眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
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ボーイズ小説・NGだらけの恋なんて:英田サキ
ボーイズ小説・NGだらけの恋なんて(プラチナ文庫)英田サキ
売れない俳優の受は、人気コミックのドラマ化で主人公に抜擢される。原作者の元へ挨拶に行くとその漫画家・攻は高校時代の同級生だった。主役になりたければ服従しろと押し倒され…
前にたまたま買ったズネに載っていた話が良さげだったのでこれを買ってみた。初単行本らしい。可もなく不可もなく。
受は高校時代から映画をやっており、小さなプロダクション所属。今回のドラマの役につかなければ解雇されるかもしれない。顔は可愛い系。明るく前向き。遊んでる方ではない。尊敬している先輩有り。攻は高校時代から投稿していて漫画家になる。最初は苦労していたがヒット作に恵まれ今は西麻布に居を構える。学生時代はさえない格好をしていたが、ワイルドな美形で口も悪い。ゲイ。
ズネで読んだ作品は、リストラされて妻に去られたうらぶれたサラリーマンとやくざの話で、温度が低いのだが熱のある雰囲気が気になっていた。完結を見ることなく雑誌が無くなったくさいのだが。なのでオチまでどう書く作家さんなのかは分からなかった。
それでこの本を楽しみにしていたのだが、良くも悪くもとてもこのレーベルらしい内容と軽いノリ。ズネで載っていたようなものではまったくない。
文章や構成はそこそこまとまっていてそつない感じ。書き慣れているというか作品を作り慣れている気がする。投稿歴か同人歴は長そう。典型的な話をそこそこの出来で仕上げている感じ。
個人的に攻の言葉が乱暴過ぎるというか品の無いのがちょっと駄目だった。ワイルドな性格という設定だったが、ワイルドな性格でも品のある人間はいると思うので。
それ以外は脇キャラも悪くないし、気にならなかった。ただやはりズネの時に感じたクセみたいなものを楽しみたいので、その点では物足りないかも。
近々シャイでも新刊がでるらしいので、こちらも期待して買ってみるつもり。
高校時代の同級。芸能物。ドラマ。漫画家×売れない俳優26歳同士。軽いノリ。攻が他の男と寝ているシーン有り。
2004年06月30日(水)
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ボーイズ小説・ヤバイ気持ち:鹿住槇
アクアコミックとビーボーイゴールドを買ってみた。
ビーボーイゴールドは剣解さん、中村さん、宮本さん、直野さんが目当て。
剣解さんは帝国と紛争になるかもしれない。カプが付き合うまでで終わるかと思っていたが予想外に大きな話になりそう。キャラの性格は前向きで可愛く好みなので話が続くのは嬉しいが、ちゃんと完結してくれるんだろうかとそれだけが不安。周りの脇キャラまで好きなので、出来るなら死んで欲しくない。
中村さんは前後編で幕末な雰囲気のなんちゃって時代物。後編は死にネタに行くのか? 盛り上がりそうなのでそれは楽しみ。元々明治以前設定は好みの範疇ではないが、これは気にせずに読めた。宮本さんがいつものパターンの序章。直野さんは今回オヤジ受?
アクアは水名瀬さんと大峰さんと稲荷屋さんが目当て。大峰さんが順当な結末。水名瀬さんは近○そー姦かと思ってウキウキと読んでいたのだが、もしかすると最期に逆転ありそうで。予想通りだったらがっかりするかも。今のままがいい。稲荷屋さんは、二次大戦下のドイツ軍に似せたなんちゃって戦争もの。この作家さんの描く軍人話はストイックな感じで好き。名門出身、プライドの高い美人司令官受にそれに仕える狂犬実力派部下攻っぽくて続きが楽しみ。
ボーイズ小説・ヤバイ気持ち(キャラ文庫)鹿住槇
友人であり密かに片思いしていた攻に、「お前を見ていると欲情する」と言われ動揺する受。好かれていないのにお試しで寝ることになり、攻の言葉に傷つく。体だけの関係に疲れ別れようとするが…
前にレーターさんが漫画化した原作の小説バージョン。漫画の小説化とその続編、攻の視点に立った書き下ろしの計3本。悪くない。
受は普通の高校生。美術部。大人しくぼーっとしている。少し天然。割と健気。攻は水泳部。てきぱきとした性格。好き嫌いがはっきりしている。こらえ性がない。顔が良く女の子からよく告白され、付き合ったり別れたりを繰り返している。節操はない。
漫画から先に読んでいるので小説バージョンは特に何も。漫画と同じ内容。漫画の時も思ったが、攻は女は捨てるは受の事はないがしろにするは、最期は反省するにしてもひどい性格。攻への感情がマイナスからスタートしているので、攻の良さをもう少し書いてくれたらもっと面白いと思えたのに。友達としてはいい奴でも恋人にするにはちょっとという性格なので、それでもなお受が選んだ理由としては薄い気がする。
そこさえ気にしなければ、この作家さんのよく書くほのぼのとした感じで受のぐるぐる感がそこそこ楽しめる作品だった。
ただ、漫画の印象を引きずってレーターさんの雰囲気で読んでいたので、さらにほのぼのと落ち着いたイメージで読めたのかも知れない。小説から読んだらここまで印象が良かったかは分からない。
脇キャラもいい味だしているし、書き下ろしも悪くない。攻はうまく行っている時はそこそこ良い男なのだろうが、いざとなるとヘタレになりそう。
学園物。ほのぼの。同級生カプ。水泳部×美術部。
2004年06月29日(火)
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ボーイズ漫画・ハレムでひとり:星野リリィ/挑発1:東城麻美
ボーイズ漫画・ハレムでひとり(ビーボーイコミック)星野リリィ
短編6本。うち4本が西洋ファンタジー。残り2本は続き物で遊び人×真面目な委員長の学園物。大抵買う作家さんなので買ってみた。普通。
相変わらずキャラ造作はワンパターン。攻は少しバリエーションがあるが、受はほぼ似たタイプ。それを現代物やSFやファンタジーやと設定を代えて描いているので、まだ飽きずに読めるのかもしれない。今回の設定は時代がかったヨーロッパものが多いのであまり好みな設定ではない。
コマ割りなどは独特で雰囲気も個性もある。童話のような話でほうほうと思いながら読んだが、萌えは無かった。それにしても何で攻と受のカプの周りには女性キャラが多く出てくるのだろう。華やかにはなるが。周りにいるこのキャラ達が男や少年だったらと想像し、それも何か嫌なのでこれはこれでいいのか。いいのか?
時代物。ヨーロッパ。健気受。童話チック。
ボーイズ漫画・挑発1電光石火BOYS(花音コミック)東城麻美
キャラで連載されていた電光石火1〜3巻が掲載雑誌を代えての初単行本。ずっと買っていたので新刊のこれも買ってみた。微妙とつまらないの間ぐらい。
さえない高校生である受が容姿と頭の良いすれた攻と付き合う内に何故かモデルになって、攻とも色々あってという話。単行本の最初の話はキャラ掲載のもの。今回は攻と受がいちゃいちゃしている写真をすっぱ抜かれ、ほとぼりさめるまでモデルの勉強しようとみんなで合宿している。
これまでもなかなか話は進まなかったが、この巻に来てさらに進んでいない。二人の恋は前途多難らしいが何が阻害しているのか。読んでいてもさっぱり。
すっかり二人は出来上がっていると思いこんでいたが、まだ最期までいっていなかった。二人でいちゃいちゃしていて、無意味にエロシーンが出てきてきわどい所まで行くが最期の一線を越えず、話が進まないまま同じ所でぐるぐるしている。
花音に移ってからは同じ作家さんかと思うほど絵柄が変わっている。キャラの時の方が好みだった。絵柄は変わってもいつか慣れるが、話の内容が酷くなっているのには慣れない。これだけでも元に戻って欲しい。取り敢えず最期まで買うけどね。
エロ。二カプ。一応モデル物。
2004年06月28日(月)
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ボーイズ漫画・カフェから始まるLoveLife :隆巳ジロ
ボーイズ漫画・カフェから始まるLoveLife (ドラコミック)隆巳ジロ
大学生になりたての受は、ゲイであることを親にカミングアウトした勢いで家出して、ゲイがあつまるカフェでバイトする代わりに攻の部屋に転がり込む。攻は部屋代を体で払えと受を押し倒すが…
前後編含み6本。書き下ろしは無し。取り敢えず1冊全部同じシリーズっぽかったので、何となく買ってみた。可もなく不可もなく。
受は大学生に成り立て。天然。童顔。初々しい。真面目。剣道を長くやっていてそこそこ上手い。攻はどこかの会社員。遊び人ぽい。バイ。気まぐれ。
天然で男同士のHの仕方を知らない受のことを、攻が「天然記念物どころではなく、世界遺産だ」と言い切っているエピソードがあり、笑いのツボをついてくれたので、購入に踏み切ったのだが、世界遺産は大切にすると宣言しておいて、さっさとお初を奪った攻がにくい。ネタをかぶせてくれると期待したのに…
話自体はよくある展開だが、相手が好きになった理由が分かりにくかったような何となく分かったような。曖昧。
攻は会社員のはずなのだが、あまり働いている描写は無くふらふらしていた印象。
会社員×大学生。ほのぼの?
2004年06月27日(日)
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ボーイズ漫画・どうして涙が出るのかな:山田ユギ
ドラマCD「顔のない男」と王子様レベル2の資料集を買ってみた。資料集は前回と似たような感じ。あまり突飛な内容にもならないとは思うが。
ドラマCDはメイン3人がずっと頑張っていた。Hは薄目? 攻役の声は好み。受はえらく主人公声だなと思ったら学園ヘブンの啓太役の人だった。しかも攻が成瀬だったので成瀬×啓太? 監督役はメイン悪役っぽくのりのり。原作より熱い性格の悪役に思えた。とか声のイメージで語るようになっている自分に、さらに一歩新しい世界に踏み出しているようで唸る。
そいやどうでもいいことだけど、「顔のない」の中で受の髪の毛を片手で洗いながら、もう一方の手で一人Hしている攻の図ってすごいような。今更ながら声で聴くと飛びそうになる。
ついでに王子様レベル2のドラマCDが出るらしい。きっと買う…。
ボーイズ漫画・どうして涙が出るのかな(ルチルコミック)山田ユギ
ルチル掲載分と10Pほど書き下ろし。小学校から話がはじまって、つかず離れず社会人になった二人を描いている。新刊なので買ってみた。微妙。
リバなので受攻ではなく髪の色、白黒で書いてみる。白は小学生時代いじめられっ子だった。顔は良く長じてもてるが黒に片思いして、親の離婚をきっかけに告白し押しまくる。離婚後は東京へ。そこそこ売れている俳優になる。姉が一人。
黒は元気で明るい性格。白に懸想されその後は巻き込まれ人生。姉一人。北海道の大学を出てそこで就職。
基本はこの作家さんの描くキャラで、ギャグの被せ方、エピソードのパーツは他の作品と変わらないのだが、読後感が今ひとつだった。
何故かと思ったのだが、まず立ち上がりの白が黒を好きになり迫る過程が唐突に思える。どたばたしている内に白が転校し放り出されたまま次の話に進む。ことある事に黒の前に白が戻ってきて、なにやかやあってまた去っていくのを4回ほど繰り返されワンパターン過ぎたのと、毎回放り出された感じで共感しにくく、離れて数年して再会した時に急に前回よりカプの距離が近づいており、いつのまにそんなに近づいたのか? と不思議だった。8話あるのに話がぶつ切りな印象。続いている気がしない。
この手の恋愛物というのは、大概、何故相手を好きになったかを、幼なじみだからとか助けてもらったからとか、一つ一つ理由を挙げて理論で攻めるか、大雨が降ったからとか目玉焼きがうまく焼けたからとか訳のわからん感性で攻めるかだと思うが、この作家さんは感性で攻めるほうなので、好きになった理由はこの際気にしないけれど、二人の距離がつまっていくのはきっちり描いて欲しい。でないとわかりにくい。
この作家さんに慣れていて足りないところは脳内保管できればまだ楽しめるのかもしれないが、そうじゃなければつらいかも。
ついでに脇キャラはたっていたが、別カプの先輩達の背景はあまり描かれていなかったので、もう少し描いて欲しかった。
最期は一応白×黒だったが、小冊子プレゼントの中の話は逆らしいので一応リバ。リバは滅多にないので読んでみたいが、3冊本を買わなければいけないのは何とかして欲しい。
リバ。幼なじみ。学生から社会人まで。脇カプ(?)有り。
2004年06月26日(土)
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ボーイズ小説・あなたに落ちていく:麻生玲子
髪を切りに行った。いつもヘアマニキュアをしているのだが、今日は新商品(?)があるとやらで店員さんが薦めてくれた。ハーブや漢方を混ぜたもので、長所はマニキュアより持ちが良く、短所はハーブなので、匂いが気になる人は気になるという。取り敢えず色々聞いて我慢できる匂いか嗅いでみることにした。
どうですかと瓶に入った粉を見せてくれたのだが、店員さんの香水の匂いがきつくてよく分からなかった。他の匂いに隠れるようなものならいいかとやってもらった。今の髪はほんのりカイゲンの香り。
ヘブンのファンディスクみたいなものがPS2で出るらしい。ヘブンのPS2版は買っていないのだが、これは買ってしまいそう。わりとはまっている。
ボーイズ小説・あなたに落ちていく(クロスノベル)麻生玲子
大学生の受は周囲にカミングアウトしている。ある夜バーで社会人の攻と出会い一夜限りの相手のつもりだったが、終わった後も気になって…。
表題とその続編。大概買っている作家さんなので買ってみた。かもなく不可もなくと悪くないの間ぐらい。
受はそれなりに真面目な大学生。女友達が多い。175センチぐらい。高校時代男の先輩と付き合っていた経験がある。そのトラウマからキスが苦手。
攻は営業。顔が良く体もそこそこ鍛えている。180センチぐらい。深くて落ち着いた声。バイ。年齢に合わせ如才なく立ち回るクセがついている。
この作家さんは、最近コバルトの薄い内容のものしか読んでいなかったが、これはみっちりしっかり書かれている印象。文章も淡々というか華はないが着実に進んでいるような書き方で、雰囲気も好み。Hシーンも同じテンションで丁寧に書かれている。
最初はすれていた二人が受の方からはまって攻も引きずられて…みたいな流れを受視点で書かれている。なので攻の心境や攻の性格が遠く今ひとつピンと来なかった。ずるい小心な男なんだろうけど、ここ一発でという攻の良さの見せ場がない。
本編が約200Pあり続編50P弱で攻視点で本編をさらっと流している。本編で攻の心情が分かりにくかったからこうしたのかもしれないが、これを読んだからといって、あまり攻の株は上がらなかった。普通の男がそれなりの恋愛にはまった話のよう。ドラマチックではない。
もう一つ、体からはじまるのは良いのだが、ろくに相手のことを知らずに受は恋に落ちているので、そこら辺は嘘臭いまではいかなくても、作風のテンションが一定でいつのまに気持ちが盛り上がったんだろうと思ってしまった。
雰囲気は好きなので好みの設定か、あるいは本編で攻の良さが分かれば「悪くない」という感想だったと思う。
この作家さんもたまに、いきなり話の流れが崩れるなと思う時があるが、これはうっすらと山なりのまとまった話だった。
社会人30歳×大学2年生20歳。センシティブ。受はゲイ。静かな雰囲気。
2004年06月25日(金)
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ボーイズ小説・略奪は秘密の始まり:夜月桔梗
ボーイズ小説・略奪は秘密の始まり(ショコラノベル)夜月桔梗
パリの画商で働いている受が目を覚ますと、自分の体がオークションにかけれていた。受を落札したのは、とある国の王子である攻。城に連れて行かれやることをやられるが…
欧州王子ネタなので買ってみた。つまらなかった。
受は実家の画商を手伝っている。家族でフランス在住。拐かされてオークションにかけられる。童顔で女顔。素直で真面目。お坊ちゃんらしく騙されやすい。消極的。3つ上の兄がいる。兄はゲイ。
攻はヨーロッパにある国の第三王子。強引で傲慢。顔はもちろん王子。華やかで整った顔立ち。金髪紫目。優雅な雰囲気。
事件が本当に起こらない。この手の話は、サブエピソードでお家騒動やら陰謀やらがついてくるのだが、まったくない。受が身請けされ王子にやられて本当の愛に気付いてハッピーエンド。という基本ラインのみ。
受の背景は最初にちょこっと出てきただけで、王子も一応仕事をしているっぽいのだが、Hしている以外はどんな事をしているのかさっぱり分からなかった。やたらキャラの立った脇役が出てくる。
以下思い切りネタばれ。
誘拐され気付けば素っ裸で開脚して縛られオークションにかけられていた受は気の毒。競り落とした王子との初Hの時は、オークション主催者が購入者へのサービスとして、気を利かせて受の体の中に道具を入れて拡張している部分は笑った。どんなサービスなのか。
城に連れてこられてから最期まで、家に返して→言いくるめられる→逃げ出す→捕まってHされる→(裸んぼうなので)服返してください。→甘い物を食べる。というのを4,5回繰り返している。
いい加減飽きた。長い経歴を持つ作家さんなんだから、もうちょっとエピソードを増やして話に幅を持たしてくれないものか。
最期は受が逃げた時に王子が馬で追いかけて、受を蹴ってしまって悪かったから帰って良いよーと言うことになり(しかも攻は、自分の技量を棚に上げ蹴った馬を殺そうとするし)、帰るところで王子への愛に気付いた受は、攻の元に行き告白し合う。攻は「王子って立場だから恋人って公表出来ないんだ」(意訳)みたいなことを言っているが、城の中で受を殆ど裸かバスローブで生活させていたくせに、何を寝言を言っているのか。
Hシーンはさっぱり萌えないしカプにも好感が持てない。この手の話にクオリティを求めるのは間違っているのかもしれないが、せめて可もなく不可もなくレベルの話が読んでみたい。
この作家さんの作品の仕上がりは、時に格段に酷いことがあるのだが、何故なんだろう。
欧州王子ネタ。監禁。絵画オークション。王子26歳×美術関係28歳。
2004年06月24日(木)
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ボーイズ小説・サン・ダイヤル日時計:杉原理生
キャラ8月号とダリア夏号を買ってみた。キャラの創刊9周年記念は書き下ろし小冊子。出るとは思っていたが最近小冊子企画が本当に多い。応募するけどね。
円陣さんの連載はようやく終わったようだけど、ぱっとしない終わり方だった。何故こんなまとまりが無いというか、とりとめが無い内容になったのか。元々話が期待できない作家さんなら気にならないのだが、最初に出た短編集はそこそこ良い話だと思ったので純粋に不思議。
エピソードはピンで見るとそう変ではないので、複数のエピソードを絡めるとガタガタするんだろうか。
ダリアは角田さん、円陣さん、富士山さん、紺野さんとよく読む作家さんが載っているので買うようになったが、表紙は派手なのに中身は割と地味臭が漂っている気がする。小説の新人さんのデビュー作が載っているようなので青田買いに入れておこう。
こちらも冨士山さんの小冊子プレゼントがあったが、これはもう申し込んでいる。
ボーイズ小説・サン・ダイヤル〜日時計(クリスタル文庫)杉原理生
登校拒否気味の受は、母親に言われ夏休みの間、母親と付き合っている男の元に身を寄せる。避暑地の別荘のようなその家に、同じく居候していた同い年の攻と出会い…
長編とその1年後の短い話。気になる作家さんの久しぶりの新刊なので買ってみた。めっちゃ微妙。というか地雷?
