待ちぼうけ日記。

2016年08月31日(水)  実感が薄い。


ここ1週間ほどの間に2回
あの人と同じ電車に乗れた。

今日は、
ほとんど期待せずに
いつもの車両の一番前の隅っこに座った。
涼しいから。

電車の中からあの人の駅のホームを見ていたら、
いつもの場所にユミノさんが立っていた。
でも、あの人はやっぱりいないなあ・・・。

と、思って、
でも何となく気になって見ていたら、
どこにいたのかわからないけれど
あの人が2つ離れたドアから乗ってきた。

どこにいたんだろう?
あ。もしかしてベンチに座ってた?
気づかなかったよ・・・。

でも、私と同じ側に座っちゃったので、
ちょっと無理しないと見えない。
ま、いいか。
途中で快速に乗り換えると思うし、
そのときに近くに行けるはず。

「ちょっと無理」してみた。
不自然なほど首を横に回して、
吊り広告を見るふり。
すると、
あの人もちょうど
不自然なほど首を横に回して
こっちのほうを見た。
って言うか、
ほとんど目が合った感じだった。

まあ、遠いから。
見えていたかどうか。
見ていたかどうか。
私が勝手に目が合ったと思っただけかもしれない。


快速との連絡駅に着いた。
そのころには電車も少し混んできていて、
あの人が降りたかどうかわからなかった。
窓には日除けが下りていて、
中からホームの様子もあまりわからないし。
もう一度座っていたあたりを見たけど、
それらしい人はいなかった。

じゃあ、
降りて見回したら
見つかるはず・・・

あれー・・・
いない?
同じ7両目の乗車位置にも
あの人がいつも並ぶ2両前の乗車位置にも
並んでない。
そのまわりも見たけど、
やっぱりいない。

もしかして
降りなかった?

でも
今さら各停に戻れないよ。

私が降りたり乗ったりしたって
そんなこと誰も気にしてないと思うけど、
もしかしたら
隣の車両からユミノさんが見てるかもしれない。

それに今日目が合った気がしたし、
あの人が私を認識していたら
ヘンなヤツだと思われるかもしれない。

とか考えているうちに快速が来て、
私は快速に乗ってしまった。


ほんとにあの人だったよね?
そもそも見間違い?
いや、でも目が合ったとき
ちゃんと顔見たし。

でも、なんか、
遠かったせいか
「いた」っていう実感が薄い。

なんだよ私〜、
ちゃんと目を覚ませ〜。
今から仕事だよ〜!


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