眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ小説・秘密のバイト志願:真崎ひかる/狼さんに食べられちゃいたい:姫野百合

ボーイズ小説・秘密のバイト志願(アズノベル)真崎ひかる

ジャーナリスト志望の受はネットで見つけた、妖しいバイトにネタを掴もうと潜入した。パーティの給仕係になっていたところ、そこで出会った謎の男・攻に無理に抱かれてペット扱いをされてしまうが…
何となく買ってみた。可もなく不可もなくとつまらないの間ぐらい。
受は兄と父親が警察関係に勤めている。好奇心旺盛でジャーナリスト志望。童顔。顔は可愛い。単純。遠慮のない性格。攻はパーティ会場で出会った謎の男。がたいがよく整った顔立ち。彫りが深く日本人には見えない。強引。
この作家さんは、ドメスティックな作風でのんびりした雰囲気なところは嫌いではないが、警察や陰謀や謎の組織みたいなネタはあまり合わないというかへぼく見える。多少の事は気にせず読み進めていたが、段々我慢の限界に近づいて事件が決着したあたりで「ありえん」と突っ込んでしまった。あらすじを読めば、なんちゃって事件物であるのは分かるので、そのことについては文句を言うことではないんだろうけど。次は設定を見て買うつもり。
国家公務員30歳×ジャーナリスト志望のフリーター22歳。8歳差。なんちゃって捕り物。



ボーイズ小説・狼さんに食べられちゃいたい(ラキアノベル)姫野百合

高校生の受は月夜の晩に銀色の狼と出会う。狼は目の前で人間の男・攻に変身する。攻は狼に変身する家系で今は便利屋をしている。なりゆきでその仕事を手伝うことになるが…
たまに買う作家さんなので買ってみた。あまり。
受は天然ボケで可愛い高校生。人が良さそうで騙されやすそう。流されやすくもある。動物が好きだが母親が苦手なので飼えない。攻は実家が神主で代々狼に変身する人間が出てくる。今変身できるのは攻だけ。ワイルドでがたいが良い。運動神経が良い。便利屋をしている。鼻が利くので失せ物探しが得意。
天然ぽやぽやな受が攻に流されHされてくっつくという典型的な話。その間に攻が仕事で、騙されて日本に連れてこられたタイ人の娘をやくざから助け出すというエピソードが入っている。やくざの描写はへぼい。なんちゃって救出劇。なんちゃって狼男。
全体的にぽやぽやとのんびりした雰囲気ではある。最近可愛い受は嗜好からずれてきたからかあまり楽しめなかった。というか、なんちゃってやくざとなんちゃって捕り物ネタはつらい。
便利屋20代×高校生。なんちゃって変身物。ほのぼの。

2004年05月19日(水)

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 ボーイズ漫画・ビスポーク:松崎司/白の無言:大竹直子/SEX PISTOLS2:寿たらこ

ボーイズ漫画・ビスポーク(ダイアモンドコミック)松崎司

短編集4本。書き下ろしは巻末企画5P。2冊目が良かったので1冊目も買ってみた。悪くない。
1つ目は、丁寧敬語の鬼畜っぽい眼鏡。腕の良いテーラーの主人(30代頭ぐらい?)×髭の幹部やくざ(30代半ばぐらい?)。
2つ目は、腕の良い彫り師(20代半ばぐらい?)×がたいの良い休職中の刑事30代半ば。
3つ目は、闇の美術品ブローカー(30代後半か40代ぐらい?)×ホテル勤務(20代半ば〜後半ぐらい?)
4つ目は、保育所の園長とそこで働くアルバイト青年。
どれもがたいが良く筋肉が踊っている。下半身丸出しで髭率も高い。年齢も高い目。フェチも満載。2冊目はラブが少ないと書いたが、1冊目のほうがラブが多い気がする。登場人物はオヤジだが、内容はロマンチックというか。前向きな話が多かった。最初の3話は登場人物がリンクしている。
個人的に、幹部やくざが自分のシンボルに蛇の刺青を入れられて痛がっているのを見ながら、可愛いよ。とにっこり笑う攻の図が萌えた。鬼畜萌え。
オヤジ。フェチ。筋肉。やくざ。彫り師。



ボーイズ漫画・白の無言(バンブーコミック)大竹直子

短編集。表題は2・26事件を絡めた陸軍士官学校で同窓だった二人の話。と、その片方の過去話。二次大戦絡みで医者と学徒動員した青年の話。と、その続編終戦後の二人の話。源平合戦の九郎とあつもりの話。計5本。
絵柄で濃い話だろうなと思って買ってみたが、案の定耽美ちっくなシリアスでこゆい話だった。可もなく不可もなく。
絵柄は綺麗だと思う。表題は三島を思いだした。医者カプはコメディタッチな部分もあるが、他はほぼ悲恋。
表題もばりばりのシリアスなのだが、一カ所だけ大笑いしてしまった。主人公の攻は、士官学校時代からの親友である優秀でストイックな受に淡い思いを抱いていたが、受が上官達に抱かれるのを目撃し、怒って無理に抱く下りで、攻が「良いかー良いかー」と尋ねたところで、「大日本○国バンザイ」と言いながら果てる受のシーンに図らずも爆笑してしまった。
言いたいことは分かるんだけど、ツボにはまった。何度読んでも笑ってしまう。
ボーイズというよりは古い時代のズネという感じ。萌えは無いのだが、こういう作品を出してくれたのは嬉しいかも。話自体はよく出来ていると思う。
軍人。武士。耽美。



ボーイズ漫画・SEX PISTOLS2(ビボーイコミック)寿たらこ

続刊2巻目。委員長編の続きと熊編。と魔法のランプネタの短編読み切り。4コマ2P。全て雑誌掲載。
雑誌で読んでいたが好きな作家さんなので買ってみた。それなりに面白かった。相変わらず斑類の設定はややこしい。作家さんが設定を作り込むのが好きらしいのは、SF系の作品でもいかんなく発揮されているが、SF系に比べれば斑類設定はまだマシか。さっぱり分からないのとちょっと分からないの違いぐらい。作家さんの世界観に、読者を取り込むのは上手いと思う。もちろん全員の読者を取り込めるわけではないのだろうが。
委員長編は、受がずっと攻に片思いしていて切ない感じがよく出ている。熊編は攻受ともども体がでかくて、そんな二人がロマンチックな話を展開しており、あなたのよく知らない世界だったが、思いの外楽しい世界だった。新しい世界が開けそうだ。
受の性格は両方とも穏やかで常識人で優しい。攻は何様で強引で力業で、どこか性格が壊れている。受の方が出来た性格。器も広いのではないか。メインの登場キャラはどのキャラも嫌いではない。
続きも楽しみにしている。
なんちゃってファンタジー。学園物。獣人ネタ。

2004年05月18日(火)

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 ボーイズ漫画・デザートムーン2:嶋田尚未/ワガママだけど愛しくて:樹要/神様の腕の中:ねこ田米蔵

ボーイズ漫画・デザートムーン2(ドラコミック)嶋田尚未

2冊目。同居しているカプに波乱が起こる。
いつも買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
内容が内容なだけに感想を書きにくい。いくら二人でシリアスなネタをやっていても、乾いた笑いかトンデモ話を読んだ時の笑いしかでない。
受が男の精○を吸収して変身する一族なのだが、自分のものをうっかり舐めて変身して浮気を疑われるとか、災害がおこって大変なことになっている時に、変身するために攻と受がHするとか。
それにしても受は、一度も自分のを舐めた事がなかったのか。
笑って良いのかどうなのか。笑うしかないというか何というか。雨降って地かたまるで、仲直りして良かった良かった。と言っておこう。
トンデモ設定。カメラマン×高校生(正義の味方)。



ボーイズ漫画・ワガママだけど愛しくて(アスカコミック)樹要

表題シリーズ2本とその書き下ろし6P。読み切り3本の計6本。
雑誌で途中から読んでいたので最初の話が知りたくて買ってみた。ストーリーはあまり意識して読んだことがない作家さん。可もなく不可もなく。
受は面倒見がよく頑張り屋。可愛くて人付き合いも良さそう。攻は頭が良く顔も良いが受に甘えて受しか眼中にない。確か女装が似合ったはず。
表題は隣り同士の幼なじみが高校からは別のところへ通っている。攻は手が掛かり受が何かと面倒を見ている。作家さんが後書きで乙女攻と書いてあったが、本当にそんな感じの攻だった。頭と顔は良いのだろうが、受一筋でよわよわしている。受がえいとついたら転んでベソベソ泣き出しそうな感じ。あまり見かけないタイプなので割と好き。
読み切りは、アーティスト×エディター、高校の同級生、陸上選手であり教生×高校生の3本。
話自体はあまりひねりが無く在り来たり。キャラがツボった感じ。
学生物と社会人物。 学生物の方が多い目。ほのぼの。乙女攻。



ボーイズ漫画・神様の腕の中(ビボーイコミック)ねこ田米蔵

厳格なパブリックスクールを舞台に様々な悩みを抱える少年(青年)達のオムニバスのような話。今回は2話分を収録。
雑誌掲載時から読んでいたので買ってみた。悪くない。
1つ目は、亡くなった母親が好きで、父親には疎まれてカトリックの学校に放り込まれたイスラム教徒である青年が主人公。カプにはならずシリアスなまま。父親の望むとおりの姿になり父親の愛情を求めるがかなわず、手頃な快楽に縋っている話。
2つ目は、手に聖痕を持つ受が孤独の中で自分を普通に扱ってくれる上級生の攻にひかれていく話。こっちはカプになる。
絵柄の割にシリアスなテーマを扱っているような。このシリーズは好き。2話目の方が好みだが、裏で受の噂を操っていた人物が唐突すぎた。もう少し何故受を取り込んでいたのか前振りがあっても良かったのに。ついでにこっちの攻が受でもあるのが驚いた。あまりないシチュエーション。まだ続くようなら続きを読んでみたい。
エセパブリックスクールのオムニバス。シリアス。上級生×下級生。

2004年05月17日(月)

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 ボーイズ小説・ミステイク:水壬楓子/緑の楽園の奥で:洸/狩猟は夜に君だけを:真上寺しえ

ボーイズ小説・ミステイク(幻冬社ノベル)水壬楓子

シリーズ3冊目。人材派遣会社に所属する受は仕事先でかつての後輩であり当てつけで付き合った事のある攻と再会する。ひたむきな攻に罪悪感を感じて別れたのだが、再び攻がやってきて…
表題と続編。シリーズを読み続けているので買ってみた。割と面白かった。
受は有能なボディガード。SP時代上司と付き合っていたが、上司の結婚を機に攻と付き合い別れてしまう。5年後再会。綺麗な顔立ち。頭が良く武術に長けている。プライドが高く気が強い。女王受。攻はSP。元気でひたむき。顔は悪くない。大型犬攻。へたれ。
最近萌えてるヘタレ攻。堪能できたので良かった。表題の肝心の告白シーンを涙ながらに説得する攻の姿に萌えた。受に振り回されつつ、ひたむきに追いかけている。受にやられっぱなしでよわよわ。でもそこが楽しい。受もしっかりほだされて攻に対して弱くなっている。3作の中では一番好みのカプかも。
2作目とかは受が強○されたり痛々しさがあったが、今回はそういうのが無いので気にせず読める。話自体はひねりはなくそれなりな展開。
受の昔の男は少しアレだったが、脇キャラとしては悪くない。全体的な読後感も悪くない。話自体が総ホモ化しているのはしょうがないのだが、受や攻のために周りが気を回しすぎているような気はした。そこが気にならなければ楽しめる。シリーズはまだ続くらしいので、次も期待。
ボディガード。SP20代後半×ボディガード30代頭。年下受。大型犬攻×女王受。



