獅々丸の雑記帳
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| 2009年10月12日(月) |
sonoINOCHI、darenomono? |
飼われてた2匹の犬が敷地内で4歳児を噛んでしまう事件が起きた。 4歳児は残念ながら亡くなってしまったが。
今回の事件の犯人とされてるのは秋田犬とロットワイラー。 共に大型犬。 4歳児はもちろん、本気になれば大人でさえ噛み殺すことが出来る犬種だな。
犬は人語を話さないから、なぜこのようなことになってしまったのは分からな いだろうけど、普通に考えて大型犬がいる犬舎に子供を入れたのが俺は間違い だったと思う。 報道では『犬は放し飼い』とあったが、見てみると敷地のぐるりを柵で囲った 大層な設備で、俺はこれを『放し飼い』とは呼ばない。
言わば、敷地全部が大きな『犬舎』だ。
実際は、夜間はさらに用意された柵内に犬を収容していたらしいし。 近所の方へのインタビューでもこの飼い犬たちに不安を感じたことがある様子 はなかった。 (報道的には『普段から怖い』といった談の方が嬉しいだろうから、それがな いってことは本当に安全だったのだろう。)
ちなみに。 事件は福岡で起こったので『福岡県動物の愛護及び管理に関する条例』を見て みる。
(飼い犬のけい留義務等) 第五条 犬の飼い主は、飼い犬を常にけい留しておかなければならない。
ここに『けい留』とありますね。けい留とは『繋留』と書くんですが、読み難 いのか平仮名で表示されることが多い。 それか『繋ぎ留める』と書くので、もろに『鎖』を連想しやすいためわざと平 仮名を使っているのかも知れませんが。
では、この『けい留』を同じ条例内でどう定義されてるか見てみると。
(定義) 第二条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定め るところによる。
四 けい留 人に危害を加え、かつ、逃げるおそれがないようにさく、おりその他の囲いの 中で動物を飼養し、又は鎖等で固定的な物につないでおくことをいう。
とあった。 この場合の『人に危害を加え』は後ろの文に係っているので、曲解はしないよ うに!
つまり、鎖等で繋いでおくことは必須事項ではない、ということ。
写真で見た限りの施設・近所の方の談からして、この犬の飼い主に条例違反が あったとは俺は判断出来ないねぇ。
ロットワイラーの方は以前敷地内に入ってきた狸を襲ったことがあるらしいが、 その行為がこの犬の残虐性を表すものでは決してなく、犬ならそんなことはご く当り前な事柄の範疇に数えてよいことだし。
秋田犬とロットワイラーは保健所へ移された。
映像では明らかに脅えている2匹の姿が映し出されていた。 1度事故を起こした犬は『危険犬』と判断される。 気の毒で可哀想。
普段は『人類もその他の動植物も同じ命!』なんて声高に唱えたりする風潮も あったりするのに、彼らは『殺処分』となってしまうのか。
こう言っちゃなんだが、人が4歳児を過失(殺意が有ったと立証出来ない)で 殺してしまった場合、まず『死刑』にはならない。 更正の余地ありと手厚く擁護される。
しかも、犬の場合は知能があると言っても人間の成人には程遠く、子供程度で あるとの判断が正しいだろう。 ならば、今回の事件は未成年が起こした事件となり、益々『死刑』は有り得な い。
不幸なことに、1つの命が失われてしまった。 それは紛れもない事実。
しかし、今、そのことに関連してさらに2つの命が失われようとしている。
失われた1つが尊くないとは言わないが、安易に3つに増やすことは間違いで はないのか?
本当に罰せられて当然なのは、この犬たちなんだろうか?
そんな気持ちで一杯の週明け。
※今回、飼い主さんの心情は意図して省いた雑記なり。 週末にしか使わない場所での飼育犬(飼育は常駐で世話人を置いていたようで、 放置では決してない)に対して、コミュニケーションという意での『愛情』が 如何程であったかを慮れないからです。 ただ。 普通に考えれば、適切な飼育上で起きた事件であり、このことで2匹もの愛犬 を失うことになれば飼い主さんにとっては降って湧いた不幸でしょうな。
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