時計の針が戻るなら
マサミ



 救われる

Sさんは、何度も私に救われて
支えて貰ったって言うけど

本当はいつも支えてもらってるのは
私の方で
いつも救われる気持ちになる。


昨日も、絶縁状態の父親の手術の日で
8時間の手術の後
ICUに入り
ICUに入っている間
待合室で待機しててくださいって言われた。


一体いつまで
この空間にいなきゃいけないんだろう?
とか悶々と考えてしまったけど


Sさんが、私とメールするために
仕事しながら夜中まで家に帰らないでくれた。


「マサちゃんの不安を、少しでも受け止めてあげたいよ。」

って言ってくれて

結局0時過ぎまで、会社に残ってくれた。



手術の前、病院に向かう時も
会社から病院まで


「私の事、つかって。送って行くから」

って言って病院まで送ってくれた。


不安だった私の顔を見て
ずっと手を握ってくれたSさん。



こんな時でも、病院に行っても
父親の顔を見ることが出来ない私は
冷たい人間だなって思ったけど

Sさんは
「私も似たような気持ちだったから。」
って、メールでずっと励ましてくれた。



会いたいなって思ってたら


「マサちゃんを早く抱きしめたい。
 私だけのマサちゃんでいて欲しい。
 私は可笑しいね。(苦笑)」


って、メールが来て
なんか凄くホッとした。



ありがとう。
こんな時だからこそ
とっても救われたよ。




2009年06月02日(火)
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