眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・演じる恋、本気のキス:李丘那岐

メロディを買ってみた。
普通の少女漫画を買うのはごっつい久しぶり。OZと「私を月まで」シリーズのために買ったのだが、山田ゆぎが載っていて驚いた。何時の間に。ていうか、前から少女漫画も描いていたのだろうか。
内容はいつもの雰囲気に恋愛以前までの関係を取って付けたような話で、悪くない話だと思うが、やっぱりボーイズの方がいいや。と思ってしまった。
「私を月まで」は小学校の頃から好きだった。竹宮作品は「地球へ」とこれがマイベスト。特に「地球へ」は小4の時にはじめて読んで衝撃を受け、それ以降の漫画人生の基準になった話。人間のアイデンティティというものをはじめて意識した話だった。漫画でわざわざアイデンティティなんぞ感じなくてもと思われるだろうけど。
ともあれ、「私を月まで」も子供世代に入り、ダンとニナの娘の行く末も決まったようだ。

シャレードとショコラも買ってみた。しっかり砂漠ものが1本入っているあたり流石ショコラだと思ってしまった。
シャレードは烏城さんしか読んでいないが順当な話。焦る受に笑ってしまった。ついでに全プレの告知で「キャラクタータイプ」と「実用タイプ」があり実用って何だろうと不思議に思っていたら、本当にロゴだけの実用タイプだった。これで金を取るとはシャレも強気よね。



ボーイズ小説・演じる恋、本気のキス(キルシュノベル)李丘那岐

俳優志望で養成所に通う受は、アパートの取り壊しに伴い新しい住む場所を探している。安い物件がなかなか見つからず成り行きでシェアすることになった相手は、小さい頃苛め高校生の卒業式で別れたきりの幼なじみの攻だったが…
新刊を待っていた作家さんの待望の新刊なので買ってみた。わりと面白かった。
受は寂れた商店街の小さな酒屋の息子だが、俳優になりたくて親と喧嘩して出ていく。バイトしながら養成所に通っている。そこそこの容姿。明るく友達が多い。真っ直ぐでさっぱりとした性格。くよくよ悩まない。前向き。
攻は妾の子。母親が亡くなり地元の名士であった父親の家に引き取られる。昔は苛められていたが、長じてからは一目置かれる青年になる。顔は俳優のように整い華がある。頭が良く口も達者。心から気を許せる相手がいず、受に昔から絡みつきまとっていた。
取り立ててものすごい凝った設定やら内容ではなく、よくあるパターンの地味な話なのだが、文章の呼吸が合うのかキャラが好みなのか、とても楽しめた。
この作家さんの書く受は割とテンプレっぽい。明るく前向きへこたれず落ち込んだり悲しんだりするがひねたところはなく真っ直ぐ。頭をかいぐりかいぐりしたくなる。攻は他でも見る感じがする。
作風も健全っぽいというか。ボーイズに健全ってどういうことかと訊かれそうだが、ペシミスティックな雰囲気はなくさっぱりした少し青春風味な作風。体育会系というか。
なので反面、青くささを感じる時もある。
というわけで、Hシーンはあまりエロっぽくない。
脇キャラも悪くない。読後感は良かったが、最後の最後はやはりちとくさかった。
この作家さんの花丸文庫「天使たち」や「暴走する」が好きで、設定が好みならそれなりに楽しめるのではないか。
その2冊より不良度と青さは下がって、攻の金持ち度は上がっている。
次は何時になるのか知らないが期待している。
大学生20歳×俳優志願21歳。幼なじみ。年下攻。一種の下克上?


この作家さんの本で5冊出ている中では、上記の「天使達」と「暴走する」と今回の本が好み。
昨日の花丸の話ではないけど、この作家さんのデビュー作を雑誌ではじめて読んだ時は、青臭くて古くさくて、もちろん完成度も低くてびっくりしたのだが、それでも主人公の台詞に感じるものがあって、しつこく待っていたら3冊目で個人的当たりが来た。
4冊目も同じ系統の当たりで喜んでいたら、花丸から消えて(?)しまったので、今回の新刊は嬉しかった。また新作が読んでみたい。


2004年09月30日(木)

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 9月の青田買い

[今月の青田買い]
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。

これもロマンス(2004年花丸秋の号)上蒼都芭
高校生の受は後輩の攻にいきなり告白される。一緒に帰る途中で針金で巻かれている猫を見つけ、虐待の犯人を探すようになるが…みたいな話。
蒼海都芭改め。つまらない。展開が在り来たりで古い。挿し絵の雰囲気がさらに拍車をかけ古さが爆走している。前回より古くさい気がする。ついでに萌えも無い。合気道を習っている設定は必要だったのか。もうちょっと攻と受のエピソードを掘り下げて欲しかった。
それにしてもやはり花丸は不良学生率が高い気がする。

スポットライトで輝いて(2004年花丸秋の号)魚谷しおり
大学生の受の手伝っている小劇場に、尊敬してファンの俳優・攻が客演としてやってくるが周りのメンバーは反発して…みたいな話。
普通。ショコラの時よりは花丸よりな書き方に見えるが、中途半端。同じペース配分でしか書けないのかと思ってしまった。例えば30Pでも100Pでも同じ書き方しているように見える。気のせいかも知れないが。
最初の導入部は期待しかけたが、ゲネプロ以降は駆け足というか、前で出した設定を放り出している感じ。がっくりした。
前半分の状況だけなら、単行本になった折りは試しに1冊ぐらいと思ったかもしれないが、全体で見ると買うには躊躇する。バランスの良い起承転結のある話が読んでみたい。

NaturalResuit(2004年花丸秋の号)一條惺理
新人カメラマンである受は、指名でイタリアにある会員制の豪華ホテルの写真を撮ることになる。イタリアのホテルにつきオーナーである攻と出会い…みたいな話。
面白くない。学生が社会人ってこんな感じと想像して書いたような話。この立場の人なのにこの言葉使い。とか、この立場とあの立場なら普通こっちの方が力関係上じゃないのか? とか。些細なことが細かく積み重なって気になって仕方がなかった。
外人×新人カメラマンでイタリアの会員制ホテルという豪華な設定なのに、あまりその雰囲気は出ていない。ハーレクイン系の話ならもう少しそれに特化してくれた方が楽しめた。

真昼のナイトメア(リンクス10月号)絢谷りつこ
後日。

猫は犬が大キライ?!(ダリア秋号)神香うらら
大学生の受が飼う猫が逃げて、通っている大学の講師・攻のマンションに入り込む。犬を飼う攻に最初は反発しているが…みたいな話。
学生というか社会経験のない(実際はどうか知らないが)人が書いた小説みたいな文章。感想をいう以前。
話に厚みがないしキャラにも好感が持てない。でも妙に書き慣れている感じはする。同人かサイトをしているのかも。

カドミウムレッド(小説ビーボーイ10月号)志野原ケイ
広告会社をリストラされた40過ぎの攻は勧告を受けた夜、自棄になりはずみで一人の青年・受と寝てしまう。その後清掃員として再就職し自分の元勤めていた会社に清掃しに行くとそこには自分を首にした男と受の姿があり…みたいな話。
悪くない。40過ぎの男×ボーイをしている青年。静かな雰囲気で淡々と進む。所々に出てくる表題のカドミウムレッドネタも生きてる。終わり方も静かで好み。
小説はキャラが現実に動くエピソードとそれに対する心境や心の動きが交互にくるのが多い。個人的に現実のエピソードで足を地に着け、心境を語る部分で浮いているような気分になりながら読む。飛び上がり浮遊して着地して歩くみたいなイメージで読み進める。
この作品は最初普通にそれを繰り返していたが、後半浮きっぱなしな感じがした。現実のエピソードも出ているはずなのだが、誰かの目を通して(フィルターを通して)見ている感じ? なので、話の進め方が三人称にも関わらず、神視点の一人称のようで、所々強引で独りよがりっぽく見えた。
後半部分の書き方が増えると読みにくくなっていたと思う。全編通して同じ調子で書いて欲しい。
青年が結局何の仕事をしたかったのかor素性がはっきりしなかったのが気になる。
ついでに業界で有名だったやり手の攻がリストラされたのが噂になっていたのなら、誰か自分の所の会社に誘わなかったんだろうか。やり手の社員なら会社の外に知り合いも居そうなものだが。
他の作品も読んでみたいと思った。次も期待。

初恋とハッピーエンド(小説ビーボーイ10月号)市村奈央
中学時代からの同級生で2年前から同棲を始めた美容師の攻とピアノ講師の受。ある時攻から結婚の代わりに養子縁組がしたいと言われ…みたいな話。
普通。話のテーマもキャラも雰囲気も嫌いでないがぱっとしないというか華がないというか。感想は前回と殆ど変わらない。話に厚みがないので、これからどうなるんだろうというわくわくする感じがない。
好みの系統なんだけど、このままでは単行本が出ても買うかどうかは微妙。
今回で4度目なので次ぐらいで感想を載せるのはやめよう。

臆病な背中(ディアプラアキ)おのにしこぐさ
大学生の主人公は部屋で飲み会をしている時に友達であるはずの同級生から自分はゲイであると、そして主人公が好きだと告白され相手の事が気になるが…みたいな話。
悪くないと面白かったの間くらい。同級生カプ。押し倒されているが最後まで行ってないのでこの表記。相手に告白され戸惑い、気にするようになって、相手にひかれていき。という過程がゆっくりと書かれている。大学生らしい恋愛話が楽しめた。どのキャラも立っていて好感が持てる。
エピソードの一つ一つを積み重ねていくような書き方だが、単調で文末が同じ締め方が繰り返されるため、飽きたりだれたりする人もいるかも。私もよほど好みな内容でないとだれたと思う。
この作家さんは新人さんではないようなのだが、あまり名前を見かけなかったので一応書いてみた。前のディアプラに載っていたようだが、覚えていない。
この話が続編のHまでの書き下ろしつきで単行本になるのなら買いたい。次も楽しみ。


最近の花丸投稿者は、心にヒットしない。古くさかったり文章がアレでも、何か一つ、心に残るエピソードや言葉やキャラの行動があれば、嗅ぎ分けてしつこく追うのだけれど。
これまでの花丸出身の人はそうやって出会ってきたが、ここ最近はどうもその出会いがない。寂しい。

2004年09月29日(水)

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 ボーイズ小説・バディシステム:北川とも

ボーイズ小説・バディシステム(アイスノベル)北川とも

ダイビングの店の息子である受は、1年前の事故が元でインストラクターの仕事を引き受けていない。ある日成り行きで攻がダイビングのライセンスをとれるようインストラクターを引き受ける羽目になったが…
たまに買う作家さんなので買ってみた。悪くない。
受はダイビング関係の店を経営する家の看板息子。真面目でみなにからかわれ愛される。一緒に潜った友達を事故に遭わせてインストラクターが出来なくなった。髪を伸ばしている。整った顔立ち。
攻は報道カメラマン。背が高く剣呑とした雰囲気。柄が悪い。顔立ちは良いが不機嫌な表情。オヤジな雰囲気。
受のトラウマになった部分が、友人を事故に遭わせた(でも無事)というだけであそこまで思い詰めるのが、今ひとつ納得行かず弱く感じる。友人がもっと酷い目にあっているか、あのぐらいでも衝撃を受けるほど受が繊細。か、海に対して真摯であるエピソードを入れて説得力を増して欲しかった。
それが引っかかったぐらいで、話は全体的に無難にまとまり、カプの関係が地道に積み上がるように引き寄せられていて、派手なエピソードは無いが楽しめた。
個人的に海を見るのは好きだが、海中の生物が苦手なので潜るのは興味がない。カプも好みではないが(でも嫌いでもない)、十分面白かった。これで好みなカプだったら、感想は「割と面白い」だったと思う。
攻は人の悪さはあまりなく柄が悪い方が前に出ている。受に「ほう」と思えるエピソードがもう少し欲しかった。
受が一緒に潜っている時に、攻を心配して抱きつけずに手だけ触れ合わせるシーンは良い。ここに注目という、心のアンダーラインが見えそう。こういうほんのりとした萌えも好み。
恋愛のテンションも強烈に上がる感じではないが、しみじみとした純愛路線を楽しんだ。
また次も設定によっては買ってみる。
報道カメラマン30歳×ダイビングインストラクター23歳

2004年09月28日(火)

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 ボーイズ漫画・レプリカントの夜:加山弓/メンドウみちゃうよ:加山弓

