分くらいは単行本を買ったことのある作家さんが載っていたが、全体的にたまたま眼鏡受だっただけで、眼鏡をかけているがゆえのHくささが今ひとつに見える。どんなHくささなのか…。
もうちょっとマニアックな内容だったらな。それにしても相変わらず井ノ本リカ子は一人でぶっ飛ばしていた。でもこのマニア度は別の方向性を向いている。楽しそう…。
「ハウルの動く城」を見てきた。
絵は流石に綺麗。ハウルがキラキラしていた。びっくりした。原作はアニメ化を知る前に読んでおりあまり記憶は無かったが、分かりにくいところもありつつそれなりに楽しんで見ていたのに。最後の最後ではあ? となった。
最大の疑問は、何故戦争が始まったのかとかではなく、何故戦争が終わらせることが出来るのか。か。これさえちゃんと書いてくれればなーもっと感動(?)出来たのに。
ついでに公開前、友達がハウルの声がキムタクであることを嫌がっていたのだが、あまり変な感じはしなかった。てか、思い返すと私は、多分キムタクの演技を見た事が無いので、これがはじめてのキムタク(声)体験。
邦画と日本のドラマは殆ど見ず、ジャニ系の番組も見ず、歌はピンで歌っているのを見た事がないので未体験のはず。
ボーイズ漫画・災厄のてびき(ダイアモンドコミック)草間さかえ
表題シリーズ4本と読み切り3本の計7本。書き下ろしは無し。「はつこい」が気に入ったので、既刊のこちらも買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
表題は売れない小説家・攻は連続放火現場で毎回見かける中学生・受を放火犯と間違え声をかける。受は火を見ると興奮する性質で、攻の家でたき火をしているところ盛り上がってついやってしまい…みたいな話。
他は、散髪屋眼鏡攻×営業マン。洗髪台の上で盛り上がって手を縛ってHする話。自分の兄と友人が家で隠れてHするのを見る高校生の話。それぞれに男の恋人がいる会社の同僚同士が相手とうまくいかず社内でうっかりHする話。
読み切り二つはカプというよりシチュエーションH。或いはカプになるまでの第一回目の雰囲気。
絵柄はこっちのほうが見づらい。「はつこい」も見づらいと思ったがマシになっていた模様。コマ割りや雰囲気は独特。話もクセがある。
火事を見ると性的興奮する高校生や、床屋の洗髪台で手を縛られるのはフェチっぽくて良かった。もうちょっと突き抜けてくれた方が好みだが、あまりマニアックに走っても読む人を選ぶか。
しかし、後書きでまだ続きあります。と書かれてもいつ読めるのかと思ってしまう。
また設定が合えば買ってみる。
短編集。フェチ。小説家×高校生。床屋。会社員。
2004年11月25日(木)
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ボーイズ小説・先生は悪魔のとりこ:小鳥遊てつみ
ボーイズ小説・先生は悪魔のとりこ(アクアノベル)小鳥遊てつみ
数学教師の受は難しいテスト問題を作るのが趣味。ところがある日、その力作のテストで100点を取った生徒が現れる。その生徒・攻は不良のような外見をし、受はカンニングしたのではないかと疑うが…
前作が気に入ったので2冊目のこれを買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は顔はそれなりに整っているが、性格が悪く難しいテスト問題を作って、生徒に悲鳴を上げさせるのが好き。小心者で天然。どこかピントがずれている。童貞。プラモデルを作るのが趣味。
攻は金髪ピアスの外見。絵を描くのが得意。同じ学生から慕われ人気がある。好きな人以外には冷たい面も見せる。料理が得意。
話的には、教師の受が学生の攻に告白され迫られているうちにほだされて好きになり…というオーソドックスな流れ。
文章はそんなに整っているわけではないし、話のエピソード自体も目新しいものはないが、キャラが好みだった。
受は繊細そうな外見とは裏腹に性格が悪く、小さいところで意地悪だけど底が浅いので小者のまま。ひねくれているが人間性自体は素直なので趣味に忠実で妙なところでぼけていて可愛い。少し違うかも知れないが、自分の欲望に忠実なハムスターなどの小動物が、走り回って勝手に自分で転けてジージー怒っているみたいな感じで、可愛いというか。何というか。
この手のキャラを可愛く(?)書けるのはこの作家さんの特徴か。前作のちびちゃい攻も似たタイプだった。
作風はまったく違うが、木原さんの書く性格の悪い小心者キャラが、慢心して舞い上がり何かで叩きつぶされ泣くエピソードを楽しむ感覚に似ている。
裏を返せばそれだけなんだが。
攻はなかなかいい男に書かれているが、受を好きになった理由は今ひとつ説得力が無かった。でも好きなカプ。良い意味で割れ鍋に綴じ蓋カプ。
Hシーンは普通。受の内股に絵を描いて勢い余って、筆で乳首を悪戯するシーンがある。初Hシーンは受が騒いで初々しい。
作品の雰囲気は好きで、勢いとキャラも気に入ったので、今度も設定次第で買ってみる。
学園もの。高校生17歳×数学教師26歳。コメディテイスト。
2004年11月24日(水)
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ボーイズ小説・情熱のヴィブラート:秋山みち花
高永さんのリトルバタフライの全プレがやって来た。
キャラ紹介1P、書き下ろし漫画28P、インタビュー1P、作者コメント1P。書き下ろしの内容は、本編終了後、二人が小学生の頃一度会っていた事がわかり…という内容。かわいらしい話でしっかりHも1度入っている。
これで送込み800円はちと高い気もするが、話自体は嫌いでないのでこんなものか。
キャラセレクションを買ってみた。嶋田さんは最後まで3ぴーのままだったので良かった。最初の感想がこれか。剛しいら原作でやまかみさんが漫画化しているのだが、やまかみさんの雰囲気なら剛さんのシリアスよりへぼい&トンデモ系の話の方が合いそうな気がする。何となくだけど。
水無瀬さんは、表情がたまに睨んでいるようで怖いが話は嫌いではない。高星麻子の漫画を初めて読んだが可もなく不可もなく。好きな絵柄。
小説キャラも買ってみた。これは買ってみた宣言のみだが。剛さんは「顔のない男」シリーズを書いていた。好きな話なので楽しみだが、これシリーズだったんだ。他は秀さんが楽しみ。後、投稿デビューの新人さんの作品が載っていたのに驚いた。新人募集していたのか。この雑誌でデビュー作を見るのは、はじめて? 記憶に無い。
ついでにハムスター倶楽部を買ってみた。前号でも書いたが、めで鯛と松本零士のコラボとかで、メーテルがハムスターになった絵が載っていた。他に鉄郎、車掌、ハーロック、エメラルダスの絵もあった。脱力した。これを真剣に企画したのかと思うと笑いがこみ上げてくる。しかし何を思ってこのキャラをハムスターにしたのか。てかどんな4コマになるのか。あ、鉄郎はちゃんと一番不細工だった。
ボーイズ小説・情熱のヴィブラート(ビーボーイノベル)秋山みち花
ヴァイオリニストになるために夏期講習を受けるためフランスになってきた高校生の受は、そこで天才ヴァイオリニスト攻のレッスンを受けることになる。感情が豊かになるようにとキスを教えられ…
雑誌に載っていた別作品では合わないと思っていた作家さんだが、音楽物なので一応買ってみた。可もなく不可もなく。
受は亡き父親のように将来ヴァイオリニストになりたいと思っている。父親の形見のヴァイオリンを大切にしている。音楽が好き。奥手。整った顔立ち。
攻は有名ピアニストの息子。自身も天才。驚くほど整った顔立ち。さらりとした黒髪。光の加減で深い緑に見えるきつい印象の瞳。音楽が嫌いだと言っている。男女とわず付き合っている。
初ノベルらしい。もう少しどこかで書いている作家さんだと思っていた。同人からの改稿再録。
音楽用語は割と沢山出てくるが、門外漢なのでどのぐらいのレベルで出ているのかは分からない。作中キャラが頑張って勉強しているなーというのは、よく伝わってくる。終始音楽用語が飛び交っていた。後書きを読むと、作家さんは音楽を囓っていたことはあるらしい。
全体的に驚くようなすごい展開も無く、普通に一ヶ月講習を受けている中で出会って、ひかれて攻のほうも事情があって…みたいな順当な流れ。
ただやはり作風が合わないというか、折角好きな音楽物で授業風景とかも割と丁寧に書かれているけど、あまり面白さを感じない。勿体ない。
攻の音楽家に対する偽悪的な見方が中学生ぐらいの尖った考え方で、何だかなーと思ったが有る意味とても年齢に合っているのかも。
ビブに載っていた社会人物よりは好み。音楽物が好きなら楽しめるかも。
合う作家さんでないので、次を買うかどうか微妙。もう少し雑誌で読んで考えてみる。
音楽物。ヴァイオリン。天才バイオリニスト17歳×高校生16歳。日仏ハーフ×日本人。
2004年11月23日(火)
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ボーイズ小説・君ありてこそ:橘伊織
弟がやって来て新居を見て帰った。アサヒスーパードライを1ケース手みやげを持ってきてくれ、私の用意したアサヒスーパードライ1ケースと交換して持って帰った。…笑った。
友達と飲むというのでつまみを沢山買って土産代わりにした。家族。
微熱王子を買ってみた。
BLゲー雑誌はこれとピアスを取り敢えずデフォで買っている。楽園行が好きだったので、スズケンさんとトムさんの読者企画は楽しみ。いじめ物で読者がいじめる人間の設定を応募して採用されたら、次回小説とキャラデザをやってくれるしくみらしい。読者参加型企画はまったく興味がなかったが、これは読んでみようか。
今買う予定のゲームは「学園ヘブンおかわり」と、「咎狗の血」「マギアミスティカ」の3本。「ピヨタン」と「たまゆら」は内容をもう少し見てから。「ファナティカ」を買ってみたいのだが、今でさえ積んでいるゲームが多いので迷う。
ボーイズ小説・君ありてこそ(アイノベル)橘伊織
恋人が亡くなった事を受け入れられない受は、恋人が生きているはずと思いこむ。そこへ恋人によく似た従兄弟の攻が表れ、受は恋人が帰ってきたと誤解するが…
設定が気になったので買ってみた。多分2回目のはず。前回の作品は可もなく不可もなくだったはずなので、好みが合えばいけるかもーと思ったのだが。びみょー。というか助けてください。