ボーイズ小説・緑の楽園の奥で(キャラ文庫)洸

ガーデンデザイナーである攻は、ある個人宅の広い庭の手入れを任される。そこで出会ったプログラマーである受は、愛想の無い青年で、最初は反発するが、その家に通う内に受の良さを知り…
興味がわいたので買ってみた。それなりに面白かった。
受はセンスのあるプログラマー。小さい頃を交通事故で両親を亡くし他人に愛情を傾けるのが苦手になった。整った綺麗な顔立ち。ゲイ。大学時代付き合った男が同僚。攻は父親が植木職人で独自の方法を見いだそうとイギリス留学。帰国後は新進気鋭のガーデンデザイナーとなる。女好きだが男を好きになったのは受が初めて。がたいが良く格好いい。
作家さんが後書きで、今回はヘタレ攻と書いてあったが、あまりヘタレには見えなかった。むしろ落ち着いて受の事を優先している大人な攻に見える。健気攻というのは合っているかも。
攻の性格が穏やかでいい感じだったので萌えた。話自体は受の家の庭の仕事をしながら受と接して、かたくなだった受の心を解かし、有為曲折あってカプになる話。派手な動きはなかったが楽しめた。脇キャラも特に嫌なタイプはいない。最期は受が心をひらいて攻に縋る姿が可愛い。次も期待。
主に攻視点。ガーデンデザイナー×プログラマー。おだやか。



ボーイズ小説・狩猟は夜に君だけを(ルビー文庫)真上寺しえ

貧乏大学生である受は失恋の自棄酒に酔ったところ、勢いで攻に付き合って欲しいと告白し、そのままお持ち帰りされHされてしまう。目が覚め青ざめるが付き合っていく内にひかれていき…
新しい人っぽかったのでレーターさんにひかれて買ってみた。可もなく不可もなく。
受は両親を亡くして天涯孤独な苦学生。真面目で熱心。顔はそこそこ良い。女にもそこそこもてる。頭は図抜けて良いわけではないが、着眼点や発想はすばらしいらしい。攻は新進気鋭の建築デザイナー。名前が売れており将来も明るい。顔はモデル張り。女関係が派手だった。
話的には単純でワンパターンなのだが、投げたくなるような内容もなかった。
文章は書き慣れているっぽい。実は新人さんではないのかもしれない。まあ気のせいかも知れないけど。
建築デザイナー20代後半?×大学生20or21歳?

2004年05月16日(日)

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 ボーイズ小説・挑発する視線:須坂蒼/恋のしくみ:染井吉乃/チェックインで幕は上がる:秀香穂里

ボーイズ小説・挑発する視線(ゲンキノベル)須坂蒼

売り出し中のモデルのマネージャーである受は、新進気鋭のカメラマン・攻に担当モデルの写真を撮って欲しいと頼みに行く。女性関係の激しい攻に男に色気を感じないから撮れないと言われ、攻を誘い寝るが…
モデルとカメラマンの話は多いが、そのマネージャーとカメラマンという設定が珍しかったので買ってみた。微妙というか萎える。
受はモデルのマネージャー。モデルのような綺麗な顔立ち。担当モデルに家族のような情を感じてモデルのためなら手段を選ばない。昔義母と折り合いが悪く家出して売春をしていた経験がある。眼鏡受。攻は新進気鋭のカメラマン。両親共々有名人。順風満帆なデビューと経歴だが、寂しい過去がある。女性にだらしない。顔は良い。色気を感じないと良い写真が撮れない。
何というのか。苦い笑いと乾いた笑いと、へぼい話を読んだ時の笑いが交互に来たような内容。キャラの心情の動きと行動が投げ捨てるほどではないが、たまに首を傾げる事が多く、話にのめることが出来なかった。
取り敢えず自分たちで「こいつは食えない」「一筋縄ではいかない」とか誉め合うなら、言葉に見合う行動をしてくれないと、中学生のお遊戯みたいなエピソードで言われても萎える。受がやたらワルぶっているわりにたいしたことをやっていないので、そこらへんが萎えた部分。もっとヘタレな事をやって突き抜けるか、自画自賛しないでくれたらそれなりに楽しめたかも。話の流れは全体的にへぼい。
キャラも今ひとつ好感が持てない。受は父親が再婚して年の近い義母が出来、義母が迫ってくるのが嫌で家出したのに、生活のために男相手に売春したのってどうなんだろう。
Hシーンは、受が昔とった杵柄みたいに余裕を見せて、攻を頑張って誘うのだがこれもへぼい。ただ廃墟の温室でのHは凝っていた気がする。
誘い受。芸能界物。カメラマン26歳×マネージャー20代後半。



ボーイズ小説・恋のしくみ(パレット文庫)染井吉乃

高二の受の飼い猫が行方不明になり探し歩いていると、雨に降られて通りがかった攻に傘をもらう。同じ時期に猫を虐待したりペットが行方不明になる事件が続いていて…
たまに買う作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくと微妙の間くらい。
受は高校二年生。女の子のような可愛い顔。両親はなく兄と二人暮らし。飼い猫を大切にしている。優しい。夢想家。攻は翻訳家。綺麗な顔立ち。優しいが少し強引。祖父の家に従兄弟の男と住んでいる。財産を狙う親戚が多数いる。目が悪く夜でもサングラスで外出している。
全体的にほのぼのというよりは、ふわふわと受の夢想の中で話が進行している感じ。猫が行方不明になり探す内に攻と出会い、不気味な事件も起こり、虐待などシャレにならないエピソードもあるのだが、それなりに纏まっており文庫の割に凝っていて綺麗にオチまでついている。
猫好きでほんわかほのぼのな受が可愛がられる話が好きな人なら楽しめると思う。
この話の何が微妙だったかと言うと、話が凝っている分エピソードが入りすぎていて、一つ一つが流されており解決をみていないエピソードがいくつもあったのが未消化で勿体なかった。
ついでに、受と攻の弟の名前が一緒だったり、やたら関連づけて、作り込みすぎとも見える。特に意味はなさそう。そして受の恋愛体質(恋をすると周囲が見えないタイプ)っぽいのが苦手かも。いなくなった猫を、それこそ夜も寝られないほど探していたのに、攻と出会ってから急に攻の方に関心が大きく傾いている所とか、ページが短かったためもあるのだろうけど、いきなり関係が盛り上がっているところとか。ついでに健気な受の設定は良いのだが、作為が目について好感を持てなかったとことか。
そこらへんが気になって楽しむにはブレーキがかかってしまった感じ。
翻訳家27歳×高校生16歳。猫。犯罪。ほのぼの。ふわふわ。



ボーイズ小説・チェックインで幕は上がる(キャラ文庫)秀香穂里

フリーライターの受は、有名ホテルの支配人である攻の記事をすっぱ抜こうと秘書として潜入する。攻の下で働く内に魅力と才能にひかれていき…
好きな作家さんなので買ってみた。割と面白かった。
受は大学に行く傍ら19歳からフリーライターの仕事を始める。情報収集が得意。顔は良く勝ち気で度胸がある。頭の回転が速く記憶力も良い。眼鏡受。攻は有名大学を卒業後、ホテルで働き支配人までになった。精悍な風貌に存在感がある。仕事が出来顔も良い。大胆で判断力がある。旧体制にとってはワンマンで急進派に見える。
相変わらず派手に見える設定のわりにきらびやかな文章でないような。地味。好みだけど。
いくつかのエピソードをそれなりにまとめ、それなりの形になっている感じ。前作よりはもう少しオーソドックス・ワンパターンな話に見える。
受キャラの自力で切り開いていく姿は男前で好き。攻よりは好みかも。オチの部分は格好良かったが、反対派の顛末は少ししょぼい。下手にもう一波乱あっても、まとまりが悪くなるからこんなものなのか。
締め慣れていない受のネクタイを、締める手伝いをする攻のエピソードはなかなか萌える。Hシーンそのものより触れ合っているだけのシチュエーションの方が萌える作家さん。
それにしてもこの作家さん、眼鏡と頭痛に萌えている気がする。頭痛萌えというのも変な表現だが、同人と合わせて割とよく出てくるエピソードのような。次も期待。
ホテルもの。ホテル支配人36歳ぐらい?×秘書(フリーライター)29歳。7才差。

2004年05月15日(土)

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 ボーイズ漫画・間違いの恋:那州雪絵/劣情教務室:神崎貴至/ドクターズルール:桜遼

ボーイズ漫画・間違いの恋(ディアプラコミック)那州雪絵

短編集。雑誌掲載3作と表題書き下ろし3P。両親がいなくて施設育ちの少年を母親が一時預かり、面倒を見る高校生の話と、両親の再婚で義兄弟になったノンケ攻と遊び人受の話と、勘違いで受に拉致られた攻が誤解が解けて再会する話。
割と買う作家さんなので買ってみた。それなりに面白い。
話は流石安定していて安心して読める。キャラも一癖あって立っている。ギャグを絡めつつも割とヘビーな話が進むが、読後感は悪くない。
Hシーンは入っているものもあるが匂わせる程度で軽い。この作家さんにエロエロを描かれても困ると思うので、これで十分萌えられる。
次も期待している。
学生ものと社会人もの。ほのぼの。しみじみ。



ボーイズ漫画・劣情教務室(ピアスコミック)神崎貴至

生徒と遊びで寝るのが好きな受の元に、高校時代一度だけ寝たことのある攻が新任教師としてやって来た。生徒とやっている所を見られて脅されるが…
絵は好きな方なのでたまに買ってしまう作家さん。何となく買ってみた。可もなく不可もなく。
受は数学教師。面倒見の良い好青年を演じて生徒を惚れさせ、1度きりのHをするのが趣味。顔は良い。攻は真面目な生徒だったが受にはめられHする。大学を出て受のいる学校に戻ってくる。眼鏡。鬼畜っぽい性格に裏表はありそう。
載っていたのがピアスだけあってHメインだが、あまり凝ったHはしていない。しかもタイトルのためかやっている場所は学校で、たまには落ち着いて家のベットの上でやればいいのにとは思った。この作家さんもパンツのシワに力を入れている気がする。
読み切り連作なので仕方がないのかもしれないが、キャラの感情の動きが唐突で馴染みにくかった。また設定が合えば買ってみる。
昔の攻が今の受。新任教師23歳×数学教師28歳。エロ。



ボーイズ漫画・ドクターズルール(アクアコミック)桜遼

短編集。表題医者物シリーズ5本、貧乏役者の話1本、弁護士物シリーズ2本、警察物1本の計9本。
何となく買ってみた。悪くない。
医者、弁護士、警察など作家さんの趣味が全開な1冊。本数が多いだけあって1話が短く物足りない。医者物は本数で稼いだが、内容は起承転結があまり無く部分的に切り取った同人誌のような仕上がりが多い。それも嫌いではないけど。
好む傾向の話と設定だったのでそれなりに読めたが、そうでなければぶつ切り(とまでは言わなくても)なので読むのはつらいかも。
受キャラは頭が良くそれなりの地位を持っているが、俯いて何かに堪え忍んでいるようなタイプが多い。きっと作家さんの萌えツボなのだろう。貧乏役者の話だけが少し異色。
ついでに絵も嫌いではないが、平面ぽいというかのっぺりして見える。
医者。弁護士。警察。エリート。特殊職業物。

2004年05月14日(金)

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 ボーイズ漫画・平成教育事情:緋野めい子/純情ロマンチカ3:中村春菊/現代少年恋日記&幻想少年恋物語:日輪早夜

ボーイズ漫画・平成教育事情(光彩書房)緋野めい子

短編7本。内2本は前後編。表紙が目に付いたので何となく買ってみた。パターン過ぎるほどパターンな内容。ボーイズ入門編のような話。在り来たりすぎて感想がわかない。巻頭の小さくて可愛い人気者攻×見た目不良だけど小心・純情な受が一番好みかも。こういう話、もっと増えないか。
エロは殆ど朝ちゅん。可愛い系の話。
学園もの。学生同士のカプ。ほのぼの?



