見上げればそこには桜 - 2011年04月09日(土) 指先であのひとを感じながら 夜道を歩いた。 見上げた桜の花は 今までの人生で見た中で一番綺麗で 綺麗すぎて 胸が痛む程 そして少しくらくらした。 もっと綺麗なものを一緒に見たいと思うのは どうしてだろう。 この世の中の綺麗なものをあのひとと一緒に並んで たくさんたくさん見たいと思う。 ほんとうは。 ほんとうは、私の心はもう答えを出しているんだろうと 思ったりする。 でもそれに従うかどうかはまた別だ。 こんなにも桜が綺麗に見えたことだとか あのひとと、たくさん綺麗なものを見たい気持ちだとか こんなことですら、あのひとには素直に言えない。 言ってしまえない。 そういう一つ一つの壁が息苦しい。 全てのことは私が招いたこと。 だから私自身が決着をつけなければならないのは分かっている。 でも、どのタイミングで? どんな形で? 一度は決着をつけたつもりで、 いつの間にかまたこの場所に戻ってきてしまった。 この自分の気持ちをいくらごまかしても またここへ戻ってきてしまうような気がしている。 ...
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