ボーイズ漫画・レプリカントの夜(ミリオンコミック)加山弓

片思いしていた先輩の結婚式の席で、受は先輩の弟である高校生の攻に騙され無理矢理に抱かれてしまうが…
表題1本雑誌掲載5話とその後の話書き下ろし5P。たまに読みたくなる作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は平凡な大学生。高校時代先輩に片思いしていたが、弟・攻に一人Hしているところを見られ疎遠になる。可愛い系? 攻は強引で頭が回る高校生。受がずっと好きだった。外面は普通に良さそう。
割と細かい部分でおっと思えるようなエピソードがあったのだが、この作家さんはあまり隠微なエロくさい作風ではない気がするので、攻に脅されて無理矢理というシチュエーションが料理され差し出されても十分堪能出来ない。
読んでいる途中、何度かこれがエロくさい作風の人だったらもっと萌えられるのにと、勿体ない気持ちになった。残念。
また機会があれば買ってみる。
片思い。高校生×大学生。身代わり。



ボーイズ漫画・メンドウみちゃうよ(MBコミック)加山弓

作品は2本。ともに雑誌掲載。書き下ろしは表題3P。上記の本と一緒に買ってみた。普通。
1本目は、高校ラグビーの面倒を見ることになった大学生の受は攻のプレイに一目惚れして面倒を見るようになるが…みたいな話。
受は大学生20歳。ラグビーが好きだが限界を感じてトレーナーを目指している。童顔。真面目。攻は16歳。格好良く遊び慣れしている。部活は真面目に出ていないが、センスはある。
話の作りは起承転結綺麗に流れているが、盛り上がりに欠けている気がする。この作家さんはいつもそこそこ。小さくまとまって破綻が少ないけど面白みもあまり無い感じ。
2本目は、社会人の攻は小遣いを稼ぐため親戚の高校生・受と同居することになったが、受はストーカーにつけねらわれていて…みたいな話。
受は、ストーカーのせいで大学受験を1回失敗している。引っ込み思案になっている。綺麗系の顔立ち。素直。
攻は社会人2年目。ボーナスが出なかったので小遣い稼ぎに受と同居する。そこそこ遊んでそこそこ働いてと平凡な社会人。
これも同じく小さくまとまっている感じ。ストーカーの相手は突拍子もなかった。
少し古くて、くさいのがつらい。ほのぼのはしている。
高校生×大学生。社会人×浪人生。ストーカー。強○始まり。

2004年09月27日(月)

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 ボーイズ小説・不器用ラブパニック:佐伯まお/貴公子は淫らに愛を奏でる:篠原まこと

ボーイズ小説・不器用ラブパニック(花丸文庫)佐伯まお

厳格な祖父によって山奥の名門全寮高校に放り込まれた受は、生徒会長や幼なじみに囲まれ、慣れない生活を続ける。そんな折り麓の花屋でバイトする攻と出会い…
学園もので設定が気になったので買ってみた。つまらない。
受は厳格な祖父を持つ引っ込み思案で強く出られない性格。眼鏡。運動は苦手。草花が好きで読書も趣味。友達は少ないが幼なじみのスポーツ万能少年が何かとフォローしてくれていた。攻は地元の中学生。スポーツ少年のアウトドアな外見だげ花が好きで、実家の花屋を手伝っている。
全体的に散漫な印象。作家さんは何がしたいのかよく分からなかった。3人の相手から一人選んでくっつくのだが、攻を選んだ後で結局当て馬になった幼なじみとの思い出を思い出す場面とか、幼なじみがどれほどいい男だったとしても、受が選んだ後では無駄というか可哀想というか。
端折るところとじっくり書くところの緩急が無く、同じテンポで書いているので飽きる。
終わり方も締まりが悪く作家さんが何となくだらだら書いてページがつきたので終わった感じ。どのキャラも魅力を感じない。
独特の雰囲気やクセはあるのだが、話自体がつまらないとどうしようもない。
一応学園もの? 地元の中学生3年×全寮制の高一。ほのぼの。4角関係。



ボーイズ小説・貴公子は淫らに愛を奏でる(アクアノベル)篠原まこと

音楽雑誌の編集である受は、最近人気のチェリスト・攻を取材しに行くと、中学時代の同級生であることを知り…
設定が気になったので買ってみた。単行本は初買い。今ひとつ。
受は新人の音楽雑誌編集。入社3年目。うっかりな天然ボケ。眼鏡。学生時代は本が好きで引っ込み思案だった。野暮ったい。
攻はモデルのように長い手足に秀麗な顔立ち。長めの栗色の髪。チェロの貴公子とあだ名される。テレビ嫌いでなかなか表に顔を出さない。いくつもコンクールで優勝している。
中学時代同級生だった二人が再会して、攻はストーカーに狙われている。密着取材をしている内に…みたいな流れ。
話の進みは順当だし、強○始まりのHの理屈は首を傾げたが許容範囲だったし、突拍子もない展開も無かったのだが萌えは無かった。あまり音楽物という気はしない。でもチェロを使って二人でいちゃいちゃしている部分は好み。
文章の厚みが無くノベルの読み応えはなかった。事件を解決するクライマックスは火サスのドラマのノリを思い出した。
学園ものは良いけど、社会人物は読むのが辛いかも知れない。
よほど好みの設定でないときついかも。
音楽もの。チェリスト×編集。同級生カプ。24歳or25歳ぐらい? 眼鏡受。ストーカー。

2004年09月26日(日)

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 ボーイズ小説・艶やかな秘めごと:橘かおる/その瞳に魅せられて:橘かおる

前に書いた体臭は元に戻っているようだ。やはり食べ物だったのか。ほんの10日ほど前に行ったはずなのに、既に遠い過去になっている。旅行。
まあ、こんなもんよね。



ボーイズ小説・艶やかな秘めごと(プラチナ文庫)橘かおる

華道の家元の養子である受は、お家騒動を避けるため、家元の実子である弟・攻に家督を譲るため家を出ようとするが、突然弟・攻に押し倒されずっと好きだったと告白されるが…
最近気にしている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくと言いたいのだが、所々微妙。
受は子供の出来なかった家元の養子になった。この流派の事務方の男が実父。実父に義弟が継ぐべきだと言われ続け、義弟に継いでもらおうと思っている。綺麗系の顔立ち。白い肌。少し天然。緻密に計算して花を生けるタイプ。地味。
攻は父親似の精悍な顔立ち。長身でラフな格好。一度決めると突き進むタイプ。昔から兄を慕っていたが恋心を自覚して大学に入ってからは疎遠になっていた。カンとセンスで花を生けるタイプ。派手。
設定とかは美味しいと思ったが、色々微妙。
以前も読んでいて思ったが、キャラの感情の流れが、急に端折られる(?)事がありついていけない時がある。今回も受の心境の変化が唐突で、冗談でなく数ページ乱丁で飛んでいるのかと思ってしまった。作家さんには自然な流れなのかもしれないが、私には唐突に感じる。
ついでに話の流れが途中でずれたりかすんだりしているように見える。
例えば受が攻に「私が欲しければ追って来い」と言って立ち去る場面。攻が追って格好良く受を捕まえて話が進むのかと思って読んでいれば、受はいきなり別の男に捕まり、救出劇に変わっているとか。目標のゴールがあそこだと言われて物語りの筋と一緒に走っていたら、急に脇道に走って行かれて、気がそがれる感じ。
そしてこの作品。監禁がメインらしいのだが、こんなに呑気な監禁ネタは久しぶり。攻は受を監禁して受が欠けた分忙しくなった日常をフォローするため奔走し、体にガタがきて監禁場所で寝込む。監禁というと、もっと精神的に追い詰められてにっちもさっちも行かなくなって。みたいなイメージが強いのだが、のんびりとしているというかへぼいというか。受も監禁されつつ看病しているし。何だかな。
次は様子見。
華道。お家騒動。疑似近親○姦。大学生義弟21歳×義兄。プチ監禁。



ボーイズ小説・その瞳に魅せられて(アイノベル)橘かおる

両親を亡くしその友人であった会社社長の家に引き取られ、優しい義兄・攻とともに育った受。高校の時に義父と攻が仲違いし攻は家を飛び出す。一緒に行こうと誘われ義父を捨てきれずに攻を裏切る形になる。数年後義父の葬儀で戻ってきた攻の隣りには婚約者の姿が有り…
んで、上記の本と同じ作家さんなので一緒に買ってみた。本気でキャラに腹を立てそうになった。
受は両親を目の前で事故で亡くし、その友達で義父の元に引き取られる。事故の後遺症で悩まされたが義兄に助けられ克服。高校生の時に義兄と密かに付き合うようになる。白磁の美貌。一見大人しそうだが気が強い。義兄が好き。
攻は父親似の性格。激しく商才に長けている。父親と喧嘩して家出。受に裏切られたと思って人材派遣の会社を興し成功する。受を深く愛しており忘れられない。男らしく精悍な顔立ち。
攻の言動は気にならなかったが、受の言動が初っぱなから背中がもぞもぞしてしまい、話が進む事にむかついて突っ込み倒して疲れた。
作家さんが話を盛り上げようとブルドーザーで無理に話の道筋を造ったため、キャラの言動がねじ曲げられたのか、元々こういう性格設定で私の良識と激しくそりが合わないのか。どちらなのか真剣に考える。
以下事細かな思い切ったネタばれなので、注意。


どこから書けばいいのか。
社長の義父が亡くなり、会社が叔父の横暴によって傾き乗っ取られようとしている状況で、受は生前の義父から会社を引き継ぐ際の注意点や叔父の横領の証拠などの資料を渡されている。叔父家族は受が邪魔になり呼び出して酒を飲ませ、ホテルで男と寝ている所を攻に知らせ仲違いをさせようとする。
すんでの所で助けられた受はHされ、やっぱり兄が好きだし、婚約者がいるけど結婚するまではHしても良いよね。と兄に抱いてくれるよう頼む。
有能なはずの義父は、攻が会社を建て直すことができるか試すために、わざと叔父の専制を許して会社をがたがたにして亡くなる。
攻が家出した原因は受との関係が義父にばれたから。受がついてきてくれると思って一緒に出ようとするが受は家に残る。数年後、義父は攻を発憤させるために、受の体はもらったと攻に手紙を出し、受には攻を頑張らせるためだと説明。受もそっかーと納得。裏切られたと思った攻は、会社を設立、業績を伸ばす。
父の会社を建て直しに戻った攻に、Hしてもらえなくなるからという理由で、叔父に謀られた事を黙り、義父の残した資料も自分でまず頑張ろうとなかなか見せない受。
攻が自分を嫌っていないかもと思い、ようやく資料を見せ、義父とは何ともなかったと嘘をついた理由を話す。当然馬鹿にされたと怒る攻。義父と寝たと言っても攻が傷つくとは思わなかったとか言い訳する受。
恋人が寝取られて傷つかない人間がいるかと切れ、会社の経営する権利を放棄する攻。攻のために会社再建頑張ろうと思っていた受も、攻がいないならぼくもいらないーと、わやくちゃになっている会社を見捨てて権利を放棄し、気分が悪いからと会社を早退。
家で一眠りしてからやっぱり攻の側にいたいと、自分のしてきたことを全て棚に上げ攻の住むマンションに押し掛け。そこにいた婚約者を見て、この人がいるのに攻とHしているなんて悪いことしてるよなーと罪悪感が一瞬わくが、でも婚約しているのは攻でぼくじゃないしーと思い直す。
そこで実は偽の婚約者だと分かり、喜んでこのまま攻とHしようと誘惑。当然拒絶され、傷ついたーと悲しんでいるところに叔父の息子に拉致監禁。
以下は順当に落ちが付くのだが、読みながら終始受にむかついていた。
攻とHするため他のことを全てないがしろにしている。有る意味純粋一途なのかもしれないが、無責任で他力本願で周りのことを見ようとしない利己的なキャラに好感は持てない。
自分の息子を発憤させるために、義理の息子とHしたよーんと手紙を送る義父も義父だが、そんな訳の分からん理由で納得して呑気に構えている受も受。箱入り過ぎて他人にも感情があることを理解していないのかもしれない。
婚約者をないがしろにしてまで攻に執着するなら、最初から一緒に家出しておけと思ってしまった。
攻を怒らせ、会社の権利を放棄するファックスが来たその日に、一応悩んで思い詰めたふりはしているが、普通に攻の所へ行ける厚顔な神経がマジで分からない。寝てる間に受の記憶が飛んで忘れたのかと思った。
実際、都合の悪いことは忘れるタイプなのかもしれないけど。
拉致した叔父息子が「お前の価値はこの体くらいしかない」と受を押し倒していたが、心の底から同意した。
攻もさっさと見限って、新しい恋人を見つければ良いのに。一見弱そうだが、こちらが1歩ひけば2歩踏み込んでくる無意識にしたたかなタイプは、生理的に近づきたくない。(O先生だけで十分。)
この日記を書き出して、生理的に受け付けない受はこれで二人目か。
疑似近○相姦。会社社長義兄28歳×義弟24歳。4歳差。お家騒動。