ボーイズ漫画・純情ロマンチカ3(アスカコミック)中村春菊

シリーズ3冊目。ロマンチカは受が兄と再び一緒に暮らすことになり…とかいう話。エゴイストは攻が風邪になり受が看病したり、受の過去の恋人が出てきたりという話。ロマンチカの書き下ろし6P。
1、2巻に比べてパワーダウンしている気もするが、それなりに楽しめた。と言うか雑誌で買っているので、内容は既に知っているので感想は今更か。
2巻までで十分にくっついたカプ達が、次はお約束のハプニングで揉めて再び愛を確かめる(…)段階に来ている。
パターン中のパターン。黄金の道を歩んでいる。パターンだからこそ、そこそこの人気があるのかも知れないが。
ここまで来たら黄金パターンを一通り描いて欲しいと思ってみたり。記憶喪失やストーカーや入院、飛行機か車での事故、他に何があったっけ。やくざネタや生まれ変わりに夏場の心霊ネタ。どれも愛を確かめるには十分なネタなんで、ベタベタな路線を楽しんでみたい。
Hも相変わらずねちっこくて濃い目。Hシーンでは攻に感情移入することが多いので、受が気持ちよさそうにしていてくれると萌える。
続刊も楽しみにしつつ、上と言っている事は矛盾してるが、ロマンチカの攻の家族問題を片づけるなりして、4冊ぐらいでさくっと綺麗に終わってくれれば良いな。後半あまりにだれると、好きなだけに見ていてつらくなる。
作家×学生。学生×助教授。



ボーイズ漫画・現代少年恋日記&幻想少年恋物語(花音コミック)日輪早夜

たまに買う作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなくとつまらないの間くらい。「幻想」はファンタジーちっくなギャグテイスト。「現代」は現代物でギャグとシリアス。どこかからの継ぎ接ぎ再録っぽい。全体的にショタ傾向で、特に現代物は、久しぶりに小学生カプを見た気がする。 この作家さんのショタはあまり好みでないかも。
最近よくある2冊の帯についている応募券を送って小冊子を…という企画有り。
ショタ。再録有り。ギャグ。ファンタジー。


2004年05月13日(木)

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 ボーイズ小説・ニュースにならないキス:佐々木貞子/慰安旅行に連れてって!:烏城あきら/天上で恋をする:新井諒

ボーイズ小説・ニュースにならないキス(キャラ文庫)佐々木貞子

新人アナウンサーである受は、報道・バラエティなど何でも出来る先輩アナウンサー・攻に憧れている。ことあるごとに攻に口説かれるが…
大抵買っている作家さんなので買ってみた。わりと面白かった。
受は新人アナウンサー。綺麗な顔立ちで冷たく見える。アドリブが苦手。生真面目な性格。天然。攻は国立大出のディレクター職で採用されたがアナウンサーに転身。色々なジャンルで活躍するやり手のアナウンサー。顔も頭も良く性格も良い。奥さんと病気で死別している。
受の天然ぶりのエピソードは笑えた。話の流れもそこそこ。
本の半ばぐらいまで受と攻の中があまり進展せず、立ち上がりがゆっくり目だった。受が攻との関係を悩む部分と成長ものの部分とバランスが半々ぐらいになっているので、ラブの部分では盛り上がりに欠けるかも。
ラストの事件の部分。割と予想外な事件で唐突に始まり派手に展開しないまま収束した印象なのだが、この形は嫌いじゃない。一見派手な設定とキャラなのだが、実は地味で淡々とした話だったっぽい気がする。
脇キャラは好感が持て読後感も悪くない。次の新刊も楽しみ。
アナウンサーもの。実力派人気アナウンサー35歳×新人アナウンサー22歳。



ボーイズ小説・慰安旅行に連れてって!(シャレード文庫)烏城あきら

「許可証を下さい」(2003/10/29記)の続刊。2冊目。今回は5年に一度会社である慰安旅行を絡めながら、攻と受の勤める工場が水質悪化で役所の監査を受けて大変なことになる…という話。
期待していた続刊。とても満足。面白かった。
雑誌掲載の前後編と書き下ろしが入っている。相変わらず工場での仕事部分は門外漢で分からないのだが、攻と受が工場のために頑張っている姿はよく伝わっている。それに関して二人は揉めるのだが、最期は受が立派な理論で攻を説得していた。雑誌掲載分だけでも十分だったが、それに関連して書き下ろしでも工場の問題点に触れ、解決しようと前向きだった受の姿勢は大変好ましい。
書き下ろしは大概、カプの他愛ないいちゃいちゃした話になったりするのだが(もちろんそれも大好きだけど)、次の話の伏線をふまえてしっかり読める話だったのが良かった。ただ反対にしっかり書きすぎているので、雑誌で続きが載った時に、うまく繋がっているのだろうかとは思った。雑誌でしか読んでいない読者もいるだろうから。
ついでに攻が受とやりたいやりたいと、どうやって受を引っ張り込もうか色々考えている姿に笑った。受は天然で攻を振り回している。
エロは今回も濃厚でねちっこい。書き下ろし部分にもHがちゃんと入っている。この作家さんの書くエロは個人的に好み。
脇の登場人物も好感が持てるし、読後感も悪くない。攻受とも良い男で魅力がある。正直続刊は、少しへたれるのではないかと心配だったが杞憂だった。すみません。美味しく頂いきました。ごちそうさま。
ガテン。工場。一種のブルーカラー×ホワイトカラーみたいなもの?



ボーイズ小説・天上で恋をする(ショコラノベル)新井諒

ホテルを辞め次の仕事を探していた受は、高級マンションの受付・セクレタリーの仕事につく。そのマンションのたった一人の住人である攻のための役割だったが…
名前は知っていたが意識して読むのは初読み。可もなく不可もなくと悪くないの間くらい。
受は元ホテルマン。実家は小さな旅館をやっていた。責任をとって職場を辞める。仕事熱心。真面目。顔は整っている。攻は高層マンションにずっと閉じこめられている。逞しい体と強烈な存在感。傲慢。顔も頭も良い。
文章は読める。構成も微妙な部分はあるが読める範疇なのだが、萌えーはあまり無いのでこの感想。
設定ととっかかりは良かったのだが、後半部分が今ひとつ。期待していた分ちとがっかりした。
メインキャラは悪くない。受の失態がちゃんと挽回されていたのも良い。
以下ネタばれ含むので注意。

ようは莫大な遺産を相続した攻が成人前に亡くなると、遺産が全て寄付になるのでそれを狙っている親戚が閉じこめていたというオチなのだが、9歳から閉じこめるのに親戚達がこれだけ金をかけていたのなら、攻が成人した途端殺しにくるんではないかと思った。女と寝させないようにして、子孫を作らせないよう画策までしていたのに。このままで終わるとは思えない。特にそこに関して攻は注意を払っていなかったのだが、そこらへんはどうなっているのだろう。
攻が閉じこめられていた理由と攻がそれに甘んじていた理由をもう少しすっきり解消されていればもっと面白いと思えたかも。これは読めたが既刊を買う気にはあまりなれない。
謎の青年19歳×高級マンション受付26歳。7歳差。一種のホテルもの?

2004年05月12日(水)

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 ボーイズ小説・ホテルに隠れましょう:剛しいら/月を抱いた:夜光花/蜜月:雪代鞠絵

ボーイズ小説・ホテルに隠れましょう(アイノベル)剛しいら

「ホテルで逢いましょう」の続編。「逢いましょう」では天才画家の兄でありその絵を管理する会社の社長である攻と、小さな旅行代理店で働いていた受の話であったが、今回はその弟である天才画家・受2と有名若手俳優・攻2のカプも出てくる。天才画家と俳優のなれそめから日本に個展を開くため帰ってきてハプニングが起こってという内容。
前作は嫌いじゃないけど最期がばたついてまとまりが悪いという印象だったが、続編なので買ってみた。可もなく不可もなく。
受2は綺麗な顔立ちの天才画家。4歳の頃両親が離婚。兄弟でアメリカに渡り苦労して育つ。精神面が不安定なまま成長し、知能が遅れているように見える。感受性が強く、一度見た物はカメラのようにとらえ絵にすることが出来る。兄とべったりだったが、攻2と出会い好きになる。感情はストレートに出す。攻2は大学時代バイト代わりに芸能界で働いていたが、アメリカで受2と出会い稼ごうと思って俳優になる。浮ついた外見だが根は真面目でしっかりしている。器が大きく恋人に対しては真摯。
メインカプ4名のうち一番器が大きくいい男なのは攻2な気がする。キャラはどれも好感がもてる。とんでもない性格なキャラもいるが、この作家さんの味〜で収まる範囲。
内容的にはそれなりに事件がおこり収まるところに収まっており続編としては楽しめるが、小粒に纏まりつつ、どこかがちゃがちゃしている印象なので感想は普通。
この作家さんの書くキャラの会話は、たまに映画や劇の中で登場人物が演技しながら話しているような印象を受ける。それが悪いとかではないのだが。私は演劇を見ると、たまにその仰々しさや作られ過ぎている部分にひくことがあるのだが、その時と同じような気持ちになる。内容が悪いわけではなく、合わない部分。
ついでに、タイトルに絡めるつもりか、何度か文中に「ホテルに隠れる」というフレーズが出てきたが、使いすぎるとせっかくの決め台詞(?)の印象が弱くなる。
カプ二組。メインは若手俳優23歳×天才画家29歳。



ボーイズ小説・月を抱いた(ラバーズ文庫)夜光花

恋人だった攻に感じていた負い目に耐えきれず大学を辞め失踪した受は、4年後再会してしまう。変わらない攻の情熱に押されて再び付き合うようになるが…
新人さんながら気になったので買ってみた。初読みだが悪くない。
受は可愛い系の顔立ち。年上に可愛がられる。平凡な頭。花屋でバイトしている。仕事をするのは好き。幼い頃に犯した過ちがずっと心の枷になっていて他人と一線を引いて生きてきた。負い目から攻と付き合い、負い目から逃げる。後ろ向きな性格。攻は頭が良く顔も良い。小さい頃から受が好き。高校で告白して付き合うようになる。まめで誠実。情熱的でずっと受を愛している。
攻が受を好きで好きで大切にして気遣って追いかけ続けるという話は好き。その点ではとても楽しめた。少しじめっぽい文章に自虐的な受の性格。キャラの作り方もこの作品だけ見ると好みっぽい。次も読んでみたい楽しみな作家さんだと思える。
ただ話の進め方が今ひとつ。攻の妹が出てきて2つの理由で受をなじるのだが、受は負い目を感じているのは、その中の1つだけに見える。それはかまわないのだが、大学時代に一度攻から去ったのは負い目に感じていないほうの理由だったので、悩む内容と行動がちぐはぐな感じがして何度か首を傾げた。もう少し整理されていれば萌え萌えで楽しめたのに。そして最期のシーンで妹は手のひらを返しすぎ。これまでのことは何だったのかと思ってしまった。残念。
ついでに受が故郷に帰った時攻は車で受を迎えに来たのだが、東京に戻るときは受と二人で電車に乗っていた。レンタカー?
Hはねちっこくて濃いめ。受が気絶してもしつこくやっている。このHシーンは好み。
文章は書き慣れているっぽい。
過去の贖罪。幼なじみ同級生カプ。会社員×花屋のバイト24歳同士。



