獅々丸の雑記帳
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2010年04月07日(水) その仔、誰の仔?

埼玉県飯能市で犬猫の死体が約100匹見つかった事件。
場所はここらの走り好きなら皆知ってる正丸峠の崖下だと。

容疑者はすでに捕まっている。
10年ほど前からペットの葬儀業を営んでる男だってさ。

葬儀は10分程度で、料金は3万円ほど。
電話帳の広告には
「御引き取りから納骨・霊園まで」
「火葬5000円〜」
「火葬炉完備」
と記されていた、と。

最近、この手の葬儀業者はトラブルが多いよね。移動葬儀社とかさ。

こういう事件が起こると、現に今朝のニュースで聞いた言葉なんだが。
『ペットは家族』『信頼して葬儀を出して貰ってるのに』とかなんとか。

こういう談話を聞くと『そうだよな、酷いよな、その業者』とか普通なるんだ
ろうが、俺は余りそう思わんのよね。

家族が死んでさ、その葬儀を他人任せにする人ってどうなの?

って、俺はいつもいつもそう感じてしまう。

もちろんね、仕事の関係で葬儀に出れなかったってことはあるだろう。
けどさ、その場合も残った家族の誰かしら、というか、自分を除く皆で葬儀は
執り行われてるのが普通じゃね?

うちも動物は色々飼ってる。
飼ってるから死んだ仔もたくさんいる。
けど、庭に埋めるにしろ、葬儀場で焼くにしろ、丸っきりの他人任せにしたこ
となんて1度もねーよ。

トラブルが起きるような業者が生き残れる環境を与えてるのは誰なのさ?

犬だって猫だって、老衰でも病気でも最期は手間も時間も金もかかるもんだよ。
そうやってかけてきた手間や時間や金を死んでしまったら1日も提供してあげ
られないの?
色々事情はあるんだろうが、なんか……なんかオカシクね?
俺は納得いかないねぇ。

今回、警察は2日かけて死体や骨など約660kgを回収したんだと。
で、この回収物の中から住所が書かれた『布類』を見つけ飼い主を割り出して、
葬儀を依頼したはずの容疑者に行き着いた訳さ。
布類……洋服かな。
可哀想に。


崖下に放っぽり投げられて朽ちていった物言わぬ瞳ら。


『なんでこんな風に扱われるんだ?』って怨んだとしたら……。

       怨まれるのは誰かねぇ。


違う表現にしようか。


『なんでこんなとこに捨てられたの?』って助けを求めるとしたら……。

     一体、誰に助けを求めるのかねぇ?


心無い業者か??
違うねぇ。
だってその仔等は業者なんかと繋がっちゃいないもの。
彼等の繋がりは飼い主としかないんだよ!


動物を飼育するってことは、自分がその飼育動物の『世界』になるっつーこと
です。
彼らにとっては飼い主が『世界』=『全て』です。
飼育動物が死んだ後も飼い主がその『世界』を無下に閉じたりしなければ、こ
んなムカつく事件なんて起きないはずだと、俺はそう思います。

つかさ、『家族』とか言って可愛がってんだろ!
じゃぁ、『最期の最後』まで『家族』として扱ってやったらいーじゃん!!

って話です。


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