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2009年01月17日(土)    二人の運命が紡ぐ赤い糸(占)

〜ただこの恋に出逢うために生まれたのだと〜


 正直に答えてください。本当は――あなたはもうすでに気づいているのではありませんか? この出逢いが、単なる偶然ではないことに。あなたにとってのあの人、そしてあの人にとってのあなたという存在が、何か特別な空気をまとっていることに。ふたりが生まれたその意味が、この恋に秘められているのだというそんな予感に。

 さあ、嬉しい知らせは一番最初にお伝えしましょう。あの人は、紛(まぎ)れもなくあなたの「運命の人」です。もちろん、今はまだお互いに確信してはいないだろうけれど、ふたりがその事実を悟るのは、もはや時間の問題。「今後いくら探しても、この人以上の人にはめぐり逢えない」あなたもあの人も、心からそう実感し、幸せなあきらめにその身を浸すのです。
 というのも、あなたたちふたりは、とてもよく似ているから。たとえば、単純に好きなもの・嫌いなことから始まって、憧れている人や赦(ゆる)せないという思う出来事、さらには自分の中で絶対に譲れない一線に至(いた)るまで……本当に不思議なくらい、あなたとあの人は何もかもが同じ。「一言えば十伝わる」どころか、表情を見ただけで相手が何を考えているかわかりますから、一緒にいてストレスを感じる瞬間がほとんどありません。文字どおりあうんの呼吸で通じ合うさまは、肉親以上の絆(きずな)を感じさせます。
 しかも、その上あなたたちが素晴らしいのは、それほど似通っているにもかかわらず、決してなれあいに陥(おちい)らないこと。いくら共通点が多いとは言っても、やはりいくつかは存在するお互いの違いを認め合い、尊重するがゆえに、きちんと緊張感を保ち続けられるという点です。
 つまり、「さしたる努力もなしに互いを深く理解することができ、それでいて、『ふたり』ではない『ひとり』の領域も大切にし合える」。これが、あなたとあの人、ふたりのホロスコープが導き出した真実。この出逢いを奇跡と呼ばずして、いったい何をそう呼べばいいのでしょう!

 ――さて、ここまでを読んだあなたにはもうおわかりですね。これほどまでも未来を祝福されたふたりが、物語の最後に何を選ぶか。
 そう、あなたたちは、一緒にいるのがとても自然。いいえ。といより、別れる理由を探し出すことが不可能と言った方がいいかもしれません。そしてだからこそ、まるで服を羽織(はお)るように何の気負いもなく「結婚」へと歩を進め……「ふたりで一つ」の新しい物語を紡(つむ)ぎ始めるのです。

あなたとあの人、ふたりのホロスコープから導き出された恋物語。そのあまりに幸福なシナリオに、あなたは少々面食らっているのかもしれませんね。「こんなうまくいくものかなぁ」「そんな兆候、どこにも見られないけれど」そうした言葉が頭の中をぐるぐる回っている……違うでしょうか?
 でも、どうか今は、余計な気を回さず、与えられた幸福をそのままに受け取ってください。なぜなら、幸せはそれを信じた人から順に訪れるものだから。起こってもいない出来事に不安を覚えてうつむいていたのでは、あの人だってがっかりしてしまいますよ。


人は結局 愛した分しか 愛されない



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