受は高校生。登校拒否気味。顔は良い。頭も悪くない。体力はない。昔は女の子のように可愛かった。兄弟のように慕っていた人に裏切られ厭世的。リストカットをした。
攻は美容室のスタッフの弟。人付き合いが悪い。愛想がない。無口。怜悧で整った顔立ち。静謐な雰囲気。美大志望。すらりとした背格好。料理が作れる。外見に関わらず面倒見は良い。
この作家さんのビブから出たデビュー作であるSF物は、勢いがあり作家さんが世界観をちゃんと持ている感じで好きだった。その次ぐらいにでた可愛い系の高校生物は、スカスカな感じでどうしてこんな話を書いたんだろうと思っていたが、その後数年見なかったような。
消えたかと思ったら、再びビブで作品がいくつか掲載されて、それらはみな一様に似た雰囲気でワンパターンながら、静かで淡々としたセンシティブな作風だった。個人的には3度作風が変化した作家さんだと思っている。
これは3つ目の淡々センシティブ系の話。受の心の揺らぎみたいなものが、詳しく丁寧に書かれている。ビブに載った話の修正バージョンらしい。ビブに載ったら一応読んだはずなのだが、まったく憶えていなかった。
受は母子家庭で父親の友人である男の援助で生活が助かっている。この男は息子がいて嫁との離婚後、息子との関係は悪くなる。息子は受の家庭を逆恨みして、受と恋人同士になった振りをして傷つけて別れる。その痛手から立ち直ろうとするという流れ。
最初の1/3ぐらいまでは普通に読んでいたのだが、段々受の性格についていけなくなった。周りの軋轢に耐えきれず、内にこもるタイプなので色々思い悩んで…みたいな話だったのに、虐げられクセがついているというか、ぐだぐだ悩むわりに前向きに解決しようとしないというか。自分で変えようとする事を放棄している。辛いことを口に出さないが、たまると切れる。自虐と爆発を繰り返すタイプ。側にいたらめっちゃ地雷な性格。DV男(この場合は昔の男だが)といつまでも別れられない女の典型的な性格。この手のタイプは申し訳ないが、一生理解できない。
攻を好きになった理由も、攻との時間に美しかった頃の自分を重ね、どちらかというと現状から逃げたいからのようで、攻が自分を受け止めてくれそうだと本能で理解しているので、攻に対して切れる切れる。そして甘える。そこらへんの計算高さも妙にリアル。攻は攻で面倒見の良さがたたって、そんな受にはまっているし。割と真剣に「攻、逃げて」と思ってしまった。
最期に受が大きく切れて一悶着あったが、恐ろしいほど何も解決していない。受の性格も変化せず鬱屈から乗り越えもせずそのまま。攻が受と付き合おうと決心するぐらい。攻、逃げて…。
一年後の話は攻視点。まったく受の性格は変わっていない。振り回すだけ振り回している。攻、目をさませ。
受の性格が気にならなければ、設定やら形は良かったのだが。なんじゃこれはと投げ捨てるというよりは、ぐったりと疲れた読後感。受は酷い性格ではないのだが、側にいたくないので静かにフェードアウトをしたくなるようなタイプ。
この作家さんは好きなのだが、話もそこそこ上手いと思うのだが、だからこそリアルな生々しさが気持ち悪かったのかも。この作品がひどい出来と言うわけではなく、ただただ内容が合わない。勘弁して欲しい。
17歳。青春センシティブ。高二同級同士カプ。受は自殺未遂。受に過去の男有り。薬を飲まされ輪○有り。
2004年06月23日(水)
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ボーイズ小説・極上ホテルの甘美な法則:ふゆの仁子
ボーイズ小説・極上ホテルの甘美な法則(ビーボーイノベル)ふゆの仁子
世界的なホテルグループの東京ホテルがオープンになり、それにむけて受はマネージャーに抜擢される。ともに働く内に支配人の攻にひかれていき…
よく買う作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくと悪くないの間ぐらい。
受はホテルの従業員。老舗ホテルから今の会社に吸収されマネージャーに抜擢される。綺麗な顔立ち。悲しそうに見えるので笑顔を心がけている。学生時代はずっと少林寺をやっており恋に不器用。真面目で仕事熱心。誇りを持っている。ベッドメイキングが得意。
攻は若くして総支配人になったエリート。落ち着いた雰囲気で仕事も出来る。米国で留学後そのままホテルで働き今に至る。離婚歴有り。顔はもちろん良い。部下から好かれている。ピアノが弾ける。
苦手な強○はじまりでなかった。強○はじまりは嫌いなのではなく、この作家さんが書くと大抵チープなので苦手。設定は派手だがぱっとしない。地味目に話が進んでいくが、嫌いではない。アイスの「ココロ」ほど地味ではないが、アクションの大きいエピソードが少ないので静かに読める。こういった方が個人的には好み。
攻はそれなりに強引ではあるが、最近多かった何様で高圧的な性格ではなく、受の側で静かに見守るような感じなので、こっちの方が好き。受の性格は元々好ましい。機転が効くというよりは情にうったえるタイプ。
攻が受にピアノを弾くのはいいのだが、サティの「jeteveux」を弾いて押し倒すのはパターン過ぎ。ついでに最期ホテルの中で、二人で追いかけっこするのは笑った。
大した事件は起こらない。設定・話の内容は可もなく不可もなくで、キャラが悪くないという感想だった。妙にキャラの立った脇が出てくるので、別カプ話として出てくるかも。3カプぐらいは軽くいけそう。
次も設定如何では買ってみる。
ホテル物。総支配人38歳×フロントマネージャー28歳。地味。
2004年06月22日(火)
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ボーイズ小説・悪魔の爪に囚われて キューティーハニーV boys:諏訪山ミチル
ボーイズ小説・悪魔の爪に囚われて キューティーハニーVboys(花丸ノベル)諏訪山ミチル
キューティーハニーの後継者として作られた少年型のアンドロイド如月羽仁衣(きさらぎはにい)。生徒の失踪が続く学園に、調査のために転校生として潜入するが…
雑誌かサイトで見た時は正気か? と思ったが、内容を知りたくなったので買ってみた。物見高い。取り敢えず、永井豪の懐はとても深いと思った。
以下思い切りネタばれ。
羽仁衣は産まれて半年の外見16歳の少年。母親のハニーが空中元素固定装置を外して欲しいと願ったため、ハニーの代わりに保管する場所として作られた。なので母親と同じくハニーフラッシュやハニーブーメランが使える。首にハート形のチョーカーもつけている。茶色の髪。さくらんぼな唇。母親似のキュートな外見。産まれて半年なので常識が色々分かっていない。
宇賀神(うがじん)は学園で影のようにいる存在。羽仁衣が学園についてすぐ出会った時には、他の少年を犯していた。少年とHするのが食事。野性味あふれる外見。傲慢で強引。シスタージルの息子。半分人間。
話としては学園に潜入し、攻と出会って反発しつつひかれていき、ロミジュリにもなって最期は敵を倒すみたいな流れ。全体的に古くさいのだが、元作品が古いのである意味忠実。というか古くさくないと雰囲気が出ないのかも。
原作を詳しく憶えていないので、色々説明が無く、パンサークローがどうなってなんなのかさっぱりだった。ただこの手の話は、原作を知っている人が買うのを前提にしているのだろうから、そう言ったことは衆知で端折られているのだろう。
Hシーンに萌えは無い。アンドロイドなのに普通にHしているし出るものも出る。作った博士も凝り性な。
作家独自の個性みたいなものは無いが、この手のパロは下手に個性を出さない方が良いのかも。ただもうちょっと突き抜けてくれれば楽しめたかもしれないのに。しばらくしたら、ト○ビアなどで「ハニーの息子はゲイ」とかなんとか出てきそうなトンデモ設定。
攻が生まれ変わった後の話の続きは、ちと読みたかった。
キューティーハニーのパロ。半獣×アンドロイド。
タイトルのところ、是非ともハートマークを出したかったのだが。文字化けするのでVで対応。悔しい。
2004年06月21日(月)
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ボーイズ小説・犬と小説家と妄想癖:高遠琉加
エヴァ漫画の「鋼鉄のガールフレンド」2を読んだ。アニメとはまた違う世界を書いていて、これはこれで面白い。
登場人物がみんな可愛い。ヒカリとアスカが教室の窓の下で、体育座りをしながら恋の悩みを相談するシーンは、ほのぼのとしてしまった。カヲルとシンジが音楽室で楽器を演奏するシーンも好き。こっちの方がアニメよりみんな性格は良さげだ。シンジも前向きだし。カヲルの性格は別の意味でよさげで何より。
みんな幸せになってほしいけど、そんなわけにはいかんのだな。
ボーイズ小説・犬と小説家と妄想癖(ビーボーイノベル)高遠琉加
大学からの友人で作家でもある攻の腕の怪我の原因になった数学教師の受は、攻のために口述筆記の手伝いをする事になる。官能小説を打ち込みながら昔の忘れたい記憶が呼び起こされて…
雑誌掲載分1本とその続編書き下ろし。よく買う作家さんなので買ってみた。面白かった。
受は真面目でかたい性格の数学教師。密かに攻に憧れている。顔は悪くない。貧弱な体。眼鏡受。攻は体格がよく人好きする性格。友人が多く人気があった。読書家で就職して2年で小説家になる。官能小説が得意だが、文学性が高く映画化もされた。根気よく我慢強い。ゲイ。受一筋。
もともと好みな設定で、好みなエピソードをちょうど良い加減に食べやすく並べられたような話。美味しく頂いた。キャラも嫌いではないし、読後感も悪くない。
続編の頭、攻が受の体を丁寧に慣らしていく過程を、微に入り細に渡り書いているシーンは萌える。Hシーンが二人でもたもたして格好悪くて生々しいというのはここ最近のツボ。
ついでに受の過去に出てきた犬が可愛い。雑誌掲載は犬で続編は猫だった。こっちも可愛いのだが、いーぬー。柴犬の出てくるボーイズが読んでみたい。
引っかかった部分を一つ上げるなら、受のうじうじ度が好みより1ポイント多めにうじうじしていた感じ。同じレーベルの「好きで〜」よりはマシだが。攻も我慢強い男だよな。攻が受に一途で泣ける。そういうのは好きだけど。
うじうじ系が苦手ならあまり面白いとは思えないかも。
攻の先輩である編集長は別の話で出てきたので、これはまた本になるのだろうか。次も楽しみ。
同級生カプ。小説家×数学教師。長い片思い。眼鏡受。
2004年06月20日(日)
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ボーイズ小説・ ヴァージンクルーズ:春原いずみ/無敵の探偵:久我有加
「無敵」を読んでいて思ったのだが、ボーイズの社会人もので、便利屋と探偵の職業には殆ど萌えない。法律に反するのは論外として、どんな職種にもそれなりの制約があると思うのだが、この二つは仕事内容が何でもありっぽいところが、つまらないと感じるのかも。
ついでに言うと、明治以前設定のボーイズに萌えないのも、自分の萌えツボである部分に制約がないからかもしれない。どんな上手い作家さんが書いても、萌えがぴくりともこない。>明治以前。
こうして省みると私の嗜好は一応一貫している気がする。分かったからといって、何の益にもならんのだが。
もう一つついでに、既刊を揃えていても感想で「殆ど買う」や「よく買う」作家さんと表しているのは、上の明治以前設定の作品は買わないかもしれない作家さんだから。明治以前の設定でも気にせず買う、本当のデフォ買い作家さんは今のところ多分二人。
ボーイズ小説・ ヴァージンクルーズ(ショコラノベル)春原いずみ
ホテルで働いている受は、元上司の誘いで豪華客船のスタッフになる。3ヶ月の航海中さまざまなことがあるが、ピアニストとして乗り込んでいる攻にちょっかいをかけられて…
最近の本はよく買っているし、設定に興味があったので買ってみた。今ひとつ。
受は6歳までイギリスで過ごし、その後日本の祖父母の家で育ちホテルグループに就職。コンシェルジュをしていたが、客船のクルーになる。童顔で親切。人好きする性格。祖父母から華道、書道など習う。
攻は本格的なクラシックからイージーリスニングまでこなすピアニスト。日本人の名前だが、ダークブロンドに緑の瞳で日本人離れした王子様のような容姿。女性にもてる。受をからかうのが好き。
設定に興味が有り、船内の仕事も資料を読んで書いたっぽく面白そうだったのだが、構成のバランスが今ひとつ。
カプの恋愛話は途中から急にクローズアップされた感じ。一応最初の方から攻からアプローチはあったが、受が色恋を考え出し、その象徴のような人魚姫のエピソードがでてきたのが、残り1/3になったぐらいで唐突な感じがした。受の初恋もその時に急に出てきたし。
先輩や攻との恋愛感を語る会話が、観念的というか、作家さんだけが分かっているような抽象的な内容で、何が言いたいのかよく分からない部分もあった。もう少しかみ砕いて分かりやすい会話をしてほしい。
以下ネタばれ含むので注意。
攻は受がホテルで働いていた時に一度変装して近づき、舟に乗った後はピアニストとして乗っているが、何故変装して近づいたのかその理由がよく分からなかった。後になってエピソードに絡んでこないし、素直に舟に乗った時に初対面で良かったのではないか?