最初に読んだ2冊が割と気に入ったので既刊や新刊を読んでいるが、ここまでストレスたまったのは久しぶり。別に文句が言いたくて読んでいる訳ではないのだが。
「その瞳」の受の良さが本気で分からない。不倫体質がOKな人なら楽しめるんだろうか。

2004年09月25日(土)

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 ボーイズ小説・恋情:高岡ミズミ

キャラセレを買ってみた。
一見面白そうに見えるんだけど、楽しめるかと訊かれると微妙かも。やまねさんの漫画がまだ理解できていたので、それは驚いた。いつもは2話目ぐらいで記憶することを放棄してしまうのだが。どうもボーイズ漫画での便利屋や探偵やスパイや黒社会やヒットマンなどの設定は、読もうとする意識が散漫になる。
不破さんの新連載は前の受の兄編のようだ。神葉さんと水名瀬さんとやまねさんと嶋田さんが面白かった。かな。

「森え都の本」を買ってみた。宝島別冊の一連らしいが、ずっとミステリー作家が続いていたのに児童書ジャンルにも来たらしい。いつかあさのさんの本も出るのかな。この中で森さんと対談をしていたので可能性はあるが。ちと出して欲しいかも。



ボーイズ小説・恋情(ラキアノベル)高岡ミズミ

性癖を確かめるために一度だけ寝た行きずりの相手が、自分の家庭教師先の高校生・攻であることを知った大学生の受は激しく動揺するが、断れずに家庭教師をすることになり…
気になる設定だったので買ってみた。可もなく不可もなくの合間に微妙が混じる。
受は医大生。父親の小さな工場が危なくなり名門代議士から出資を受け、その子供の家庭教師をすることになる。ゲイであるか悩みその手のバーに行き攻に出会う。真っ直ぐな黒髪。整った顔立ち。初々しく真面目な性格。父子家庭。
攻は名門代議士の息子。父子家庭。家と父親に反抗しており、成績が悪い。頭は悪くない。大きな家に住み秘書やお手伝いさんがいる環境。端正な顔立ち。遊び慣れている。
相変わらず恋愛馬鹿一代。攻はとても受のことを考えて周りが見えていない。
受は別に良いのだが、攻の言動がどうしても引っかかった。
以下思い切りネタばれなので注意。

攻は受が好きで一番なのは良いのだが、行動が何とも子供っぽい。まず親に反発していた理由がよくわからん。
進路を反対され反抗して勉強しない行動がガキっぽいし、政治家以外にどの道に進みたいのかと思っていたらなんと医者。将来のためにもお前もうちょっと別の反抗のしかたをしろよ。と、突っ込みたくなった。
父親を嫌っているわりに父親の恩恵に浸かっているし。どう考えても考えの甘い糞ガキが足をばたばたさせているようにしか見えない。
何かを要求するなら、それに見合った行動をしろよと思ってしまった。お気楽に過ごせて良いよなー。
最終的に何とか一人前になったから良かったが、攻には最後まで好感が持てなかった。
攻の教育係の男や、受が週刊誌に載った事など、こまかいエピソードも未消化ですっきりしない。折角萌える設定に萌える関係だったのに、つくづく勿体ないと思った。
また今度も設定が合ったら買ってみると思うが、最近外れが続いている。
血縁物。エセ近○相姦。高校生17歳×医大生20歳。一度別れ2年後再会。



今回の作品で通算29冊出たらしい。ついでに昨日に引き続き当たり率を出してみた。
多分15冊ほど読んで当たりは4冊。代表作の「可愛い人」は今ひとつ合わなかった。

2004年09月24日(金)

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 ボーイズ小説・梨園の貴公子:ふゆの仁子

雑誌ダリアを買ってみた。石原さんと今さんと富士山さんが目当て。目立ての人達のはそれなりに面白かった。かな。「限りなく」のドラマCDを買うつもりなのだが、インタビューで声優の人が、出てくるキャラが酷い男達で驚いた(意訳)みたいなことを話していて笑った。いやまったく。

ついでにコンビネーションの6巻が出ていたので買ったのだが、まだ続いていたのかというか、続刊を出す気があったのかと驚いた。そしてまだ終わっていない。次は2年後らしいがいつ完結するんだろう。
最初にこのキャラに出会ったのがクランプのしょうてんからだから…何年だっけ? とか考えていたら、レジにあった「クランプのキセキ」とかいう本(?)を買いそうになった。フラウでインタビューを受けていた事といい、最近企画物が多い。
最初の頃より話は複雑化して組織は大きくなり、キャラはお水系の濃い絵柄になった。続さんなんてどこのホストかと思う。

クィール
犬の映画なので借りてみた。クィールが可愛い。役者の関西弁がつらい。宣伝であったような感動! という話ではないが、犬と人間の一つの関係が描かれている。最高の普通。良い言葉だ。どこまで描かれるのかと思ったら、本当に亡くなるところまで描かれてあった。



ボーイズ小説・梨園の貴公子(ビーボーイノベル)ふゆの仁子

気鋭のカメラマンとして名前が出てきた受は、歌舞伎界の御曹司である攻の写真集を撮ることを強引に頼まれ、最初は反発を覚えるが実際に舞台に立つ攻にひかれていき…
取り敢えず買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は芸術性の高い写真を撮る最近注目を浴びているカメラマン。綺麗な顔立ち。プライドが高く仕事も気に入ったものしか受けない。昔師事していた男の愛人であったが裏切られ決別した過去がある。
攻は名門の跡取り。優秀な華のある歌舞伎役者。立役が多い。低いバリトン。存在感のある姿。自信にあふれた立ち振る舞いに、落ち着いた雰囲気。艶のある演技。中学から高校の時に一時マスコミの前に姿を現さなかった。
歌舞伎物ということでさぞや説明が多いのかと思ったが、思ったほどではなかった。
この作家さんの攻は割とテンプレというか。後書きで艶フェロモン出しまくりな攻が書きたかったそうだが、それが上手く描けているかどうかはともかく、殆どそんな攻ばかり書いていると思うのだが。もうちょっと違った攻が見てみたい気もする。今回の攻は無駄にぶいぶい言わせているだけでなく、弱い部分を持っていたのでまだ好みかな。一見強そうな男が弱い面を持っているという設定は割と好き。
話は順当で脇キャラも悪くないし、説明も多くなくキャラにも好感が持てるのに。こう、今ひとつ物足りない。ついでにレーターさんの雰囲気も設定に合っていたのに。メインカプに親近感が持てるエピソードを、もう少し増やして欲しいというか、エピソードにひねりが欲しいというか。
折角そこそこの出来なのに勿体ないなーという感じ。この作家さん殆どの作品が、メインカプのエピソードの突っ込みが甘いと思うんだけど。それがもう少し書けていればなー。
多分次も設定によっては買うと思う。
社会人物。歌舞伎俳優26歳×カメラマン32歳。6歳差。梨園。



後書きを読むとこの作品で99冊目の単行本らしい。単行本化されていない作品も合わせると150近くはいくのだろうか。
ついでだから色々読んだのを思い返してみると、多分65冊ぐらい読んでいて、…これだけ読んだのかと愕然…、良かったと思って残してある本は16冊。ヒット率3割弱ぐらいか。1割ぐらいかと思っていた。
ふゆのさんと火崎さんは、何となく自分の中で一種の基準になっている。何の基準かと言うと、本を買う作家さんの基準。
全ての作家さんの本を買う事は出来ないので、それぞれ作家さんの当たり率みたいなものをつけて、基準の率より上なら一応買い、下なら設定がよほど好みなら買いになる。その基準の当たり率の数字を火崎さんとふゆのさんの当たり率にしていたということ。多作な作家さんなので平均値が出やすいから選んでいたのだが、二人とも軒並み力が下がっているので別の作家さんにした方が良いのかも。

2004年09月23日(木)

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 ボーイズ小説・宵山恋歌:小川いら/金曜日は濡れていい:六本木曜

うっかり忘れていたが、そろそろ冬の新刊の準備をしなくては。さぼり癖がついているので、ここに書いておけば重い腰が上がるかも。ていうか上がれ。



ボーイズ小説・宵山恋歌(花丸文庫)小川いら

京都の老舗の道具屋の養子で跡取りである高校生の受は、店の客としてやって来た青年実業家である攻と出会い、京都を案内する事になるが…
よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。悪くない。
受は4歳の頃両親が亡くなり、娘二人しかいない親戚の家に引き取られ、跡取りとして育てられる。家族仲は良い。日本画が学びたくて進路に悩む。可愛い系の顔立ちで真面目で素直な性格。純情。攻は官僚一家の放蕩息子。レストランや店を数店舗経営する青年実業家。京都に新しい店を出すためにやって来た。優男風なハンサムで落ち着いた雰囲気。憂いがある。
京都の主要な観光スポットを周り大文字や祇園祭などが出てくる京都探訪入門編。高校生の受が進路に悩みつつ、攻に出会い付き合っているうちに恋をして悩んでみたいな話。カプの話ばかりでなく京都、受の進路、恋愛が程良いバランスで配合されている。
この作家さんはあまり予想外な展開や話は書かない気がする。これもオーソドックスな内容で小さくまとまり、あまり深刻なエピソードは無くほのぼのとした雰囲気で終始している。話もボーイズ入門編のよう。
シリアスからギャグまで書ける作家さんだが、個人的にシリアスタッチの文章の方がすらすらと読める。これの作品は読みやすい。でもギャグ系の方が好きかな。シリアス系も好きだけど。
Hの時に受は多少幼児化するが、どのキャラも好感が持てて安心して読める。
初々しい雰囲気を楽しんだ。次も期待。
京都観光。青年実業家20代後半から30代頭?×高校生高二17歳。ほのぼの。純情。日本画。



ボーイズ小説・金曜日は濡れていい(アクアノベル)六本木曜

受が勤めている会社が経営不振で再建のコンサルタントがやって来る。そのメンバーの中にかつて小学生のころに助けてもらった攻がいて…
設定が気になったので買ってみた。悪くない。
受は童顔な元気青年。昔冬山で助けてくれた青年が初恋。前向きでへこたれない。子犬系。攻が気になり何度も話をしようとする。攻は仕事は出来るが再建先でしがらみを作らないようにしている。ハンサム。冷たく見える。過去にトラウマがあり、なかなか受を受け入れられない。
最近受の調教物を良く読んでいるが、大概金持ちの攻が、無理矢理受を良いようにしてなパターン。これは純情な受が攻に詰め寄って関係を切らないよう、Hしてもらう変則的な調教物。受のどうせボクなんてエーンを堪能した。子犬受は健気で可愛い。攻も段々ほだされた模様。
クライマックスは受の思い入れのある田舎を一種地域復興する話。
以下オチのネタばれにつき注意。

この作家さんの名前の3冊とも読んだが、この作品が一番突っ込みどころが少なく安定している気はする。ただ最後の最後、Hして一度受の前から去った攻が再び受の前にあらわれた理由がよく分からなかった。二人とも好きあっているのは分かるのだが、攻が敢えて一度姿を消した理由が分からない。そのまま告白でいいやん。と思ってしまった。仕事が一段落してからというなら再会した後それを説明してくれれば良いのに。
それがなければ、そこそこまとまった子犬健気受を楽しめる話だった。
また内容によっては買ってみる。
社会人物。再会。田舎。会社再建。再建コンサルタント31,32歳ぐらい?×観光交通会社の社員23歳ぐらい? 



