「いらっしゃい、いつものかい?」 「ん、チャーシューネギラーメン大盛りライス付き」 「兄ちゃん若いのに感心だねえ、こんな遅くまでバイトなんだろ? チャーシューおまけしといたよ」 「サンキュ、うわうまそう、いただきまーす」 「そういやまたアレ、出たらしいね」 「……アレ?」 「アレだよ、怪盗なんたら」 「へ、へーえ、そうなんだー、オレそういうの興味ないからさ、ぜんぜんしらなかったなーうんうん」 「そうそう、怪盗キッドだったっけ? けど警察のヤツら、また逃がしたらしいってよ。オレなんかほら、警察とか嫌いだからさ、ざま見ろって感じ?……あ、いらっしゃい……ませ……って、け、警察手帳!?」 「本部の白馬と言います。この辺りで不審な人物を」 「み、みてねぇぜ」 「黒羽くんじゃないですか……まさか、やっぱりキミ」 「オレはバイト帰りにラーメン食いに来ただけだよ、な、おっちゃん」 「そうだよ兄ちゃん、この子いまどき珍しい勤労学生なんだよ? バイト帰りには必ずウチに寄ってくれて」 「バイト帰り……それは何月何日、何時何分のことでしょうか?」 「え……と、昨日と、その前は先週だったっけなあ、兄ちゃん」 (しーッ、しーッ) 「キッドの出没と呼応していますね……どうしましたか、黒羽くん」 「い……いや……あのその、あっ、工藤新一!」 「言うに事欠いて何を……って、高木刑事?」 「おう、どうしたよオメエら雁首揃えて」 「あなたたちこそ、どうしたんですかこんな夜中に、ふ、ふたりきりで……!」 「まさか付き合ってるとか!?」 「そ、そんなんじゃないよ、ねえ工藤くん?」
そんな大賛成すなわち便乗、ブラボー妹よ。エロばっかし書いてるとあれだね、どこかが疲弊してきてこういうの眩しいね。キラッ。
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