僕らが旅に出る理由
DiaryINDEXbacknext


2015年09月21日(月) ある日突然

もう自分を責めるのはいいか、と思った。
ある日突然といったけど、あれから10年くらい過ぎたから、一応の区切りといってもいいのかも。

「一生、十字架を背負っていくんやね」
と、友達に言われたことがあった。
その時はその言葉が、とても重く思えた。

しばらくして、その言葉を真剣に受け止めて暮らしている自分に気づいた。
ちょっと違うかも。真剣に受け止めて生きて行くにはどうしたらいいのかを、自分に問い続けた時期があった、というべきかな。
苦しい時期だった。期待が持てないまま不妊治療とかもしてたので、精神的にはかなりダメージのきつかった時期だと思う。
とにかく、死ぬまで自分を責めることをやめてはいけないと思った。

でも、ある日、やめようと思った。我、豹変す。

自分を責め続けるっていうのもなんか、ナルシスティックよね、と言い出す自分が現れた。
もう、開き直って生きていけばいいじゃん、みたいな。
それが正しいことかどうか分からない。
逃げてるだけかも知れないし。
でも、正しいかそうでないか、とか、もうどうでもよくなった。

今でも、あの人の悪いところをあえて言おうと思わない。
でも、申し訳なく思う気持ちもかなり少なくなった。
自分を責めるのも、もうやめようと思う。

究極、キャラじゃないんだわ。責め続けるとか。

そう思う自分を、後ろめたく思わなくなった。
だからそれでいいと思う。
もう、自分は十分苦しんだ。それは、誰が判断できることでもないから、私が判断する。
私の判断なんて、一番アテにならないものだけど、でも、そうする。
もういいよ、自分。もうやめよう。よくやったよ。たぶん。

次のステージに行こう。


45 |MAIL

My追加