しかも受は間近で顔を見たのに同一人物であるとなかなか気付かない。一応ホテル勤務で接客をして優秀な設定であるのに、そんなに気付かないものなのかと思ってしまった。
ついでに受の元上司も男と付き合っているのだが、後から続編か同人で話がでてきそうな感じ。
も一つついでに、攻が正体をばらした時に自分の事を「どら息子」と言っていたが謙遜ではなく、本当にどら息子だったので、「少しはお前も働け」と思ってしまった。
こちゃこちゃ書いているが、キャラは嫌なタイプではないし、話も悪くない。しかしもうちょっとこう…と思う内容だった。
又次も設定が合えば買ってみるつもり。
豪華客船もの。ピアニスト20代後半〜30代頭?×クルー20代半ば。殆どでてこないけど別カプ有り。
ボーイズ小説・無敵の探偵(ディアプラ文庫)久我有加
受の勤める探偵事務所にバイトとして高校時代のライバル・攻が入ってきた。高校時代ずっと絡んできた攻に最初は反発を覚えるが、高校時代と変わっていることを知り…
雑誌掲載2本と書き下ろし1本の計3本。ほぼ買っている作家さんなので買ってみた。割と面白かったと悪くないの間ぐらい。
受は母子家庭。母親は数年前に事故で亡くなり天涯孤独。高校を卒業して探偵事務所に入る。地味だが綺麗な顔立ち。頭が良く運動も出来る。母子家庭なので目立たないようにしていた。眼鏡受。意地っ張り。
攻は受と同じぐらい頭が良く運動も出来る。実力が伯仲している。力は攻の方が強い。大学卒業後受と同じ事務所に入る。実家も探偵事務所をやっている。顔がよく女にもてる。大型犬攻。感情に素直。我慢強い。
1話目を雑誌掲載時読んだ感想は、確か、文章かたっ。読みにくっ。萌えないっ。だった。
それがここまで感想が上がったのは、この作家さんの作品に慣れたのと許容が変わったのと、掲載時より腕が上がっているからか。
私は硬い地味な文章が好きだが、この作家さんの硬さはまた少し違う。ただ今回も内容の硬さが残っているためか、作品世界に入るのに時間がかかった。エンジンかかると楽しめたけど。
ついでに、雑誌読みの時も同じ事を感じたのだが、天涯孤独になった受が探偵を天職と言うのはいいのだが、たまたま最初にその仕事をしたからであって、探偵のこういうところにひかれてという意義があまり感じられなかった。なので、受が思い詰めて「俺には探偵しかないー」みたいなことを考えても、今ひとつ親身になれなかった。
この作家さんの書くカプの性格は、他の作品とも何となく共通するものがあるような。攻が受を好きだと自覚してからの我慢強さや、好意を全開に表してくるところは好み。受とHした後「幸せで死にそう」みたいな笑顔を向けるところとかはツボ。
1話目は攻と再会告白され驚くところで終わり、2話目は攻との関係に悩みくっつくところまで。3話目で新婚のように甘くラブラブで(バカップルではない)受の父親関係の話が出てくるつくり。2話目の受が攻の事で悶々と悩んでいる姿は萌える。
この作家さんのHシーンは好み。ねちっこい。
次は「なんでやねん」の社会人編なのかな。次も楽しみ。
高一で出会い25歳で終わっている。10年の付き合い。恋人になったのは22歳から3年ぐらい。同級生カプ。探偵もの。
2004年06月19日(土)
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ボーイズ小説・ずっと、初恋:名倉和希/笑わない恋人:池戸裕子
ボーイズ小説・ずっと、初恋(クリスタル文庫)名倉和希
父親の入院で実家の酒屋に戻った大学生の受は、実家の店で働く攻を見つける。中学高校時代同じ学校で片思いをし続けていた相手の存在に押し込めていた恋心が抑えきれず…
表題と続編2本の計3本。たまに買う作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は大学生。ファッション雑誌のモデルのように整った顔立ち。酒屋の一人息子。ゲイ。中二の時に攻に片思いし、それを振り切るために何人かと付き合ったが忘れられない。周りの事に眼を配れる。攻は寡黙で不言実行。空手で鍛えられた体。伸びた手足。真面目で面白みがない性格。
話の大筋は中学の時から好きだった相手に大学で再会し、有為曲折あって両思いになる話。設定は嫌いでなく良い時間つぶしの小品になるかと思ったが、受の性格が微妙で作品にのめることが出来なかった感じ。
攻の事が忘れられずセフレを作るのだが、現在のセフレを邪険にしすぎて何とも。セフレは気が利かないけど悪い人間ではなく、浮気をしているわけでもなく、割り切った関係なのは承知の上で受を慕っているのに、受は攻を思うあまりに邪険にしすぎて可哀想になってきた。
なんじゃこれは! と投げるほどではないが、そこらへんに好感が持てずに楽しめなかった。基本的には嫌な話ではない。受の性格さえ何とかなれば、普通に楽しめたかも。攻の事を考えるひたむきさは嫌いではないのだが。
中学生からの知り合い。片思い7年。同級生カプ。アルバイト×大学生。酒屋。
ボーイズ小説・笑わない恋人(ショコラノベル)池戸裕子
健康食品会社で働く受は、先輩から引き継いだ顧客・攻がサプリメント漬けの生活をしていると知り、食生活や習慣を改善しようと頑張る。そんな受を気に入った攻は、受を愛人にして側に置くと言い…
よく買う作家さんなので買ってみた。それなりに面白かった。
受は会社員。明るくて元気。気になる人を放っておけない。世話好き。童顔。一生懸命。真面目。攻は大物の庶子として成長する。母親は愛人。バーやクラブを任され店をいくつか経営している。食や他の欲が希薄で煙草、酒、珈琲、サプリメントで生きている。笑わない男と呼ばれている。感情を殆ど表に出さない。喧嘩は強い。裏の世界で生きてきた。
全体的にほのぼのとしたドメスティックな雰囲気で和んだ。ほどよく受のペシミスティックな悩みと健気な部分を楽しめて、受が大切だけどなかなか表せない不器用な攻のかわいさを堪能した。
最期の二人がくっつく下りが、もってまわって整理されていないというか分かりにくかった。それまでは楽しんでいただけに残念。
受が愛人として囲われた後もサプリメントの仕事は続けたいと、攻の店で働いている人に営業するのだが、オーナーの愛人に勧められたものは断りにくいと思うので、そこらへんは受も計算していないと分かっていても、自立しているようには見えない。ついでに最期の方で受は会社に行っているように見えなかった。行ってたんだろうけど。
この作品を楽しめたのは、あくまで個人的な萌えツボにはまったからで、客観的によく出来た作品かと訊かれたら首を傾げると思う。
この作家さんの書く闇社会は、やはりぬるいというかそれっぽくないというか。作風だと思って気にしないことにする。
次も設定が合えば買ってみる。
複数の店のオーナー20代後半〜30代頭×新入社員23歳。一応社会人もの。ほのぼの。ドメスティック。
2004年06月18日(金)
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ボーイズ小説・貴族と熱砂の皇子:遠野春日
ボーイズ小説・貴族と熱砂の皇子(シャイノベル)遠野春日
大学生最期の思い出に、受は、兄が外交官として働く砂漠の国にやってくる。美貌に目をつけられ市場で盗賊団にさらわれた受は、運ばれている途中で砂漠の鷹と呼ばれる攻と出会うが…
しばらく前から読まなくなっていた作家さんだが、この作家さんの書く初めての砂漠物っぽかったので買ってみた。微妙。
受は貴族の末裔。裕福な家庭に育ち両親や周りから愛情いっぱいに育てられている。大学卒業する前に見聞を広めようと砂漠の国にやってくる。綺麗な顔立ち。ぼんぼん。攻は砂漠の鷹と呼ばれている。黒髪青い瞳。精悍な顔立ち。力も能力もある。面倒見は良さそう。
取り敢えず、蝶よ花よと何不自由なく育てられ、就職する前に何となくこのままで良いのかなーとモラトリアムにかられ、砂漠が見たいなという漠然とした考えで、兄に誘われるまま予備知識もまったく仕入れないままやって来て、滞在3日でやりたいことがなくなり、「そうそう市場があったから市場見ようかな」と思い立ち連れて行ってもらい、車がパンクして「修理を呼ぶけど一人じゃ危ないからここにいてね」と案内の人に言われたにも関わらず、もう子供じゃないしとふらふらと出かけ、イスラムの国で1カラットの宝石がついた十字架をぶらぶらと見せびらかし、盗賊に目をつけられ誘拐された受には、同情できないし、共感も好意も感じない。
本を投げるほどではなかったけれど。
その後は拐かされた受を格好良い攻が救い、二人で砂漠を旅しているうちに相手にひかれていき…という話。
受の性格はともかく、他の砂漠物よりは引っかからずにさらっと読める印象。流石この作家さんは長く書いているだけあって読みやすいのかと思ったが、それだけでなく、設定が少ないからかとも思った。
砂漠物でもカプの恋愛以外に脇のエピソード(産業だったり政治だったり)がついてくるのだが、この話は脇エピソードが殆ど無い。なので設定を詰め込みすぎて、多少がたがたする他の砂漠物より読みやすいのかもしれない。
カプの恋愛話だけに絞ってあるが、深く突っ込んだところが無く、全体的にさらっと流しているような感じ。受はともかく攻が何故受を好きになったのか分からなかった。
最期まで受の性格は変わっていないので、これからも同じようなことをしそう。攻はそれなりに格好良かった。
この作品の良かったところは、強○始まりでなく、攻が受に無理させていないのと、人死にが無くて読みやすい事。砂漠物入門編。
枝葉のエピソードが殆ど無く、カプの話に特化してあっさりと猛スピードで読める。シンプルで取っ付きやすい。
絵を描く人が、描き始めの頃に比べて段々と余分な線が無くなり、シンプルな一番分かりやすい線1本になるようなもの? この作家さんもたまにキャラの性格が引っかかるけど、それ以外では個性みたいなものが段々スポイルされ、ひたすら読みやすく取っ付きやすくなっている気がする。余分な線の味を楽しみたい私としては物足りない。
砂漠物。皇太子26歳×大学生22歳。ハーレクイン。入門編。
2004年06月17日(木)
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ボーイズ小説・熱愛:渡海奈穂
7月の終わりに旅行に行くのはまだ諦めていない。近くの店でパンフをかき集めてきて、いくつかピックアップしてみた。
母親との電話で行き先の事を話す。
私「〜か、〜に行きたいねん。後、大連と長白山の頂上に行けるコースもあって…」
母「長白山なんて危ないから止めておきなさい」
私「中国側からだから関係ないよ」
母「でもこっちから向こうが見えるんやろ?」
別に向こうが見えたからといって、どうなるわけでもないのだが(というかむしろ見たい)、「長白山」だけでどこか分かる母は流石(?)元社会科教師と思ってしまった。後日このコースは誰も申し込んでいないことを知り、催行される確立は0に等しい事は分かった。ちょっと行ってみたいのう。
ボーイズ小説・熱愛(クロスノベル)渡海奈穂
小学生の攻のクラスに東京から転校してきた受は、よそ者ということで苛められ無視される。攻は受の事が気になるが、その思いを悟られたくないため助けることが出来ない。ある日、受が苛められていることを親が知り受は再び転校することになったが…
雑誌掲載1本とその続編。よく買う作家さんなので買ってみた。それなりに面白かったと悪くないの間くらい。
受は親の都合で田舎の小学校に転校してきた。綺麗な顔立ち。頭が良く気が強い。苛められ負けないために居合いと剣道を始める。高校生になる頃にはそれなりの腕前。小学校の経験から友達も知り合いも作らず孤立し続けている。攻しか見ていない。攻はガキ大将でクラスの人気者。女にももてる。受の事が気になっている。昔の苛めを止められなかった後ろめたさから受に負い目がある。頭は並。高校は受を追って同じところに入った。
イラストは可愛い系なのだが、内容は割とシビアでシリアス。お互いにずっと悶々と悩み続けてるのが鬱陶しいと思う人はいるかも。ズネ臭はしないが、ズネに載っていそうな話だと思った。
小五で出会ってすぐに受が転校、中三で道ばたで再会するのが雑誌掲載分。続編は攻が受を追いかけて同じ高校に入り、表ではお互い知らないふりをしているが、裏では定期的にHするような関係。
ここ最近のこの作家さんの作品の中では、一番気に入った。受の性格が苛烈で思い詰めており、ちょっと痛々しいので、女王受とは少し違うかも。攻に捨てられると思って逆上する受は可愛い。攻の受以外の人間の扱いもひどいーと思わないではないが、後で反省しているので気にならない。
攻が好きで苛められた事をたてに責任を取れと執着する受と、受が好きで後ろめたさと離れたくないという思いで言いなりになっている攻の関係は、あまり他では見ないし普通に萌えた。掲載分と続編のキャラの性格が微妙に違うっぽいので、それさえ気にしなければ、全体的にまとまっているし楽しめた。
学園もの。小五で出会いメインは高校1年の二人の話。同級生カプ。シリアス。攻視点がメイン。
2004年06月16日(水)
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ボーイズ小説・最凶の恋人4:水壬楓子/ 甘い罠で蕩かせて:高岡ミズミ
ボーイズ小説・最凶の恋人4(ラキアスーパーノベル)水壬楓子
シリーズ4冊目。短編4本。うちメインの2本は書き下ろし。今回は攻の父親の13回忌を舞台に受を攻の関係者にお披露目するという話。と、その13回忌を攻の部下である若頭の視点で見た話。
このシリーズを買い続けているので買ってみた。悪くない。
受は元教師。整った顔立ち。開き直ると怖い。負けず嫌い。攻は大きい系列のやくざの頭。強引で傲慢。男前。受にベタ惚れ。
受は中学時代からの同級生であった攻と付き合っていたが、やくざである攻が怖くなって逃げ、10年音信不通になる。教師をやっている時に攻がやって来て無理に関係を再開し、有為曲折あって最終的にくっつく話。今は攻の屋敷に同居してディーラーのまねごとをしている。
3巻までは受が攻と一緒に生きていこうと決心していたが、今回は13回忌に絡め、攻の知り合いや世界に対面することで、対外的にけじめを付けるような流れ。
最初は攻を恐がり逃げていたが、腹をくくると男前になる受は好き。最初は攻>受な感じだったが、段々力関係が受>攻になっている。今回の巻では、完全に普段は攻が尻に敷かれているように見える。攻も締める時には締めるけど。このぐらいの力関係の方が安心して読めるかも。Hシーンはレーベルに合わせて濃いが、変わったプレイはしていない。
それにしても前回で終わったのかと思っていたので、まだ続いているのは意外だった。
次も続くようなら買ってみよう。
やくざ。同級生腐れ縁カプ。15年越しぐらいの夫婦カプ。
ボーイズ小説・甘い罠で蕩かせて(ラキアスーパーノベル)高岡ミズミ
気弱で苛められている高校生の受は、苛めているグループに金を脅し取られている。電車に乗っている時に同じ学校の化学教師・攻に痴漢され初Hをされてしまうが…
表題と続編書き下ろし。たまに買う作家さんなので買ってみた。どうしようもなかった。
受は地味で内向的で暗く孤立している高校生。童貞。苛めて君。いじめっ子グループに目を付けられ、毎日1万円出すように脅される。攻は化学教師。意地悪。鬼畜。冷たい雰囲気。生徒に人気がある。
レーベルに合わせて半分くらいHシーンになっている。が、萌えない。言葉責めで攻が受に「お前の体は快楽に弱い」とか言うのはよくあるが、本当に弱くて誰でも良い感じなのは萎える。
エロメインの話は、カプになるならないにこだわらず、ひたすらHしているポルノのようなパターンと、Hの波間に愛だの恋だの悩んでカプになるパターンとあると思うが、これはどっちつかずな中途半端な感じ。受が攻だけを好きという割に他の男に簡単に流されているし、攻は攻で愛はなく受とは体の関係だけで、飽きたら簡単に捨てそうに見える。
後個人的に、受は快楽に弱くても恥じらいがあったほうが萌えるのだが、この受はいやがりつつ足を全開にして盛大に喘いでいるので、そこらへんもなー。
電車の中でHするというのは、昔からたまにあるネタだが、私は長椅子の端に座るのが好きなので、すぐ脇に立っている男二人が…と想像してしまい、あまり痴カン電車は好きでない。
帯を見ると続編が雑誌に載るらしい。つ、続くの?