受はレディースの服のデザイナー。専門学校時代の友人の紹介で男の恋人が出来付き合うが、恋人は事故で死亡。童顔可愛い系。思いこみが激しい。
攻は有名企業に勤めている。亡くなった恋人の3つ上の従兄弟。恋人は攻を兄のように慕い、格好や性格などを真似ていた(ようは亡くなった恋人は元々攻の劣化コピー)。頭が良く仕事が出来、顔も良い。こいつも思いこみが激しい。
単行本のあらすじを読んで、最初は亡くなった恋人が忘れられず気落ちする受と従兄弟の攻が出会い、恋人の面影に重ねられつつも受を優しく包んでやがて受も亡くなった恋人でなく攻を好きになる。みたいなものを予想していた。
いや、大筋はその通りなのだが、思っていたようなセンシティブな展開ではなく、なんか電波と思いこみが激しい展開で、頭の中が?でいっぱいになった。
以下思い切りネタばれにつき注意。
まず受は恋人の死が受け入れられずに、葬式に出ても別の似た人の葬式で、恋人はどこかで生きていると思いこんでいるのは良いのだが、間違えられた攻は、受を亡くなった従兄弟の恋人であると認識しつつ、出会ってすぐにホテルに入りHする。それはどうかと思うのだが。
んで、受が恋人と攻を重ねている事を後で知り、医者や誰かに相談するでもなく、受のために誤解されたままでも良いと付き合いを続ける。それから普通の恋人としてH三昧。バカップル全開であまりにいちゃいちゃしているので、受は本当に本来の恋人の事を好きだったのかと思ってしまった。
どうやってオチをつけるつもりかと思っていたら、受はあんなにかたくなだったのに、残り30Pぐらいで攻が恋人でないことをあっさり受け入れ、攻が好きだと告白しハッピーエンド。ええええーと思ってしまった。亡くなった恋人も良い面の皮。
ものごっつい爽やかな好青年として描写されていた亡くなった恋人が、受に「一人の時にぼくの代わりに使ってv」とバ○ブを手渡していたり、それをわざわざ攻に報告していたり、Hの時にわんわんスタイルやらあんよやらおててやら、色々ここには書きにくい言葉が多様され、こっちまで恥ずかしくなる言葉の羞恥プレイ。そして何かちゃー攻は、短歌(行書フォントに変えられている)を口ずさみ今の自分の心境を解説している。
萎えて良いのか笑って良いのか。乾いた笑いが出っぱなしだった。
後書きを読むとキャラにはモデルがいるらしい。疎い私でも知っている有名な声優さんだった。悲しみを払拭してくれた感謝と好意を込め、長いラブレター(この作品)を送りたいらしいのだが、実際に送りつけるわけではないのだろうが、ご当人に迷惑ではないだろうか。多分。
個人的には、実在の人物をモデルにしたり、インスパイアされて話をかく事自体は気にならないし、かまわないと思うのだが、この場合は、作家さんが心の中でひっそりと思うだけにしておいたほうが良いんではないかな。
作家さんの思い入れが強すぎて、えらいことになり空回りする一例に見える。
Hは濃いめ。20代半ばキャラだと思うが、ショタのような口調であんあん言っている。Hだけなら良かったんだけどね。
楽しみたいために買ったのだが、つっこみどころが満載。次は買わないかもしれない…
恋人の死を乗り越える。アパレル。エリート会社員20代後半ぐらい?×デザイナー20代半ばくらい? H濃いめ。ショタ。
2004年11月22日(月)
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ボーイズ漫画・カブキ緋の章:はしだ由花里/ボーイズ小説・蜜月の夜に燃えて:藤森ちひろ
密林で頼んでいたCDがやって来た。
1枚目は、トリビアの挿入歌に使われている女性がオペラのように歌っている曲で、全体的にあんな感じだった。ようやくトリビアの歌を全曲聴けた。この手の音楽はジャンル的に何というのだろう。
2枚目はゲットスポーツとかいう番組のテーマ曲。前にゲットスポーツで使用されている曲のCDは買ったのだが、その中で一番気になっていたamenoの元曲らしいので買い直した。このCDは全体的に好みだった。横文字なので誰の曲はさっぱり分からないままだが。普段はあまり聴かないジャンル。
3枚目はドゥルスの映画主題歌集。マドレデウスでポルトガルにはまり、ファドやポルトガルの女性歌手のCDは何枚も試してみたが、結局マドレデウスの次に好きになったのは、このドゥルス・ポンテス。声が好き。少女っぽい声が好みなのかも。マドレデウスもドゥルスもそんな感じ。映画の主題歌集なのでいつもと雰囲気は違うが、それでも買って良かった。また日本でコンサートをやってくれないだろうか。
でもテレーザは別格よね。Hーさん。
ついでに「ラブリーシック」のドラマCDを買ってしまった。やっぱりと思われていると思う。開きなおり。苦手な声の人はいなかったので、それなりに楽しめた。やはり羊の皮をかぶった鬼畜は良いねい。
私のドラマCDの気に入る条件は、苦手声が無い、喘ぎが少ない、鬼畜(受が嫌がっている)。かもしれない。
作者コメントで、今度こけたらボーイズは描かせてもらえないと言われ、どうせなら好きなように描いてしまえと「ラブリー」を描いたらしいが、そんなに四苦八苦していたようには見えなかった。その前にボーイズで何か描いていたっけ。
ボーイズ漫画・カブキ緋の章(ガッシュコミック)はしだ由花里
戦国時代、敵に負けた主人公は小姓と後の世で再会しようと約束し、現代に生まれ変わった主人公(元御曹司、会社は火の車)とその面倒を見ている小姓(執事)の話。
続編なので買ってみた。微妙。
キャラの性格は前作で。結局転生前は主人公×小姓で転生後は小姓×主人公になるもよう。
正直何が言いたいのかよく分からなかった。全体的にゴールがぼけているというか散漫になっているというか。多分小姓は憎まれ口を叩きながらも主人公の事が好きで、転生してちゃんと主人公が小姓の事を好きである事を自覚してから付き合いたいと思っている。んで、自覚したのでHして終わりということなのか。
最後は一応心通わせて桜だけが見ているクライマックスHをしていたが、これで大団円を迎えたのか続くのかよく分からなかった。かえすもがえすも微妙。
転生物。社会人×高校生? ほのぼのギャグ。
ボーイズ小説・蜜月の夜に燃えて(ラキアエクストラ)藤森ちひろ
フリーのカメラマンが反政府ゲリラに捕まり、救出してもらうためゲリラの有力者と知り合いだというその国の王子に嘆願する受だが、砂漠の王子は交渉する代わりに受の体を要求してきて…
砂漠ネタなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は大学の司書。両親は既に亡く兄のみが家族。兄がゲリラに誘拐され攻に嘆願に行く。派手さはないが繊細で整った顔立ち。大人しくインドア派。寂しそうな外見。黒く濡れた瞳。筋肉がつかずにほっそりとした体つき。
攻は、イギリスの女優の卵であった母親とアラブの王様との間に産まれる。金髪にサファイアの青目。190センチの身長。鍛えられた体躯。華やかで人目を引く容姿と雰囲気。理知的で貴族的。猛禽類の鋭い瞳。莫大な財産を持つ世界的な事業家。
兄の救出と引き替えに砂漠の国に連れてこられ、王宮でH三昧な話。途中攻と敵対する王族に連れて行かれ奴隷市場で売られそうになるオプションつき。取り立てて変わった設定はなく、順当な流れの砂漠物。砂漠、後宮、媚薬に奴隷と一通りのオプションは揃っている。
最後はちゃんと攻が追いかけてきてくれてハッピーエンドなのだが、厳格なイスラム教国なのに将来は大丈夫かいと少し心配した。
相変わらずHは言葉責めっぽい。花びらだのくさびだの割と装飾過多。ベッドシーンで攻が色々喋っているのは良いのだが、この作家さんのどの作品でも似たような台詞になっているような。まああまり突飛な単語が出てきても萎えるので、パターンながら定番の台詞を並べられた方が無難なのだが。
全体的に無難過ぎて、砂漠物を楽しむにはいいかもしれないが、あまり心に残らなかった。
次は設定によって買ってみる。
砂漠物。アラブの王子32歳×司書24歳。誘拐。奴隷市場。媚薬。
2004年11月21日(日)
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ボーイズ小説・ONE MORE:ふゆの仁子/漫画・SALVA ME:紺野キタ
漫画・SALVA ME(クラフトコミック)紺野キタ
短編集6本。書き下ろしは無し。ボーイズとつけて良いのか迷ったが、一応このまま。カプになっている話もあるのだが、全体的に不思議系の話か少女漫画に同性愛をほんのり絡めているだけ。
少年の頃に聞いた歌声が忘れられず、その歌を歌った少年との関係を社会人まで描いた話。転校した先の田舎の学校で、なかなか馴染めない少年が事件に巻き込まれ…という同じ少年のシリーズが2本。離婚して妻が引き取った息子(少年)が女装癖で…というパパと息子のシリーズが2本。パブリックスクールで友達同士だった二人が、卒業後片方が結婚、もう片方が世界を放浪し、数年後、放浪から帰ってきて再会する話。ずっと相手のことが忘れられず…みたいな展開でこれだけ一応Hシーンがあり、付き合うことになるのだろうか。他はボーイズではなくあくまで同性愛の匂いを少しからめた少女漫画。
どれもほのぼのして安心して読める。最後のパブリックの同窓の話は、この手のずっと両思いでも気持ちを伝えられず、みたいなシチュエーションが好きなので好みだった。
ついでに、初っぱなの話。少年の歌った歌はアニーローリーなのだが、歌詞の意味というか出来た背景まで考えてこの歌を選んだのなら、皮肉が効いていて良いと思った。
ほのぼの。イギリス。少女。
ボーイズ小説・ONE MORE(ダリア文庫)ふゆの仁子
高校大学と同じところに通った受と攻。大学から体の付き合いをはじめたが、攻に浮気され本気で好かれているわけではないと思い、受は就職して側から離れる事にする。それから6年後、攻から会いたいと電話がかかってきて…
新装版。表題とその続編2本。前に出た時に読んでいなかったようなので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は地味だが顔は整っている。一人で本を読むのが好き。人見知りをするので人混みや都会は苦手。手フェチ?