ボーイズ小説・蜜月(アイノベル)雪代鞠絵

妾腹の子として育った受はイギリスで結婚している姉が失踪し、体裁が悪いので姉の夫で義兄である攻に謝りに行けと親に言われイギリスに渡ることになったが…
雑誌ではちょこちょこ読んでいたが単行本を買ったのは初めて。微妙。
受は妾腹で母親が亡くなり父親の家に引き取られる。引っ込み思案でおどおどしている。健気で攻にずっと片思いしている。遠慮深い。攻は御曹司で頭も良く将来を嘱望されている。姉の婚約者で受の大学受験の家庭教師をするため初めて出会う。現在はイギリスに城を買いそこで仕事をしている。
虐げられつつ健気に攻を思う可哀想な受の話を読みたかったので、その点ではそのままな内容。実家はそれなりに金持ちなはずなのに貧乏くさい服を着ていたり、わざとらしさが鼻につく部分もあるのだが、見なかったことに出来ないこともない。
それより攻が微妙に電波っぽいというか。萎縮している受に薬を盛って、眠らせてから体を弄っている。胃炎で苦しんでいた受にそんなものを飲ませても大丈夫なのだろうか。受も寝ながら体を開発されているし。妙な感じ。
攻の台詞が、ところどころ芝居がかっていて恥ずかしい。ついでに受がいじましいとか可哀想とか安易に書きすぎると萎えるので、言葉でなくエピソードでいじましさを表して欲しい。
受が開き直って攻が好きだと言うエピソードは弱い気がする。その後のエロは濃厚。
しかし重要な事があると受に薬を盛って蚊帳の外に置こうとする攻の性格は頂けない。
企業家義兄×大学生21歳。イギリス舞台。



2004年05月11日(火)

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 ボーイズ小説・過激な愛にステップアップ:真崎ひかる/恋の独占契約:真崎ひかる/内緒のおとぎ話:真崎ひかる

ボーイズ小説・過激な愛にステップアップ(アクアノベル)真崎ひかる

「恋は淫らにステップアップ」の続編。前作でくっついた小児科医・攻と高校生の受。学校が始まりなかなか会えない状況で、攻の学友である男が受のバイトする茶店にやって来て受に急接近するのだが…
前作が気に入ったので買ってみた。悪くない。
受の負けず嫌いは相変わらずで、攻にからかわれては墓穴を掘っている。受の性格は前向きで好き。恋愛にのみ特化して他のエピソードは無い。
最期の方で受が攻の学友に押し倒され貞操の危機に、何故かいつも都合良く攻が現れるたりするのだが、この作品のどうやって探し出すことが出来たかの過程はそれなりに無理が無かったような。他愛ない話なのだが、キャラに好感がもてるので楽しめた。
バイト。医者。小児科医30歳×高校生15歳。受が襲われそうになる。



ボーイズ小説・恋の独占契約(アクアノベル)真崎ひかる

両親が海外勤務になり一人暮らしをする事になった大学生の受は、空き巣に入られ半年分の生活費を盗まれてしまう。仕方なしに大学の友達に割の良いバイト・デートクラブを紹介してもらうが…
「恋は淫ら」で気になったので別の既刊も買ってみた。可もなく不可もなく。
受は一人暮らしの大学生。顔は良い。自立心は高い。のんびりした性格。攻は秘密クラブのオーナー。実家は政治家の家で反発して家を出た。顔は良く迫力がある。高級なスーツが似合う。やり手。休日コンビニで働いている受を見て気になる。
受はデートクラブでオーナー専属となり付き合う内に好きになるが金が絡む関係がいやでみたいな話。1度Hするが受が嫌がってからは無理強いしない攻はほどほどにヘタレで良いと思うが、Hメインでないデートクラブなんて儲かるのか? と素で不思議。
ついでに一度に100万単位で金を引き出されたら、数日後同じ額が戻っていても親なら不審がると思う。その前に空き巣に入られ警察が来て被害届が出たなら、その地点でいつかばれるのは確実ではないのだろうか。そこら辺がどうなったのか気になる。
それはともかく妙にほのぼのしているのは好きかも。休日一人でコンビニに買い物に行くオーナーがなんともいえんドメスティック。また設定が合えば買ってみよう。
デートクラブオーナー30代頭?×大学生18歳。一種の借金もの?



ボーイズ小説・内緒のおとぎ話(ショコラノベル)真崎ひかる

夏休みイギリスに行った受は、財布を無くし困っているところを英国貴族である攻に助けてもらう。滞在予定のホテルに行ったところでオーナーでもある攻に監禁され、いいようにされるが…
表題と続編。最近読んでいるので既刊に手を出してみたが、これは失敗。つまらなかった。
受は建築関係の一家。夏休みを利用してイギリスに行く。女の子のような外見で可愛い。流されやすく騙されやすい。攻は英国貴族。金髪碧眼。強引でハンサム。仕事はやり手。
イギリスのある駅で財布を落として助けられ、一緒にホテルに行きお茶を飲んだ後でいきなり俺のものになれと強○される。監禁されてひどいHされているにも関わらず、「この人は寂しい人なのかも」とか思う受は呑気過ぎ。これまで読んだ話とあまりに印象が違いこけた。気がつけば話が終わっているし、キャラの心境の変化みたいなものがさっぱり感じられなかった。おいてけぼり。
続編は他の作品の主人公がわさわさでてきて、(というか3冊シリーズものだったらしい)何をしているのかまったく分からなかった。何故か最期は結婚式を挙げている。何でーどうしてー。と再びおいてけぼり。既刊をあさるのはこれで止めよう。
英国貴族28歳×高校生。プチ監禁。

2004年05月10日(月)

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 ボーイズ小説・Pink Piggy:七地寧/極上の恋人:御木宏美/武装の麗人:小塚佳哉

ボーイズ小説・Pink Piggy(ラキアノベル)七地寧

小さい頃苛められていた攻は、同じ学校の受だけが友達だった。長じて攻は外見が格好良く成長し、周りからも注目を集めるが昔も今も受のことだけを追いかけていて…
デフォ買い作家さんなので買ってみた。これほどドキドキして新刊を読んだのは久しぶり。このドキドキが期待を込めてではなく、どこまでどうなっているのか不安でドキドキしているのが何とも。
受は帰国子女。落ち着いていて無口。人付き合いは下手ではないが、周りから一歩引かれているような雰囲気を持っている。頭も顔も良い。真面目。黒髪黒目。出生の秘密を持つ。攻は先天的に心臓が悪く薬の副作用で肌アレルギーがひどく肥満していたためクラスの人間から嫌われる。受だけが気にせず接してくれたので、親鳥に懐く雛のように受一筋。受が黒と言えば白い物も黒。高校に入ってからは背が伸び従兄弟の作る服のモデルになるぐらい顔も良くなる。頭も顔も悪くない。大型犬・忠犬攻。子豚は可愛い。大学は二人でアメリカ留学している。
あらすじだけ読めば、昔苛められていた攻が恩義を感じて幼なじみの受を好きになり、大きくなって立場が逆転してくっつくというベタな話だが、この作家さんらしいテイストに仕上がってはいる。必ずしもそれは私にとって良いことでは無いのかもしれんが。
今回は「社会とは」「仕事とは」とかいう酔っぱらいの世迷い言の語りは無い。主人公より目立つ女性も居ない。それはまだ良い。いや世迷い言は話に内容があれば入っていても気にならないんだけど。しかしロビーは出てくる。カプに何か起こると、みんなで出かけるのは最近のこの作家さんの流行なんだろうか。この作家さんのキャラはよく西堂学院という学校に通っているが、今回もその学校に通っていた。レリエルが多分この作家さんの理想の住処なら西堂は理想の学校に見立てている気がする。それは構わないのだが、理想の学校の説明に熱が入りすぎていて、本来の話がおいてけぼり。途中で出てきたOB達が当たり前のように会話していて、あんたら誰やねんと思ってしまった。多分別の話で出てきそうなキャラなのだが。
作家さんの中に西堂を中心としたいくつかの物語があり、それを切り張って小説にしているのかもしれない。だから他の話の主役格(?)も突然出てきて普通に振る舞っているのかもしれないが、初めてみた人間にはあんたら誰やねん。となるみたいな。西堂OBは変なところで力を持っているので、いつか米国大統領とか裏で決められるようになるのではないか(ネタ違い)。ワールドを作りたがるのは、この作家さんだけではないんだけどね。
今回カプの性格や諸々は好みだったのだが、攻の過去話はまだしも、受の出生の秘密がワールドワイド過ぎて、1冊読み切りで風呂敷を広げすぎるのはよした方がいいのではと思ってしまった。単純にアメリカで養子になったでええやん。そしたら西堂の愉快な仲間達も出てこなくて済むし。
長編設定を無理に短編に押し込めたような感じ。カプだけ見れば萌えカプだったのに。もう少しラブラブした二人を見てみたかった。非常に残念。
昔はもっと…と思いかけたが、読み返してみるに雰囲気、文体、性格はあまり変わっていない。敢えて言えば、もう少しカプにスポットが当たっていたというか。世迷い言が少なかったというか。
奥歯に物が挟まったような言い方になっているが、まだ期待したいし、楽しみたい作家さん。なんのかんの言っても攻の見せる執着が、マイツボにど真ん中。抜けられない。萌えって偉大。
幼なじみ。西堂ロビー。同級生カプ。小学校からスタートして大学生までの話。別カプ有りそう。細菌研究。攻視点がメイン。



