獅々丸の雑記帳
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2008年12月04日(木) 身近な不況

世話になっているロドスタ屋が営業を辞めた。

先日、用を作って訪ねたんだが広いとは言えない敷地内にギッシリと詰まって
いたはずのロードスターが1台もなかった。

ここはね、昔は外車専門で営業してて、数年前にガムシャラな半生を顧みたの
か社長が『好きなクルマだけでやってみよう』と創められたお店。
社長が好きなロードスターでもNA型しか扱わなかった中古車屋。
知り合った時は俺は既に暁号のオーナーであったため車両を購入したことは無
いが、部品をいくつも譲って頂いていた店だ。


ガソリンの高騰からだって。
在庫車の回転が止まるばかりか、買取依頼ばかりが続いたらしい。
俺の愛するロードスターなんて、所詮一般な人にゃファーストカーになり得な
いってことさ。
それが悲しい事実。

『バブルが弾けた時でもこれほどの危機感はなかった。』
『多分、この動きは来年まで続くよ。』と。
『借金が返せなくて潰れるより、借金を清算できる今が引き際かな。』って。

社長、去年椎間板を痛めちゃってましてね、それも今回の撤退理由のひとつら
しい。
個人ブローカーとしては続けていくけど、店は持たずにやるって。


整備スペースには売り捌いてる最中のロドのパーツが数点。
その中から今回俺が買えた物は大した助けにもならない金額のものだった。

『そうだ、これ良かったら持ってってよ。あってもゴミになっちゃうし。』
とケースごと持たせてくれたショートパーツの数々。

買った物の倍以上の価値はあるっすよ、社長……。

なんか上手いことが言えなくてさ…『また!』とだけ力一杯挨拶して別れた。


社長にはまだ夢がある。

『もし、またロードスターをやれたら、今度は屋根付きの6台も入れば充分な
ガレージでやろうと思ってる。』

俺はこの言葉を信じてます。

だってさ、別れ際に社長こう言ったんだ。

『実はさ、明日最後の3台を売りに出すんだけどやっぱり一番程度の良かった
RSリミテッドを引き上げて俺が乗ろうと思ってんだ。』って。


あん時の悪戯っ子のような目。

あれは夢見人の目だ。


復活、『期待して』待ってます。

有難うございました!


獅々丸 拝


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