攻は中学から人に慕われ人気があり注目のまとだった。頭が良く顔も良い。あか抜けて洗練されている。男女ともに付き合っていた。有名企業に就職し上司の娘と結婚するが離婚。
初出が1998年で6年前の作品のためか、話の流れ事態はオーソドックス。この場面、今なら携帯を使うだろうなーと思う部分などが、月日の流れを感じる。最近この作家さんに多い、変わった職種の説明を長々入れつつテンプレキャラのパターン化した話よりは、キャラの心情が丁寧に書かれている。
最初攻は受のことをまったく気にとめず受が一方的に片思いしていたが、付き合っていく内に受の良さに気づき、受から拒絶されるなどして手ひどいしっぺ返しを受けて反省し、最後は受に許しを請うというパターンが好きなので、まんまこれなこの話はそれなりに楽しめた。
やはり大量生産を続けるとネタが無くなり、ルーチンワーク化するのかもしれない。
社会人物。同年齢カプ。再会元鞘。表題は28歳。番外はその2年後30歳の時の二人。
2004年11月20日(土)
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ボーイズ漫画・はつこいの死霊:草間さかえ/さあ、恋に落ちたまえ2:大和名瀬
キャラの9周年の全プレの図書カードがやって来た。キャラは他に小冊子を申し込んでいるはずなのだが、これはまだやってこない。
ボーイズ漫画・はつこいの死霊(マーブルコミック)草間さかえ
後妻の浮気にうんざりしていた中学生の攻は、その相手がアパートの隣りの部屋に住む大学生の受であることを知りショックを受ける。それから10年後、社会人となった二人は、仕事先でばったりと再会し…
5回連載とおまけの書き下ろし4P。前から気になっていた作家さんの新刊なので買ってみた。初買い。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は建設会社勤務。眼鏡。真面目でかっちりとした外見。女と何度か付き合っているがあまり深入りしない。流されやすい。学芸員になりたかった。
攻は埋蔵文化財調査センター勤務。何となくなった学芸員。ぼさぼさな髪型。ラフな格好。中学時代攻にキスされ忘れられなくなる。ラブホの奥にある壊れかけたアパートに一人で住んでいる。
前から気になってはいたのだが、トーンを削らず白と黒のはっきりした画面で、クセの強い絵柄で何となく躊躇していた。今回の新刊は表紙がとても好みだったので、外れてもいいかと買ってみたが、外れでは無い代わり大きく当たりでもない。
1冊まるまる一つの話のわりに情報量が少ないというか、雰囲気で話を強引に進める漫画。嫌いではない。
受に軽くキスされ、それが忘れられずに10年後、すっかりすれた攻が受を復讐するように抱く話。
端折るところは大きく端折るが、ここ注目シーンは丁寧にコマが続く。時間の長短がはっきりしている感じ。
地下鉄に乗り攻が受の乳首を悪戯しているシーンや、1リットルのローションを鍋に空け、その鍋をベッドの脇に置いて受の体を慣らすシーンは好み。何気ない触れ合いがエロっぽい。
ついでに、ラブホの奥にある高いビルに囲まれた、壊れかけたアパートの描写は好き。最近の若手監督の撮る日本映画のよう。
絵柄の雰囲気は茶屋町さん系? 明治さんや宮本さんなどクセのある絵柄で、雰囲気で話を進めるようなのが好きなら楽しめるのではないか。
カバーをめくるとおまけ漫画と後書きがある。
次も設定が合えば買ってみる。
眼鏡受。雰囲気。不倫。中学生×大学生で出会い。10年後再会。社会人。学芸員20代頭から半ば×会社員30代頭。
ボーイズ漫画・さあ、恋に落ちたまえ2(ガッシュコミック)大和名瀬
兄弟が多くとても貧乏なのに深窓の令嬢と付き合いたくて、無理して金持ちの市立高校に通う貧乏な受と、受を好きになったお坊ちゃんの攻の話。
雑誌掲載分とおまけまんが5Pは書き下ろし。何となく買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は5人兄弟の長男。可愛い系の顔立ち。猫被っている。しっかり者。特待生なので頭は良い。
攻は頭も顔も良い実家もお金持ちのおぼっちゃま。強引でマイペースだがおぼっちゃまなのでがつがつしていない。少しかっ飛んでいる。
1は買ったっけ? と思いつつ、この作家さんの描くギャグテイストの話。受の弟たちが可愛い。
他にあまり感想は無いな。ハッピーエンドになって良かった良かった。という感じ。この作家さんは最近の方が好みの絵柄かも。絵柄もギャグセンスも個性がある。
学園もの。ギャグテイスト。16歳同士学生カプ。
2004年11月19日(金)
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ボーイズ漫画・恥知らずな夜:直野儚羅/Honey/Chocolate:奥田七緒
ボーイズ漫画・恥知らずな夜(麗人コミック)直野儚羅
短編集。雑誌掲載5本とそのうち1本の番外書き下ろし4P。
いつも買っている作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
1つめは、寺の住職で道場の師範である攻55歳×攻の知り合いの息子で攻の世話で育った高校生・受17歳の話。受が片思いして告白する。2つめは、元刑事バツイチ40代ぐらい?×獣医20代ぐらい? 不良だった受を助け事故で片足を亡くした攻に受が片思いし続ける。
3つめは、ぬいぐるみ好きのクールな外見のエリートサラリーマン×くまのぬいぐるみに似ているwebデザイナー。ともに20代半ばぐらい? 合コンでたまたま同じ席だった受と知り合い飲んでいる内にうっかりHしてしまう。4つめは、男女ともにもてまくり人間不信な受と、言い寄る人間から受を守ってきた従兄弟の攻。ともに同じ会社で20代半ばくらい? いつも攻に助けてもらうのを心苦しく思い自立しようとする受。5つめは、事故で片腕を亡くした財閥系の跡取り攻×屋敷の使用人の息子受。お菓子につられて受が側にいるのだと誤解している攻は無体なことをし続けるが。
みたいな話。いつものこの作家さんの話。相変わらずフェチっぽく変態が入り、筋肉質の肉体で汁気が多い。で微妙にイタイ。個人的にそんなところが気に入っているのでそこそこ楽しめた。
元刑事の話とぬいぐるみ好きの話と片腕が無い話とストーカー入っている話が好み。いや1つめの話も気に入っているんだけど。結局全部かいっ。
この作家さんの話は、ベッドに入るまで攻と受がはっきりしないことが多い。そんな博打っぽいところも気に入っているのだが、カップリングのこだわりがはっきりしている人にとっては、本当の博打になっていそう。
次もきっと買っている。
短編集。ストーカー。四肢の欠損。拘束。強○。
ボーイズ漫画・Honey/Chocolate(ドラコミック)奥田七緒
シリーズ2本。書き下ろしは無し。最近気になっている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
シリーズ1つ目は、既刊「誰かを好き」に出てくる失恋したら髪型を変える攻のカプがメインに、周りのキャラも出てくる。大学バスケ部の先輩×後輩。
もう一つは4話分。母親が亡くなり父、妹、兄・高校生の3人家族の兄と妹の学校の担任のカプ。キス止まりなのでどちらが攻かは分からない。個人的に兄攻希望。
全体的にほのぼのとしたギャグテイストでキスどまりでかわいらしい話だとは思うのだが、今ひとつ印象に残る何かは無い。無難。
ただ今回ところどころエピソードがごちゃごちゃしていて、どういうこったいとページを戻すこともあった。長い話よりは短編で、さっと締める方が楽しめるかも。
バスケ部。大学生。ほのぼの。ギャグテイスト。
2004年11月18日(木)
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ボーイズ小説・船上のアラビアンナイト2:松幸かほ/ボーイズ漫画・木漏れ日の楽園:朱央晴美
ボーイズ小説・船上のアラビアンナイト2(ショコラハイパー)松幸かほ
続編。イギリスの牧場で住み込みで競走馬を育てる勉強をしている受と豪華客船で執務するアラブの王子・攻。今回は大切にしていた馬が死に傷心の受が攻に会いに行き、攻の母親に連れられ社交界デビューする話。
続編なので一応買ってみた。ちょっとつらい。
キャラの性格は前作で。
相変わらず、アラビアンショコラと言われているわりに砂漠はまったく出てこない。パリかイタリアに停泊している豪華客船の船上が舞台。感想も前回とほぼ同じだが、既に出来上がっているカプなので、大したエピソードはなく、終始ぐだぐだしている感じ。頑張ってゴージャスなエピソードを出してきているのだが、微妙に貧乏くさい。
今回は攻の母親に連れられて、パリの社交界で可憐な淑女としてデビューし、その可愛らしくも愛らしい姿の描写を読む度に、乾いた笑いがこみ上げてきた。トンデモ設定だと思えば良いのだが、ドメスティクなへぼさが足を引っ張る。
もう一つの話は、攻の誕生日にいきなり行って驚かそうと、受が船に行き攻の弟と会う話。これもやってるメインの他愛のない話。
この作家さんのドメスティックなへぼさは、むしろ好きで読んでいるのだが設定による。この作家さんの平凡な学生やらリーマンの話を読んでみたい。
豪華客船。砂漠の王子28歳×獣医25歳。ほのぼの。社交界。受の女装。続編。
ボーイズ漫画・木漏れ日の楽園(松文館)朱央晴美
連作の短編4本と読み切り3本。大きなお屋敷に住む主人に見初められた純心な少年というあらすじにひかれて買ってみた。微妙。
シリーズは大きな屋敷の中で暮らす人間のカプ。まずは少年が主人(20代後半ぐらい?)に誘われ屋敷で身の回りの世話をする。主人×少年。次は屋敷で働くシェフ(40代ぐらい?)と主人の学友であり秘書である青年(20代後半?)。シェフ×青年。とその出会い編。期間限定で屋敷の厨房で雇われているコック(20代ぐらい?)と屋敷の庭師の青年。
読み切りは家元の先妻の息子×後妻の息子。弁護士カプ(共に20代後半ぐらい?)。会社の後輩×先輩(後で逆転H有り)。
シリーズの話はまだ読めるのだが、読み切りが説明不足な部分があり、ここはどうなっているんだろうと、首を傾げている間に話が終わった。
少女漫画系の絵柄だがあまり中年は描けてない。
シリーズ連作。弁護士。社会人。リバカプ有り。ほのぼの。
2004年11月17日(水)
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ボーイズ小説・花を撃つ:剛しいら