ボーイズ小説・極上の恋人(ショコラノベル)御木宏美

パリコレをひらけるブランドの創始者である母親を半年前に亡くした若きデザイナーである受は、パリコレでデビューしたが酷評され、自棄になっていたところヤンエグの英国人・攻と出会い寝てしまう。帰国後ブランドの危機に受は…
同人のゲスト作品を読んだのが初読みで、商業誌は2、3冊ほど読んで肌に合わずにやめていた作家さん。最近凝ろうと思っている外国人×日本人だったので、久しぶりだしーと買ってみた。今ひとつ。というか少し読むのがつらかった。
受は両親が服飾ブランドを立ち上げてパリコレを開けるまでになった。半年前に亡くなりブランドを引き継ぎ新しいデザイナーとしてスタートしたばかり。白皙の美貌でスタイルが良い。プライドは高い。口と性格が悪くワガママ不遜。攻はイギリスの貴族でやり手の企業家。1/4日本人の血が入っている。ノーブルで洗練された立ち振る舞い。
何はともあれ、受のキャラが最期まで好きになれなかった。元々傲慢で仕事の約束も破りがちで当たり散らす性格で、母親から受け継いだ会社を自分のものだと主張するわりに、トップに立つ人間とは思えない子供のような行動と性格。気に入らなかったらすぐの職場放棄。遁走。最初はワガママお馬鹿さんでも、段々自覚が出てきていい男になるのかと思っていたら、最期までイタイままだった。もちろん嫌な性格でも魅力あるキャラならいいのだが、底が浅い。受の才能もどんなものかよく分からなかった。最期まで努力せず文句ばかりたれていたような印象。俺格好いいんだぜとナルが入っていた感じが拭えない。
攻の性格は割とテンプレでそこそこ良い男っぽいのではあるが、受の何が気に入ったのかよく分からなかった。出先で会ってHして帰国して再会してHして再会した頃にはすっかり好きになっている。 
ついでに蘊蓄が多い。蘊蓄は話の展開上必要なものを詳しく説明してくれる場合と、このキャラはこんなことを知っているんだぜを、見せるための場合とあると思うが、今回はキャラを見せるために長々と書かれている感じ。蘊蓄が始まると話の流れが分断されぶつ切りな印象。こんなに詳しく書く必要あるのか? と思うような内容と量だった。
貴重なウイスキーを二人で飲むシーンがあるのだが、どんなに貴重か製造方法から製造元からその稀少性など半ページほど語ってくれて萎えた。親切なのかもしれないが、全部説明する必要はないのでは。知っている人だけにやりとする部分も作って欲しいような。
蘊蓄の並べ方も知っているヤツをみんな入れてみました。みたいな感じ。蘊蓄が多くてもキャラが魅力的なら、蘊蓄の波間からキャラの描写を読みとって萌えることが出来るのだが、今回は大波に飲まれて見えにくかった。蘊蓄やら経済に話が行くのは、私の味だと後書きで書かれていたが、蘊蓄はキャラを取り巻く環境を説明しているだけ。私はキャラに起こった問題をどう打破していったかがじっくり読みたいわけで。説明はされていても解決の経過は書かれていない。
唐突に出会って唐突に再会して唐突にオチがついた感じ。カップルになった気がしない。もしかして完結していなくて続くのだろうか。それほど唐突。
やはり読むのをやめたのには理由があるんだなと、昔の自分にしみじみ。
英国人企業家×日本人デザイナー20代半ば。服飾物。



ボーイズ小説・武装の麗人(ガイノベル)小塚佳哉

人気ロックシンガーである攻がストーカーに狙われているとボディガードの受がガードにつくようになった。奔放な攻は女遊びに行けないのならかわりに相手をしろと迫ってきて…
よく買う作家さんなので買ってみた。今ひとつ。
受は怜悧な美貌のボディガード。子供の頃襲われていたのを助けてもらいそれから人を守る職業につこうと決意する。仕事には真面目。体は細かい傷だらけ。恋愛には疎い。攻は有名人気ロックシンガー。顔がよく強引。享楽的で女にはだらしない。Hは上手。
この作家さんは好きでよく読んでいる方だと思う。いくつか読んでみたが日常と密接に結びつく設定(学生とかリーマンとか)なら普通に面白いと思えるのだが、日常から離れると首を傾げるというか今ひとつ度が上がるような。
日常設定ならすぐにキャラ同士の話に持っていけるが、特殊設定だと説明がまず入り、その分キャラの関係描写が少なくなって、カプがあっさりくっついて見えたり、魅力がよく分からないから今ひとつと思ったのかも。
作家さんはノリノリで書いていてそれは何となく分かるのだが、受があっさり攻と寝たのも、何となく続いたのも、攻が受を好きになったのも一応の説明はあったが、今ひとつピンとこなかった。
というかこの作家さんの持ち味は、キャラがどことなくお人好しそうでドメスティックで地味な雰囲気だと思っているので、それにそぐわない派手な設定の話を持ってこられると、微妙な違和感というか座りの悪さを感じてしまう。
この間のショコラの読み切りは好きだった。
ボディガードもの。ロックシンガー25歳×ガード28歳。

2004年05月09日(日)

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 ボーイズ小説・エゴイストハザード:今泉まさ子/したたかに甘い感傷:坂井朱生/君に捧げる求愛:高岡ミズミ

ボーイズ小説・エゴイストハザード(ラキアノベル)今泉まさ子

社長が入院し、甥である米国育ちの副社長・攻がやって来た。秘書室の秘書達が軒並み追い出され、有能な受が秘書につくことになったが…
設定と挿し絵にひかれて買ってみた。今ひとつ。
受は有能な秘書。綺麗系の顔。昔恋人だった男に裏切られた過去がある。負けん気が強い。仕事は真面目。攻は一族の甥。米国育ちの外国の血が混じっているような外見。体格がよく顔も良い。強引な性格。立派な学歴。
この作家さんは、4、5冊ほど読んでみたが感想はほぼ同じ。キャラがぱっとしない。微妙にキャラの性格設定と言動が一致しなくて釈然としないというか。本を放り出して怒るほどではないのだが、読んでいて違和感が残るというか、首を傾げたまま終わるというか。折角楽しみながら読んでいたのに、ん? 何で? まいいか。ん? また、何で? の細かい疑問が積もっていく感じ。ここまで続けば、作家さんの作るキャラと合わないのだなと分かる。設定や話は面白そうだと思えるので残念。
昔の男にはめられて無理矢理されそうになった受を見て、他人にやらせるなら俺にもやらせろと攻が強引にHして、惰性で続いてしまい、好かれてないけど抱かれてるんだよなーと受が悩み最期は誤解が解けてという話。
攻は今ひとつ器が大きい気がしない。受をどう思っているのかも伝わってこない。受も何がしたいのか今ひとつ分からない。つまらなくて放り投げるという感じでは無いのだが、全体的に心に釈然としないものが残る読後感。展開が変わるところでうまくピンがとまっていないみたいな感じ? うまく言えない。
リーマン物。副社長20代半ば×秘書20代後半。



ボーイズ小説・したたかに甘い感傷(ラキアノベル)坂井朱生

大学生になったばかりの受は、社会人の兄と二人暮らし。バイト絡みで、同じ大学の先輩である攻に相談しろと兄に言われる。実家の旅館が経営に行き詰まった時に仲立ちした弁護士の息子である攻が嫌いな受は嫌々相談するが…
最近よく買っていて設定が気になったので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は元旅館の次男。経営不振で旅館を手放す。童顔で可愛い。真面目で頑固。ブラコン。大学進学に合わせて兄の下宿に居候させてもらう。攻は弁護士の息子。自身もその跡を継ぐ予定。2年の海外留学経験有り。ハンサムで学内でも人気者。目立つ。話題(?)のサークルに所属している。受には優しいが、興味の無い人間には冷たい。
「奇跡のバランス」「不純物100%」と同じような力関係のカプ。攻はまだ学生で金にあかせることは出来ないけど。好のみのカプなので楽しめるかと思ったのだが、今ひとつのめれなかった。特に何がどう悪いとかは思わなかったのだけれど、敢えて言えば、作家さんの書き慣れた設定で、好むカプをさらっと料理した仕上がりになっており、「ここ注目」みたいな力の入った部分が見られなかったからかも。流れるように書かれていたので、流れるように読んで終わった。
後は、攻の所属するサークルが別ネタでも出てきそうで、知らないワールドを作られると少しひく。気のせいかも知れないがどうも思わせぶりなのよね。
次も設定が好みなら買ってみるつもり。
一応大学生物? 大学3年生23歳(2年海外留学)×新入生18歳。ほのぼの。兄にも男の恋人有り。



ボーイズ小説・君に捧げる求愛(ビボーイノベル)高岡ミズミ

バイトの仕事中花を届けたホテルで襲われそうになったところを野球選手の攻に助けられた受は、攻に請われて日本滞在中攻と行動をともにする。しかし、攻がメジャーリーガーでフリーターである自分と住む世界が違いすぎると痛感し攻の元から去るが…
表題と続編。この作家さんはたまに買っているし、雑誌掲載の時は駄目だったが、ノベルになると読める場合があるかもと買ってみた。振り落とされそう。
この作家さんの書く話は出来上がるとバカップルになるパターンが多いが、これは出来上がる前からバカップルだった。出会ってすぐに受が恋愛のヒロインになってしまい、感情が大盛り上がりに盛り上がっている。キャラに感情移入する前にこうなると追いつけない。マラソン大会で一緒に走ろうねーと約束した相手に、スタートしていきなりダッシュまかされた感じ。ええーと思いつつ背中を追うが早すぎて追いつけない。
50P目ぐらいで20Pに渡る長いHをした後で出来上がった後は、攻が「ハニー」だの「ベイビー」だの甘さ全開。衆人観衆の前だろうが何だろうがBGMがかかって二人の世界。いきなりHをはじめるので側に居たはずの人はどこにいるんだっけと、読み返すこともしばしば。ここまでかっ飛んだ話を書く作家さんだったのか。段々笑えてきて最期は呼吸困難になりそうだった。
カプの話はともかく、もう少し話を丁寧に書いてくれないものか。受がホテルで攻と出会い、そのまま花屋のバイトを辞めて攻についていくのは、いくらバイトでも好感度が下がる。貧乏なわりに何故か一度も使った事のないパスポートを持っているし。カプの間の問題を提起しても、解決してないまま寝技に持ち込まれて有耶無耶になっているし、やっつけで書かれているような印象が拭えない。大リーガーを書きたいと勢い込んでいた割に、野球部分に力が入っているようには見えなかった。
兄弟編というか別カプの話もあるのだが、単行本が出るまでこの本を持っておこうか真剣に悩む。
メジャーリーグもの。花形野球選手28歳×フリーター23歳。ラブラブバカップル。攻の過去の恋人。

2004年05月08日(土)

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 ボーイズ小説・チョコレートの王様:池戸裕子/運命の猫:火崎勇/ウソつきで魅力的な貴方:若月京子

ボーイズ小説・チョコレートの王様(リーフノベル)池戸裕子

将来有望なパティシエの受の元に、雑誌などでライバルと書かれている同年代のパティシエ・攻がやって来る。苦手に思いながらも連れ回される内、攻の感性にひかれていき…
よく買う作家さんなので買ってみた。悪くない。
受はパン屋で育ち中学を卒業してから専門学校に進学。海外で修行もして帰国し20代半ばで自分の店を持ったパティシエ。ストイックで高潔なイメージで見られる。綺麗な顔立ち。菓子作りが好き。初恋の相手にふられて以来チョコレートは苦手。生クリームを使った作品が得意。伝統的なものが得意。攻は受の初恋だった男の弟。同じくパティシエの道を進み、その腕に定評がある。チョコレートを使うのが得意。研究熱心で新しい素材や流行もどんどん取り入れる。ワイルドでがたいが良い。強引。髭。
この作家さん、受が過去の恋愛で傷ついて攻との新しい恋になかなか素直になれないというパターンが好きなのか、割と見かける気がする。これもそんな話。嫌いではない。この作家さんがワイルド・悪役系攻を書いてもどこかヒールに成りきれないというか、人の良さみたいなものを感じる。そこが話によって嘘臭くなるか、味になるか分かれるのだが、今回は良い方に感じた。
受が恋に悩んでもちゃもちゃするところは少しだれるが、全体的にほのぼのとした雰囲気で、悪役もいないので読後感も悪くない。ただ最後の告白した後、結婚式のまねごとをするのは驚いた。なんてメルヘンチックな攻なんだ。
26歳同世代カプ。ほのぼの。しっとり。チョコレートの得意なパティシエ×生クリームの得意はパティシエ。髭攻。受は過去他の男と寝た描写有り。