今回は頑張る子供並び。六本木さんのは一応成人しているけど、子犬系なので。

2004年09月22日(水)

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 ボーイズ小説・誰が袖:火崎勇/黒いサカナ:火崎勇

体力がまだ戻らない。ベトナムに行って微妙に体臭が変わったような気がするのだが。こんなことははじめて。

ついでに最後の休みの日だったので近くの動物園に行ってみた。兎を触って和もうと思ったら、時間外でダメだった。ので、メスゾウ同士の喧嘩を30分ほど眺めてしまった。喧嘩の仕方にも個性があって、足技を連発するゾウと体当たりで退路を断つゾウの諍いだった。体当たりの方が強かった。



ボーイズ小説・誰が袖(アクアノベル)火崎勇

フリーライターの攻は、香道の家元の息子である受と学生時代からの友人。ある日受の家で幽霊の青年を見て…
表題と続編。ともに雑誌掲載済み。ほぼデフォ買いの作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は香道の家元の次男。人の大勢居るところでは人の気に当てられるので香道の手伝いはせず、小さな古い日本家屋でひっそりと暮らしている。香道の腕前は神懸かり。調合をして依頼人に懐かしい香りを提供している傍ら、道具に宿った霊気のようなものを沈める仕事もしている。病弱で霊感が強い。髪が長くストレート。浮世離れした美形。
攻は学生時代から受と友達。大学も一緒。卒業後フリーライターに。大雑把で大らかな性格。真面目で強引な面も見せる。人付き合いが良く面倒見も良い。二人とも甘い物が好き。
雑誌で読んだ2、3年前の当初は、他のこの作家さんの作品の方が良いなと切り抜きを残しておかなかったのだが、読み返すとその当時の感想よりは上がっている。好みが変わったのか、最近のこの作家さんの作品に当たりが少ないので相対的に評価が上がっているのか。自分でも分からない。
香道に幽霊物で、この作家さんには珍しく蘊蓄も少し並んでいる。しばらく前に出たアズの幽霊物よりは好み。
脇キャラもそれなりに立っている気がする。受の兄はにっこり笑って、なかなか良い性格っぽい。
割と大人しめの受の性格なのだが、クライマックスで攻が受のために危ない橋を渡り、受が怒る部分は可愛いと思った。
次もきっと買うだろう。
香道。不思議。幽霊。幼なじみの同級生カプ。卒業後くっつく。



ボーイズ小説・黒いサカナ(プラチナ文庫)火崎勇

裕福な家で育ちエリートサラリーマンの受は退屈な日々を過ごしていたが、ある日隣りに住む無精な雰囲気のイラストレーター・攻と出会い…
雑誌掲載表題とその後の書き下ろし。ほぼデフォ買いの作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は大きな会社を経営している両親の元裕福に育ち、頭も容姿も良く不自由なく暮らしている。高校までは女のようだと言われた綺麗系の顔立ち。プライドが人一倍高くスキを見せない。
攻はくせっ毛のある髪に無精ひげをはやして汚れた格好をしている。ワイルドで精悍な美形。アメリカ帰りで賞もとっている有名なイラストレーター。男も女もいけ遊び慣れている。受にモデルを頼む。
この作家さんがたまに書くプライドの高い綺麗系の受とワイルドで何様な攻の話。後書きにバカップルには見えないけど、バカップルと書かれてあったが、くっついた後は本当にそんな感じだった。
雑誌掲載の時は割に面白いと思って切り抜きを残していた。今回は続きが読めて嬉しい。少し前の作品なので、話にあまりひねりはないが好みな感じ。
カプの業種が離れているのであまり仕事のエピは出てこず、二人の関係に終始している感じ。
攻が自分の手にサカナの刺青を彫っていて、最後に受の胸にも彫るのだが、気付けば掘り終わった後なので、どうせなら彫っている間のエピソードを書いて欲しかった。エロくさくなると思うのだが。
続編は受の後輩が受を脅して懲らしめられるという話。攻がちょっと酷いと思う部分もあったが、笑った。
次もやっぱり買うだろう。
社会人物。イラストレーター×会社員。二人とも20代半ばから30代頭ぐらい? 刺青。受への脅迫者。

2004年09月21日(火)

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 ボーイズ小説・艶めく花のように:浅見茉莉/寂しがりやのエゴイスト:真崎ひかる

麗人ブラボーを買ってみた。吉池さんの続きと井ノ本さんが載っていたので。
奈良千春の漫画をはじめて見た。小説の挿し絵で意識にとめていた作家さん。思っていたよりさらっとした漫画。イラストの時のほうがねっとりと肌と肌がくっついている感じだった。まあ全編その絵柄だと暑苦しいか。
井上佐藤という人の漫画が良かった。内田かおるの漫画は白かった。
私の指は開くと、ピアノの鍵盤のドから次のオクターブのレまで届くのだが、内田さんの受オヤジの開いた足の太股を見ると、私が指をめいっぱい開いてもこの太股より絶対短いに違いない。と、Hシーンの開脚を見るたびに思う。



ボーイズ小説・艶めく花のように(ビーボーイノベル)浅見茉莉

フラワーコーディネーターの受は、産まれ育った地元商店街の立ち退きが進む中、閑古鳥が鳴いている花屋を閉めコーディネーターに専念するか悩んでいるところにバーで出会った男・攻が表れて…
雑誌掲載と続編書き下ろし。雑誌掲載の時に気になっていたので買ってみた。悪くない。
受は、両親の残した花屋を経営しつつフラワーコーディネイターでもある。綺麗系の顔立ち。花が好きで仕事を真剣に根を詰めてするタイプ。気が強い。攻はいくつかの会社を持つやり手の社長。強引で切れ者。仕事に対しては厳しいが恋人には甘い。割と情熱的。
雑誌掲載分とは別に、出てきたバーのマスターが主役の話も載ったのでそれと足して単行本になったのかと思っていたが、書き下ろしがあって良かった。
書き下ろしは、その後1年半ほど経って同居に至るまでの軽い話。攻視点で受を心配してぐるぐるしている。雑誌掲載の時ははもう少しクールだと思っていたが、割とマメでヘタレ攻。でも嫌いではない。
話は在り来たりながら設定やキャラが気に入ったのでこの感想だが、作品の出来だけなら可もなく不可もなくになると思う。
10冊目らしいのだが、指折って数えてしまった。多分読んだことがある単行本は8冊。2冊は雑誌で読んで合わないだろうと買っていない。で、気に入ったのは『冷たくて優しい指先』『それからのアフタースクール』『ラブ・プライム・ニュース』と今回ので4冊。4割ヒットなら合う作家さんなのか。でもビブに移ってからの内容は薄くなった気がする。個人的には前の方がより好み。
社会人物。会社社長33歳?×フラワーコーディネイター20代半ばぐらい? 同じ世界観で別カプ有り。



ボーイズ小説・寂しがりやのエゴイスト(アクアノベル)真崎ひかる

駆け出しのインテリアデザイナーである受の元にはじめて指名で依頼が入る。意気揚々と出かけた先はラブホテル。そこで経営者である攻に新しいラブホテルの内装を頼みたいと言われ…
最近買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は新人インテリアデザイナー。170半ば。整った顔立ち。童○。真面目で単純な性格。割とさばさばしている。
攻は長めの髪。受より高い。ホストのように優男風の美形。精巧に作られた端正な顔立ち。女も男もいける。不眠症気味。ホテルを3つ経営して4つ目を建設中。フェロモンを垂れ流している。
受が攻と会って1時間経たずにHしている。たまにカプの二人が出会ってHするまでの最短記録選手権をすれば、この作品は上位に食い込めると思う。受は流されるにもほどがある。
攻がラブホを経営しているだけあって全室制覇してHするのかと思っていたが、そこまではいかなかった。持ちホテル全部でHしたのみ。
どうという事のないシンプルな内容。体に引きずられてほだされた受が、言い寄られる内に恋愛感情が芽生える話。微妙にほのぼのしている。
妙にキャラの立った脇キャラがいたので、もしかすると脇カプが発生していそう。
この作家さんはお馬鹿さん受が多いが、今回はそのお馬鹿さん度が低かった。いつもと変わらないできばえと思うので、この作家さんが好きなら買ってみても良いのではないか。
ラブホテル経営30頭?×インテリアデザイナー23,24歳? 社会人物。内装改築。

2004年09月20日(月)

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 ボーイズ小説・ラブストーリーで会いましょう上下:砂原糖子

帰国。
家は燃えもせず泥棒にも入られずいつも通りだった。良かった良かった。
家に帰ってすぐ部屋の片づけや旅行の整理をしないとゆっくり出来ないのがしんどかった。が、遊んできたんだから当たり前よね。
ベトナムで数日遊び倒して楽しかった。Iさんありがとうございます。
割とこの時期でも日本人の観光客が多く、最近の流行のためか若い女性が多かったが、壮年層も多かったかも。雑貨屋など日本人の女性を見かけたが、ちらほらとお仲間の姿が。確実にそうだと分かるわけではないが、こういう時にイベントに行く途中で無意識に嗅ぎ分けてしまうクセがつい出てしまう。
食べ物は美味しいし見学に行った場所は美しかった。満足。
ベトナムといえば、エビリティの2週目の話を思い出した。あの時はえらく展開が現実から離れているだと思ったが、帰国して読み返すと行ったことが有れば案外いけるかもと思い直した。しかもハノイが舞台なので思い出しながら読んでしまった。

ビーボーイLUVを買ってみた。剣解さんが目当てだったが、短くて残念。他の話はこんなものか。と、思ったら2つほどふいたのがあった。飛行機のファーストクラスを全部予約して受と攻が青空Hするのだが、突っ込んでいる時に飛行機がゆれて攻が「大丈夫か?」と気遣う下り。あんたが大丈夫かい。
もう一つは時代物で暗殺されそうになった王様と参謀役(?)の受が、馬に乗りながらHするやつ。それどころじゃないだろう。と。
列車の豪華寝台でHするカプもいたし、テーマはハネムーンというよりも乗り物かと思ってしまった。



ボーイズ小説・ラブストーリーで会いましょう上下(アイスノベル)砂原糖子

雑誌の編集で働く攻は女性誌の小説連載のため作家の担当になるが、作家・受は変わり者で、連載のシナリオを攻に送りその通り芝居をしてヒロインの気持ちになって書くことをしていた。初めは面食らっていた攻だが次第に受が気になりだし…
雑誌掲載と一度雑誌で漫画化されたその後を再度小説で書き下ろし、本編に出てくる脇カプのなれそめ話。アイスの3回連載で載った作品。他の作家さんと設定を合わせて書いていく競作。
雑誌掲載の時から気に入ったので買ってみた。雑誌掲載の時も感想を書いたがもう一度。悪くない。
受は人気作家でスケジュール通りに生活しないと精神的に不安定になる強迫症。顔は良い。真面目だが言葉が直球すぎる。恋愛小説を書くが現実の恋愛に関してはさっぱり。
攻は編集者。ネイチャー系の雑誌を作りたくて出版社に入社したが、今は女性誌の編集。ワイルド系の外見にハンサム。実家は有名な財閥で跡取りだが嫌で逃げている。
この作家さんは、天然の変わり者キャラを書くのが上手いと思う。細かな部分で笑えるネタがある。今回は受が変人だったが、時間に正確でそれに対する弊害のエピソードが笑えた。
時間に正確というのとカントを思い出すが、あの哲学者は毎日同じ時間に同じコースで散歩したので、街の人間がその姿を見て時計の針を合わせたという逸話が残っているが、この受もそんなエピソードがあれば面白いのにと思ってしまった。
全体的に面白く読めたのだが、どうしても受の作家のあの性格で恋愛小説が書けるのかが納得しにくいと言うか。例えば推理小説やエッセイなら分かるのだけど。
ついでに最後に攻の用意した船はもっと活用するのかと思ったがあっさり帰ったのが勿体ない! と思ってしまった私は所詮庶民。
キャラが立っているし、良い味を出していると思う。脇カプの受もロマンチスト。受とのエピソードも好き。
次も期待している。
編集者25歳×作家29歳。ほのぼの? ギャグっぽい。脇カプ有り。

それにしてもビブとアイスは、作家さんの競作(小説と漫画など)という似たような企画をしていたのだが、アイスの方が地味に見えるのは設定からか。ビブのありえんくらいのゴウジャスな設定と比べるとはるかに庶民的。両方とも好きだけどね。

2004年09月19日(日)