病気ネタ
しばらく前から指がしびれて(特に左指)曲げにくくなっていたのだが、流石にこのままではやばいと思い、医者に行ってきた。
これまでは体に多少の事があってもほったらかしにしていたので、医者にかかる経験が少なく、まずどこの医者に行けばいいのか迷った。今はネットがあり便利なのだが、「指の痺れ」で検索すると曖昧な症状のためか、多くの病気がヒットして読みながら自分の症状が何か調べるのに一週間。
前にも指の痺れで医者に行ったのだが、前回の痺れ方は、左指の小指と薬指に、正座した後の足の痺れのようなものが表れた。今回は指の表面がノリで固められたように曲がらない&関節に痛みがある。と同じ痺れでも症状が違った。
段々面倒になったので、同じ整形外科に〜と飛び込み、血液検査だの何だのと一週間前から通院している。取り敢えず血液検査では特に何も無かったので一安心。首の牽引と神経の伝達を良くするとかいう薬を飲んでいるのだが、症状は落ち着いている。
年とともに体のあちこちにガタが来ているという事なのだろう。
ボーイズ小説・花を撃つ(シャイノベル)剛しいら
大臣の息子である受は、父親が狙撃され引退したため、今までの仕事を辞め選挙に出ることになる。その選挙中、襲撃予告が送られてきて警視である攻に警護されることになるが…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は法務大臣の息子。有名大学の院卒業後、司法試験に合格し法律事務所に勤めていた。180センチ近い長身でスーツ姿。眼鏡をかけ優しそうな雰囲気。甘やかで整った顔立ち。知的。アーチェリーを習い海外試合の経験有り。
攻は警視庁警備部警護課。190センチ近い長身で逞しい体つき。鍛えた体短めの髪。男らしく引き締まった顔立ち。猛禽類の鋭い目。仕事は厳しく優秀で公私は分ける。ちゃんとした彼女はいない。
この作家さんも色んなパターンの話が書ける人だと思うが、これは一見シリアスに見えて妙なエピソードがはさまっている。受と攻が出会ってお互いにひかれて好きになる下りは、駆け足ながら初々しくて楽しめた。
事件の面が普通に脅迫者が出てきて誘拐されたり救出されるのなら、そのままシリアスチックな話として萌えて終わったのだが、脅迫者のキャラが立ち過ぎというか、妙な性格で全体が微妙路線に持っていかれた。脅迫者の心情が表そうを撫でる説明だけでは、説得力の無い複雑(?)なものなので、受を誘拐した心境の説明が第三者の推論だけでは弱く感じる。
この手の話も嫌いではないのだが、受が誘拐されて素っ裸で縛られ周りを花で装飾されたり、攻と受が裸で脱出する部分とか。もうちょっとこう、なんというかこう。と言う、トンデモ設定と何だかなエピソード。
また次も設定が合えば買ってみる。
狙撃。脅迫。議員。選挙。SP警視30歳×政治家の息子26歳。眼鏡受。アーチェリー。
2004年11月16日(火)
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ボーイズ小説・誓いのキスは真夜中に:高岡ミズミ
小説ビーボーイを買ってみた。買った宣言だけで何時読めるのか分からないが。五百香さんと鳩村さんが楽しみ。んで新人の志野原さんがどうなっているのか。かな。
ついでに次号は誰が書くのかと思って見たら、志野原さんの名前がまたあった。もしかしてビブにプッシュされている? 次号はうえださんや浅見さんの続き、エビスの番外が載るらしい。
ボーイズ小説・誓いのキスは真夜中に:高岡ミズミ
愛人の息子である高校生の受は、父親のライバル病院に偵察に行き、若先生と呼ばれる攻と出会う。デートに何度か誘われる内に好きになるが、攻が義理の弟と親しくしている所を見てしまい…
「いたずらなキス」の兄弟編。いたずらであぶれた医者の話。本編と番外があり、番外は前カプの攻が家に戻ってくる話。
兄弟編と気づかず買ってしまった。最近こんなんばっかり。可もなく不可もなく。
受は母子家庭。母親は店を経営している。割とつっぱしるタイプ? 思いこみが激しい。顔は少年ぽい可愛い系。しっかりしているように思えて実は寂しい。母親に負担をかけまいと頑張っている。
攻は医者。優しく丁寧で人気がある。芸能人ばりに整った顔立ち。双子の兄弟に役者がいる。車はBMW。おだやかで大人な雰囲気。影では計算高い?
前カプとこっちではどちらが好きかと聞かれたらこちらが好み。攻はこっちの方が好み。受タイプは似ているが、まだ出来上がったばかりなのであまりすれていない。しっかりくっつくとラブラブになるっぽい。
脇キャラはあまり出てこなくて、前カプ登場で濃い人間関係。受は父親のために頑張って潜入(?)したわりに父親への思いやらが薄っぺらい。あっさり父親を見限っているし。読みやすくはあるが、これぞという萌えポイントが無かった。くっついて攻がでれでれしている所は見たい気がするが、他は特に。
また設定が合えば買ってみる。
ほのぼの。医者27歳×高二17歳ぐらい? シリーズ。兄弟編有り。
2004年11月15日(月)
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ボーイズ漫画・ハードコアハート:吉原ユウカ/NotForSale!:鹿谷サナエ
ボーイズ漫画・ハードコアハート(アクアコミック)吉原ユウカ
短編集8本。うち1本14P書き下ろし。最初の4本と次の2本が同じシリーズ。読み切りは2本。
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなく。
最初のシリーズが高校生の受とその同級生・攻1と攻1の父・攻2のさんピーで、わーい。さんピーと喜んで買ってしまった。三角関係ではなく三人のままで終わるのはあまりないので、それだけでも楽しめた。Hメインなので話の内容はあまり無い。わりとしっかりはっきり局部まで描かれている方だが、たまに体がかくかくしているような。
次は二人組のアイドルのカプ。芸能活動しながらHしている。読み切りは、母親に溺愛されている弟×母親に虐待されている兄の近○そー姦シリアスカプ。それなりに人気がある攻×大人しい受の高校生カプ。
話は既刊2冊より内容が無いっぽかった。やはりHシーンでページがとられているのか。
個人的な好みは、やはり買った目的であるさんぴーと近○そー姦カプ。己の嗜好に忠実〜。
Hメイン。SM。さんピー。放尿。近○そー姦。芸能。アイドル。学生メイン。
ボーイズ漫画・NotForSale!(アクアコミック)鹿谷サナエ
短編集。読み切り7本の内1本は書き下ろし24P。初めてみる作家さんだが何となく買ってみた。普通。
出張ホストのバイトをしている攻×普通の大学生の大学生カプ2本。漫画家の大学生×その友達の大学生カプ(ジャイアン×ノビ?)。ボケ×ツッコミの漫才師カプ。バーテン×刑事。親の再婚で兄弟になった高校生の義弟×義兄。
短いためか話にひねりはなく、よくある短編の一つ。好みの設定もあるのだが、今ひとつぱっとしない。
多分力量的には、他のアクアで単行本を出している作家さんと似たようなものだと思うのだが、話の内容が微妙に好みでない。
最後の書き下ろしは、読み切りに出てきたカプを全部登場させ話を進める力業。よく描いたなーと思った。
次を買うかどうかは微妙。設定によっては買ってみるかも。
短編集。大学生多め。ホスト。漫画家。バーテン。
2004年11月14日(日)
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ボーイズ小説・背徳の愛の罪:藤森ちひろ
ビーボーイラブのオヤジ特集を買ってみた。
剣解さんと稲荷屋さんと直野さんが目当て。剣解さんは、黒の騎士シリーズのパパ世代。パパが毒を盛られたエピソード。主従関係に萌えてしまった。パパ世代もじっくり読んでみたいのだが、本編がまず終わるとは思えないからなー。稲荷屋さんは、蝶を求めて南米のジャングルに来た研究家と通訳の元軍人。これも好み。この手の話の短編集(長編でも良いけど)をまた出してくれないものか。それにしてもこの作家さんの近況は、別PNの猫漫画で知ることが出来る。それもどうかと思うが、猫漫画の方が馴染み深いのよね。
直野さんは、ほぼどれを読んでも楽しめるのだが、和もののファンタジーチックな話は萌えられない。和ものが萌えの範疇に入らない自分の嗜好も我ながら徹底してる。他、絵柄は好みでないのだが、こだかさんの話も割と好みだった。
後は作家さんの1Pオヤジエッセイもどき。岩本さんと木原さんのオヤジネタの話は、小説で書いてくれと思った。無理だろうなー。特に木原さん。
ボーイズ小説・背徳の愛の罪(ショコラハイパー)藤森ちひろ
大学時代、家庭教師をした受は、教え子の攻に「大学に受かったら貴方が欲しい」と、約束させられ一度だけ相手をするが、攻に彼女がいると知りそのまま姿を消す。数年後、職場の新人として攻が受の前にあらわれて…
設定が気になったので買ってみた。普通。
受は有名化粧品会社の広報部勤務。母親似の女顔。きめの細かい肌。小作りなパーツ。ゲイ。初めて付き合った恋人に浮気され、浮気されるのが嫌。流されやすい。営業時代の成績は地味に良かった。
攻は新人。手足が長く背が高い。彫りの深い精悍な顔立ち。溌剌として爽やかなタイプ。人好きがして人が集まる。仕事は出来そう?
攻が未成年の時にHした事実を盾に取られ、淫行と言いふらされたくなければ、Hさせろと迫られ、あれやこれやされている。好きだった攻に冷たくされてでも好きで…みたいな話。
レーベルに合わせてHは多い目。濃くて長い。道具も有り。エロメインなのは仕方がないのだが、その分ページを取られて、攻と受個人のエピソードが少なく親近感や魅力を感じられなかった。
特に攻。受に執着し受が誰かと飲みに行けば電話してきて浮気チェック。交友関係に口を出し嫉妬してはしつこいH。と、ドメ男1歩手前。
他のボーイズでもよくあるネタなのだが、親近感が持ててないので「ああ、受が好きだからそうしてしまうのね」と自分を納得させることが出来なかった。
赤の他人の恋愛事情のままで、しかも自分がされたら腹が立つ事だったので、のめり込めなかった。キャラに好感が持てたら、もっと楽しめただろう1冊。
この作家さんは雑誌掲載の1つが気に入ったので、いくつか買ってみているのだが、キャラや話設定は嫌いでないが、文章の組み方というかエピソードの出し方が合わないのか、ここをもっと書いてくれていたら…というのが多い。
社会人物。家庭教師。Hメイン。会社の新人22歳×先輩26,7歳。異物挿入。言葉責め。ライトSM?