ボーイズ小説・運命の猫(キャラ文庫)火崎勇

順調に名前が売れている若手グラフィックデザイナーである攻の元へ、自分は猫だ。攻の家に置いて欲しいと、不思議な青年・受がやって来た。興味を持って部屋に上げた攻は次第に受のことが気になりだし…
殆ど買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は見目がよく育ちも良さそう。22歳。自分は猫だと言い攻の家に居着く。家事はまったく出来なかったが、飲み込みがよく少しづつ出来るようになる。攻は新進気鋭のグラフィックデザイナー。23歳で一流ホテルのコンペで選ばれ、それ以来順調な創作生活を送っている。煙草を吸う。強引で力強い。仕事に対しては熱心。この作家さんの攻のほぼデフォ。
設定や話の運びは嫌いではないのだが、この作家さんの書くよくあるパターンなので、そろそろ飽きてきたかも。攻が受を好きになった理由がよく分からない…と思いかけたが、読み返すと一応ちゃんと書いてあった。受の性格もこの作家さんの書く受のほぼテンプレで、それがそのまま羅列されていたので無意識のうちに読み飛ばしていたようだ。いかん。
最期の謎解きで一応受が攻の元にやって来た理由と去った理由が書かれていたが、中間が端折られていたような。今ひとつ説得力の無いまま終わった。
この作家さんの作品に対しては、嫌いでは無いんだけどなー……という感想が増えたかも。次も買うけどね。
新進気鋭のグラフィックデザイナー20代後半×お坊ちゃん22歳。プチ不思議系。ほのぼの。



ボーイズ小説・ウソつきで魅力的な貴方(ラキアノベル)若月京子

高校教師である受は、友人と飲みに行った帰り、撮影現場でモデル攻に一目惚れする。一緒に飲む事になりそのままお持ち帰りされ、恋人になったが学校の生徒に似ていることに気付き…
テンプレの学園物が読みたくて買ってみた。可もなく不可もなく。と書きたいのだが。だが。
受は新任の高校教師。伯父のコネで就職する。童顔で可愛い顔。学生のよう。明るく人付き合いも良い。深く考えない。呑気。攻は外国の血が混じっている外見の人気モデル。綺麗な顔立ち。背が高く体つきも悪くない。頭が良い。
以下思い切りネタばれにつき注意。

ようは、受の生徒である攻が受を好きになって母親の経営する会社のモデルをしている時に会い、口説いてHして受は生徒であることに気付かないまま恋人になる。最期は攻が卒業式の壇上でカツラと眼鏡を外して、実はモデルやってたんだよーんとばらし、何故か受とキスして逃亡。受は騙したなーと言いつつすぐ仲直りして改めて恋人になる話。
卒業エピまではベタながら、たまにこういうのも良いなと思いながら読んでいたのに、その後のジェットコースターのような訳の分からない展開にがっくり。
何故攻は正体をばらしたのか。受に疑われたけどばれているわけではないのに。卒業後もモデルを続けるなら、人前で同性とキスするのはやばいのではないだろうか。何も卒業式をぶち壊してまで告白するような展開ではまったく無かったのに。その後一緒に消えたと言うことで受が伯父に怒られるのだが、まったく反省していないし。なんでー、どうしてーの嵐。取って付けたような理由でも良いので説明して欲しい。
普通にキャラの行動に疑問を感じないぬるい学園物を楽しみたい。
一応学園物? 教師20代半ば×生徒(モデル)18歳。

2004年05月07日(金)

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 ボーイズ漫画・PLEASEプリーズ:宮本佳野/beasttamer:松崎司/愛されたいの:やまかみ梨由

ボーイズ漫画・PLEASEプリーズ(ビブロスコミック)宮本佳野

表題シリーズ4本と読み切り1本。シリーズ書き下ろし6Pの計6本。
結構買っている作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
表題は映画関係の仕事がしたくて、専門学校に行く資金を貯めるため売り専ボーイをやっている受とそこでの客として来た教師・攻が付き合っていくという話。
タイトルを隠して別の作品と並べても、どれがどの作品か分からない自信があるような、相変わらずな内容。今回特に雰囲気で流しているというか。出会って寝て特に「付き合う?」みたいな会話がないまま、いつのまにかくっついている。日本人の美徳(?)である察する心が無ければ分かりにくい。特に私は足りないので首を傾げてしまった。別に嫌いな作家さんでは無いのだが。あまりに似すぎていて、複数冊こなしてしまうと、何を読んでも既読感が拭えない。
受は割とストレートで好きなら好きと意思表示しているのだが、攻が何を考えているのかさっぱりだった。くっついた後はあまり揉めていないが、すっきりしない気持ちは残る。次も出ていれば何となく買うかも。
教師×売り専。学園物。



ボーイズ漫画・beasttamer(光彩コミック)松崎司

短編5本とそれぞれの短編の4コマ書き下ろし4P。昔絵が好きだった作家さん。数年休筆していたが、作家活動を再開したらしいので買ってみた。絵柄が変わっているのは悲しいが昔のテイストをほんのり残しており少し懐かしい気持ちになれた。可もなく不可もなく。
アンソロ筋肉男に載っていたような内容なのでどれも濃い。ボーイズの枠からは、少しはみ出していると思う。
犬の調教師×引退したレスラー、料理研究家×アナウンサー、刺青師×大学生、キューバ料理店主×キューバ系アメリカ人野球選手、金持ちのぼんぼん×フリーターなど。年齢は高いめ、筋肉は多め、フェチは満載、ラブは少なめといった感じ。話自体はやっているメインのあっさりした内容なので可もなく不可もなくという感想だが、Hシーンはこだわりがあって面白い。中でもじゅー姦が拝めたのが良かった(良いのか?)。
フェチ満載ののびのび描いている感じが読んでいて楽しい。他の既刊も買ってみよう。
エロ。フェチ。筋肉。



ボーイズ漫画・愛されたいの(キャラコミック)やまかみ梨由

高校時代何でも出来た天才肌の攻にコンプレックスを持っていた受は、8年後同窓会で再会し酔った勢いで寝てしまうが…
雑誌連載。書き下ろしは5P。雑誌掲載の時から気に入っていたので買ってみた。それなりに面白かった。
受は製薬会社営業。真面目で融通が利かない。他人にも自分にも厳しい。それなりに友人はいる。攻は何でも出来る天才肌。人付き合いが悪く友人は居ない。売れている作家になり作品は映画化までされた。受に一途。ゲイ。
真面目で攻に強いコンプレックスを持っている受と常識みたいなものが欠けている売れっ子作家の話。攻に振り回されながらほだされ、自分も反省して前に進もうとする姿は好感が持てる。
雑誌連載の時にも書いたと思うが、この作家さんの中では今のところ一番好きな作品かも。
高校からの同級生。作家×リーマン。26歳同士。ギャグテイスト。

2004年05月06日(木)

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 ボーイズ漫画小説・YEBISUセレブリティーズ: 岩本薫(不破慎理)/何でやねん!:久我有加

ボーイズ漫画・YEBISEセレブリティーズ(ビブロスコミック)不破慎理(岩本薫)

恵比寿にあるデザイン事務所でおこる数々の恋愛物を、小説家と漫画家によってかかれていく連作の漫画単行本1冊目。
今回は、デザイン事務所のゲイのボス34歳×バイトの専門学校生23歳と世界的モデル21歳×グラフィックデザイナー24歳。巻末書き下ろし小説4Pでグラフィックデザイナー26歳×アートディレクター27歳。
ビブロスの話は時に無駄に派手できらびやかなイメージがあるが、その雰囲気がいかんなく発揮されているコラボ作品な気がする。派手な設定でハイソな雰囲気。大ゴマでの決めポーズを見ていると背中がかゆくなり笑いそうになるが、どうよ? とここまで堂々と全面に押し出されるのを見せつけられれば、反対に楽しくなってくる。とてもビブロスらしい作品。これは作家さんの個性を楽しむというより、総合的なコラボを楽しむものだと思う。どこまでも黄金の道を歩いている。
設定やカプは人気のありそうなのをピックアップして、いくつかのパターンにわけてかかれていく感じで、これからも人気が続けば色々なパターンのカプが見られるのではないかな。
今月に小説版も出るのでそっちも買うつもり。ドラマCDも出るらしいのだが、通販特典が書き下ろし小説がつくので、一緒になって踊る予定。
デザイン事務所。連作。漫画と小説のコラボ。



ボーイズ小説・YEBISUセレブリティーズ(ビボーイノベル) 岩本薫(不破慎理)

恵比寿にあるデザイン事務所でおこる数々の恋愛物を、小説家と漫画家によってかかれていく連作の小説単行本1冊目。今回はグラフィックデザイナー26歳×アートディレクター27歳がメインの小説。小説は2本入っているのだが、2本目が書き下ろしなのか憶えていない。初出が書かれていないので分からなかった。デザイン事務所のゲイのボス34歳×バイトの専門学校生23歳の書き下ろし漫画も4Pついている。
前回の漫画ではキャラ描写をすっかり忘れていた。受はプライドが高く仕事に妥協を許さない。丁寧で粘り強い仕事をする。気が強く人付き合いが上手くない。恋人を持った事がない。眼鏡。攻にコンプレックスを持っている。攻は有名人の家族を持ち、何でもスマートにこなせる。女関係が派手で私生活も華やか。王子様のような外見。付き合っている相手にはまめ。
最初は受が同じ事務所にいる攻に反発していたが、仕事を助けてもらったのが切っ掛けでうっかり寝るようになり次第にひかれていくという話。
漫画の時ほど話にくささを感じないのは視覚の差か。どうせやるなら中途半端ではなく、読んでいる人間が恥ずかしくてひーひー言うぐらいにやってくれた方が楽しめるかも。そういう意味でははまっている。
強いクセのある作家さんではないと思っているが、話合いで話を作っていただけあって、いつもより読みやすいというか(普段も決して読みにくいわけではないのだが)入りやすく取っ付きやすい雰囲気になっている気がする。中華料理ではなく中華風料理になっているようなもの?
話の内容は相変わらず黄金の道がしかれているが、欲しいところに手が届くような展開に楽しんで読めた。この話はコラボ全部をひっくりめて「面白い」という感想。次も楽しみにしている。漫画と小説の表紙を揃えているのが好き。せっかくなので、こういう時にしかできない事をやってほしい。
それにしてもこの話、受が嫌々いいつつ攻を好きになり、揉めても自分から連絡を取らずに待っていれば、攻がやって来て好き好き言ってくれるところも黄金の道。もっとアクティブな受だと思っていたけれど、最期まで攻が折れてくれるのを待っていた。
デザイン事務所。連作。漫画と小説のコラボ。



ボーイズ小説・何でやねん!(ディアプラス文庫)久我有加

受は高校入学以来、毎日攻に漫才の相方になろうと誘われている。人に笑われるのが大嫌いで相方になるつもりは無かったが、しつこさに負け次第に攻に興味がわいてくる。そんなおり、笑われる事が嫌いになった原因である少女と再会し…
表題とその続編。その後の書き下ろしの計3本。雑誌掲載時から気に入っていたので買ってみた。面白かった。
受は綺麗系の顔。上の下ぐらいの成績。気が強いが脆いところもある。昔関西弁がおかしいと笑われいじめられた経験から笑われるのが嫌い。克服のためキックボクシングを習っており、プロに誘われるぐらいの強さ。攻はそこそこの家庭。文系が得意で顔はハンサム。妹が一人。お調子者でクラスの人気者。将来漫才をやりたいと思っている。理想の相方・受を見つけてしつこく食い下がる。
私の大好きなしっかり者の受とヘタレ攻の典型的なカプで美味しく頂いた。
受の方がしっかりしていて喧嘩になれば強い。思わず攻のあばらにヒビをいかせたりしている。攻は普段はした手に出てへらへらと笑っているが、ここ一番では受を守るしポリシーを貫く。優しくて将来いい男になりそう。こういうヘタレ攻なら好み。浪花節が似合うカプ。
最初の話は受の過去話。小学生の時に東京で受けたイジメを克服する話で、次は攻の実家の話。攻が漫才をしたいと思った動機や妹との確執が書かれている。脇キャラもいい味出している。妹はワガママで可愛いし、攻の幼なじみである、実は何でも知ってるよんと暖かい目で見守っている老獪な親友とその弟も個性がある。特に親友の弟。3歳の時から攻の妹が好きで、小学生にも関わらず「俺が一番お前のこと好きなんだから、俺にしとけ」と妹を口説いている。将来が末恐ろしいというか楽しみな男。この作品での男前度は、親友の弟>受>親友>攻だと思うのだが。どうだろう。
関西出身のためか話の端々に出てくる雰囲気など馴染みが深く、「あーあるある」と楽しめたのだが、それ以外の人が読んで雰囲気が伝わるのかどうかは、内側にいる人間なので分からない。続編も書き下ろしでいつか出るそうなのでとても楽しみ。次の本も期待している。
学園物。漫才。シリアス。ギャグ。同級生カプ。高一同士。