前のビブの新刊も大概だったけど、この作家さんのエロメインの話は、合いそうにもないかな。
教師20代半ば?×高校生16歳。エロメイン。3P。痴カン電車。
※ふと思ったのだが、受は一応エロの波間に色恋を語るパターンの受だったのに、攻はひたすらHしているだけのパターンの攻だったので、ちぐはぐでどっちつかずな印象になったのかも。
2004年06月15日(火)
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ボーイズ小説・先生は幸せの桃:高月まつり
ボーイズ小説・先生は幸せの桃(アイスノベル)高月まつり
高校生の攻は電車の中で同じ高校のクラス担任・受の尻をうっかり触ってしまい忘れられなくなる。受に迫り1日2回尻を触って良いという許可を得るが…
表題と続編。ギャグ要員としてよく買う作家さん。雑誌掲載時に読んで笑ったので買ってみた。今回も笑った。
受は3年目の高校教師。熱血まではいかないが前向きに取り組む。愛嬌のある笑顔。顔は悪くない。常識人。美尻。攻に流される。攻は和風美形。頭が良く生徒会長を務める。真面目で菩薩様と周りから呼ばれているが、開き直ると暴走する。美尻を愛でるのは家系。天然。押しが強い。
「恋愛遊戯」では美背中で爆笑したが、今回は美尻で大笑いした。攻が受の美尻をいかに愛でるかが延々と書かれている。受が攻の母親も父親が美尻だったので恋に堕ちて結婚したそうだ。笑えるエピソードが多い。
Hしている時に、攻「先生の中すごく熱い」受「男なら無言で挑め」攻「いやこれは是非とも感想を述べたい体験です」みたいな会話が所々あり、笑える。いいぞー。
攻が高校生の間は最期までHしないと受が宣言するところは好感度アップ。別にHをしても良いんだけど、受が真面目な教師という設定なので、それにちゃんと沿っていた。
受の同僚の教師がゲイで、二人に良からぬ事を吹き込みかき回している。続編は本当に、その後の二人という感じで話としては進展のない番外の作りだった。萌えとかではないが楽しかった。また設定が気に入れば買ってみる。
学園物。優秀な高校生18歳×高校教師20代半ば25ぐらい?。ギャグ。ほのぼの。
2004年06月14日(月)
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ボーイズ小説・タイムリミット:中原一也/限りなく危険な恋人:中原一也
ボーイズ小説・タイムリミット(クロスノベル)中原一也
製薬会社に勤める受は新しい部門で期間限定で売り上げを上げなくてはならない。たった一人の部下・攻はお調子者で不真面目。そりが合わない。ある日秘密を攻に知られ…
最近買っている作家さんなので買ってみた。悪くない。
受は真面目で仕事熱心。女性が苦手。売り言葉に買い言葉で零細部門の課長を引き受け、業績を上げなければ首がかかっている状態。ゲイ。昔片思いだった相手に捨てられ恋愛に対しては臆病。眼鏡。攻は仕事は出来るが不真面目。女を見ると口説いている。男臭くさばさばしている。
業績の伸びない部門を任され貧乏くじをひいた受が、初めそりの合わない部下と付き合う内に、受自身も変わり過去の男とも精算できて攻とくっつくというありきたりな話なのだが、前々作までの全体的にがたがたしていた印象が無くなり読みやすくなっていた。その分独特の癖は減っているが。これからはずっとこんな感じなのだろうか。そうだといいな。
この作家さんの書く攻は特徴がある。攻が安易に良いとこのボンボンとかでないのが良かった。このパターンだと大概、実は攻は御曹司でとかいう展開になるので。
脇キャラは過去の思い人以外は悪くない。読後感も良い。終わり方がやや唐突な感じもするけど。
社会人物。部下35歳×課長31歳。受に過去の男。
ボーイズ小説・限りなく危険な恋人(アズノベル)中原一也
一年前、酔いつぶれたところバーテンの攻にお持ち帰りされて以来付き合っている警官の受。最近世間で噂になっている「お礼屋」事件を知り…
上記が割と気に入ったので買っていなかったこれも購入してみた。可もなく不可もなくと悪くないの間ぐらい。
受は交番勤務の警官。綺麗な顔立ちで、近くの女子高生などに人気がある。警察官になり内部の縦社会や事なかれ主義などにうんざりしている。酔って攻と寝て以来付き合っている。強気。クール。切れ長の眼。頭は悪くない。開き直ると怖い。攻はバーテン。施設育ち。動物を拾ってきては疑似家族を形成している。180センチ以上の良い体格。男前。面倒見がよい。
やはりこの作家さんの攻は、独特というか作家さんの個性が出ている気がする。他の作家さんではあまり見られないので、固定のファンがいそう。受はずっと悩んでいるというか、はっきりしないのだが、話のクライマックスで開き直ると、攻や他を圧倒するほどいけいけでやっちゃっていたので、こういう受は好き。攻に復縁を迫って脅しをかけているし。いいぞー。襲い受。
話自体は好みかと訊かれるとそうではないのだが、キャラの魅力でぐいぐいと読めた。そういう意味では、作家さんの個性が楽しめる作品だと思う。この作品も全体的にそれなりにまとまって見えた。萌えは少ないけど面白かった作品。
悪いヤツを懲らしめる話で、ちょっとトンデモ話なのだが、脇キャラはなかなかいい味を出していて、読後感も悪くなかった。
Hシーンはあまりねちっこくないのだが、攻が受に問いつめられ、関係を終わらせるために、転がり込んでいた娘を隣の部屋に追いやって、無理っぽく抱いた下りは何となく萌えた。普段は女子供に優しいのだが、受と向き合った時に受を優先するという部分がよく見える。
仕事人もの? 一種の復讐物? バーテン24歳×警官26歳。警察官。
2004年06月13日(日)
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ボーイズ小説・灼熱の夜に抱かれて:橘かおる/いつわりの甘い囁き:橘かおる
ボーイズ小説・灼熱の夜に抱かれて(プラチナ文庫)橘かおる
砂漠の国の発掘作業に来ていた受は、発掘品を盗む盗賊に連れて行かれる。危ういところを攻に助けられ、恋心を感じるようになるが…
ふと砂漠物が読んでみたくなったので買ってみた。悪くない。
受は大学教授の助手。発掘隊にはいっている。綺麗な顔立ち。なめらかな肌。気が強くプライドもある。真面目。攻は元イギリス統治を受けていた砂漠の国の国王の叔父。元々は王位を継承できるはずだった。精悍な顔立ちで王族の風格。若い国王に代わって国政も担っている。広い視野を持ち強引だが大人な性格。
砂漠物の一つなのだが、受が後宮に押し込められて攻にやりまくられていない。この攻はわりに常識のある人間で、受の意向を汲んでいるので嫌がれば無理強いしていない。全部の砂漠物を読んだ訳ではないが、砂漠物ではこういうパターンは初めてみたかも。
砂漠物なのに石油が出てないので、財政が厳しく攻が苦労している。イギリスから独立したばかりで政情が安定していなくてきな臭い勢力がある。
一番他の作品と違うと思ったのは、最期に受が攻の裏をかきいっぱい食わせた事かも。こんなところで感心している場合でも無いのだが。
リーフから出ているこの作家さんの作品は読んでいないのだが、この作品はリーフの砂漠シリーズとリンクしているらしい。そっちのキャラが何人か出てきた。リーフのほうも同じような雰囲気なら読んでみたいのだが。どうなんだろう。
前半ゆっくりめに立ち上がるのに、オチの部分が駆け足なのが残念だった。オチになるおおもとの事件は解決していないし、攻の背景もまったく出ていないので、続編が出るのかも知れない。
砂漠物。砂漠の国の国王の叔父30代ぐらい?×発掘調査員25歳。
ボーイズ小説・いつわりの甘い囁き(リーフノベル)橘かおる
生活費を稼ぐためにコンビニでバイトし奨学金で大学に通う受は、ひょんなところを会社員で現在大学に入り直している攻に助けてもらう。アパートの隣りに越してきた攻と親しくなる内に…
上記の砂漠物を買う前に新刊で並んでいたこれのあらすじ読み、パテントの話かと思って買っていた。悪くない。
受は普通の家庭で育った大学生。奨学金をもらいバイトで生活費を稼ぐ。真面目で前向き。専門課程の実験中、素晴らしい発見をしてその研究を続けている。容姿は整っている。背丈は169センチ。ひ弱まではいかないが体力には自信がない。攻は電機グループの後継者。会社で詐欺に巻き込まれ反省して法学部に入り直して会社に行く傍ら大学に通っている。スーツの似合う威圧感のある雰囲気。女にもてそうな容姿。手際が良く頼りがいもある。
パテントが全面的に出てくるのかと思ったがそうではなかった。
攻が法学部に入り直した理由が今ひとつ。普通に会社で働きながらダブルスクールに通うか、司法試験を受ける人用の家庭教師でも雇えばいいのにとは思った。確か法律専門の講師はいたはず。ついでに攻が詐欺にあった事件も中途半端に説明されている感じ。ついでに攻が受を本当に好きだと自覚する部分は、これまでのことに比べてあっさりしていたような。それ以外は普通に楽しめた。
主要キャラの性格は悪くない。読後感も良い。受は前向きではっきりしていて最期のオチの部分はなかなか男前で良いと思ったが、攻はわりとヘタレだった。
受の発見を手に入れるため親に言われたとはいえ、自ら潜入して姑息な工作をしているところなんかアメリカンコミックの悪役のよう。家内制手工業・マニュファクチャーすぎて笑えてしまい憎めなかった。
上の砂漠物も雰囲気が似ている。こういう作風なんだろうか。それなら割と好きかも。他の既刊も買ってみよう。
グループの後継者20代半ば?×大学生22or21歳。一種の陰謀。特許。ほのぼの。
2作続けて読んで共通していると思ったのは、前半はゆったりと立ち上がっているが、後半のオチに関する事件は有耶無耶に流されている感じ。受が頑張って攻にあっと言わせている。受>攻な感じなのは好み。全体的にほのぼのとして少しドメスティック。結局この雰囲気が好みなのかも。
2004年06月12日(土)
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ボーイズ漫画・最後のドアを閉めろ!2:山田ユギ
最後のドアを閉めろ!2(ビボーイコミック)山田ユギ
大切にしていた後輩が結婚し、後輩の嫁の友達である攻と流れで寝て、付き合うようになった受。後輩の嫁はいなくなり微妙な3角関係になっていたが…
という表題と、その表題攻の兄のカプ(「開いてるドアから」のカプ)も少し出てくる。それと、大学時代からの同窓で出版社に勤める攻と古本屋で働きながらチェコ語の翻訳が出来る受の話が2本。割と盛りだくさん。面白かった。
カプが出来るまでの経緯をじっくり読めるのも嬉しいが、一応出来上がった後色々あって関係が深くなっていく話を読むのも好き。後者の方が前者より少ないので、その点でも面白く読めた。
カプが出来上がっているだけあってHシーンは多い。しかもこの作家さん比で濃厚な気がするのだが、気のせいだろうか。ついでに受が攻の背中にくっついて寝ているシチュは萌えた。
表題の攻は受が好きで、受が後輩を思い切るまでずっと待っている。我慢強い。受が攻とくっついた後も後輩を(恋愛感情は無しで)特別に思っていると分かっていても、それごと受け止めようとしているところは懐が深い。好みのタイプ。カプの片方が恋人より(或いは恋人と同じくらい)大切な存在が別にあるというエピソードは割とツボ。その存在と恋人を選べなくて葛藤するというシチュエーションは萌える。
受も後輩も良い男だと思うし、読後感も悪くない。
翻訳家の話の方がわりにシリアスっぽいというか。泣き寝入りな部分があって、そこらへんはすっきりしなかったかも。
これの雑誌掲載当時チェブラーシカが流行っていたので、そこらへんからネタを拾ったのかと思った覚えがある。チェコではアニメや人形劇が芸術として確立しているので、そんな東欧の雰囲気を思い出しながら読んだ。作家さんの趣味がよく入っているように見える。
また設定が合えば読んでみる。
リーマン物。3角関係? 会社員25歳×会社員27歳。出版関係者×翻訳家。
2004年06月11日(金)
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この日記の見方
この日記は、主にボーイズ関係の個人的なぼやきや萌えに浮かれた感想をこまごまと書き留めているものです。
当たり前ですが、個人の嗜好が強く反映され偏った感想になっております。
読まれた方のお好きな作家さんに、きつい感想を書いている場合もあると思いますが、辺境の個人日記の戯言として、読み流して頂けると嬉しいです。
ついでに。
取り上げる本やゲームやCDは全て正価で買ったもののみです。古本屋で買ったものは書いておりません。映画の感想だけはレンタル含みます。
同人は正価で買っても取り上げるつもりはありません。個人的に同人は、作家さんが好きなことを好きなように書く媒体だと思っているので、私の好みに合う合わないというのは違うと思うからです。
感想は、タイトル、出版社、作家名。
あらすじ、買った動機、読んだ感想。
受の性格、描写、攻の性格、描写。
内容に対しての感想。
その後続けて買うかどうかの判断、キーワード。
の順番に並んでいます。カプの性格までは一応内容のネタばれをしていません。
ネタばれが嫌いな方はそこで止めておくことをお勧めします。
買った動機を書いているのは、元々私がその作家さんに持っている感情が判断出来ると思って入れています。
好きな作家さんに対しては甘いめの感想になるでしょうし、いつも期待している作家さんが前作と同じクオリティでないと辛い書き方になるかもしれません。初めて読む作家さんには前知識が無い分新鮮な気持ちになるでしょう。この日記を読まれる方が、書かれている感想から足したりひいたりして判断して下さい。
キャラの描写は作中の文をそのまま抜き書きしています。
読んだ感想はおおよそ以下のようになっております。
大変面白かった>面白かった>割と面白かった=それなりに面白かった>悪くない>可もなく不可もなく=普通>微妙>今ひとつ>ちとつらい>つまらない>論外
他の書評サイトさんなどを拝見すると、星や点数で表しているところが多いのですが、点数をつけようとすると、途端に頭の中がフリーズしてしまうので、読み終わり本を閉じた時に感じた感想をそのまま書いております。
なので、急にこれ以外の感想の言葉を書くこともあります。
因みに「割と面白かった」と「それなりに面白かった」は、殆ど変わらないレベルの感想です。私の中にあるその作家さんの基準ラインの少し上が「割と」で、少し下が「それなり」という表現になっています。
もひとつ因みに「可もなく不可もなく」と「普通」も同じレベルの感想です。「可もなく不可もなく」はマイナス部分とプラス部分があってイーブンになっている感じ。「普通」はプラマイ無しで特記することも特にない感じ。
一応、個人の覚え書きを主目的として書いているので、未読の人のための説明は省いています。日記で取り上げた本を読んだ人にだけ、見て分かる作りになっていると思います。
正直、いまいちと感想を書いたものでも長年愛読することになったり、面白かったと書いても処分したり、時間が経てば感想が変わってくるものもあります。ただそうなるとややこしくなるので、あくまで読んだ後すぐの感想になっております。
【補足】
※現在日記の投票に参加しております。ジャバスクリプトを有効にして頂けると、クリックした後コメントが変わります。興味のある方は見てみてください。
質問を受けたので。
投票はどなたがされたか、私には分からないようになっています。私が見られるのは、今日、今週、今月、総数の投票数だけです。
現在、買っている小説誌の感想と申し込んだ全員サービスの詳細は別ブログで書き込んでいます。
機会があったらご覧下さい。
2004年06月10日(木)
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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最初のご挨拶
ここは
「眼花、井に落ちて水底に眠る」
という名の、ボーイズ小説&漫画を中心に個人的な感想を書いている日記です。
萌えのみに特化して書いています。
腐女子でないと楽しめない内容となっております。大丈夫という方は、以下の説明をお読み下さい。
この日記はボーイズ小説および漫画の個人的な読書感想と、BLCDなどボーイズ関連の感想。および同人関係のメモ書きに使うつもりです。
内容に対するネタばれ基本で、話のオチまで盛大にしているものもあるので、苦手な方は注意してください。
日記の詳細説明は2004年6月10日(次の日)に書いています。>
次の日
リンクおよび検索は、2004年6月8日(前の日)に書いています。>
前の日
この日記をはじめる前(移転する前)の感想は2004年6月7日以前に転載し、はじめた後(移転後)の日記は2004年6月11日から始まります。
