| 2014年05月10日(土) |
トリトン白ジャケットCD |
届きました! 『海のトリトン 白ジャケットCD』 7日に届いていたんですが、なんだかんだ疲れててやっと今夜になって聴いている次第です。
いい音だ・・・・・・
マスターが破棄されていた、というにも関わらずこのクオリティ。 素晴らしい。 そしてプロデューサー ディレクターの椙山(すぎやま)由美さんのインタビューが追加されています。当時の色々な裏事情を語られていますが・・・・ 西崎・・・・オマエ・・・・ひどいな。という感想がまず(笑) 西崎って誰?・・・・うん、ご存じの方はご存知でしょうがここで説明するほどの人ではないので(自分の中では)割愛。
アニメBGMはジャズでやろう、という心意気は素晴らしかった。 当時、昭和47年とかって「スポ根」「熱血!」そんな時代。 おしゃれですよ。今聴いても全く見劣り(聴き劣り?)してない。 そしてこの梶山さんの中のイメージ。 当時流行っていたマカロニウエスタン(自分もよく見ました)みたいな感じを入れたかったと。 それをコルゲンさんに伝え、曲先で作り。 作詞はサビに「Go!Go!トリトン」っていうのを必ず入れて欲しいとリクエストしたと・・・・! 何という素晴らしいリクエストだ! この椙山さんのお蔭であの名曲が世に生まれ出たといっても過言ではないじゃないですか!
ちなみにこの椙山さんはあの「すぎやまこういちさん」の妹さんです。
そして! 当時このレコードの録音には「海のトリトン後援会」メンバー5〜6人が立ち会ったとのこと。 トリトンファンクラブメンバーがこのレコード化のために署名運動や多方面への働きかけに奔走したと聞いていましたが、そこまでされていたとは。
ちなみに「ライナー・ノーツ」(曲目解説) これはすべてファンクラブの方が有志で書かれたのですが、当時の解説書最後には 『トリトンファンクラブ有志』と載せたのだけど、後で「私たちの正式名称は「海のトリトン後援会」です、とあとで怒られたと語ってらっしゃいます(笑)
ずっと音楽を聴いていますが、色んなシーンが頭に浮かんできます。 やはりいつもラストに流れていた【エピローグ〜新たなる旅立ち】は胸にジーンときます。 特に最終話は超どんでん返しなストーリーでしたので、ただただ泣けるというか・・・・・。
あのあと、トリトンはどんな気持ちで生きて行くんだろう、とかあれこれ考え始めると本当に切ないです。
普通、敵の本拠地に乗り込んだ主人公はラスボスを倒して一件落着!となるのがあの頃のアニメのお約束。 でも「海のトリトン」は違った。 敵の本拠地に乗り込んだら、目の前にはたくさんのポセイドン族の人々(普通の人間)の遺体。 特に赤ちゃん?を抱いたまま亡くなってるお母さんの姿とかは正視に堪えない。
「トリトン族の方が悪だった」という事実を聞かされたトリトン。
「ポセイドンは海の悪者」と言う名目で戦い続けていたトリトン。 けれどそのポセイドン族を最終話で一瞬にして死なせた(滅ぼした)その張本人がトリトンだったという事実。(直接、トリトンが手を下したのではなく、トリトンが本拠地に入ったことによって全滅したということ。これにはトリトンが持つオリハルコンの剣に原因があります) 今まで出会い戦って来たポセイドン族は皆、怪物の様な姿かたちをしていたのですが、本当のポセイドン族は見た目はごく普通な人間、トリトン族と同じいでたちでした。
たくさんの遺体が海中を漂っている光景を呆然と見つめていたトリトン。 あの光景を知っているのはトリトンだけなんですよね。 トリトン族は悪だった、と言う説明(絶滅した後、ポセイドン族の長老の亡骸から自動的に流れる音声システム?みたいなやつ。)を聞いたのも彼一人だけ。
待ってる仲間たちのところに戻ったトリトンは、みんなにどう説明するんだろう? あの歳であんな光景見ちゃったら、一生トラウマというかPTSDが残ると思うし何と言っても罪悪感に苛まれるのは必至。 彼は一生をかけて償っていくのだろうか? (ポセイドン族だってトリトン族を滅ぼしましたが)
・・・・・・・・・・・・・
切ない。
「戦いが終わって海に平和が訪れたゾ?やったぁ♪」
で終わらせない冨野監督! うん・・・・・ほんと、皆殺し冨野ここにあり!はトリトンからが始まりでした。 「やられたからやり返す」 復讐の連鎖の浅はかさをラストで突きつけられた訳なのですが、現代でもそんなことやってる国、あるよね。 深すぎるわ。海のトリトン。
でもどうか。 トリトン一人がその荷を背負い続けることのないように・・・・とただただ願います。
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