この話を読んで小学生の頃のクラスメートの事を思い出した。小学校で同じ学年の生徒が集まって体育館で出し物をする行事があった。そこで漫才がしたいとA君がB君を強引に誘っていた。A君は少し乱暴なガキ大将で明るい性格。クラスの中心になる男の子。B君は頭が良く穏やかな性格で普通にクラスの一員であったが、赤面症で人前に立つのだけは苦手な性格だった。
気付くといつのまにか、休み時間ごとにA君がB君を追いかけて一緒に舞台に立とうと説得していた。B君が大勢の人前に出ると赤面するので嫌だと断って逃げ回っていたのを見て、A君も諦めてあげれば良いのにとか思っていたのだが、当日、舞台の上で満面の笑顔でボケるA君に顔を真っ赤にしながら一生懸命突っ込みを入れるB君を見て、「押し切られたんやな」と思った覚えがある。
この時は別に萌えることもなく(というか生もの萌えは昔も今もしたことがないのだが)、そこまで仲良くなかったはずなのに、どうしてA君はB君と漫才がしたかったんだろうと不思議だった。
とかいう出来事を思い出したのだが、面白い生徒にむかって先生が「ヨシモトに行け」というのとか日常だったなとしみじみ。

そう言えば、漫才のコンビ組んで云々という話は他に2、3読んだ事があるが、皆攻タイプからの勧誘ばかりだったような。受タイプからという話はあるのだろうか。

2004年05月05日(水)

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 ボーイズ小説・リアシートの恋人:名倉和希/恋は淫らにステップアップ:真崎ひかる/天使な奴ら:成田空子

ボーイズ小説・リアシートの恋人(アクアノベル)名倉和希

御曹司で取締役の攻の専属運転手である受は、大学を卒業し攻の元で働くことになった時から攻に片思いしていた。そのつらさを友達に話している所を攻に見られ誤解される。それ以来、遊び相手として付き合う事になったのだが…
表題と続編。表題を読んだ記憶があったので、続編も読んでみようと買ってみた。悪くない。
受は父子家庭。父親が専属運転手で請われて攻の運転手になる。攻に命令され髪をのばしている。栗色の髪、白い肌。モデルのような容姿。一見取っ付きにくいが真面目で公私を分けることが出来る。攻は商社の御曹司。弟有り。跡継ぎとして育てられた鬱屈から遊び回っていた。頭が良くやり手。ワガママで傲慢。受に辛くあたるが実は気をひきたい。
基本は受がずっと攻に片思いして攻のために色々我慢している。攻のためという精神が貫かれており、「どうせ僕なんてえーん」がそれなりに楽しめる。特に何かが引っかかった部分も無い。
くっついた後は思い切りバカップル。ちと恥ずかしかった。読後感は悪くない。
個人的には髪の長い受は苦手。次も設定が合えば読んでみるつもり。
総合商社の御曹司26歳×専用運転手28歳。2歳差。年上受。続編は攻視点。



ボーイズ小説・恋は淫らにステップアップ(アクアノベル)真崎ひかる

高校生の受は夏休みごろごろしていると、母親にアルバイトをするように言われ、母親の妹の経営する茶店で働くことになる。そこそこはやっている店の近くに総合病院が有り、そこで働く医者・攻にひょんなことからキスされそれが忘れられなくなるのだが…
滅多に読まない作家さんなのだが、何となく買ってみた。悪くない。
受は高校生。のんべんだらりんと過ごしていたが、母親に言われてバイトするようになる。整った顔立ち。負けず嫌い。接客業に向いている。攻は小児科医。忙しい日々を過ごす。顔がよく男前。医者の家系。
あまり性格描写は無く、平凡な高校生が医者と出会って恋人にしてもらう話。キスされていきなり盛り上がっていたので、何故受が攻を好きになったのかよく分からなかった。山谷がないので攻が受を「離さないーラブ」と好きになった理由もよく分からなかった。ノベル1本つかっても二人のキャラの背景がよく分からなかった。恋愛部分にのみに特化した話。続きが出るらしいのでそこでもうちょっと説明されているだろうか。一応買うつもり。
バイト。医者。小児科医30歳×高校生15歳



ボーイズ小説・天使な奴ら(リーフノベル)成田空子

バレー部主将の受は、新入生で有望な攻を部活に勧誘するが、軽くあしらわれる。しつこく食い下がると、体の関係を持ってくれるなら入部すると言い出して…
表題と続編。テンプレのような軽い学園物が読みたくて、これが目に入ったので買ってみた。脱力した。
受はバレー部主将。バレーが好きで頑張っている。顧問の先生に淡い憧れを抱いている。童顔で女装コンテストで優勝するような容姿。背が低い。勝ち気。攻は中学時代バレーで活躍していた。高校ではやらないつもりだったが、受に勧誘され続ける。背が高く顔が良い。複雑な家庭に育つ。
メインカプに関係ない人物の描写が丁寧だったりして、シリーズの中の1本のような構成。既刊を集めるほど面白くなかったので、損した気分。
別に突出して変わった話が読みたかったわけではなく、どこにでもあるような学園物が読みたかっただけで、半ばまではその通りで内容が薄いなりに、ふんふんと読んでいたのだが、攻の家庭事情の部分が出てきた辺りで口が開きっぱなしだった。
育ての父親(元全日本選手)と血が繋がっていなくて、中学時代両親が離婚した後は母親は渡米して不在。父親は男の恋人を連れ込んで攻の前でHしているという家庭環境。すげー。どこをどう言えばいいのやら。続編では攻が毎週赤い薔薇の花束持って受に会いに行くし。普通の学園物…
文章が短く下ががら空きだった。当たり前の普通の生活をしている学園物が読みたい。
学園物。高一×高三。バレー部。親世代の話有り?

2004年05月04日(火)

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 ボーイズ小説・二人だけの楽園:小川いら/スーツの玩具:六本木曜/贖う愛:北川とも

ボーイズ小説・二人だけの楽園(アクアノベル)小川いら

都会育ちの教師・受は、不登校の生徒の住む家まで迎えに行くよう教頭に言われる。そこはとんでもないど田舎で、不登校の生徒・攻はそこで農業をする祖母と一緒に暮らしていたが…
2本はビーボーイ掲載で、残り1本は書き下ろし。その後の話。大概買っている作家さんなので買ってみた。悪くない。
受は高校の日本語教師。学生時代自分も不登校だったので、攻に同情的。生徒に優しく前向きで教師の仕事に誇りを持っている。童顔。どこにでもいるような普通の青年。攻は天才肌のアーティスト。10代の頭から制作している。大らかで奔放。ゲイ。素直でストレートに感情を表す。アメリカ軍人・父とコンサルタント会社経営の日本人母のを持つハーフ。アメリカの大学を休学している。
雑誌掲載時、1話目が「なかなか」で、2話目が「うーん…」な感想だった記憶があるが、2話目の何がうーん…だったのか思い出せなかった。今とまた少し嗜好が違ったのかも。
全体的にほのぼのと進む。ほんのり透明感。受の学校の教師は少し嫌なヤツだが、他のキャラは概ね好感が持て、読後感も悪くない。カプになった後は少しバカップル。ラブラブ。
続編は母親が絡むが無事カミングアウトも済ませてしまう。
この作家さんらしさが出ていると思う。割と色んな雰囲気の話が書ける作家さんだと思う。
次も期待。
新進気鋭のアーティスト18歳×高校教師26歳。田舎暮らし。アーティスト。ほのぼの。



ボーイズ小説・スーツの玩具(エクリプスノベル)六本木曜

社長秘書の受は、父親の違う兄であり社長である攻に抱かれ続けている。母親に捨てられ父親に虐げられた恨みを晴らすように抱く兄・攻の事が好きで無理な命令もきいていたが…
このPNでの1冊目。既刊の試し買い。可もなく不可もなく。
受は母親が夫の部下と駆け落ちし出来た子供。父親は15歳で死別。母親は18歳で死別し生き別れの兄と出会う。優しく従順。兄に恋している。頭は悪くない方。容姿はよい。攻は母親が出ていった後、父親に虐待されて育つ。仕事が出来て強引傲慢。顔はもちろん良い。愛情を知らない。
受は兄の命令で会社の取引相手の親父と寝ているし、兄の指示で愛人として囲った間男とも寝ている。兄とも寝ている。いろんなのと寝ている。受が攻のひどい仕打ちに堪え忍ぶ話。受を健気と取るか、うじうじしやがってと取るかは人によるかも。プチ耽美ちっく。
間男が段々受に同情し、クライマックスで一緒に逃げ愛してるよと一生懸命アプローチしているのだが、受が攻と仲直りした後、文字通りカケラも出てこなくなって、可哀想なあまり涙と笑いを抑えるのが大変だった。受、もうちょっと間男を思い出すなりなんなりしてやれよ。最初から最後まで攻一筋なのはいっそ天晴れだが、間男が可哀想過ぎる。
攻が受を好きだと自覚してまごまごするエピソードは可愛いと思えるのだが、商談のために受に命令して他の男と寝させておいて結局腹を立て商談をぶち壊すのは、本当に頭の良い男のすることかいとは思ってしまった。
しかし最近登場の年齢が高いキャラが増えて嬉しい。40代近くなんて数年前は際物扱いだったのに。喜ばしい事。
近○そー姦。兄弟愛憎物。グループ企業の社長38歳×社長秘書・弟24歳。シリアス。道具H有り。受が攻以外としっかり寝ている描写有り。

前作の書き足しでも書いたが、既存作家さんの別PN。文章は慣れているっぽかったが、構成がひどかったので新人さんかもと思ってしまった。別PNを見た時は本気でそのひどさにのけぞったが、これを読むと昔の耽美チックなテイストは、ほんのり残っていた。