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 ボーイズ小説・大人になるための条件:ふゆの仁子

ボーイズ小説・大人になるための条件(ダリア文庫)ふゆの仁子

受は両親を小さい頃に亡くし、姉の結婚式で泣いている時に出会った結婚相手の弟である攻。姉の代わりに側にいてあげると言われて以来、高校生になった今でも大切な存在であり続けているが…
大概買っている作家さんなので買ってみた。微妙とつまらないの間。
受は高校生。7歳の時に攻に出会いそれ以来特別な存在になっている。頭が良く顔も良い。大学に進学する意思は無く予備校に行くと偽り、攻の働く店でバイトしている。攻一筋。攻は兄と二人兄弟で兄の結婚で受と出会う。大学を中退して今のバーを任される。ハンサム。世慣れている。ゲイ。
何からどう言うていいのやら。設定やら展開は好みなのだが萌えなかった。あまりに萌えなかったので何故か考えてみた。キャラに親近感がわかない。
メインキャラが頭が良かったり美形なのは良いんだけど、それだけでは好感が持てない。キャラに親近感が持てるようなエピソードが無いまま、話が進んでいく感じ。
親近感が持てるかどうかは重要。もし持ててたら、感想は可もなく不可もなくか悪くないまで行っていたかも。
受が攻を好きなのは分かるが、毎回同じ方向からアプローチしてはかわされているので、ちっとは頭使え、本当に全国模試トップレベルかい。と、思ってしまった。
もう子供じゃないから、やりたいことがあるからとか言いながら、大学進学しないのを親代わりの姉に黙っているし、バイトする理由を攻に黙っているし。普通に考え無しで家族に迷惑をかけている高校生。有る意味リアル。
近所の少年青年の話は読みたいが、それは好感の持てる少年青年の話であって、端から見ていてむかつく高校生の話ではない。
攻が好きで攻の側に居たくて場当たり的に突き進み、家族やら進路をないがしろにするのを一途と言われてもな。ただの考え無しにしか見えん。
一応テーマとして大人になることとは。みたいなものがあったのだが、受の出した結論(?)が当たり前過ぎてこけた。頭が良いならこれぐらい最初の50Pぐらいで気付けと思ってしまった。いや当たり前の事こそ気づくのは難しいのは分かるのだが、それまでの過程が過程なだけに。
攻も何故そんなに受が好きなのかよく分からない。そして何故そんな行動したのかも。肝心のオチも何だかなーだったし。五里霧中な気分。
これでもまた新刊が出れば内容によっては買うつもりだが、お前こそ学習しろよと言われそう。いやまったく。
バー店員29歳×高校生18歳。11歳差。義理の兄弟。成長物。

2004年09月18日(土)

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 ボーイズ小説・花はキスで咲き誇る:雪代鞠絵/ナチュラルな関係:藤井栞

ボーイズ小説・花はキスで咲き誇る(ショコラノベル)雪代鞠絵

受は自分の住む村が開発で無くなる事を知り、開発するホテルグループの社長の元へ直訴しに上京してくる。貧血を起こして倒れているところを偶然攻に拾われ、社長に会わせられるかテストすると条件を出され…
最近よく買う作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は田舎在住。素直で真っ直ぐ。可愛い顔立ち。天然ボケで信じやすい。健康で肌はきめ細やか。攻は会社の跡取り。色々な事に疲れている。精悍な顔立ちに落ち着いた雰囲気。世慣れていて仕事は出来る。
相変わらず、強引で出来る男だがどこかが欠けている攻と素直で純心な受のパターン。エロの濃いレッスンもの。今まで読んだものは殆ど似たテイストなので、このパターンが読みたい人は、外れなく安心して読めるかも。
受が田舎の人間であるエピソードとか、わざとらしくくさいのもあるが、以前より作家さんがこなれてきたためか、私が読み慣れてきたためか気にならなくなった。普通に読み進められる。嗜好に特化してこれまで読んだ中では、一番安定していたような気がした。
最後のクライマックスは別の意味で攻がへぼくて笑ってしまったが、親近感がわいた。毎回どこか笑いのツボを押されている。
嘘がばれて受が怒り田舎に帰った後で、受を追いかけ「すまん反省している」と謝り倒してクライマックスHをする下りで、ノリノリで「ここが良いんだろう」とか「ぐちゅぐゅだな」とかすっかり元の自分を取り戻しているのを見ると、お前実は反省してないだろうと笑ってしまった。
この作家さんだけではないが、割と鬼畜攻ではあるような。昔は萎えていたが、最近は気にならなくなった。
当たり前かもしれないが、同じ田舎者を書いても作家さんによってはずいぶん違うんだなーと思った。次も期待。
会社跡取り28歳×田舎の少年17歳。マイフェアレディ物。



ボーイズ小説・ナチュラルな関係(アイスノベル)藤井栞

生徒会長である受は全校生に頼られる優等生。でも実際は家族にトラウマがあり優等生を演じる自分に嫌気がさしており、誰もいない放送室で叫びストレスを発散させていたが、ある日放送部長である攻にうっかり聞かれてしまい…
雑誌掲載の投稿作と続編書き下ろし。雑誌掲載の時に読み新人さんだったので、ご祝儀代わりに買ってみた。可もなく不可もなく。
受は、幼い頃父親が亡くなり母親が再婚して父親の違う弟がいる。母親に捨てられたというトラウマがある。周りに気を遣い優等生を演じる自分が嫌い。頼りすぎる周りにも嫌気がさし、叫ぶことでストレスを発散させている。白い肌で綺麗系の顔立ち。凛とした雰囲気。
攻は大阪から高校に編入してきた。金髪。関西弁。昔付き合っていた彼女と別れ今の高校にやって来た。欠席遅刻は当たり前で1年の時は荒れていた。軽くノリが良い。真面目な人間には煙たがられる。先生からは目をつけられている。
雑誌掲載の時は好きになる過程が唐突だったり、受のトラウマがあっさり解決されるぎて首を傾げたが、今回も変わっていないので作品に乗り切れない気はする。
くっついて初Hでさくっと終わったので、書き下ろしはカプのその後を期待して買ったのだが、一応その後ではあるが、視点が生徒会長である受と同じ役員をやっている副会長なので、第三者から見た二人は距離が遠くなり物足りなさを感じた。
掲載分は攻と受のそれぞれの事情をクリアするのに忙しく、特に自覚した後の二人の歩み寄りみたいな部分が少なかったので、書き下ろしはそれを書いて欲しかった。個人的に第三者の視点は2巻目、3巻目ぐらいの番外でやって欲しい。
ついでに、新人さんの書く学園ものは割と好き。新人さんが持つつたなさや惑っている部分が、学生世代の主人公の感情に合うというか。有る意味はまり役というのか。話の内容が平凡でも、気にせず楽しめる。これもそういう意味では楽しめた。社会人物も同じく楽しめるかは分からない。
全体的に唐突で物足りなく、内容的に目新しいものはないよくある学園ものだが、話の流れは個性が有りそうなので、次も様子見で買ってみる。でも何となく生き残って欲しいな。
学園もの。放送部長×生徒会長。センシティブ。ほのぼの。不良と優等生。第三者視点の番外。トラウマ。

2004年09月17日(金)

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 ボーイズ小説・船上のアラビアンナイト:松幸かほ

というわけでしばらく旅行。毎回思うが、いく準備は大変。留守にしている間バルサンをたこうと買ってきたり、冷蔵庫の中身を片づけたり、今回は特に、いきなり決めたので、野菜炒めを3食一人で食べる羽目に。
野菜は安い店で週一で買いだめするので計画が狂うと大変。というか、旅行の計画立案決定まで一週間無かったと言うことなのか。

漫才2を買ってみた。やっぱり萌える。あさの先生ありがとうー。



ボーイズ小説・船上のアラビアンナイト(ショコラノベル)松幸かほ

イギリスで働く受の牧場へ馬を買いにやってきたアラブの攻。一緒に食事をし、酔っぱらっていつの間にか休暇を攻の船で過ごすことになったが…
雑誌掲載の表題とその続編書き下ろし。何となく買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は北海道の牧場の子供だったが父親が亡くなり牧場は閉鎖。獣医の資格を取りイギリスの牧場で働いている。いつか牧場を再開したいと考えている。馬が好き。童顔で素直。庶民的な性格。攻はアラブの第三夫人(北欧出身)の息子。金髪碧眼の美貌の白人。会社を経営して世界中で馬を買い付けている。強引。
何故私はこうも砂漠物を買い続けるのか。たまに自分でも謎だが、今回も砂漠物。と思ったら、絵に描いた餅だった。出てくるのは砂漠出身の王子だが、場面はイギリスだったり、イタリアだったり、海の上だったりで砂漠は出てこない。
いい加減出尽くした感のある砂漠ネタのひねったバージョンなのかもしれないが、今ひとつ。設定やらシュチエーションの割にエピソードが庶民的。金額や背景は一見ゴージャスだが、隣近所の兄ちゃん同士の話でも良かったのではないかという会話や展開。
この作家さんのドメスティックでほのぼのした雰囲気は好きだが、やっぱりこのようなありえん設定は浮く気がする。出てくるゴージャスなエピソードもテンプレというか。テンプレにしてももう少しひねってくれというか。定番砂漠物を期待すると外すかも。次に期待。
アラブ物。クルーズ。馬。砂漠の王子28歳×獣医25歳。ほのぼの。

2004年09月16日(木)

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 ボーイズ漫画・あなたの隣に座らせて:蓮川愛/黒の騎士2:剣解

ボーイズ漫画・あなたの隣に座らせて(ビーボーイコミック)蓮川愛

短編読み切りシリーズ。表題シリーズ3本と読み切り1本。表題シリーズ書き下ろし9Pの計5本。
この作家さんの漫画は嫌いではないながら、雑誌で読んでも処分していたがこのシリーズは妙に気に入り切り抜きを残していた。1冊にまとまったので買ってみた。悪くない。
受は大学生。攻の作った椅子に一目惚れし買おうとしていた。童顔で真っ直ぐな性格。平凡な学生。椅子が好き? 攻は人気が出だした椅子のデザイナー。精悍な顔立ちと体格。あまり多く語らないが優しい。兄の事故が切っ掛けで椅子職人を目指す。
マテリアルフェチが好きなので、椅子フェチの話は気に入った。椅子は可愛いけど、高いしスペースを取るから蒐集するにはつらいよねーと、萌えとは別の方向で頷いてしまった。
それはともかく、頼りがいの有りそうな攻と真っ直ぐで素直な受のパターンは好き。
読み切りは高校の同級生カプ。受がこちらを見ているのに気づき意識する内に自分も好きになる攻。こちらもほのぼの。
また本が出たら買ってみる。
椅子職人×椅子フェチ学生。ほのぼの。学生カプ。攻の兄カプ有り。



ボーイズ漫画・黒の騎士2(ビーボーイコミック)剣解

2巻目。父親の一大事で国に戻る途中賊に襲われ、辛くも逃げ国に帰ることが出来た王子・受とその騎士である攻。隣の大国から第二王子がやってきて内乱を鎮める手伝いをして欲しいと言われるが…みたいな話。
番外では父親が今の国を治める途中の母親と出会った話。
この作家さんの話は好きなので満足。今は雑誌で載ってれば全部買っているかな。ほのぼのとして前向きで真摯な語りと話運びが気に入っている。
何かというと朗らかに笑い合っているが、隣りの大国の不穏な動きや父王の暗殺未遂などきな臭い状況。
この話はどこまで行くのか。出来ればもちろん長くきっちり続いて欲しいが、最初の頃は長く続く気がしなかったので、あまり風呂敷を広げて欲しく無かったのだが、受が隣りの大国に人質に行くという展開で、綺麗にエンドマークがつくのかとそちらの方が少し不安。
続きも楽しみにしている。
王子と従者。王子受。続き物。中世風の剣と騎士団のある世界。ほのぼの。番外で父親話有り。

2004年09月15日(水)

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 ボーイズ漫画・ブレス3:越智千文/隣人をアイそう:奥田七緒

ボーイズ漫画・ブレス3(ガッシュマニア)越智千文

3巻目。書き下ろしは6P。続いているので買ってみた。悪くない。
今回は攻は、受が大好きで周りから邪魔者を排除しようとする受の弟に薬を盛られ、ベッドに引きずり込まれたところで受と対面。受は優秀で可愛い弟に攻をとられたと勘違いして落ち込むが、もう一度攻と会話しようと攻の家に行く。しかし攻の家には昔攻を裏切った過去の男が居て…みたいな展開。
攻も受も立場が弱く、脇キャラに押されまくり。ずっとこのままなのだろうか。
Hシーンは本命同士(?)はおまけ書き下ろしの2コマだけで、後は攻が輪カンされたり昔の男とHしたり、受の弟とやりかけたり。ボーイズではやらんほうが良いHのオンパレードで、別の意味で感心してしまった。
話的には気になるので続きも楽しみ。
ボーイズでは珍しい攻の輪カン。攻の浮気未遂。立場よわよわな攻。大学生×会社員。



ボーイズ漫画・隣人をアイそう(ビーボーイコミック)奥田七緒

表題シリーズ3本とその書き下ろし18P1本、読み切り3本と、その中の読み切り続き書き下ろし6P1本の計8本。全体的に短めの話が多い。
別出版社の既刊が気に入ったので買ってみた。可もなく不可もなく。
表題は頭が良く勉強が好きで優秀な堅物委員長受と、将来DJになりたい遊び人風の軽い外見の攻の話。真面目な委員長と不良。天然堅物と世慣れた軟派のカップリング。かわいらしい話ではあるが、他でも見たことがあるような典型的なパターンネタが多い。
読み切りは会社員攻と料理人受のある一日、立場が逆転した幼なじみもの同級生カプ。擬人化したシェパードと兎。これはカプ話ではない。
前に出たバスケ物の方が好み。この中でなら社会人と料理人の話が一番好みかな。表題も可愛いが内容の割に引っぱりすぎな感じがした。
次も買ってみる。
学園物多し。同級生。不良と優等生。ほのぼのギャグテイスト。