2004年11月13日(土)
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ボーイズ小説・You might say yes:七地寧
ボーイズ小説・You might say yes(クロスノベル)七地寧
受は表の職業は会計士、裏はFBIの捜査官。マフィアの裏金の流れを突き止めるために、そのマフィアと付き合いの古い事務所に就職し、マフィアのボスである攻に気に入られ出向という形で雇われるが…
デフォ買い作家さんの新刊なので買ってみた。とても面白かった。
受は幼い頃マフィアの抗争に巻き込まれ両親を亡くし、大学在学中FBIのスカウトを受ける。会計士の資格を持つ。優秀。ちょっとした特殊能力がある。落ち着いて物静かな性格。整っているが派手でない容姿。仕事熱心で機転もきく。頑固。
攻はイタリアマフィアの父とWASPの母親を持つ。本妻が亡くなり母親が愛人として囲われた。両親は攻が小さい頃撃ち殺される。マフィアの幹部からはイタリアの血を半分しかひいていない理由で受け入れて貰えなかった。腹心の部下一人だけでファミリーの仕事は手伝わず、別の事で金を儲けている。背が高く鋭い気配がある。母親似の整った容姿。仕事が出来体術の覚えもある。誰も信用していない。
去年の年末あたりから、この作家さんはどこに向かうつもりかと、非常に不安だったが、前作辺りで軌道修正して再びついていける方向に戻ってきそうな気配。
一ヶ月の間を置いての今回の新刊に、楽しみではない不安のドキドキを感じつつ読み始め、…とても好みの内容だった。
一人語りの理想論は殆ど無く、体言止め終わりも少ない。どうしたんだと反対に驚いてしまった。
マフィアに潜入してボスの攻とあれこれあって、ファミリーがどうにかなって受が仕事を完遂してみたいな話を、なんとか1冊におさまっていたのも驚いた。大抵どこか風呂敷が畳まれていない部分があるのだが、細かな謎は残っても取り敢えずエンドマークがついていた。
今回の受は割と骨がある。これまでは強引で何様な攻に流されているパターンが多かったが、攻を投げ飛ばして抵抗し、出来るだけ反撃している。仕事もきっちりこなして自分の足で立っている。攻に足を撃たれて後半は車椅子と杖の生活になっていたが、そこらへんも淡々と受け入れていた。
この作家さんの書くカップルは、恋愛感情だけの繋がりではなく、恋愛半分で残りの半分は家族愛や同胞愛同族愛で出来ている気がする。そして時に恋愛部分は半分より少ない時がある。この二人も複雑で単純な関係だった。
Hシーンや攻が受を世話するところなど好みの表現をしてくれるので、基本的にはやはり萌える。
横文字の名前のせいもあり、途中人間関係が分かりにくかったり、ファミリーの存在が曖昧だったりするのだが、勢いがあったので最後まで読めた。
最後の最後で出てきた攻と上司の関係は意外だった。
きっちり話が終わって良かったーと思いつつ後書きを読むと、ここらへんのことは以下次号と書かれており、続くのか? と思ってしまった。いや続いてくれるなら嬉しいが。でも続けられるのか?
作風のタイプは違うし、レーターさんが同じせいでの錯覚かもしれないが、花郎さんの「黒もず」のカプが好きなら楽しめるのではないか。
今までこの作家さんの作品ベスト3は、「インテグラ」「メジャーリーグ」で3つ目は横並びだったが、これからはこの作品を3つ目に上げると思う。
前回の感想で、楽しめたのに負けた気分と書いたが、今回は負けでいいやと思った。次も是非こんな感じで。てか、次はいつなのか。
米国舞台。マフィアのボス27歳×FBI捜査官28歳。白人×日系。マフィア。事件もの。監禁。強○始まり。受の左足に障害。
2004年11月12日(金)
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ボーイズ小説・ 虜:秀香穂里/ボーイズ漫画・不思議飴玉:ユキムラ
大峰ショウコの医者漫画がはまったので、他の既刊がないかと思い、「ヴァイスサイドB」という漫画を買ってみた。特にどんな話かも調べずに買ったのだが、アニメの続編パラレルだった。しまった。
昔の同人の知り合いに、この前作になるアニメにはまって同人を作っていた人がいたので、レクチャーされ前作のあらすじは知っていたが。
取り敢えず、何かと戦って何かのトラウマがあって、血と死体が飛び散っていたが、細かいところで何をしたいのかよく分からなかった。
まだ連載途中なので、これから解明していくのだろうか。
ボーイズ小説・ 虜(キャラ文庫)秀香穂里
凄腕の麻薬取締官である受は、長らく離ればなれになっていた弟が使用した新種のドラッグを追っている時に、一軒の喫茶店に入る。そこで店番をしていた攻と出会い…
良く買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。と言いたいが。
受は麻薬取締官。母子家庭で薬中の母親に暴力を振るわれ育つ。弟と施設に入れられるが大学時代弟は失踪。麻薬を憎み今の職業に就く。それなりに整った顔立ち。気が強く薬を憎む。仕事熱心で凄腕だが仲間がいない。いつも一人だが同じ麻取の先輩を尊敬している。
攻は茶店の雇われ店員。裏の顔は…。184.5センチ。整った顔立ちに飄々とした人好きする雰囲気。全身ににじむ人を惹きつける磁力。料理はもちろん上手い。頭が良く体も鍛えている。度胸もある。
攻と初Hするまでの2/3までは、凝っているがひねっていないと思いながら読んでいたが、H以降は少しひねってあると思い直した。
受が麻薬を取り締まり、新種のドラッグを追い詰めていくお話の部分は、割と丁寧に書かれている。が、その部分に萌えがあまり無かったので読んでいてだれた。
Hは2度。濃いめ。エロい方だと思うが、やはりこの作家さんの同人の方が好みかも。
この作家さん、商業作品は、作家半分ライター半分で書いている匂いがして、微妙に引っかかる時がある。仕事で取り敢えず書いているとか好きでないのに書いているとはもちろん思わないが、書き慣れたライターの小器用さが透けて見え、萌えを阻むというか。
もしかして、設定で必要なエピソードなど文献で調べてきた部分がライターくさく見えるのか。でもその部分、コピペしてるように見えるわけでは無いのよね。
以下思い切りネタばれなので注意。
事件の真犯人はよくあるパターンなのですぐに予想できたが、攻の正体は意外だった。一般小説ならよくある話なのだろうが、ボーイズで犯罪者がメインキャラなのはひかれる場合が多いので。
私も微妙だった。ロミジュリなのは良いのだが、薬ネタはやはり地雷っぽい。
無理に薬を打たれて薬中にされるとかならともかく、大抵の薬中になった人間は、興味本位で自分から手を出して自滅するのだから、本人の自業自得で、一般人からめかじめ取って儲けているボーイズのファンタジーやくざよりは、薬の売人の方が加害者っぽくないはずなのだが。
頭では分かっていても、ファンタジーやくざと薬の売人なら、やくざの方が嫌悪感は少ない。慣れの問題なのだろうか。
上の感想の「といいたいのだが」はこの地雷部分。悪くないんだけど、うーん…という感じ。
終わり方は、これからどうなるんだろうと将来の不安を読者に感じさせつつ、取り敢えず目の前の男を受け入れる受の自棄気味でせっぱ詰まった感じの幕の下ろし方は割と好き。
このオチでは物語の締め方が難しかっただろう。
次も設定が合えば買ってみる。
麻薬取締官。事件。特殊業界物。喫茶店店長×取締官。シリアス。
ボーイズ漫画・不思議飴玉(ビーボーイコミック)ユキムラ
短編集。6本内1本は書き下ろし6P。前作が気に入ったので買ってみた。悪くない。
同じ会社の同僚。現場×事務。真面目で小心な眼鏡受と肉体派でまっすぐな攻。同じ寮の隣同士の話が2本。同じ大学の学生同士。少しひねくれているが基本的にはいい人で攻だけに凶暴な眼鏡受と学生に人気があり要領がよく度胸もある人を食った正確の攻のファンタジーチックな話が2本。
水族館勤務の魚好きな青年と不思議な少年のファンタジー。画家の恩師の息子×画家。画家の恩師の家を10年ぶりに訪れその息子と再会するセンシティブな話。
後書きにも描いてあるが、ビブの出版している雑誌全てに載っていた作品をかき集めて1冊にしている。でも不思議と統一感がある。水族館の話はゼロ掲載なのでボーイズではない。
独特の雰囲気で淡々と話が進む。描き込んでいる系の絵柄ではないが、雰囲気も絵柄も好き。Hシーンも淡々。突出してこれが一番という感じでなく、話はどれも均等に好き。リーマンか学生ものの長めの話を読んでみたい。
作風はまったく似ていないが、山田ユギとか好きなら楽しめるかも。何となく。
次もまた買ってみる。
大学生同士。社会人同士。ファンタジー。魚。アロワナ。眼鏡受。
2004年11月11日(木)
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小説・ウスカバルドの末裔(後編):たけうちりうと/ボーイズ小説・遥山の恋:六青みつみ
昨日からずっと鋼のCDを聴いているのだが。
鋼のメディア展開はすごいねい。見ていて楽しい。原作好きな人の中には、原作の良さが壊れると嫌がる人もいるのだろうけれど。
これだけ金と時間と人数をかけて、これでもかと力で押されると圧倒されるというか。
リンクスを買ってみた。まだ読んでいないけど、前号は時代物やファンタジーが多かったが、今号は現代物もあるっぽい。しかし相変わらず全体的に似たような雰囲気の作品に見える。統一感があると言うか。多分似た雰囲気・系統の挿し絵がその統一感を促進しているのだろう。
小説・ウスカバルドの末裔(後編)(ホワイトハート)たけうちりうと
兄王を殺そうとした謀反の罪で流浪の刑を王弟は、お供に庭師の少年と楽師を指名し、都を離れることになるが…
楽しみにしていた後編なので買ってみた。それなりに面白かった。
主人公と王様は前編に。
王弟は兄と腹違い。金髪の見目麗しい華やかな青年。兄を慕い自棄になって謀反を起こす。
楽師はずっと放浪していたが王弟に誘われ都に来る。音楽の腕はすばらしく水を操ることが出来る。飄々と生きる。
誰も同性カプになっていないので、ボーイズではなくジュブナイル。敢えて言えば王様と少年のプラトニックラブか。
あらすじだけ読んだ時には、何故謀反を起こした側と防いだ側が一緒に旅する羽目になったのかと驚いたが、読めば納得した。
世界観はしっかりして脇キャラもいい味だしている。みんな前向きで優しい雰囲気なのだが、あまりにいい人すぎて、何故謀反が起こったのかと首を傾げたくなる。
後編は駆け足で、クライマックスになるはずの他国の侵入をくい止める部分は、とてもあっさり終わった。ついでに細かい部分で分かっていないエピソードもある?