ボーイズ小説・贖う愛(ゲンキノベル)北川とも

攻の経営する設計事務所に、古くなった教会の建て直しの依頼がくる。そこにいた神父の一人は、高校時代親友であり姉と付き合っていた学友で姉の死後姿を消した受だった。再会後、あの時の事情を聞こうとするが…
今ひとつあらすじの書き方が分かりにくいとは思うが、まあそんな感じの話。あらすじを見て買ってみた。悪くない。
受はカトリックの神父。大人しく静か。禁欲的で小動物のような雰囲気。綺麗な顔立ち。庇護欲と嗜虐を誘う外見と性格。攻は不動産関係の社長子息。本人は設計事務所を若くして共同経営している。覇気があり激しい性格。男らしく精力的。顔はもちろん良い。亡くなった姉を毛嫌いしている。
あおり文にあるような神父の禁忌だとか背徳感は、正直感じなかった。「これはいけないことです」と一応受が抵抗しているが、おざなりというか、普通に萌えなかった。が、いじめて君に見える受をいじめ可愛がる攻の図式は、萌えツボど真ん中ストレートだったので、その部分は非常に萌えた。思わぬ伏兵。
受の性格も初めは大人しい苛めて君だったのに、段々暗い本性みたいなものもかすかに見え隠れしてしてくる。もうちょっとそこら辺も読んでみたかった。
設定とエピソードともども面白そうだったのだが、詰め込み過ぎか、折角のエピソードのオチをさらっと流す程度で終わっている部分もあり、非常に勿体ないと思った。2冊分まではいかないが、1、5冊ぐらいで過不足無く丁寧に書いてくれれば、もっと萌えただろうに。残念。
やっぱり最後の方は前半の書き込みに比べ、駆け足というか、えっ? と思う間に終わる。もうちょっと何とかならんものか。
後書きを読むと、作家さんはこの手の受はあまり書いたことが無く、これからも書くことは少ないみたいなことが書かれていたので、それはとても残念だ。大人しい苛めて君だけではない受というのをもう一度書いて欲しい。 
30歳高校生からの友達カプ。設計事務所経営×カ○リック神父。教会。家族。シリアス。3ぴーもどき。攻視点。

2004年05月03日(月)

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 ボーイズ小説・夏の残像:ごとうしのぶ/海色のドロップ:飛田もえ/お兄様のよこしまなキス:飛田もえ

ボーイズ小説・夏の残像(ルビー文庫)ごとうしのぶ

シリーズ17冊目。3組のカプをそれぞれ書き、最終的に同じ島の屋敷に集めるような意図のあるオムニバスっぽい作り。まだみんな集まっていなくて次の巻まで話は持ち越しそう。
惰性で買っているので買ってみた。普通。今更だけど内容が薄い。このシリーズいつまで続けるのだろうか。
メインカプは殆ど出てこない。ネタが無いのなら出来るまで待つかさっさとお終わらせれば良いのにとはちと思う。読んでいて懐かしい気持ちになれるんだけどね。
脇カプも嫌いではないのだが、別枠で書いて欲しいのう。話が散漫になって何をやっていたのかさっぱり思い出せない。
シリーズ。学園物。ほのぼの。



ボーイズ小説・海色のドロップ(オヴィスノベル)飛田もえ

受が小さい頃、両親が知り合いの遺児をひきとり、攻・兄と義理の兄弟となった。それから本当の兄弟として育ってきたが、下校中不審な男と出会ってから攻の様子がおかしくなり…
前から気になっていた作家さんなので買ってみた。可もなく不可もなく。
受は建築関係の大きな会社の息子。運動が得意で勉強が苦手。兄が好き。ブラコン。顔は悪くない。明るく元気。人付き合いは良く人の上に立つ器はある。攻は1つ上の義兄。真面目で静か。勉強が出来て義弟が好き。一人でこもって悩むタイプ。眼鏡。
他の文庫の後書きで、「デビュー前に山の中の田舎で日がな一日たき火をしていた」(意訳)とあり、何故かそのフレーズが心にヒットしたので、いっちょ読んでみるかと思った作家さん。ただ続けて出たのがやくざや刑事物で、安心できる作家さんでしか読まない地雷設定だったのでしばらく待っていたが、これは学園物なので買ってみた。
文章は平淡でもちゃもちゃしているように感じる。整理されていないというか。静かで淡々としているのとはまた違う。山谷があまり無いので読み進めにくい。萌え設定で萌えの力を借りなければ読みにくいと思った。が、文章の雰囲気は嫌いではない。慣れればもう少し気にならなくなるかも。
キャラも嫌いではない。受はお馬鹿さんな部分もあるが兄思いだし、攻は何でも出来るタイプではなく、家族や受のことで色々悩んでいる。
ずっと受視点で進むのは良いのだが、攻のしでかした事が発覚して収束するまで、ずっと蚊帳の外だったので、何がどうなったのかすべて伝聞と推測でクライマックスにも関わらず盛り上がりに欠けた。仕方がないのかもしれないが、このため全体的にぱっとしない印象。
でもやっぱり受は少しぐるぐるしすぎているような気がしたかな。同じ事を繰り返し悩んでいるので途中でだれた。
今回の雰囲気は好き系だったのでうまくはまる作品もあるかもしれない。しばらく様子見。
学園物? 家族。兄×弟。1つ差。血は繋がっていない。疑似近○そー姦。平たんな雰囲気。受視点のみ。



ボーイズ小説・お兄様のよこしまなキス(オヴィスノベル)飛田もえ

高校生の受は両親が亡くなり1つ上の兄・攻と二人暮らし。昔から受を溺愛してそれが高じてHなことまで仕掛けてきた攻が、進路を選ぶ時期になり何故か受を避けだして…
と言うわけで様子見で買ってみた既刊の1冊。普通。
受は元気で明るい性格。家事の出来ない兄に代わり食事を作ったり掃除をしたりしている。両親は小学生の頃に亡くなる。顔は整っている方。人気はありそう。攻は生徒会長をしており顔と頭が良い完璧人間。学校では一目置かれている。家事がまるで駄目で偏食。部屋は散らかり放題。
前の「ドロップ」でこの作家さんは初読みとか書いていたが、この本を読んでうっすらと読んだかも知れない記憶がよみがえってきた。2002年発行だが、さっぱり覚えていなかった。中身もそんな内容なのだが。
特に特記して悪い部分はないのだが、「ドロップ」と同じく平たんな文章が続きメリハリが無く、萌え設定で無ければ途中でだれてきそうな感じ。クライマックスも特に何か重大な事件が起こるわけではなくさらっと締めている。他人の日記のように読むのが辛かった。
キャラの性格は嫌いではない。「ドロップ」と似た設定で似たキャラだが、こっちの攻の方が大人げないというか、何でも出来る攻のテンプレではなく、受と同じような立ち位置にいる感じだった。
1つ疑問だったのが、両親が亡くなり中学生と小学生の兄弟だけで暮らせるものなのか? とちと不思議だった。高校生ぐらいなら兄弟だけでいいかもしれないが、当時兄は13歳だしな。法律に詳しくないのでそういうのも有りなんですと言われれば、そうなんですかと思うしかないが。
近○そー姦。兄弟物。兄×弟。1歳差。平たん。

日記口調という言葉をたまに使っているが、これは「こうして、こうなって、どうした」みたいな文章が淡々と客観的に一定のテンションのまま山谷がない文章で書かれている事を言っているつもり。ネットの日記でたまに見かける「ギャーーー!こうして!!! (はずかちい…)こうなってvvvvv(爆!!)どうしたんです(照れっ)(汗)(T_T) 」みたいなものではない。いっそこのぐらいテンションが高かったら、別の意味で楽しめたかも知れないが。でもそうなったら続けて読まないかも。

2004年05月02日(日)

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 ボーイズ小説・天国が落ちてくる1:高遠琉加/海までお散歩:月丘くらら/君だけのファインダー:穂宮みのり

ボーイズ小説・天国が落ちてくる1(シャレード文庫)高遠琉加

音楽雑誌ライターの受は、カリスマボーカリスト・攻のインタビューをするが失敗してしまう。再度挑戦するため、何故か気に入られた攻の言うことを聞き続けるが…
雑誌掲載の時に読んでいたが、大概買っている作家さんなので買ってみた。それなりに面白い。
受は音大出身のライター。ピアニストを目指していたが挫折した過去がある。不思議の国のアリスのうさぎような外見。真面目で一途。気が弱い。攻はカリスマボーカリスト。派手で印象的。絶世の美形。過去は謎に包まれている。
シャレードの話は2シリーズだけだが両方とも好き。デビュー作がギャグっぽい内容だとしたら、これはセンシティブというかプチシリアスっぽい。ストーリーは良くない家庭に育ち自分を愛してくれる唯一の存在を探していた攻が受と出会いひかれれいきという話。在り来たりだが、この作家さんのテイストになっている。以下続刊で全3巻らしいので、続きも楽しみ。
歌手もの。カリスマ歌手18歳×音楽雑誌記者20代半ば。しみじみ。センシティブ。



ボーイズ小説・海までお散歩(シャイノベル)月丘くらら

高校生の受は、幼なじみで同級生の攻と放課後家の近くの浜辺を歩くのが日課になっている。文化祭が近づき可愛い顔をいかしてウエイトレスをさせられたり憂鬱な事も多いが、可愛いからという理由で攻が突然キスしてきて…
初めて名前を聞く作家さんだが、静かな感じの話かなーと思って買ったらその通りだった。可もなく不可もなく。
受は自分の女顔が好きになれない。高校でもそれ系でからかわれたり誉められると切れそうになる。無趣味っぽく日々何となく生きている感じ。顔以外は地味っぽい。攻は生徒会長で彼女持ち。受の幼なじみで昔から面倒を見ている。頭はそこそこ。人当たりは良さそう。
全体的に地味で淡々としている。悪く言えば盛り上がりに欠けぱっとしない。久しぶりにこういう雰囲気の話を読んだ気がする。
無生物(海・浜辺)に自己投影する手法はほんのりズネくさい。ズネっぽい話ではないのだが。
雰囲気を楽しむには良いが、特に何がどうという話ではない。受が女顔を嫌う理由も匂わせているだけで、ずばり何があったそれがどうなったと書いていない。二人がカプになる以外は特に何かある話ではない。受が少し利己的でひいたが、それ以外は普通に読んで終わった。
学園もの。海辺。文化祭。女装。淡々。センシティブ。幼なじみ。



ボーイズ小説・君だけのファインダー(キャラ文庫)穂宮みのり

攻は新進気鋭のカメラマン。ある日撮影に使う備品に適当なツボを見つけ、持ち主である花屋・受から借りる。これを切っ掛けに知り合い何度か話すようになるが、受はなかなか心をひらいてくれなくて…
表題と続編。雑誌掲載の時から読んでいて続きが読めるからと買ってみた。悪くない。
受は数学で天才的な才能を発揮したが、周りに恨まれ襲われる。トラウマになり高校中退。花屋になっていた所攻と出会う。顔は綺麗系でとっつきにくい性格。攻はカメラマン。名前が売れてきたところ。本来は山などを撮るのが好き。ワイルド系。あっさりしている。
この作家さんの2冊目の本なのだが、新人であることに気付かず、1冊目の時から書き慣れているというか、新人ぽい雰囲気が無く同人か別のジャンルで書いている人かとずっと思っていた。
文章は学生時代図書委員でもしていた女の子が書いているような堅さがある。(←偏見)お行儀が良いというか、頭が固いというか、身持ちが堅い感じ? うまく言えない。
カメラマンとかCGなど業界が出てくる割に地味な感じ。恋愛部分も盛り上がる!とかではなくほんのりとほのぼの進んでいく。キャラは好感が持てるというか悪い人はいない。
ただ受が数学をしていたのなら、それに関するエピソードをもう少し書いて欲しかった。会話の端々に数学用語を並べたり空間造形が得意という以外は特に何も出てこない。数学者のエピソードが好きなだけに残念。Hシーンは雰囲気で流している。そのものずばりではない。また設定が気に入れば買ってみる。
カメラマン20代半ば×花屋フラワーコディネーター26歳。ほのぼの。

2004年05月01日(土)
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