2004年09月14日(火)

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 漫画・エスペランサ5:かわい千草/魔王の系譜2:浜田翔子

漫画・エスペランサ5(ウイングスコミック)かわい千草

5巻目。英国シリーズの挿し絵の人の漫画なので読んでいるが、正直そろそろ読み続けるのがつらい。話の2/3はモノローグで進んでいる気がする。
主役級が見つめ合って2,3会話を交わして何かを悟って、何かに邪魔され見つめ合いか会話がうち切られ、脇キャラと話して何かを悟って、一人の時に思い出して何かを悟って、…いい加減にせい。と思ってしまった。
段々何が問題で何に悩んでいるのか分からなくなってきた。ちゃんと向き合って会話すれば、5巻ではなく1,5巻ぐらいで済んでいる話ではないか。
設定やエピソードは好みなのだが、誰かの心の日記を延々読んでいる気分。
まだ続くんだろうなー。がくり。



漫画・魔王の系譜2(ビブロス)浜田翔子

続編。まだ魔王の力に目覚めない主人公。その主人公のために奔走する従者。罠にかかり死にかけるが、主人公が助けにきて…みたいな流れ。ファンタジー。今回も面白かった。2番手の従者と契約し、力強いペットが出来て主人公の周りは固められる。
今回は二番手とのH有り。二番手は女にも化けられ女の姿で主人公の会社で働く。どうでもいいことだけど、この作家さんの描く女の子や女性は割と好き。好みのバストの形をしている。
この作家さんの描く話は、ボーイズより似非ボーイズというかボーイズ風味の漫画の方が萌えるかも。主人公が魔王として目覚めるあたりがクライマックスっぽい。次も楽しみ。
悪魔。魔王物。一種の主従物。主人公の青年は18歳。今回のHの相手は男。

2004年09月13日(月)

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 ボーイズ漫画・隣りのおにいちゃん:藤成ゆうき/ボーイズ小説・罪あるものの恋:かのえなぎさ

ボーイズ漫画・隣りのおにいちゃん(ガッシュマニア)藤成ゆうき

短編集。雑誌掲載5本と表題書き下ろし13Pの計6本。
初買い。正直に言うと書店でパラ見した時に3Pシーンがあったので、興味が出て買ってみた。3Pの話は表題だったのだが、今ひとつ。がっかり。
表題にも有るとおり、近所のお兄ちゃんやら同級生やら親戚やら身近な人間関係の年の近いカプの話が多い。
Hシーンはそこそこ。話のひねりは少ないが、よくあるボーイズ漫画の中の一つ。あまり感想がわかないな。普通。絵はあまり好みではないのだが、設定は好みなのがあるので、次は設定が合いそうなら考える。
3ぴー。短編集。学生。近所のお兄ちゃん。



ボーイズ小説・罪あるものの恋(アイノベル)かのえなぎさ

小さな骨董屋を営む受は、ある日花瓶の修復を飛び込みの客である攻に頼まれる。しかし攻は事業拡大のために受の店を調べに来た人間で、受は無理矢理Hされ店の秘密を握られるが…
何となく買ってみた。可もなく不可もなく。それとなんつーか惜しい。
受は骨董屋をはじめて5年目。影で父親の手伝いをしている。母親ゆずりの白磁の肌で美貌。大人しく控えめな性格。大物政治家の愛人の子供。異母弟あり。攻は西洋アンティークの会社を経営。受の仕事を探るために近づく。強引強気。人目を引く整った顔立ち。野性味がある威圧的な雰囲気。
好きな設定では無かったが、途中まではそこそこ楽しんで読んでいた。途中から受の行動が唐突な感じがして、もう少し受の感情の変化を書いて欲しいと思った。
攻が受の秘密を知って脅迫するのはいいのだが、こっちも実は好きたねんというのをにじみ出して欲しかったというか。どちらのキャラも見えにくい。ついでに攻がああやって秘密をばらすのは、やはり後味が悪く感じた。
攻の性格は人が悪い。途中までは受に対する態度が使い捨てっぽくて苦手な人もいるだろうけど、ああいう人の悪いキャラは(これまで読んでいる中でだけど)割と独特なので、もう少し楽しみたかったが後半のおいてけぼり感で有耶無耶になった感じ。そこらへんが惜しい。
この作家さんの書く人の悪い性格のキャラを受にして、調教物が読んでみたいと思う今日この頃。
愛人の子。骨董。西洋アンティーク会社経営28歳×骨董屋の主人31歳

2004年09月12日(日)

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 ボーイズ小説・なつかない男:たけうちりうと

B-Rashという季刊アンソロを買ってみた。夏コミでチラシを配っていて、九州男児のギャグ漫画が気になったので。自衛隊の訓練もの。相変わらずなギャグだった。ハードボーイズラブらしいのだが、愛の無いエンドもあり、珍しいといえば珍しい部分もあるのか。
小笠原さんの絵はシリアスが似合う絵柄だと思っているのだが、シリアスな話でも部分的に間抜けなコマが哀愁を誘う。今回は兄弟の近親○姦の場面で、弟に突っ込んでいる兄が、立たせたまま後ろにひきづられているところ。H途中で離された犬の後尾を思い出した。あれは哀しい。馬鹿にしているのではなく、ヘボい中にもの悲しさを感じてしまうということ。
内容的には他のアンソロと変わらないと思う。作家さんによっては、今後も買う事もあるかな。



ボーイズ小説・なつかない男(ゲンキノベル)たけうちりうと

上司で愛人の男に命令され旅行者を装い、寒村の不正を探りに来た役人の受。風呂場で出会った子ヤギを洗う不審な男・攻こそブラックリストのトップに名前が載る男で…
表題と事件後の番外。よく買う作家さんなので買ってみた。面白かった。
受は厚生労働省の役員。二世議員の愛人を兼ねた個人秘書もしている。その既婚議員に言われて村に来る。議員に捜査の手が伸びている噂があり、捜査された場合は、議員から罪を被され人身御供にされる事を理解している。そのため世に疲れ自棄になっている部分もある。芸能人のような綺麗な顔立ち。我慢強く待つタイプ。勘が鋭く頭も悪くない。猫アレルギー。
攻は元役所の人間で受の上司とも確執があった。国の制度をフルに活用して廃村にされないよう活動している。精力的で精悍な顔立ち。父性をおもわせる広い心。頭が良く何でも器用にこなすが恋愛には不器用。バイ。
雰囲気はこの作家さん独特のコミカルな感じで進むが、根本に政治家の汚職と村の不正隠しと言う狸と狐の化かし合いが横たわり、受は何時身代わりに逮捕されてもおかしく無い洒落にならない状況。キャラの台詞のやりとりに笑いながらも、ふと現実を見て腹が冷える感じが何とも楽しい。
こんなところからよくネタを見つけてくるもんだと素直に感心してしまった。都心の将来大臣になるかもしれない政治家と寒村の男。心臓部と末端神経は繋がっているんだなーと思える話。
脇キャラもクセがあってこの作家さん風味。色々出てくるけど、どのキャラも割と立っていた。最後は綺麗にまとまりすぎ「お話」という雰囲気。この出来すぎている部分が、鼻につく人はいるかもしれない。
話の内容はまったく違うのだが、材料や料理法は既刊の「星霜」と同じカテゴリーっぽい。
「星霜」の時も思ったが、この作家さんの書く寒村に住む人々は、前向きというかポジティブな書き方をされているので、映画やドキュメンタリーで見るような、寂れた土地が持つ悲哀や孤独、閉塞感が無いのが良い。こういうのも「お話」の良さなのかも。
事件後の後日談。カプの初Hシーン。攻が受とやりたくてうろうろするエピソードは可愛くて良かった。こういういざという時にヘタレる攻は好き。ついでに乳首についての描写が2PもあるHは珍しいと思った。
また次も設定が合えば買ってみる。
村おこし。横領。汚職。助成金。愛人。猫。村の青年32歳×厚生労働省の役人26歳ぐらい?

2004年09月11日(土)

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 ボーイズ小説・天使のような人だから:佐々木禎子

旅行に行くことになった。
この日付が空いたのが8月の終わり。友人のIさんがその時期が休みだと気づいたのが9月に入ってから。4日あたりに海外旅行に行きませんかと誘ってみたが、実は日にちが日にちだし、行けるとはあまり思っていなかった。
行くと言われたのが5日。パンフをかき集め、旅行会社に飛び込んだのが6日。ダメもとで頼んだ日程に驚かれつつ空き待ちで予約を入れ、行けることになったのが今日。
ビザがいらないとはいえ、まさか一週間弱前で海外旅行に行けるとは思っていなかった。マジでびっくり。
と言うわけで、来週の日曜から5日は不在。

リンクスを買ってみた。時代物やらファンタジーやら前身のエクリのようなごった煮感。しかし時代物は興味がないので、純粋に楽しみに出来る作品が少ない。ついでに次号はもっと楽しみな感じがしない。



ボーイズ小説・天使のような人だから(パレット文庫)佐々木禎子

祖母の葬式が済み家に戻った攻は、台所で見知らぬ青年・受がご飯を食べているのを目撃する。受は攻の祖母に頼まれてやって来た天使だと名乗るが…
大抵買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は年齢不詳に見える整った顔立ち。自分で天使と名乗って攻の元に来る。天然ボケでやわらかい雰囲気。優しい。攻は天涯孤独の高校生。両親と死に別れ、祖母と二人暮らしだったが、祖母が他界。周りに気を配れる清々しい雰囲気の普通の高校生。友達もいる。家で飼っている柴犬が可愛い。
寂しい二人が相手にひかれていき…みたいな流れ。
この作家さんが得意な少しセンシティブで不思議な雰囲気の話なのだが、得意だけあって何度か読んだので今更な感じはする。文庫の割にコンパクトにまとまっているので、この作家さんのこの手の話が好きなら楽しめると思う。
個人的にはもう少し萌えが欲しかった。受の不思議ちゃんぶりはよく分かったが、攻の魅力をもう少し読みたかったのと、受の背景が足りなかったので金を持ち逃げした辺りの理由は書いてあったが、そこに至る心境が撫でただけだったので不鮮明。
終わり方はあんなものだとは思うが、あっけなかった。小さくまとまっているがまとまりすぎて萌えが少なかった感じ?
次も好みが合えば買ってみる。
高校生18歳×大学生21歳。センシティブ。天使。柴犬。虐待。

2004年09月10日(金)

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 ボーイズ小説・悪い男に愛されて:ふゆの仁子

ボーイズ小説・悪い男に愛されて(ルビー文庫)ふゆの仁子

大学卒業後証券会社の法務部で勤める受は、会社の顧問弁護士をしている攻に誘われ、ゲイの集まるパーティに出席し、そこで怪しい薬を使われ抱かれ、ゲイであり実の兄に片思いしている事に気付く。が、その秘密を攻に知られて…
大概買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は父親が国立大学の法学の教授。優秀な兄を持ち、兄の存在が絶対だった。兄に比べ出来が悪いと思い、司法試験を受けずに普通の企業に就職。大人しく目立たないが顔立ちは整っている。
攻は受の父親の教え子で優秀な弁護士。眼鏡。男らしく落ち着いた男の色香を漂わせている。受の会社と契約している弁護士で立場は攻の方が上。バリトン。ネクタイしめしめ。
攻は相変わらず出来る男な設定なのだが、いつもよりぶいぶいしているシーンが少ないので寒さは少なめ。この作家さんは上から押しつけるタイプの攻より、受を尊重して我慢している攻の方が好き。
割と好きなパターンで途中までは、攻の言動の小さな寒さに耐えながらもそれなりに楽しんでいたのだが、受の兄が出てきた辺りで首を傾げてしまった。
優秀な兄のはずなのだが、とてもそんな風に見えなかった。あまりに考え無しだったので、実は攻と裏で結託して受を騙しているのかと信じて疑わなかったんだけど。そうでもなさそう。最後まで謎。
兄が出てきてからの受の行動が、攻に脅されてのはずだったのに、いつのまにか兄に攻をとられるのが怖くてみたいな動機になっていて、どこで差し変わったのか感情の流れをもうちょっと書いて欲しかった。
兄は帰国するのではなく、遠くにいたままの方がもっとシンプルで分かりやすかったかも。つか人気度によっては兄編もありそうな後書きだったのだが。兄編はあまり読みたいとは思わない。
でも次の本も買うつもり。
社会人物。敏腕弁護士35歳×法務部の会社員27歳、28歳ぐらい? 怪しいクラブ。薬。鬼畜眼鏡攻(一応)