全5巻で綺麗に落ちの付いているファンタジーの山場だけを抜き出しつなぎ合わせると、こんな話になるのではないかと思った。後編特に山場ばかりでページをめくる事に、不思議な能力が出てきたり、過去の謎が解けたり、死にかけたり、出会ったり。なかなか忙しい。
ボーイズにならなくても良いので、3、4冊ぐらいで脇のエピソードもしっかり補充しつつゆっくり書いて欲しかったかも。
前編の時も書いたが、同じ世界観でじっくりファンタジーを書いて欲しい。次もまた買ってみる。
ボーイズ小説・遥山の恋(リンクスノベル)六青みつみ
室町時代、生まれつき呪いをかけられ、焼けただれたような肌の受は、一人で山奥に住んでいた。そこへ地方の領主の跡継ぎである攻が、謀反の罪を着せられ瀕死の重傷で逃れてくるが…
表題と続編。気になる作家の既刊も買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は山の民。呪いのため小さい頃に父親と離れ、祖父と二人で山奥で暮らしていたが祖父は他界。犬と一緒に一人で暮らしている。山で生活出来る智恵がある。機織りが得意。全身に火傷の痣が広がると死ぬ。顔に激しいコンプレックスを持っている。
攻は領主の跡取りとして育つ。貴族の女を嫁に迎え裏切られる。精悍な顔立ちと体。強引で剛胆。頭は悪くない。領主の才覚と風格はある。
とっても日本昔話。ジャパニーズファンタジーな話だった。好みの設定の範疇外なのでこの感想になったが、現代ものならもう少し面白かった度が上がったと思う。
これで3作読んだがカプのパターンは似ている。強引傲慢で細かいところがなかなか気付かない攻と健気でそっと尽くすタイプの受。この受は威勢がいい部分もあるが基本は優しく尽くす。
ともに恋愛にはまりこむタイプだが、バカップルにはなっていない。くっついた後もベタベタにならないのは良いが、受の気配りはさっぱり攻には伝わっていないような。攻は愚かさに気づいて反省しても学習しないタイプ。ここら辺も基本は一緒っぽい。作品によって度合いが多かったり少なかったり
恋愛の感情の濃さは他の既刊と似ていると思うが、この作品と現代物を比べ現代物の方が濃く感じるのは、環境の違いか。
例えば、アパートの隣りの部屋に住む受が、「攻と一緒になれなければ生きていけない」とか一人で俯き唇をかみしめながら呟やいたら少しひくが、中世日本の山奥で呪いをかけられて、たった一人で生きてきた受が同じ事をすれば、そうだよねーと思えるみたいな感じ。
可哀想な受の話が読みたいなら楽しめるかも。割と特化した作風。嫌いではないが他のパターンは書けるのだろうか。
また新作が出たら買ってみる。
日本昔話。エセファンタジー。領主20代半ば×山の民15歳。一度別れて再会。
2004年11月10日(水)
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ボーイズ小説・プラトニックな愛撫:佐々木禎子
うっかり鋼の錬金術師のコンプリートベストという、CDとDVDのセットを買ってしまった。
原作はずっと買っているが、アニメは3回ほどしか見たことが無く、同人とかも買っていないのだけど。近くの本屋の店頭に並んでいるのを見て、何となく買ってしまった。アニメを見なかったのは原作で話を知っていたので、既に知っているストーリーを再度見るのが面倒だったからだが、いつのまにかオリジナルな展開になっていたそうで。原作が最終回まで行っていないので、当たり前だろうけど。
海外のアニメファンの動向のレポをしているとあるサイトで、鋼の感想が衝撃的な最終回。みたいな事が書かれていて、改めて調べてみようと思った次第。
内容は歴代のOPEDのCDとDVD。その解説書と、ガイドとかいう延々あらすじが書かれている冊子がついていたのだが、このあらすじがアニメの最終回なんだろうか。ちょっとびっくり。
アニメを殆ど見ていなかったのに、どれも聴いたことのある曲だった。それだけ露出が多かったんだろうな。
ボーイズ小説・プラトニックな愛撫(シャレード文庫)佐々木禎子
短編3本。設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
高校生の同級生カプが2組出てくる。どちらも不良っぽい外見の遊び人×優等生。4人は攻同士受同士が友達。
Aカプは学校に殆ど出てこないで浜辺の一軒家で犬と二人で暮らしている不良攻。男女問わず引っ張り込んでいたが、優等生な自分にコンプレックスを持っている受と出会い、学校に来るようになるが、昔反目し合っていた上級生に受が殴られて…みたいな話。
受視点。攻は裁けていてバイ。家庭に問題があり投げやりな生活をしていた。男っぽい。受は真面目な優等生という自分にコンプレックスを持っている。ゲイの自覚があるが誰にも言えない。浜辺で攻を見かけ激しく惹かれて誘いに乗る。
Bカプは不良っぽいが社交的で遊び人な攻×天然の入った真面目で前向きな優等生受。文化祭のエピソードを軸に、Aカプを絡めながら話が進む。
攻視点。受は両親の都合でマンションに一人で暮らす。前向きで男前。典型的な文系。眼鏡。天然ボケ。真面目。攻は兄弟の長男で面倒見が良い。不良っぽい外見で遊び人。でも社交的。受を観察するうちに男前な部分を好きになる。飄々としている。金髪に顎髭。
3つ目の話は、4人が3年に上がりAカプの別れの危機みたいな話。
個人的にBカプの方が好み。私の一番好きなパターンのカプ。受がさばさばしており天然部分が笑える。攻も普段はヘタレを演じて受を立てる。Aカプの受は、作家さんも後書きで書いているが、ちとうじうじと悩みすぎ。攻の方が男前かな。
不良と付き合っていると悪く言われるけど…みたいな典型的な不良×優等生の悩み解決な話だった。A攻を助けるやり方も絡んでくる上級生不良もわりと古風。今の不良は外で殴り合うだけじゃなく、押し込み強盗ぐらい平気ですると思う。
センシティブ。学園もの。高二から高三。カプは二組。不良×優等生。
2004年11月09日(火)
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ボーイズ小説・恋はひそやかにはじまる:いとう由貴
ボーイズ小説・恋はひそやかにはじまる(ホワイトハート)いとう由貴
両親が亡くなり双子の妹とともに探偵の叔父と暮らす大学生の受は、叔父の客の依頼で女装の婚約者のふりをする事になるが、その相手は昔受を慰めてくれた優しいお兄ちゃん・攻で…
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくよりちょっぴり上。
受は大学生。5歳の時に両親が亡くなり施設にあずけられる。そこで慰問にきた攻と出会う。その後すぐに海外を放浪していた叔父に引き取られる。双子の妹と違い消極的で大人しい。頭は良く美人の妹とうり二つ。
攻は老舗百貨店の御曹司。跡取り。結婚とうるさく言われるのが面倒で、婚約者の芝居を頼みに来る。口数が少なく年齢のわりに大人な雰囲気。無味乾燥な雰囲気。冷たい目。仕事には熱心。
ずっと憧れていたお兄ちゃんに再会するが、お兄ちゃんはすっかり優しさを忘れ無感動な青年になっている。それでも忘れられずちょっとした優しさで幸せを感じつつも、すぐにどうせぼくなんてえーん。で終盤まで進む。
とても王道。脇キャラもそれなりに立っており、大きな破綻もなく、攻もめちゃくちゃ傲慢ではなく、この手の話が好きなら安心して敷かれたレールを歩きながらそこそこ楽しめる。
この作家さんは、文章の流れや受の演技が合わない時が多いのだが、これはどちらも気にならなかった。
ただ出来上がった後はバカップルになるところと、攻の両親のためにも良い女性と結婚するべきとか言っているわりに、出来上がった後はそっちのことにはあまり触れていない。現金といえば現金。
次も設定が合えば買ってみる。
幼なじみ14年後再会。受の女装。百貨店の跡取り26歳×大学生19歳。
2004年11月08日(月)
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ボーイズ小説・不条理な男:樹生かなめ
ビボーイの漫画を買ってきた。
あまりこれと言って萌えたとかはないのだが、星野リリィはまた雌雄の分からない長髪受のファンタジー。それは別に良いのだが、せっかくSFファンタジー系の雑誌ゼロがあるのだから、そっちで描いた方が良いんでないかい? と思う今日この頃。
米蔵さんと蓮川さんの話は割に好き。
ボーイズ小説・不条理な男(ホワイトハート)樹生かなめ
産まれた時からの幼なじみである普通のサラリーマンの息子・受と実家が旧家の攻は、大学に入り同居している。攻は極度の偏食と惚れやすく冷めやすい性格で受は振り回され毎回尻拭いをしていたが…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなく。
Hしていないのでどっちが受攻か正確には分からないが一応。受が主人公のような。
受は平凡な家庭の一人息子。母親同士が遠縁で仲良しなので、攻の母子共々産まれた時から面識がある。そこそこ良い容姿。頭もそこそこ? 高校時代バスケをやっていた。184センチ。攻に執着され友達は少ない。攻に片思いしている。我慢強く忍耐強い。
攻は大名華族の血を引く由緒正しい家柄。父親は女好きで愛人も子供も二桁いるが本妻の子供は攻だけ。ものすごい偏食。父親譲りの色好き。バイ。188センチ。際だつルックス。怜悧で貴族的な風貌。見た目がよく金回りも良い。頭も悪くない。
相変わらずなノリ。いつもなら、悲惨な受を更に悲惨な状況に置きつつも、一番好きと攻が執着するのでバランスとれているように見えるカプも、一応両思いになった後も、攻が悪気無く浮気する可能性が高い(しかもしっかり相手を孕ませそう)ので、良かったねと素直に言えない。この作家さんの「作風」で割ひいて見ているが、他の作家さんの「作風」ならもっとひいていたかも。
今回攻が付き合った後も浮気しそうなのと、攻と母親の関係やらカプの行く末がはっきりしないというか曖昧な感じだったので、そこら辺でのめり込めなかった感じ。
攻と受が、Hする時の上位を巡って殴り合いの喧嘩をする所や、ラストの浮気しようとする攻を受が引きとめたところは男前で好き。
