獅々丸の雑記帳
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2009年12月03日(木) 凄い保健所があったもんだ。

昨晩のニュースで見た熊本市の保健所。

持ち込まれたりした迷い犬、迷い猫の殺処分ゼロを目指してるとのことだった。

理想の話じゃない、現に昨年は1年間に150数匹、今年は10月時点までで
たった4匹しか殺処分をしていない、とのこと。

基本姿勢は『引取拒否』なようだ。
法律と道徳とを説明し、譲渡先を自分の力で見つけるよう説得。もちろん譲渡
広告を出す方法を詳しく教えフォロー付きで。

近隣から問題視される飼い主があれば、問題のある飼い主宅に訪問し、根気良
く説得を試みる。

保護犬・猫は見つかるまで保健所(愛護センター)で里親探しをしていて、ま
るでペット屋さん状態。

それでも施設員さん達の顔は穏やかで自信に満ちて見えた。



二酸化炭素による窒息死をさせる処分室はもう数年一度も使っていないとのこ
と。
二酸化炭素注入のスイッチを押して暫くすると、犬達がカリカリと床を掻き毟
る音がしたんだそうだ。
その音が耳から離れない。二度と聞きたくない。ってその係員さんは言ってい
た。

処分する頭数が減ったから1頭当たりの処分費をかけられるようになって、薬
剤を注射する安楽死を施してあげることが出来るんだってさ。

処分する頭数が減ったから時間にも余裕が出来て、里親探しも出来るし、手が
掛かるって理由で真っ先に処分されることが多い仔犬の面倒をみることが出来
るんだと。


センターの獣医師がインタビューに応えて『怒らせたら元も子もない。こちら
の説得を聞いて貰えるような話し方が重要だ』って趣旨のことを話してた。

犬猫を好きで殺してる訳じゃなく、守りたいのだ。

彼らの素晴らしい活動を支えてるのは、物凄くシンプルな情熱だと感じた。



そんな熊本市のHPを見てみるとトップページの新着情報に『迷い犬を保護し
ています』とある。
クリックしていけば写真入の詳細まで辿れる。

残念ながら我がマッドシティのHPではそんな内容は探せなかった。

熊本市の市政そのものが力を注いでるってことだな。


だが、熊本市にやれて、他市やれない理由はないだろう。


正直無理だと思っていたことを、現実のものとしてしまった保健所に感動した
よ。


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