2004年09月09日(木)

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 ボーイズ小説・いつか翼を広げて:高城 響/鷹匠早紀

ビーボーイの漫画を買ってみた。割と面白かったかも。山田さん高永さんの話は好み。寿さんはこんなもの? 次あたりで美人のねいちゃんの正体が分かるのか。東野さんは読んでいてこっ恥ずかしくなった。藤崎さんは前号で萌えて既刊も買ったのに尻窄みな感じ。もともとこんな当たり障りのない感じだったはずだが、過大に期待していたみたい。良いんだけどね。



ボーイズ小説・いつか、翼を広げて(キルシュノベル)高城 響/鷹匠早紀

「たぶん、君が」の続編。今回は同じアイドルグループの別カプの話。気になる相手につらく当たるバレーダンサーである攻を嫌い、その相手に告白したがふられてショックを受けた受は…
取り敢えず買ってみた。前後編ぽいのでまだ話は完結していない。今回の話もネット上で読めるが、面倒なので買ってみた。わざわざオフ本を正価で買い直しても惜しくない程度には気にいっている。
今回の受はアイドルグループの一人。クールで知性派。一歩引いて周りに目が配れる。自立心が強くなかなか相手に素顔を見せない。腹をくくると強い。攻はナルシストなバレーダンサー。前作受の友人。明るく華がありバイ。誰とでも寝れる。一筋縄ではいかない性格でなかなか本性を掴ませない。
今回読んでいて特に、ト書きというか、ゲームの文章ってこんなだよなーと思ってしまった。小説とゲームの文章の違いは文章がうねっていない事だと思っている。
うねるってなんじゃいと思われるだろうけれど、小説の文章の語尾は、最後がくるっと巻いて前の文章に絡んで見えるのだけど、ト書きやゲームをしている時に読む文章は、その巻きが無い。直線で流しっぱなしというか。絡まない。ネットとオフの小説の一番の違いはこれだと思ってるんだけど。
その巻きがないので、読み流ししやすい文章。と、ここまで書いてみたが、どうも説明が電波っぽくなるような。うまく書けない。
一応小説だし萌えるのだが、小説っぽくない文章というのか? 取り敢えず次の月に続きが出るので、それも買ってみる。
雰囲気は一昔前のアイドルものっぽく古くさいのだが、安心して読める感じ。アイドル同士とても気を遣い合って仲良しなのをあまり書かれると、背中がもぞもぞするのは何故だろう。
個人的にはネットで公開されている3つ目のカプが好みなので、このカプの話がオフで読んでみたい。…無理かな。
トップアイドル×天才バレーダンサー 主従? 一種の芸能界もの。バレー。

2004年09月08日(水)

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 ボーイズ小説・フルスピードで恋をして:中原一也

ボーイズのよく買う出版社のサイトへのブックマークは割としているが、作家さんのサイトへのブックマークは2つぐらいしかしていない。
ブックマークの数を増やすのが面倒で、基本は商業のスケジュールしか興味がないので、ブックマークは出版社だけで十分なのだが、この間珍しくふらふらネットを彷徨っていたら、長い間商業でも同人でも見かけない気になっていた作家さんの新しく出来たサイトに辿り着いた。たまにはネットサーフィンをやってみるもんだと思った次第。
新作待ってますーと呟いてみた。



ボーイズ小説・フルスピードで恋をして(オビスノベル)中原一也
自転車便会社で働く受は、年下の新人・攻の面倒を見て欲しいと社長に頼まれる。新人とはいえ米国で同じ職種経験のある攻は生意気で、すぐに衝突していたが…
最近よく買う作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は可愛い系の明るい性格。髪も茶色で若いめに見える。勝ち気で正義感がある。高卒。お節介な面もある。攻は家の関係で1年ほど米国にいてメッセンジャーの仕事をした経験がある。精悍ですらりとした体格。無愛想で生意気な口をきく。
自転車便に勤める二人。攻に反発しつつ失敗をカバーしてくれた攻にひかれて、でも反発しているうちに事件が起こり…とかいう流れ。この作家さん比で割とあっさり話が進み終わったような。
読みやすくはなったが無難ーという言葉が浮かぶ。いやこなれてきたと言うべきなのか。読んでいて何か綺麗に終わらないなーと思う事がしばしばだったが、ここ最近の本ではそんなことがない。でもクセが減ってそれを楽しむことも無くなってもいる。
もともとこの作家さんの作風とは合わないのだが、個性めいたものが気になり読んでいた。それが薄くなったので読みやすくはなったけど、物足りない感じ。
キャラも好感が持てるのだが、もう少しそれぞれの「おお」と思えるエピソードを入れて欲しかった。特に攻。突っ込んで書かれていないので、読み足りない気がした。いきなり受を好きになっていた気がしたし。
前に感想で書いていた微妙な後味の悪さ、泣き寝入り部分が気になる原因が分かったかも。
今回の泣き寝入り部分は、ひき逃げされて結局犯人が捕まらなかったところ。
全ての作品が勧善懲悪で終わって欲しい訳ではないし、実際現実でこのような後味の悪いこともいっぱいあるのは分かっているが、この作家さんの作風はさばさばとしていて男らしく(?)さっぱりしているイメージなので、そういう作風の作品の中にこのような部分があるとひっかかりを覚えるのかも知れない。
次も買ってみる。
自転車メッセンジャー。後輩21歳×先輩22歳。事件。

2004年09月07日(火)

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 ボーイズ小説・あの恋の続き:きたざわ尋子

十数年疑問に思っている事がある。履歴書に書く趣味の欄。昔から何となく読書と音楽鑑賞と書いていた。ある時書き方見本に「海外旅行」と書かれているのを見たのだが、一年に何回海外旅行に行けば(或いは何日間?)、胸を張って趣味欄に「海外旅行」と書けるのだろうかと疑問がわいた。
年に一度一週間程度では、ちょっと言い辛いのではないかとか、いや海外旅行関係のエッセイやら雑誌を買って楽しんでいるのなら、そう言っても良いのではないかとか。
何度かツアーで海外旅行に出かけたが、世の中には旅行好きのパワーユーザーが沢山いるのを知った。同じ旅行会社のツアー料金でもネットとチラシと雑誌では違うと毎回チェックする人とか。一月の半分はどこか旅行に出かけているリタイア組とか。中国に8日間ツアー旅行に行った時には、その日泊まるホテルで毎晩、以前のツアーで一緒だった知り合いに再会している人もいた。
この人達なら間違いなく趣味は海外旅行と書けると思う。
と、ここまで考えて、趣味は読書と書くには何冊ぐらい読むのがボーダーかも考えた。一ヶ月1冊ぐらいなら、個人的にちと厳しいかな。



ボーイズ小説・あの恋の続き(リンクスノベル)きたざわ尋子

高校生の受に突然ふってわいた20億の遺産相続の話。辞退するために向かった病室で初恋の相手である年上の知り合い・攻と再会するが…
表題とその続編書き下ろし。粗筋が気になったので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間。
受は大人受けの良いのんびりした性格の高校生。可愛い系の顔。自転車をよけて足の骨を折った。優しい。初恋は攻。6歳差。攻は大学生。両親が亡くなり遺産で揉めたので性格がひね世の中を斜めに見るようになった。端正でシャープな顔立ち。受に遺産を遺すことにした老人の遠縁。
ふってわいた遺言話に戸惑う受。再会した初恋の相手が気になり近づく。攻も受を気にしてという流れ。
カプの性格は嫌いではないが、話は特にコレと言って目新しいものはなく、普通に読んで終わったのでこの感想。
攻が受を無理矢理する下りは、いきなりっぽい感じがした。ついでに続編はぶっちぎれて終わり、これで終わり? と思ってしまった。まさか続刊を見越してこの終わり方じゃないよね。
この作家さんのシリーズは間延びして見えるので、1冊で謎やら問題が解決してきっちり終わる話が読んでみたい。
作品に続編がすけて見えると、萎えて買う気が失せる。この作家さんの作品は、文章も雰囲気も嫌いでないし、カプ傾向も無難だがあまり量を読みたいとは思わない。多分、萌えが微妙にずれているんだと思う。
受の兄がなかなか好みで、続編の必死な部分は可哀想(?)になった。
遺言物。大学生×高校生。ほのぼの? 強○始まり。

2004年09月06日(月)

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 ボーイズ小説・ロード・アイ・ミス・ユー:榊花月/クロス・ロード:榊花月

花丸を買ってみた。
全員サービスで花藤さんの黒羽と鵙目の朗読CDがつくらしい。多分申し込む。新人さんも多めに載っているし、少しは方針を変えるのだろうか。つか変えて。
とかいいつつ、休刊になったりして。…笑えない。
ついでに来年の1月には、朗読でないドラマCDも出るらしい。今更なのか何があったんだろう本当に。



ボーイズ小説・ロード・アイ・ミス・ユー(シャイノベル)榊花月

抱きしめたいシリーズ4冊目。短編4本。今回は「ロード・アイ・ミス・ユー」「AND I CLOSE TO YOU」「シーソーゲーム」を再録。書き下ろしは「クラスメート」20P。「ロード」は雑誌掲載のみ。
今回も初っぱなからネタばれ全開なので注意。

登場人物は1冊目の感想のABCDで表記する。性格設定は1冊目に有り。今回は全て高校時代の話。AとBの話に絞られている。
「ロード・アイ・ミス・ユー」B視点。Bの忘れられない恋の話。Bが高一でその時の生徒会長・男と付き合い、不安になって浮気して捨てられるという話。Bは昔からやっていることと主張が同じだったんだよん。というのを教えてくれている話。すっかり内容を忘れていたので開いた口がふさがらなかった。
「AND I CLOSE TO YOU」A視点。高三でAがBを認識して片思いして初Hするまで。
「シーソーゲーム」A視点。付き合って数ヶ月後。ずっとBに振り回されすれ違っている。Bが風邪をひく。Bの兄と出会う。社会人になっている時とまったく変わっていない会話をしている。すれ違ったままで何年も持つもんだと感心した。
「クラスメート」AとBの卒業ネタ。書き下ろしとなっているが、卒業証書の中身を交換したエピソードは読んだ記憶がある。何かと混同しているのか再編集して書き下ろしたのか。
1冊目の書き下ろしで怒り心頭したが、4冊目までくると何となく突き抜けてしまった。今はもう明鏡止水で5巻が出るのを待つ感じ。
4冊目を読むとどう考えても元鞘っぽい。Cが可哀想でならんのだが、ここまで来たらABに関わらずさっさと新しい人生を歩んで欲しい。
それにしてもこのカプ。ここまですれ違っていると読んでいても座りが悪いというか居心地が悪い気分になるのだが、他にあまりない作品でもあるので作家さんの好きなように書いて欲しい気はする。



ボーイズ小説・クロス・ロード(シャイノベル)榊花月

で、抱きしめたいシリーズ5冊目。最終巻。全編書き下ろしだが、3本に分かれている。
Dが亡くなった後。3冊目の続きからはじまっている。
Bが会社を辞めた後。AとCは付き合っていたが、Bが結婚することになり…という流れ。
読後の感想は、………うーん。という感じ。手放しに面白かったとも、本を投げるほど面白くなかったとも言えない。
ネタばれは、ここまでくれば読んだ方が良いと思うので以下は感想のみ。
幸せは他人の不幸の上に成り立っているんだなーというのが、ひしひしと伝わる話だったが、最期までそのスタイルは変わらなかったような。
お前いい加減にせーよと心の中でちゃぶ台をひっくり返しつつ、その台詞で物事を全て解決させて良いんかい。と突っ込みつつ、最期まで読んで、これで良かったのかもしれないと思ってしまった。ていうかこれが一番無難?
驚くような結末ではなく、この手の話を読み慣れてしまった身としてはむしろベタ過ぎて、今更これは無いだろうと思わないでもない。
多分、まとめて一気に最後まで読めば放り投げていたのかも知れないが、時間の流れは偉大。思うことは色々あるが、とにかくエンドマークをつけてくれたのは良かった。…ネタばれせずに感想を書くのって難しい。
最後まで読み終わり、色々思い返して少し遠い目になった。後顧の憂い無く丸く綺麗に美しく終わる話は好きだが、この作品はそうでない。
美しく終わる話が手触り良くつるつるした球だとすると、この話は表面がざらざらしており、手で触るたびにひっかかりが気になり不快なのだが、こういうわだかまりというかもやもやしたもの残す作品も時には有りかなと思えるようになった。良くも悪くも印象に残る。上手く言えないけど。
一言では表せない読後感。10年付き合ったからこその感想か。
結局この作家さんの作品はこのシリーズ以外相性が合わなかった。が、付き合いだけで言うと、この作品はボーイズ作品の中でも一番長い。大げさだが一つの区切りがついた気がする。
たかだかボーイズの一作品の話かもしれないが、されどボーイズの一作品。
長い間お疲れさまでした。印象に残る作品をありがとう。
作家さんとレーターさんには心からお礼を言いたい。
後書きで編集気付で申し込むと、おまけの話が読めるらしいので、それは送ってみるつもり。
旧シリーズを読んで今回手を出そうか考えている人は、最終巻だけでも読んでみては良いのではないか。すっきりする。

