獅々丸の雑記帳
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2010年10月01日(金) アリエッティ

借りぐらしのアリエッティを観てきた。

公開直後からかなり辛辣な批評を多く目にしてきただけに少し心配ではあった
のだが、俺はポニョが好きだし。
そのポニョの作画を務めた方が監督だって言うので、観るのは決めてた。
本は宮崎さんが書いてるしね。

でね。

俺はすごーく感動したなぁ。宮崎さんのああいう作品はやっぱいいわ。
エンディング近しの頃から終劇までちょっとの間グッときちゃったよ。

ということで、俺にとってはアリエッティはとても良いジブリ作品!

『話に中身がない』とか『なにを伝えたいのかわからない』って感想を見たけ
ど、俺からするともののけ姫やトトロと同じ分野の作品だと思えた。ナウシカ
や平成狸合戦とも近い。

・何かひとつ心を打つ出来事があれば人は強くなれるということ。
・異世界の住人はやっぱりいるんだ(絶滅してない)ということ。
・そのためにはどうしても自然が必要不可欠だってこと。

俺はそういうことをもののけ姫やトトロとかに感じるだけど、アリエッティも
違わずそんな要素がぎっしり詰まった作品だったなぁ。

どうだろうか?男女関係なく宮崎さんの書くメルヘンチックでノスタルジック
な脚本が好きな人は気に入るんじゃないかな。
また、あの若い監督さん、よほどジブリが好きと見え、いろんなとこに今まで
の作品のオマージュというかパロディというか、があって、そんなとこも楽し
めた。



あー、あとね。
確実に映画館で観るべき作品でしたな。

というのは、『音』に関して結構演出を拘ったみたいで、『人間に聞こえてる』
音と『小人に聞こえてる』音をかなり意識して別モノとしてるんです。

で、当然『小人に聞こえてる』音で進む場面では小人がメインな訳ですが、そ
の時に俺もより『小人となって』スクリーンに映る映像を観ないと感動が違う
訳さ。
それには、映画館のスクリーンというデカさが必要です。
デカいスクリーンに映る物はまさに小人となった俺が見た物になるんですよ。
もちろんテレビ放映時でも音の違いには気付くだろうけど、己がアリエッティ
と同じ大きさになったと感じることはまず無理です。

そういう意味で映画館で観るのと観ないのとじゃ大違いな演出を施されてた映
画でした。



総纏めするとですね。

俺ね、家を鉄筋コンクリートで作っちゃったの。
観劇した日ほどそれを悔やんだことはないね。^^ゞ
(ネタバレするので詳しくは書きませんが、観れば分かります。)

そういう映画でした。



そんな感想を喋ったら。

『そういうふうに思えるってピュアだよね。素敵だな〜って思うよ。』
と言われた。

ピュアなの?俺が?それはねーな。(笑)
素敵と言われるのは嬉しいけど、普通はそんな風に思ったりしないのかな。

ほら、クリスマスにサンタ用に暖炉にお菓子を置いたり外国ではするでしょ。
日本でも神様へのお供えはごく普通にするよね。

アリエッティの種族も同じさ。いると思えばいる。

で、いるなら俺の家に住んで欲しいなぁ…って、そんな単純な想いなんだけど。

もし我が家が木造住宅だったら、ちょっとした仕掛けを作ったりしたかもなぁ
…なんて思うのですよ。


俺はガキの頃から『自然』と触れて育ってるし、人間以外の生き物…それは動
物以外の妖精やなんやってのも含めて『存在する』と信じて育ってきてるから。
アリエッティの存在を素直に受け入れられるのは、多分そういった考え方が関
係してるんだと思うのだけれど。

犬でも猫でも妖精や妖怪でも、人間以外の生き物がいる方が楽しいさ!
しかも、いると信じさえすればいるんだもん。
ここは信じない手はないでしょ。ね。


俺は楽しいことが好きなのよ。空想好きだし。

考えるだけで楽しくなれるなら、目に見えないものの存在を信じることなんて
簡単さ。


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