文章は前よりすっきりしていて読みやすいのだが、訳のわからん勢いはそがれている。ついでに読みやすいからといって上手くなったわけでないのが、有る意味すごい。これもいつも通り。
そして相変わらず細かいところで驚かされる。こういうところはギャグ要員の作家さん。次も買ってみる。
大学生カプ。幼なじみの同級生。旧家の御曹司×幼なじみの苦労性。
2004年11月07日(日)
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ボーイズ小説・覗く瞳、濡れる心:中原一也
ボーイズ小説・覗く瞳、濡れる心(アズノベル)中原一也
3軒のクラブを経営する受の元に、大学時代の恋人であり現在カメラマンをやっている攻が6年ぶりに戻ってきた。ある日突然居なくなり音信不通だった攻は再び付き合おうと言ってきて…
最近よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くないと割と面白かったの間くらい。
受は大学時代親が借金をして亡くなり、それを返済するためにホストとして働き完済。今は3軒のクラブのオーナーで4軒目を出店中。きめの整った肌。シャープな整った顔立ち。スーツが似合いストイックな雰囲気。男3人を1人で殴り飛ばす腕力。水商売をやっている割にすれていない。
攻は鋭い視線。日本人離れした野性的な雰囲気。男くさくふてぶてしい態度。油断ならない。低く響く声。アメリカと日本を行き来して写真を学ぶ。技量はまだ未熟だが力のある写真を撮れる。日本でも人気が出てきだした。
この作家さんのカプも8割ぐらい似た感じで、これは一番よく書かれているパターンのカプだった。攻が男くさく、受が男前というのが特色。今回の受も気が強く喧嘩も強く時に攻を殴り飛ばすが、でも最後の最後では攻が好きで折れる。みたいな感じ。受の男前度はこの作家さん比で二割り増しぐらい。相変わらず攻に振り回されているが、自分に降りかかった火の粉は自分ではらっている。
Hシーンもそれなりー。
ただ一つ、攻が消えた理由が説得力が弱いというかしょぼい。割と萌萌と読んでいたのだが、最後までその理由が出てこず、しかもいまいちだったので少し拍子抜けした。これが納得行く理由だったら、感想は割と面白かったまで上がっていたと思う。
攻はテレビインタビューでカミングアウトするわ、受の店の中で従業員みんながいる前で受は攻と付き合ってますと宣言することになるわ。割と災難。クライマックスのエピソードは笑えた。
脇キャラも立っていたし、荒っぽいエピソードもあったわりに上手く収めている。話のバランスも首を傾げる部分は無かった。読後感も悪くない。
最後の最後。本当に文章の最後の一行。受の心情と二人の関係がよくあらわれていて、ツボった。綺麗にしめてあると思う。
次も設定いかんでは買ってみる。
社会人物。カメラマン×クラブオーナー。高校からの同級生カプ。28歳。受に横恋慕。コミカル。
シャレから今出ているこの作家さんの新刊は、探偵物で今ひとつ好みで無さそうなので買っていない。
2004年11月06日(土)
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ボーイズ小説・僕は君しか愛せない:池戸裕子/薔薇の誘惑:橘涼香
ボーイズ小説・僕は君しか愛せない(パレット文庫)池戸裕子
高三の受は友達の付き合いで、人気俳優・攻の弟役のオーディションに申し込む。攻の不道徳な噂に反発していたが、思わぬことに弟役に合格してしまい…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は陸上が得意の高校生。負けず嫌い。笑顔の可愛いやんちゃ系のイケメン。普通っぽい雰囲気の高校生。演技には興味がなかった。
攻は実力のある人気俳優。俺様オーラが出ている。演技に妥協しない変わりにルールに合わないことはしたがらないタイプ。17歳で舞台に立ち、鍛えられ定評のある演技が出来る。整った顔。交友関係は派手で遊び慣れている。
最初は興味がなかった映画にうっかり選ばれ、攻にも偏見を持っていたが、良い部分を見てHな悪戯もされていくうちに好きになり、でも恋のライバルが出現しーみたいな流れ。
ものすごいアホっぽい書き方をしてしまったが、この作家さん風のほのぼの風味の可愛い話。
この作家さんが好きなら普通に楽しめると思う。脇キャラはそれなりに立っている。悪い人が居ないので読後感も悪くない。反対にいい人過ぎて鼻につく部分はあるかも。
夜の誰もいない公園で、攻が受の下半身だけ脱がして、触るシーンは挿し絵ともども萌えた。
いつもパレットから出ている作風より、既刊の「僕らはキスから」と同じテイスト。こっちの方が好みなのだが、来月出る新刊は、またいつものパレット風味になるらしい。うーん。まあ買うつもりだが。
この作品の雰囲気の方が好みだ。
一応芸能物。人気俳優27歳×高校生18歳。青春。映画。
ボーイズ小説・薔薇の誘惑(パレット文庫)橘涼香
両親と祖父母を亡くし天涯孤独になった高校生の受の元へ、祖母の知り合いの孫だと名乗る男・攻が表れ身元保証人を引き受け一緒に暮らすようになるが…
気にしている作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は天涯孤独の高校生。叔母が一人。祖母に似て色白で綺麗な顔立ち。大きな洋館に一人で住んでいる。箱入り。真面目で素直。おっとりしているように見えて、しっかりした部分もある。
攻は長身で黒いスーツにサングラスか銀縁眼鏡。トパーズ色の瞳。綺麗な色。祖母の元恋人。冷たい手。美しい顔立ち。受の通う高校の臨時の保険医になる。吸血鬼。
前作の「ソナタ」よりボーイズ寄りだが、やはりぬるく軽いボーイズ入門編のような雰囲気。ふわふわの少女漫画テイストというか、芝居がかっているというか。所々文末に描写や心情を重ねる書き方をしており、そこらへんがデコラティブ。今回の雰囲気には合っているが、普通のリーマンや学生物でこの表現をされると濃いーく感じるかも。
前回はキャラの成長部分と恋愛部分が個々に分かれているように思えて、どっちつかずな感じだったが、今回は二つが寄り添っているので、ゴールが一つで意識が逸らされることなく前より読みやすい。
雰囲気はほのぼの系なのだが、妙にきらきらしているのでたまに照れる。Hシーンはあるけれど、裸で抱き合っていても少女漫画的描写で、上半身だけしか見えず下半身は点描と花で隠れているようなきらきら。というと分かりやすいか。全体的にそんな雰囲気。受の心理描写の背後にも部分的に点描が飛んでいるように見えた。
悪の生徒会が出てきた時には、レーターさんの影響もあるが、絶対生徒会長は長髪白髪丁寧語だと思ってしまった。白い学生服だし。
正直、前半分はよくある話のよくある展開なので、流すように読んだが、後半の受が攻を好きだと自覚するところと、受が最後に生死の選択をするところは好き。
文化祭で女装した受と黒いスーツで正装した攻がダンスを踊る所は、ちゃんとポイントを押さえられていて笑った。
おっとりしている雰囲気なので、アクション系のエピソードは集中線や効果線が他の作家さんより少なく見える。ついでに悪の神父が受に目をつけた理由が無理があるというか電波っぽい。
悪役は出てくるが読後感は悪くない。二人で幸せになってね。という感じ。
やはり、パレットやコバルトのテイストに合った話だと思うが、次の予定は今のところ無いのね。
どこかで新しい新作が出れば、設定によっては買ってみる。
吸血鬼ネタ。吸血鬼×高二。薔薇。ほのぼの。神父。受の女装。リリカル。
吸血鬼といえば、吸血鬼側に引き入れられた直後のエピソードが萌える。
先輩(?)吸血鬼に、こちらの作法やタブーなど、文字通り手取り足取り教えてもらうシチュエーションが好き。少年や中年のすでに人間社会では一人前に生活できていたのに、新しく全て覚え直す羽目になり、先輩(?)吸血鬼に全面的に頼らなくてはいけなくて、何も出来ない自分に自己嫌悪に陥ったり、前の生活と比べて呆然としたり、先輩(?)吸血鬼に必死で縋る葛藤や心境が萌えポイント。
先輩(?)吸血鬼も、新しい仲間を大切に気配りする部分も萌え。こうして書くと、この関係は一種のエスエムかも。私の嗜好は分かりやすい。
2004年11月05日(金)
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ボーイズ小説・負けず嫌いな僕ら:渡海奈穂
ボーイズ小説・負けず嫌いな僕ら(キルシュノベル)渡海奈穂
受は陸上の合同合宿で、インターハイ常連の他校の攻と同じ部屋になる。最初は試合会場で親しく挨拶する程度だったが、受が美術部と陸上部を兼部していることを知ると、突っかかってくるようになり…
たまに出る作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は負けず嫌いだが、愛想が良く人当たりも良い。よく気がつく。周りから愛され人気がある。整った顔立ち。小学校の頃から絵を描きそれなりの賞も取っている。人数合わせで陸上の短距離を走るようになるが、予選で残る程度には早い。
攻は陸上馬鹿。陸上が中心の生活。自分に厳しく他人にも厳しい。男前。綺麗な筋肉。愛想が無く周りとよく衝突する。実力でねじ伏せている。言葉は悪いが間違ったことは言わない。
相変わらず突飛な設定や、恐ろしいほどの金持ちや人智を越えた能力を持つキャラの出てこない普通の学生物。受は絵の才能があるが、等身大で普通に悩んだり迷ったりしている。大きな盛り上がりはないが、地味な文で一つ一つエピソードを詰めている感じ。地味さ加減が割と好きかも。
最近では、こういう学生物が減っているので、貴重といえば貴重。
受は割と最初から攻に好意的だが、攻がなかなか受を認めず何となくいらついて、もしかして恋? みたいな初々しい話になっている。
好きになるまではじりじりしているが、自覚したら一気に気持ちが盛り上がっているのは、少し驚くが若いからそんなものか。
脇キャラはあまり出てこない。出てきてもあくまでモブ。二人にスポットがあたっている。この続きなら読んでみたい。
