クラシカル・ローズ

2011年06月24日(金) 向日葵とリスト

父の日に向日葵を買いました。
小ぶりの、オーソドックスな山吹色の花びらの、茶色い花芯のもの。
今は、クラシカル・ピアノ・ミュージックというCDを借りてきて聴いているのですが、リストの曲をいくつかフジコ・へミングさんやほかの人が弾いていて、なんとなく、夏の訪れのような曲だなあ、と思って聴いていたところです。

今の曲の、「エステ荘の噴水」は本当に、水が飛沫を上げて噴き上げ、流れ滴るさまのようで、あるいは、水を張った、華麗な芍薬などを活けた水盤の水底のような、瑞々しく流麗な、雰囲気を持つ一品です。

リストのラ・カンパネラは、知っていましたが、この盤のフジコ・へミングさんのそれは、ゆったりとして重厚で、一回聴くと忘れられなくなりそうです(笑
この前、立ち寄ったCD屋さんに、リストのコンソレーションと鐘(智言います、)の入ったベスト版があったので、それをこんど機会が訪れたら買いたいな、と思っています。
リストはショパンと並んで、同時代を生きたロマン派の作曲家で、たしか最盛期に当たると思いますが、今年で200年になると思います。ショパンほど騒がれていないので、気付かないかもしれないですが、リストの曲の入ったCDも今年にかけて、いくつか発表されています。

宣伝は控えめですが、曲はわりと華やかです。愛の夢、というとお分かりになる方もいらっしゃるでしょう。とても難しい曲です。手の動きもさることながら、読譜が付いてゆきません。まだまだ、課題の多い曲です。

今丁度愛の夢を聴いているのですが、こういう、ゆるやかで華やかな麗しいものにも、内面を表しながら取り組めていったらいいな、と思っています。

ピアノのお試しは、大人のピアノのつもりでいったところ、経歴を話して弾いてみたら、かなり専門的なアドヴァイスをもらい、面食らいましたが、とても勉強になったので、続ける方向で検討しています。

暑くなりましたが、地道に、ピアノに取り組んで行きたいです。
やっぱりピアノの音が大好きなので。
いつか、こうしたCDの音源の音のように、ゆるやかな美しい調べを奏でられたら、と思います。

ここも手続きが終わり、続けられるようになりました。
また、折を見て来たいと思います。

向日葵の 黄の俯く はないろの 傍、凛とたたずむ 紫陽花の蒼
清子

sayako


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