日付検索はリンクのページで出来ます。
ご質問等なにかございましたら、下のメールフォームにてお願いします。
日記のタイトルは、昔授業で習った李白の亡くなった時のエピソードからです。
酔った李白が舟の上で、月を捕まえようと手を伸ばし湖に沈んだという内容で、このエピソード自体は後世のねつ造らしいのですが、酔って良い気持ちになりながら綺麗なものを捕まえようとして眠るように死ねるのは、ちと羨ましいと思いつけてみました。
2004年06月09日(水)
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こまいの置き場
リンク
つきのうらには
http://tukinouraniha.blog103.fc2.com/
管理人:月花理名さん
ボーイズラブ関連の感想ブログ。
未読作品を色々試してみたくなるブログです。
お遊び占い
何となく作ってみました。因みに私はナチュラルボーン。↓
ぼーいずはまり度占い
ついでにこっちは砂漠占い。砂漠物によくあるパターンをいくつか取り出し組み合わせてみました。特に何か1作品だけを参考にしている訳ではないです。因みに私はルート砂漠。↓
ぼーいず砂漠占い
イベント帰りかどうかの見分け方。同人イベントに行ったことが無ければ、意味がよく分からないかもしれません。
おたく度鑑定イベント限定
BL関連企画
自分で作った質問企画です。
※この作家さんはコレが好き。
1)作家名
2)作品名
3)2の一言感想
4)総括。1行ぐらいで。
・名前を挙げた作家さんの作品の中で特に好きな作品の感想を一言述べていく企画です。
・作家名は漫画家でも小説家でもレーターでも好きな作家さんの名前を入れてください。何名でも。
・作品数の少ない作家さんも、好きなら是非語って下さい。
・作品名は特に好きなものを1〜3ぐらいまで。
・他の作家さんとの比較ではなく、あくまでその作家さんの作品の中での順位付けです。好き度なので選べないという答えもOK。
・絶対守るルールではなく、やりやすいよう個々に改変してもかまいません。適度にゆるーく。
私の答え
BL小説編
BL漫画編
読書メーター
※現在メアドの変更を間違えて読書メーターにログインできていません。万が一この日記サイトも消えたら、、どうしましょう。
2004年06月08日(火)
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青田買い2003年2月・3月・4月
2003年2月
松幸かほ/南野十好/ゆりの菜櫻/鳥城あきら
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いてみることにした。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
・人の気も知らないで/松幸かほ(ショコラ2003年3月号)
建設会社に働く受は社長の息子の攻に好かれている。弟のように思っていたが、残業をしていたある日の夜、告白されたが将来を思って身をひく…。
デビュー作。PNを「あきた小町」から変えたよう。
受の性格は真面目で好感が持てたが、受にふられて荒れる攻は実際側にいたらウザイヤツだろう。仕事で私事を引きずって他人にあたったり穴を開ける人間は最低だと思っているので、あまり好感が持てなかった。チーマーの頭悪い攻なので、変に真面目でも設定的に合わないのは分かるが。今後単行本が出たら設定如何では買うつもり。
・close to you/南野十好(リンクス1号)
大手機器メーカーに勤める受は残業後、酔っぱらいに絡まれたところを助けられたがその相手に強○されてしまう。そんな出来事の後で止めた先輩の手がけた設計を修正することになり…。
小さく綺麗にまとまっている感じ。この話は受が攻を好きになった過程が分かりにくい。相手を認める過程は分かったが、それが恋愛に至った所が分かりにくい。強○ではじまっているわりに、終わり方の後味は悪くない。でも単行本を買うにはもう一枚何かが弱い。
・最凶の男/ゆりの菜櫻(シャレード2003年3月号)
受は弱小スポーツ雑誌社勤務、攻はランキング3位のテニスプレーヤー財閥の息子。受と同居するために色々画策する…
まさかこのアホっぽいタイトルを二度目に目にするとは思わなかった。内容もトンデモ。オチはストーカーの話が出た時に分かったが、別に推理物ではないのでそれは構わない。ただ、ストーカー行為の描写がテンプレのようで、それはあのオチなので仕方がないのかもしれないが、ただの筆不足にしか見えなかった。全体的にエピソードの連結がぎくしゃくして見える。攻は金持ちのトンデモ設定ならもう少しそれらしく書いて欲しい。鬼畜というよりは電波。中途半端な感じ。もう少しコメディタッチで書いた方が設定の滑稽さが生きた気がする。全体的に微妙。
・クレーム受けます前編/鳥城あきら(シャレード2003年3月号)
重機器会社の話。続編。本が1册出ているが、まだこのリフト物とその単行本の話しか読んでいないので、一応載せてみた。
前回の話は、エピソードの繋がりがいまいちで受攻のお互いの距離感が縮まっていくのが分かりにくかったけれど、今回のは非常にバランス良く書かれていた気がする。二人とも仕事熱心で頑張っている姿は気持ちが良い。
ただこの作家さん、この手の企業に勤めていたので仕事内容に詳しいようなので(金糸雀も似た業種だった)、それ以外の設定でどんな話しを書くのか。
個人的には色々な話に挑戦して作家の幅を広げて欲しい。金糸雀の話は好き系ながらツボを外した内容だったが、この話は面白いと思った。単行本化されたら買うつもり。
ついでにいうとエロシーンは久々に萌えた。受が膝頭で撫でる描写は自分にとって目新しかった。ごちそうさま。
2003年3月
羽室遊宇/三岐ともき/佐伯まお/冴島久美/紫端とおる
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
ボクがキミを好きになる前に・羽室遊宇
受はコンビニでバイトしている攻と親しくなる。攻は受の幼なじみである少女が目当てで受と仲良くしたいと思っていると誤解しながら、友情を育てようとする…。
悪くないが目新しさは無い。同じ描写が繰り返されてくどく、持って回った書き方の箇所もあるが、書き慣れれば気にならなくなるかも。受が空手をやっている設定は生きてないので、別になくてもよかったのではないか。受はおどおどしすぎかも。友達がいずに孤独だけど、実は周りは友達になりたがっていたとか(受がそこまで注目を浴びている魅力が伝わらない。まさか可愛いという理由だけじゃないよな)、攻がいきなり受に好意的になりすぎていたり、攻が受を好きだという態度に気づかないまま延々と話が進んでいくのは、ちと鬱陶しい。
この作家ならではというのが見えにくい。
HELP!・三岐ともき
大学生受は銀行強盗に巻き込まれ、同じ大学の製薬会社御曹司攻と知り合う。教員志望の子供好きで、攻の弟の遊び相手になっているうちに攻に就職を世話して欲しいからと誤解され…。
面白い。話の切り口が変えてあり新鮮に感じた。最後の義母とのやりとりは展開が甘い感じがしたが、それを棚に上げて、ついでに誘拐事件の過程の出来も棚に上げて、面白かった。
受がへこたれない系で男前で真っ直ぐだし、攻はほどよく鬼畜で壊れ系で美味しかった。挿絵のせいかもしれないが、作風はギャグ突っ込みの少ない水月ありーなのようだ。久々に期待の新人さんか。まだこれしか読んでいないので4月に出るデビュー単行本は是非買いたい。
御布施のつもりだった花丸春号がこの作品のために生きた。てか続きがものすごく読みたい。何度も読み返してしまった。
純情! ハイウエィビューティー・佐伯まお(松本デストロイ改め)
地元でやんちゃしていた攻は、更正のため北海道の叔父の元に送られ、トラック運転手の受の弟子となって修行するが…。
この時代にトラック野郎…。ピカピカデコラティブなトラックに任侠の世界…。誰がこの作品にOKを出したのか。意外性だけを狙って書いたのか。久々に吃驚するような設定に顎が外れそうだったが、飾り立てた愛車のデコトラに言葉もなく立ちつくす攻に向かって「ちょっと地味だったかな」と可憐に頬を染める受に笑った。そして弟子いりした攻が受をアニキと呼び、Hで逝くときにアニキ!と叫ぶ姿は北島三郎ならぬサブの世界。ここまで突き抜けているなら全然大丈夫。大好き。
伝説のトラッカーの受は女性ぽい華奢なスタイル。攻は不良でならしたハンサム系なので本当のサブなわけではない。
正直、花丸の新人作品は、他の雑誌より文章がこなれていなかったりレベル低いのも多いのだが、他ではあまり見ない設定の多さは一番だと思う。色物好きの血が騒ぐ。前作は今一つ印象が薄かったが、この路線で行くなら買う。
追憶・冴島久美
受は高校の時に付き合っていた教師の攻に結婚するから別れてほしいと言われて以来自棄になって行きずりの体の関係を続けている。ある日、ナンパされて寝た男の兄が別れた攻だとしり…
文章はそこそこ書けていると思うが何とも。基本的に躓いて自棄になって堕落するタイプは好きになれないので、受も好きになれなかった。自分がこんなになったのはあいつのせいだと自ら自滅しておいてウダウダ考え続ける人間は鬱陶しい。
間違った方向でも復讐してやるとか、もっと魅力的な人間になってやると開き直った方が好印象。
設定によっては面白く読めるかも知れないが、じめっぽい作風かも。
ハウマッチ?!・紫端とおる
受は友達の出しているフリマで300円で攻に買われる。家までついていきそのまま勢いでH。で、よく分からない何かで揉めていた。
読むのが疲れた。体よくナンパされて口先に乗せられてHして、1度のHに引きずられて好きな気になって出来上がって、しかも彼氏ーはホテルの社長ー。…身も蓋もない話だった。大概のボーイズのパターンはこういうものだが、その衒いのない話に衣を被せて、第一は愛情で繋がっているのー。体やお金は二の次ーと嘘でも良いから取り繕ってくれないと萎える。
2003年4月
吉田ナツ/すずもと里絵/杉浦ユエ/久我有加
ボーイズ小説・桜の花が散る前に(ビーボーイ5月号2003)吉田ナツ
男関係が激しい兄を持つ受は、ある日兄の元に夜這いに来た攻に一目惚れする。攻は自分が同性愛者か確かめたく兄の誘いに乗ろうとしたのだが、受と付き合うようになり…
前に読んだバンド物が好みだったが、これも面白かった。かな。好みな作家さんに成長してくれそうで将来が楽しみ。攻は真面目なノンケタイプで好感が持てる。受も恋に恋する可愛いタイプではあるが、攻と付き合うことになって「どんどんきれいになる自分」を自覚する下りは女性の感性のようでひいた。
男でもそう考えてもおかしくはないのだろうが、好きなエピソードではない。
受よりも兄が可哀相な話だった。こちらに感情移入したら受が好きでないと考える人もいるかもしれない。次の作品も読んでみたい。
ボーイズ小説・死体より愛して(ショコラ5月号2003)すずもと里絵
冠婚葬祭会社に就職した攻は明るい性格を自負するにも関わらず葬儀部に配属されてしまう。そこで出会った先輩受は、葬儀を愛して止まないフェチな性格で…
設定の着眼点は面白い。リーマン物も学園物も手垢がついているので、変わった業種物が読みたい時は、こういうチャレンジをしてくれる作品はありがたい。攻は明るく熱血。受は天然の入った物静かで冷たい雰囲気で葬儀場にはぴったり。攻視点。攻が受を好きになる下りは説明不足ではないが納得出来ない感じがした。受が攻を好きになった理由はもっと分からないが。もう少し書き込んでくれれば面白くなる気はするが、設定が珍しいから目をひいたので好みの作家さんになってくれるかは保留。
ついでに私事だが、この話を読んでいる時に身内の訃報を聞いた。受の語ったご遺体への心構えを葬儀で思い出してしまった。何となくありがとう。
ボーイズ小説・踊らされたわけですか(ショコラ5月号2003)杉浦ユエ
保険医の受は保健室にたむろする生徒を注意して、その中の一人・攻に保健室でやられてしまう。後日攻が学校を休んでいると聞き、家へ訪ねていきやっぱりやられてしまう…
それでくっついて終わりというやってるだけの話だった。ポルノというにはHシーンが凝っていないのでただのやってるだけ話。攻も受も性格はテンプレ。好みの話ではない。
ボーイズ小説・何でやねん!(ディアプラ10号2003)久我有加
高校生の受は毎日攻から漫才のコンビを組もうと勧誘されている。受は昔、自分の関西弁を笑われ苛められたトラウマからその手一般の話は嫌いになっている。ある日攻に連れられお笑いのライブに行った先で昔率先して苛めていたクラスメートの女子と再会し…
単行本を2册出しているので新人さん扱いしようか迷ったが今回で最後。それなりに安定してきて、作家の特性も出ている。結構面白かった。ただ私が関西出身なので特に受や攻の話に親近感は持ったが、別の地方の人も同じように思ったのだろうかと、ちと疑問に思った。関西弁は馴染みがあるし好きだが、次は関西弁から離れたキャラが見てみたい。
受はキックボクシングをしていて強いが攻には弱い。攻は情けない感じでとても好みだ。次号予告にも同じレーターさんで名前が上がっていたが続くのだろうか。続くとしたら楽しみ。
因みにお笑いは、他人をバカにして笑いを取るタイプより、自分を落として笑わせるタイプの方が好きだ。
2004年06月07日(月)
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青田買い2003年5月・6月・7月
2003年5月
佐倉朱里/市村奈央
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
・羞花閉月(リンクス3号)佐倉朱里
月と茉莉花の続編。古代中国の滅ぼされた国の盲目の公子が滅ぼした国の王に幽閉され、いつしか心を通わせて恋仲になる話。前は両思いになるまで。今回は公子が元服するまでの小話。
前作しか読んだ記憶が無いので新人さん扱いしているが、新人さんよね? 取り敢えず。前作は元々あまり興味のひかれる設定では無かったが、最後まで一気に読めるぐらいよく作られていた。よどみなく書き慣れていたので新人さんとは思えなかったのだが、どうなんだろう。今回は前作のおまけのような他愛もない話だが、6月に出る新刊が面白く読めれば十分に楽しめる。
この作家さんの現代物も読んでみたい。次作も楽しみ。
・ウエディング狂騒曲(ビーボーイ6月号2003年)市村奈央
攻は教員を目指してフリーターをしている。ある日ファミレスの深夜勤務を終えて寝ているところ、大学時代に友達だった受が駆け込んできて見合いをしたくないので付き合っているふりをして欲しいと頼み込む。受に片思いしていた攻は引き受けることにして…
2号連続で載るらしい。次のデビューで掲載されるのが宮田優一の話だったらちと笑う。良くも悪くもビボーイの匂いをさせている。ヘタレるのが早そうで今ひとつ不安。今のところ単行本を買うまではいかないが、雑誌に載っていたら取り敢えず読む。といった感じ。後は様子見。
2003年6月
佐伯まお/篠原さくら/佐伯温
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
・やたらあつかった夏の日(花丸初夏の号2003)佐伯まお
母子家庭で中学生の受の家に家出した姉が子供を二人連れて戻ってきた。そして受に預けて出稼ぎに行くと言い残して再びいなくなってしまう。子供の世話が出来ない受は隣に住む同級生の攻に助けて貰い…
粗暴ガキ大将攻と貧乏クジをひきながら真面目に生きる受。昨今のボーイズにしてはえらく貧乏くさい話だった。前のトラック野郎もそうだったのでもしかして作風? 派手なお金持ちの話を書いたら浮く人かも。地味でほのぼのした話だが前のトラック野郎の方が好みかな。ピアスで縄師の単行本を出したらしいが、好みで無さそうなので未読。個性はありそうなのでまた機会があったら読んでみたい。
中学生もの。同級生。貧乏。ほのぼの。
・アナタに愛を(花丸初夏の号2003)篠原さくら
アイドルの受がマネージャーの攻が好きと気づき(体の関係は元々ある)、告白するまでの話。
言いたいことは分からないでもないが、今ひとつ花丸らしくない感じ。私の萌えとは一致しなさそう。2回目の掲載らしいが前のを覚えてない。その時も萌えにヒットしなかったのだろう。
マネージャー×アイドル。コメディチックの明るいノリ。
・社長秘書の憂鬱(花丸初夏の号2003)佐伯温
真面目な社長秘書の受は社長の面倒を公私ともに見ている。ゲイの社長のために二丁目から男を見繕ってくるが、その男が愛人になり…
よくあるパターンと言えばよくあるパターン。生真面目で堅い秘書とやり手でぶいぶいいわせている社長。目新しいものは無かった。エピソードが切れているというか、ちと詰め込みすぎのような気もする。もうちょっとキャラの心情を書いて欲しかった。あれでは誰にものめれないというか好感が持てない。
可もなく不可もなく。どちらに転がっていくのかも分からない。
