獅々丸の雑記帳
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2010年08月23日(月) ビオトープ

我が家の目の前の水溜り。
ザリの育つ水溜り。



ここは、水溜りって書いているけど実際は湧き水の溜まり。

昔、ここらは田んぼで、今は田んぼは埋められて畑や荒地になっているけれど、
田んぼだった時の畦水だけがL字型に埋められずに残った。
L字の右端で水が湧き、左へ流れ、上方向ある川に流れ込む。
そのL字の丁度角となってる部分が『ザリの育つ水溜り』だ。
ただ、田んぼの畦水として使われてはいないので畦は崩れ水路は年々泥で埋ま
り細くなり。
特に道路に即したL字で言うと横棒部分は通りかかる人の捨てるゴミで油が浮
くような酷い有様。

そのせいでとても水が流れているようには見えず、俺の表現も『水溜り』な訳。


ところが。
今年に入って、この…なんて呼ぼうか…畦水とするか…畦水を綺麗にしようと
する人が現れた。
その数、2人だという人もいれば、3人だという人もいる。
ただ、その方たちが一緒に取組んでいる訳ではどうやらなさそうなのだ。
俺はお一方だけ存じ上げてて、多分その人が一番の功労者だと確信してる。
足を踏み入れるのを躊躇う油の浮いたヘドロ水にまみれになりながらゴミを拾
い出した人。


これがつい先日の風景。







暑い日が続くので朝方に作業をして、日中はこうやってゴミを乾かし、日が落
ちる頃にゴミの回収に来てる(らしい)。
つまり、作業をしてる場面に余り出くわさないのだ。

それにしても酷いゴミ。
これでもう10回近くの清掃にも関わらず、まだこれだけのゴミが埋もれていた
んだな。


そして。
今年に入ってからの幾度の清掃&治水(本当は治水でも利水でもないと思うけ
ど、あえて治水と書きます)工事で、畦水はこんな風に蘇ってます。

さっきの写真から。



この写真右上部分が水が湧いてる場所です。手前に向かって緩く流れてきます。

中央部の草むらに寄ってみますね。



なにやらコンクリートの板がたくさん立てて埋められています。
ここで大きなゴミの流入を止めるのと、どうも堰っぽい仕掛けにして水流の速
さを変えてるような気もします。

このコンクリート板の治水先にはこんなスペースがあります。



寄って見ます。



これは濾過装置なんでしょうか?
俺には良く分かりません。すみません。
見ようによってはこの部分で魚でも飼育するのか?とも思える場所です。

ここを過ぎると畦水のメインな部分。



こう流れて。



流れは写真右下から入ります。
ここが『ザリの育つ水溜り』部分。

少し寄ってみます。



水がとっても透明なのが分かるでしょうか?

以前は中ほどは透明でも、岸あたりには変な物質が浮かんでいたりしたのです
が、とても綺麗な水溜りとなっています。
しかもちゃんと流れてます。


今年のザリは数が少ないです。
だって、たくさんが育つ時期に人間がザブザブ入ってきて掻き回され、幅も倍
ほどに広げられたのですから。
特に体の大きなザリは岸辺に穴を掘って棲んでましたから、たくさんが死んで
しまったでしょう。

それでもね。
ザリしか棲めないような悪い水質を良くして貰えて、また繁殖して増えるだけ
の子ザリはいるのですから大丈夫。

誰かの放ったヒメダカが2・3匹泳いでます。
個人的にはヒメダカはどうかと思うけど、元々魚の棲めた場所ではなかったの
で、棲みつくのならなんでも良いのかもしれません。

綺麗な水辺が出来たお陰で、今年はトンボや蝶がたくさん飛んできます。


ジーっと覗いていたら。

岸近くにカエルがいました。
子供の頃に良く見た風景。双方なんとなく緊張する対面。(笑)
ギリギリの線を破って近付いた途端、対岸へ去っていってしまった。
あれはきっとアカガエル。

カエルに釣られて水辺に来た俺がザリの様子を探っていると……。
水中に珍しい動きが。

虫だ。
甲虫が水の中にいる!
最初はガムシかと思ったが、ガムシにしちゃ小さいし、泳ぎも達者。
後ろ肢だけで泳いでるし!
こりゃ、マメゲンゴロウかもしれないぞ。


群がるトンボが卵を産みつけて育ってくれればヤゴも見れるかも。

実はここにはカワニナが棲み付いているので、これは夢の夢だけど、またホタ
ルが育つような環境になるかもしれない。

ホタルだけじゃない。

ミズカマキリ。

タイコウチ。

クチボソ。

タナゴまでいたんだ。

ここにはなーんでもいた。


我が家の庭には蟻地獄はいつもいたし、オケラもコメツキムシも普通に庭で出
会えた。

山に少し入ればタマムシにだって会えた。


失った、と思っていたのに。。。

自分達の手で復活させるなんてことも出来るんでしょうか。。。


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