2004年09月05日(日)

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 ボーイズ小説・プラクティス:ひちわゆか

扇さんのスターな恋に載っていた野球物の続きが載っていたので、コミックズネを買ってみた。この受、左目が見えなかったのね。1話目の衝撃は無かったが甘めだった。



ボーイズ小説・プラクティス(ビブロスノベル)ひちわゆか

地方へ出張に来ていた会社員の受は、居酒屋で靴を間違われたのが切っ掛けで知り合った男・攻と意気投合。酒に酔い同じベッドで目を覚ましてしまい…
雑誌掲載の表題と書き下ろしの続編。悪くない。
受は整った顔立ち。仕事は出来る。落ち着いていて後輩からも慕われている。自分では面白みのない性格だと思っている。真面目で小心。恋人は過去に一人。相手が結婚して捨てられた。眼鏡。攻はバイクが趣味で精悍な顔立ち。しっかりした体格。実家も歯医者で自分の歯科医。愛想が良く社交的。大型犬攻。
こないだ雑誌に載った話も収録されるのかと思ったが無かった。続編というかシリーズ化されるらしい。それは楽しみなのだが、書き下ろし続編で以下続刊臭が漂っていたので、1冊目にして既にたるみ気味。
好みのカプだったので楽しめたが、表題自体はあまり山谷が無く、出張先で出会った行きずりの男が実は顔見知りでーと2、3日でさくっとまとまっている。くっつくまで山谷が深いと、その後の番外は内容が無くても楽しめるが、くっつくまであっさりしていると、番外の話に内容がないとだらだらしているイメージが強くなる。
Hシーンは長くて濃いがジメっぽくないのでエロくない気がする。続編の意地悪な攻は好みだった。
それにしても攻を大型犬で描写するのはずるい。まんまと萌えてしまった。攻が受に対して行うストロベリートークは読んでいると背中がこそばくなる。崎谷さんの攻を思い出した。
あまりに何でも肯定してくれる様子は、母親がでんぐりがえしが出来た我が子をべた褒めするのを思い出す。
カプの恋愛話に特化しているのでシンプルなのは良いが、カプが好みで無ければ読んでいても面白くないのではないか。
続編も楽しみ。
社会人物。歯科医30代前後×会社員。年下攻? シリーズ。あまあま。眼鏡受。

2004年09月04日(土)

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 ボーイズ漫画・ボクだけの王様:星野リリィ/ボーイズ小説・天国が落ちてくる2:高遠琉加

ボーイズ漫画・ボクだけの王様(光彩書房)星野リリィ

表題シリーズ3話と番外?1話、読み切り4本。書き下ろしは後書きのみ。計7本。読み切り4本の内1本は「ミックスチョコ」の続編。
大概買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくとつまらないの間くらい。
表題は王様の紋章を探しに異世界から来た魔法使い・受と遊んでいる普通の高校生・攻。異世界からやって来て天然で強気で攻を振り回しながらも健気な魔法使い受な展開。話が解決していないので2巻が出るのだろうか? 普通に出ないっぽいんだけど。
読み切りは占いがらみで高校生カプが付き合う話。風呂場に取り憑いている幽霊と社会人・攻の話。「ミックス」の続編。子供の人身売買をする王様・攻と何度売られても戻ってくる商品の受のファンタジー。悪者だと思っていた王様が実は…という話。
最期のファンタジーが一番ほのぼのとして起承転結がある感じ。絵が古く見えるけど掲載時期は一番新しかった。もしかすると同人→雑誌掲載→単行本収録なのかも。
いつも通りのワンパターンな内容で、あまり力が入っている感じでもないのでこの感想。この作家さんのテイストが好きならそれなりに楽しめると思う。
次も買うけど、パターンは出尽くしている感じ。
エセファンタジー。魔法使い。高校生カプ。健気受。続編有り?



ボーイズ小説・天国が落ちてくる2(シャレード文庫)高遠琉加

続編。音楽ライターとカリスマボーカルの話。今回はシンガーが告白して初Hするまで。
雑誌掲載2話と書き下ろし1話の計3話。続編なので買ってみた。悪くないと割と面白かったの間くらい。
性格設定は1を参照。話の雰囲気や印象は1巻と似たような感じ。順当に話が進んでいる。攻の過去が影を見せ、最大のトラウマがちらっと出たところで終わっている。
書き下ろしは、攻の音楽を育てたカリスマバンドのバンド結成から解散までの話。カップリングにはなっていないが、バンドの絆みたいなものが書かれている。ただ個人的にドラッグ系は鬼門なので、どれほどハートフルに書かれていても、薬をやる人間には共感も同意もできない。
内容は相変わらず青臭くセンシティブ。このようなせっぱ詰まった感じの受や攻の心境は、この作家さんの醍醐味な気がする。読んでいて楽しい。
音楽に対する姿勢は真摯で良いのだが、使い古されたテーマではある。
音楽物(バンド物ではない)はボーイズ以外でも好きなテーマだが、一度くらい、「売れたいわけではなく、ただ歌が歌いたいだけー」という結論やネイチャー系に行ってしまう以外の結論を見たい気もする。いや、上記の展開でも好きなんだけど、もう何度も読んだので。
次で終わりらしい。結末は知っているが、次の巻も楽しみ。
歌手もの。青春。カリスマ歌手18歳×音楽雑誌記者25歳。7歳差。センシティブ。

2004年09月03日(金)

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 ボーイズ小説・至福の庭〜ラヴ・アゲイン〜:六青みつみ

ボーイズ小説・至福の庭〜ラヴ・アゲイン〜(リンクスノベル)六青みつみ

深いトラウマを持つ受は、兄の患者である会社員・攻と出会う。会った途端気になる相手としてひかれ攻も優しく接してくれるが、対人恐怖症のためか怖い気持ちも抱いて…
雑誌掲載の表題とその続編書き下ろし。雑誌掲載の時に気になっていたので買ってみた。正直、単行本になるとは思っていなかった。感想は、悪くないと楽しかったと微妙ーの複合技。こんなに読後感がややこしかった本も珍しい。
受は兄と二人暮らし。地味だが整った顔立ち。楚々として清廉な雰囲気。大学時代複数の男に強○され男性恐怖症となり、家から出られない生活を続けている。中高親友だった恋人がいた。兄の手伝いをしながら植物を育てるのが好き。続編ではアロマセラピストの勉強をしている。
攻は大手印刷会社の営業。実家は資産家でマンションを所有している。小さい頃から周りに期待され、優等生・リーダーシップをとってきた。ハンサムで女性が振り返る雰囲気と容姿。仕事が出来る。
以下ネタばれにつき注意。

青田買いの時に書いた感想が殆ど崩れた感じ。
まず悪くないと思った部分は、受が過去強○されたというエピソードが重く作品全体にのしかかっているのだが、敢えてトラウマを克服する辛気くさい過程を(現実と比べればぬるいリハビリなんだろうけど)書いていたのが、新人さんにしてはチャレンジャーだなーと思った事と、それなりになんとか丸く収まっていたので頑張ったなーと思えたところ。
表題の受の過去が出るところまでは、かなり萌えを期待して読んでいた。過去が出てきて、攻、なんじゃい! と腹を立ててしまったが。
受の過去はともかく、基本は好きな形だった。
微妙だと思ったのは、やはり受と攻の過去の部分。攻と中高同じ学校で片思いをし続け、卒業と同時に告白。受け入れて貰え、幸せになりかけたところで攻に冷たくされ、攻を逆恨みしていたグループの男達に強○。息絶え絶えで攻の元に戻るも(攻は受が強○された事を知らなかったが)冷たくされ絶望して事故に遭い、記憶を無くすというエピソードは悲惨すぎる。どんなに攻が後悔しても、なかなか許せる気持ちにはなれない。
これでもかと受の可哀想なシーンが出てきたのはなかなかえぐかった。
ついでに最期の最期までカプがすれ違っていて、読んでいても疲れるというか。
楽しかった部分は、攻があまりにヘタレだったので、最初は腹を立てていたのに途中から笑ってしまったから。若い大型犬を思い出した。
体つきは立派で元気な大型犬(1歳未満)がぶいぶい言うつもりでおイタして、こっぴどくしっぺ返しがあり部屋の隅っこでぶるぶる震えている感じ。じっとこっちを見て何度も反省している。ゴメン。と目で訴えているので、仕方ないなーと許したら、最初はびくびくしているのに、頭が悪いのですぐに同じおイタをして再び叱られ、部屋の隅に戻って反省するみたいな。
或いは自分の所有物がとられそうだと強迫観念にとらわれて、てんぱってところ構わずスプレー行為をして叱られるところとか。
攻の行動がこれとそっくりで、あまりのヘタレっぷりに最期は大笑いしながら読んでしまった。どこかで突き抜けたんだな。きっと。
攻は大型犬攻ではないのだが、叱られてへこむところや、それでも学習せず同じ事をやってしまうあたりが犬。和んだ。
見方によって感想が変わったので、数ページ読んでは今はどんな気持ちなのか確認しながら読み進めてしまった。
結局まだ2作品しか読んでいないが、クセがありそうな作風だと思った。生き延びれば特定の濃いファンがつきそうな気がする。そして濃いファンがいるということは苦手だと言う層も出来そう。オーソドックスな料理だけど、味付けで一つ個性的な隠し味があり、それで好き嫌いが分かれるみたいな感じ?
次作品も読んでみたいが、忍者物らしいので食指が動かないのよね。
トラウマ。暗い過去。同級生カプ。26歳で再会。シリアス。アロマテラピー。

2004年09月02日(木)

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 9月の雑感

9月の新刊

フルスピードで恋をして/中原一也
恋をするなら英国紳士/樹生かなめ
色悪/ふゆの仁子
悪い男に愛されて/ふゆの仁子
最強!ラブダイス/池戸裕子
大人になるための条件/ふゆの仁子
キャンディ・フェイク/川原つばさ
宵山恋歌/小川いら
梨園の貴公子/ふゆの仁子
恋愛ドルチェミスト/岩本薫
艶めく花のように/浅見茉莉
船上のアラビアンナイト/松幸かほ
天使のような人だから… /佐々木禎子
JAZZ(1)/高群保
FLESH&BLOOD(7)/松岡なつき
仇なれども/剛しいら
ゼロと呼ばれた男/秀香穂里
傍若無人なアプローチ!/北川 とも
のらいぬ/菱沢九月
ラブストーリーで会いましょう・下/砂原糖子
breath(3)/越智千文
恋情/高岡ミズミ
黒いサカナ/火崎勇
艶やかな秘めごと/橘かおる
演じる恋、本気のキス/李丘那岐
きっと、空も飛べる/高城響・鷹匠早紀

文鳥様と私(6)/今市子
エスペランサ(5)/かわい千草
デーモン聖典(4)/樹なつみ

トレトレの秋号を買ってみた。特にこれといって心に残る物は無かったような。好きしよがアニメ化されるのが驚いた。だれがOKを出したのか。つか、Hは流石に無いよね? アニメ化で再開するなら王子もアニメ化してほしいぐらい。無理か…。
ついでにロマンチカ。これでもかというぐらい角川にプッシュされている。取り敢えず今年末に出るドラマCD2枚は買う。11月頭はロマンチカ4巻と小説の共同企画付きで出るらしい。ええ、買いますとも。正直小説はつまらないので買うつもりは無かったが、どうせ小冊子かテレカの企画があるのだろうから、きっと買う。
といいつつ、このシリーズもいい加減マンネリ。
も一つ来年のカレンダーも出るらしいが、流石にこれは内容次第かな。

2004年09月01日(水)
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