社長×秘書。リーマンもの。
2003年7月
佐屋野一美/小島義美/絢谷りつこ
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
今月は殆ど読んでいない。わやわや。
陽だまりのキセキv(ビボーイ8月号)佐屋野一美
御曹司で体の弱い受は会社のパーティで謎の男・攻と出会う。攻は霊能者で受の父親に請われて会社付の仕事をするようになり、受は何度か会う内に…
単行本が出たけどまだ作品数が少ないので一応。基本的には好きなタイプの作家さん。作品に人の良さのようなものが滲み出ていてそれが好きなのだが、あまり筆力があると思えない。筆力の無い作家さんが霊能者だの超能力だのファンタジーだのを書くとものすごく辛くなる。幽霊みたいなものと戦っている攻は、正直滑稽に見えた。筆力が安定するまでは、地に足着いた現代物を書いていた方が良いのではないかと思うが、余計なお世話か。
膝を抱えた狼(ビボーイ8月号)小島義美
中学生の主人公は、成長過程の少年にありがちな世界と個人の感情のギャップにイライラしている日々を送っている。そんな時に同級生の彼に家に上げて貰い。それから何となく遊びに行くようになるが…
久々に見た暗い話。新人さんかどうか分からなかったが、珍しかったので書いてみる。再度どこかで書かれたらきっと印象に残ると思うので。ちょっと往年のジュネっぽい。家庭内暴力に近○そー姦。初めてのHは彼の父親というお好きな人にはたまりません。という感じ。好みかときかれたら今のところ素直に首を縦に振れないが、確固たる世界観を持っている作家さんは好きだ。
グレゴールの遺言(リンクス8月号)絢谷りつこ
どこかの世界での話。10年前に失踪した恋人から手紙が来て、受が戻ってきた。攻は喜んで再び付き合うようになるが、受には秘密があって…
それなりに面白かった。期待の新鋭と書かれてあったが新人さんあつかいしてもいいのかしら? 独特の世界観があり文も話も安定して安心して読める。まるでどこかで長く書いていた作家さんのようだ。ただそれなので良くも悪くも落ち着いており発展性が無い感じ。これからこの作家さんはどんな話を書いてくれるんだろうという感じは無い。好みではあるので出たらまた読んでみたい。このまま消えて欲しくは無いが今のところ萌えはない。
近未来? ロボット。身代わり。
2004年06月06日(日)
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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青田買い2003年8月・9月・10月
2003年8月
吉田ナツ
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
甘い嘘・ビーボーイ9月号・吉田ナツ
フリーライターの受は保険会社の冊子の依頼を受けて会社に赴きそこの会社員の攻と出会う。その夜攻と受を交えての会社の飲み会の帰り攻に誘われ部屋に行くが…
面白かった。でもまだデビュー予備軍なのね。結構長いようなのだがまだなのか。この作家さんの書く人の良さそうな攻は好きだ。金が無くても顔が悪くてもこのタイプの男だったら十分魅力がある。ただ受の暗い過去が最後にぱっと出てさっと終わった感じで流れのバランスが悪い気がした。次も楽しみ。
ショコラの新人バトル第五回。記録していない。
2003年9月
森川真澄/永瀬いさな/佐倉朱里/響高綱/佐伯まお/織田紗実
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
空に似ている(小説ビーボーイ10月号)森川真澄
受(多分)合唱部員、攻(多分)はバスケが上手く頭が良い。攻に密かに憧れていたが、高校二年生に同じクラスの隣同士になり話をするようになる。1年を通じて攻の良さを知り更にひかれていくが…
面白かった。高校生の時期の透明感、センシティブさが全体に出ておりたまに読むと非常に心が温かくなり萌える。自分の心境を空になぞったりと恥ずかしいと言えば恥ずかしいのだが、新人さんらしい作品で楽しんで読めた。
ただこの作風ビブロスでやっていけるのだろうか。次も期待。
モリガンの天秤(リンクス10月号)永瀬いさな
女傑の祖母が亡くなり養子4人に遺産の遺言が公開された。攻は女傑の唯一の血を引く孫であったが、女神像を相続させるという約束につられて祖母の家に弁護士見習いとして戻ってくる。そこには一目で気になる受の姿があった…
面白かった。文体や流れは、新人さんにありがちなこなれていない頭でっかち気味なのだが、それは書き慣れれば取れるはずなので気にならない。女神に心情をなぞりすぎて頭の中だけで謎を解決しているのは残念。
一応のミステリーの体裁を取っており2段階の謎解きはそれなりに良い。動機も悪くはない。こういうのが好きで好きで書いているというのがよく分かる。内容はそこそこ書けているとは思うが、何より気に入ったのは受(女傑の最後の養子)の苛烈な性格。思いこみが激しくきつい。けどそれが魅力的に書かれている。個人的に指が3本無いのはフェチっぽくて良かった。無くなった理由は辛い過去なのだが。前回のグレゴールと似た雰囲気ではあった。つーか新人さんのタイプが似ている?
陽炎の国と竜の剣(リンクス10月号)佐倉朱里
砂漠の国ミーランの国では水が枯渇しかかっていた。若い王は叔父から一人の客人を預かる。その男は水を戻してやろうかと持ちかけて…
単行本が1冊出ているけど、作品としては2作目なので一応。まあ面白かった。よくまとまっていた。古代中国(というか中央アジア?)の国を舞台に魔法付きでファンタジーちっくに書いている。この作家さんは歴史が好きなのか、この手の設定は違和感無く安心して読める。受は殆ど前作と似ていたのでこのパターンのカプが好きなのだろう。ただ魔法の位置が分かりにくいというか。中盤からいきなり魔法が普通に出てきたので、魔法がどのぐらいこの世界で占められているのか説明して欲しかった。後攻の正体も少し唐突過ぎる。あのページでこれだけかければ良いとは思うが、1冊分で書き足してじっくり書いて欲しい内容。もしかして長文タイプなのだろうか。次は現代物が読んでみたい。
教えてあげないっ!(花丸秋の号)響高綱
高校生の受は父親から家庭教師をしないかと持ちかけられる。出向いた先には社長・攻(25歳)が待っており、中卒で高校に行けなかったので入りたいから家庭教師を頼みたいと持ちかけるが…
面白くなかった。設定は奇抜なのだが、奇抜だけに説得力のある内容にしてくれないと、なんじゃこれは。で終わってしまう。んで、なんじゃこれはで終わってしまった。まず攻が受に家庭教師を頼んだ理由が不透明。ついでに高校に行きたい理由は語られていたが、あまり説得力はなかった。ついでに受験のテストで良い成績を取れたという理由で、ご褒美に攻が受を押し倒すという理屈もよく分からない。つっこみどころ多すぎ。
南風と太陽(花丸秋の号)佐伯まお
沖縄出身の受は東京で事務員をしている。ゲイであるため上京したが、付き合っている男は暴力を振るいそれが嫌で仕方がない。そこにいつも通勤途中に出会う男・攻と話す機会があり…
可もなく不可もなく。何度かこの作家さんの話を読んでいるが、なんつーか泥臭い。悪い意味ではなく、文章が埃っぽい匂いがする。前の片親で住んでいる高校生の話にしてもトラック野郎の話にしても設定のためにそう感じるのかと思ったが、今回もそうなのでこの埃っぽさは作風なのかもしれない。
受が沖縄では感じなかったストレスを都会で生活している間感じまくり禿げになるエピソードがあるのだが、すべてに置いて「大らか」な沖縄でもゲイであることはストレスだったのね。と思ってしまった。
ついでに受が暴力元彼と離れられない理由が、他に自分の体を抱いてくれる人がいないから。というのは即物的でひく。嘘でも「心が寂しいから」とか取り繕って欲しいのだが。それで攻に初めて抱かれて、元彼と別れる気になっているのは直球すぎて笑った。
結局二人して沖縄に戻っていったので、何しに東京に行ったかというと婿を探しにいったわけね。
10月に単行本が出るらしいのでこれは買うつもり。個性はあるので作品は楽しみだが、泥臭い作風が苦手方面で発揮されると個人的には辛いかも。
FireBlood(花丸秋の号)織田紗実
生え抜きの消防士である攻(25歳)はエリートの道を捨てて小さな分署にやってきた。一方そこに配属されていた受(30歳)は8年前に同僚を亡くして以来ずっとそのことが暗い陰を落とし続けており…
消防士もの。好きな設定をよく調べて萌え萌えで書いた感じがして面白かった。消防士ものは案外少ない。ボーイズでは火崎さんの単行本未収録の奴ぐらいしか読んだことがない。ミステリの「鎮火報」を読んでから消防士ものを読んでみたかったので満足。
全体的にくだくだ堅い部分もあるが、新人さんなので書き慣れればどうとでもなる。謎解きやオチはきれいで良かった。ただ全体的に話中心でカプが相手の事を考えるエピソードは少ないように思える。初めてのHになだれ込むところもその前に一度受視点で攻にひかれた理由を述懐してくれれば良かったのにと思った。ついでに結構重い内容。
しっかりしているのでまた次の話が楽しみ。消防物をまた読んでみたい。
2003年10月
ゆりの菜櫻/島田迫/すずもと里絵
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
最凶のアムール・ゆりの菜櫻(シャレード2003年11月号)
第二話。テニスプレーヤーの攻の試合でフランスに連れてこられた受は、その先で攻のはた迷惑な行為を受け続けるが…
つまらない。続編があるとは思わなかった。前回より読みやすくなった気はする。カップルになった二人一方的な甘甘が書かれている。攻が突き抜ければそれなりに面白くなるのかもしれないが、どこかで見たことのあるエピソードをなぞっているだけ。受も大げさに騒いでいるが大したことされていないのであまり同情(?)出来ない。最後のオチが1話目と同じなのでもう少し変えればいいのにとは思った。別の話も読んでみたいような別にいらんような。うまく化ければ面白くなるのかも。
クラブサンド・島田迫(シャレード2003年11月号)
高三の受は本屋に注文していたマイナー作家の新刊を取りに行き、そこで自分と同じ作家が好きな人間が居ることを知り気になる。それは同じ学校の後輩でバスケで活躍している男だった。あるきっかけで話すようになるが…
普通。自分と同じ趣味で相手の事が気になり仲良くなるが、相手が自分のことを中学時代から知っており片思いされていた事を知り、裏切られた(?)ような気持ちになった下りは、流石おたくの怒りポイントだと笑った。嫌いな雰囲気ではないので、もう少し書き込んで書き慣れてくれれば気になる作家さんになるかも。
ところどころ使われる単語の古さが気になった。普段はあまり気にしないたちなのだが。
ファミリーゲーム・すずもと里絵(ショコラ200311月号)
借金を取り立てに行った先で赤ん坊を拾ったやくざ・攻とその父親だと名乗り上げた公務員・受の話。
死体より愛して(ショコラ5月号2003)の勝者だそう。勝ったのね。やくざの攻が負債のカタに逃げた女の赤ん坊を手に入れ、その子を認知した堅物の役所勤めの受がやってきて同居し、その同居料として攻が押し倒すという流れ。
前回より起承転結の流れは分かりやすくなったが、キャラの心情が表面をさらっと流されている気がして話にのめれなかった。テイストとしてはショコラ作家っぽくなっているが、この作家さんならではという個性が見られない。
2004年06月05日(土)
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青田買い2003年11月・12月・2004年1月
2003年11月
六青みつみ/市村奈央
今月の青田買い
雑誌でしか見ないような新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
至福の庭・リンクス12月号・六青みつみ
大学時代にトラウマを負い対人恐怖症、外出恐怖症になった受は、兄のカウンセラーの元で暮らしている。兄の患者として訪れた会社員の攻は何かと話しかけてくれ、外に遊びに行こうと誘われるが…
作家さんとしては初読み。悪くはないのだが色々微妙。文章はしっかりしているし、キャラの言動も首を傾げる部分は無い。デビュー単行本は設定が好みでないので読んでないが、何となく作家さんは強引で王様な攻と堪え忍ぶ健気受という図式が好きっぽいかも? と思えるような話だった。見えないアンダーラインが引いていそう。王様な攻属性が強くなると個人的に読めなくなりそうだ。今回もいい人に見えて実は何様だったのだが、一応ボーダーライン内だった。
受のトラウマの原因が攻に大きく起因しているので、やり直したいという攻にどの口がいうねん。帰れ。と言いたくなるが、反省してるし改心した後は誠実であるので(強○未遂の部分はともかく)まだマシ。両思いになった後で攻が受を大切にしてます的エピソードを入れれば、もう少し好意的になれたかも。リンクスの新人さんは他と比べて、内容がしっかりしている印象がある。
きっと騎士(ナイト)に恋をする・ビブロス12月号・市村奈央
高校生の受は亡くなった叔父が生前話してくれた物語が盗用されていると知り、作家である大学生・攻のところに文句を言いに行くが、攻は叔父と同級生で親友だった…
可愛い系の話を書く作家さんらしい。これまでもほのぼのだったが今回もほのぼの。もう少しこなれてくれれば好きな話と思えた。ちょっとお馬鹿な受を可愛がる攻という図式は嫌いではない。
でももう少しこなれてくれればな。生き残って好みの話を書いて欲しいと思った。
2003年12月
青野ちなつ/毬谷まり/いつき朔夜/烏科ひゆ/晴野そらめ
今月の青田買い
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人さんの話の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
ラブシートで会いましょう・ビボーイ1月号2004年・青野ちなつ
会社員の受は飛行機に乗っている際、キャビンアテンダントになった中学時代の親友攻と再会しうっかり寝てしまうが…
文章はそこそこ。内容も悪くない。ほのぼの系の人か。前半はそれなりに楽しんでいたのに、後半攻とのエピソードの後受遁走というパターンが3度ほど続き、もうちょっと変えて欲しいと思った。ついでに攻が受の搭乗券に細工するのはちょっとひく。んで受を探すためこの職業についたというのは、そりゃ無理だろうというか電波っぽい感じがする。も一つついでにちょっとくさいと思うシーンもある。こちゃこちゃ言っているが全体的には好き系な話。馴れたら気にならなくなるのかも。他の作品も読んでみたい。
もう一度クリスマス・イブ・シャレード1月号2004年・毬谷まり
事故で18才以降の記憶をなくした受は、なくす前一緒に暮らしていた攻と再び暮らすようになる。恋人だと言われそのように付き合うが…
面白かった。これがデビュー作らしい。一種の謎解きになっており、どんでん返しもそれなり。記憶喪失で男の恋人と同居というのは高遠さんを思い出すが、もちろん話の展開は違う。割とほのぼのとしているというかシャレードっぽい作風だと思う。好きなタイプ。次の作品も楽しみにしている。それにしてもこの作家さんの名前をどこかで見た記憶があるのだが、どこで見たのだろう。気になる。
コンティニュー?・ディアプラス2004フユ・いつき朔夜
妻が失踪し生後11ヶ月の乳飲み子を抱えて会社を首になった受は、背に腹を変えられずゲーム会社の社長・攻の愛人になるが…
目新しい物はないが悪くない。色々突っ込みたいところはあるが、書き慣れれば解消されるだろう。ほのぼの系で好きな作風ではあったが、この話自体は好みでない。他の話も読んでみたい。
どうでもいいことだが、挿し絵の人のコメントにある女の子が可愛かった。
ホシガミエルカイ?・ショコラ1月号2004年・烏科ひゆ
バトルの片方。学園退魔物。退魔コースにいる受が、魔物をやっつける試験中に天敵の攻とHして出来る話。面白いとか面白くないとか言う以前。論外。1P目で延々昼休みのパン争奪戦をやっていて学園物かな? と思いながら読んでいたらその学校には退魔コースがあることが分かり「?」となった。ギャグだと思っていたらいきなりオカルトになったような気分。あらすじを追うことに精一杯でエピソードの枝葉の楽しみがない。変わった設定で勝負するのは良いことだと思うが、この手のエセオカルトみたいな設定は、あからさまに作家さんの筆力が出ると思っているので、読んでいてつらい。
虹色のヒラメキ・ショコラ1月号2004年・晴野そらめ
バトルのもう片方。相手とHすると未来が見えるという高校生の受が、攻とHするが未来が見えず、好きな相手とHしても未来が見えないので好きだと自覚する話?