また次も設定が合えば買ってみる。
学園もの。陸上。合宿。同級生カプ。高二。青春。
2004年11月04日(木)
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ボーイズ小説・同居人はケダモノ!?:火崎勇/束縛の赤い首輪:伊郷ルウ
ボーイズ小説・同居人はケダモノ!?(アズノベル)火崎勇
駆け出しの建築デザイナーである受は、ネットで偶然、同居人募集の書き込みを見つける。本名を変えて外見に手を入れ本来の自分を隠して、攻の同居人としてルームメイトになりすますのには理由があったのだが…
ほぼ買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間ぐらい。
受は旧家の出身。地元の名士の実家。建築デザイナーの卵で有名な建築家の事務所で働いている。素直で真っ直ぐ。おっとりしていて真面目。人がよくウブ。周りから愛されている。本来は眼鏡。
攻は整った野性的な顔立ち。背が高く少し猫背。目つきが鋭い。喫煙者。派手な色使いのラフな格好。気が強く荒っぽく無愛想。でも優しい。バイ。
受は攻と仲良くなろうと頑張るが、女や男を連れ込まれたり、つれない態度をとられたりする。一見冷たいけど実は優しいんだーみたいな流れ。
頑張って前向きなのは、いつものこの作家さんの書く受の性格。
受が同居を決めた理由はすぐに出てくる。子供時代の二人のエピソードをもう少し読んでみたかった。青年の主張は少ないめ。攻との関係に悩む受の話で終始している。
1度目のHシーンが、この作家さんにしては割とねちっこかったので驚いた。無理矢理ねちっこいHに萌えているあたり、我ながら素直。
次も多分買うつもり。
疑似近○そー姦。服のデザイナー×建築デザイナー。1つ差。同居。攻が他の男とHしている描写有り。強○はじまり。
ボーイズ小説・束縛の赤い首輪(プラチナ文庫)伊郷ルウ
トリマーの専門学校に通うため、会員制ゲイクラブのボーイとして働きはじめた受は、そのクラブの上得意である攻を紹介され、大好きな犬を見せてもらうため攻の屋敷に遊びに行く。目覚めると裸で首輪をされており…
今ひとつかもと思いつつ、設定が気になったので買ってみた。今ひとつではなく、つまらない。
受はトリマー志望。170cm。華奢な体型。目鼻立ちの整ったアイドル顔。色白できめが細かく日本人離れした容貌。少年ぽい。ゲイだがまだ誰とも付き合っていない。
攻は都下の一等地に大きな屋敷を構える。元々あった資産を投資でさらに増やす。両親は亡くなり一人きりで屋敷に住む。すっきりした目元。育ちの良い紳士にみえる外見。洗練された物腰で近寄りがたい雰囲気。ゲイ。
大筋は攻に無理矢理軟禁され、初めは逃げていたがHなことをされる内に、気になって…みたいな流れ。よくある監禁パターン。
受が元気なのは良いのだが、屋敷から抜け出すためにとる行動が、どうも小中学生が考える程度の事で、読んでいて段々萎えてきた。とてもお馬鹿さんかもしれない。馬鹿受はあまり好みでない。
おまけに受の言動に、ずうずうしさというか、ずるさを感じて好感が持てなかった。攻は攻で今ひとつぱっとしないし。文章もだらだらして流れていない感じ。
昔はもう少し丁寧に書いていた作家さんだと思っていたのだが、作品を重ねるたびに文章が悪くなる気がするのは気のせいか。
当分買うのはひかえておこう。
監禁。首輪。犬。ボルゾイ。トレーダー30代頭ぐらい?×専門学校生21歳。10歳ぐらい差。馬鹿受。
2004年11月03日(水)
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ボーイズ小説・欲望のベクトル:きたざわ尋子
ルビーの「純愛ロマンチカ」を買ってみた。
全て雑誌で載っていた物。書き下ろしはないっぽい。「純情ロマンチカ」の作家攻が隠れて書いたBL小説という設定で書かれている。
作家攻が妄想のはけ口として書いた設定になっているので、「純情」のエピソードと被ることが多く名前も似ている。微妙に設定などは異なっているが、エピソードが中途半端に似ているので、普通に漫画の小説バージョンを読んでいる気分になる。
ボーイズ小説・欲望のベクトル(ルビー文庫)きたざわ尋子
母親の再婚によって出来た義理の兄・攻から溺愛され何不自由なく暮らしてきて、受本人も絶大の信頼を攻に寄せていたが、大学生になって母親が亡くなり、義父の隠し子が出てきたことで攻と受の関係が微妙になり…
たまに買う作家さんの気になる設定だったので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は両親の離婚で新しい父親が出来る。義兄を慕い義兄の言葉に素直に従ってきた。母親似の美しい顔立ち。気が強いところもあるが、義兄のために猫被っている。義兄が絶対。学校と家の往復という狭い世界で暮らしている。義父は日本でも有数の酒造メーカーの社長。
攻は義父の親友の遺児。義父と血は繋がっていない。引き取られ経営者になるために教育を受けてきた。一見穏やかで落ち着いた雰囲気だが、受だけを溺愛して受にだけ心動かされる。仕事が出来てハンサム。地位や金より受が欲しい。性格は歪んでいる。
世間知らずの素直受と受への執着が激しく性格が歪んでいる鬼畜攻のプチ監禁話。
という、普段の私なら心躍り血沸き立つ内容だったのに、今ひとつ心のブレーキが働いていたような。勿体ない。
攻の執着が全開になる後半は好みなのだが、前半はいつものこの作家さんの書く攻>受の図式が好みでなかったので、萌えに乗り切れなかったのかも。
こればかりは本当に嗜好が合わないのだろう。話の出来と好みだけでいうと、感想は悪くないまで上がる。
この作家さんは、基本的に攻>受でこのベクトルの少ない話なら楽しめるが、大半は食指が動かずたまにしか買わない作家さんになっている。
個人的に合わなくて勿体ない作家さん。
ついでにこれはシリーズ化前提なので、次は別のカプが出てくるのかも。
何度も書くがシリーズが嫌いなわけでなく、この作家さんのシリーズ化前提の話は、たいがい不透明な部分が残り1本の独立した話を読んだ読み応えが薄く、読んだ後のカタルシスが少ない気がする。
不透明な部分は続刊で解消されるのかもしれないが、冊数を重ねても同じ調子で話が進み大きな起伏がないので、盛り上がりに欠けるというか。
1作で全て書ききって好評につきの続刊なら、喜んで読むんだけど。
もちろん他にも同じような作家さんはいるけど、話の作り方が全体的に薄いと思った時に気になるのかも。
一応続きが出たら買ってみる。
疑似近○そー姦。監禁。義兄32歳×義弟18歳。隠し子。シリーズ。
2004年11月02日(火)
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11月の雑感
11月の新刊
廻りて憶う陽炎の愛/高槻かのこ
純愛ロマンチカ/藤崎都
恋愛小説のように/春原いずみ
純銀細工の海/穂宮みのり
恋愛アラカルト/佐々木禎子
楽園管理人の憂鬱/高月まつり
じれったい衝動/うえだ真由
ONE MORE/ふゆの仁子
僕は君しか愛せない/池戸裕子・紺野けい子
薔薇の誘惑/橘涼香・桃季さえ
You might say yes/七地寧・石原理
誓いのキスは真夜中に/高岡ミズミ
天国が落ちてくる3/高遠琉加
棒投げ橋で待ってて/小林典雅
過激な恋の隠し味/ななおあきら
花を撃つ/ 剛しいら
背徳の愛の罪/藤森ちひろ
船上のアラビアンナイト2/松幸かほ
この胸をどうしよう/高遠琉加
君だけの星をあげる/神奈木智・椎名咲月
ないものねだりな恋の死神/金丸マキ・たおやめ
同居人はケダモノ!?/ 火崎勇
覗く瞳、濡れる心/中原一也
先生は悪魔のトリコ/小鳥遊てつみ
不条理な男/樹生かなめ
ウスカバルドの末裔後編/たけうちりうと・雪舟薫
「セックスピストルズ」のドラマCDが出るので、これは買うつもり。
読み物の特典がないので、そこらへんの店で買うだろう。最近本当にドラマCDづいてきたような。雑誌を読んで「ラブリーシック」のドラマCDが欲しくなった。我慢すべきなんだろうけど。
気休めにBLCDのリンクを辿って、感想を上げているサイトをまわってみたが、見あたらなかった…。それを言うなら「限りなく」も殆ど無かったが。エビスは少し見かけたかな。
「ワンモア」は前に出ていたヤツの改定なのだが、読んでいないはずなので一応中身を見て。「棒投げ橋」は楽しみにしていた新人さんの新刊。ギャグ要員になるのか。「船上のアラビアンナイト」は前作どうしてもアレだったが、続刊とあれば一応突き進んでみるのも道ではないかと。どんな道か。
小鳥遊さんは取り敢えず生き残ったようで。幸い。気になった新人さんの2冊目は出るのかいつもドキドキする。
「ウスカバルド」は普通に楽しみ。
小説アクアを買ってみた。
剛さんのエセ和物ファンタジーは今回で終わり。久遠さんが載っていたので良かったが、内容は普通というかよくある手垢のついた話。雰囲気は好みなのだが、片思いしている受が悪友に押し倒されているなら、人として助けてやれよ。攻よ。と思ってしまった。
六本木さんの話はへぼいホテル物。中国マフィアを絡ませるなら、もうちょっとこう話に広がりが欲しかった。妙にドメスティックなのが何とも。
鹿乃しうこの「可愛気」を読んでみた。
一応シリーズ。「生意気」で脇だったキャラが攻になっている。バツイチ子持ちのとび職人×フリーターと鳶の後輩×先輩の2カプの話が4本と、高校生物の読み切り1本。書き下ろしは2カプのエピソードが入った8P。
可もなく不可もなく。土方キャラはあまり好みでないが、今回それよりも、片方のカプの受が年少上がりで、過去刑務所で囚人や看守にやられているという設定がシャレにならなくてNGだった。シリアス過ぎて退き気味。バツイチ攻はお馬鹿な男前だった。
シリーズよりは読み切りの高校生物が好みだったかも。この作家さんの漫画は、やくざ、ホスト、土方以外をもっと読んでみたいが、中華料理屋に入ってメニューはラーメンとチャーハンがメインなのですね。と言うようなものか。
2004年11月01日(月)
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