kawaiiとこどり…
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| 2009年11月04日(水) |
「THIS IS IT」…今頃up! |
言わずと知れた先ごろ急逝したマイケル・ジャクソンの遺作となってしまったドキュメンタリー映画。 このロンドン公演のリハーサル映像が残っていて、期間限定上映されると報道されたとき、 もちろんプライベートな映像なんだし、どのくらいのものなのかなあ…と正直そんなに期待はしていなかった。
亡くなったときものすごく喪失感に囚われて実家からガラガラとマイケル関連のものを持ってきたけど そのほとんどがレコードやカセットだったので(苦笑)、今の家では聞くこともできないんだ…としみじみコレクションを眺めた。
結局持ってるのと同じタイトルのCDやらをレンタルしてきたり、あれこれ買ったりしたけど それはマイケルがもうこの世にはいないってことを改めて実感してしまう結果になっただけ。
映画鑑賞友達(仕事仲間で非迷…)が、ここんとこぜーーーんぜん覇気が無い私を引っ張り出してくれた。 当日行ったのは近場のシネコン。 結構人が多く入る大スクリーンの8割方がお客で埋まっていた。 見れば自分と同年代…から少し上のご夫婦や、女性のグループが大半。
いよいよ上映が始まって・・・・ 本当にものの数分で涙目に(笑) マイケルはまだ登場してないのに。
それは、ロンドン公演のオーディションに合格してステージに立てることになったダンサーやバックコーラスやらが 自分が今どんなにか幸せで、この公演にどんなにか賭けているのか、をひとりひとりにインタビューして回った映像。 スゴイ肉体のダンサーが子供みたいに涙いっぱいに言葉を詰まらせて、 マイケルへの感謝の気持ちを話す部分では、彼らの持ちがビシビシ伝わってきてホントにホントに泣けた。
ここ何年も、マイケルのことを知ろうとも思わなかった…醜聞しか聞こえてこないし。 年とともにどんどん表情が無くなり、いつも悲しさがつまったような顔にしか見えなかったし。
それが、この映画の中のマイケルは違った。 踊って歌ってのあの80年代のマイケルだった。 ステージをこよなく愛し、真剣な表情ながらも楽しんでるあのマイケルだった。
ソロギターの伴奏に歌い終わったが何か納得いかない。 ギターも恐る恐る何度もパートを繰り返す。 静かにダメ出しをする… 結果、ギターのコード進行の和音の中の一つの音がマイケルの思うのと違ったことが判明。 重なり合う音のたったひとつの違いに違和感を覚え、完璧に仕上げようとするマイケル。
大きな舞台装置の小さな動きも完璧に頭に入れて、自分の動きと必ず合わせてみる。 小さな装置も目配りひとつ怠りなく、ひとつひとつ丁寧に自分の意見を伝えるマイケル。 舞台下からポン!シュタ!って飛び出してくるあれ…ヴァネがソロコンでよくやるヤツ、 仔もこの前のスーコンでVIC機長の時に使ってた…あの装置は「トースター」って言うのも初めて知った。 そんな小さな仕掛けにも入念に目を通すところはさすが。
バンドやダンサーへの的確な指示、 ソロパートを受け持つ演奏者(おそらくかなり緊張していた?)への「君は最高だ、ここは君の見せ場だよ」と語りかける心配り。 イカツイ初老の舞台監督とのちょっとした意見の相違。 そのひとつひとつの場面がとても緊張感がありそしてそれはとても「心地よい」。
マイケルのひとことひとことを聞き漏らすまいと大きなホールが「しん…」となる瞬間は マイケルがこのステージ上の「KING」であることを思い知らされた瞬間でもある。
「KING」というと独裁者のイメージがあって好きじゃなかったけど 「KING マイケル」はステージを一緒に作り上げるスタッフ・出演者皆に慕われ尊敬され、 指示をを待つ人たちに静かに言葉を投げかける・・・・そんな、このステージの統治者。
マイケルが静かにダメ出しするとき、こう言ってた。 「怒ってるんじゃないよ、愛してる。」(日本語にしにくい…苦笑)
その言葉に身がよじれるほど感動した。 マイケルは「King of Pops」だけじゃなく本物の「KING」なんだ。

この公演が行われていたら、このバックステージ映像は DVD本編のおまけ程度にくっついていただけだったかもしれない。 それが皮肉にもこんな形ですっかり全編見ることができようとは…悲
子供の習い事の鬼指導者が常日頃言うことば。 「いいステージには、その何百倍もの時間をかけたリハが絶対必要」と。
連れ出してくれた友人へ…謝謝
うぇん
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