ちょっと違うあらすじだがまあこんなもの。こちらも論外。こちらもあらすじを追いすぎ。あらすじが骨ならエピソードは血肉。両方きっちりついて初めて話として綺麗にバランスが取れると思っているが、この話も骨付きチキンの食べ終わった後みたいな感じ。骨にちょこっとしか肉がついていない。話も筋が通った気がしない。どのキャラにも好感が持てない。
ショコラのバトルは趣向として面白いが、投稿者のレベルが高くないと辛いのではないか。どちらが面白いかではなく、どちらがマシかになっている気がする。
2004年1月
神楽日夏/小川あんり/馬原鉄/絢谷りつこ/花月咲夜/南野十好
今月の青田買い
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人さんの作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
小説アクアはショコラと同じく新人バトルが入っている。これで勝者が即単行本デビューはいくら何でも乱暴すぎると思うのだが。
掟破り・2004年ビーボーイ2月号・神楽日夏
高校生の頃気になっていた攻と再会して、攻の通っていたバーに勤めるようになった受。どさくさで同居するようになり、Hもする仲になったが攻の不興をかわないようにと我慢して…とかいう話。嫌いでない。設定もキャラも好みなほう。投稿だったので仕方がないのだろうが、いつか書き足されることがあれば攻受の背景をもう少し書いて欲しい。そうするともっとキャラに親近感が持てると思う。受が攻に嫌われないよう頑張っていたが誤解されて切れて、本心を告白するという流れなのだが、切れるきっかけが何かあったように見えずどうして急にこの展開になったのかと思った。次も期待。
運命の人・小説アクア創刊号・小川あんり
受験で悩んでいた受は人気の占い師・攻にみてもらい運命の人と会えると言われるが…とかいう話。オチは攻が運命の人。面白い、面白くないと感想を言う以前。同人スカウトの勝てば単行本デビューの挑戦者(?)の一人。一応起承転結は書けているがそれだけ。攻に指定されたホテルに行って攻に告白されるのだが、いつのまにか悩んでいた内容からどんどん外れている。何一つ解決していないまま、いつのまにそんな話に? と考え込むような結論になっていた。欄外に載っていた担当によるとHシーンが分かりやすいのが魅力らしいが気付かなかった。書き慣れればもう少しマシになるのかもしれないが。
勝負!・小説アクア創刊号・馬原鉄
空手に生き甲斐を感じている主人公は事故に遭い空手の道が閉ざされる。そこへいつも突っかかってきていた先輩が見舞いにやって来て…
もう少し長い目の話を読んでみたい。この短さでは分かりにくい。同人スカウトのもう一人。つたない文章ながら笑える部分もありキャラも立っていたので、書き慣れればもう少し読めるようになるかも。ただパロをやっている人っぽいので、その匂いが消えたときに同じ物が書けるのか。
これで勝って単行本デビューになっても、今のままではきついと思うのだが。
私が投票するとしたらこっちの人かな。でもあくまでどっちが良いではなく、どっちがマシか。という視点。
イミテーションスター・リンクス2月号・ 絢谷りつこ
高校生の受は幼なじみの攻が学校に来ないのが心配で仕方がない。今日も攻がいる廃工場の中に行ってみるが…という話。前回と違い現代物。と言いつつ年代は少し遡るようだ。雰囲気は10年前の青春物のように古いのだが、話は悪くない。ただ気を引く目新しい物がないので、悪くはないけど…で終わっている。
しっかりした文章で安定しているので、ものによっては萌える作品を書いてくれるかも知れない。
Beloved you・リンクス2月号・花月咲夜
保育士をしている攻は幼稚園の生徒の父親と仲良くなる。好きになってはダメだと自戒するが…。という話。新人さん扱いして良いのか分からなかったが検索してもあまり出てこなかったので一応。
可もなく不可もなく。ほのぼのしていたので設定によっては萌えるかもしれない。文章は書き慣れているっぽかった。リンクスは好みがあるが一番新人さんもしっかりしているような気がする。
箏花・リンクス2月号・南野十好
琴の家元を継ぐ受が、合奏する相手にかつて子供の頃に助けてもらった攻を選び練習をするが、攻のことが好きであることに気付き…という話。
よわよわでセンシティブな受と普通の大学生っぽい攻。悪くはないのだが、手垢がついた設定と展開で印象が薄い。何かに特化した書き方でないので、流れるように話が終わりぱっとしない。出来ればもう少し攻の普段の生活、学校での生活など。を見てみたかった。キャラの背景が薄いので親近感が持ちにくい。
2004年06月04日(金)
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青田買い2004年2月・3月・4月
2004年2月
志水菫/藤井栞/小林典雅/水波ゆら
[今月の青田買い]
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人さんの作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所まで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
不器用なポーカーフェイス(ショコラ3月号)志水菫
幼稚園を引き継いだ攻と幼児向けの教材を売る営業マン受。何かとつっかっかられて腹を立てている受は幼稚園の慰安旅行に連れて行かれて抱かれるが…という話。
前回読んだ記憶はあるが、文章はずっと上手くなっている気がする。話の流れも前回より良いが、ところどころ唐突な感じがする。この作家さんもショコラテイストの作家さんになってきた気がする。作家自身の萌えツボが今ひとつ不明なので、自分に合う作家さんかどうかは保留。
ナチュラルな関係・前編(アイス3月号)藤井栞
幼い頃2年間母親に捨てられたトラウマのある生徒会長の主人公は、誰もいない放送部で日頃の鬱憤を叫ぶのが日課。以前助けたことのある放送部の問題児にその秘密を知られてしまい…という話。
後編がまだなので感想は次。でも続きは気になる。センシティブな話っぽい。まだカプになっていないので受攻の表記は無し。あまり目新しいものはないが、新人さんらしい意気込みは感じられる内容。
棒投げ橋で待ってて(シャレード3月号)小林典雅
看護士をしている攻のアパートに、親戚で幼い頃1度だけ一緒に遊んだ受がやってきた。やり甲斐を見つけるまで泊めて欲しいと頼まれ同居する事になるが…という話。今月の3人の中では一番個性的で面白いと思えた。受の丁寧でも畳みかける台詞は頭に残る。天然ボケぶりも良い。攻が押され気味。続編も見てみたい。前回の作品はまだ読んでいないので読んでみよう。
近距離恋愛(ビーボーイ3月号)水波ゆら
保留。
吉田さんはまだデビュー前だがいい加減作品が多いので割愛。5月号でデビューするらしいのだが、その線引きは何なのだろう?
2004年3月
諏訪山ミチル/蒼海都芭
[今月の青田買い]
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
ファンキーヤンキーシンデレラ(花丸春号2004年)諏訪山ミチル
母子家庭で母親が亡くなり父親の実家(旧財閥系)にひきとられた受は、そこで叔父の攻と出会う。下町のヤンキーから跡取りとして帝王学を学ぶ羽目になるが…という話。
作家さんは、「佐伯温」から改名。悪くない。よくあるネタだが勢いがあり好みの話。前回よりはずっと読みやすくなっているが、反対に個性がスポイルされ没個性化している。
初めはそれなりに進んだが、最後の部分はばたばたと駆け足だった気がする。もう少し書き込んで欲しかった。それにしても大会社の社長が、受を取り戻すためにチキンレースをする下りは驚いた。いくらなんでもなー。佐伯まおがトラック野郎を書いた時のような驚き。花丸って他の雑誌より不良率が高い気がする。その前に学生率が高いのか?
花丸の新人さんは、やはり傾向が似ている。きっと選ぶ側がそうしているんだろうけど。単行本が出たら設定によっては買ってみるかも知れない。34歳社長×16歳不良。
ゼってーヤダ!(花丸春号2004年)蒼海都芭
両親の離婚に伴い従兄弟の家の持ちアパートで下宿するようになった受は、数年ぶりに攻と再会し可愛くなくなった外見を見て衝撃を受けるが…という話。
普通。文章はまだまだ。やおい萌えというよりは家族物のように見える。カプの話と受の家の事情が半分づつ入っているようで、萌えを期待すると肩すかしをくらうというか。家族話も悪くはないのだが、ページの割にスペースをとりすぎている気がする。元気な感じの話。どうころぶかは次を見てみないと分からない。
2004年4月
吉田ナツ/小林典雅/神城真/藤井栞/羽野高生/杉浦ユエ
[今月の青田買い]
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
ダブルベッド(小説ビボーイ5月号)吉田ナツ
建築事務所で働く攻は新しく入った設計士の受とはずみで寝てしまう。最初は軽い気持ちだったが、受の寂しい心を知るにつれ深みにはまっていき…
一応デビュー作なので書いてみた。悪くない。ビブの新人さんは試し期間が長いのであまり新鮮さが無い。前はもう少し早くデビューしていたはずだが、いつから変わったのだろう。
雑誌に特集みたいなのがついていたのだが、これまで5本雑誌掲載されているようだ。その1本目を初めて読んだ時には「おお」と思える内容だったが、それからじょじょに落ちていっている感じ。5本の中では1本目が一番好き。基本的には書ける作家さんだと思うのだが、ページ数の割に物足りないというか。もう2、3エピソードか展開を膨らませたら綺麗に話がまとまるのにといつも思ってしまう(1本目はそう思わなかった)。
もうちょっと手を加えてくれればな。残念。物足りないが切り捨てるのも惜しいと思っている作家さん。取り敢えず秋頃次が掲載されるようなので、それに期待してみる。
エマージェンシーラブアフェアー2(シャレード5月号)小林典雅
第五回期待賞の続編。前作と一緒に読んで前作の感想を書こうとしたが、どの月の青田買いだったのか。忘れてしまった。この日記の意味が無い。
取り敢えず、話は大学に合格したらはれて初Hをしようねと約束し、合格した日に車にはねられ亡くなった攻1とその攻1が忘れられず6年思い続けている受1。成仏できず霊魂のまま受1の側にいた攻1は、自分の姿が見える高校生受2に出会い、頼みこんで受1と話をしようとする。そこで受2に片思いしていた高校生攻2が入り入り乱れ…という感じの話。
カプ2組のどたばた。幽霊ものはギャグかシリアスでも結局消えてしまうパターンが多くて、一種の夢落ちとしてあまり好きではないのだが、この作品は大いに笑った。前回の何とか橋もギャグテイストな作品であったが、これも十分に面白い。2になってパワーアップしていた。プラチナの高月さんや樹生さんはお笑い要員として読んでいるが、その作家さん達とはまた違った味わいのギャグ。これが単行本になったら買いたい。
今回もすったもんだした後で、受2のカプがHするまでは盛り上がったのだが、その後の攻1が受1を試す部分は間延びして見えた。もう少し何とかならないのか。終わり方は悪くなかった。
ギャグテイストに一定のものがあるのは分かったが、次はシリアスな話が読んでみたい。
恋のことばを伝えたい(ラキア春号)神城真
多分1冊本が出て、その番外がラキアで1本載ったはずな作家さん。他で書いているかは知らない。学生時代スポーツをしていてがたいは良いが小心者で臆病な自転車修理工な攻と、チビで元気で美人な刑事受という設定で攻視点なのはひねりがあってツボなのだが、もうちょっと文章を何とかならんものか。読みにくくて仕方がない。萌えの力で読もうとしたが力つきそうになった。
デビュー作の単行本も兎好きな端正でハンサムなサラリーマン受という好みの設定だったのに。その時からあまり文章が上達していない気がする。設定だけは毎回気に入るんだけどね。
ナチュラルな関係(アイス5月号)藤井栞
家庭と学校で猫かぶっている生徒会長・受と彼女を孕ませて関西から転校する羽目になった不良っぽい攻の話の後編。前編の盛り上がりに比べて、後編はすぐ話が畳まれていき盛り上がりに欠けたが、元々1つの話を無理に分けたような気もするので仕方がないのか。話は全体的に無難にしあがっている。この作家さんならではみたいな特徴はあまり分からない。単行本が出たらチェックはするかもしれないが、今回で休刊するアイスで「応援よろしく」と書かれていても、どこで応援すればいいのか。単行本は出続けるらしいので、そこに行くのだろうか。
いつかの海(小説アクア夏号)六本木曜
若いMR24歳と恋人を亡くして恋することに臆病になった若いドクター27歳の話。単行本が2冊出ている作家さんだが、一応新人さんとしてこっちに書いてみる。感想は微妙。
単行本の時も書いたが、台詞や文章がところどころ大げさというか芝居がかって見える。別に悪い事ではないのだが、他の部分と浮いて見えるのがつらい。ただこちらの方が「非常階段」よりクセが無かった。仕事関係は調べて書いている感じ。全体的に微妙なのだが、転がり方によっては好みの話を書いてくれそうな匂いはする。キャラは好感が持てる。
(とここまで書いて、新人さんではないことが後で分かったのだが、戒めのために残しておこう)
愛だの恋だのその理由だの(ショコラ5月号)羽野高生
バトルの一人目。学生時代の後輩でヨーロッパに出向していた会社の後輩・受が帰国後向こうで外国人の男にプロポーズされその男が追いかけて来たと攻の所に助けを求めに来るという話。ここ最近のショコラ投稿者の中では読める方だと思うが、盛り上がりに欠けぱっとしない文章。たまに文章の使い方を外しているように見える(何でこの言葉をこの話の流れの説明で使うの? みたいな感じ)。書き慣れればもうちょっと気にならないのだろうが、その前に話をもっとふくらませてほしい。この作家さんならではみたいなものは見えないが、どうとでも転がりそうな気はする。
再びの恋(ショコラ5月号)杉浦ユエ
バトルの二人目。ちょうど1年前の5月号のバトルでも出ている? 記憶がちとうろ覚えなまま比べているが、文章の雰囲気は少し変わり前回より読みやすくはなっている。なんじゃそりゃという展開も無い。けど、余裕がない文章というか膨らみがないというか。小説というより見知らぬ学生の日記を延々読んでいるような気分。盛り上がりが無く平たんなまま。話は受が主役。学生時代攻と付き合っていたが、浮気されたと思い一度別れたが職場で再会し…という話。主人公の受が学生みたいでちっともエリートサラリーマンには見えない。オチもしょぼい。いやこのぐらいのオチは他の作家さんも書いているけど、途中に盛り上がりがないので、最後までふーんで終わってしまう。今年1月号のバトル作品よりはマシ。色々書いているが、上達はしているとは思う。
ラキアの新人さんは他にもいたのかもしれないが、よく分からないので分かった人だけ書いてみた。
2004年06月03日(木)
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青田買い2004年5月・6月
2004年5月
六青みつみ/南野十好/市村奈央/卯月かいな
[今月の青田買い]
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
リスペクトキス(リンクス6月号)六青みつみ
高校時代からの親友・攻に10年片思いしてきた受。自分に自信が無く告白する勇気がないまま親友の立場に甘んじている。そんな時、攻と付き合った経験のある受の従兄弟が現れて…とかいう話。
この作家さんの話を読むのは2作目。11月の青田買いで書いた作品のカプと似ている。こういうカプが好きなんだろうと思えるのだが、これしか書けないのだろうか。ちと疑問。
受がいじいじ・じめじめしていて、ペシミスティック。「どうせぼくなんてえーん」が楽しめてウキウキしながら読んだのだが、どうも地雷の予感が拭えなかった。前回も同じく楽しみながらも心のどこかで予防線をはっていたのだが、今回その理由が分かったかも。
私は攻に感情移入した時に、受を苛めたり可愛がったりしたい。受に○○したいという気分を楽しみたいのだが、この作家さんの書く攻は、受に○○してもらえるので受が好きという性格っぽい。もちろん受に○○したいと思う事もあるのだろうが、こっちの方が強いように感じる。
そしてその要素が強くなれば、受に甘え、それだけならまだしも寄生しているように見えるのが嫌なのかも。
うまくはまればジメっぽい作風でうじうじ君を楽しめるが、片側に傾けば攻にむかつくかもしれない。そこらへんが気になった。毎回ボーダーラインの間を彷徨いそうではある。この作品自体は好きだが、好きな作家さんになるかは綱渡り。
空を夢見る魚のように(リンクス6月号)南野十好
後日
キャラメルダーリン(小説ビボーイ6月号)市村奈央
彼女にかまってくれないと振られた先輩・受は恋人を構い過ぎてうざがられる後輩・攻から恋人ごっこをしてお互いに加減を憶えましょうと提案されるが…とかいう話。
面白くない。ほのぼのとした作風でお人好しそうなキャラは嫌いではないのだが、話の作りがどうも。もう少しひねりを入れるなり、構成を考えるなりしてくれないものか。話の枝葉になるエピソードも少ない。文章は書き慣れてきた感じだが、単行本になって読みたいと思える作品が無い。前の作品はまだ好きだったけれど。筆力が安定していない。勿体ない感じはするんだけど。もうちょっとこう。何というか。
花となれ(小説ビボーイ6月号)卯月かいな
江戸時代、道場を開いている攻は、昔仕えていた主人から呼び出され、陰間である受の素性を調べてくれと依頼される。会いに行った先の受は主人の藩の跡継ぎの少年にそっくりで…みたいな話。30×14
新人賞参考作品らしい。悪くない。私は明治以前設定にまったく興味も萌えも感じないが、それを押しても楽しめた。作家さんが元々興味のある時代とテーマを萌え燃えで書いたような内容。庶民の暮らしなど知ってることを並べている感じだが、身になっていて浮いているようには見えない。
この文章とキャラのレベルのままで現代物が読んでみたいが、無理かな。趣味の域を出るとどうなるのかは不明。
2004年6月
小林典雅/天乃星河/いつき朔夜/久万谷淳/雪代鞠絵(白鳥エマ)
[今月の青田買い]
雑誌でしか見ないようなボーイズの新人&投稿者の作品の感想を書いている。新人扱いは、個人的に単行本が2,3册出た所ぐらいまで。将来有望かが基準ではなく、あくまで私個人の好みに合う話を書くようになってくれるかどうかが基準。
面白い作家さんだけを挙げるか、つまらなかった作家さんも挙げるかはその時の気分。
棒投げ橋で待ってて2(シャレード7月号)小林典雅
続編。1で出来上がったカプが受の実家に行き交際を認めて欲しいと頼みに行く話。
それなりに面白かった。この作家さんの書くギャグは独特のものがあると思う。本になったら読んでみたい。
ただエマージェンシーの時にも書いたが、最期の締め方がだらだらして見える。話に山谷があるのは良いのだが、起承転結の綺麗な山ではなく、盛り上がって落として盛り上がって落としてと同じ調子で続くので、マラソンコースを走らされている時に、ここでゴールかと思ったら、まだ残り平地で200メートル残っていた時のような気分。
ギャグで読み切ったので良かったが、普通の話ならものすごくバランスが悪く見えたかも。これもバランスは悪いのだが。最期の締めが間延びしていると、折角の余韻が台無しになるので、ここら辺は何とかして欲しい。
恋愛なんかじゃない(漫画・ダリア夏号)天乃星河
お金に困っていた受は、騙されて女装し攻を殺す手助けをしてしまう。攻に責任をとるようにとHされ…という話。
つまらない。設定を詰め込みすぎて駆け足で流しているだけ。一応犯人探しというかサスペンスっぽい作りになっているのだが、盛り上がりに欠ける。Hも唐突。カプが愛し合っているように見えない。文章は上手いというわけではないが書き慣れている感じ。本が出てもあまり買う気がしない。
リロード!(小説ディアプラス夏号)いつき朔夜
前回載った話の続き。娘を連れて攻と同居する受は、ゲームデザイナーとなり、それなりに忙しい日々を送っている。ある日別れた妻から娘を引き取りたいと申し出られ…という話。
悪くない。前回より書き慣れてきたように見える。それなりにまとまっているしゆるい山谷もある。全体的にほのぼのとした雰囲気で読後感も悪くない。キャラも良い感じ。ただ家族ネタが幅を利かせていたので、カプとしてのラブラブはあまり無かった。これが本になればご祝儀代わりに買うかもしれないが、萌えーという感じではない。今のところ悪くはないが、この作家さんならではといった魅力は見えにくい。
子持ちネタは嫌いではないが、こういった場合の子供は大概良い子になるような。子供に積み木崩しされていたら、カプで愛し合っている場合じゃないから。仕方がないんだろうけどね。
PhotogenicLover(花丸初夏号)久万谷淳
新鋭のカメラマンとして売れている攻の元に死に神・受がやって来る。3日後に死ぬ予定なので願い事を3つかなえてやると言われ…という話。
可もなく不可もなくと悪くないの間ぐらい。つたないのは仕方がないとして、全体的な流れは悪くない。死に神ネタは好きではないが読めた。攻の言う3つの願いの内容は良いと思ったし、最期の受の母親視点でしめたのは、個人的にはとても好き。ただあの書き方はもう少し長く、それこそ単行本1冊ぐらいの量で映える書き方だと思うので、その点では十分に楽しめなかったのが残念。
全体的にエピソードの量の割にページが少なかったので、二人が相手を気になるステップが駆け足になっていた。ついでに話はまとまっているが作家さんのクセはあまり見えなかった。そこらへんが、萌えきれなかった理由。次も読んでみたい。
受がでてきて受の写真を撮るシーンとHシーンの文章に、いきなり煌びやかな表現やら綺麗な漢字がでてきたので、あからさまで少し笑った。そのシーンをクローズアップさせるのは良いけど、表現は同じ調子でやったほうが良いような。
ベイビーポップ(花丸初夏号)雪代鞠絵(白鳥エマ)
高校生の受は16歳の誕生日に医者で叔父である恋人の攻とHする約束をしている。誕生日まで後数日という時に重大な悩みが出来てしまい…という話。
2004年冬号の新人賞をとった白鳥エマが改名。本当ならとっくに新人さんでは無いのだが、4年以上花丸に投稿し続けてようやく努力が実ったそうなので、その根性に敬意を評してここに書いてみる。
そう言えば、掲載号が出た時に、あまりにも読むものが無くて新人さん1人のために花丸を買う気になれず、生き残って作品を読ませて下さいと日記に書いた憶えがあるが、そんなことはまったくの杞憂だった。
それはともかく、これはそれなりに面白かった。これまでこの作家さんの作品は、4・5作読んだが、格好良くステータスのある鬼畜っぽい攻と、健気で一途で愛情をあまり与えられていない可哀想な受という図式ばかりで、そういうのが好きなのかと思ってしまう。
この話も両親に省みられず、攻に半ば面倒見てもらいながら育ち、攻が世界の中心な可哀想で病弱な受の話。この設定は普段はツボなのだが、この作家さんの話は作為が少々鼻について作品世界にのめり込めない。
今回は攻とHするために虚弱な体を強くしようと、受が頑張っていたのに、Hする数日前にイ○ポになり今度はHをしないように頑張るという流れが、笑いのツボをついてくれたので、可哀想な受の気になる部分を相殺してくれた感じ。
作中で受がイ○ポを連呼し、あまりにへぼくて笑いのツボをつかれてしまった。これが本になったら買うかも。
他の雑誌ではあまり見ないようなへぼい(注:誉めてます)テーマやエピソードは、花丸ならではという気がする。
何故これまでこの作家さんは受賞しなかったんだろう。
2004年06月02日(水)
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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2003年総括
2003年の総括
1月19冊、2月30冊、3月36冊、4月39冊、5月43冊、6月37冊、7月26冊、8月28冊、9月30冊、10月42冊、11月40冊、12月31冊(途中なので後日修正)
雑誌・ジュブナイルは含まず。ここに書けないボーイズ本もいくつかあるので、1年で読んだボーイズは450弱ぐらい。読み過ぎ? パワーユーザーだとは思っているが、本当はまだまだ甘かったりして。
これだけ読んでも、今年刊行されたボーイズの中ではほんの一部というのがすごい。ボーイズって沢山出ているのね。
2003年再読した&個人的萌えにヒットした本。
小説・ロジカルな恋愛(キャラ)火崎勇
小説・傍若無人なアナタ(ショコラノベルズ)火崎勇
小説・3nights/4days(ラキア)小塚佳哉
小説・愛されすぎて孤独/愛されすぎた至福 シャイノベル)剛しいら
小説・長い間(ディアプラス)久我有加
小説・ハートビートな嵐の夜(花丸文庫)眉山さくら
小説・大好きがとまらない(ショコラ)小川いら
小説・限りなく不幸に近い幸福(ダリアノベル)樹生かなめ
漫画・君知るや(ディアプラス)石原理
小説・不純なまなざし(プラチナレーベル)鬼塚ツヤコ
小説・シリウスの奇跡(キャラ文庫)神奈木智
小説・おいしいヒミツ(リンクスノベル)杏野朝水
小説・八月の疵痕(花丸文庫)美樹静
小説・鬼流島カノン(花丸文庫)三岐ともき
小説・ニューヨークの恋人(ショコラハイパー)久遠カンナ
小説・たおやかに恋は香る(リーフノベル)高槻かのこ
漫画・純情ロマンチカ1・2(アスカコミック)中村春菊
小説・炎の記憶(クロスノベル)剛しいら
小説・奇跡のバランス(ラキアノベル)坂井朱生
漫画・その指にたどる傷(ビボイコミック)剣解
小説・暴走する男たち(花丸文庫)李丘那岐
小説・夜空には満天の星(ラキアノベル)小塚佳哉
小説・顔のない男(キャラ文庫)剛しいら
漫画・黒の騎士(ビーボーイ)剣解
小説・コレクション(ルビー文庫)鹿住槇
小説・別れのない国(ショコラハイパー)剛しいら
漫画・プライベートジムナスティーク全3巻(ディアプラス)藤たまき
小説・許可証をください!(シャレード文庫)烏城あきら
小説・ワイルド男がやってきた(花丸文庫)水月ありーな
小説・ひかげの薔薇(ビーボーイノベル)鹿住槇
小説・くちびるに銀の弾丸(キャラ文庫)秀香穂里
小説・氷点下の恋人(キャラ文庫)春原いずみ
小説・霜雪のかなたに(クロスノベル)たけうちりうと
小説・記憶の迷路で逢いたい(花丸ノベル)須藤直希
漫画・パセリ全2巻(ディアプラスコミック)朝丘みなぎ
小説・映画館で逢いましょう(シャレード文庫)鳩村衣杏
小説・キスは白衣をぬいでから(花丸ノベル)須藤直希
小説・救急医は眠れない(花丸ノベル)須藤直希
小説・春の声(ディアプラス文庫)久我有加
雑誌掲載のみで言うと、三岐ともきの「Help」は何度も読んでしまった。他愛のない話なのだが、異様に萌えツボにヒットしたようだ。いつか単行本になってくれないだろうか。
この中でのベスト5は(あくまで個人の好みに準じる)
漫画・黒の騎士(ビーボーイ)剣解
漫画・純情ロマンチカ1・2(アスカコミック)中村春菊
小説・夜空には満天の星(ラキアノベル)小塚佳哉
小説・長い間(ディアプラス)久我有加
小説・許可証をください!(シャレード文庫)烏城あきら
ついでに後5作選びきれなかったのを挙げるなら
小説・大好きがとまらない(ショコラ)小川いら
漫画・君知るや(ディアプラス)石原理
小説・コレクション(ルビー文庫)鹿住槇
小説・ニューヨークの恋人(ショコラハイパー)久遠カンナ
小説・おいしいヒミツ(リンクスノベル)杏野朝水
あからさまに自分の趣味が分かる気がする。買って満足したのが1/10だが例年通り。可もなく不可もなくが一番多い。
FBを入れようか迷ったが、カプとしてくっついていないので保留。よほどのことがない限りベストには入ると思うけどね。
来年も良い萌えがありますように。
2004年06月01日(火)
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